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きまぐれな日々

結局、電波送信塔、もとい日本創新党は思ったような支持が得られないようで、ニュース番組でも、「たそがれ日本」じゃなかった「立ち枯れ日本」、いや「たちあがれ日本」にも及ばないぞんざいな扱いを受けている。

結局、中田宏や山田宏では俗に言う「キャラが立たない」のである。小泉純一郎やかつての石原慎太郎、現在の橋下徹らは「キャラが立つ」から勝てた。逆に、安倍晋三はいくらマスコミが粉飾しても「キャラが立たな」かった。麻生太郎は、本人は「キャラが立つ」つもりでいた。小泉を真似てワルぶった言動をして、それが「視聴者」にウケると勝手に思い込んでいたが、錯覚に過ぎなかった。

中田宏は、十分テレビに売り込んでいたからもっと華々しい新党の立ち上げになるだろうと計算していたのではないか。だが、そうはならなかった。

印象批評的な話をすると、日曜日のテレビを見て、あれっ、中田宏ってもっと「さわやか」っぽいキャラで売ってたんじゃなかったっけ、と思った。同じことを、nesskoさんも感じられたらしく、『kojitakenの日記』に下記のようなコメントをいただいた。

中田宏と山田宏が映っているとき、ほんの2-3分だけですが見ました。
中田宏の顔が変わってきた。気持ち悪さが増し悪相化進行中と見た。
テレビ朝日はニュース番組全般に、ネオリベ宣伝傾向が強いように思います。


同感だった(笑)。

昨年6月26日付のエントリ「やはり東国原英夫らの妄動は『新自由主義の逆襲』だった」で私は、

元巨人の桑田真澄に似たいやらしい風貌の横浜市長・中田宏

と書いたが、日曜日に見た中田宏は、もはや桑田真澄にも似ていなかった。桑田とて私には好感の持てない人間だが、今の中田ほどひどい悪相はしていない。中田はなぜこんな気色の悪い顔つきになってしまったのだろうか、などと馬鹿なことを思ってしまう。権力欲の強さが人相ににじみ出てきたのだろうか。

それに、自分のブログ記事を読み返して思い出したのだが、中田は確かに橋下徹とつるんでいた。しかし、その橋下は今は大阪の「地域新党」に徹して力を蓄えている。だが中田は、なぜか功を焦っている。横浜市民や東京都の杉並区民は、どうしてあんな人たちを一生懸命応援したのか、日本中の人たちから訝られているのが現状だろう。横浜市や杉並区は、鹿児島県阿久根市と少しも変わらない「大いなる田舎」なのではないか。

そして、「大いなる田舎」の代名詞ともいえるのが、日本の首都・東京だろう。都民は石原慎太郎を熱狂的に支持し、過去11年もの間都政を委ねてきたが、その石原は年をとってからネットにはまったらしい。こんな馬鹿な発言をした(下記URLの東京新聞記事参照)。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010041890070655.html

『与党は帰化した子孫多い』 石原知事

 民主党などで検討されている永住外国人への地方参政権付与をめぐり、東京都の石原慎太郎知事が十七日、都内の集会で「帰化された人、そのお子さんはいますか」と会場に呼び掛けたうえで、「与党を形成しているいくつかの政党の党首とか与党の大幹部は、調べてみると多いんですな」と発言をした。

 発言は、自民党を中心とした地方議員ら約五百人が参加して千代田区内で開かれた「全国地方議員緊急決起集会」の席上であった。「(帰化した人や子孫が)国会はずいぶん多い」といい、根拠を「インターネットの情報を見るとね。それぞれ検証しているんでしょうけれど」と人物は特定せずに説明し、与党にも言及した。

 石原知事は「それで決して差別はしませんよ」としながらも、続けて朝鮮半島の歴史に触れ、韓国政府が清国やロシアの属国になるのを恐れて「議会を通じて日本に帰属した」として一九一〇年の日韓併合を韓国側が選んだと話し、「彼らにとって屈辱かもしれないけども、そう悪い選択をしたわけではない」などと述べた。

 その上で、「ごく最近帰化された方々や子弟の人たちは、いろんな屈曲した心理があるでしょう。それはそれで否定はしません。その子弟たちが、ご先祖の心情感情を忖度(そんたく)してかどうか知らないが、とにかく、永住外国人は朝鮮系や中国系の人たちがほとんどでしょ、この人たちに参政権を与えるというのは、どういうことか」と批判した。

 石原知事は、平沼赳夫衆院議員らの新党「たちあがれ日本」を支援、反民主の保守政治回帰を訴えている。

(東京新聞 2010年4月18日 07時06分)


今どき、根も葉もないネットの妄言を真に受けるとは、正気の人間の発言とも思えない。まあ品性下劣な石原のことだから、本気でネットの噂を信じているわけではなく、単に言いがかりをつけただけなのだろうが、この発言に福島瑞穂・社民党党首が怒った(下記URLの時事通信記事参照)。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010041900308

石原知事の提訴検討=「帰化」発言めぐり?社民・福島党首

 社民党の福島瑞穂党首は19日の記者会見で、石原慎太郎東京都知事が与党幹部には親などが帰化した人が多いと語ったとした上で、自身を念頭に置いた発言だとの認識を示した。「私も両親も帰化した者ではない。発言は永住外国人の地方参政権に賛成してきた私の政治信条をゆがめ、踏みにじるものだ」として、発言を撤回しない場合は提訴も検討する考えを示した。
 一部報道によると、石原氏は17日に都内で開かれた会合で、永住外国人への地方参政権付与問題に関連して「与党を形成しているいくつかの政党の党首とか与党の大幹部は(親などが帰化した人が)多い」と発言したとされる。 

(時事通信 2010年04月19日 12:43)


福島氏は、「発言を撤回しない場合は提訴も検討する考えを示した」なんて弱腰な姿勢じゃなくて、断固として石原を提訴してもらいたい。それでなくても、与党になった社民党からは「闘う姿勢」が全く感じられず、私は不満を持っている。

ところで、石原のレイシズムに関して、忘れてはならないのは「黒シール事件」である。当ブログでも、都知事選を翌月に控えた2007年3月12日付エントリ「石原慎太郎批判(その5)?石原慎太郎の『人権意識』」でこの件を取り上げた。これは単にWikipediaの記述を引っ張ってきただけの手抜き記事だったが、今回の差別発言を聞いてこの件を思い出した。マスメディアにあって、今回、「黒シール事件」を取り上げてくれたのが、『東京新聞』のコラム「筆洗」である(下記URL)。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2010042002000065.html

以下引用する。

 若手の論客として知られた新井将敬という政治家がいた。東大卒、旧大蔵省のキャリア官僚出身のエリートだったが、株取引での利益供与を要求した証券取引法違反容疑が浮上し、衆院が逮捕許諾の議決をする直前に自らの命を絶った▼在日韓国人として生まれ、十六歳の時に日本国籍を取得した新井氏は一九八三年に旧衆院東京2区から初出馬、落選した際に悪質な選挙妨害を受けた。選挙ポスターに「元北朝鮮人」などと書いた黒いシールを大量に張られたのだ▼それを思い出したのは、永住外国人への地方参政権付与に反対する集会で、石原慎太郎東京都知事が「(帰化した人や子孫が)国会はずいぶん多い」などと発言したからだ▼選挙区内の新井氏のポスターにせっせとシールを張って歩いたのは、同じ選挙区の現職だった石原知事の公設第一秘書らだった。「それ(帰化)で決して差別はしませんよ」と集会で知事は語ったが、彼の取り巻きが過去にしでかしたことを思い起こせば、そんな発言を誰が信じよう▼与党幹部には帰化した子孫が多いという発言の根拠はインターネットだという。そりゃあ、石原さん、いくらなんでもちょっと無責任すぎるよと言いたくなる▼あからさまな差別的発言を大きく報道したメディアは本紙だけだった。「またいつもの放言だ」と取材側がまひしているならかなり深刻だ。

(2010年4月20日付東京新聞コラム「筆洗」)


少し前から、右翼政治家の差別発言を一部の新聞しか報じない例が続いている。1月17日に平沼赳夫が民主党の蓮舫参院議員について「元々日本人じゃない」と発言した時には、最初毎日新聞だけしか報じなかったために、報道の信憑性を疑うネット右翼までいた(その後、彼らの本尊たる産経新聞が報じた)。石原の発言は、東京新聞の他では朝日新聞が報じたと思うが、大きな扱いではなかった。

右翼政治家にマスメディアが甘くなって久しいが、このところそれが度を過ぎているように思う。だからこそ、政治的な示威の意味合いもこめて、福島党首には石原を正式に提訴して、「石原レイシズム問題」を世間にアピールすべきだ。「たちあがれ日本」を支援し、「日本創新党」の山田宏が心酔する石原慎太郎は「敵」の急所だ。容赦なく石原を突いて、打撃を与えなければならない。石原差別発言を読売や産経が書かないのには、もちろん政治的な意図がある。ならば、石原に対抗する側は、石原を徹底的に批判し、これを倒さなければならない。

ネットでは有名な、城内実の「国籍法改正反対」をめぐるトンデモ差別エントリ "bakawashinanakyanaoranai" も、ネット以外ではほとんど知られていない。そして、ネットの世界にも盲点がある。過去に書いた文章は、検索エンジンで上位に引っかかるエントリは別として、そうでない有象無象の記事は、ほとんど顧みられることはないのである。その一方で、根拠のない印象操作は簡単に成功し、虚像ができあがることが多い。

たとえば、「リベラル・平和系」といわれるブログの間では、植草一秀が大人気であって、いくら私が「植草は新自由主義者だ」と書いても、狼少年扱いされてほとんど信じてもらえない。だが、植草は「郵政総選挙」の投票日を6日後に控えた2005年9月5日付で、こんな記事を書いている(下記URL)。
http://www.uekusa-tri.co.jp/column/2005/0905.html

コラム
今週の金融市場展望(2005年9月5日)


(前略)9月4日に一斉に発表された、日本の総選挙についての主要各紙の中間調査は、総じて自民党の地すべり的な圧勝を示唆するものとなった。「郵政民営化の是非を問う」との小泉政権のキャンペーンが、小泉政権の思惑通りに有権者の行動に強く影響を与えた結果である。
これまでの経過をもたらした要因は次の三点である。第一は、テレビ、新聞などの大手マスコミが権力迎合の姿勢を著しく強め、主要なメディアが露骨な政権支援の情報提供に強めてきたこと。第二に、野党第一党の民主党が、「効率的な政府」、「小さな政府」実現に向けて、国民にアピールする具体的提案を効果的に打ち出せてこなかったこと。逆に、「民主党が改革に積極的でない政党」との印象を有権者に植え付けようとする与党の攻勢に押されてしまってきたことである。第三に、国民が小泉政権のこれまでの実績、郵政民営化後の行政改革や年金改革の具体的展開について、正確な情報を得ていないこと、を指摘することができる。

多くの有権者は、「小さな政府」、「効率的な政府」実現を強く求めている。経済は依然として停滞し、生活の厳しさは変化していない。一方で、国の財政状況の悪化が深刻化し、年金や医療保険制度の将来に対する不安をかきたてる情報が氾濫している。また、談合や天下りなど公的部門の不透明さや税金の無駄遣いを想起させる出来事が頻発している。
このような状況の中で、「27万人の公務員削減につながる郵政民営化をまず成し遂げたい」とのメッセージは、有権者の目には「国民の意向を反映した政策」と映りやすい。「郵政民営化法案に反対する人は改革に反対する『抵抗勢力』である」との説明も、何も考えずに聞いている限りでは、国民の共感を呼びやすい説明である。
総選挙に際して、論点を単純化して、繰り返し同じことのみを訴える手法が、与党に対する有権者の支持を急増させている大きな背景である。小泉政権の政治的技法が大きな効果を上げてきたと言える。ただし、問題は、郵政民営化が国民の望む「政府の効率化」、「小さな政府」実現につながる保証はどこにもないことだ。

筆者は、小泉政権が本当の意味での「小さな政府」を実現する可能性はゼロに近いと考えている。小泉政権は「天下り」を中心とした「官僚天国」の状況に、4年間、まったく手を入れてこなかった。今後も、改革のメスを入れる可能性は皆無に近い。財務省を中心とした官僚支配の構造は過去4年間に、著しく強化され、中央集権を地方主権に転換する構造改革もまったく進展していない。
本当の意味での「改革」はこれまで進展してこなかったし、今後も進展する可能性はゼロに近い。小泉政権は、選挙に際して国民の人気を獲得する演出を施す点に関してのみ、類まれなる天才的な政治的技量を有している。
小泉政権の国民支持獲得に甚大な貢献をしてきているのが、大手マスコミの著しい「偏向報道」である。振り返ってみれば、第二次世界大戦の遂行にあたっても、大手マスコミは同様の役割を果たしてきた。「鬼畜米英」、「一億玉砕」などのスローガンがマスコミによって広く流布され、虚偽の「大本営」情報が氾濫して、国民世論が誘導されたが、世論操作に最大の貢献をしたのが大手マスコミの行動だった。
今回の「郵政民営化」論争においても、テレビ番組では、自他共に小泉政権応援団の一員と認められる、元政治家、政治評論家、コメンテーター、御用学者、芸人などが、ほとんどすべての情報系番組を占拠してきている。正論を述べる正統な論客はほぼ完全に排除され、著しい偏向の傾向を有する番組キャスターが、世論誘導に全面的に貢献してきている。

野党第一党の民主党は、「小さな政府」、「効率的な政府」実現に向けての、インパクトのある具体的政策を「対案」として国民の前に提示する責務を負っているが、民主党代表の岡田克也氏は、この点でまったく成功していない。「小さな政府」には二つの意味がある。
第一は、「経済活動に介入しない政府」という意味だ。経済活動に対する「自由放任」は、結果における格差拡大をもたらすが、「小さな政府」推進には、「格差容認」の意味合いが含まれる。小泉政権の政策はこの意味での「小さな政府」を推進するものである。民主党はこの点については、独自の立場を強調する必要がある。金融における「弱者保護」、郵便事業における「地方、過疎地重視」を表明することが求められている。
第二の意味は、「効率的な政府」の意味での「小さな政府」だ。この点で、民主党は全面的に競争を挑まなければならない。「効率的な政府」を目指すとは、政府の無駄を徹底的に排除することである。政府の無駄はどこにあるか。それは「郵政」ではなく、「特殊法人、公益法人」にこそ存在する。財政投融資制度の「入り口」ではなく、「出口」にこそ、巨大な無駄が隠されている。この無駄を排除する、最大の施策は「天下り廃止」である。「天下り廃止」こそ、改革の本丸であり、国民が求める「小さな政府」を実現させる施策である。
岡田民主党代表が、「天下り廃止」を前面に掲げて、「真の改革」論争を全面的に展開してきていれば、世論動向は著しく異なるものになっていたはずである。岡田代表が「天下り廃止」を強く訴えていない背景として、同氏自身が経済産業省出身であり「天下り廃止」に消極的な考えを有していることがあるのではないか、との憶測が生まれてしまう。残された時間のなかで、民主党が劣勢を挽回するためには、「真の改革」の具体策として、「天下り廃止」を前面に掲げ、「郵政民営化」と「天下り廃止」の対決を演出する必要がある。

国民は「郵政民営化」が「効率的な政府」実現につながることを期待して、小泉政権に対する支持を強めている。だが、小泉政権のこれまでの実績を踏まえる限り、小泉政権が本当の意味での「効率的な政府」を目指しているとはまったく考えられない。国民はとんでもない思い違いをしている。
小泉政権の4年余りの期間に、旧大蔵省、現在の財務省・金融庁の権力は飛躍的に増大し、官僚主導政治は一段と強化されてきた。財務省を中心とする「天下り」はまったく是正されてこなかったし、今後も是正される可能性は皆無に近い。今後予想される政府系金融機関の制度変更に際しても、「天下り」が堅持され、財務官僚にとってより有利な条件の「天下り」が増加することは確実な情勢である。
すでに小泉首相は、道路公団や民営化郵政公社関係の「天下り」を容認し続けることを表明している。小泉政権が掲げる「改革」は「真の改革」とは「似て非なるもの」である。

また、小泉政権が継続する場合、2007年度消費税大増税が実施されるのは確実である。自民党の「政権公約」にはこのことが明確に示されている。2006年末の税制改正で決定され、2008年1月に消費税率が現行水準から3%ないし5%引き上げられる可能性が非常に高い。小泉首相は一連のテレビ等での発言でも、この可能性を明確に否定していない。

2005年9月5日
植草 一秀


ここで植草は、憑かれたように「小さな政府」、「小さな政府」と絶叫している。植草の主張は、小沢一郎が代表に就任する前の民主党の論調そのものであり、「小泉政権には『真の改革』はできない」として、小泉と「改革」の過激さを競おうとするものだ。植草は、「効率的な政府」を強調しているが、これは植草お得意の「良い小さな政府」の議論である。そして、この文章を読めば、「小さくて賢い政府」を目標とする中田宏と植草一秀の立ち位置が極めて近く、前回のエントリにも書いたように、2004年に最初に植草が逮捕された日にも、植草が中田宏の後援会で講演をしていた理由がよく理解できる。

だが、このように「動かぬ証拠」を突きつけてもなお、「植草・小沢・鳩山信者」たちは「三種の神器」への崇拝を止めないのだろう。「民主党に左派やリベラルは存在するか」という以前に、日本で政談ブログを書く連中に、(共産党支持系の人たちは別として)左派やリベラルは存在するか、と考えてしまう。少なくとも民主党「左派」や社民党を支持しているつもりの人たちが植草一秀を崇拝している現状にはお寒いものがある。いや、それどころか菅直人や福島瑞穂の発言を見聞きすると、リベラルだの社会民主主義だのの政治勢力自体、日本には存在しないのではないかという気さえしてくる。社民党のオフィシャルウェブページにも「良い小さな政府」論者たる植草一秀が登場する始末である(下記URL)。
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/post/post090306.htm

少なくとも、風太さんがコメント欄で教えて下さった、『中央公論』5月号に神野直彦教授が書いた「『小さな政府』では格差と貧困を解消できない」を読むと、植草とは考え方が全く違うし、本当はリベラル・左派はこちらがメインストリームになってしかるべきなのではないかと思うが、現実は全然そうなっていない。面白いことに、この号の『中央公論』には与謝野馨の主張も掲載されており、それは神野教授の文章の直前に置かれている。だから、与謝野馨と神野教授の考え方を比較することもできる。本当は神野教授と与謝野の主張を対比して、今日のエントリのメインで取り上げるつもりだったが、いつものように文章が長くなり過ぎてそこまで行きつかなかった。前回のエントリのコメント欄で、私は「アメリカは『小さな政府』を徹底している国」だと書いたが、それに対してsonicさんから「予算規模、事業数、公務員数、すべてにわたってアメリカは典型的な『大きな政府』だ」とのコメントをいただいている。しかし、神野教授流の定義でいうと、そうであっても、アメリカは確かに「小さな政府」の国ということになる。このあたりの詳細を含めて、次回のエントリに回すことにしたい。


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 2005年とは古いですね。ここに「小さな政府」が叫ばれているからといって、最近の植草氏の主張を無視して「新自由主義者」などと断ずるのは気の毒だと思いますね。個人でも、集団でも、思想変化は当然ですから。
 それから、「植草が中田宏の後援会で講演をしていた理由がよく理解できる。」とありますが、日頃陰謀論を嫌うブログ主さんが妙に陰謀論めいた書き方をするのもおかしいですね。
 彼は大学教授で、テレビコメンターだったから、講演代さえもらえれば、どこでも講演に行くでしょう。彼は、逆に、隠れ小泉一味である中田と神奈川県警にはめられた、みたいなニュアンスで著書に書いていたと記憶しています。(その著作を処分して確認できませんが)
 植草氏については、2005年から現在まで一つ一貫していると思うのは、心情的な民主党への肩入れが見られる、ということです。今は小沢への肩入れがあるんじゃないでしょうか。しかし、それは特に政治のような、人間によってのみ達成できることについては、ある程度は許容されるでしょう。ただ、大きく変化したとき、それでも「付いていく」ようなら言論人として失格と思いますが。
 私は別に「植草信者」などではないし、どんな識者の論でも、半分疑って読むべし、と日頃心がけているのですが、kojitakenさんの偏った傾向が出ているので、つい反発してしまうのです。あしからず。

2010.04.21 09:34 URL | cube #- [ 編集 ]

麻生は漢字が読めない政治家を演じて人気取りをするつもりだったような気がします
きっこの日記やカナダde日本語では散々な評価だったけど、少なくとも安倍よりはましだった(どうかすればハトよりも
社民党というのは前にも書いたように、中身よりも耳障りのいい単語やフレーズには弱い
効率がいいとかムダ削減みたいなのが好きそうです
でも自民や公明よりはまし
ただ今の社会はそのムダやバラマキで支え合ってやっていたりするわけで

橋下徹や東国原英夫を支持している人々は利権にまみれた役所にメスを入れて、日本を清潔な国にしてくれるとか考えていそうです
確かに公務員とかはコネで雇っていたりはします
でも橋下徹や東国原英夫もまた、庶民には困った存在ですが
阿久根市長やさっき書いた人々のようにキャラが立つとかなにかやってくれそうみたいな理由だけで投票しているとは言葉もないです
当面はカイカクやキセーカンワと称してこれ以上破壊させない且つ少しでもましな状態に持っていくことです
ただ今の経済システムそのものも政府には制御出来るようなレベルにはないとも感じています

2010.04.21 09:56 URL | マイケル #- [ 編集 ]

ブログ主さんは、明らかに植草氏の論を読み間違えていらっしゃいます!

ブログ主さんによる引用中で、植草氏は「小さな政府」の意味は二つあるとしているではないですか。「経済活動に介入しない政府」の意味と、「(天下りなどの無駄を省いた)効率的な政府」の意味です。
その上で、植草氏は前者ではなく後者「効率的な政府」を目指すべきであると明言しています。

植草氏が憑かれたように「小さな政府」、「小さな政府」と絶叫している というのは、明らかに読み間違えです。

植草氏が「小さな政府」という用語を敢えてこんな形で使っているのは、「小さな政府というスローガンが広まっているが、その内容をしっかり考えるべきである」と言いたいためでしょう。それは植草氏の論からはっきり読み取れます。

2010.04.21 14:35 URL | ホタル #OARS9n6I [ 編集 ]

神野教授はどうなったんですか?民主党は消費税増税で動いてますよね。北海道新聞もマスゴミだから偏向報道なんですかね?

民主党は20日、参院選マニフェスト(政権公約)に
盛り込む成長・地域戦略の骨格案をまとめた。経済状況の好転を前提として、
消費税引き上げを含む税制の抜本改革を行う方針を明記。子ども手当の一部を
「保育・教育バウチャー」(金券)として支給する案も掲げた。農業の戸別所得補償制度も
「2011年度から本格実施する」としている。

骨格案は政府・党幹部によるマニフェスト企画委員会などで精査し、5月末にも
最終決定する。ただ、消費税の記述や子ども手当などの制度設計などについては異論が
残っており、そのまま反映されるかは不透明だ。

財政健全化に向けて、政権交代後に廃止した概算要求基準(シーリング)を
一般・特別会計の総予算に復活させる方針を示した。環境対策で11年度半ばをめどに
温室効果ガスの排出量取引制度「キャップ・アンド・トレード方式」を創設し、
地球温暖化対策税(環境税)も同年度の導入を検討する。

米国との経済連携協定(EPA)や自由貿易協定(FTA)について「交渉を推進する」と明記。
高速道路の無料化は「原則無料化を行っていく」として衆院選マニフェストを踏襲した。

このほか、特別法による「観光カジノ産業特区の創設」を検討。休暇取得の
分散化などを進める「ローカル・ホリデー制度」の検討も盛り込んだ。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/227206.html

2010.04.21 21:34 URL | 2ちゃんねらー #- [ 編集 ]

そもそも、どうして美爾依さんをはじめとしたリベラルな人々が植草一秀を担ぎ出したのか、その出会いやいきさつからしてよく分かりません
ただ美爾依さんは最近は植草一秀を見限ったような気がします
ちなみに自分が自公政権を見限った理由は安倍晋三と公明党(事実上は創価学会)です
福田と麻生は少し良かったような気もしないでもない

2010.04.21 22:07 URL | マイケル #- [ 編集 ]

cubeさんの論法だと、1945年に鬼畜米英を叫んでいた政治家が、1950年に民主主義を唱えていても「5年前とは古い話ですね」と許されてしまいそうです。

なるほど、こうやって日本人は政治家たちの戦争責任を不問に付したんだなと思います。

経済問題を苦手にする政治家が変節したならまだしも、経済で飯を食っていた人間の5年前の発言ですよ。5年前にこんなことを書いていた人間を信用できないのは当然でしょう。

2010.04.21 22:19 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

 経済学者として、植草氏より、神野氏の方がすぐれている、というお考えの表明ならそれも結構。私も何も否定しません。
 小沢や鳩山に足りない点があることも否定しませんが、現実に今日も、高速道実質値上げを図った前原や馬淵を抑えたのは鳩山派の川内であり、小沢です。
 kojitakenさんも一定の評価をしていた亀井・原口郵政改革案にいちゃもんをつけていたのが、仙谷と、菅。消費税増税を言うのもこの両名で、それに対しマニフェストを変えるなと一喝したのが小沢です。
 海兵隊基地をグアム・テニアンに移すよう盛んに動いているのが先の川内と社民党。鳩山が最終的にどう動くかわかりませんが、少なくとも岡田は社民をののしり、国内移転以外考えられない、といった発言をしています。
 少なくとも、今のところ「生活が第一」のつっかえ棒ができているのは、やはり小沢・鳩山グループのおかげでしょう。
 大ざっぱには言えば、去年の民主党代表選で岡田を支援していたグループが、自民党と変わらない方向へ路線変更しようとしているのを、小沢がなんとか抑えているという状況です。
 その小沢を、下心があるにせよ、応援している有名人、植草氏を叩いて、何かいいことがあるのでしょうか。
 kojitakenさんの左派としての気概と努力は尊敬しますが、どうもムキになって攻撃する方向がおかしいと思いますね。
 会議はほとんどサボっているという、反小沢の元読売記者、生方を「リベラル」とか言ってみたり。
 「阿修羅」に集まっているような連中とは違った論を展開されることは大いに期待しておりますが、むやみに敵対心を持つのはどうなんでしょうか。

2010.04.21 22:23 URL | cube #- [ 編集 ]

>経済状況の好転を前提として
その経済状況はいつ好転するのかが分かりませんが
当然ですが実感出来ないような景気回復では意味がないです
消費税を上昇させればそれはそれで影響がありそうです

>戸別所得補償
これも前に書いたように、大規模営農よりもその土地や風土に合ったような形で農業をしている人々に渡すべきです
大規模営農ていうと外国人研修生がいますが、せっかくなので移民として受け入れて、しっかり雇用や所得補償を渡して日本に定住するという形にした方がいいのでは
当然ですがこの場合は受け入れ制限はします
移民にせよもともといた人にせよ、やはり農業でも安定した雇用または収入が絶対です

でも民主党や企業が考えているのは、大規模営農をして、水をキチガイみたいに汲み出して、派遣社員や外国人研修生を動かすようなものな気がします

2010.04.21 22:26 URL | マイケル #- [ 編集 ]

ホタルさん、

誤読なんてしてませんよ。植草が「効率的な政府」を唱えているとのことですが、そんなものは中田宏だって唱えています。彼らのスローガンは「小さくて賢い政府」ですよ。植草の「良い小さな政府」と同じじゃありませんか。

植草の唱える天下り根絶はもちろん必要ですが(但し、国家公務員の人事制度を抜本的に改正することが必要になりますが)、「ムダを省き」さえすればすべてが良くなる、と言わんばかりなのが植草や民主党、それに社民党の主張です。「みんなの党」や自民党の上げ潮派と何も変わりません。彼らは、なぜか再分配の意義を軽視しています。

一口にセーフティネットと言いますが、要は再分配であって、再分配には原資、すなわち税収が必要です。それを、よりにもよって貧乏人から取り立てようというのが与謝野らの増税派(中田と山田の電波新党も同じ)で、原資なんて要らないよ、再分配なんてしなくても人々の暮らしは良くなるから、と言っているのが「みんなの党」や自民党の上げ潮派、それに植草一秀といった人たちの主張だということです。「みんなの党」や「上げ潮派」や植草は、与謝野らと比較すれば筋が通っているけれど、再分配をタブー視している点で、新自由主義のドグマにとらわれているわけです。

2010.04.21 22:30 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

私は実を言うと、植草一秀の文章を断片的にしか読んでいません。従って、彼がどういう思想の持ち主なのか、全く知りません。フジテレビの小倉の朝の番組に出ていて、どちらかといえば、エコノミストと認識していた程度です。従って、古寺多見サンが彼について批判する時には、コメントをほとんどしませんでした。

ただ、このエントリで古寺多見サンが引用した文章からは、「小さな政府」と絶叫しているようには思えませんでした。むしろ、冷静に括弧つきで「小さな政府」と述べています。さらに「金融における「弱者保護」、郵便事業における「地方、過疎地重視」を表明することが求められている。」と述べています。その点でも、絶叫しているとは思えません。ただし、具体性がないという点では、批判すべきです。「効率的で小さな政府」が可能であるかといったら、どう考えても不可能でしょう。

2010.04.21 22:54 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

負け組みの矜持さん、

引用した植草一秀のコラムは、2005年以前に「小泉構造改革」を経済軸の右側から批判していた人たちの典型的な論調です。

該コラムで、植草は当時の岡田代表に苦言を呈している形ですが、この論調こそ、前原誠司ら民主党内経済右派で主流だったものです。岡田克也は、民主党内では中間派に当たります。だから、経済右派からは物足りなく見えたに違いありません。

「真の改革」だとか「良い小さな政府」、「効率的な小さい政府」って、要は新自由主義の理想を追求しているという意味ですよ。

なぜ「大きな政府」と言ってはならないのか。

私がこのブログでかつて「大きな政府を目指す」と書いた時、名指しではありませんでしたが、『世に倦む日日』に、自分から「大きな政府を目指す」と言うことは、新自由主義側が設定した議論の枠組にはまった倒錯した態度だとかなんとか、そんな批判を受けました。

でも、神野直彦教授はいまや『中央公論』で堂々と「大きな政府」論を書いておられる。これは、私にはたいへん感慨深いことです。

このような経済問題についての議論の流れがあるわけですよ。

2005年に書かれた植草一秀のコラムは、「改革」競争で小泉純一郎に敗北することが確定的になった新自由主義系傍流経済コメンテーターの、断末魔の絶叫以外のなにものでもありません。

2010.04.22 00:49 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

cubeさん同様、私も「植草信者」などではありませんが、きょうのエントリーには一部違和感を覚えましたのでコメントします。

kojitakenさんが引用された、植草氏のエントリーでは、彼は二種類の小さな政府のうち「効率的な政府」をめざすべきとし、
・政府の無駄を省く。
・郵政改革でいえば、財政投融資制度の「出口」たる、「特殊法人、公益法人」にこそ巨大な無駄が隠されている。
・そのためには、「天下り廃止」が最重要課題である。
と要約することができると思います。

一方、「日本創新党」の掲げた「小さくて賢い政府」の詳細について、二人の宏氏が例の「サンデー・フロントライン」でどのくらい述べたのかわかりませんが、大脇道場さんによれば、
・『民間にできることは民間に』の構造改革
・法人税減税
・道州制導入
・国と地方の公務員を3分の2に減らす
という感じのようですから、そうなると、

>植草が「効率的な政府」を唱えているとのことですが、そんなものは中田宏だって唱えています。彼らのスローガンは「小さくて賢い政府」ですよ。植草の「良い小さな政府」と同じじゃありませんか。

というのは賛同しかねます。字面は確かに似ていますけど。

横にそれますが、kojitakenさんは、4/16のエントリーで、福島・社民党党首のコメントにも苦言(?)を呈されていましたね。
>以前、消費税増税について聞かれた社民党の福島瑞穂党首が、まずムダの削減からだと言っていた。これは、世間一般で消費税増税に反対する人たちがもっとも多く持ち出す論法でもあるが、政府の公共サービスをも削減する方向に悪用されかねない、というか官僚たちは間違いなくそうしようとする。

私は、現時点ではまだまだ省かれていない無駄が多くあると感じている有権者が多いと思います。
たとえば、今年度予算では歳出の50%以上を国債に頼らざるをえなくなった主因は、特別会計におおなたをふるう時間的余裕がなかったから、と認識しているのではないでしょうか。(私は少なくともそうです)そういう人は、政府の無駄を省こうとすると行政サービスの低下に直結してしまう、ということにはならないと信じています。実際にどうなるかは分かりませんが。

話を元に戻して、
>「ムダを省き」さえすればすべてが良くなる、と言わんばかりなのが植草や民主党、それに社民党の主張です。「みんなの党」や自民党の上げ潮派と何も変わりません。彼らは、なぜか再分配の意義を軽視しています。

という部分にも異論があります。たとえば、植草ブログの、衆院選前(解散後)のエントリーの一部を抜粋します。少し長いですがご容赦ください。

2009年7月24日 (金)
民主党は、これまでの財政支出をゼロベースで見直し、
a.無駄と考えられるもの
b.必要性の低いもの
を排除する一方で、
c.国民生活安定に不可欠と考えられる支出
を大幅に拡大しようとしている。
 無駄の代表例は、天下りにかかる支出、必要性の低い公共事業、であり、加えて民主党は公務員給与の引き下げにも取り組む姿勢を示している。
 財政の資源配分機能に着目した民主党の取り組みに賛同する有権者が多いはずだ。
 民主党は、10兆円以上の規模でこの予算組み替えを行ない、最終的には17兆円から20兆円規模にまで拡大する計画を有している。決して不可能な計画ではない。
 財政の所得再分配機能を排除しようとしたのが小泉改革である。市場原理に委ねると、結果における格差が拡大する。競争条件において不利な状況に置かれる経済的な弱者は自由競争の結果、ますます厳しい状況に追い込まれる。
 所得再分配機能を活用しないのが「市場原理主義」、所得再分配機能を重視するのが「人間尊重主義」である。
 労働者に対するセーフティネット、派遣労働に対する規制、障害者に対する支援、高齢者に対する支援、母子世帯に対する支援、生活困窮者に対する支援、労働者への分配率を高めるための施策などを重視するのが「人間尊重主義」である。
 小泉改革の流れを汲む自公政権の政策に対して、民主党を中心とする野党は、財政の「所得再分配機能」を重視する。
 課税において、累進税率を適用する所得税は、所得再分配機能を強く持つ。これに対して、消費水準に対して比例的な課税となる消費税は、高所得者の負担感が少なく、低所得者の負担感が大きい。
(中略)
 大企業と役人へのお手盛り予算満載の麻生政権の財政政策に比較すれば、民主党提案は、資源配分、所得再分配、経済成長のすべてにおいて、自民党の政策よりも優れていると言わざるを得ない。
(後略)
---引用は以上---

民主党の経済政策を論評しているわけですが、「所得の再分配」を重視していることが読み取れると私は思います。
なお、所得税の「累進性再強化」をも主張していれば満点なのですが、そうではないところが植草氏の限界なのかなとも思います。

2010.04.22 01:52 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

2ちゃんねらーさん紹介の記事について。
共同通信の配信記事だとちょっとニュアンスが異なります。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010042001000886.html
【法人税率引き下げを提言 民主研究会が公約素案】
>素案はこのほか「消費税を含む税制の抜本的な改革を行う」と明記、「デフレ脱却に向けた数値目標を示す」としている。ただ消費税率に関しては、首相が4年間の衆院議員任期中は引き上げないと明言しており、公約への盛り込みは見送られる公算が大きい。
とありますので。

いずれにしても、
民主党の成長・地域戦略研究会の役員会 ←いまココ

成長・地域戦略研究会でさらに詰める

マニフェスト企画委員会に提言

「政権公約会議」(議長・鳩山 由紀夫首相)でマニフェストを決定

という流れですから、まだ消費税増税を明記すると決まったわけでは全然ありません。
しかし、法人税減税と消費税増税がセットで行われるなどとなれば、論外です。某新党と同じになってしまいますし。
強く反対していかなければなりませんね。

2010.04.22 02:11 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

栃木県民です。
舛添新党が動き出したようですが、
ここに参加を表明している矢野哲郎は、
7月予定の参院選で、立候補しないと
発表した人ですよ。
彼の所属している栃木選挙区は、自民の矢野と民主の簗瀬進が議席を分け合っていましたが、今回から定数が2名から1名に削減されることになっており、前回簗瀬に大差をつけられた矢野は、今回は当選の目が無いと、立候補を見送ったものです。そこで、自民栃木県連は、代わりの候補者を「公募」し、結果女性県議が候補者に決まったのが、つい先日の話です。つまり、矢野は国政引退を回避しようとして舛添に飛びついたことは明白です。これを見ても、舛添新党が、理念も政策もない「寄せ集め」だということがわかります。

2010.04.22 05:29 URL | 佐渡ケ島 #- [ 編集 ]

鳩山首相の覇気の無さ、曖昧さ、虚ろな目、リーダー性の欠如にもイライラするが、それでも基地問題で退陣を迫るのは如何なるものかと。
というのは、日本の米軍基地の経費負担はドイツの約3倍、イギリスの20倍、NATO加盟国の負担総額と比較しても1.5倍。世界にある基地の半分を占めている。
そんで米軍の海兵隊は日本を守るのでなく、アメリカの世界戦略のためのもである。それでも大金を払うアメリカももう少し日米同盟の枠組みの中で日本の貢献を評価すべきかと思いますがね。アメリカ側が本当に基地が必要だと思うなら、その貢献を自覚して日本国民への感謝を表明した上で、日本政府に協力を求めれば、沖縄県人や日本人の感情も少しは和らぐはず。
その辺の理解も感謝の気持ちも無いオバマの知恵の無さを批判すべきでしょ。

2010.04.22 07:22 URL | 与志 #- [ 編集 ]

今回のコメントで他の読者やkojitakenさんのやりとりを見てどうしてリベラルや弱者救済を自称する人々が植草一秀を崇拝している、またはしていたのか分かったような気がします
そしてそういう人々が実はどういう性格をしているかも
他のサイトでも言っていましたが、こういう人々と手を取り合ってはいけない


>アメリカ軍
前にも書いたように世界戦略やシーレーンを守るためです
ただ後者については日本の生命線なのでこれは無視出来ない

あと中華民国や韓国、日本が存在している且つその背後にアメリカが潜んでいることで中華人民共和国が太平洋に進出しにくいような状態が続いています

2010.04.22 09:26 URL | マイケル #- [ 編集 ]

さっきみたいなことを書くとまた「マスコミに洗脳されている」とか「自分は植草一秀を盲信しているつもりはない」とかいう人が出てきそうですが、なぜマスコミを全く信じないのに、植草一秀やネットを簡単に信用するのかそこを聞きたいです
そもそも、ネットには一次情報などないと考えているし、一方ではマスコミだってスポンサーから圧力があったり、悪意を持った報道をしたことなど山ほどあります
真実などそう簡単には分かりませんが

いずれにしても、植草一秀やその盲信者が世の中のことを真剣に考えているようには見えませんが

それでは

2010.04.22 09:52 URL | マイケル #- [ 編集 ]

「sweden1901」がおっしゃるように、植草一秀の主張には見るべきものがあると思います。

しかし、結局のところ、彼は痴漢したのかどうかではないですか。私のように植草信者でない者にとって、優れた意見を述べたところで、性犯罪者であれば、その意見を素直に信じることはできません。私が彼の文章をほとんど読まないのも、結局はそれに尽きます。

ただし、私は警察や検察も信じていません。従って、ぎりぎりのところでネットの世界だけの話であれば、それはそれでいいと思っている次第です。

彼は所詮、ネットのごく一部の人たちに影響力があるだけで、実際の世界ではもはや見向きもされない人ではないかと思います。私のように彼の意見など無視している人が数多いと思います。

そのまんま東や田勢氏のほうが表舞台で影響力を及ぼしている点で、許しがたいものがあります。

以下の記事をお読みください。

http://blog.livedoor.jp/aoyama211111/archives/52003607.html

なお、私は大学のほうが警察や検察よりよほど信用できます。テレビ東京よ、しっかりせよ、といいたい。

2010.04.22 19:00 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

書き忘れていたので、もう1つ投稿します。

社民党の福島党首が石原を提訴しない場合は、来る参議院選挙では、社民党に投票しないつもりです(昨年の衆議院選挙では社民党に投票)。その訴訟から裁判所の「民度」を図りたいと思うので、是非、福島さんには提訴を願います。もしかすると、石原は無罪になるかもしれません。石原は「福島さん」の名前を実際に述べていないから、とか理屈をつけて。その公算が高いように思いますが、それでも福島さんには提訴を願います。

2010.04.22 20:06 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

cubeさんがおっしゃられた
「その小沢を、下心があるにせよ、応援している有名人、植草氏を叩いて、何かいいことがあるのでしょうか。」
このつぶやきに含まれているニュアンス、賛同です。
なによりも大事にしなければならない目標は、この場合だと、大きな政府を目指すと云うことです。
私も植草氏のことはよく分かりませんが、これまでの言動を見る限りでは、小泉・竹中等の市場原理主義を標榜し小さな政府を目指す勢力に毅然と対峙し、その勢力を否定する力になってくれていると、今のところは思っています。要するに、大きな政府を目指していくためには、現実的にはそれを阻止する幾多の勢力を消去しないと前進できないということです。現実的には力関係ですから、市場原理主義を標榜し小さな政府を目指すと云う一つの阻止勢力を粉砕するためにも、今の段階では連帯していても問題はないと思います。
抽象的な言い方で申し訳ございませんが、ワンステップ、ワンステップと段階を踏んでいかないと目標には近づけません。更には、ワンステップ上昇しても、又そこには不合理・矛盾は出てくることも分かりきっていることです。どの段階に行っても矛盾や不合理はつきものです。ですが、だからと言って、初めから少しでも矛盾点を感じてしまったからと云う理由で、もう連帯は出来ないというようなスタンスをとれば、必然的にセクト主義に陥って、それこそ現実を変える力にはなりえないのだと思います。

2010.04.23 00:49 URL | 匿名 #sSHoJftA [ 編集 ]

匿名さんへ

植草一秀は、「良い小さな政府」とは何度も書いていますが、「大きな政府」を目指すなどと書いたことは一度もありません。なぜ、2005年9月5日に植草が「小さな政府」や「真の改革」を絶叫していたことを指摘したこのエントリに、植草が書いてもいない「大きな政府」への寄与を期待するなどという、自己欺瞞に満ちたコメントをされるんですか。そこまで、「騙されたい」という欲求が強いのかと、あっけにとられる思いです。

2010.04.23 01:50 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

私は、植草氏が大きな政府を目指しているのか、それとも小さな政府を目指しているのかはよく知りません。しかし、小泉・竹中に対しては否定する言動をとっている側面は明らかだと思っています。

>なぜ、2005年9月5日に植草が「小さな政府」や「真の改革」を絶叫していたことを指摘したこのエントリに、植草が書いてもいない「大きな政府」への寄与を期待する

kojitakenさんは、「植草氏の思想の本質は?」と云うレベルでお話されているように思えますが、私はそのレベルでは、語っていません。大きな政府を目指す勢力が政権を獲得していくための戦略と云うレベルで語っています。
大きな政府を目指す勢力が政権をとらない限り、大きな政府は誕生しないということです。それが紛れもない現実です。政権をとるためには、それなりの戦略が必要だと思います。

その意味で、共闘できる側面は皆無とは思えません。

2010.04.23 22:21 URL | 匿名 #sSHoJftA [ 編集 ]

言葉の定義自体に共通の理解がなければ議論は成り立ちません。共通の理解が得られてもどう評価するかは個々の考え方によります。議論が噛み合っていない印象を受けます。もっと論点を絞った方が良くはありませんか。

2010.04.24 10:40 URL | 50のおじん #- [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2017.02.23 17:43  | # [ 編集 ]













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