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きまぐれな日々

いやあ、ものすごい小沢フィーバーだ。

何がって、ネットの小沢一郎狂熱のすごさは、ちょっと信じられないほどだ。

5年前、耐震偽装事件とライブドア事件で売り出して天下の立花隆にも取り上げられたカリスマブロガーも、反小泉運動で名を売った某有名ブロガーも、反安倍晋三運動の中核となったブロガーたちも、人を「海棠」呼ばわりするのが好きな、私が「極左冒険主義」の生き残りだとばかり思っていた布引の滝(?)のおっさんも、みんなみんな小沢一郎をマンセーしてるじゃないか!!!

植草一秀センセもさぞご満悦だろう。

最近は魚住昭、江川紹子、池田香代子といったリアルの文化人たちにも、広く感染が観察される。魚住昭など、つい4, 5年前には「朝日新聞の民主党化」を批判していたはずなのに、ご自身が「民主党(右派)化」しておられる。共同通信の先輩・辺見庸には、現在の魚住の姿がどのように映っているだろうか。現在の魚住昭は、辺見庸には「鵺(ぬえ)のような全体主義」の体現者にしか見えないのではなかろうか。

私は、小沢一郎だろうが菅直人だろうが谷垣禎一だろうが福島瑞穂だろうが志位和夫だろうが批判すべきは批判し、評価すべきは評価することをモットーにしている。安倍晋三、平沼赳夫、城内実ら一部の政治家に対しては激しい嫌悪感を抑えられないが、それは彼らが極端に過ぎるせいもある。

民主党代表選での、菅直人・小沢一郎両候補の論戦にあたっても、両者の主張で気になった点を批判している。当ブログや『kojitakenの日記』で、小沢一郎の批判ばかりが目立つのは、従来小沢一郎が自らの主張をあまりアピールしてこなかったからだ。ここにきて小沢一郎の政策が明らかになってきたので、批判を加えている次第である。

さて、今日は臨時エントリである。なぜ普段は更新しない水曜日にブログを更新するかというと、前回のエントリに「わど」さんと仰る方からいただいたコメントを受けて書いた『kojitakenの日記』の記事について、当のわどさんから下記のリクエストをいただいたからだ。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1106.html#comment10124

kojitakenさん、こんばんは。

ふつーこんなコメントはダメなんですが、ハテナの記事「小沢一郎の主張は本当に『社会民主主義的』なのか?」をこちらのFC2ブロウのほうにもアップしていただけませんか。
どういうわけか、PCを替えたからか、ハテナにログインできなくなって、自然、コメントもできなくなりました。
タクシー運転手のおれなんかとお話しても、どうという参考にはならないかもしれませんが、あるいはB層、白痴と呼ばれる貧乏人の一部の気持ちはお伝えできる可能性もなきはないです。

2010.09.07 18:43 わど


このコメントを読んだ時、わどさんのリクエストには是非応えなければならないと思った。特に、「タクシー運転手のおれなんかとお話しても、どうという参考にはならないかもしれませんが」というくだりが気になった。そんなことを言ってはいけない。このブログだって、政治・経済のど素人である一市民が運営しているブログなのだ。開設から4年半近くが経って、ずいぶんと生意気なことを書くようにもなったが、素人の意見発信であることには変わりない。

前置きが長くなったが、わどさんのリクエストにお答えして、『kojitakenの日記』に公開したエントリを、こちらに再録する。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100907/1283816503

小沢一郎の主張は本当に「社会民主主義的」なのか?

民主党代表選だが、菅直人、小沢一郎両候補の接戦が伝えられている。私には、小沢一郎の勢いが伸び悩んでいるように見える。

それは、一つには山岡賢次、松木謙公、森裕子ら「武闘派」の取り巻きや、「小沢先生が日本を正しい方向へ導いて下さいます」などと口走る信者系国会議員が小沢一郎にマイナスイメージを与えていることが影響しているだろう。それなら小沢一郎陣営は、著名人が応援していることをPRすれば良いと思うが、ネットで調べてみたところ、小沢一郎を応援すると公言している著名人の主張にはろくなものがない。たいていの著名人は、菅を応援するでも小沢を応援するでもない立場をとっているが、そりゃそうだろう。あんなしょぼい論戦では、どちらも応援するわけにはいかないと思うのが普通だ。

小沢一郎を応援する著名人の典型例が魚住昭である。日刊ゲンダイに魚住が載せた記事のコピペが出回っているが、菅直人の政策は新自由主義だが、小沢一郎の政策は極端に言えば社会民主主義だ、などと言っている。

果たして社会民主主義者が「所得税・住民税の大幅減税」など言い出すだろうかと魚住昭には聞いてみたいが、「小沢信者」と化した魚住昭には、何も答えられないだろう。

菅直人の消費税増税論を批判する小沢一郎が、財源捻出の手段として「一括交付金」を持ち出したことにも、私は疑問を感じたが、「きまぐれな日々」でそのことに触れても、小沢信者から下記のコメントが返ってきただけだった。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1106.html#comment10111

kojitakenさんの小沢批判にも、すこしデリカシーに欠ける傾向はありませんか(笑)。たとえば地方交付税の問題では、ひもつきの補助金のように使途を限定されなければ、無駄がはぶかれ、もうすこし地方行政はやりやすくなると首長たちは考えてきたようです。


言うに事欠いて、「デリカシーに欠ける」とはね。大いに笑わせていただいた。もう少し小沢一郎大先生の意図を「ソンタク」せよとでも仰りたいのだろうか?

それはともかく、このコメントで問題なのは、ひもつきの補助金を一括交付金にする際、小沢一郎が金額を3?4割カットする意図をテレビであからさまにしゃべったことを無視している点にある。

そりゃ、使途を限定されなければ、無駄を省ける分だけ地方行政はやりやすくなるに決まっている。だがそれは、金額が削減されなければの話だ。

小沢一郎が言うように、金額を3?4割もカットしたらどうなるか。それこそ、小泉・竹中の「三位一体の改革」の再来ではないか。テレビで小沢一郎の話を聞きながらそう思ったし、実際菅直人は小泉・竹中の名前を出して、「(小泉・竹中同様の)福祉切り捨てにつながらないか」と突っ込んでいた。

小沢信者諸賢が大嫌いなマスゴミ・毎日新聞にもこの件を取り上げた記事が出ている。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100907ddm008010143000c.html

民主党代表選:小沢氏主張「一括交付金」 地方、補助金減を懸念

<分析>

 民主党代表選で、マニフェスト(政権公約)の実現を訴える小沢一郎前幹事長が、財源捻出(ねんしゅつ)をめぐり「補助金を一括交付金化すれば、現在の6、7割に減らせる」と打ち出したことが波紋を広げている。もともと一括交付金化は民主党が政権公約で掲げた方針だが、補助金を減額することについては地方自治体側が強く反発。菅直人首相も補助金で財源を捻出する手法には懐疑的で、代表選の主要な論戦テーマに浮上している。【坂井隆之、久田宏】

◇「財源捻出の手段」に反発 7割、削減困難な社会保障

 「私の近しい首長(註:岩手県知事を務める小沢一郎子飼いの達増拓也あたりを指すと思われる)に聞くと、本当に自由に使えるなら今の補助金総額の5割で十分やっていけるという話がある。補助金を全部自主財源として地方に交付するだけでも、かなり多くの財源が見込める」。小沢氏は菅首相との共同会見などで、再三にわたってこう主張し、独自の財源論を展開している。

 小沢氏は、補助金を支出するにあたって国が定める基準が地方の実情に合わず、過剰な設備や社会保障サービスが行われていると主張、一括交付金で地方の自主性に任せれば国の支出を大幅に減らせると説く。また、「中央がやれば大手企業が全部受注して、地方にはお金が回らない。(地方が自主的に行えば)表面上は金額が減るが、地方に回るお金は増える」とも主張。地方分権推進と、マニフェストの財源確保、地域振興が同時に実現するという算段だ。

 これに対して、菅首相は、「補助金をやめて交付金にしても、額そのものを2?3割削るのはなかなか難しい」と小沢氏の主張に反論する。補助金総額21兆円のうち、約7割を削減が困難な社会保障費が占めるためで、「一括交付金化しても地方の自由裁量の拡大につながらない」との見方は、地方にも根強い。

 さらに、小沢氏が主張する交付金化による財源確保は、地方の財源縮小にもつながりかねないことから、地方自治体側からは懸念や批判の声が相次いでいる。麻生渡全国知事会長(福岡県知事)は6日、東京都内で記者会見し、「そもそも(補助金を)地方の創意工夫に基づいたものにするという話だった。いつのまにか財源捻出論になっている」と、小沢氏の補助金削減論をけん制した。

 知事会や市町村会は従来から、地方の自主財源を増やすよう求めている。警戒しているのは小泉純一郎内閣の下で行われた「三位一体の改革」の再現だ。「地方自治体の財政基盤と自立性を強化する」とうたったものの、04?06年度で補助金削減額が4・7兆円にのぼったのに対し、税源移譲は3兆円にとどまった。民主党の一括交付金化の議論に対しても、当初から「国の一方的な財源捻出の手段とすることがあってはならない」として、総額削減をけん制してきた。

◇「権限縮小につながる」 各省庁も必死の抵抗

 ひも付き補助金の一括交付金化は本来、民主党が昨年の衆院選マニフェストで打ち出した政策だ。昨年12月には、当時の鳩山由紀夫首相を議長に地域主権戦略会議を設置。関係閣僚のほか、橋下徹・大阪府知事ら地方の代表も加わって一括交付金化などを議論し、今年6月に「11年度予算から一括交付金化を段階的に実施する」との方針を盛り込んだ大綱をまとめている。

 しかし、補助金の廃止が権限の縮小につながるとの危機感を抱く各省庁は、一括交付金に対し強い反発姿勢を示した。同会議が実施したヒアリングでは、「国が政策の必要性を認めて交付するので、使途に全く制約がないことはありえない」(国土交通省)、「保育や介護は国を挙げて取り組むべき重要施策で、国が主体的に取り組む必要がある」(厚生労働省)などの声が続出した。

 地域主権戦略大綱の策定では、国の関与を抑えるために試案の段階で盛り込まれていた「一括交付金は地域が自己決定できる財源」との文言が、最終的に削除されるなど骨抜き化も目立った。メンバーの神野直彦東大名誉教授は「国交省が反対して削除された」ことを明かす。

 戦略会議では今後、一括交付金の対象となる補助金や、交付金の配分などの議論を進める方針だが、各省庁が激しい抵抗を続けることも予想される。これに対し、小沢氏は「民主党が国民の期待を担って誕生した以上、どんなに官僚の抵抗が強かろうが約束を実行するために政策を断行しないといけない。私はやることに自信を持っている」と、強い態度で臨む姿勢を示している。

==============

■ことば

◇一括交付金

 国が地方自治体に使途を特定して支出する補助金や負担金(ひも付き補助金)を、基本的に地方が自由に使えるお金として一括交付すること。民主党は09年衆院選のマニフェスト(政権公約)で、ひも付き補助金の一括交付金化を明記。地方の実情に応じて効率的に財源が活用できるほか、補助金申請にかかわる経費や人件費が削減できるとしている。

(毎日新聞 2010年9月7日 東京朝刊)


それでなくとも、小沢信者たちの大嫌いな神野直彦・東大名誉教授が、「一括交付金は地域が自己決定できる財源」との文言が、国交省の反対によって最終的に削除されたと指摘するように、官僚によって骨抜きされ、本当に地域が自己決定できる財源になるかも危ぶまれているのに、金額が3割カットだ4割カットだなどになったら、それこそ「小泉構造改革の再来」以外の何物でもなくなってしまう。

一括交付金を財源捻出の手段にするという小沢一郎の政策は、小泉・竹中の「三位一体の改革」といったいどう違うのか。小沢一郎の支持者には、この疑問に答えて欲しいものだと思うのだが、誰も答えてくれない。

これでは、「小泉・竹中の構造改革は悪い構造改革、小沢一郎の構造改革は良い構造改革」、「小泉・竹中の『小さな政府』は悪い小さな政府、小沢一郎の『小さな政府』は良い小さな政府」ということになってしまうではないか。

それにしても、論戦を通じて、小沢一郎が「サービスの大きな政府を目指す」ビジョンを明言した場面には、一度も遭遇しなかった。その点は菅直人も同じだが、魚住昭曰く「菅直人は新自由主義者」だそうだから、魚住昭の主張と矛盾はない。しかし、小沢一郎の主張は「社会民主主義」からあまりに遠く隔たっているのではなかろうか。

残念ながら、魚住昭は(江川紹子や森永卓郎ともども)「終わった文化人」だと断じざるを得ない。


今日の臨時版は、長文のコピペを用いているせいもあってバカ長いので、ここらで一区切りとする。興味をお持ちの奇特な方々は、下の "More" をクリックすれば続きが読める。
当ブログの前回のエントリにせよ、長々と引用した『kojitakenの日記』にせよ、私は何も自信満々で記事を公開しているわけではない。だが、テレビで放送された小沢一郎と菅直人の論戦で、小沢一郎が何度も「一括交付金による財源捻出」を主張しているのを見て、首長たちが反発し、菅直人が突っ込みを入れ、毎日新聞や朝日新聞が記事で批判したのと同じように、私も疑問を持っただけである。

これって果たして「マスゴミに洗脳された小沢一郎への誹謗中傷」なのだろうか?

私は、真面目な小沢一郎の支持者から、筋の通った反論があるかもしれないと期待していたが、答えは何も返ってこない。長々と引用した毎日新聞の記事には、「はてなブックマーク」がついているけれど、そこでも小沢一郎の政策を支持するコメントは見られない。小沢信者たちは、あれほど声が大きいのに、なぜ民主党代表選で小沢一郎自身が論点として提起したこの政策に対する各方面からの批判に対して、支持者や信者たちは誰一人としてまともに答えないのだろうか?

代わりに小沢信者たちがやっているのは、少しでも小沢一郎を批判した人に対する罵詈雑言である。なんと、民主党員で代表選では小沢一郎に投票したことを明らかにしているさとうしゅういち氏に対してまでも、小沢信者たちは石を投げつける(http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/163.htmlのコメント欄)。

掲示板では、「平成海援隊 Discussion BBS」もすごい。
http://www3.rocketbbs.com/731/liberal7.html

小沢一郎を批判する論者が数人いるが、決して菅直人を支持しているわけではない。だが、菅直人にも小沢一郎にも批判的な人たちの意見に対して、小沢一郎への批判は絶対に許さない「小沢信者」たちがいきり立っている。それにもかかわらず、決して議論にはならない。

ブログでは、「判菅びいき」を打ち出している『日本がアブナイ!』が菅直人寄りの論陣を張って孤軍奮闘している。特筆すべきは、ブログ主のmewさんが菅直人びいきでありながら、決して小沢一郎を誹謗中傷しないことであって、小沢信者たちが「空き菅」、「カンカラカン」、「菅は完」などと言って菅直人を罵倒しているのとは対照的である。このブログの昨日のエントリから引用する。

 このブログを読んでいる人の中には、小沢氏を支持している人がいると思うのだけど。
 その中にも、mew同様、平和志向の方々が少なからずいるのではないかと思われる。(・・)

 そして、もし小沢氏が首相になった時には、どうか手放しで、小沢氏のやることなら何でもOKという風にはならず、特に安全保障の政策の面を、しっかりとウォッチして頂きたいと願っている。(ー人-)

 何分にも、小沢氏は、過去に、突然、「アフガンのISAFに自衛隊を派遣していいと思っている」と言って、物議をかもしたこともあるし。突然、自民党との大連立構想を打ち出したこともあるだけに、今後、連立や連携する相手によっては、日本がアブナイ方向に流れる可能性が十分にあるからだ。(**)


実際、何人かの方から、「担ぐみこしは軽くてパーがいい」という小沢一郎なら、安倍晋三を担いだりもしかねないという声を、『kojitakenの日記』にいただいている。

私自身は、残念ながら現在の菅直人というか、特に菅氏が首相になってからの言動はほとんど支持できない。「反省しない菅直人」の政権が続くくらいなら、一度小沢一郎にやらせてみれば良いという意見は変わらない。だが、小沢一郎に対して強い懸念を抱いているのも事実だ。少なくとも、「小沢一郎のやることなら何でもOK」という、小沢信者たちの醸し出している空気は、危険きわまりない。そう思うから、勢い私が書く記事には小沢一郎への批判が増える。もちろん、小沢一郎と同じくらい小沢信者を批判し続けていて、またかと思われる読者の方も多かろう。

現在の小沢信者たちの狂態については、昨日公開された『BLOG BLUES』のエントリ「日比谷焼打ち事件の大衆の如き親小沢ブロガーの狂乱」が、現状をよく描写していると思う。

最後に、昨年しばしば当ブログのコメント欄で私自身を含むコメンテーターの方々と論争していた「資本主義者」さんからのコメントを紹介する。私を指して「極左」だという「資本主義者」さんと私は、当然ながら意見が全く合わず、私はあたかも「人頭税」の支持者であるかに見えた氏の主張をさんざんこきおろしたものである(但し、氏はさすがに主張を若干軌道修正してこられたと記憶している)。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1106.html#comment10127

お久しぶりです。小沢氏の日本改造論は素晴らしい内容ですが、最近は社会主義者に豹変したのではないかと心配しましたが、思想というのは変わらないものです。小泉自民党との対立軸作りのために社会主義者を装っていたのでしょう。
控除全廃フラットタックス+消費税が理想的でしょう。現状、日本は年収800万以下の中間層への課税は低すぎるのですが。我が国では金持ちに嫉妬し足を引っ張ることしか考えていませんね。これがこの20年の低迷の原因でしょう。
指示母体や公明党との連立を視野に入れての外国人地方参政権に賛同するのは考えなおして、官僚主導打破に剛腕を奮って頂きたい。

2010.09.07 23:27 資本主義者


いやあウケたウケた。「右」からのコメントだけによけい可笑しい。

最後に、景気づけに大声で叫ぼうか。

小沢一郎、バンザイ、バンザイ、大バンザイ!!!

サワヤカな小沢一郎を総理大臣にしよう!!!


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小沢一郎氏を支持する知識人は小児的な感じがしませんか。

学生運動の頃の気分が抜けきれてない方々が多いんじゃないでしょうか。

2010.09.08 08:45 URL | 春雨 #27Yb112I [ 編集 ]

少し理解できた部分があります。
それはなぜ小沢さんのやろうとしていることが日本の革命的な変革なのかという点です。
そして小沢さんらが主張する、国から地方への補助金を一括交付金化して地方に使い方などをすべて任せればいいという政策。
これについて消極的としかみられない菅さん陣営、ここに両者の大きな違いがあるわけです。

いま国家公務員30数万人の内、中央にいるのはじつは三分の一に過ぎません。
残りは地方へ配属されていて、彼らは役割の一つとして地方自治体のお目付け役の任をになっているのです。
そう、補助金と一緒に配属されて、その使い道の監視をしているのですね。
だから小沢さんの言うように地方は中央の役所には抗弁することなど何もできない状態なのですよ。

それを断ち切れば真の意味で地方自治は確立していくはずです。
明治以来の国家統制がそこで変化していくはずです。
だからこそ霞が関は必死になってこの補助金の一括化を阻止しようとしている。
そこには財務省の権限を縮小するはずだった国家戦略局の実質上の廃止もからんでくるのです。

こう考えると鳩山さんがアメリカに立ちむかい身内に足を引っ張られて普天間で挫折したあと、
総理に就任した菅さんが一番先にしたことが重要になります。
彼はまずアメリカに恭順の意を示し、そして国家戦略局を機能不全にしたのですからね!

色々見方はあるのでしょうが、やはりこの補助金の廃止と一括交付金化はこの選挙の一番の重要点です。
これについて地方自治体の役人上がりの首長達が、色々と小沢さん批判をするのも、
彼らの力の源泉である補助金の一括交付金化がいかに大きな問題であるかということになるのではないでしょうか。
地方自治体の首長は、小沢さんに同調などしたら、もし小沢さんが政権を取れない場合大変な仕返しを受けることになりますよね。
小沢さん批判の先頭に立っている岩手の元知事の増田さんが、旧建設省出身者だというのもうなずけます。

そしてなによりも補助金について回る人件費負担が大きな見逃せない点なのです。
本当に額面通りの金額を地方自治体は使えているのでしょうか?
霞ヶ関の役人たちの人件費にその多くが割かれていないのでしょうか?
その人件費負担がなければどれだけの予算を他に回すことが出来るのでしょうか?

じつは中央から地方へ出向した公務員の給与は地方負担なのです。
わかりますか、補助金を付けて地方へ天下り(?)しているのですよ。
だから実質上補助金は額面通りに使えてなどいないことになります。

例の小泉一派の時代に推進された独立行政法人化政策。
しかしその実態はやはり中央の役人の天下り先確保につながっていました。
友人の某国立大学の教授の話では、独立行政法人化で経営委員として舞い降りた役人たちが、
本来学生のための予算や研究費に回るはずの予算を報酬として食っていたのです。
独立法人化しても予算総額は変わらなかったはずなのに食われていたのですね。
民営化の陰に隠れてこんなところでもどうどうと行われていたのですね。

この一括交付金の問題は中央の役人の権限と実際の予算の使い道などの問題がからんできます。
この一括交付金化は多くの重要点を含む一大政策転換であり、そこに後ろ向きな菅総理と、積極的に変えようとする小沢さんの違いが出てきます。
そしてこういう点こそが、二人とその背後にいる政治家の考え方の違いが如実に出ている点だと思います。
ここを軽く見ては今度の代表選の本質を見誤るのではとも思います。

2010.09.08 10:59 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

天木直人さんが
代表戦に勝っても捨てられる運命にある菅直人http://www.amakiblog.com/archives/2010/09/07/#001663に次のようなことを書いておられます。
ただでさえ傀儡の菅直人だ。もし代表選に勝って総理にしがみつきたいと菅直人が
考えるのなら、今以上に対米従属派の傀儡になって突っ走るしか他にない。

 この事こそ米国の手先に成り下がった大手メディアが目論んでいる事に違いない。

 好き嫌いを超えて国民は小沢一郎に勝たせるほかはない。

私の小沢さん応援の気持ちの中にも、この菅さんに対する危惧があるのですが・・・・・

2010.09.08 11:07 URL | 和久希世 #dN1wHbUA [ 編集 ]

>風太さん

一括交付金化をはじめとする急進的な地方分権こそが、小沢氏の掲げる政策の問題点ではないかと私は思います。
例えばここでいう「地方」が都道府県単位であれば、交付金の配分を巡って同一県内での市町村間で不公平が起きる可能性があります。
そうなったとき、国からの関係が切れてしまった状態では調整機能は一切働かず、いわば「文句の言っていく先がない」ことになります。
府下においてメジャー地域ではなく、いつもおいてきぼりを食らってインフラ整備が遅れがちだった地域にかつて住んでいた自分にとっては、こういうのは両手を挙げて賛成とはいきません。
せめて「地方=現行の市町村」という単位で考えてもらわなければねぇ、という感じです
(まあこれとて問題はあるわけですが)。
地方そのものの位置づけからして現状でははっきり読み取れないというのは、やはり問題でしょう。
都道府県であれ市町村であれ、政策実施の単位となる地域内に一体感があるところであれば小沢氏の地方分権政策はうまくいくでしょうが、そうでない地域の場合は今以上に問題は大きくなるばかりだと思います。

2010.09.08 13:02 URL | 元大阪府民からの伝言  #- [ 編集 ]

風太さん

>この一括交付金化は多くの重要点を含む一大政策転換であり、そこに後ろ向きな菅総理と、積極的に変えようとする小沢さんの違いが出てきます。

総額21兆円を3割4割削減したら地方政府は大打撃を受けます。たしかに積極的な手法です。小泉竹中路線でも見られなかった無茶苦茶に積極的な手法です。
補助金国庫負担金を一括交付金にすることはよい政策ですが、社会保障費や義務教育費などが全体の7割でその他が公共事業費などですが、ここを3割4割削減したら地方政府の現在の単独事業さえ不可能になります。

小沢さんはしかもこの削減を中央政府の財源として活用すると発言しました。一括交付金は地域主権確立の財源的支援であって、総額を3割4割削減したり中央政府の財源捻出技術論ではありません。

補助金国庫負担金の内訳を知らないまま小沢さんは発言したのだと推測します。雪国のスキー場とか消雪道路のことばかり例示しますからね。
一括交付金にして3割4割削減する政策では、来春の統一地方選挙で民主党を名乗る議員たちの屍の山が築かれることになります。

2010.09.08 14:31 URL | 浮舟亭田中屋 #- [ 編集 ]

別のところでは反戦平和9条護持みたいなことを言ってるひとが、なぜかくも小沢一郎にころっと被れてしまうのか、苦々しく思っています。ネット上の信者はいいけれど、テレビ論客みたいな人たち。朝日ニュースターの金子勝の番組で、これは左派ともいえないけれど、佐野真一が鋭いことをいっていました。小沢がワイドショーなんかに出て「意外と」ソフトで能弁で、好感度を上げている、とかいう話題について、鳥越だのみんな馬鹿ばかりでだまされてる、普段は仏頂面で説明不足の人間が選挙前だけニコニコして出てきても、選挙後はまたもとに戻るに決まってるじゃないかというわけです。まことにごもっとも。

あとは朝生で高野孟が、8ヶ月の鳩山政権に責任を負う立場の人間が、3ヵ月後に再登場することの胡散臭さを言っていましたが。

2010.09.08 14:31 URL | 赤塚男 #- [ 編集 ]

新党大地の鈴木宗男代表の有罪が確定されたそうです。
これにより鈴木議員は議員の身分をはく奪されます。
以後鈴木議員は収監され出所後5年間立候補ができなくなります。

しかし冤罪が明白な厚労省の村木元局長の判決が出る直前のこの日に、最高裁もとても政治的なことをするものですね。
また民主党代表選挙の直前でもある(党員党友の選挙用紙発送期限は11日着までですから事実上は今日明日くらいが限度ということになります)この日を選んで、小沢さんの盟友の鈴木議員の上告を棄却してくるというわけです。
あまり陰謀論じみた考えはしたくはないのですが、ここまでくると考えたくもなります。

日本はやはり明治以来続く官僚統制国家の時代が長すぎました。
国民も何でもかんでもお上が決めてくれるというを当たり前のように受け止めてしまっている。
この体制を根本から変えないと日本の民主主義は一歩も前へ進んでいかないのではないかと思います。

それにしても取り調べの完全可視化、いつになったら実現するのでしょうか。
掛声だけではなく実行なのですが・・・。
やはり霞ヶ関の壁は厚すぎるということなのでしょうか。

2010.09.08 17:43 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

こんにちは。TB&ご紹介、深謝です。脱力~ですわ。どうして、冷静に考えられなのかなあ、僕には解かりませんが、きっと熱に浮かれてる状態ってのが気持ちいいのだろうと思います。

でも、政治は、スポーツの応援とは違うんだからさ、イチローくんは阪神タイガースでもなけりゃ、浦和レッズでもない。情動が理性を呑み込んでしまってはマズい。そりゃファッショだ。

もう貴兄の仰るように、小沢首相が誕生して、イチローくんが湾岸戦争以来の米国の覚えめでたき保守政治家であるって事実を、身に沁みて感得してもらうほかありませんね。

2010.09.08 17:49 URL | BLOG BLUES #- [ 編集 ]

ところで、お前はどこの政党を支持しているんだ?

社民党?

2010.09.08 18:40 URL | 死ぬのはやつらだ #90LdKUd6 [ 編集 ]

菅総理に失望した民主党支持者が、小沢一郎に期待をかけるのはわかる気がします。
しかし、小沢一郎ですが、代表選が始まる直前の政治塾でも、日本人を叩き直してやらんといかん、という話をしていましたね。
『日本改造計画』で異様に見えるのがあの日本人改造計画宣言とも取れるくだりなわけですが、小沢支持者はああいうところはどう見ているんでしょうか。
それと、mewさんが指摘している、自衛隊のISAF派遣構想とか。
そういう面での菅さんの意見も聞いてみたいですよね。

2010.09.08 20:52 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]

kojitakenさん、こんばんは。シャワーを浴びたら急に欝が襲ってきたので、今日はお休みしました。記事をコピーしていただいて、ありがとうございます。ハテナ、FC2と、分類されるご理由も理解しないまま、無理だけを申し上げました。申し訳ありません。また「長文の記事+おびただしいコメント=ブログが超重たくなる」が心配ですので、なるべく必要十分な書き込みを心がけます。
1.kojitakenさんへのレス代わりとして、自分ちのブログに記事をアップしています。直接的なレスになってませんけど(笑)。
2.こちらが小沢氏を支持する理由は、広島瀬戸内新聞ニュースの「さとうしゅういち」氏と似ています。
3.「風太」氏のコメントが重要だと考えます。すこし補足すれば、出したり出さなかったりの補助金を引き出してくるのが、従来型の首長の「手腕」と評価されました。引き出した補助金に、大手企業だけでなく地方の業者たちもブラ下がっていましたから。風太さん、これOK?(笑)
4.一括交付金額を従来の予算より減じる方法には、にわかに賛成できません。しかし「風太」さんその他の方もご指摘のように、とりあえず自治体の自由確保が重要かと。首長の責任は重大に。
5.小沢氏は○○主義者と規定しにくい人物では。誰かを真似て「しいていえば」、日本国民の融和を願う健全(笑)な保守主義者かな。なので皆さん、各論賛成、各論反対になりがち。旧くて新しい政治哲学だろうと思っています。以上、長々失礼。ありがとうございました。

2010.09.08 22:27 URL | わど #Fs6oSVEI [ 編集 ]

今の日本の閉塞状況を打破するために、小沢の「豪腕」が必要だと信じられ、それが庶民レベルの小沢待望論につながっている。一種の英雄願望で、危険な兆候だと思う。
特別な人が現れて、超人的な力で、現在の苦境を一変させることなどあり得ない。
でもそのように信じられている小沢の「豪腕」の実質とは、何だろうか。

小沢氏は、自民党主流派の田中派出身で、経世会に参加し、47歳で自民党幹事長になった。当時は、経団連をバックにして資金を作っていた。
今は、民主党内の左派に属し、連合をバックにしている。
こういう経歴の人は過去にもいなかったと思うし、今後も現れないだろう。
若いときに理想主義に傾倒し、40歳以降に変節する人は、よくいる。
しかし、60歳以降に変節する人は滅多にいない。
小沢は、変節していないのだ。一貫して、カネと権力を追求しているだけなのだ。

小沢の「豪腕」とよく言われるが、その中身は、この無節操ぶりだ。
政治家になる人は、多少なりとも主義主張がある。
普通は、それがあるから政治家になるのだ。
小沢の「豪腕」の秘密は、それが全く無いことだ。
主義、政策がないから、何の悩みもなく、一心にカネと権力を追求できる。
通常であれば、これまでの主張と異なる立場をとることに、何らかのためらいを感じるものだ。
政治家であれば、世間の目を気にするので余計にそうだろう。
しかし、小沢は、そんなことを全然気にしない。
ひたすら、権力を追求し、他のことは全てが、そのための手段なのだ。
他のことを気にせずに、一心に権力を追求し、どんな手段でも講じられるところが小沢の「豪腕」なのだと思う。

2010.09.08 23:14 URL | greenstone #- [ 編集 ]

小沢氏は、先日のニコニコ動画生出演の際、自分の考えは「日本改造計画」からまったく変わっていないと述べていましたよ。また同番組での小沢支持率は78%に達し、信者達が小沢人気の根拠としてこの結果を持ち出していました。ちなみにこのニコニコ動画、以前は麻生信者が多く、昨年の総選挙前夜でさえ自民党支持率が過半数を超えていました。

2010.09.08 23:21 URL | くまちゃん #ncVW9ZjY [ 編集 ]

気まぐれな日々さん

御苦労さんです。(苦労と云う言葉は目下に使う言葉ですけどね)

フィーバーしているのはネット以上に国民がフィーバーしているのですよ。小沢さんに。
先日の新宿、梅田の立会演説会TVででもご覧になりましたか。あれが国民の声なのです。官房機密費を使いまくった上でのマスコミと一体となった(マスコミにヨイショされた)極悪人小泉純一郎の時とは真逆なんですよ。
それから地方への一括交付金、現在の紐付き交付金のから紐を取れば、紐の部分のお金が要らなくなりますよね。こんなことが分からないのですか。
コメントするのも疲れますので、この辺で止めます。

2010.09.08 23:30 URL | #- [ 編集 ]

昨日付けの河北新報に興味深い記事が。
岩手4区で民主党の県議・市町村議41人に小沢氏についてアンケート(39人回答)。
「代表選敗退しても小沢氏についていくか」は90%が「はい」、
「代表選出馬は時期尚早か」は36人が「いいえ」と結果自体は案の定。
しかし前者で「仮に離党してもついていかない」(北上市議)、
「小沢氏のためにやっているわけでない」(花巻市議)という回答も。
後者も「政治とカネがあるから今回は大人しくすればよかった」(奥州市議)
「仲間割れのイメージはよくない」(北上市議)と。
上記の一つを除けば、旧水沢の奥州市議の回答がマンセー色が強いし、
絶対数は小沢圧勝でも、それなりに濃淡はあることがわかった。

くれぐれもコアな信者は上のアンチ発言を見てゲシュタポまがいをしないようにw

2010.09.08 23:33 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

熱烈な小沢支持者には、中央政府からの干渉をものすごく嫌う人が多く見受けられるが、それならば前回の参院選で
「みんなの党」
「新党改革」
という選択もあったと思うけど。
左派としてはさすがにそれは許せなかったのかな?
まあある程度はわかるけど、そこまで極端に地域主権にこだわる必要があるのかなと、私は疑問に思う。
施策が地域ごとにばらばらになりすぎることに不安を感じたりはしないのだろうか。
先祖代々同じ土地に住んでおり、家族や親族も友人知人もみな近隣に固まっている人には都合がいいのかもしれないけれど。

2010.09.09 00:53 URL | 元大阪府民からの伝言  #- [ 編集 ]

日本語の読解能力がない小沢信者が結構いるようなので、繰り返し書きますが、小沢一郎の「一括交付金による財源捻出」がなぜ問題かというと、金額の削減を伴うからです。これでは、小泉・竹中時代の「三位一体改革」と同じ失敗を犯しかねない、と本文で引用した毎日新聞の記事も指摘しているわけですが、小沢信者は日本語が読めないのか、それとも論点をそらすためにとぼけているのか、金額の削減には触れず、ひもつきでなく使途を限定されないから無駄がなくなる、そんなの当たり前じゃないか、なぜお前には理解できないのかと強弁するだけです。

どうして小沢信者ってこうも頭が悪いんでしょうか?

2010.09.09 01:00 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

>小沢信者ってこうも頭が悪いんでしょうか?

サヨクがそういう決め付けするのはマズイんじゃぁないの?

それよりお前は何信者なんだよ?

2010.09.09 01:39 URL | 死ぬのはやつらだ #90LdKUd6 [ 編集 ]

小沢支持者に人気のある鈴木宗男氏ですが、盟友・佐藤優同様、極めて親イスラエルの人であることをお忘れなく。
2008年末~2009年初めのイスラエルのガザ攻撃後、日本政府がパレスチナ側に1000万ドルの緊急人道支援を送った件に関して、鈴木氏は「ハマスのようなテロ組織を支援すべきでない」という質問主意書を再三国会に提出しています。
ユダヤ陰謀論者であり、小沢信者でもある方々はなぜか佐藤優や鈴木宗男には寛大なようですね。

2010.09.09 01:50 URL | ぽむ #- [ 編集 ]

>kojitakenさん

「地方への一括交付金の金額削減(但しヒモなし)案」でのコメントを読んでもしかしてと思ったのですが、kojitakenさんの仰る「高福祉高負担のサービスの大きな政府」に至る過程では、現行政の無駄を省く、あるいはチェックする、ということはしないということなのですか?
行政の無駄を省くということは医療・福祉等の行政サービスを削る恐れがあるのだから、やらない方が望ましい、やったとしても無駄項目の削除のみをすべきで、大枠の予算の金額自体は減らすべきではない、という考えなのでしょうか?

国民が行政を信頼するということは、kojitakenさん仰る「大きな政府」の“高負担”の部分を実現させるためにも不可欠で、現在はそれが揺らいでいる状況です。
その信頼を取り戻すために「無駄の削減」が言われ、政府が規模を小さくしても行政をコントロールできるという国民的自信を持つために「小さな政府」が言われているのだと私個人は理解しています。
そしてそこからならば、「高負担そして高福祉のサービスの大きな政府」への移行も(国民の意識として)容易だと私は思うのです。

「無駄を省く」(税制や中央・地方の行政のシステムを変えること含む)という踏み絵無しに国民に高負担を強いることは(たとえマスコミによるイメージ操作の結果だとしても)ちょっとできないかなと私は思うのですが、
「無駄を省く」ということ以外に国民に行政への信頼を取り戻させるあるいは高めさせる案がkojitakenさんにあるならば、この機会に是非お聞きしたいです。

2010.09.09 08:06 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]

(参考)
【民主代表選】普天間問題ではどちらを支持? - ネットリサーチ - livedoor ニュース
http://research.news.livedoor.com/r/50836
【民主代表選】景気・雇用対策ではどちらを支持? - ネットリサーチ - livedoor ニュース
http://research.news.livedoor.com/r/50791
小沢一郎氏と菅直人氏とどちらを支持しますか? - ネットリサーチ - livedoor ニュース
http://research.news.livedoor.com/r/50584
民主党の代表選挙、どっちでもイイけどドッチ? - ネットリサーチ - livedoor ニュース
http://research.news.livedoor.com/r/50558
民主代表選・菅首相と小沢氏、どちらをより支持する?【確認】 - ネットリサーチ - livedoor ニュース
http://research.news.livedoor.com/r/50428
(他にも多数のアンケートあり)

2010.09.09 08:34 URL | nWatcher #mC3wzfO. [ 編集 ]

やつらだ兄さん、

> >小沢信者ってこうも頭が悪いんでしょうか?

> サヨクがそういう決め付けするのはマズイんじゃぁないの?

私が「サヨク」かどうかは知りませんけど、マズイですよそりゃ。兄さんの仰る通り。だけど、その御法度をわざと犯すほど頭にきているということですよ。

それから私は何信者でもありません。私は私。社民主義的なあり方を追求してますけど、民主党はそのニーズを満たす政党ではないから支持しません。香川県に住んでいた頃は、自民党候補を落選させるために民主党候補に投票してましたけどね。国政選挙の比例区では社民党や共産党に入れることが多いですが、それらの党の支持者でもありません。

2010.09.09 08:43 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

朱の盤さん、

> 「高福祉高負担のサービスの大きな政府」に至る過程では、現行政の無駄を省く、あるいはチェックする、ということはしないということなのですか?

誰がそんなことを言いましたか? 「無駄の削減」は、「小さな政府」を目指そうが「サービスの大きな政府」を目指そうが、ともにやらなればならないことでしょう。

> 行政の無駄を省くということは医療・福祉等の行政サービスを削る恐れがあるのだから、やらない方が望ましい、やったとしても無駄項目の削除のみをすべきで、大枠の予算の金額自体は減らすべきではない、という考えなのでしょうか?

「無駄項目の削除を行い、大枠の予算の金額自体は減らさず、国民生活のための政府支出に振り替えるべきだ」と考えています。

そのための財源としては、景気回復後に直接税をまず増税し、それでも足りない分については消費税の増税や環境税の創設で補うべきだと考えています。但し、それはあくまで景気回復後の話で、現在は財政出動による景気対策を優先させるべきだと考えています。そのためには国債の増発を恐れてはならないと考えており、その点では昨日ようやくこの点に触れた小沢一郎の発言を評価します。もっと早く言え、とは思いましたけどね。

2010.09.09 08:51 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

 私は、社民連からの菅氏と江田氏の贔屓で、今後も御二人への贔屓は続けるでしょうが、今回は小沢氏の方を支持します。
 
 政治家も所詮は他人様ですから、私自身と100%同じ考えや政策を持つ人などあり得ないという前提の上で、与えられた選択肢の中から「よりマシな方」または「より害の少ない方」を選ぶ、という方針で全ての選挙に臨んでいます。

 小沢氏を支持するのは、1内需拡大、2格差是正(貧困撲滅)、3予算組替と特別会計廃止(官僚から政治家への権限移動)、4地方交付金の使途自由化(霞が関から現場への権限移動と中間搾取の廃止)、5沖縄の民意尊重、この5点を明言しておられるからです。実効性を云々する声もありますが、何も言わないよりマシです。

 菅直人氏は応援団の選択を誤りました。前原氏と玄葉氏がサディステックに「消費税増税、法人税減税」と叫び、自民党と連携して、アメリカ従属、官僚の既得権温存を続け、また自民党復権に道を開くでしょう。さきがけと村山内閣の再現ですかな。

2010.09.09 08:59 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

>kojitakenさん

お答えありがとうございます。

>「無駄項目の削除を行い、大枠の予算の金額自体は減らさず、国民生活のための政府支出に切り替えるべきだ」

「切り替えるべき国民生活のための政府支出」=「日本をどのような国にするかというわくわく未来ビジョン」(ちょっと違うか?)が無いままに、予算の削減ばかりが強調されるのは、あまりにも財務省の土俵の上の不景気な政策論議だと私も思います。(菅直人よりはましな小沢一郎の政策は未来ビジョンとセットですが、あんまりわくわくしません)

あとは切り替えた政府支出先が(マスコミは何であれ「新たな天下り先!」と騒ぐでしょうが)本当に有害な“天下りの渡り”に利用されないよう、チェック機能をつけること。
そのチェック機関を政府直轄or政府にも官僚にも拠らない第三者国民機関として機能させることが、何よりも優先されるべきことだと思います。

本当に必要なのは、予算の削減それ自体ではなく、予算のチェックを国民目線の第三者の目を入れてできるだけ透明性のあるものにすること。
出来得れば、財務省の向こうを張って予算にチェック&Goサインを入れられる、柔軟かつクリエイティブな国民目線のチェック機関があってほしい。

現在民主党がやっている無駄削減の仕分け会議は、いささか財務省色が強くも思われるし、民主党政権でなくなっても、恒久的に国民目線での予算チェックを行うことが保証される、(もちろん財務省とは別の独立した)正式な予算チェック機関として、その設立を切に望みます。

それこそが官僚を予算でコントロールする鍵ともなり、財務省他に主導されがちな内政をより国民主導に近いものにするのではないかと私は考えるのです。

2010.09.09 11:33 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]

某ブログの○に倦○日々さんが小沢信者化しててワロタ。

>ネットの中では、一部に小沢支持の熱狂的な声が盛り上がっているが、大半は高見の見物で、
>代表選の政治をネタにして皮肉と毒言を吐き、小沢信者に揶揄と冷笑を浴びせて悦に入っている。
>新自由主義の側に立ち、その利害と思惑でネットで蠢いている工作員は、そうした行動が当然だろう。
>だが、①-⑤の政策主張を正しいと判断し、それが政治の現場で具体化されることを希望する者は、今回は小沢一郎支持の態度を選び、その結果を導く担い手にならなければならない

お前は「ブログ左翼」と呼んで民主党を賛美している人たちを揶揄してただろ!
小沢支持ブログとお前がブログ左翼って呼んでたブログはかなり重なってるだろ!

2010.09.09 13:45 URL | 2ちゃんねらー #- [ 編集 ]

いわゆる信者は、妄想、飛躍、こじ付け、すり替え、都合の悪いことの忘却や責任転嫁等は得意ですが、現実を冷静に正確に観察する能力、論理的に思考する能力、合理的に判断する能力等が著しく欠けています。ミラーマンに代表される小沢信者も例外ではない。従って小沢信者が頭悪いというのは、主観的かつ根拠のない決め付けではなく客観的な事実です。

2010.09.09 18:43 URL | Black Joker #RtNpiJ3M [ 編集 ]

kojitakenさん、こんばんは。

いま起こっている代表選は、いうまでもありませんが民主党の問題にとどまらず、従来の支配層(政官財+マスコミ)と国民を縦に2分した【内戦】だというご認識はございますか? こんなこと訊くと、たぶんまた頭の悪いヤツと認定されるんでしょう(笑)。でも一度はお尋ねしとかなくちゃ。

2010.09.09 19:21 URL | わど #Fs6oSVEI [ 編集 ]

いま一番に解決しなければいけない問題は、この国の中央官僚による集権体制打破と、それにすべてを委ねて自己決定を放棄したかのような国民の意識改革にあると私は思うのですが。

徳川260年の封建主義鎖国体制下で、この国の国民は自己決定力を捨ててしまっています。
それは明治維新以後も続き、武士は官僚に置き換えられて現在までも延々と続いているのですよ。

でもね、先進国でそんななのは日本だけです。
小沢さんをとりあえず総理にしたいのは、彼になれば中央官僚による集権体制にひびが入り、そしてそこからは国民自らが自分で選択して決定していかなければならなくなるからです。

小沢さんにすべてお任せではなく、小沢さんにとりあえず中央集権体制にひびを入れてもらい、官僚から決定権を取り上げてしまうのです。
そこからは国民が自らの意思により責任ある決定をして代理人としての政治家を選んで、国政の行く末を決めていく。
これが私は何よりも一番大事なことだと思います。

小沢さんを今総理に選びたいのは、残念ながら他に適当な人材がいないからです。
(いたら教えてほしいです)
しかしそれが今の日本の情けない現実で、すべては国民自身の責任です。
国民の為に仕事をしてくれる政治家を育ててこなかった国民にすべてはかえってくるのです。

菅さん悲惨です。
あんな財務官僚の言いなりでしかない政治家に何を委ねようというのでしょうか?
日本の自殺行為です。

もっとも彼では国会を乗り切れず解散総選挙に追い込まれ民主党政権は崩壊でしょうね。
それでいいわけがないと、今私は思っています。
これがもしかしたら最後のチャンスかもしれないのです。
いいのですか?このままで。

2010.09.09 22:46 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2010.09.10 11:30  | # [ 編集 ]

kojitaken氏に質問です
国民が減り、税収も減るときに

どうして地方への予算を維持・増加させることができるのでしょうか。

財源は何でしょうか。

ぜひお答えいただきたい。

地方へカネをやっても、
公務員や天下りのポケットに入るだけで、

市民サービスは悪化の一途なんですが。

2010.09.11 04:36 URL | 大回転 #a2H6GHBU [ 編集 ]

管理人様
>いやあ、ものすごい小沢フィーバーだ。
>何がって、ネットの小沢一郎狂熱のすごさは、ちょっと信じられないほどだ。
>5年前、耐震偽装事件とライブドア事件で売り出して天下の立花隆にも取り上げられたカリスマブロガーも、反小泉運動で名を売った某有名ブロガーも、反安倍晋三運動の中核となったブロガーたちも、人を「海棠」呼ばわりするのが好きな、私が「極左冒険主義」の生き残りだとばかり思っていた布引の滝(?)のおっさんも、みんなみんな小沢一郎をマンセーしてるじゃないか!!!

 こういう人達は、小沢一郎が小泉元首相と繋がってたり、安倍元首相と繋がってたり、野田聖子と繋がってたりしても、何も文句言わずに小沢一郎を支持しつづけるかな?
 小沢一郎が表に出るごとに、政治面、経済面ともに右傾化してるし、小泉元首相の政策は「日本改造計画」のコピーとも言われている。
 そもそも、小沢一郎が目指してるのは「保守二大政党制」、即ち、自民党と自民党の二大政党制。
 前原代表就任以降の民主党は、自民党化したと言われてるけど、小沢代表就任後、自民党化が顕著になったような機がします。

2010.09.11 19:28 URL | 牧野弘幸 #- [ 編集 ]

 初めまして。
 「小沢と菅、どっちを選ぶか」なんて愚にもつかない選択でしょう。
 どっちを選んでも日本にとっては害悪をなす存在でしかありません。特に小沢をヨイショする連中は、彼が自民党時代に如何にアメリカの言いなりになっていたか、と言う事実を忘れたのでしょうか?まあカルト信者に何を言っても無駄でしょうけど。

2010.09.12 02:58 URL | KY #cxYzK9gg [ 編集 ]

はじめまして。

わたしも風太さんの意見に賛成です。
一括交付金は、小泉・竹中の三位一体改革とは違います。

それは、小泉・竹中はお金の流れ方を変えずに削減したのに対し、
小沢氏の一括交付金は、お金の流れをすっかり変えて無駄を省いたその地方の予算に合った額なのです。

人口が数千人しかいない地域と、人口が数十万人の地域では使う道路の補強具合が違います。
メンテナンス料も違うはずです。
ところが、これまでは全国一律で、誰も使っていないような道路が都市の道路以上に整備され、裏金が作られ、最悪な場合は使い道がわからず裏庭で燃やしていたという自治体もありました。

つまり、風太さんがおっしゃるように、一部の中央官僚が天下り先として地方へと移り、中央の大企業や金融機関と癒着して、地方という場所を移して不正に国のお金を横領し続けてきたのが、今の財政破綻につながっているのです。
その縮図が、北海道の夕張市です。
あそこは、中央の役人が世間知らずな地方の首長を酔わせてだまし、
次々と大手企業の公共事業を誘致させて、加えて甘い審査で大銀行に莫大な貸し出しをさせ、
無駄な箱物事業を展開しました。
その結果、夕張市が破綻したら、金融機関はそうやって故意に増やした不良債権を公的資金でもって穴埋めさせました。
何も知らない住民=国民は、税金を払いながらまったく与えられたサービスを受けられず、ただ、財産を奪い取られたような形です。
そうやって、散々、甘い汁を吸ってきた官僚と金融機関、大企業という抵抗勢力を封じ込めようとしたのが、今回の小沢氏の発言だと思います。

ですが、彼らは一筋縄ではいきません。
確かに明治以来、その手法で格差が生まれてきたのですが、これを変えようと思ったら
日本人にこれまでしてきた国のやり方を、歴史すらも見直さねばならなくなります。
つまり、国家の威信すらも脅かしかねない大事業です。
まぁ、最近は年金の横領やアメリカへの秘密文書の発覚と、国家の威信もだいぶ、由来できていますが・・・。

2010.09.16 05:31 URL | domodomo #- [ 編集 ]













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