きまぐれな日々

連休中は、裏ブログには毎日記事を書いたが、こちらは6日間お休みした。中6日のインターバルは、プロ野球の先発投手並みだが、当ブログとしては開設直後以来のことになる。

ゴールデンウィークというと憲法記念日の5月3日を含むが、憲法というと9条改憲の是非をめぐって、9条改憲賛成・反対両派の意見がメディアに取り上げられるのが常だった。しかし、今年は政権交代で改憲が遠のいたと見られたためか、改憲派の集会が盛り上がらず、各種世論調査でも改憲支持派の漸減傾向が続いていることが報じられた。

私事だが、最近香川県を離れ、東京に出てきたこともあって、5月3日に「自由と生存のメーデー」の「サウンドデモ」に参加してみた。今年で5回目だそうだが、数年前、私と年齢の近いのさるブロガーがこのデモに参加した体験記を書いていて、それによると、いわゆるプレカリアートのデモは「若者の運動」と紹介されることが多いけれども、実際には中高年の方も結構いたとのことだったが、私が見たところでは多くは若者だった。私はといえば中年だし、多くの参加者ほどの苦しい立場には立たされていないが(もし本当に苦しければブログをコンスタントに更新することなどできない)、「棄民の逆襲」と銘打たれたこのデモで、参加者たちが誇りを持って主張をしていることが感じられた。

憲法記念日に行われたデモだったが、「憲法9条改悪反対」のプラカードは、少なくとも私が見渡した限りでは見つからなかった。もちろん憲法と無関係であろうはずはなく、憲法第25条で保障された生存権を取り戻し、確保することを求めたデモだった。そして、その中に普天間基地の沖縄県内移設に反対するプラカードがあり、これは憲法9条に関わる訴えだといえるだろう。プレカリアートと沖縄県民には、「棄てられた民」という共通点がある。沖縄には、戦後一度も憲法9条が適用されたことはないとはよく言われることだし、憲法記念日の夜には日本テレビの報道番組のキャスターまでもがこのことを言っていた。なるほど、湯浅誠が「憲法9条と25条は関連づけて論じられるべきだ」と著書で書き、講演会でも語ったことが、リアルでも実践されているのだなあと思った。わざわざ「9条改悪反対」などと掲げなくとも、精神は紛れもなく憲法9条に立脚している。なお、デモでは、雨宮処凛さんら女性たちが、「残業反対!」、「会社反対!」、「労働反対!」、果ては「社会人反対!」、もちろん「生きさせろ!」と声を張り上げていた。これらの標語に眉をひそめる方もおられるかもしれないが、私はウケた。働きたくても職がなく、ひとたび非正規の職を得たら、今度は休む暇もなく安くこき使われるという窮状を訴えながら、それを笑いに昇華しており、そのセンスはたいしたものである。雨宮さんがいかにも楽しそうに声を張り上げていたのが印象に残った。

ところで、一昨年の読売新聞調査(下記URLの孫引き参照)によると、改憲派は年代別に見ると30歳代が最多(50.1%)で、20歳代はそれよりだいぶ少ない(44.9%)。
http://home.384.jp/kashi/9jowaka/shinbun1/yoron-yomi080408.htm

30歳代より年長の世代では、年長者ほど改憲派が少なくなり、70歳以上では31.8%にまで減る。2008年に70歳を迎えた人は1938年生まれで、戦争を体験している世代だし、当時の60歳代も高度成長期以前に物心のついた人たちだ。その世代の人には日本国憲法への愛着が強く、逆に、1980年代以降論壇で力を増した右翼的論調の影響が大きい世代ほど改憲派が多い形だ。一方、自民党支持者の比率は、上記読売新聞の調査には含まれていないが、一般に40?50歳代がもっとも少なく、60歳代、70歳代になると増える。30歳代も40?50歳代より自民党支持者が多い。これらのことから、60歳代以上では、「自民党支持者だが護憲派」という人たちが少なからず存在する一方、30歳代には「自民党支持で改憲派」という人たちが多いと思われる。20歳代で改憲派が減るのは、最低限の生活をするだけで精一杯で、イデオロギーなど知ったことではないと考えているからではないか。

昨夜、NHKテレビで、「日本の、これから ダイジョーブだよね?若者とニッポン」と題された番組を見たが、「草食系」と言われる若者たちと、高度成長期やバブル期に社会人になった人たちの議論はかみ合わなかった。番組でも冷静な論者に指摘されていたが、日本経済全体が高度成長していた時代に仕事をした人たちと、閉塞感に覆われて就職もままならない現在に生きる若者では、同じ努力をしてもリターンの期待値が全然違う。それを考慮せずに「若者は努力が足りない、覇気がない」と居丈高になっているのだから、威張っている人たちの方が馬鹿に見えて仕方がなかった。この威張り屋たちがつい先頃まで推進していたのは、「自己責任論」を振りかざす新自由主義である。最近の総理大臣たちは小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫と、揃いも揃って無能な世襲政治家ばかりだが、そういう人たちをのさばらせてきた責任も、80年代以降の有権者にある。つまり、日本をダメにした世代(私自身もそれに属する)が今の若者を叱っている構図であり、噴飯ものの一語に尽きた。1900年代や1910年代に生まれた政治家は、戦争を経験し、戦後自民党政治の最盛期を築いた三木武夫、田中角栄、福田赳夫、大平正芳の「三角大福」は皆個性が強く、能力にも秀でており、世襲政治家ではなかった。

それに比べれば、国家主義や新自由主義の刷り込みが弱い20歳代の若者たちは、むしろ将来の日本を背負って立つポテンシャルを持っていると言えるのではなかろうか。憲法9条と25条を関連づけて論じる流れは、今後ますます活発化していくだろうと私は予想しているが、そうなったあかつきには、「9条護憲」というと反射的に「サヨク」の専売特許と思ってしまうような今の30代の人たちの右翼的感覚は、より若い世代によって「教条主義的」として笑い飛ばされるのではなかろうかと思う今日この頃である。


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9条と25条を団体名に掲げた、現在私が最も共感する護憲グループです。

リブ・イン・ピース☆9+25
http://www.liveinpeace925.com/index.html

リブ・イン・ピース☆9+25結成の趣意(http://www.liveinpeace925.com/documents/liveinpeace_shui.htm
から一部引用
────────────────────────
 「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局」の活動を引き継ぎ、あたらしい反戦平和のグループ“リブ・イン・ピース☆9+25(Live In Peace☆9+25)”を結成します。
 ブッシュの大義なき侵略戦争は、イラクやアフガニスタンの国土を破壊しつくし、100万をも超える罪もない人間の生命と人生を犠牲にし、今なお続いています。日本国内では、小泉構造改革が戦争協力最優先政策と一体に進み、グローバル独占資本が巨額の利益を上げ続ける一方、若者たちは使い捨ての労働を強いられ、高齢者は医療や社会保障から排除され、格差や貧困が拡大しています。「自己責任」のイデオロギーが蔓延し、憲法が保障する生存権そのものが広範に脅かされるという、受け入れがたい社会が生み出されたのです。若者たちの「生きさせろ」という叫びは、生きる権利が踏みにじられていく全ての人々の共通の叫びです。反戦平和の運動は、飢えや貧困からの解放、生活と生存を守る闘いとますます結びつかなければならなくなっています。
────────────────────────
実際には「9条系」の記事が大半をしめているのですが、しっかりした理念をもったグループと思われます。最近では、沖縄はもちろん高校無償化からの朝鮮学校はずしの問題も熱心に取り上げています。
ハイチPKOに抗議の声をあげた数少ない護憲団体でもありました。

華氏451 それは本が燃える温度
華氏911 それは自由が燃える温度
華氏925 それは人間が人間らしく生きられる温度

2010.05.07 11:07 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

いまの二十代もどの世代よりも新自由主義やグローバリゼーションに痛い目にあわされています
デモに参加している人はともかく、もともと憲法とか政治経済には関心がない人が多いし、誰が政治をやっても変わらない、そういうことよりも生きていくだけで精一杯な人が大半です
正規社員として就職しても、すぐに遠くに移住させられたり、キチガイみたいな残業をさせられたりしているのが実態です
あと二十代でも反中な人とかいます
中国人の集団主義的な行動様式が苦手な人もいたりしますが、中国人研修生とかいう人に仕事を奪われると感じている人が多いです
工場や農場があっても、そこで働いているのは中国人研修生だったりするという実態もあったりします
でもその中国人研修生もまた現代版奴隷制度みたいな状態です
外国人排斥や反中ではなくて悲惨な労働環境や雇用問題を批判するべきですが

自己責任信者というのはなんでも人や社会のせいにするなと言いますが、それでなんでも解決できると考えている時点でそういう人こそ世の中を甘く見ているのでは
出身地
世代や時代
家庭環境
景気動向
全体の雇用数
需要と供給の関係性
社会システム
地域格差
こういう個人の努力ではどうしようもないことまで自己責任でどうにかしようと言われても困ります
そもそも、自己責任だの努力の仕方だのを他人に強要されるような筋合いもないです
そして、自己責任を他人に強要している当事者ほど努力しているように見えない
自助努力がどうこう言う以前に、たまたま生まれた世代が良かったとかそういうものです
それに努力の仕方とか言われも、そもそも自分は正しい努力の仕方なんかわからないし、法律や憲法で正しい努力の仕方なんていうのが載っているわけでもなし
不況でも勝っている企業とかがテレビで出ていますが、たいていは摂取していたりします

2010.05.07 11:29 URL | マイケル #- [ 編集 ]

その見通し、全部外れるでしょう(笑)

2010.05.07 11:41 URL | こころ #- [ 編集 ]

9条と25条はリベラルの人間にとって大切な箇所です。

保守の方がよく好んでいる『国益』という観点から見ても意義があると思います。

9条があるお陰で軍事予算よりも国内のインフラ整備を優先することが出来ますし、25条があることで、国民全体における安心感を持たせ、経済活動を円滑にさせる役割を果たしています。


財政が悪化すると、社会保障分野が軽視されますが、圧縮したところで健康にはならないし、生産能力人口は増えないでしょう。


改憲論議で疑問なのは、勇ましい言葉ばかりが先行し、改憲することで生じる財政負担や国際的評価が考慮されていないことです。


日本は既に先進国のレベルから転落していることを理解した上での再建議論が必要ではないでしょうか…

2010.05.07 11:44 URL | 葉隠 #CRmGiUQU [ 編集 ]

20代と30代の政治感覚に、有意な違いなど内容に思います。日本を巡る海外情勢と、政治家の議論喚起次第でいくらでも変わりうるというのが実情で、また25条と9条の議論も現実には結び付いていかないでしょう。25条と結び付ける、とかいうわりに、9条それ自体の問題をあまり熱心に論じておられないようですが、今回の沖縄問題などは、突き詰めていくとむしろ9条を巡る左右の談合安定状態を突き崩す可能性があるように思えます。そもそも沖縄の主張というのが、論理的に9条護憲と矛盾しますし。本土の9条の適用状態が合憲的なら、沖縄でも同じようにした場合・・・考えたくないですよね(笑)

2010.05.07 11:47 URL | こころ #- [ 編集 ]

草食系と呼ばれているようなタイプの人、昔からいたじゃないかという気もするんですが、マスコミ業界やマスコミ上に露出してえらそうなことう言う人たちの中には、そういうタイプが少ないということかな。
マスコミを全否定はしませんが、マスコミ及びマスコミ文化人に不良債権みたいなのが多いですね。

2010.05.07 12:04 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]

テーマとは直接、つながりませんが、間接的に関係していると思うので、コメントさせていただきます。

こちらのブログで「鳩山は総理を辞めろ、といいたい。それ以外、言う言葉が見つからない。」とコメントしましたが、無条件で鳩山を辞めさせてはなりません。「国外移設」の道筋を付けさせた上で辞めてもらうのです。彼を逃がしてはなりません。天木直人氏のような考え(http://www.amakiblog.com/archives/2010/05/04/)には断じて組みできません。ただ単に辞めさせたら、結局は日本人は普天間問題を忘れ去るだけでしょう。

「沖縄県民が怒りに震えて立ち上がれば、私は打倒鳩山に全面的に参加する。息縄県民が、このまま米軍基地の県内移転に譲歩するのであれば、もはや私は沖縄の基地闘争を一切支援することはないだろう。勝手にやってろ、ということだ。」(「息縄」は沖縄の間違い?)と天木氏は書く。

私は、鳩山首相は自発的に辞めるべきだと思う。しかし、鳩山が辞めたからといって、普天間問題は何も解決されないのも事実である。また、鳩山が普天間問題を大きく取り上げたことも評価している。仮に自民党政権の決めた政策が進んでいたら(実際に強引な工事などを進めている)、さらなる不幸な歴史を作り出すだけだからだ。そして、さらに何十年も海兵隊は沖縄から出て行かないだろう。沖縄の人たちはそのことを理解しているから、「鳩山、辞めろ」という声を上げていないのではないのか。むしろ、鳩山に対して、考え方を変えろ、と迫っている。「国外移設に向けてアメリカと交渉しろ。そのための道筋を作れ」と圧力をかけているのだ。福島社民党首が述べているように、自民党政権時代に、10年以上かけて地元の合意が得られなかった案を修正した案を、もはや沖縄が賛成するわけもなければ、強引に進めることもできないのは明らかである。徳之島に一部移設も不可能でしょう。軍事国家や中国のような独裁国家なら別だが、地元の合意を得ずに新たな基地(墓地)など作れると考えている方がどうかしている。私はイラク戦争に反対した点で天木直人を評価したが、「勝手にやってろ」と言い切ってしまう天木は「イラク戦争」に何のために反対したのか。天木のような考え方では、沖縄から海兵隊に出て行ってもらうことなどできない。

以下のような記事もある。示唆に富む記事です。アメリカが民主義国家であるのなら、鯨を大切にする国であるのなら、理によって、米国政府に対して譲歩を迫ることしか、普天間問題は解決しない。民主党政権は国勢調査のような調査(マスコミの行ういい加減な世論調査ではない)を行い、日本人一人一人に対し自分の住む地域にアメリカの海兵隊が必要かどうか問うべきだ。沖縄に海兵隊がいてほしいのかどうか問うべきだ。具体的な数字をアメリカに示してアメリカ政府に譲歩を迫るべきだ。普天間問題で、日本本土がこれほど盛り上がったことはなかったのではないか。今こそ、沖縄から海兵隊を撤退させるチャンスである。

http://diamond.jp/articles/-/8060
(チャルマーズ・ジョンソン 日本政策研究所(JPRI)所長)へのインタビュー記事)

http://thecable.foreignpolicy.com/posts/2010/05/05/japanese_lawmaker_obama_pushing_us_toward_china
(谷岡郁子民主党参議院議員に関する記事)

http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-oe-johnson-20100506,0,4706050.story
(沖縄と米軍基地の歴史と現状を語った記事)

民主党は何をしているのか。小沢一郎の側近である山岡賢次国会対策委員長がまた、馬鹿な発言をした。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E4E2E29A8DE2E4E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL

私が小沢をあまり評価しないのは、肝心な時に沈黙することだ。これほど重要な問題であるのに、何らの意見も述べることもしないことだ。

党としての方針を述べるべきである。それが幹事長としての役割ではないか。それができないのであれば、幹事長を辞めるべきである。彼は恐らく自分のことと参議院選挙のことで手一杯なのだろう。だが、ピンチかもしれないが、その時に何を語るのか、どのように語るのかで政治家の度量は決まる。政治は言葉である。自分の言葉を持たない政治家はやはり政治家として失格である。マスコミがすべて敵であっても、いや、だからこそ、彼は自分の言葉でこの普天間問題について語るべきである。

2010.05.07 12:07 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

あとは自己責任にも関係している厳選採用にしても、そういうことが却って消費しない=経済危機をもっと加速させるということがわからない企業も多いようです

2010.05.07 12:10 URL | マイケル #- [ 編集 ]

世代の問題に持ってくるのは同意できませんね。
無駄な世代間対立を煽る連中と同じ土俵にあえて乗る必要はありません。

2010.05.07 23:36 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

もちろん、すっきり分かれてることはないにしても世代でも考え方や物事の捉え方は違います
スキルやグローバル化なんかほとんど気にせずに大学や高校を卒業したらすぐに就職先があった時代をすごした人と、やれ自助努力だの、やれスキルだの言われて大学(地方の私立なんか大学と言える状態にはない)を出ても就職がない人ではどうしても意見が合うことはないです
対立したっていいし、むしろ無理矢理仲良くして現実から目を反らすようなことはしてはいけない
そうは言っても、世代や雇用形態に関係なくリストラやキチガイみたいな転勤やサービス残業で大変な人が多いです
そもそも、競争と称してごまかしていても奪うことでしか維持できない近代国家とかグローバル資本主義なんて代物には期待するべきではないし、そういうシステム自体も崩壊しつつあったりしますが
全員ではないにしても、いまの二十代は世間に対して意見を言う余裕さえないです
日本は民主主義且つ自由だから言えばいいという人がいますが、所詮は上司や親や世間には何も言えない
カネを持っている方に有利に動いています

2010.05.08 09:03 URL | マイケル #- [ 編集 ]

若者を非難する話は手を変え品を変えいつの時代にも出てくるが、最近は衰退していく日本を若者の責任になすりつける論調ばかり目立つのが気に入らない。

若い世代が上の世代に言われて納得出来るのは職場の場面くらいで、それは社会人経験(非正規雇用も含め)を積めば解決する。

若い世代はごく普通の企業に入る機会さえ奪われている。非婚、少子化、年金滞納などは将来が不透明な日本に対して当たり前の合理的な選択だ。

便利で豊かな社会を造り上げた上の世代には感謝するが、同時にこれだけ多くの問題が覆い被さっている若い世代に文句を言うことは出来ないだろう。

2010.05.08 15:52 URL | rikutetsu #- [ 編集 ]

若い世代に過度の期待をしても無駄の様な気がします。
政治意識社会意識は小さな頃からの積み重ねで養われていくものですからね。
親の世代がこの程度で、それを受け継いだ若い世代が突然変異をするはずもないのです。

去年だかの話ですが、京都大学内で発行されている学生新聞で、次の総理大臣には誰がふさわしいかというアンケート調査をしたら1位は舛添だったそうです。
他の設問に対しての答えもこの程度のレベルだった記憶があります。
一応日本を代表する大学の学生ですからもっと期待をしていたのですがね。

彼ら若い世代の特徴は、どんな無理難題を押し付けられても、それに自らを合わせて耐え忍ぶか、はたまた辞めるかでしょう。
反発して喧嘩をするという選択肢は持ち合わせていないようです。
でもそれが日本社会が長年若い世代に求めてきたものではないですか。
ホリエモンの様にエスカレーター式人生からドロップアウトして・・・などという選択をすると、見せしめでとんでもない仕打ちを受けるのです。

日本という国は、ある一定の与えられた枠内で生きていれば楽なのです。
もっとも最近は国のパイが小さくなり、それでも苦しくなり、多くの若い人達が切り捨てられています。
しかし私は彼らが欧米の様な反発行動を取ったという話は聞いた事がない。

関東自動車で派遣で働いていて虐げられていると反発した若者は、しかし会社に抗議する事は出来ずに秋葉原で暴発したのです。
それが今の若い世代です。
与えられた枠内で必死に頑張るか、はたまた諦めて自滅するか。

そんな程度です。

2010.05.09 00:27 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

kojitakenさん、皆さんこんにちは。
私は30代ですが、10代の頃を思い返しますと、まずソビエト連邦の崩壊と東欧民主化をテレビを通じて経験しました。
また決定的なのが、湾岸戦争以降の論議(金だけでなく人的貢献を)です。タカ派的なものがもてはやされる時代でもありました。
だから社会党はダメなんだ、などと田原氏が吠えているのを見たのも一度や二度ではありません。

自民党支持者や改憲派が30代に多いというのも、彼らが多感な10代だった頃のこのような世相と無縁ではないのかもしれません。
彼らが「嫌韓流」あたりの主要読者層だったりするのでしょうか? もしそうなら、同世代としては嫌ですね。
ただ雨宮処凛さんなど、生存権が守られていないことに声を上げる同世代も多くなってきました。

ただ読売新聞の調査ですが、20代についてはどれほど正確か、やや気になります。
昨年の総選挙の前に、朝日新聞の地方版にどこに投票したいか聞いた世論調査が載っていましたが、20代の幸福実現党の支持率が異様に高かったことがあります。
面白半分に答えた人の回答が調査に影響を与えるほど、サンプル数が少なかったように記憶しています。
まさか全国規模の調査ではそういうことはありえないとは思いますが。

2010.05.09 03:54 URL | ballon #wLMIWoss [ 編集 ]

天下り官僚に支払われる給与・退職金の原資はこの若者達から吸い上げたお金な訳で憲法うんぬんというのなら15条が破られ放題で守っている方が少ない事の方が問題。
草食系だの非婚化だのが話題になる前に出生率1.37が本当なのかが話題になるべきのはずが上の世代は若者の言葉より不祥事続きの厚生労働省や社会保険庁の言葉を信じ、更に「自己責任」を口にする…それが今の日本の状態なのです。

2010.05.09 04:43 URL | A #AtAD9fD6 [ 編集 ]

 kojitaken様が取り上げた番組「日本の、これから ダイジョーブだよね?若者とニッポン」について、雁屋哲氏も「雁屋哲の美味しんぼ日記」5月8日付記事(ttp://kariyatetsu.com/nikki/1233.php 頭のhを抜いてあります)にてとりあげているようです。当該日記では番組名を特定してはいませんが、文面から察するに「日本の、これから ダイジョーブだよね?若者とニッポン」で間違いないでしょう。
 これを読み、正直、雁屋哲氏も「日本経済全体が高度成長していた時代に仕事をした人たちと、閉塞感に覆われて就職もままならない現在に生きる若者では、同じ努力をしてもリターンの期待値が全然違う。それを考慮せずに「若者は努力が足りない、覇気がない」と居丈高になっている」男の一人に過ぎないと思い失望しました。
 まあ、氏の書いてきた作品を考えれば草食系な方々(私自身もそれに属する)にイライラするのは理解できます。
 が、雁屋氏の書き方はあまりに軽率に過ぎます。「美味しんぼ」47巻198ページから199ページでの海原雄山の発言「かつてはあんなに美しかった国土を壊し、われわれは何を得たのか?子供は偏差値偏重教育で心が荒廃し、登校拒否児童が増加する。家庭内暴力をふるって、自分と家庭を不幸に追いやる。そうまでしてつめこみ勉強をして、会社につとめる。すると、過労死するまで働かされる。住む家はウサギ小屋だ。これが、豊かな人生か?そうではあるまい。今、日本は戦後最悪の不況に陥っている。苦しんでいる方には申しわけないが、日本にとって自らのありかたを考え直すよい機会だろう。時速200キロで走る車は必要ないではないか?500キロで走るリニアモーターカーも必要ないではないか?経済成長一点張りで狂奔する生き方はわれわれを少しも豊かにしないことは十分にわかったはずだ。」とは相容れないことを言っています。ま、あくまであれは海原氏というキャラクターの意見で雁屋氏自身の意見とは違うといわれてしまえばそれまでなのかもですが。
 
 (海原雄山の台詞の部分、写し間違った部分を訂正しました。)

2010.05.09 10:39 URL | 谷本篤史 #gKumvUXs [ 編集 ]

雁屋哲が漫画でそんなステレオタイプの言説を垂れ流してタのならがっかりだな。

あと10年もしたら日本人が中国やインドに出稼ぎに行かなければ収入を得られないという過酷な時代を若者は生きてるのだから。

2010.05.09 12:17 URL | rikutetsu #- [ 編集 ]













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