きまぐれな日々

個人的なことを書くと、8月の盆明けから少し忙しく、そこにもってきて猛暑だったので、昨日はついに夜9時前に帰宅したあと、テレビのニュースも見ずに朝6時まで寝ていた。だから、昨日行われた民主党代表選の公開討論会(日本記者クラブ主催)も、新聞とブログにいただいたコメントで知るばかりである。

既に告示日の報道で、単刀直入に言えば「菅直人も小沢一郎もともに新自由主義者だ」と断じるに至った私としては、選挙期間を通じて、この民主党両巨頭を徹底的に批判し続けるだろう。菅も小沢もダメだ。だが、どちらかを選べといわれれば、迷わず小沢一郎の代表選当選と小沢政権の成立を望む。その理由は、いつも当ブログを読んで下さる方には自明だろうけれど、あとで改めて書く。

上記のように、昨日の公開討論会は見ていないので、このエントリでは新聞記事(朝日新聞)や討論会をご覧になった方のコメントを参照しながら意見を述べていくスタイルにしたい。

討論会では、いまや反小沢の急先鋒といえる朝日新聞編集委員・星浩が小沢一郎の急所を突いたようだ。『kojitakenの日記』にいただいたgreenstoneさんのコメントを紹介する。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100902/1283382744#c

greenstone 2010/09/02 21:59

本日、菅・小沢の公開討論を見ることができました。
実に愉快な場面がありましたのでお伝えしたいです。
確か、星浩氏だと思いますが、昨日の共同記者会見で小沢氏が普天間に関して沖縄、米国双方が受け入れられる案があると言ったことについて質問しました。
小沢氏は昨日の段階で、菅氏の反論に対して、米国との合意を白紙撤回するものではないと、既に答えていました。
星氏は、小沢案の内容について、さらに突っ込んで質問しました。
小沢氏の回答は、
「三人寄れば文殊の知恵」というものでした。
私は、大受けしました。多くの人も同じだったと思います。
ちょっと政治の場では、なかなか聞くことのできない、破壊的なギャグでした。
大体、小沢の政策はそんなものです。普天間に関しては、社民との連立を復活させるためのエサに過ぎません。


朝日新聞1面の記事を読むと、小沢一郎は「日米合意を原点として尊重していく」とまで言ったらしい。これでは菅直人と寸分の違いもない。「普天間を争点にする」と息巻いていたのは、小沢一郎一流の目くらましに過ぎなかった。

次いで税制の問題だが、不況である現時点では、政府の積極的な財政出動が必要だ。榊原英資は「新日本建設のための国債発行を恐れるな」と書くし(同氏著『フレンチ・パラドックス』(文藝春秋、2010年)第6章のタイトル)、新自由主義者の代名詞・竹中平蔵でさえ、経済対策のための財政支出が少なすぎると指摘している。この点では、当面の積極財政を主張する小沢一郎が、緊縮財政に傾斜する菅直人に勝っている。

だが、政府の将来像となると話は違う。菅直人は、1日の告示日に「高福祉高負担」とは言わなかったものの、それを意味する言葉遣いをしたが、小沢一郎が目指す政府の将来像は、従来不明だった。

しかし、今朝の朝日新聞1面にまとめられた「民主党代表選討論会の論点」と4面の「焦点採録」を読むと、小沢一郎は「所得税、住民税の大幅減税を考えている」と言っている。当然、法人税減税も行うつもりだろう。

私はここ数日、「減税」のワンフレーズポリティクスに突き進み、名古屋市市議会のリコール運動を推進している河村たかしを批判しているが、前回のエントリにも書いたように、その河村のリコール運動を小沢一郎系国会議員秘書が支援している。これは小沢一郎本人が支持したと考えるのが自然だし、それ以外の解釈はあり得ないと私は考えている。

だから、小沢一郎が「減税」政策を打ち出し、河村たかしが望む「減税民主党」にしようとしていると私は思うのだが、だとするとこれは玄倉川さんが指摘するように、レーガノミクスそのものである。

玄倉川さんからは、私が大のコイズミ嫌いであるのは知っているが、政治家批判の「ヲチ」が小泉元総理ばかりなのは感心しない、オカルト番組に呼ばれた大槻教授が何でもプラズマで説明しようとする姿を思い出してしまう、というご批判もいただいているが、ならば今後はコイズミとオザワをセットで批判することにしようか、などと思ってしまった。小沢一郎が今なお「小さな政府」を理想とする新自由主義者であることは、今回はっきりした。

所得税と住民税を減税するのであれば、考えられるのは将来の消費税増税だが、これについても前記greenstoneさんは下記のように書いている。

しかも、消費税増額について次期衆院選以降の実施には含みを残し、今期についても消費税増税について検討することは問題ないと明言しました。
はっきり言えば、財務省の考えに沿っているのです。菅氏と変わりません。
これでは、子ども手当を増額しても、後でその請求書が回ってくるので、消費に回せません。
小沢氏の言っている、国有財産の証券化にしても、埋蔵金発掘にしても恒久財源にはなりません。そこに違いはないのです。


「消費税増額について次期衆院選以降の実施には含みを残し、今期についても消費税増税について検討することは問題ない」というのであれば、これまた菅直人と寸分の違いもない。小沢が菅に勝る点は、あくまで「当面積極財政政策をとる」、ただその一点だけだ。

一方の菅直人は、「政府税調と並んで党の政調で議論を進める。社会保障と税制全体を与野党で議論する」と言っているが、民主党の税調も自民党も消費税の早期増税を求めることは目に見えている。

要するに、「高福祉高負担」を求めるのは良いけれども、そのプロセスがおかしいことと、それとは別に、不況下で当然求められる当面の積極財政に不熱心であるのが菅直人の問題点だ。一方小沢一郎の将来ビジョンには賛成できないうえ、それに至るプロセスもめちゃくちゃだが、当面の経済政策だけは正しい。

なぜ「小さな政府」という小沢一郎の理想に至るプロセスがめちゃくちゃなのかというと、「大きな政府」だろうが「小さな政府」だろうが、まず直接税の税収増を図り、「小さな政府」であれば間接税は重くしない、「大きな政府」であれば、直接税だけでは足りない分を補うために間接税の税率を上げるというプロセスをたどるからだ。

小沢一郎のように、「小さな政府」を目指すにもかかわらず所得税や住民税の大幅な減税を図る、というのはあり得ない政策であって、騙された大勢の人が喜ぶかもしれないが、得をするのは大金持ちだけだろう。早晩税収の不足分を補うために消費税増税を言い出すのは目に見えている。論外である。私は、菅直人政権の継続よりは小沢政権の成立を望むが、それは菅直人の緊縮財政による恐慌の招来を恐れるからであって、当面の不況対策を終えればとっとと小沢一郎をお払い箱にすべきだと考えている。どのみち、小沢一郎の政治生命はそう長くない。とにかく、税制改革の問題に関しては「小沢一郎の正体見たり」の思いだ。

ただ、このことと矛盾するのは、昨年の総選挙で、派遣社員出身の候補が当選するなどした事実であって、そうした一年生議員はみな小沢一郎を熱心に支持している。要するに、「××を応援する○○」状態である。一方、東京の武蔵野市を本拠地とする菅直人には、相変わらず東京に本社を置く大企業の男性正社員的な視野しか持ち得ていないように思われる。四国遍路にも賞味期限があるらしい。前回の遍路から2年が経つ菅直人は、早くその続きを行い、54番札所・延命寺を訪れる機会を持った方が良いかもしれない。

しかし、菅直人自身は意気軒昂に見える。そもそも、今回の代表選に小沢一郎が出てきたのは、菅直人の挑発にたまらず引っ張り出された側面が強いように思われる。その点を指摘するのが、当ブログにいただいたこころさんのコメントである。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1104.html#comment10081

普天間ではとうとう具体案がないとまで言ってしまったね。「小沢首相が誕生した場合には普天間飛行場の国外移設を主張することになる」などといっていた川内氏はどうするのだろう。

それはともかく、全体のプロセスを見ていると、小沢は出馬に乗り気でなく、菅側が挑発を繰り返すうちに、出ざるを得なくなった印象を受ける。参院選後、もっといえば政権交代後腑抜けになっていた菅だが、戦いとなると俄然元気になるようだ。

2010.09.02 22:59 こころ


以上、小沢政権を望むと書きながら、もっぱら小沢一郎を批判する記事を書いてきたが、公開討論会を見て、小沢一郎が圧倒的に優勢だったという印象を持たれた方もいる。その例として、風太さんからいただいたコメントを紹介する。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1104.html#comment10080

代表選討論見ました。
あれを最後まで見たら殆どの人は菅さんではなく小沢さんに総理になってもらいたいと思うでしょうね。
例によってマスコミ陣は小沢さんに「政治とカネの問題」とやらでしつこく食い下がっていましたが、軽くあしらわれていました。
その後も外交・防衛問題等でも小沢さんへ集中砲火を浴びせていましたが、逆に記者からの質問形式の後半は、その為に菅さんの存在が希薄になり、菅さんの顔が焦りで歪んでいくのがよくわかりました。
この討論をみてもまだ菅さんが選ばれるならば、それはそれで日本の民度というものでしょう。
それしか言えませんね。
菅さん、ただのアホです。
ご本人は視聴者を意識して盛んに小沢さんを古いタイプの政治家と攻撃していましたが、私には菅さんこそが古いタイプの政治家というようにみえましたが。
大風呂敷を並べての演説口調、しかし中身はまるでない。
笑えますねえ、ほんと。
あれでは国際社会ではまったく通用しません。
ちなみに小沢さんでも国際社会では普通のレベルです。
日本人はもっと有能な政治家を育てなければ、だめですね。
政治をお上(霞が関)まかせにしていては損をするばかりだということです。

2010.09.02 15:49 風太


政治家が政治を霞が関まかせにしていてはいけない。それは正しいと思うが、もう一つ私が思うのは、有権者が政治家に過度の依存心を持ってはいけないということだ。小泉純一郎や小沢一郎に多い「信者」にはその傾向が強いが、最近はそれが文化人(池田香代子氏や江川紹子氏ら)、さらには民主党国会議員(川内博史氏ら)にまで蔓延してきた。

この悪弊を絶ち切るためには、いっそのこと小沢一郎に総理大臣になってもらうほかないという気分が、日に日に高まる今日この頃である。

最後に、秋原葉月さんが運営するブログ『Afternoon Cafe』からいただいたTBに紹介されている東本高志さんのブログ『草の根通信の志をついで』のエントリ「終りのはじまりとしての菅VS小沢の対決と妥協 民主党代表選をどう見るか」を紹介して、今日のエントリを締めくくりたい。光栄にも、このエントリには当ブログの前回のエントリが紹介されている。

(前略)私は、菅氏にも小沢氏にも、また民主党そのものにも期待していません。すでに民主党政権の政治には見切りをつけています。民主党は自民党からの「政権」奪取でその役割を終えた、というのが私の認識です。「政権」奪取後の同党のこの1年間の軌跡を見ると、そこに見られるのは前自民党政権とほぼ同質といってよい体質と民衆不在、対米従属の政治姿勢です。民主党は自民党からの「政権」奪取でその役割を終えた、と判断するゆえんです。

しかし、その民主党にまだまだ期待する向きは、いわゆる「革新」系の人びとにも少なくないようです。その民主党に期待する向きは鳩山首相時代は「友愛」信奉という形で現れ、いまは内実不明の「小沢理念」なるものに共鳴する小沢信奉という形をとっているようです。また、菅氏にも「薬害エイズ問題」を解決した市民運動出身のリベラリスト、という昔の名前で出ています、というたぐいの菅幻想が巷界隈にはいまだに根強く存在しています。

「菅幻想」がたんなる幻想にすぎなかったことは、彼が首相に就任した最初の言説が「日米同盟」への忠誠を再確認することであり、また普天間基地についての日米合意を守るということであったことなどから意外に早く「革新」市民の間に広く認識されるようになりましたが、その分小沢信奉者の間に「小沢革命政権」待望論が再沸騰し、さらには鳩山復権論まで飛び出すようにもなりました。

それが如何せんこの国の大半の国民意識というものであれば、「いっそのこと小沢一郎が代表になって、小沢政権ができた方が良い」。そうすれば (1)小沢は「百戦錬磨の政局職人」(毎日新聞「風知草」2010年8月30日)ということはいえても、政治の表舞台には立ったことはないのだから装った化けの皮は意外に早く剥がれてしまうだろう。彼の保守的本質の暴露とともに。そうすれば (2)小沢幻想のみならず鳩山幻想、菅幻想、民主党幻想も決定的に終焉することにもなるだろう、と私はかなり本気で思っています。

(『草の根通信の志をついで』 2010年8月31日付エントリ 「終りのはじまりとしての菅VS小沢の対決と妥協 民主党代表選をどう見るか」より)


私が民主党代表選で小沢一郎の勝利を望む理由は、一つには上にも書いたように、菅直人がやりかねない緊縮財政政策による恐慌到来を避けたいためだが、それより大きい最大の理由は、東本さんが書かれるのとほぼ同じ、「小沢幻想の終焉」を望むからだ。もちろん、同時に「鳩山幻想、菅幻想、民主党幻想も決定的に終焉することにもなる」と私も思う。

もっとも、「小沢幻想」にとって代わるものが、「河村たかし幻想」や「橋下徹幻想」であっては何の意味もないのだが、とはいえ有害な「幻想」は一刻も早く粉々に砕け散った方が良い。私は、小沢一郎の勝利は望むけれども、同時に小沢政権が短期で終わることも望む。「国民の生活が第一」の政治ができないのであれば、次々と総理大臣が代わることになろうが、それは止むを得ない。


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ラジオで聞いたら、質問者の口調が刑事か検事みたいだった。
こっちはそんな権限を与えた覚えはないが。
「政治記者が尊大なのは政治家のそれが伝染したから」なんて仮説があったら、
その証明にはなると思う。

2010.09.03 12:32 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

もうひとつ書かせていただきます。小沢氏は、今日は突如として海兵隊不要論を言い出し始めました。普天間の現行案尊重論とどう両立するのかということを考えても、半ばは放言だと思いますが、ただ野党党首時代の小沢氏の日米関係に関する主張(「第七艦隊だけ」発言)に似た効果もある。

海兵隊不要論、抑止力として怪しい論はそれ自体立派に成り立つものですが、鳩山・小沢氏の本音がそうであるように改憲まで視野に入れた一種の自主防衛路線(現実には駐留なき安保論か)と、日米安保撤廃・友好条約への転換という社民党・社会党系、この180度違う二つが同時に乗れる案だから、選挙戦ではまことに効果的な発言というほかありません(対米ナショナリズムでは左右が同床異夢)。

とはいえ、さしあたり改憲・自主防衛論であっても、正面からアメリカとの交渉で海兵隊の削減・撤退論をいうなら、それはそれで「小沢首相」を評価したい。しかし、このまま小沢氏が負けたら、小沢信者さんの小沢幻想が、ますます強固になるだけでしょう。「小沢さんはあの時海兵隊撤退論を言っていたのに、なんだ今の内閣の米国追従売国方針は!」みたいに)

なるほど、ブログ主さんが言われるように、ますます小沢首相が見てみたくなりました。「奇跡の善政」か、「幻想の崩壊」か、どちらかになるわけですからね。

現実には、明日にでも「不要論は長期的な話。さしあたりは必要だ」とかいいそうですけどねえ・・・。ただ、閣僚が早速小沢発言を批判していますし、活発な論争がおこなわれる可能性もある。この点は注目したいです。

2010.09.03 20:29 URL | こころ #- [ 編集 ]

共同記者会見、討論会と菅vs.小沢の対決があったが、これは小沢氏に軍配を上げざるを得ない。
小沢氏は、きちんと準備をしてきているが、菅氏は準備が不足しているか、準備の仕方を間違えたと思う。菅は論戦に自信があるので奢りがあったのではないか。
こういう大衆相手のプレゼンテーションでは何を訴えるかではなく、どのように訴えるかが重要なのだ。

まず、小沢陣営は、菅の、かっとなり易い、喧嘩好きな性格を利用した。米国の大統領選で何度も繰り返されてきたが、相手の非を上手に攻撃するのは難しいのだ。大抵は、攻撃する方の印象が悪くなり、支持を落す。そして攻撃される方は、笑顔で余裕を持って迎え撃つと逆に支持率が上がる(小泉元首相もこの手をよく使った)。この、よく知られた対処法を小沢氏が使い、非を責めた菅氏の方が、逆に人物を小さく見せてしまった。
小沢氏が、メディアでのパフォーマンスについてアドバイスを受けているのは、彼の振る舞いから見てとれた。菅陣営には政策通は大勢いるが、この手のことに知識のある人は少ない。逆に、小沢陣営には、能力があり意見のある人は皆無だが、この手の術策には長けている人はいるのだ。

小沢氏の政策はどれも思いつきの域を出ない代物だが、菅氏には目新しい具体的政策がなかった。これは仕方ないと思う。現在の経済環境を解決できる魔法などない。限られた選択肢の中で試行錯誤を繰り返すより他はない。しかし、もっと演出があって良かった。

小沢が、長い間、権勢を誇ってきたにも拘らず、政策を語ることがなかったので、記者の関心が小沢に集中してしまったということも、菅に不利に働いた。
また、小沢に存在感があったことも事実だと思う。今の政治家の中では、菅は、押し出しが強く、存在感はかなりある方だが、影の大番長には敵わなかったのかもしれない。

菅氏の最大の失敗は、消費税の発言である。参院選で唱えたことを愚直に繰り返しただけだ。参院選で何も学習しなかったと言わざるを得ない。
今後増大する社会保障費に新たな財源が必要なのは、共通の認識であり、次の衆院選は増税選挙となることは必至だ(私自身はもっと先に繰り延べ可能と思っているが)。
そこで、どのような形で財源を確保するかが問題だが、ほとんどの政治家は消費税増税しか思いつかない。それを、行政の無駄を省いた後に検討すると言うか、今から検討すると言うかの、表現の違いだけだ。
小沢側は、みんなの党の手法を真似た。増税の前にやることがある、というあれだ。
彼らは参院選に学んだのである。

プレゼンテーションの巧拙で小沢が有利になるかもしれないが、これは決して民度が高い証拠ではなく、逆に民度の低さを示すことになる。

2010.09.03 23:33 URL | greenstone #- [ 編集 ]

全国紙をはじめとする大マスコミは菅氏寄りといわれているが、全体の風向きをみてコロッと小沢シフトする可能性もありそうな気がする。
いずれにせよ、決戦の日が近づくにつれ、どちらか優勢なほうにすり寄っていくんではなかろうか。
大マスコミ自体は菅、小沢のどちらが勝ってもさしたる影響はないし。

2010.09.04 01:36 URL | 元大阪府民からの伝言  #- [ 編集 ]

>この討論をみてもまだ菅さんが選ばれるならば、それはそれで日本の民度というものでしょう。

民主党の代表選は国民が選ぶわけでは無く
あくまでも民主党員らの身内の選挙ですからこれを「日本の民度」では変ですね。

2010.09.04 11:24 URL | 八式墓塵 #b83euTKE [ 編集 ]

まず日本の民度と言ったのは、マスコミが露骨に操作していると思われる世論に、特に民主の新人議員は左右されるでしょうし、また党員サポーター票も同様でろうはずだからです。
だからあんなみえみえのマスコミの世論操作に操られるようでは、日本の民度もそれまでのものというわけです。

私はあのふたりの討論を見ていて感じたのは、菅さんが自らが対峙していたはずの日本の国体を構成する勢力の作り出したお膳立てに、見事なまでに乗って彼らの神輿になり下がっていたということです。
菅さんは、小沢さんを引きずり下ろすためにマスコミなどが作り出した「政治とカネの問題」とやらを持ち出して小沢さんを盛んに攻撃していました。

小沢さんは明治以来続く日本の官僚統制を本気で壊そうとしている政治家です。
だから初めはすり寄っていた仲間の政治家の多くも、最後は彼のもとから離れていく。
小池百合子しかり渡部しかり、彼らは小沢さんにすり寄りうま味を得ようとしたが、彼が本気で官僚体制を壊そうとしているのを見て、それに巻き込まれては大変とばかりに逃げ出して、言い訳がましく悪口を言っている。
菅さんも本音ではそれがわかっているのに、自分の迂闊な発言で参議院選挙で大敗した責任を取りたくないがために、あろうことか今まで自分自身も立ち向かっていたはずの敵に寝返ったとしか思えない。

前にも述べたと思いますが、この小沢叩きが始まる少し前にマスコミ各社に国税の査察が入っています。
このことの意味をもう少し重く受け止めてほしいのです。
その後少しして地検特捜部の捜査が始まりました。
小沢さんが代表に就任したからでしょう。
そしてマスコミ各社一斉の小沢叩きが始まるのです。
それに完全には乗らなかったのは、私が知るところでは東京新聞や一部のローカル紙に日刊ゲンダイと週刊朝日ぐらいのものです。
あとはすべてといっていいくらい、小沢憎しと言っても過言でないくらいのヒステリックな攻撃記事や番組であふれています。
これでは政治を自らのものと考える思考回路を持たない日本国民は洗脳されてあたりまえです。
ちなみに私の友人の知り合いの朝日の政治部の記者さんは、事前に地方の支局に飛ばされています。
余計な事を記事にする彼らのような記者は地方へ体よく飛ばされているのです。

私は今度の小沢さんの立候補とテレビ出演をみていて彼がいままでなぜマスコミの表面に出てこなかったのかが少しわかった気がします。
それは小沢さんの周りは(彼が本気で体制を変えようとする限りは)常に敵ばかりだということです。
実際に民主党代表就任から今回の再度の立候補に至る動きを見ていてそれが正しい見方だということは明白でしょう。
今度の討論会でも、私が見る限りでは質問をした代表記者4人の内3人までが明らかに小沢さんを吊し上げようとしていた。
むしろ今度の討論会は、小沢総理の適格性を糺す場だったと言われても過言ではないと思います。
だから質問をしていた読売の橋本委員が、小沢さんの返答が終わると、まだ菅さんが答えていないのに次に話を進めようとして隣から指摘されるありさまでした。
だからこそ小沢さんは「革命的警戒心」から努めて表に出ないようにしていたということでしょう。

こんな流れをみていれば、普通に考えれば小沢という政治家の位置づけがよくわかるというものです。
いいですか、小沢さんが総理大臣に仮になったとして、もし言われているような失政をしたらすぐに失職に追いつめられるのですよ。
しかしなぜただの一政治家にすぎない小沢さんをあそこまでマスコミを総動員してまで叩く必要があるのでしょうか?
それは、小沢さんが本当に日本の官僚統制を壊して変革を始めれば、いままで国民がいかに騙されていたかが明るみにでてしまうからです。
だから国民が真実を知る前に何としても小沢さんを失脚させて真の変革を阻止する必要があるのです。
そうでなければここまで小沢さんを怖がる必要もない。
おかしいでしょ、変ですよね、ただの68歳の年老いた先行き長くない政治家一人をここまで執拗に攻撃するのか。

そういうことです。

2010.09.04 12:27 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

ダメダメ。
リスクが大きすぎる。
いくら「小沢幻想の終焉」のためと言っても、小沢一郎を首相に擁立するのは・・・・

最悪の場合、小沢一郎の独裁政治になってしまい、(小沢一郎が)徴兵制導入などの政策を打ち出してくるだけで無く、自民党も(小沢一郎を擁立した罰として)徴兵制導入などの政策を打ち出してくることもあります。
それに、小沢一郎なんか首相にしてしまうと、今後、選挙が実施されなくなってしまう可能性が(以下、怖いから書きません。)

良識のある民主党のサポーターの方々は、党代表選挙において菅直人に投票すべきです。

2010.09.04 17:10 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]

名古屋人です。河村市長の出自が民社であることが示すように、危険な面は多々ありますが、それよりもずっと非道いのは民主から共産まで含めての議員であることを市民は知ってしまった結果の現在です。

2010.09.04 20:27 URL | 影丸 #gIYQI5Sw [ 編集 ]

「風太」さんのように「官僚統制を壊す小沢」と「それを引きずりおろそうとする官僚・マスコミ連合軍」なる構図では、何も説明できないことは明らかだろう。今般の「政治とカネ」問題が首相の資質を問うのに適切かどうかは別に議論すればいいが、それを上記のような安易なストーリーに流し込んで全てを理解したがるのが、ネット上の信者の程度である。

小沢が官僚統制を壊そうとしているなどという証拠は何もなく、またもし官僚マスコミがそれをなんとしても阻止したいのなら、2006年に小沢が就任して以降、西松建設発覚まで、新聞の少なくとも半分程度、週刊誌テレビメディアの大半が小沢民主党に好意的だったことの説明がつかない。2008年には現実に政権交代の可能性すらあった。西松事件で小沢は退いたが、誰が見てもその後の鳩山民主の主役が小沢であることは明らかであって、「検察マスコミ連合軍」が小沢の影響力をなんとしても排除したいなら、マスコミの論調は選挙であそこまで「政権交代」を煽るものにはならなかっただろう。案の定政権交代後幹事長に収まったが、マスコミの小沢の処遇に対する論調は、むしろ、「実験を奮うなら表の役職につけ」というものだった。

その後、次官会議の廃止や記者会見廃止にも、マスコミは好意的だった。政権が最初に露骨な批判を受けたのは、郵政で斎藤次郎を社長にしたことだった。そして、天下りや郵政問題で政権が妥協の姿勢を見せると、朝日新聞などは政権を強く批判した。以上のように、政権が官僚寄りになったときに、もっとも批判を受けたとすら言える。

今回の検察捜査や審査会が政治過程に与える影響については、色々問題点が指摘されているし、それを議論するのもいいだろう。しかし、それを安手の陰謀まがいのストーリーに落とし込むから、まるで説得力がなくなるわけだ。

2010.09.04 21:20 URL | 覚造 #- [ 編集 ]

最近の騒動を見ていて、(良いとり方をして)今度こそ「国民的議論」の萌芽ができてくればいいなと思うのですが・・・
(今までの「…的議論」は既に「お膳立て」がされてた上での「おしゃべり」でしかなかった(「つぶやき」すらなかった?)ですが)

しかし、その「芽」も害虫やら病原菌やらが食いつぶそうとしてはいますが・・・

よくも悪くも「分岐点」をむかえつつあるのではないでしょうか。

それにしても、地方のメディア露出首長は・・・「民度」のレベルでは国政よりも地方自治のほうが危機かもしれませんね。

2010.09.05 00:21 URL | ウサギの耳アカ #- [ 編集 ]

9/2の日本記者クラブでの公開討論会のテキストは、産経のweb siteにあります。
普天間関連はこのページ
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100902/stt1009021656029-n2.htm
です。

greenstoneさん
>確か、星浩氏だと思いますが、昨日の共同記者会見で小沢氏が普天間に関して沖縄、米国双方が受け入れられる案があると言ったことについて質問しました。
小沢氏は昨日の段階で、菅氏の反論に対して、米国との合意を白紙撤回するものではないと、既に答えていました。
星氏は、小沢案の内容について、さらに突っ込んで質問しました。
小沢氏の回答は、
「三人寄れば文殊の知恵」というものでした。
---引用は以上です----

細かいことなのですが、普天間に関する最初の質問は確かに星浩氏がしました。
「米軍普天間飛行場の移設問題の日米合意を踏まえて米国、沖縄と話をするのか。日米合意の見直しはあり得るのか」
「日米合意通り辺野古移設に移すよう沖縄を説得するというわけではないのか」
という2回の質問です。
それに対する小沢氏の回答
「鳩山内閣で日米合意がなされたと。この合意は重く受け止め尊重しなきゃいけないと。その合意を前提として、じゃあ、どうしたらお互い納得できるのか、ということを話し合わないと、合意、合意と言っても、それが前進しなきゃ何の意味もないわけでして、だから、その意味で、アメリカ政府もそりゃよく分かっていると思います、沖縄の県民の感情っていうのは。だから、その意味で、県民みなさんとも、アメリカ政府のみなさんとも、何か知恵ないかな、ということで話し合う余地はあるのではないかと思っております」
に対して、
「沖縄県民は県外移設じゃないと納得しないのではないか。昨日の小沢氏の「自分なりの案がある」という意味の発言は、県外と受け止められている」
と質問したのは、朝日の編集委員・星浩氏ではなくて、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏です。
それに対して小沢氏が、
「案があるとは言っていませんですよ。僕は。今、説明した通りです」
そして橋本氏は、「知恵がある」と言ったが、
と【小沢氏に、この問題を解決するための知恵がある】と言ったのではないのか?と畳みかけました。これは菅氏もそのような趣旨の言い方をしています。「「本当にそういう知恵(があれば)私もぜひ教えていただきたい。鳩山さんもそういう知恵を求めて大変苦労された。ぜひ、この場で知恵の一部でも国民の前で披れきいただければ」と。

で、それに対して、小沢氏が
「いや、何か、それぞれが納得する、知恵というのは、もう、みんなで考えりゃあ、3人集まれば文殊の知恵、ということがあるじゃないですか」
と言ったわけでこれは、「みんなで(=沖縄、日本政府、米国政府)【知恵を出し合いましょう】」という意味合いで「知恵」と言ったのである、と説明したわけです。
greenstoneさんがこの発言に対して「私は、大受けしました。」と大爆笑するのは別に構わないのですが、
小沢氏は、「私には解決策があります」「腹案があります」「解決するための知恵があるんです」という意味で9/1の共同記者会見で言ったわけでもないし、9/2の日本記者クラブでの公開討論会で述べたわけでもない、ということを理解すべきだと思います。

小沢氏と橋本氏のやりとりはこのあと
橋本氏「具体的なものがなくて、話し合いをしようということだけだったのか」
小沢氏「いや、だから、そうしなければ進展しないでしょ」
橋本氏「それは分かるが、そういうことだったのか」
小沢氏「そうです。今、具体的にこうするとか、ああするとか、という案を私、持っているわけではありません」
と続いて終了しました。

(この小沢氏と橋本五郎氏とのやり取りは、動画で確認できます。
http://www.ustream.tv/recorded/9298002?lang=ja_JP
の1:45:45あたりからです。)

で、そうなると、「なんだ、なんにも解決するための案すら持っていないんじゃないか」
「国外移設を念頭に置いているなんてうそっぱちじゃないか」
という言葉が飛んできそうです。
これについては、私は理想的には、小沢氏には、代表選の記者会見もしくは公開討論会の場で、アメリカ政府に対して覚悟を決めて、
「グアム・テニアン移設を目指し、アメリカ政府と粘り強く交渉します」と宣言してもらいたかったです。
しかしながら、現実問題として代表選のさなかにそれをぶちあげてしまうと、アメリカの猛反発をくらい、陰謀論は好きではありませんが、アメリカ様とマスコミが今以上に束になって大々的なネガティブキャンペーンを始めることでしょう。
小沢氏は、現時点では
「沖縄県民の皆さんと話をしなけりゃならないし、
沖縄の皆さんの意向も踏まえてアメリカ政府とも話ししなきゃいけないし、
その中で両方がお互いに納得できるいい知恵が出るように、
もう一度努力をすることは、決して悪いことではないんじゃないでしょうか。」
と述べることで、精一杯と判断したのではないかと私は想像します。
アメリカと交渉するのに、こちらの手の内を全部さらけだすのは得策ではありませんから。

もちろん「そんなのまやかし。騙されてるだけだ」とお思いになる人がいることは承知しています。
どちらになるのかは、本人はすでに決めているのかもしれませんから何をどうしようと結果には影響しないかもしれませんが、私は小沢氏本人や支持する議員らに、ささやかであはりますが、国外移設移転へ、着実に歩みを進めてもらうよう働きかけをしています。

2010.09.05 03:19 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

>減税について。

>今朝の朝日新聞1面にまとめられた「民主党代表選討論会の論点」と
>4面の「焦点採録」を読むと、小沢一郎は「所得税、住民税の大幅減税
>を考えている」と言っている。当然、法人税減税も行うつもりだろう。

この「法人税」について、テレ朝「スーパーモーニング」で次のように触れたことが日経の記事にもなっていました。

テレビの動画は
http://www.youtube.com/watch?v=45EOlYwc3HA&feature=related

日経は、
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E1E2E2958DE2E1E2EBE0E2E3E29F9FE2E2E2E2;at=DGXZZO0195164008122009000000
【 小沢氏、法人税率「下げるなら、社員へ配分を」
正規雇用社員の割合規制に意欲】
小沢一郎前幹事長は3日午前、テレビ朝日番組に出演し、
日本の法人税率の水準について「社会保険の負担も含めて比較すれば(国際的に)高くない」との見解を示した。
そのうえで「法人税率を引き下げる論点も悪くないが、もうかった分をどれだけ社員に配分するかだ」と指摘、
税率を下げる場合は社員への利益配分を手厚くする必要があると強調した。

----引用は以上----

「法人税率を引き下げる論点も悪くないが」の部分はいただけませんが、
「社会保険の負担も含めて比較すれば(国際的に)高くない」というのは、
民主党議員の口から出たことはほとんどありません。
小沢氏の口から
・法人税を国際比較するときに社会保険の負担も考慮すべき
・社員の分配が少なくなっているのだから、多くすべき
という考え方が出てきたことは注目に値すると思います。

「レーガノミクスそのもの」という批判は当たらないのではないかと思います。

同じ記事で、
「非正規社員を雇ってすぐクビを切るやり方を許すべきではない」とも語り、
大企業などを念頭に、正規社員の雇用を増やす政策に意欲を示した。
----引用は以上----
ともありますから、小沢氏がこういう考え方をしていることを認識すれば、kojitakenさんが
「このことと矛盾するのは、昨年の総選挙で、派遣社員出身の候補が当選するなどした事実であって、そうした一年生議員はみな小沢一郎を熱心に支持している。要するに、「××を応援する○○」状態である。」
と書かれた疑問も少しは理解できる(納得はしないと思いますが)のではないでしょうか。

2010.09.05 03:24 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

小沢氏と「普天間国外移設」については、この記事も気になっていました。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2010090100820
【普天間の国外移設を=民主・リベラルの会】
民主党の護憲派グループ「リベラルの会」の世話人を務める今野東参院議員らは1日、党代表選に立候補した菅直人首相、小沢一郎前幹事長にそれぞれ会い、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の国外移設などを求める政策要望を手渡した。同会は首相と小沢氏から2日中に書面で回答を受け取る予定。3日の会合で内容を精査し、代表選への対応を決める方針だ。(2010/09/01-19:03)
---引用は以上----

普天間国外移設を求める政策要望に対する、菅氏の回答は想像がつきますが、小沢氏がどういう回答をするのか、注目していました。
結局、9/3にリベラルの会は会合を開いて、自主投票を決めた、という記事のみが流れ、要望書に対する回答に触れた記事は配信されていないと思います。

米国追従路線の岡田氏、北沢氏、前原氏らとは最初から一線を画しているわけなので、小沢陣営が国外移設を掲げても代表選の帰趨には大きくは影響しないのではないかと予想していましたが、少しでも多数派を形成しようとするならば、あまり過激なことは主張しないでおこうという、内向きの姿勢に小沢陣営が傾いたのだとしたら少し残念です。

2010.09.05 03:58 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

>覚造さん

>もし官僚マスコミがそれをなんとしても阻止したいのなら、2006年に小沢が就任して以降、西松建設発覚まで、新聞の少なくとも半分程度、週刊誌テレビメディアの大半が小沢民主党に好意的だったことの説明がつかない。

おもしろい観点ですね。

東京地検特捜部や東京高検にも、「反小沢急先鋒」の検事と、「どちらかというと親小沢」の検事が混在しているように、マスコミも、反小沢で一枚岩ではない、ということなのではないでしょうか?
つまり、西松事件までは、親小沢の人間がメインであって、反小沢の人間も、「これだけ自民党がひどければ、政権交代はやむなしか」と半ば諦めていたのではないかと想像します。
そこへ降って湧いた西松事件によって、マスコミ各社内での、親小沢・反小沢の力関係があっという間にひっくり返った・・・

私はそんな理解をしています。私自身は「信者」のつもりはありません。

2010.09.05 04:09 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

本ブログでは、菅氏支持はありえないわけなので、菅氏を批判しても仕方ないのですが、1点だけ述べさせていただきます。
2009年衆院選で実現した【政権交代】の意味をどうとらえるか、の観点から、小沢氏、菅氏を並べてみます。

<小沢氏>
9/3 テレ朝「スーパーモーニング」での発言。
http://www.youtube.com/view_play_list?p=D2DF95D407C85CBB
日本の国民の皆さんが、多分、僕は、相当な勇気をもって政権を変えるという選択をしたんだと思いますよ。
そうすると、もしこの民主党政権、この試みがもし失敗したら、もう永久に、日本に民主主義は定着しない、しかも多分、ごちゃごちゃになってしまうと思うんですよ。政治そのものが。

自分たちで政権を選ぶことによって良かったなあとみんなが思えれば、そうしたら政権交代、民主主義というものが定着できる。
(しかし)予算編成のあり方でも、政府のあり方でも、結局役所のいうような路線のままやってると。
今までと同じじゃないかと、政権交代して意味なかったんじゃないか、と国民に思われたら、おしまいなわけですよね。

<菅氏>
朝日新聞9/3付朝刊2面:
小沢氏の打ち出した「政治主導の予算編成」について、菅首相支持派の新人議員は、「小沢氏の政策は絵空事だ。財源に根拠がなさすぎる」と批判。
首相周辺も「財源は予算の組み替えで工面しますと言うだけ。まったく無理な話で、顔と気合いでやりますと言っているようなもの」と酷評した。

日経の9/4付朝刊:
「政権交代できたとき、もう本当に政治家冥利に尽きると思った。私の政治家としての目標は、これで達成した」
7月末、両院議員総会での菅氏の言葉だ。
----引用は以上----

8/23の本ブログのエントリー
「忖度政治」はもうごめんだ。小沢一郎は政策や理念を語れ」
のコメント欄にも書かせていただきましたように、私は
「有権者(の多く)が民主党に期待したのは、官僚依存政治からの脱却です。」
と理解しています。
しかし、菅氏周辺の民主党議員は、↑に示した朝日の記事によると、
「官僚依存政治から政治主導の予算編成」を、政権交代後一旦は目指しながら、リーマンショックによる税収の激減により方針転換を迫られた」というのではなく、最初から目指していなかったことを明言したに等しいでしょう。
そして菅氏自身に至っては、「政権交代すること」そのものが目的であったことを告白したわけです。
自民党政権を終わらせさえすれば、どんな政策を実行しようと構わない、とでも有権者が考えていたと思っているのでしょうか?
清き一票を託した有権者の思いを、これほどまでに踏みにじる発言はありません。驚きました。

小沢氏はそうではなく、
「もしこの民主党政権、この試みがもし失敗したら、もう永久に、日本に民主主義は定着しない」と危惧しています。
私もまさにそうです。
私は、ものごころついてから、ずっと「なぜ日本では、自民党の政治家が悪いことをたくさんしても、いつまでも政権を担っているのだろう?」と不思議に思ってきました。
そして1年前、ようやく政権交代したと思ったのに、鳩山政権、菅政権は、自民党政治と変わることがなかったのです。
今はまだ自民党が崩壊しかかったままですからすぐに自民党政治が復活することはないでしょうが、もし政権交代後1-2年で民主党が分裂でもしたら、あっという間に以前の政権のうまみを知る人間が政権の座に返り咲く事態になるでしょう。
そうなったら最後、「自民党なる政治(と似た)政権」からの政権交代は、二度と再び生じ得ないだろうと私は悲観します。
(これで終わりです。長々と済みませんでした)

2010.09.05 04:11 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

sweden1901様
〉「有権者(の多く)が民主党に期待したのは、官僚依存政治からの脱却です。」
反・新自由主義の思いから自民党が政権から下りる事を望んだ有権者の一人として申し上げますが、私が期待した事は「庶民の生活の安定」でした。極端に言えば、「官僚依存か否かなどどうでもよい」「官僚依存から脱却しても庶民生活が破壊されたら意味がない」とすら思います。私のような人間が多数派か否かは判りませんが。「官から民へ!」を売り文句に新自由主義が勢力を拡大してきた事を思えば「官僚依存政治からの脱却」と言われたら、かえって支持する気持ちは失せるというのが正直な気持ちです。

2010.09.05 08:54 URL | loopy #- [ 編集 ]

>sweden1901さん
メモを取って聞いていたわけではないので、引用について、不正確なところがあったことはお詫びします。橋本氏の質問だったのですね

しかし、前日の記者会見では案があるとは言っていないのかもしれませんが、案があることを示唆しています。
これも記憶に頼った話ですが、前日の段階では、小沢氏の話から新たな案があると菅氏が受取ったからこそ、菅氏が辺野古をやり直すのか?と尋ねたわけです。それに対して小沢氏が白紙撤回するわけではない、と回答しました。
そして翌日、具体的にどのようにするのか?という展開になったと思います。
これは重大な問題なので多くの人が興味を持ったはずです。

これを知恵と呼ぶか、案と呼ぶかは意味がないと思います。政治家がわざと曖昧な言葉を使っているだけで、何らかの新たな方向性を指して、知恵と呼んでいるわけです。
だから、その「知恵」と呼んでいる新たな方向性が何を指しているかが問われていたわけです。白紙撤回ではなく、三者が納得する新たな方向性です。

その内容が質問され、視聴者、政治記者が、固唾を呑んで、何が出てくるかを待っていたら、出てきたのは、三者でもう一度話し合う(知恵を出し合う)、ということだったのです。
何も新しいものがなかったわけです。いいオチがついたと思いました。
しかも、それを小沢氏が、「三人寄れば文殊の知恵」と、知恵のないまとめをしたことが、とても可笑しかったのです。
可笑しくなかったですか?

2010.09.05 10:56 URL | greenstone #- [ 編集 ]

小沢さんが民主党代表選挙立候補記者会見の席上で、普天間の基地移転問題で、アメリカ側とさらに話し合うという考え方を打ち出した時、知恵があるような事を言った時に、私は小沢さん少し軽率だなあと感じました。
この問題は外交問題で、しかも外務省・防衛省がアメリカ側のいいなりに辺野古移転を鳩山総理に呑ませた経緯があるのです。
だから再度交渉する場合ハードルはさらに高くなり、小沢さんが総理に就任して再交渉をアメリカ側に求めたとしても、厳しい交渉になるでしょう。
しかも現状沖縄では基地移転に応じる様子はなく、前原あたりが例によって裏で基地容認派の元市長と陰でこそこそ話し合いをしているようです。
そこで小沢さんがアメリカ側と再交渉する時には地元の反対をアメリカ側に説明し、それをてこにして(地元の民意を踏みにじるのは建前上民主主義の国アメリカに汚点になる)交渉を進めるということになります。
その場合小沢さんがはじめから手の内を晒すことは外交上失敗もよいところです。
だからこそ記者クラブ主催の討論会の場で、菅さんや記者クラブ質問者から、再三再四手の内を晒すように言われても、案などは持ち合わせていないとかわし続けたのですね。
最初に言質を取られるような事をしゃべってしまったから余計な苦労をしないといけなくなりました。

しかし私はあの場面を見ていて、菅さんや質問者(橋本五郎委員)も、アメリカ側も注目している公の場であのような揚げ足取りは、責任ある立場としては失格だなあと思いました。
菅さんは沖縄の国民の為にアメリカと交渉するのを諦めているから、小沢さんが再交渉するというのをはなから信用していないのでしょうね、そんなこと出来るわけがないと、だから平気で国益を害する(この言葉も本当は使いたくはないのですが)ことを小沢さんのイメージダウンになればと平気でしてしまう。
これは国を代表する立場の総理大臣としてはまったくもって失格ですし、まさにアメリカに依存しているという証拠です。
そして橋本委員にとっては、さらにアメリカに物申すような小沢という男は、危なくて仕方がないというわけでしょう。

そういえば質問者のうち朝日の星委員もまた、小沢さんの「第7艦隊があれば沖縄海兵隊は必要ない」との発言を取り上げて、その真意を盛んに問い糺していましたね。
彼らにとって対米関係からも小沢さんは危険人物ということなのでしょう。
こんな人物たちが代表で質問の場に出てくるような状態だからこそ、マスコミは自民党連立政権下でのイラク戦争協力への総括がいまだにできないでいるのです。

2010.09.05 11:38 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

私はどうやら小沢教の信者らしいみたいです(苦笑)。
まあそういう風に見えるのかも知れませんね。
少し前に知り合いとこの話をしているときにも、話しているうちに知り合いが激高し始め、「これだけマスコミで小沢の害悪を報じているのに、おまえは基地外か」と罵られましたから。

もちろん私も以前は小沢さんを好きでもなんでもなかったのです。
ただどう考えても彼の存在が日本の政治において重要なポイントなのではと考えるように今はなっています。
彼が主張することは、よく聞いていれば実に筋が通り、また非常に合理的です。
今回の討論会などでも、小沢さんの主張は、一部を除けば合点がいくものばかりでした。
小沢さんが官僚統制を壊そうとしているというのは、彼が中心になり行ってきた施策の数々を見れば受け止められると思います。
あの討論会で菅さんが主張していた行政改革策も、小沢さんらが以前に手掛けたことが含まれていました。

で、小沢さんが以前はマスコミから好意的扱いを受けていたということですが、そうなのかなあ?
私にはそういう風にはとても感じられなかったけどね。
それにマスコミが批判姿勢に転じたとされる西松問題では大久保さんは無罪でしょう。
この裁判では地検側の主張(筋書き)はすでに崩れています。
それで慌てて政治資金収支報告書の記述違反を持ち出してきたのではないかな。
ここでまともな報道機関ならばむしろその点を厳しく追及するはずです。
でもしないのだよなあ日本のマスコミは、残念だけど。

ちなみに斎藤氏を郵政の社長にしたのが朝日の逆鱗にふれたとのことですが、やったのは亀さんでしょ。
首相は勿論小沢さんではなく、小沢さんは党務に専念していたはずですが。
ただねえ、正直言って郵政の社長に民間人は無理だったのではないかな。
だって西川さんといえば日本の金融界の最高実力者ですよね。
その人を首にした後の社長ですよ、なり手がいなかったのではないかな、誰だって敵に回したくない人ですからね。。
だから官僚上がりの斎藤さんに後釜になってもらった。
あのあと相当批判されていましたが、民間からは無理だったと思います。

そんな感じです。

2010.09.05 11:45 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

loopy様
>反・新自由主義の思いから自民党が政権から下りる事を望んだ有権者の一人として申し上げますが、私が期待した事は「庶民の生活の安定」でした。
その、「庶民の生活の安定」を最優先に考えている、旧民社党(川端グループ)は、菅首相の方を支持するみたいです。

【民主党代表選】旧民社は「首相支持」へ 議員票互角、菅首相優位に
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100905/stt1009050130000-n1.htm

公明党とのパイプがあるからか、旧民社党(川端グループ)が嫌いな人が多いかもしれないが、概ね、自民党と社民党の中間の政党であり、民主党では数少ない社会民主主義傾向の強いグループです。

社民党の場合、「庶民の生活の安定」より護憲を重視してしまったり、自民党の場合、「庶民の生活の安定」より既得利権を重視してしまったり、変なイデオロギーに染まる危険性がありますが、旧民社党(川端グループ)の場合、バランスが取れていると思います。

その旧民社党(川端グループ)が、菅首相の方を支持することは、菅首相が社会民主主義化しつつあることの現われです。

2010.09.05 12:20 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]

やはり民社Gは菅さんへ傾いたということですね。
菅さんが総理のままで、小沢さんらを支えるリベラル勢力が力を失うことになると、この国の変革は半端なままで終わり、しかも一般国民にはとても厳しいということになります。
菅さんが寄りかかる勢力は、経済は新自由主義で政治的には超タカ派も含まれることになり、これはもう最悪な状態です。
菅さんは福祉重視で下に優しい政治を語っていますが、支える勢力がこれではそんなことは菅さんの独りよがりに終わり、危惧は深まるばかりです。

私は菅さんは小沢さんつぶしの道具に使われる傀儡にすぎないのではないかと思っています。
彼ではこの先の国会を乗り切れず、その時は民主は分裂し、菅さんを担いでいた勢力は自民の一部やみんなの党などと組み新たな政権を打ち立てようとするのではないかな。
この勢力は菅さんを切り捨てて前原あたりが総理候補に躍り出ることになるのでしょう。
そしてその先は考えるだけでも嫌になります。

2010.09.05 16:05 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

>まず日本の民度と言ったのは、マスコミが露骨に操作していると思われる世論に、特に民主の新人議員は左右されるでしょうし、また党員サポーター票も同様でろうはずだからです。

つまり、マスコミに左右される民主の新人議員や党員サポーターは民度が低いとおっしゃりたいのですね。
都合の悪い事をマスコミや民度の低さに責任をなすりつける所はネトウヨさんと変わりませんね。
小沢信者は

2010.09.05 16:23 URL | 八式墓塵 #3/FmpJaY [ 編集 ]

民主党議員の動向をYufu Tomonoriさんが纏めてくださいました。
これを見ると、小沢さん圧勝でもう決着がついたみたいですね。
http://mecio.net/bn/WbGiin.exe?PM=ALL

でも、国会議員で139人も菅さん支持なのは驚きでした。
これだと、菅さんを支持した議員らが団結して離党すれば、政界再編ですね。
前原たちはもう居場所がありませんから、前原新党を立ち上げた後に自民党に合流でしょうか・・・
すると、小沢内閣は弱小になってしまいますが、今後のことを考えれば、その方が分かりやすくて良いでしょう。
小沢さんは積極財政の流れを作ってくれれば十分ですよ。それだけで良い。たぶん、それも難しいけど、そこだけは取り組んで欲しい。
そして二度と緊縮財政だの消費税増税だのと言っている連中に権力を渡さない形を残してくれれば良い。(前原派・野田派を干せ)

小沢さんの正体が新自由主義と言うのは、私の長く疑っていましたけど、違いますね。
何も考えていないんですよ、選挙以外。
ヌエだと言う評価が最も正しいと思います。
それが今は積極財政の方が勝てると思っているからそう言っている。でも、それが正解だから全く構わない。

小沢さんは結果的に新自由主義・新保守主義に対する防波堤になってもらえれば立派なもんです。
菅さんが小沢さんをはずしただけで消費税10%+緊縮財政ですよ。まるで小泉政治の国民殺しが再開じゃないですか。

いずれにしろ新聞やテレビが言っていることの真逆になりそう。
菅さん圧倒的っつってた記者とかアナウンサーとか、責任とらせたいですね。

2010.09.05 16:46 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

風太様
>菅さんが総理のままで、小沢さんらを支えるリベラル勢力が力を失うことになると、この国の変革は半端なままで終わり、しかも一般国民にはとても厳しいということになります。
 この「小沢さんらを支えるリベラル勢力」の言葉が何を指すか不明ですが、横路G、平岡Gに所属している議員の大半は、菅首相の方に投票するみたいです。

>菅さんが寄りかかる勢力は、経済は新自由主義で政治的には超タカ派も含まれることになり、これはもう最悪な状態です。
 小沢一郎は(菅さんが寄りかかる勢力以上に)経済は新自由主義で政治的には超タカ派です。

 小沢一郎は、教育基本法改正の論議の際、小泉元首相・安倍元首相より右の教育基本法改正を主張した上、 国民投票法制定の議論の際、小沢一郎は「選挙権18歳」を押し通しました。
 憲法改正と「「選挙権18歳」がセットのため「徴兵制導入」と推測できます。

 小沢一郎は、農業自由化、損保自由化、ガソリン税暫定税率撤廃、高速道路無料化など、多数の新自由主義政策を主張しています。
 その上、政府紙幣発行に消極的だし、財政出動の多くも富裕層へのバラマキです。
 子ども手当は小宮山洋子(前原G)の提案だし、戸別所得保障制度は全く役に立っていません。

○2010年4月27日(火)「しんぶん赤旗」
>価格保障と所得補償の充実、輸入自由化のストップで、農業の再生を
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-04-27/2010042708_01_0.html

 小沢一郎を切らない限り、(民主党は)どんどん右傾化してしまいます。

2010.09.05 16:58 URL | 牧野弘幸 #- [ 編集 ]

小沢さんの正体というか政治家としての目的は、明治以来続くこの国の官僚制中央集権国家体制の打倒でしょう。
そして私は小沢さんにはそれだけはやってほしい、やり遂げてもらいたいと考えています。

あの戦争を引き起こしたくせに責任を取らないまま国民を塗炭の苦しみに突き落しておいて、戦後もぬくぬくと生き抜いた連中の依っていた体制です。
この体制は戦後は天皇に代わりアメリカを頂くことで組織として生きながらえました。
今日本があらゆる面において衰退し続けているのも、この体制が温存されたままでいるからです。
この体制を壊して新たな民主体制を構築しない限り日本の未来は無いといっても過言ではないと思います。

だから小沢さんがあれだけ一貫してやりたいといっているのだから、やってもらえばよいのです。
私が信者(苦笑)として彼に期待するのはそれだけです。
その後は我々が日本の未来を自らの手で築いていくだけです。

霞が関、これを作り変えることは並大抵のことではないと思いますよ。
だからほとんどの政治家は本気では手をつけようとはしなかったのです。
みんな口では行政改革を言いますが、実際に実効性のある改革は殆どなされてきませんでしたね。
だからこそその弊害が、今いたるところで現れてきているのです。

2010.09.05 17:25 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2010.09.05 22:26  | # [ 編集 ]

>greenstoneさん

小沢氏が「解決するための案が自分にはある」と受け取られかねない言い方をしたことは間違いないとは思います。
ただし、発言をきちんとたどってみれば、言質をとられないような、というとなんだか後ろ向きですが、沖縄県民にも、アメリカ政府にも配慮した(風太さんの「小沢さんがはじめから手の内を晒すことは外交上失敗もよいところです。だからこそ記者クラブ主催の討論会の場で、菅さんや記者クラブ質問者から、再三再四手の内を晒すように言われても、案などは持ち合わせていないとかわし続けたのですね。 」という見方に同意します)言い方だったのではないかと私は感じました。

最終的にそれが鳩山氏同様に、沖縄県民に期待感を抱かせた挙句、元の辺野古案に戻ってしまうようなら(kojitakenさんがきょうのブログ記事で紹介されている、『琉球新報』9月3日付社説が示した懸念の通り)、小沢氏の今回の一連の発言は批判されてしかるべきだと思いますが、私は現時点では、小沢氏はさすがにそこまで無責任な人間ではないと思っています。

そういう認識に立った上で、発言をもう一度整理してみます。

代表選立候補に際して提出された【小沢氏の政見】より

米軍普天間飛行場移設問題は、沖縄県民と米政府がともに理解し納得し得る解決策を目指して沖縄県、米政府とあらためて話し合いを行う。

9月1日の共同記者会見で:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100901/plc1009012232022-n1.htm
 --米軍普天間飛行場の移設問題についてうかがう。小沢氏は今回、政見の中で沖縄も米国も納得できる解決のために改めて話し合うとされているが、この1年間の普天間問題をどのように見てきたか。(同県名護市)辺野古に隣接する(代替施設を建設するとの)日米合意をいったん白紙にする考えがあるのか。菅氏は日米合意を踏まえ、沖縄の負担の軽減に努力すると言っているが、沖縄の反対が強い中、具体的にどのように進めていくのか

小沢氏「過去のことどうのこうの言っても仕方のないことだと思っております。私自身は、普天間、辺野古の問題につきましては、政策メモにも載せてありますけれども、沖縄も米国政府も両者とも納得できる案を、知恵を出せば必ずできるというふうに私は確信しております。今、それをするためには今後、沖縄県民の皆さん、それから外交関係として米国政府と話をしなければなりませんので、いま自分の頭にあることをこういう席で申し上げるわけにはいきませんけれども、十分、両者と話し合いをして解決策を見いだすことはできると。今のままでは、いくらやろうとしても沖縄の県民がみんな反対する以上はできないわけでございますので、そういう意味で沖縄の県民の皆さんも納得できる、米国政府も納得できる、そういう案を見いださなくてはならないし、私は必ずできると思っております」

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100901/plc1009012232022-n3.htm
菅氏「私は日米合意というものは踏まえながら、もっと幅広いですね、世界の平和という観点で、どう日米が協力できるのか、そういう大きな次元での日米同盟の深化というものを目指して今、準備を進めているところでありまして、そういった意味では、これを白紙に戻して議論をするということは、私は小沢さんが幹事長時代に幹事長という立場ではありますけれども、鳩山政権下で合意されたことについてですね、やはり責任をもった態度で臨んでいただきたい。それが国益にもかなうこと、そして国民の利益にもかなうことと私はそのように確信を致しております」

小沢氏「ちょとすいません、ちょっとすいません。誤解されるといけませんが、私は白紙に戻すというようなことを言っておるわけではありません。そこはぜひ、誤解ないようにしていただきたいと思います。また、幹事長時代ということを強調されておりますが、あのときはちゃんと政府の政策決定と党のこととは分けておりまして、私は政府の政策決定にまったく関与致しておりません」

9月2日の公開討論会で:

第一部
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100902/mca1009021534022-n2.htm
菅氏「私は小沢さんが昨日の会見でも、日本、沖縄とアメリカの両方が納得できる知恵があるという趣旨のことを言われました。本当に、そういう知恵、私もぜひ教えていただきたいと思うんですね。まあ、鳩山さんもそういう知恵を求めてたいへん苦労されたわけでありますので、ぜひこの場でですね、その知恵の一部でも国民の前でお披瀝をいただければと思っております」

小沢氏「私は、鳩山内閣で日米合意された、そのことを原点として尊重していくことには変わりありません。ただ、このまんまでは進まないんじゃないかと、だから何か知恵を出さなくては、両方が納得する知恵を出さなくてはいけないんじゃないかということを申しているだけでございます。」

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100902/stt1009021656029-n2.htm
第二部
小沢氏
「合意は合意であっても。これ、強制的にやるなんてことは不可能ですから。ですから、そうすると、やはり沖縄の県民みなさんとも話ししなきゃいけないし、県民のみなさんの意向を踏まえて、またアメリカ政府とも話しなきゃいけないし、そん中でお互いに両方が納得できる良い知恵が出るように、もう1度努力するということは、決して悪いことじゃないじゃないでしょうか」

----引用は以上---


>これを知恵と呼ぶか、案と呼ぶかは意味がないと思います。

私はそうは思いません。
結局、
「沖縄も米国政府も両者とも納得できる案を、知恵を出せば必ずできるというふうに私は確信しております。」
という小沢氏の発言を聞いて、
・「知恵を出せば」の主語が「小沢氏」である
と思い、
「小沢氏には解決策がある」「小沢氏には解決するための知恵がある」と受け取った人が(greenstoneさん以外にもおそらく多数)いる一方、
小沢氏は、
・「知恵を出せばの主語」は、「沖縄、アメリカ政府、日本政府の三者」
であって、「三者が知恵を出し合って話し合いをすることでしか、解決する道はない」という意味合いで発言した、というわけです。

>何も新しいものがなかったわけです。いいオチがついたと思いました。
>しかも、それを小沢氏が、「三人寄れば文殊の知恵」と、知恵のないまとめをしたことが、とても可笑しかったのです。
>可笑しくなかったですか?

「三人寄れば文殊の知恵」という言葉が出てきたのは、偶然でもなんでもなく、まさにこの「三者」を念頭に置いたものだと思いますよ。
そういう意味で、私は「なるほどね。うまいこと言ったものだ」と感じました。

2010.09.06 19:41 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

小沢信者と指摘されることをある程度甘受しつつも、菅ではダメだと言わざるを得ません。

菅とか仙谷とかを左翼呼ばわりする連中には「どこがだよ」と言うことは同意できる方は多いと存じます。むしろ「仲間を苛めるなよ」と返してやるべきですね。

菅よりも渡部恒三がガンと見なしています。政経塾上がりの連中も忘れてはいません、念のため。
ラジオ放送で、渡部が発言したことを踏まえて確信に至りました。
安保条約でも再検討をすることなく「継続するべき」という対米従属ぶりを見せつけてくれました。

小沢の金銭問題では、「どれだけ私怨が入っているんだ」と思わずにいられませんでした。政治家だから行動にきをつけるのは当然としても、一般市民の事件でもロクに考える人間がいない「推定無罪」や「疑わしきは被告人の利益」ということまで捨てさせる頭のおかしさを感じました。

また「国会議員の定数を半分にする」というのは噴飯物でした。
「こんなことで政治家が身を切っていますというのは筋が通らない」はずです。
政党助成金を廃止することやお財界様に頼らないという発想の放棄と見なしています。
菅の擦り寄りぶりを知るにつけ一層その思いは強くなります。
NHKで少数政党の締め出しを図っていることと重なり、「民主党が、定数削減の犠牲にならない」と言い切っているに等しいことも付け加えます。

2010.09.06 22:21 URL | 不肖の弟子 #28CUaD.o [ 編集 ]

>Swecen1901
長くは申しません。
案と呼ぶか知恵と呼ぶかが、問題なのではなく、前日の記者会見で辺野古の解決策があることをほのめかし、追求されると具体案がなく、知恵に変ったことを私はとりあげたのです。

前日の記者会見で「今は言えない」と言って、勿体ぶっていた辺野古解決策をみんな知りたがったはずです。
関心を持ってみんなが質問すると「案」ではなく「知恵」と言い、それは、とどのつまりは、三者でもう一度話し合うということだったわけです。
小沢氏が、前日隠していた辺野古解決策の中身は、みんなでもう一度話し合う、と言うことだったのです。
菅陣営を腰砕けにしようとした策略としか思えません。
もう一度話し合う、なんてことを隠す価値があるのか?
恐らくオチをきかす為に、タメを作ったのでしょう。相手を脱力させて、「政治とカネ」の問題の追求をさせないようにしたに違いありません。

「三人寄れば文殊の知恵」をうまいこと言った、と感じるのは、もちろん自由ですし、swedenさんのセンスです。私は何も申し上げません。

しかし、私は、実際には小沢氏の腹には別の姑息な考えがあると思っています。

2010.09.06 22:59 URL | greenstone #- [ 編集 ]

>greenstoneさん

>追求されると具体案がなく、知恵に変ったことを私はとりあげたのです。

私の前のコメントをもう一度お読みください。
9/1の共同記者会見での発言を提示しています。
その[最初]の質問に対する回答で「知恵を出せば」と書いてあります。
「案」が「知恵」にあとで「変わった」わけではありません。

>前日の記者会見で辺野古の解決策があることをほのめかし
(中略)
>小沢氏が、前日隠していた辺野古解決策の中身は、みんなでもう一度話し合う、と言うことだったのです。
とgreenstone さんはお書きになっていますが、
「今、それをするためには今後、沖縄県民の皆さん、それから外交関係として米国政府と話をしなければなりませんので、いま自分の頭にあることをこういう席で申し上げるわけにはいきませんけれども、十分、両者と話し合いをして解決策を見いだすことはできると。」
という小沢氏の発言の中の「頭にあること」が、小沢氏が持っている「解決策」としか解釈のしようがない、とgreenstoneさんがお考えなのならば、平行線ですので以下の文章は無視してください。

普天間移設の解決案・解決策がもし見いだせるのだとしたら、当然のことですが、
<普天間継続ー辺野古移設ーーーーーーーーグアム・テニアン移転>
この間のどれかになるのは自明です。

それをどう絞り込んでいくのか。沖縄とはどういう話し合いをし、アメリカ政府とはどういう話し合いをするのか。どういう順番で、誰が誰と交渉するのか。
そのstrategyは、小沢氏の頭の中にはあるはずですが、それは交渉ごとで駆け引きの側面が当然あります(特に、対アメリカ政府の場合は)し、また日程調整するには相手方の都合もあるわけですから、そういう意味において、
「いま自分の頭にあることをこの場でお示しすることはできませんけれども」と言っておくことは妥当でしょう。

小沢氏の9/1の共同記者会見でのこの発言を聞いて「自分なりの案がある」と受け取った読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は、「『自分なりの案がある』という意味の発言は、県外と受け止められている」という質問のしかたで、「小沢さん、あなたは腹案があって言ったんでしょ?」といった感じで問い詰めました。
小沢氏はその問い詰めを聞いて、橋本氏(や、おそらく他の記者・視聴者)に、
「何か特定の成案を自分(=小沢氏)があたためていて、今後それを沖縄に説得し最終的に納得させるとか、あるいはアメリカ政府に納得させるとか、そういう『案』を持っている」と受け止められてしまった状況を把握した上で、
「今、具体的にこうするとか、ああするとか、という案を私、持っているわけではありません」
と述べたのでしょう。

決める前に十分に双方と話をする必要がある、というのはたとえば、沖縄県民は、県議会や県民集会を通じて、「県内移設絶対反対」の強い意志を表明しているわけですが、その頑なな姿勢がまったく妥協の余地がないのかどうか(私はないと思ってますが)。
逆に、アメリカ政府は、普天間にいる部隊が沖縄以外の場所はあり得ないのか。
アメリカ太平洋軍の前司令官キーティング氏は、
http://www.asahi.com/politics/update/0415/TKY201004150462.html
海兵隊の沖縄県内の駐留は「より好ましいが、絶対に必要というわけではない」と語った。
----引用は以上----
と言っていたり、現在のアメリカ海兵隊のキース・スタルダー司令官は、
「実は沖縄の海兵隊の対象は北朝鮮だ。もはや南北の衝突よりも金正日体制の崩壊の可能性の方が高い。その時、北朝鮮の核兵器を速やかに除去するのが最重要任務だ」
と言っているのです。
これらの認識は、「抑止力の観点から在沖海兵隊が必要」という考え方そのものが虚構であることを示しています。
(詳しい説明は、高野孟氏のこの文章で説明されていると私は思います)
http://opinion.infoseek.co.jp/article/823

ついでに言うと、仮想敵国に対する「抑止力」がもし必要だと言うのならば、日米政府がグアム・テニアン移転で合意をし、沖縄県民をはじめ日本国民全体がアメリカ政府の決断を歓迎することで、日米関係を良好かつ強固にする、というのが最も強力な抑止力になることでしょう。軍事パワーで相手を抑えようと思ったら際限がありませんが、ソフトパワーは、人の数だけ無尽蔵です。

あるいはまた、膨大な軍事費にあえいでいるアメリカ政府としては、グアム移転費用を日本がさらに負担するという条件なら妥協する余地があるのかもしれません。

これまでの日本政府は、自民党政権はもちろんのこと、民主党政権になってからも鳩山内閣、菅内閣がそういうギリギリの交渉をアメリカ政府としてきた形跡はありません。外務省と防衛省が、「アメリカ追従」でやってきたからです。
アメリカ政府は、本当になにがなんでも辺野古以外ダメなのかどうか。
それは覚悟を決めて話をしない限りわかりません。

そういう話し合いをする前に、「どうせアメリカは譲歩をしないから、辺野古しかダメなんだ」と、アメリカの頑なな態度に屈してしまったのが鳩山内閣で、それをそのまま引き継いだのが菅内閣なのです。
小沢内閣が誕生したとして、同じ民主党ではありますから、民主党政権とアメリカ政府が合意したものを、一方的に破棄することはできませんので、「原点として尊重」という言葉は使用するのはやむを得ないでしょう。
しかし「原点は原点」として尊重するが、そのままの流れで従来同様の米国追従路線も踏襲することはありませんよ、というメッセージを、アメリカ政府に、そして沖縄県民にも小沢氏は発した、と受け止めればよいのではないでしょうか。

(恥ずかしい誤字がありましたので修正しました)

2010.09.08 01:51 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

一人の非・民主党支持者として素朴な感想を言えば、小沢氏を擁護する方々は、彼の言動及びそこから推察される心中を好意的に解釈して「○○するであろう」と言っていると感じられます。それに対し、小沢氏を批判する方々は、彼が実際に示した行動や果たさなかった役割という過去の事実を元に「○○するとは期待できない」と言っていると感じます。
率直に言えば、信者でもない人間に小沢氏の言動を好意的に解釈する義務はありませんから、私は批判者側の方々の言い分に共感します。小沢氏が非・民主党支持の有権者に信用して貰えないのは結局、過去の積み重ねで自業自得でしょう。

2010.09.08 20:55 URL | loopy #- [ 編集 ]

 大変遅くなりましたが、菅首相の方が再選されました。
 地方議員票、党員・サポーター票だけで無く、国会議員票でも菅首相がぴったし過半数の得票数を確保し、小沢一郎の得票数を多少上回りました。
 尖閣諸島の中国人船長の漁船衝突事件を初め様々な困難が待ち受けてますが、取り敢えず「小沢政権」と言う有事は回避されました。

2010.09.30 23:24 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]













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