きまぐれな日々

最近よく思うことは、政権交代がなったあと、民主党政権が迷走している現在ほど、政治・経済についてブログを書くのが面白い時期は珍しいのではないかということだ。

なぜなら、議題(「みんなの党」風にいうならアジェンダ。37年前の「9・11」に、新自由主義者たちに殺されたチリ大統領のアジェンデと混同しないように)ごとに意見が分かれるからだ。バリバリの共産党支持者の方が、リフレ政策を支持しているのに接すると、おおっ、と思うし、かと思うと、大勢の元「反代々木」の勇士たちが小沢一郎を熱狂的に支持している。

先の参院選で勝利を収めた自民党の公約にも、インフレターゲット政策が掲げられていたのだが、谷垣禎一・自民党総裁が「今の問題はデフレで、インフレターゲットが効くか疑問だ」と述べたことに、ご存知、自民党内新自由主義者の雄・中川秀直が噛みつき、ブログで谷垣総裁を批判している。
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10603186263.html

報道では「今の問題はデフレで、インフレターゲットが効くか疑問だ」と谷垣総裁が発言されたことになっているが、これは自民党マニフェストと矛盾していないのか、マニフェスト批判ではないのか、その真意の確認が必要である。

(2010年7月28日付 中川秀直事務所公式ブログ『志士の目』より)


自民党の大物代議士が、これほどあからさまな執行部批判をしたら、昨年夏までだったら大ニュースになるところなのだが、悲しいかな、いやちっとも悲しくなんかないけれど(笑)、野党・自民党のニュースは大きくは取り扱われない。

ここで頭に入れておかねばならないことは、中川秀直も「リフレ派」の代表的な論客だということだ。一方、谷垣禎一総裁は「反リフレ」派の代表ともいえる。

政権政党の民主党で、金子洋一や松原仁が「リフレ派」の代表的な論客であることは前回にも紹介したが、金子洋一といえば先の参院選で当選し、同じ選挙区で立候補して落選した、死刑執行で話題の千葉景子法相を「蹴落とした」参院議員である。聞くところによると、菅政権に大きな影響力を持つ、前原誠司率いる「凌雲会」は、神奈川選挙区ではもっぱら金子洋一を応援したとのことであり、「千葉法相は菅直人首相と凌雲会に見殺しにされた」との恨み節も聞こえてきた。

その菅首相は「リフレ派」とはいえない。勝間和代に採用を進言された高橋洋一流のリフレ政策を受け入れず、小野善康や神野直彦といった学者たちに傾斜する一方、消費税増税に関してはエスタブリッシュメント層に思いっ切り妥協した。しかし前原誠司は、そんな菅首相について、「消費税のことをあまり口にしない方が良いのではないか」とやんわり皮肉った。

私がある程度の可能性があると予想しているのは、前原誠司たちがリフレ派に傾いて、消費税増税を声高に唱えた菅首相の追い落としに転じることだ。前原は、「さきがけ」当時からの菅直人や鳩山由紀夫の盟友ではあるが、必ずしも彼らとの関係が良好な時期ばかりだったわけではなく、前原が民主党代表を務めた頃には、鳩山は幹事長を務めていたけれども、菅直人の協力は全く得られず(小沢一郎も前原にはほとんど協力しなかったが)、「偽メール事件」の時にも菅や小沢に見殺しにされた。菅直人はその前年、民主党代表選で前原と争い、菅有利といわれながら、蓋を開けてみたら前原が勝ったといういきさつがある。

3年前の『論座』のインタビューでも、菅直人は前原誠司のネオコン的な体質を批判する証言を残している。また、5年前のこの代表選の前には、小沢一郎が前原を抱き込もうとした(つまり、前原を小沢の傀儡にしようとした)ものの前原に拒否され、以後前原と小沢の関係が悪くなったともいわれている。つまり、前原代表時代には、菅直人も小沢一郎も民主党内の「反前原」勢力だった。

特に、小沢が前原を抱き込もうとした(とされている)ことは、私には看過できないことだ。要するに、小沢一郎は「勝てば官軍」を信条とする人間であり、小沢にとっては政治思想などどうでも良いのである。だから、先鋭的な新自由主義的主張を展開していた自由党を率いながら、民主党入りするといきなり左派の横路グループと政策協定を結ぶなどという離れ技を見せる。しかし、つい最近も小沢グループはゴリゴリの新自由主義者・樽床伸二を担いだばかりなのである。小沢一郎を信用すると馬鹿を見る。

話を前原及び「凌雲会」に戻すと、同会や前原がリフレ政策についてどう考えているのかは不明だが、「みんなの党」及び自民党の中川秀直一派(河野太郎らもおそらくついてくる)と親和性が強く、リフレ派に走る可能性はあると思う。

一方、菅首相はそれよりは谷垣総裁に近く、さらに与謝野馨とも接近しかねない体質を持っている。要するに、「リフレ派対消費税増税派」というわけである。識者はどうかというと、たとえば金子勝は、Twitterを見る限り、リフレ政策に対してきわめて批判的である。その一方で、児玉龍彦との共著に、消費税を含む増税はいずれ避けられないと書いていた。

一般に、社民主義寄りの人たちはリフレには批判的であることが多い。一方、前回のエントリでも書いたが、リフレ派の多くというか、城繁幸や勝間和代といったリフレ派の代表的なテレビコメンテーターが、派遣労働の規制強化や最低賃金の引き上げに反対している現状では、リフレ派は再分配に否定的な新自由主義勢力が中心であるように見える。飯田泰之も累進課税の強化は主張するけれども派遣労働の規制や最低賃金引き上げには反対だし、自民党の中川秀直一派といえば「新自由主義」の代名詞のような勢力である。何より、高橋洋一は竹中平蔵の補佐官だった。

政界では、「消費税増税派対インフレターゲット派」の対立構造が現れ始めているように見えるが、ここで市民ブログならではの素人の素朴な疑問を書かせていただきたいと思う。

なぜ解決策が「資産課税」ではあってはならないのか。メディアは「世代間格差」を煽るが、現実には若者にせよ高齢者にせよ深刻なのは、世代内の格差なのではないのか。金「持ち」が金を貯め込んで使わないことが問題なのではないか。だから、政府の国民に対する借金、それも主に富裕層に対する借金である財政赤字が膨らむのではないか。なぜ、歴代の政府は「応益負担」に傾斜してきたのか。これこそ新自由主義(=金持ちをより富ませるためのプロジェクト)ではないのか。そして、新自由主義にこだわり続ける限り、財政赤字の拡大は必然的な帰結であって、どんなに消費税率を引き上げたところで、政府の守銭奴に対する借金は減らないのではないのか。

今にして思うと、麻生太郎という政治家には見どころがあった。連日、料亭で金を使いまくっていたのである。これぞ金持ちの正しい行動である。小泉政権時代に成立した悪名高い「障害者自立支援法」は、「応益負担」の思想に基づく新自由主義法案であるが、これを麻生内閣時代に「応能負担」に改める動きがあった。しかし新自由主義者たちは、応能負担に戻すと財政赤字が増えると難色を示した。

それなら、資産課税を行って、資本主義の精神に反する「金を貯め込む」行動を行っている「金『持ち』」の皆様から、強制的に分担していただくしかないのではないか。私は単純素朴にそう思うのである。インフレターゲットなんて定めなくとも、資産課税を行えば自ずとデフレは解消し、インフレ傾向へと向かうのではないかとも思う。かつて当ブログで、所得税の課税範囲拡大や累進性強化、法人税減税反対などを主張したが、その中でも所得税の総合課税化や、そこまで行かずとも株式の譲渡益や配当への税率引き上げの必要性などを考えていくうちに、もっとも必要なのは資産課税の強化ではないかという結論に行き着いたのである。

自民党の谷垣総裁は、インフレターゲットはデフレでは実績がないと言うが、それなら大規模な資産課税を実施してインフレを実現させれば良いのではないか。そうすれば、インフレの過熱を止めるべく、インフレターゲット政策が効果を発揮するのではないか、などと思ってしまう。

素人が何馬鹿なこと言ってるんだというご批判は大歓迎である。なぜ資産課税ではダメで、インフレターゲットまたは消費税増税でなければならないのか。そこが私にはどうしてもわからないので、経済に詳しい方には是非私を説得していただきたいと思う。


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 リフレ派の目的がBRIC’sのような高い経済成長率であるならば、今インフレを起こすことは日本の価格競争力をますます低下させるので、逆に目的から遠さかるだけです。

 リフレ派の目的が内需拡大であるならば、子供手当や戸別所得補償のような「ベーシック・インカム」で(一時的ではない)恒常所得を保証して、住宅や教育や消費を高めることが効果的です。
 日銀法を改正して無限に流動性を拡大しても、収益率の低い国内へのトリクルダウンは無く、収益率の高い海外へスピンするだけです。その時の円キャリーで円安になり、原油価格が上昇して電力や輸送コストが上がり、物価上昇と景気後退が併存するスタグフレーションになります。1974年のスタグフレーションでは田中内閣が倒れました。あの時も71年の過剰流動性と石油ショックの合併症でした。

 リフレ派の目的が雇用の拡大ならば、需要独占によって市場の失敗が発生しがちな労働市場に対しては、規制緩和ではなく規制強化を行うことが必要です。労働時間を短縮させ、裁量労働時間制や時間外労働を禁止し、違反企業には操業や営業の停止を課す、こうすればワークシェアが進みます。「みんなの党」の主張は全く逆です。
 法人税や雇用規制を強化すると企業が海外へ移転するという人がいますが、非貿易財企業やサービス企業は移転できません。また、外国へ移転しても、そこで日本でと同じ売り上げを確保できる可能性も、現地企業と同じコストで生産できる可能性も低いです。言語、法務、政治、治安、公衆衛生、現地適応コストは高く、利益の日本への移転も容易ではなく、現地での再投資を強いられます。移転先でもコスト上昇リスクはあり、撤退したくてもできなくて、結局、リターンがゼロになって借金だけが残った例も多いです。

2010.07.30 11:38 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

菅さんは「経済音痴」ではないと思います。金融政策にはブレーキ効果はあっても、アクセル効果が無いことを、小野さんか金子さんか神野さんか他の人かに教わって直ぐ理解されたのですから。水野和夫さんを登用してリフレ派の狂騒を覚まそうというのも結構なことです。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51461721.html


菅さんの弱みは政局と地方での選挙ではないかと心配しています。それで仙谷さんと前原さんを重用し、かれらの意をくんで小沢さんから遠ざかったのでしょうが、この分野での力量には雲泥の差があります。
向き不向き、適材適所です。政策通の政治家は、小沢さんといたずらに対立するのではなく、小沢さんに政策を持ちこんで協力をお願いすればよいのです。連合も、社民党も、国民新党も、民団も、かっての創価学会も、小沢さんと上手に協力しました。菅さんも、仙谷さん前原さんも、できると思いますよ。

ちなみに、海江田さんが相続税強化を提案しておられます。説明の分かりやすさ、マイルドな外見、東京1区。菅さんお疲れの今、次は海江田さんでどうかな?

http://kaiedabanri.jp/opinion20100721.html

2010.07.30 11:43 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

kojitaken氏もわかってて書いてんでしょ

最大の資産課税は
国債デフォルト
だから。

でもそのためには金融機関全てを一度国営化する必要があるよね。
国債のほとんどは市中銀行が持ってるんだろうし、
実際には既に全ての銀行が政府銀行の支店みたいなものだけど。

つまり日本の実態は、中国がびっくりするほどの経済共産主義で、
これもよくみると上層部だけが共産主義で、
一般市民には新自由主義で待遇すると。

普通の国でここまでやれば即革命だけど、
ちんかすへたれごみB層C層だらけの日本人には
馬の耳に念仏ということで
そのまま奴隷やってるのがお似合いということ。

2010.07.30 18:03 URL | ななめ #a2H6GHBU [ 編集 ]

http://jp.reuters.com/article/politicsNews/idJPJAPAN-16525320100730?pageNumber=1&virtualBrandChannel=13165

「みんなの党」は今のところ野党なので実害は無いのですが、民主党議員の暴走は困ります。インフレを政策目標にするなど、消費税増税どころではない大狂乱です。金子洋一さんは東大の根岸ゼミだったそうですが、根岸先生はこんな乱暴な所業をどう思っておいででしょうか?
 上から2番目の私のコメント中の、菅さんのブレーンの金子さんは、言うまでもなく金子勝さんです。
 あまりのことに連投しました。失礼をお詫びします。

2010.07.30 18:45 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

こんにちは。
資産課税で、銀行からお金が逃げたときに、日本国債がどう動くのか。かなり危ないと思います。
結局、金利を上げ、金利収入を増やし、経済は今の日本の人口構造にあった規模までスケールダウンさせるしかないと思います。
今の日本は、バブル前の水準で、ちょうど良いのです。
贅沢に慣れすぎています、贅沢とも思わずに、借金の、国債増の贅沢です。

2010.07.30 19:36 URL | タカハシ #DNiKDWeE [ 編集 ]

今朝テレ朝の番組で消費税アップの是非から始めて貯金に課税することで動かないお金を株や土地に動かそうという話をやってましたよ。
なんとかして景気を回復させようということですね。
でも、お金を持ってるのは老人で、老後のための貯金を多少目減りするからという理由で下手したらゼロになるかもしれない株や土地に変えるかなあと疑問に思いました。

藻谷浩介さんの『デフレの正体』ってトンデモ本扱いなんでしょうか、あれを読むとリフレ政策は実施しても全く成果は出そうにないんですが。

2010.07.30 21:10 URL | おかる #- [ 編集 ]

ある意味インフレもいいと思いますよ。
ただし、ここに書いている人たちとは真逆の意味で。

国債がこれだけ多く、事実上、国民を加えない純粋な企業体としてのこの国家は既に経済的には破綻しているんですから、
机上の空論の坊ちゃんたちの思惑を超えたスーパーインフレになるでしょうね。

当然老人たちは路頭に迷うことになりますね。
今まで羽振りの良かった貯金貴族の老人ほど死ぬ目に会うでしょう。

ただ、事態はそれだけでは終わりませんね。
ぼけ老人たちもここまでされて黙っているわけもないですから、
本物の革命が勃発するでしょう。老人による官僚狩りとか見てみたいな。

正直、それくらいのショック療法でもない限り、この奴隷どもが正気になることはないでしょう。

あと貯金に課税するなら、対象は預金金額合計で2億円以上にして欲しいですね。
まあ、100万以上の貯金に課税するとなったら、翌日政府は倒れるでしょうから、それはそれでおもろいですが。

くそ官僚どもの考えることは休むに似たりですなあ。

2010.07.30 23:31 URL | ななめ #a2H6GHBU [ 編集 ]

なんだかなー。
依然として財政難を前提にしゃべってる人が多いなー。
決算見てないのかなー。

特別会計の不必要な積立があるので黒字なんだけど、その積立を止めるか減らせば現時点で10兆円単位で自由に使える金が増えるんだが・・・

国債は借換債を発行して返済を先送りにしていると言う人がいるけど、そのとおり。
国債は国債整理基金特別会計から返済される。
現時点で毎年、170兆円づつ返している。
歳入は一般会計の国債費、特別会計の余剰金など、および借換債。
借換えをしているから1銭も返していないと主張している人がいるけど、借換債収入は90兆円くらいだから、毎年約80兆円ずつ返済している。
すると政府の累積債務は減っていたはずなのだが、知ってのとおり1999年から毎日のように無駄な為替介入を繰り返し、小泉内閣時代に政府債務は倍に増えてしまった。純債務では倍以上に増やしたのだから、財政を心配するなら小泉・竹中の罪こそもっとも重いわけだ。
で、知っておかなければならないのは政府の一般歳出は少なくとも2008年までは税収の範囲内におさまっていて財政を圧迫してるってのは全くの嘘っぱちだった。(今も嘘だ)

日本の財政を壊したのは小泉・竹中であり、小さな政府論者だ。
ここは間違えない方が良い。

彼らが財政の歳入構造を壊し、アメリカ様への貢納に精を出したのが、財政問題の本質だ。

これを良い方に持っていくのは実は難しくない。
小泉・竹中以前、できれば橋本以前に歳入構造を戻せばいいだけ。
歳出をいじっても財政は良くならない。
政府はすでに為替介入をやめて何年もたっているので、歳出上の問題はなくなっているから。

公務員の給料とか公共事業が無駄遣いだとか言っている連中は、財政問題を引き起こした真の原因から我々を遠ざけようとしている悪の手先だと思えば良い。

2010.07.31 09:27 URL | sonic #- [ 編集 ]

>ななめ様はじめ、インフレ経験のとぼしい若い人には、(リフレ派に騙されているのか)、誤解している人が多いのですが、

 インフレで得をするのは土地を持っている老人たちです。地価が上がりますから。円安になって中国人の土地買いも増えます。
 損をするのは、未だ借家住まいの若い人たちです。家賃が上がりますから。円建て原油価格が上がるでの交通費や電力料金も上がり、原料費や輸送費の値上がりを価格転嫁できない企業は、リストラを行います。労働需給はひっ迫していないので、賃金は上がりません。

 名目賃金が下がっても、物価がそれ以上に下がれば、実質賃金は上昇します。生活水準は下がりません。これが現状です。
 一方、無理やりインフレを起こす政策(リフレ政策)をとっても、地価や円建て原油価格が上がってコスト高になるだけで、実質賃金も下がれば、雇用も減ります。購買力は海外に移転します。インフレ政策は日本経済と国民生活を壊滅的に悪化させるだけです。

2010.07.31 09:29 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

>あと貯金に課税するなら、対象は預金金額合計で2億円以上にして欲しいですね。

私も預金1000万円以上に課税というのはちょっと考え直した方が良いと思います。
1000万円程度だと年収数100万円台の中間層・低所得層のましな方でも頑張れば預金できている。
それに、個人商店や農家は家計と事業が分離されていない。店の運営資金を個人名義にしている人も少なくない。
預金額1000万円(金融から借り入れた運転資金を含むだろう)の個人商店は相当に規模が小さく、富裕層どころか貧困層に属するかもしれない。

口座名義を個人と法人とで厳密に区別した上で、もうすこし上の金額からの課税にした方が良いのではないのかと思う。

・・・とは言え、現時点での高額預金者への課税は賛成。
金持ちが金を使わないなら政府が巻き上げて良い。
逆に言えば、金持ちが金を使うならそんなことはしなくて良い。

>今にして思うと、麻生太郎という政治家には見どころがあった。

浪費癖のある金持ち坊ちゃんは存在そのものが社会全体にとって善です。
私は麻生太郎の国家観や民族観はお間違いだけど、その経済政策は(小泉・竹中に比べて)遥かに良かったと評価している。
問題はバラ捲く金額が少なかったこととタイミングが悪かったこと。
基本的に脱新自由主義、脱市場原理主義に道を開こうとしたのは正しかった。

ま・・・残念ながら日本中で評判悪かったですけど。(失言も多かったし・・・)

いずれにせよ、政府も金持ち個人も大企業も金を死蔵するのは悪で金を使うのは善。
金、通貨は財の流通手段。富ではない。
通貨を死蔵して財の流通を止め、雇用を奪い、経済を縮小するのは悪。

2010.07.31 09:41 URL | sonic #- [ 編集 ]

つまり今の日本は身動きが出来ないくらいに雁字搦めになっているということですね。

ちなみに資産を多く持つ層は、すでにそのかなりの部分を海外へ移してしまっているのではと思います。
それはこのままだといずれ国際金融資本のターゲットになるだろう日本から、その資産価値が下がらないうちに海外へ資産を移すという安全策です。
特に海外金融資産の把握と課税がが難しいのが現状ですから、いま異様に円が高いうちにそれをするほうが得策ですからね。

そして国債を買い支えているのは庶民の虎の子の銀行預金や郵便局の貯金などです。
国債暴落のせつは一番悲惨なのは一般国民です。
あの戦後の新円切り替えを想像してしまいます。

2010.07.31 09:44 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

リフレ政策と国債について追加:

 リフレ政策を主張する政治家には、個人的に多額の借金を抱えているか、高値で買った売れない土地を抱えている人もおられるのでしょうが、
他の政治家を説得する言辞としては、国債の償還負担が軽くなると言っておられるのでしょう。

 しかし、リフレ政策をとると政府が言った途端に、具体的には日銀法改正が現実化すると、
新発国債は売れなくなり、既発国債も暴落します。今まで国債を買い支えてきた国内貯蓄は流動化します。その段階で、日本政府はデフォルトです。
 当然、内閣も与党も吹っ飛びます。リフレ派の狙いは、それかな?

2010.07.31 09:55 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

資産課税とは、利子への課税を強化することですか?それとも固定資産税を引き上げることを指していますか?わかりにくいです。

2010.07.31 10:51 URL | 外野席 #- [ 編集 ]

麻生太郎が自分の金で散財したのなら、何も文句はいいません。問題は、彼は特に総理大臣になる前に年間何億もの政治資金を集めていて、彼の散財の原資がそこから出ていたのではないかということです。

彼の政治資金の出入りを多少調べた私には、本来なら、逮捕だってあってもいいと思うくらいです。

それから、麻生について言えば、麻生邸へのリアリティーツアー弾圧を思い出します。さらに、漆間巌副官房長官を思い出しますね。「東京地検の捜査が自民党には及ばない」と彼は発言したが、その時の首相は麻生です。麻生は検察・警察権力を露骨に利用した最悪の総理大臣であると思います。

2010.07.31 12:36 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

古寺多見様
 お世話になり、ありがとうございます。
「日記」で取り上げていただいた上記の私のコメントと下記のエントリーとの違いですが、

http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20090831/p1

拝見したところ、そんなに違わないと思います。
 財政政策を拡大する(アクセルを踏む)ときは、金融政策(ブレーキ)は緩めないとダメ。金融政策を引き締める(ブレーキを踏む)ときは、財政政策(アクセル)を踏んではダメ。こういう基本はどなたも同じだと思います。
 ケインジアンがどうのという分類は、自称される方もあれば、他からレッテルをはることもあるようですが、よほど先端的専門的議論以外ではあまり意味が無いように思います。今回のリフレ云々は教科書レベルでしょう。
 水野和夫氏の紹介に、池田信夫氏の記事を添付したのは、たまたま見かけたからで他意はありません。古寺多見様のご意見に対して賛成なこともあれば反対なこともあるのと同じように、池田氏のご意見に対しても賛成もあれば反対もあります。どちらのご意見に対しても、関心と敬意を持って拝見しています。今後とも、宜しくお願いします。

2010.07.31 16:52 URL | トホホ #XcwjeAq2 [ 編集 ]

いくらなんでも「金持ちには税金をかけるだけかけてもいい」という主張はルサンチマンに見えます。
そして「税金はすべて金持ちが負担すべきで、我々庶民が負担すべきものではない」という考えにも繋がりかねず、危険かと思います。
私は所得税で累進制を強めておいたあと、消費税増税を行う。総負担率が逆進的にならないように配慮するかたちでの「全員負担型」の税制が良いと思っていますので。

また資産は作るときに税負担は累進的にかけられているのですから、その上に税金をかけることは重複税になってしまいます。これには賛成できません。
もちろん利息課税の累進強化など、二次的な資産拡大に対する税なら反対はしませんが。

資産課税はなけなしの預金を将来の保険としている人へのいじめにしかならないでしょう。

2010.07.31 17:06 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

トホホさま、

裏ブログまでご覧になっていただき、ありがとうございます。

> 財政政策を拡大する(アクセルを踏む)ときは、金融政策(ブレーキ)は緩めないとダメ。金融政策を引き締める(ブレーキを踏む)ときは、財政政策(アクセル)を踏んではダメ。

こういう表現だと納得できるのですが、財政出動が必要だと思われる時期に「みんなの党」と結びついて、結果的に「公務員叩き」に加担してしまう「リフレ派」というのがよくわからないんですよ。

「リフレ派」といってもいろいろで、中川秀直のような新自由主義者もいれば、飯田泰之のように再分配にも重きを置く学者もいるようですが、後者が「小さな政府」を標榜する「みんなの党」と結びつく理由がさっぱりわからないわけです。彼らが最低賃金の引き上げや派遣労働の規制強化に反対することも理解できませんが、ネット検索をかけたら勝間和代は昨年の早い時期には最低賃金を1000円にせよ、と主張していたようです。勝間はそれ以前には竹中平蔵とつるんでいたし、いったいメディアで活躍する文化人って何を考えているのかと言いたくなります。

単に財政政策と金融政策の両方が必要だというだけなら、小野善康や神野直彦だって言ってるし、何が上を下への大騒ぎになるのか、どう考えてもさっぱりわかりません。

2010.07.31 17:14 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

飛び入りの凡人さん、

> 私は所得税で累進制を強めておいたあと、消費税増税を行う。総負担率が逆進的にならないように配慮するかたちでの「全員負担型」の税制が良いと思っていますので。

その認識でしたら私も同じですよ。ただいつもブログで書いているのは、所得税増税を行う前に消費税増税を行うことは認めないという主張です。

ところで、

> また資産は作るときに税負担は累進的にかけられているのですから、その上に税金をかけることは重複税になってしまいます。

とのことですが、これは超高所得者には当てはまりません。

裏ブログの下記記事
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100619/1276918374

で、財務省のサイトに載っていた資料を基に書いたのですが、実は高所得層になると所得税の累進性は弱まり、超高所得層になると逆進的にさえなっています。これは、株式の譲渡益や配当など、それこそ「二次的な資産拡大に対する税」が分離課税になっているために、それらの所得が多い人たちは逆進的な税制の恩恵に浴しているためだと思われます。

これは、本来なら総合課税にして累進的に税金を払ってしかるべきものが、そうではなくて税金を払わずに済んでいるわけだから、それによって生じた税収不足の分を彼らに負担してもらうべきではないかというのが、私が言いたいことです。

2010.07.31 17:26 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

>特別会計の不必要な積立があるので黒字なんだけど、その積立を止めるか減らせば現時点で10兆円単位で自由に使える金が増えるんだが・・・

国にいくらでも借金させておいて自分は逃げるからいいやとほざく偽善者官僚のsonicは麻生の犬なんだが、

借金山のようにしておいて自由に使えるカネって
普通人の感覚じゃそういう言葉は出ないよな
官僚とか公務員とかよっぽど恵まれた境遇でないとそういう国民を愚弄する言葉は出ないよな
sonicの言ってることとはすなわち、

3000万の借金が6000万になっても同じだから、
300万の人は300万を消費に回した上に、かてて加えて300万借金しろと
言ってるのと同じなんだよね
貸金が泣いて喜びそう
sonicは貸金の回し者でもある

10兆円の話は週刊ポストで見ました
そんなこと知ってます
普通のまともな感覚を持っている人なら
不要額は借金返済にあてるでしょ
一介の普通人にはそれ以外の方法はないでしょ

不要額が10兆円出たなら借金返済して国債残高が減ってるはずでしょ?

それなのにその10兆円でさらに国債買って
国債残高が増えてるんだよね。週刊ポストではそうかいてますが?

どういうことよ偽善者sonic
こっちに反論するより週刊ポストに反論しろよクソ官僚

2010.07.31 23:01 URL | jcom #a2H6GHBU [ 編集 ]

>でも、お金を持ってるのは老人で、老後のための貯金を多少目減りするからという理由で下手したらゼロになるかもしれない株や土地に変えるかなあと疑問に思いました。

>インフレで得をするのは土地を持っている老人たちです。地価が上がりますから。円安になって中国人の土地買いも増えます。 
 損をするのは、未だ借家住まいの若い人たちです。家賃が上がりますから。

こちらのコメント欄でもこういう世代間格差論に基づいたような意見が目に付いたのが気になります。
大富豪はともかくそこそこ金持ちの高齢者がお金を貯め込んで使わないのは無理ないと思うんですけどね。
セーフティーネットがズタズタの日本では、いくらあっても安心できないという気持ちになるのでしょう。「後期高齢者医療制度」のように世界でもまれな老人切り捨て政策が成立してしまう国です。頼りになるのはお金だけという気持ちになるのも仕方のないことです。
また、当然ながら持ち家のない貧困層に属する高齢者は低所得の若者以上に悲惨な状況にあります。低家賃のアパートすら老人ということで入居を断られることも多いのです。

>メディアは「世代間格差」を煽るが、現実には若者にせよ高齢者にせよ深刻なのは、世代内の格差なのではないのか。

Kojitakenさんの言われる通りです。
世代間格差論も公務員叩き同様、問題の本質から目をそらすために利用されているだけです。

2010.07.31 23:56 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

反戦な家づくり 明月です。「日記」での引用ありがとうございました。一点だけ。私が小沢信者でも、官から民を唱えるものでもないことは、当ブログを読んでいただければ分かることかと思います。
一方では、歴史のこの時点でどの選択をするのか。そのリアルな現実と向き合うこと。
他方では、こうなってほしい、こうあってほしいという理想を捨てないこと。
その自分のなかのせめぎ合いから逃げてはいけないと考えています。

2010.08.01 03:39 URL | 明月 #qbIq4rIg [ 編集 ]

>ぽむさんへ

同感です。

世代間格差論で思い出したのは、
嫌韓、在日コリアンバッシングをする人たち(ネトウヨなど)の
バイブル的(?)なマンガ「嫌韓流」を
書いた山野車輪が今度は、
「若者奴隷」時代なる本を書いて、高齢者叩きを
煽っているようなんですね。

まったく馬鹿げた話です。
湯浅誠が指摘しているように、
日本の制度設計が、年功制賃金に依存しているのです。
年を重ねるほどに金がかかる社会になっている以上、
そこに対応してお金を稼がないといけないし、
老後にそなえて貯金をしておく必要もある。
また、
金が無い者は、なかなか所帯が持てず、
所帯を持っていても、
高学歴社会に対応する教育を子供に授けられず、
貧困の再生産をするような教育制度になっている。
こういう中で、
非正規雇用を増やしていった政策は、
年功制賃金に対応した社会
(年を取るほどに金が嵩んでいく社会)
の枠外に押し出されるわけでして、
貧困が問題化するのが必然となるわけでして、
格差が拡大しないほうがおかしな話になります。

ワーキングシェアや同一労働同一賃金が
よく話題になりますが、
これらの制度は、社会保障の充実、
金のかからない医療、教育制度、
所得の再分配といった政策とセットで考えられなければ
なりません。
旧来の年功制賃金を後退させるのならば、
それに対応して、
社民主義的な社会を
構築しなければならないのです。

それをしないでおいて、
非正規雇用だけ増やしたんだから、
それだけ貧困率が上がったのは必然ですし、
それこそ自助によって貯金をしておく必要性が
増しますね。
30代~50代などは学齢期の子供(上級の学校になるほど
金がかかる)を持つ世代ですから、
出費が余計にかさむので、それだけ金が必要になりますし、
自身の老後のための蓄えも必要でしょう。
老人が若年よりも貯金を持っているのは当然のことです。
そうしておく必要性があるのです。
それと、
高齢者に対する社会保障をさらに弱めることは、
それに応じて若年から将来の老後に備えて、
金を残しておかないといけないわけですから、
若者もそれだけ金を使わなくなります。
つまり、国内消費が落ち込みます。
景気の足を引っ張りますね。

高齢者叩きをすることは、
将来の自分自身を叩いていることに、
気づかないのが不思議でならないですね。

この国の国民は衆愚化が増す一方なんでしょうか・・・

2010.08.01 05:29 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

先の私の投稿の中で以下の箇所を
訂正します。

>こういう中で、
>非正規雇用を増やしていった政策は、
>年功制賃金に対応した社会
>(年を取るほどに金が嵩んでいく社会)
>の枠外に押し出されるわけでして、

      ↓
非正規雇用を増やしていった政策は、
年功制賃金に対応した社会
(年を取るほどに金が嵩んでいく社会)
の枠外に押し出される人を増やしたことに
他ならないわけで、

2010.08.01 05:39 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

別ブログで同じような話で書いたのですが、こちらにも一応転機させてください。
------
筋の良い政策だとは思うので反対ではないのですが、ちょっと考えてみると反対派から突っ込み所は満載かもしれません。

まず、超高額資産層(現時点でもスイス系プライベートバンク等利用者)は元々資産課税から逃れることが可能。

その上、税務相談を受けるような小金持ちはオーナー企業形態にしてしまい資産を移動させれば資産課税は取れないので、裕福層で有ればあるほどとりっぱぐれが多い制度になり、消費税も真っ青の逆進性を持つ可能性があります
--------
あくまで可能性なのですが自分が日本に居住していれば多分登記して移すと思います。日本の税務当局の能力的に全ての法人実態を把握することは無理でしょうし。

2010.08.01 06:36 URL | 移住者 #- [ 編集 ]

管理人さんにはこちらのホームページも見てもらいたいですね。日本の財政構造についての冷静な分析がなされています。

http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2009/05/26/005531.php

で、リフレか増税かという二者択一の議論よりも、もっと包括的な経済の建て直しが必要だと思いますね。
一概にリフレ派といっても様々な人たちがいると思います。中川(秀)などの自民党清和会の上げ潮派は、金融緩和のみでデフレから脱却できると思っているみたいですが、この考えはノーベル経済学賞受賞者であるポール・クルーグマンによって否定されているはずです。

一方、亀井さんら国民新党の「積極財政によるデフレ脱却」は、私が思うに、正攻法でしょう。内閣府の試算ではおよそ50兆円のデフレギャップがあるので、政府が有効需要を作るのは至極当然(、というか政府以外に誰ができるだろう?)だといえるから。

麻生内閣のときに政府紙幣発行の議論があったのですが、これもデフレ脱却の有効な手段でしょうね。スティグリッツ教授も薦めていました。

2010.08.01 07:14 URL | GT5 #yOkMZJi6 [ 編集 ]

>「金持ちには税金をかけるだけかけてもいい」という主張はルサンチマンに見えます。

これはですね、「アダム・スミスに帰れ」と言うことですよ。

元々、自由主義経済とは富裕層・大資本のためにあるのではないのです。

富裕層・大資本を保護する政府の規制を廃止し、中小零細資本の経済活動を促して、労働者の賃金をあげる。
これが自由主義の骨子です。
少なくともアダム・スミスはそうです。

自由主義の社会では、より豊かなものがより多くの税を支払うのは公正なことです。
実際、豊かなものへの富の蓄積は経済を停滞ささせる最大の要因ですから。

>不要額は借金返済にあてるでしょ一介の普通人にはそれ以外の方法はないでしょ

政府は一介の普通人じゃないの。

政府の債務が増大したのは、一般会計の一般歳出に無駄遣いがあったからじゃない。
森・小泉内閣時代の為替介入のせい。
政府を借金漬けにしたのは、自民党であり、新自由主義者。
それ以前の公共事業による債務は乗数効果によって民間資金が増大させ、税収増によってほとんど回収されてきた。

小泉以前の政府債務は100兆円程度しかなかった。それがたった5年で倍になり、現在は300兆円を突破しようとしている。

小さな政府が債務を増大するのだ。

借換債については特別会計の決算が財務省から出ているので見るべし。
60年ルールと言うが、国債費と借換債の合計よりも元本返済額の方が多い。
これだけだと、毎年20~40兆円の範囲で政府の累積債務は減っているはずだ。
ところが減っていない。
一般会計の純債務は2008年まで5兆円程度だったから、これでも一般会計の財源不足が政府債務増大の真の原因ではなかったことが分かる。
ところで2006年以降、政府の累積債務増大のペースが急激におちた。
やはり為替介入が原因だったのです。

>官僚のsonicは麻生の犬なんだが、

ははは、官僚だって。想像力豊かですね。

2010.08.01 07:31 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

ご免、累積債務増大のペースが落ちたのは2006年ではなく、2005年。
為替介入をやめたのは2004年でしたから。

2010.08.01 07:34 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

フウタさん
>ちなみに資産を多く持つ層は、すでにそのかなりの部分を海外へ移してしまっているのではと思います。

そうなんですか?
その手の話をよく聞くんですが、それ、どうしてそういう話が出て来るんですかね?
不動産は持ち出しできませんから、金融資産に限ったの話ですよね。
どこの誰が話の出所なのかご存知ありませんか?

>そして国債を買い支えているのは庶民の虎の子の銀行預金や郵便局の貯金などです。

企業の預金もです。
家計と企業の両方をあわせた総貯蓄額から金融が国債を購入します。
ときどき家計の貯蓄が減ってるから国債が消化出来なくなると言っている人がいますけど、企業の貯蓄は逆に増えているので、日本国債の金利は下がりっぱなしなのが現実ですね。

>国債暴落のせつは一番悲惨なのは一般国民です。

世界一の低金利で国債の暴落を心配するっつうのも凄い話ですが、仮に今の日本国債が暴落するとしてどんな場合が考えられるんでしょうね?

2010.08.01 08:34 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

古寺多見様、
 ご返信ありがとうございます。

 金融政策と財政政策について意見が分かれるのは、現在の日本の金融政策とその効果をどう見るかでしょう。
1、 既にブレーキをフル解除状態で、これ以上に解除する余地がない、と見るか、
2、 まだブレーキはフル解除になっていない、と見るか、
この違いでしょう。
 
 私は1の見かたで、すでに日本銀行は市中銀行に対して十分以上に流動性を供給し、市中銀行は資金を持て余している。国内には安全性や収益性の高い投資先が少ないので、資金を持て余した市中銀行は、多少でも安全性の高い投資先を求めて国債を買い、多少でも収益性の高い投資先を求めて海外や外国人による国内不動産や会社買いに融資する。日銀が流動性供給をさらに拡大しても、資産バブルを拡大輸出して国際的に非難され、円キャリーから円安になって、国内をコスト・インフレからスタグフレーションにするだけ、と予想します。

 市中銀行は安全性や収益性が低く危険な融資申し込みを断る時、はっきり指摘すると差しさわりがあると思うと、「資金が無いので」と言い訳することがよくあります。融資を断られた人が政治家その他に泣きつくのも、よくあることです。自民党の先生方は、こういう話には慣れっこなので、話半分また半分で馬耳東風なのですが、「初めての与党」の民主党の先生方は、スワコソとばかりに150人も「デフレ脱却議連」に集結して、徒党を組んで日銀に圧力をかけるとか。
早く大人になって空気読んでヨと、金融関係者は願っています。
「ギリシャ」「消費税」とささやかれても直ぐ突っ走ってはいけない。立ち止まって、よく考えよ、と同じことですね。

2010.08.01 15:13 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

>ぽむ様、

 世代間格差より、高齢者間の世代内格差の方が問題。借家の高齢者は、借家の若者以上に悲惨。おっしゃる通りです。引用された私のコメントは言葉足らずでした。訂正します。
 「中国人の土地買い」にもひっかかっておいでなことも分かりますし、レイシズムに加担するつもりもないのですが、これは事実なので、如何とも為し難し、です。
 1980年代後半の日本のバブル期に、アメリカとくにハワイの不動産買いに日本人が殺到したのと、同じことが今、起こっています。日本の民主党政権がリフレ政策をとると、加速するでしょう。


>sonic様

日本経済がインフレになると、日本国債は暴落します。投資家は国債を売って、値上がり益が期待できる実物資産を買うでしょう。
 リフレ派は、インフレになると国債の償還が容易になるといいますが、借り換えが困難になり、利払いコストが増えるだけです。


連投ごめんください。

2010.08.01 15:17 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

おいおい、日本国債は先進国中でもっとも金利が低い。現在のところ1.1%にまで下がっている。これは日本国債が「超優良債券」であることを示している。

いまにも暴落するのであれば、なぜ中国政府がこれを買うだろうか???


>とほほさん
日本国債は95%が国内の投資家によって保有されている。なので、たとえ金利が上がったとしても国内向けの利払いが増えるだけ。すなわち国内が潤うことになる。それはそれで良いことだ。
それに、金利が上昇するということは、国内の需要があがったこと。すなわち日本の景気が回復したことを意味する。

日本国債の暴落を心配しているやつは、経済のことがまるでわかっていない。

2010.08.01 21:34 URL | GT5 #yOkMZJi6 [ 編集 ]

>トホホさん
私のコメントに対して丁寧なレスありがとうございます。
実は、いまさらですがトホホさんのいつものコメントから考えて、差別意識が絡んだものではなく単なる言葉足らずレベルの問題ではないかとは思っていました。
それにしても、「老人は金を貯め込んでいる」と非難する一方で、貧困高齢者に対しては「アリとキリギリス」よろしく「働けるときに貯金をしたおかなかったのが悪い」と言い放つ殺伐とした国になってしまいました。

>フリスキーさん
湯浅さんはその指摘を、1年くらい前のNHKの特番でもされていました。
ちょうど、ワークシェアリングの是非が議題になっていたときで、会場にいたパネリストや一般参加者の中で反新自由主義寄りの人たちの多くが賛成を表明したのですが、湯浅さんは反対されていました。「発想の本質は悪くないにしても、ヨーロッパに比べ、あまりにセーフティーネットがお粗末な日本では、生活できなくなる世帯を大量に生み出す恐れがある」というのが反対理由でした。ことに世界一高い教育費が重い負担となっている就学時のこどもを持つ家庭は大きな打撃を受けるだろうとも言ってました。
日本の実情では、「ワークシェアリングの導入で収入は減っても余暇を増やして豊かな生活」どころかいくつも副業をこなさないと生活できないという悲惨なことになってしまうでしょうね。

2010.08.02 00:06 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

>GT5さん

トホホさんには、暴落するはずのない日本国債が暴落するのはどんな場合なのか敢えて考えてもらったのですよ。
結局、トホホさんもインフレの時しか考えられないと結論づけています。
生産が可変な日本経済の場合は国債を大量発行して公共事業を発注しても心配されるようなインフレはおこりません。
トホホさんも現時点での構造では国債は暴落しないと言ったのと同じわけです。


2010.08.02 01:03 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

国債を買う原資の殆どは国内の金融機関の預貯金です。
超低金利でも国民の多くは海外への資産分散など思いもしませんでしょうし、株式投資熱もホリエモンの(政策的?)逮捕でストップをかけられました。
つまり他に道が無い(と思い込んでいる)からこそ、ゼロに等しい金利の国内金融機関の預貯金に流れ、それが国債に化けるのです。
しかしそれでは日本の国内産業への投資は、公共事業削減も作用して、先細りするばかりです。
そして国内産業は衰退し市場は縮小を余儀なくされ、輸出産業は資本を海外へ移し国内は空洞化を促進することでしょう。
新たな投資が行われない、市場規模が先細りするばかりの日本において、資本が海外の有望な市場へ移って行くのがあるべき資本主義の姿なのですからね。
そうして失業者が街にあふれ出した日本では、今度は人も優秀な人材から先に海外へ流出を始めることでしょう(すでに始まっていますが)。
いくら(政策的?に)語学力を持たされていなかった日本人であっても、国内にとどまっていては未来が望めないから当たり前の結果です。
人も資本も流出を始めたときに、国債の原始である預貯金も解約され海外へ流出していきます。
この流れは予想よりは早く来るかもしれません、そして一度始まると加速度的に進行するはずです。
パナソニックが海外の採用枠を8割にしたのなど、その始まりを意味しているのかもしれません。
国際金融資本は日本企業の株式には投資しますが、国債は買いません。
円は買っても、金利も低く彼らの投資意図には合致しない日本国債には興味などないからです。
中国が日本国債を大量に購入したとすれば、その意図は別にあるからでしょう。

2010.08.02 06:32 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]













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