きまぐれな日々

参院選は、予想通り「みんなの党」が躍進し、自民党が予想以上の議席増を果たす一方、政権党の民主党も、連立与党の国民新党も、野党に転じた社民党も、ずっと野党で奮戦した共産党もすべて敗れるという結果に終わったため、「左側」の「政治ブログ」は意気消沈の状態になっている。菅直人首相を批判する小沢信者のアピールも盛り上がらない。山梨選挙区での輿石東の大苦戦が、現在の小沢一郎の勢いのなさを象徴している。京都選挙区では、昨年の衆院選近畿ブロック比例代表で初当選した「小沢ガール」の河上満栄が職を辞して参院選に立候補しながら惨敗した例もあった。

小沢一郎には昔から根強い支持者がいて、彼らは自民党時代、自由党時代からずっと応援を続けており、小沢一郎が自民党・自由党時代に唱えていた「自己責任」論や「小さな政府」論を支持する傾向が強い。『カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記』(2006年1月22日付)によると、小沢一郎が1993年の参院選前に出した本『日本改造計画』には、「ナイアガラの滝には柵がない、それがアメリカの自己責任精神というものだ」と書かれているが、伊東四朗がナイアガラの滝を旅行する番組に、ナイアガラの滝に設けられた柵が映っていたそうだ。

上記リンク先には、「安倍晋三の地元・下関市長・江島潔と、広域暴力団・合田一家と連合山口が癒着」と題した記事もある。2006年1月22日というと、ライブドア事件で堀江貴文が逮捕される前日だが、5日前には耐震偽装事件に関するヒューザー・小嶋進の証人喚問で「安晋会」の存在が暴かれたばかりであり、ネットでも安倍晋三批判が盛り上がり始めていた。ライブドア事件に絡んだ野口英昭の怪死事件(「自殺」として処理された)が起きたのは、小嶋が「安晋会」の存在を暴いた翌日の1月18日だったが、その野口英昭がなんと「安晋会」の理事だったことを報じた『週刊ポスト』が発売されたのは、上記カマヤンの記事が書かれた8日後、1月30日のことだった。

この頃、安倍晋三批判に加わった人たちから、2006年4月に民主党代表に就任した小沢一郎を熱狂的に支持する、「小沢信者」と呼ばれる人々が生まれた。彼らは、自民党・自由党時代の小沢一郎にはほとんど関心がなかった。ネットにおいて彼らを煽っているのが植草一秀で、彼は「良い小さな政府」を理想とする、かつてテレビ東京にレギュラー番組を持っていた元人気エコノミストである。

小沢・植草信者にもさまざまなバリエーションがあり、平沼赳夫や城内実を熱心に応援する人たちもいたことは、ネットのこの界隈ではよく知られている。当ブログは、アンチ平沼赳夫・アンチ城内実の論陣を張って、彼らのみならず、城内実に関しては政治家本人からも批判を浴びたが、城内実が国籍法改正に関して自らのブログにレイシズム剥き出しの記事を掲載した時、当ブログが城内実を批判する記事を公開し、多くのアクセスをいただいた経緯がある以上やむを得ない。城内実はその後も「眞鍋かをりさんポスター事件」を引き起こし、最近ではバンクーバー冬季五輪をめぐる記事で、自らのブログを炎上させた。

ネットにおける「左」側の平沼・城内信者の言論を代表するフレーズとして、「共産党員すら認める、平沼赳夫という人物」というのがある。その平沼赳夫が与謝野馨と野合して「たちあがれ日本」を結成し、参院選に惨敗した現在、彼らの言説を振り返ってみるのも面白いだろう。前述の参院選山梨選挙区には、安倍晋三・平沼赳夫・城内実の3人が中心となっている議員連盟「創生『日本』」が異様に入れ込んでいた事実を指摘しておく。輿石東は山梨県教職員組合(山教組)を支持母体とする政治家であり、民主党に転じて岩手県教職員組合(岩教組)を支持母体の一つとするようになったといわれている小沢一郎とは盟友中の盟友である。その小沢一郎の盟友を何が何でも落選させようとした「創生『日本』」の中心人物が、安倍晋三・平沼赳夫・城内実の3人なのである。

平沼赳夫は与謝野馨と野合したわけだが、それ以前の平沼赳夫や城内実の経済政策のブレーンが植草一秀だったといわれている。平沼赳夫のメッキは完全に剥がれたが、今後植草一秀のメッキも徐々に剥がれていくだろう。

「たちあがれ日本」の惨敗は、ネット右翼にも打撃を与え、彼らの意気もいっこうに上がらない。代わって息を吹き返したのが、小泉純一郎政権時代全盛だった「自己責任」厨、「小さな政府」厨であり、「みんなの党」の躍進でその勢いをますます増している。

「みんなの党」の政策というと高橋洋一の唱えるリフレが中心であり、裏を返せば財政政策を軽視する「小さな政府」路線の代表的な政党であるといえる。国民新党、社民党、共産党の消費税増税批判は、「みんなの党」の消費税増税批判に回収されてしまって、「みんなの党」の党勢拡大に協力する形となった。『AERA』の6月21日付記事「経済オンチ菅首相が学んだ『小野理論』と消費増税」(一時ネットでも読めたそうだが現在は削除されている)によると、高橋洋一氏のリフレ政策は、菅直人首相にも影響を与えかかったそうだ。勝間和代が菅首相にリフレ政策を進言したこともあった。しかし、結局菅首相が傾斜したのはケインズ派の学者(小野善康阪大教授、神野直彦東大名誉教授など)だった(菅首相の言動はブレーンの学者たちの思想とはだいぶ乖離しているとも思うけれども)。

これに対し、リフレ派の経済学者・飯田泰之は参院選前、『週刊朝日』で、「みんなの党」と明言こそしなかったが「第三極」という表現で、「みんなの党」支持を誘導するような発言をしていた。他方では、池田信夫が「菅首相の『第三の道』や神野直彦氏の『強い社会保障』に共通にみられるのは、マルクス主義の影響である」などとめちゃくちゃな妄言を吐いている。こんな人物に大学教授が務まるとは私には信じられず、彼に教わる学生が気の毒でならない。

このように、経済政策の観点からも、あらゆる方面から攻撃を受ける菅直人首相だが、実際菅首相が唐突に打ち出した消費税増税の政策は確かに最悪で、何のビジョンも示さずにただ消費税増税を掲げても、財政再建に用いられるか法人税減税の穴埋めにしか使われず、日本経済をさらに悪化させるだけであることは明白だ。

とはいえ、いずれ増税は不可避である。菅首相のフレーズ「強い経済、強い財政、強い社会保障」は、「強い経済」については判断を保留するが、少なくとも「強い財政」と「強い社会保障」は間違っていない。ここで、「強い財政」とは「強い再分配機能」を意味するのであって、間違っても「財政再建」(「財政均衡主義」と同義)を意味しないことは、どんなに強調しても強調しすぎることはないが、残念ながら菅首相自身が両者を混同しているように見える。菅首相がしきりに「ギリシャ」を引き合いに出すのがその表れであり、私はこれを耳にするたびに脱力してしまう。

しかし、よりどうしようもないのは小沢信者たちであって、最近では、テレビで森昌子の「せんせい」の替え歌「減税」を歌う映像が流れた河村たかしをマンセーする言説が現れた(植草一秀が作った長淵剛の「乾杯」の替え歌「菅敗」にも呆れたけれど)。河村曰く、「政治というのは納税者が徴税者と戦う歴史」、「有権者の皆さんが一番大事なことは、減税を要求すること」なのだそうだ。

これこそ典型的な新自由主義の論理なのだが、菅直人を「新自由主義者」として非難する「小沢信者」たちは、そのおかしさに気づかない。それどころか、彼らのイデオローグが唱える「良い小さな政府」というフレーズについて、単に批判しないだけならまだしも議論もしない。普通なら、イデオローグが唱える「良い小さな政府」という理想を達成するためには何をなすべきか、などの議論が生じるはずだと思うが、そうはならない。彼らが「小沢支持者」ではなく「小沢信者」と呼ばれるゆえんだ。

そして、河村たかしの主張が庶民の心をとらえているのが現状である以上、有権者の支持は「みんなの党」に集まり、社民党や共産党には集まらない。これは、あまりにも当然だ。ごく狭いネットの世界で小沢一郎に支持を集めるために用いられるのと同じ論理が、世間一般では「みんなの党」に支持を集めるために用いられる。もちろん、大衆への訴求力が強いのは「みんなの党」の方だ。

なぜ国民が税金を払いたがらないかというと、税金が正しく使われないからである。税金が正しく使われ、再分配の効果があることがわかれば、むしろ国民の側から進んで納税するようになるし、直接税の税収を上げて、それでもなお財源が不足する場合には、消費税増税にも国民が応じるようになる。この道筋をはっきり示さなければならないのに、首相は何の前触れもなく突然消費税増税を言い出すし、少し前まで連立を組んでいた少数野党の党首は「増税反対」しか有権者に伝わらない訴え方をした。

これでは、参院選で新自由主義政党が躍進したのも道理だ。


↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。
FC2ブログランキング

関連記事
スポンサーサイト

国民新党のポスターには、郵政改革の事も、消費税増税反対の事も、一言も無く、
外国人の参政権反対とか夫婦別姓のことばかりでしたので、
国民に訴える力は、益々そがれていたのだろうと思いました。

夫に指摘されて、私もやっと後で気が付いたのでしたが・・・・・
こんな感覚では勝てる訳がないですよね。

2010.07.16 11:03 URL | 和久希世 #dN1wHbUA [ 編集 ]

このブログで菅総理に会おうとしない小沢さんはなんて失礼な人だと言っています。

http://mewrun7.exblog.jp/12952001/

じゃあ、先の選挙前「静かにしていろ」などと、「仁」のない言葉を公の場で言い放った官総理は、失礼じゃないのかい?といいたいです。

政治家として先輩で、トロイカで一緒に戦ってきた人に、調子に乗った傲慢な口の聞きよう・・・。
人間の品格が知れていると思いました。
なんと青臭く子供なんだろう。
そこにきて、極めつけの経済音痴。

菅首相、小沢さんが会ってくれなーいなんて、えんえん泣きべそかいてるんじゃない!!
という心境です。

市川房江さん、草葉の陰でどう思っているでしょうね。

2010.07.16 12:03 URL | Y家の母妻 #- [ 編集 ]

「大きな政府か小さな政府かは不毛な議論でしゅ!
日本が目指すべきは『美しい政府』でしゅ!」




安倍もこれくらい路線変更するのかと思ったが、ウヨ路線は不滅か。
というか「良い小さな政府」は「美しい政府」とも言い換えられるような。

2010.07.16 12:16 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

今頃になって内ゲバやられてもね。
2007年ごろは反自公といえば味噌も糞もいっしょになって共同戦線してた。ご自分のブログの高揚っぷりも見返してみたら。民主党の混乱も、多かれ少なかれ同根。というかそれを劣化させて反映させたのがネットの内ゲバでしょう。今のこちらのブログには賛成ですけど

2010.07.16 15:41 URL | じろりん #- [ 編集 ]

「消費税増税の前にやることがある」参院選で『みんなの党』が掲げたこのキャッチフレーズ、社民・共産こそ声を大にして言うべきでした。但しその「やるべきこと」は『みんなの党』のような「ムダの削減」ではなく、「金持ち増税」「富の再分配」です。『みんなの党』躍進の原因は、消費税問題だけではありません。しかし、社民・共産が従来通りの凡庸な訴えしかできなかった結果、Kojitakenさんやさとうしゅういちさんがおっしゃるように、消費税増税に反対する有権者の支持は「みんなの党」に集まってしまいました。

いつも読ませていただいている志村建世さんの今日のエントリから引用させていただきます。
http://pub.ne.jp/shimura/
────────────────────────
もしも先日の選挙で、たとえば年収1千万以上の富裕層を代表する「金持ち党」と、それ以外の「貧乏党」が対立して、一方は大衆課税・消費税の増税を主張し、他方は相続税や所得税の累進増税を主張して選挙戦を展開したら、数にまさる貧乏党は負けただろうか。少なくとも「みんなの党」などを上回る支持を集められたのではないか。そのような明快な争点を作れなかったところに、既成政党の限界があったと考えることもできるのではなかろうか。
 国民を分断する階級闘争が好ましいものだとは私も思わない。しかし、構造的な貧困の固定化を解消する見込みがないとしたら、「無産の民」を代表する議員を国会に送らなければならない。暴力革命を必要としない政治体制として議会制民主主義を採用しているのであれば、貧困層の代弁者は絶対に必要である。その任を果たせる政党は、どこにあるのだろう。

2010.07.16 16:25 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

 選挙が終ったので、はっきり書きます。
リフレ政策は日本経済も国民の生活も滅ぼします。
 リフレ派は過剰流動性→需要インフレを期待しますが、開放経済では無理です。
 日本銀行を脅かして過剰流動性を創りだしても、収益を期待できる投資先が無ければ、資産バブルを再現するだけです。円キャリーで海外の資産バブルも増幅し、国際的に非難されます。
 円キャリーで円安になるので、円建原油価格が上昇して、電力料金も輸送料金も上昇し、コスト・インフレになります。コスト・インフレなので雇用も賃金も増えずに逆に圧縮され、内需は縮小し、スタグフレーションになります。
 一方、資産バブルに円安で、外国人の国内不動産投資も増え、地代と家賃は上がります。借家生活者や医療・保育・介護サービスの場所コストも上昇します。
 土地転がしを期待する人は喜ぶかも知れませんが、大多数の国民の生活は破壊されます。
 みんなの党だけでなく、民主党にもリフレ議連を作って煽っている人がいるので、心配です。「国民の生活が第一」を忘れないでいただきたいです。
 また、「日銀券や政府紙幣を印刷して国民に配ればいい」という人もいますが、金融と財政を混同しています。
 「国民に配る」のは財政政策で、「子ども手当」「戸別所得補償」「負の所得税」などです。税収なり国債発行なり借り入れなりで財源を手当して、政府の歳出で行うことです。
 日銀券の発行は金融政策で、金融機関の流動性を拡大するか抑制するかの話です。政府紙幣とは日銀券のことです。いずれも「国民に配る」財政政策とは直接の関係はありません。
 菅さんを「経済音痴」呼ばわりする政治家や官僚やマスコミ人にも、こういう経済学の基本を間違えている人が多いので、心配です。間違えたままで国会でトンデモ法律を通されると、日本経済も国民の生活も、消費税増税の場合よりも遥かに大きな被害を受けます。
 政治家と法学部出の官僚だけで経済政策を決定しないで、経済財政諮問会議を復活させて、学会でオーソライズされている学者たちの意見をきちんと聞いていただきたいです。

2010.07.16 20:57 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]

アメリカ議会の有力議員の共和党ロンポール議員と民主党バニーフランク議員が、連名で海外軍事について声明を発表しましたが、それをワシントンポストなどが大きく報じていますね。
そおなかで目に付くのは、日本にいる海兵隊は不要だから基地を閉鎖しろというところです。
日本は自分は自分で守れという内容のようです。
アメリカは冷戦で肥大化した軍事力を削減させて、その分を経済投資へ向かわせたいのでしょうね。
今回のこの普段は犬猿の仲と言われている共和・民主の両有力議員が、連名で声明を発表したのは意味が大きいと思います。
議会にもそういう動きが出てきているとすれば、近いうちにオバマ政権の方針にも大きな変化が出てくるのかもしれません。

ちなみに例の「年次改革要望書」が、鳩山前総理の手により「日米規制改革委員会」が廃止された事により、2010年度から無くなっていたのですね。
押し付けとの批判が大きかった「年次改革要望書」が無くなった事の意味も大きいと思います。
もう後戻りは出来ないということですか。

ちなみに菅総理を見ているとレイムダックなのだなと感じます。
あの安倍晋三が総理を辞任したのも、彼の政治主導とやらが、霞が関に完璧にボイコットされたのが原因と聞いています。
実際に政権末期には官邸は官僚が抜けて空っぽだったと聞いています。
今の菅さんは、あの国家戦略室も事実上廃止してしまったようですし、どうみても霞が関の前に完敗したということでしょうか。
前原といい、枝野といい、菅さんを支える旧民主党の政治家は本当におこちゃまですね。
彼らには日本をリードしていく実力など皆無でしょう。

2010.07.17 00:44 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

最近はセレブを礼賛するような番組も激減しているし、タリーズコーヒーのような成功者で票を獲得できるのも、今回限りではないかと思います。

2010.07.17 09:59 URL | aranjuez #e0brQ/jo [ 編集 ]

管さんは9月まで続けるつもりらしいけど、何するつもりなんですかねー?

マスコミのクロスオーナーシップ制の禁止は忘れちゃったのかねー?
大新聞をつぶす気はなくなっちゃったのかな?

とにかくなんですねー。
菅さんの裏切りにはほんとがっかりですねー。
前原派が参院選敗北の原因を小沢さんに転嫁して離党勧告だそうですが、東京行って、直接ぶん殴りたいですね。
あの爬虫類ヅラをボコボコにしたいね。

前原派を一掃したら菅さんも目を覚ましますかね?

2010.07.17 11:00 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

どうやら民主党の反小沢派の狙いは、自民党の一部と、みんなの党との合流のようですね。
そのために民主党から小沢前幹事長を追い出したいのでしょう。
しかし彼らは万一試みが成功して政権を取れても何も出来ませんよ。
今回の選挙だって小沢幹事長時代に作られた組織頼みの選挙で、枝野幹事長などただのお飾りにしか過ぎなかったのですから。
政権を取れても結局は自民党時代のように霞が関に媚び諂いながらマスコミを使い国民を騙し続けるしかないでしょう。
でも私は結局彼らは民主党を分裂させる為に利用されているとしか思えませんが。
彼ら自身はそう思ってはいないのでしょうが。

2010.07.17 19:04 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

>どうやら民主党の反小沢派の狙いは、自民党の一部と、みんなの党との合流のようですね。

その手の合併は賛成だったりします。
新自由主義政治家が統合され、国民の敵が誰なのかはっきりしますからね。
その三派が合流した新自由主義党(仮名)さえ叩けば良いのですから、非常に分かりやすくなる。

前原派を追放するように小沢さん(の家とか地元事務所とか)に何度も進言しましたが、みんなそうだそうだとは言うのですが、肝心の小沢さんが最後に前原をかばっちまったそうです。
あんな連中は去年の選挙の前に先につぶしておけばよかったのに、まぁ高をくくっていたんでしょうね。
これは小沢さんが甘かった。
奴らは刺し違えても倒さなければならない敵です。
今回の党内クーデターで小沢さんも目が覚めたでしょうよ。

2010.07.17 20:43 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

sonicさんへ。
私は小沢前幹事長ではないので、彼の気持ちはわかりません。
ただ小沢さんの立場に立って考えると、前原などを切るのは民主党の解体につながり、せっかく自民党に変わる政権政党を作った意味がなくなります。
だからたとえどんな人物であっても、小沢さんは切るようなことはしなかったのだと思います。
むしろ出来るだけ多くの人を抱え込もうというのが小沢さんの狙いではなかったのかなと思います。
とにかく変えねばならない日本の旧体制はいまだに力を保持し続けています。
アメリカにすがりつくことしか方法論をもたない旧体制が権力を握り続けているうちは、日本の未来は暗いままです。
まずは政治を正常化して、アメリカの呪縛から日本国民の意識を開放することです。
そこから日本独自の道を、お互いに議論しあいながら、試行錯誤をつづけながら歩んでいくのです。
小沢さんに私が期待しているのは、その前段階の日本の旧体制の解体から再構築の手前までです。
小沢さんの他に、残念ながらそれをやれる政治家は残っていないように見えます。
もしいるなら、もっと早く政権交代があったはずです。
そして一日も早く新たな道へ第一歩を進めることが出来ることを、みんなで押し進めていけたらと考えています。

2010.07.17 22:17 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

批判は承知の上で書くことにしました。

民主党の惨敗は「小沢一郎がいなくても単独過半数を獲得できる」と粋がっていた七奉行や政経塾あがりも含めたネオコン連中の勘違いぶりが招いた帰結と言えます。

小沢一郎は、いつかは政界から去るし、誰かのように院政を引いてまでやろうとしないだろう。
「脱小沢」というなら、彼がやってきたことを何年かかったとしても検証していくべきだった。その上で引き受けられることとそうでないことを決めることが正しかったのではと今になって思う。
その覚悟さえない連中(最低限、七奉行と枝野と前原あたり)は議員辞職をするべきだと思う。

2010.07.17 22:23 URL | 不肖の弟子 #YqzQT8Bs [ 編集 ]

>小沢一郎は、いつかは政界から去るし、誰かのように院政を引いてまでやろうとしないだろう。

先月、水沢で「私はもう長くない」と言いました。
小沢つぶしに夢中になっている人が手を下さずとも、小沢さんが活躍出来る時間は少なくなっています。
小沢さんは後継者も育てていません。
後援会長さんも最近亡くなってしまいました。
小沢さんが引退すれば後援会は自然消滅すると思います。
長くてせいぜい5年、たぶん2~3年、下手をすると1年程度かも知れない。

その後は誰も新自由主義者を止められなくなります。

2010.07.17 23:31 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

超~、おひさです、KOJIさん。
今日、時間潰しに寄った、本屋さんで、清原君の著書をじっくりとやないけど・・立ち読みしました。オウギ元近鉄監督から『いっぱいぶつけてごめん』『巨人、首になってんから近鉄に来て』云々かんぬんとか言われていたとか・・。チームの優勝のためなら、敵の「しゅほう」を、『いて』『マウ』「思想」金(かね)やん[400勝トウシュの金田氏]ももってはった[らしい、『アストロ球団』を読む限り・・]・・。

「現代のキリストは十字架に吊るされるだけやなく、四方八方から『十字砲火を受ける』」に清原君でさえ[だからこそ?]、該当していたわけで、いやいや、学校現場・職場の「いじめ」や家庭内・院内虐待がエスカレートしている社会状況を鑑みるなら、今回の選挙結果のみならず、この10年くらいのそれもかなり『ふらついた』『浮ついた』決死の[空砲も多いけど]銃撃やったのかもしれません。

誰が首謀者やのか、わからへんけど・・。

2010.07.18 03:25 URL | 三介 #CRE.7pXc [ 編集 ]

「そのような明快な争点を作れなかったところに、既成政党の限界があったと考えることもできるのではなかろうか」
争点というものは、対立する複数の政党が公表するだけで「作れる」ものではありません。対立する複数の政党が公表したもののうち、メディアが焦点を当てたものだけが争点として有権者の目に映るのです。メディアが焦点を当てなければダメなのであって、公表してもメディアが取り上げないのは「争点を作れない政党の限界」とは言えないでしょう。

「「やるべきこと」は『みんなの党』のような「ムダの削減」ではなく、「金持ち増税」「富の再分配」です」
金持ち増税や富の再分配は、メディアが焦点を当てていません。メディアにとって税は「消費税を上げるしかない」のですから、税に関する争点は「消費税を上げること自体は必要確定であるが、問題はいつどれだけ上げるか」ということです。

「もしも先日の選挙で、たとえば」
「数にまさる貧乏党は負けただろうか」
メディアはそのような取り上げ方をしていません。「相続税や所得税の累進増税」は、メディアの眼中にない、メディアは争点として位置付けていない。メディアとしては「無産の民」がそんなところを見たら困るのです。メディアにたくさん広告料を出してくれるお得意様も困ります。

「国民を分断する階級闘争が好ましいものだとは私も思わない」
メディアが取り上げないのは「階級闘争に発展しうる問題」です。「金持ち増税」「富の再分配」はまさにそれ。階級闘争を回避するなら、こういう争点隠しはやむを得ないし、「消費税を上げること自体は必要確定であるが、問題はいつどれだけ上げるか」という枠内の限定的な選択(つまり共産党なんかは選ばれようがない)もやむを得ないでしょう。

2010.07.18 15:42 URL | Black Joker #RtNpiJ3M [ 編集 ]

某先生の勉強会に出席するために東京へ。

たそがれ日本で落選した某候補者がいたのは驚いた。こんな勉強会に出る気があったならまともな経済政策を出せばよかったのにと思った。

財政政策の効果を否定するルーカスとその追随者たちがいかに出鱈目か、現実の統計とルーカス理論の詳解から解説されて来た。
なんとびっくり、ルーカスの或る前提(非現実でありあない前提)を修正すると、ルーカスの理屈そのままで「財政政策に効果があること」になってしまう。
新自由主義がいかに駄法螺な態度がわかる。

話を聞いている途中で、経済学者がつかう図表を時間をZ軸にして3D表記することを思いつく。
するとルーカス批判を完全に認め、ルーカス自身がつかった図表をつかうと、かえって公共事業による生産の増大はあることが見えてしまった。
合理的期待形成があっても財政政策は功があるのだ。ルーカスはバラマキと合理的期待形成の効果の時間差をわざと無視しているのである。(三次元座標でかんがえるのが面倒くさかったんじゃないかな?)
調子にのって「これってノーベル賞ものですかね?」と言ったら、「いや、それはない」と笑われた。トホホ。

・・・とは言いながらも、勉強家に集まった名だたる先生方が財政政策による需要増大を主唱しながらもバラマキ方に気をつかっていないのはちょっとがっかりした。
ケインズ主義を標榜する先生方は乗数効果を重視するわりには、乗数効果をあげるための意図的な政策にはあまり関心が無いらしい。
富の格差を是正しないままバラまいても、富裕層が通貨を蓄積し国内投資にまわさないでしまう。
バラマキは労働分配率をあげて、企業や富裕層に蓄積しないように政治的に配慮しなければならない。
その点、後半のレプケについての講義はよかった。でもレプケは西ドイツの社会政策。経済政策の基礎をつくった凄い人だけど、あれって本当にケインズ主義なのかなぁ、前期ナチの国家社会主義なんじゃないかなぁと思ったけど質問する時間がなかったので今後の課題。
私のささやかなビジネス体験からも、企業は自由競争を回避して市場でのシェア拡大の方に走りたがる。
企業は競争原理なんか大嫌い。そんなことより少しでも独占・寡占をすすめて管理価格化した商品を増やしたがる。企業はカルテルが大好きなのだ。

政府の規制無しに自由経済はありえないのだ・・・とあらためて思った。

消費税のように中小企業・労働者を虐げ、大企業を保護する制度は自由主義経済ではあってはいけないことなのだ。
やっぱりアダム・スミスってすげーと感心しました。

アダム・スミスに帰り、新自由主義を阻止しましょう。
新自由主義の中核たるルーカスのケインズ批判は理屈として成り立っていません。・・・と言うか、ルーカス批判は安易な追随者たちをあぶりだすためのブラックユーモアだったんじゃないかと思いました。ちびっと。

2010.07.19 13:27 URL | そにく #GCA3nAmE [ 編集 ]

みんなの党が躍進したのは「ムダの削減というよりは役人の汚職…横領、背任、癒着、再就職先での高給という形を借りた後払い式贈収賄をどうにかして欲しい」という思いからという気がします。
私自身、選挙区では共産党候補に入れましたが比例は役人バッシング本を出してる若林アキに入れました。
思い返せば5年前の衆院選だって「郵政民営可に賛成というよりは郵便貯金や簡易保険が融資名目で天下り法人に流れるのに反対」という人が多かったはずですし当時の私も「日本という国はネオリベ容認と引き替えでなければ汚職対策が出来ないのではないか?」という思いから心ならずも自民党に入れてしまいました…
ネオリベが言うムダ削減と汚職対策は混同しない方が良いのかもしれません…?

2010.07.19 23:42 URL | A #AtAD9fD6 [ 編集 ]

今回の選挙で、考えさせられた事は、
自民党が、結果的に勝ったのは、地方に金をバラ蒔くからなんだろうなって、率直に思いました。

結局、『コンクリートから人へ』と言う民主党素の晴らしいマニフェストも自ら変えなければ、
地方から票が取れなくなってしまう現実が存在していると思いました。

九州の民主党の大敗は、赤松元大臣のトンデモない口蹄疫への対応である事は間違えないですが・・・、

それ以外の地方は、道路、ダム建設等で、地方に金を回せって、事なんでしょうね。

でも、そんな事を続けていたら、国の財務が良くなる事は絶対にありえない訳でして、
とても、考えさせられました。

地方は、消費税も、徴収した分を地方に沢山回せって事を主張しているし、

何となく、地方分権を訴えるのであれば、
全国単位の一律の消費税ではなく、市町村毎に個別に消費税を取ったらどうなんだろうって私は思いました。

地方分権と言う意味も、考えさせられた選挙であったと思います。

2010.07.20 05:22 URL | かまぼこ #XmHeyEnw [ 編集 ]

どのブログもみんな菅さんを市場原理主義の再来扱いしててもううんざり。今のところ読んでほっとするのはここのブログだけです。

2010.07.20 06:36 URL | #- [ 編集 ]

>それ以外の地方は、道路、ダム建設等で、地方に金を回せって、事なんでしょうね。

それは完全に良いことです。
政府は、個人間の格差だけではなく、地域間の格差も再半分機能によって是正します。
民間経済は格差を拡大し、財政はそれを是正する。
そのことによって自由主義経済はリセットされ、誰もが対等に経済活動に参加できる下地が出来上がります。

>でも、そんな事を続けていたら、国の財務が良くなる事は絶対にありえない訳でして、
とても、考えさせられました。

逆です。
良くなります。
GDPが増大し、税収が増します。
政府の財政が悪いのは歳入構造に欠陥があるからです。
不景気で民間経済が停滞しているときに政府部門が歳出削減を行えば、GDPが低下するのが当たり前。
今の局面では政府がバラマクと景気が良くなります。

>消費税も、徴収した分を地方に沢山回せって事を主張しているし、

この辺がダメダメで、有力地方企業の社長さんたちの一部は、消費税が「消費税ではなく第二事業税だ」ってことに未だ気付いていないようななのです。
消費税分を地方によこせと主張して消費税増税に肯けば、死ぬのは地方の社長さんたちです。
是非、そんなことは言うなと声高に叫んでください。

>地方分権を訴えるのであれば(中略)市町村毎に個別に消費税を取ったらどうなんだろうって私は思いました。

アメリカを見ればよくわかりますが、一般翔税は人頭税の性格をもっていますので、住民同士が利害関係を一にする地方自治体、特に小さな自治体に向いた制度です。

消費税は法人税と比べて未納率が高く、逆進性、徴税の恣意性、税の多重取りなどなど、とにかく問題が多く、国税としては最悪の税制度だと言っても良いでしょう。
消費税は中立的だと言った似非経済学者やインチキジャーナリストは全員腹を切って自殺に追い込まれた中小零細企業主の魂に謝るべきです。

消費税は出来ればすぐにでも廃止すべきです。
少なくとも消費税増税で何か良くなると思う人がいたら頭が変です。

2010.07.20 08:21 URL | sonic #- [ 編集 ]

>「日本という国はネオリベ容認と引き替えでなければ汚職対策が出来ないのではないか?」

失礼ながらマスメディアによって針小棒大に報道された一部事例ばかりを真に受けられているのかと思います。

かつて私の地元、愛知では「愛知医大」が入学試験落選者を裏金で合格させていたことが発覚しました。そして、まるで愛知医大の生徒がすべて不正な入学者であるかのような報道がなされ、何の問題もない普通の生徒が、正義派を気取った勘違い野郎から石を投げつけられるような事件さえ起きたのです。

UR都市再生機構など事業仕分けで「天下り先になっている」ことを理由に、完全民営化を勧告されました。
しかしURを利用している数百万人にとって、天下りの根絶が住居を失うことと等価であるはずはまったくありません。URは同時に「税金での補助は利用者しか恩恵がない」とも言われましたが、それを言い出したら、道路も市民プールも図書館も、利用者以外には恩恵はありません。

「ネオリベ容認で汚職対策をしよう」ではなく、「ネオリベを伸ばすために、一部の汚職・利権を過大に見せている」というのが正しい状況です。

2010.07.20 10:46 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://caprice.blog63.fc2.com/tb.php/1092-61bcd16d