きまぐれな日々

平沼赳夫の新保守主義も、与謝野馨の新自由主義も私は大嫌いである。与謝野馨の場合は、小泉純一郎?竹中平蔵の流れをくむと見られている中川秀直らとは異なり、「上げ潮派」ではない。世間には、「上げ潮派」を新自由主義と見なしながら、与謝野馨のような「財政再建・消費税率早期引き上げ派」は新自由主義者とは見ない誤った考え方があるが、当ブログは以前からたびたび主張しているように、与謝野一派も公共サービスを拡大しないことを誓う点で、れっきとした新自由主義者だと考えている。

「市場原理主義者」をしばしば厳しく批判する、読売新聞、いや日本のメディア界のドンこと渡邉恒雄(ナベツネ)も同様の誤りにとらわれているようだ。だから、ナベツネは竹中平蔵は蛇蝎のごとく嫌うけれども、財政再建のために消費税率を引き上げよと叫ぶし、そのナベツネの意に沿う主張をしているのが与謝野馨なのである。

与謝野馨は、もともと中曽根康弘の秘書だった。中曽根はナベツネの盟友。そんなつながりがあって、ナベツネは与謝野を全面的に応援している。自民党が昨年の衆院選で惨敗して、自民党が中心となってナベツネの宿願である憲法改正や消費税率の早期引き上げを実現することは難しくなった。ならば、与謝野馨を押し立てて、与謝野を民主党政権と組ませることによって消費税率を引き上げる。それがナベツネの発想だったのではないか。

だが、与謝野が新党を立ち上げようにも、人が集まらない。そこで目をつけたのが、もう3年以上も宿願の新党結成を果たせずにくすぶっていた平沼赳夫だったのだろう。もちろん、改憲派とはいえ平沼赳夫のような宗教右翼を忌み嫌うナベツネにとって、平沼赳夫など利用して使い捨てるだけの存在に違いない。だが、平沼を抱き込むに当たってはそんな素振りなど露ほども見せなかっただろう。

ナベツネは、平沼の子分・城内実とも接触した。このことは、城内実自身が昨年12月3日付のブログ記事で明らかにしている。この記事で、城内実は、

 渡辺主筆については、一部でとてもゆがんだマイナスイメージが流布しているが、私がお会いした限りでは、大変ものごしが丁寧な、ほんものの紳士だ。傲慢とはほどとおい、むしろ人間味のある優しい感じの方である。相手の肩書き次第で人を見下すような下等な人間とは違う。なにせ、落選中の私に二度にわって一時間もいろいろとお話をしていただき、必ず帰りにはエレベーターまで送っていただいたのだから。たぶん他の方にもそのように対応してらっしゃるのであろう。

とナベツネを絶賛している。そして、

 今回お会いしたことなどを城内実のブログに書いても良いとおっしゃってくださったが、私はあえて詳細について書くことは差し控えたいと思う。

と思わせぶりに書いたあと、

 いずれにせよ、来年に向けての私の政治活動の指針となるようなお話をうかがえた。渡辺主筆より貴重なお時間をいただいたことに改めて感謝申し上げる。

とエントリを締めくくっている。これは昨年末の記事だから、「来年」とは今年、2010年を指す。2010年の城内実の「政治活動の指針」とはいったい何か。

与謝野・平沼のトンデモ新党「たちあがれ日本」が結党した現在の目で、この城内実の記事を読み返すと、この会談で城内がナベツネからトンデモ新党の話を持ちかけられていたことは確実であると思われる。そして、ナベツネのオファーを受けた城内実は、明らかに有頂天になっていた。

年が明けると、城内実は精力的にテレビに出演するようになり、マイクを向けられると決まって「政界再編」について熱弁をふるった。それなのに、現在トンデモ新党参加に踏み切れずにいるのは、どうも後援会が城内の新党入りに難色を示しているかららしい。朝日新聞の星浩は、新党入りしたら次の衆院選で自民党に対立候補を立てられるのを嫌っているのだろうと言ったが、斉木武志と片山さつきの得票数を足しても城内実には及ばないほどの圧勝を果たした城内実が自民党の対立候補を恐れるとは私には思えない。城内実の支持者には跳ね上がりが多いらしく、平沼赳夫何するものぞといわんばかりの雰囲気がある。すでに昨年の衆院選前に、ネットで城内の支持者が平沼を批判する書き込みをしていたことを、私は昨年8月28日付の『kojitakenの日記』に記録している。後援会の人たちがネットの掲示板投稿者と同じような考え方をしているかどうかはわからないが、似たり寄ったりだろうと私は想像しており、そんな彼らを説得するのに城内実が手を焼いているのも想像がつくのである。あの政治家にしてこの支持者ありといったところだろうか。

くだらない城内実の支持者の件はともかく、ナベツネといえば反射的に思い出すのが「大連立」だ。私は、先月号の文春に与謝野馨の「論文」が掲載されたと知った時点で、ああ、これはまたしてもナベツネの「大連立」工作だなとピンときて、雑誌の発売日前日(3月9日)の『kojitakenの日記』に、

ナベツネは「大連立」の野望を決して捨ててはいないとここで指摘しておく。

と書いた。「ナベツネと聞いたら大連立を疑え」と言いたくなるくらいだ。

これは何も「ナベツネ嫌い」の私の思い過ごしではない。昨日のエントリでも書いたように、『週刊新潮』も指摘しているし、他の週刊誌でも同様の観測を見たことがある。そして、なんと大新聞までもがこの疑念を記事にしていた。しかも社説においてである。4月11日付の毎日新聞社説「平沼・与謝野新党 『立ち上がった先』を語れ」である(下記URL)。
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100411k0000m070100000c.html

同じ日の朝日新聞は、「『たちあがれ』―民主、自民にそう言いたい」と題したつまらない社説を掲載した。これを見て、どうせ他紙も似たり寄ったりだろうと思って見に行かなかったのだが、あに図らんや、毎日新聞の社説は「大連立工作」の疑惑を突っ込んでいた。以下、抜粋して紹介する。

 「たちあがれ」に参加した代表の平沼氏ら5議員は、いずれも元は自民党議員だ。中堅・若手議員が参加を見送ったため平均年齢は約70歳となり、新鮮ではつらつとしたイメージを与えたとは言い難い。

 それ以上にすっきりした印象を抱けないのは、結党の動機が今ひとつ不明確な点にある。代表の平沼氏は10日の会見で参院選後の民主党との連携は「まったくない」と否定したが、民主党との対決姿勢を強調するほど、離党劇で最大の打撃を被ったのが自民党だという現実とのギャップがさらに際だってしまう。

 新党結成を後押ししたのは発起人に名を連ねた石原慎太郎東京都知事だ。石原氏は最近、福田康夫内閣時代に一時浮上した民主、自民両党の大連立構想に再三言及し、民主党の小沢一郎幹事長(当時代表)の関与を評価している。小沢氏と与謝野氏は関係が近いことでも知られる。

 新党は政界再編の橋渡し役を目指すというが、具体的にどんな姿を描いているのか。大連立構想の再現をにらみ、その接着剤となることも狙っているのか。国民に率直な説明が必要である。

(毎日新聞 2010年4月11日付社説 「平沼・与謝野新党 『立ち上がった先』を語れ」より)


平沼と与謝野は、「親自民・反民主」、あるいは「非自民・反民主」などと言う。これがかえってわざとらしい印象を与え、実は裏で小沢一郎と手を組んでいるのではないかとずっと疑っていたのだが、おそらく私だけではなく大勢の人たちが抱いていたであろう疑念を、毎日新聞は社説で書いてくれた。これには驚いた。

もちろん、2007年の大連立騒動の時には、毎日新聞だけではなく朝日新聞も、そして他の大部分の新聞も、読売新聞を除いてナベツネが工作に関わったことを社説も含めて書いた。だが、あの時は福田康夫と小沢一郎という二大政党の党首が手を結ぼうとしたのだ。いわば正攻法だ。今回はそうではない。「反民主」を標榜しながら小沢一郎と手を組もうとしているのではないか。そんな疑念が持たれるのである。旧世代の支配者たちも、やることのスケールがだんだん小さくなってきた。そして、平沼と与謝野の新党は、彼らの最後の悪あがきであるように思える。

実際に、毎日新聞の社説が危惧するように、与謝野・平沼新党を接着剤にして民主党と自民党が大連立を組む流れになるかどうかはわからない。わからないが、3年前は大半の民主党議員やマスコミの反対によって大連立は実現しなかった。今にして思うのだが、あの時民主党は大連立騒動を総括せず、小沢一郎を辞任させるどころか、必死に懇願して代表の座に踏みとどまってもらった。小沢一郎が代表の座にいなかったら政権交代は実現しなかったかどうかはわからない。民主党の「七奉行」の体質を見ていると、小沢一郎抜きの民主党だったら、もっと新自由主義色を鮮明にした政党になっていたかもしれない。

だが、もし今後与謝野・平沼新党が接着剤となって民主党と自民党が大連立を組むようなことがあれば、それは小沢一郎という劇薬の副作用によって日本の戦後政治が死を迎えることを意味しないか。

このところのペースを破って、毎日新聞の社説に触発される形で今日エントリを上げるのは、民主党のリベラル派というものがもし存在するのであれば、そろそろ「小沢一郎離れ」を起こすべきなのではないか、ちょうど自民党でかつて竹下登が創政会を結成したのと同じように、小沢一郎に反旗を翻すリベラル派集団の結成があっても良いのではないかと思うからである。やはりリベラル派である生方幸夫のような単独の反乱ではダメで、はかりごとをめぐらせてあるタイミングで集団を旗揚げすべきだろう。現状は、小沢一郎の弊害が目立ち始めてきた。そうは思わないか。社民党にしても、小沢一郎しか頼りにできなくて動きを封じられているも同然に見える。このままでは、ある議員は民主党に吸収され、ある議員は無所属になるなどして消滅への道をたどるだけではないのか。

それが言いたかったから、今日のエントリを上げた。これは、しばらく前から考えていたことではあるが、書くタイミングがつかめなかった。だが、その時がきた。中曽根やナベツネの生涯最後の悪だくみを潰し、彼らの政治生命を完全に終わらせるためにも、民主党左派の「小沢一郎離れ」が必要だ。


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昨日の記者会見でも、小沢はマニフェストについて聞かれ、半年ぐらいで大幅に変えるのは国民への裏切りだみたいなことを言っていました。
自民党と大連立するなら、まずその辺から大幅に変えようとするのではないでしょうか。
それから、すぐに自分の責任に跳ね返りそうな複数区の複数擁立などしないでしょう。

大連立騒動は確かに小沢が一度起こしたことなので、疑るのは仕方ないですが、
もうすでに小沢がそのような策動を再開したかのような前提で、さあ、民主党は小沢から離れよ、などとアジるのは如何か。
ブログ主さん、ちょっと頭が錯乱しているんじゃないでしょうか。失礼ですが。

2010.04.13 09:15 URL | cube #- [ 編集 ]

私は全く逆の意見ですね。小沢よりも、前原や野田などのほうが中曽根やナベツネと親和性があると思いますね。確か中曽根は、前原なら自民党と民主党は変わらないというようなことをいっていたはずです。岡田や前原などが民主を動かすようになったら、それこそ中曽根やナベツネの思い通りになるでしょう。なにしろ御しされやすい。

小沢離れといったところで、あまりに抽象的です。小沢を排除するのか、それとも民主左派(私にはそんなものがあるとは思えない)が民主から出ていくのか。

世の中は単純ではなく様々な利害が関わりあって蠢いているというのが現実です。

岡田、前原、仙石などが民主を主導することのほうが余程恐ろしい結果が待っていると思います。松下政経塾出身の政治家たち(前中田横浜市長、松沢神奈川県知事、山田杉並区長)、彼らや石原と親和性の強い上田埼玉県知事なども含め、みんなの党と民主党が結び付くととんでもないことがおこるでしょう。

それから、最後に。私は立花隆は「大ジャーナリスト」とは思えませんね。ジャーナリストとしては西山太吉氏や故大森実氏、故石川真澄氏のほうがはるかに優れていると思います。

2010.04.13 13:20 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

何度も言ってきたように都会や工業地帯が地方や農村から収奪行為をしている流れそのものを変えないと意味がないです
例えばイオンにしても、駅前や地元資本から消費者を奪って吸い取った利益を千葉や東京に持ち出しています
不採算地域と判断されれば、撤退して最終的には郊外も駅前もそのまま凋落してしまいます
東京や千葉に集まった利益を地方や農村にも廻してやっていくというやり方も一つですが、そういうことをしても時間稼ぎや延命を図ることは出来ても、地方が撃沈することは防ぐことは出来ないと考えています
かつて世界で植民地主義が横行していたように
西ヨーロッパ=都会
アフリカ=地方
こういう関係が日本でも出来ています


あと中国の艦隊が沖縄近海を通過したようです
領海侵犯ではないし、差し迫った脅威というわけでもないですが、放置したままていうわけにもいかない気がします
前にも書いたはずですが、北朝鮮より中国の方が危険だと今でも考えています


経済状態については結局はあの回復したとしても「いざなぎ景気」に似たような状態が発生するだけです
普通の人には関係ないですが
菅直人がやってもどうにか出来ないような気がします
せいぜいが、日経がダウに釣られて暴騰していること、大企業を中心に取った統計だけを根拠に景気は回復に向かっていると言い続けるだけです
まあ大企業でも社員は安泰ではない

2010.04.13 13:52 URL | マイケル #- [ 編集 ]

民主党の公約破りが頂点に達しました。今日は民主党がその本性を最もよくあらわした極北の日ですね。

仙谷戦略相、消費税増税の凍結解除求める
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100413-OYT1T00609.htm

仙谷国家戦略相は13日の閣議後の記者会見で、「消費税だけではなく税制改革、歳入改革を掲げて選挙をしなければ、国民に甚だ失礼だ。
今の税収のままなら(財政は)大きな壁にぶちあたる」と述べ、「消費税増税は4年間凍結」とした鳩山政権の方針の見直しが必要だとの認識を表明した。
 仙谷氏は政府が6月までにまとめる「中期財政フレーム」に関し、「消費税を含めた税制改革全般に触れざるを得ない」と強調。
さらに、消費税率引き上げを争点に、任期中の衆院解散も検討すべきだと指摘した

2010.04.13 17:54 URL | 2ちゃんねらー #- [ 編集 ]

「2ちゃんねらー」氏は全く勘違いしていますね。仙石氏、いや、仙谷氏が言ったからといって、それが実行されなければ、公約違反も何もありません。彼が首相になれば、別ですが、仙谷氏は言っているだけですよ。少なくとも、鳩山が首相である限り、消費税など上げるわけないです。言っているだけなら、自民党が政権政党であったとき、無限に語っていたではないですか、嘘八百を。

「今日は民主党がその本性を最もよくあらわした極北の日ですね。」という大げさな表現、馬鹿らしくてなりません。

2010.04.13 21:43 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

>2ちゃんねらーさん
>民主党の公約破りが頂点に達しました。今日は民主党がその本性を最もよくあらわした極北の日ですね。

仙谷氏が消費税増税を主張すること自体は何の新味もありません。彼の持論ですから。
とはいえ、そういう持論を持つ人間を、国家戦略相に起用したことに1月の時点で驚きましたし、その際もその後も、仙谷氏の閣僚としての発言について鳩山首相が何らかの制限を課している様子は見られません。
鳩山首相自ら何度も約束した『4年間は消費税を上げない。議論も必要ない。』というポリシーと相反する発言を仙谷氏が繰り返すことを容認しているも同然の野放し状態にしている、鳩山首相のリーダーシップのなさは、残念としか言い様がありません。
2ちゃんねらーさんご指摘の仙谷氏の発言に対する、平野官房長官の「中長期的な議論は否定しないが、選挙公約への言及は時期尚早だ」という苦言は、最近の平野氏の発言では唯一賛同できるものでした。

それにしても菅財務相の消費税に関する最近の発言はどうしたことでしょう。
2月の時点では
将来的な引き上げの可能性に言 及しながらも、当面は「徹底的な無駄の削減に全力を挙げたい」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100204/plc1002041826015-n1.htm

などの発言がみられましたが、最近では、
「1997年の消費税引き上げ後の景気後退は、消費税率アップ直前の駆け込み需要の反動も加味して考えるべきで、それを含めて考えれば景気に悪影響を与えたとは言えないという見方もある」というような話をよくしています。消費税増税への地ならしとしか思えません。
財務官僚に取り込まれているのでしょうか。神野教授に喝を入れてもらいたいものです。
http://www.arsvi.com/d/t072010.htm
のページにある、2/25の記事(以下の2本)のような報道を読んだ頃は、菅直人財務相ならば心配ないと思っていたのですが・・・
◆所得税累進制の強化「本格的に議論を」 菅財務相が意欲
 朝日新聞社 2010年2月20日19時50分
 http://www.asahi.com/politics/update/0220/TKY201002200270.html

◆「税調専門家委が初会合 菅氏「所得税から着手」指示」
 2月25日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100224-00000003-fsi-bus_all
はともにうなずける内容でした。

所得税の最高税率を上げ、その税収を子ども手当ての財源の一部に充てる、というのは正しい方向だと思います。(子ども手当てに所得制限を付けるべきだという議論もありましたが、富裕層への過度の優遇が継続されてきたこれまでが異常なのですから、それを元に戻すことで所得の再分配をするのがむしろ自然と考えるべきでしょう)
これは是非とも実現に導いて欲しいものです。

2010.04.13 23:19 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

私も課税最低限度を引き下げない形で所得税を強化するのは賛成です。

そうなると、企業の競争力を低下させかねないので、雇用増加や維持の動きに関しては、積極的に補助金を出してもいいと思います。

法人税の考え方を売上高よりは人件費率で考えてみると、『コンクリートから人へ』を実践出来るような気がしますね…
あと、小沢幹事長の弊害はあると思いますが、 今外すと政権が吹っ飛ぶ怖れがないでしょうか…?
やはり、選挙に勝てない政治家は、政策を実現する能力が低いですよね…

小沢チルドレンを自分の言葉で政策を語らせ、選挙に勝てる候補に育てるのが小沢氏の最大の仕事に思えます。

2010.04.14 01:08 URL | 葉隠 #CRmGiUQU [ 編集 ]

ブログ主さんが小沢批判を書くと、いちいち頭に血が上ってコメントしちゃう人ってなんなんでしょうね。それはともかく。

もし存在するならばという疑念のとおり、民主党リベラルなんてマスとしては存在しないし、そもそも小沢に人間的にも政策的にも共感していないのだから、いまさら離脱ということもないでしょう。そして、衰え行くばかりの影響力をつなぎとめるために、政策的に一定の妥協を呑ませて、小沢に協力=すがっているというのが実情だと思います。そもそも、左派が小沢から離脱することと、大連立を阻止することに何らの論理的関係がないでしょう。

かつての竹下らにとって、代替わりを許さない田中からの離脱はそのまま竹下政権の可能性へとつながるものでした。今、あえてそれとの類似を言うなら、民主左派ではなく民主党の中堅=新自由主義に親和的な勢力が小沢離れするか、だと思います。そして、それは遠くないように思えます。岡田、前原、野田、玄葉、長島・・・といった人たち。

あと、毎日新聞が大連立を警戒しているとは思えない。最近の夕刊で毎日の政治部長がインタビューに答えて、

>小菅 本当に危機感を感じています。福田康夫首相の時、小沢さんと大連立を組む話がありました。あの時は批判的に考えていましたが、この国はどうなってしまうのかと考えた時、そうでもしなきゃという気にもなります。

なんていってます。国民でも大連立を望む声が相対的には無視できない割合であり、また国民新党や社民党が民主党を振り回すことには正当性は全く乏しいのですから、多数による安定した勢力を望むのはもっともなことです。参院選での民主党躍進が困難になった今、色々な可能性が出てくるでしょう。そして、公明党が民主党と連立を組むことは政策的には合理性がありますが、節操のなさにおいてあまりにひどい、となりそうなので、せいぜい閣外協力でしょう。とすれば、大連立というのは確かに皆無ではないかもしれない(まったく逆に、ますます社民国民新の影響力が高まるという方向もありえますが、彼らの議席は伸びるでしょうか?)

それにしても、ここ2、3日は民主党閣僚から相次いで消費税に関する発言が出てきて、仙石氏のように任期前の消費税を争点とした解散まで言及するなど、あきらかに世論の動向を探っているな、と思いました。来年度の予算は組めないことが明らかなのですから、参院選後か予算編成で、間違いなく政界再編が起きるでしょう。それが望ましいものになるかなんとも言えません。

参院選に向けて、民主党のマニフェストづくりで大変なせめぎ合いが起きるでしょうが(実際は普天間でそれどころでなくなる可能性もあるが)、その議論の方向性を見極めることが重要だと思います。

ただ、社会保障の自然増・子ども手当・基礎年金など新規に必要な財源が少なくとも12.6兆円、今年の埋蔵金等10兆円はもう使えない、税収も増えない、というのは目眩がするような話で、いったい議論を収拾させられるのだろうかとも思います。

2010.04.14 02:40 URL | ぬらりん #- [ 編集 ]

社民も終了です
香山リカとかいう、いかがわしいインチキと関係があるようです
左派にも変わった人が多いようで

2010.04.14 05:23 URL | マイケル #- [ 編集 ]

ま、小沢への評価は、のろしを上げた菅・仙谷新自由主義一派にどう対応するかで見たらいいじゃないですか。
 4年間消費税をあげないという「マニフェスト」を抵抗なく破り、それに手を貸すようなら、「大連立」も繰り返しうる「政治屋」に間違いないでしょう。
 大株主の鳩山は、本音は企業側の論理で行動するんでしょうし、その鳩山を支えてきた小沢が、抑えることができるかどうか。
 衆院解散などという、仙谷の「自爆提案」に易々と乗っかるようなら、大連立も確定的でしょうね。

2010.04.14 09:18 URL | cube #- [ 編集 ]

例えばKojitakenさんは、田中角栄首相が金脈・ロッキ-ド事件で退陣した後、江田三郎氏ら社会党が対抗することを期待しておられたと思います。しかし現実には三木内閣があったにせよ、田中氏が病に倒れた後には、中曽根内閣が新自由主義色を強めました。

もし小沢一郎幹事長が辞任したとしても、その後の主導権をネオリベ色のある政治家に握られればまた小泉内閣時代の再現になります。私はこの4年間の小沢氏の功績、また政権獲得後の亀井静香氏の積極財政を評価していますが、最近の「高速道路をまた建設推進に戻すのでは?」とのニュースなどを見ると中身の転換はまだ不十分だと感じます。むしろ自民党出身の政治家の限界と言うべきでしょう。

だから菅直人氏や党内リベリル派には、小沢氏の首に鈴を付けると同時に、ネオリベでなく経世会とも違う分配の在り方を示す責任があると考えています。

2010.04.14 15:21 URL | Rasen #- [ 編集 ]

明治以来つづく官僚国家日本では、民主的手続きを踏んでの選挙による政権交代劇は、今回のものが初めてであったと思います。
そして小さな時からお上(官僚)から交付される情報を刷り込まれる客体として存在しづけるしかなかった日本国民は、
生まれて始めて主体としての自らの投票による政権の交代を肌で感じたのです。
このことの意味は日本においては革命に匹敵する大きな出来事だったのです。
それだからこそ日本の旧体制、所謂国体(古いね)を最重要視する日本の支配層勢力(以後国体派)は、小沢のリードする民主党を許さないのです。

また戦後その国体を傘下に組み入れ自由にしてきたのがアメリカです。
そして政権交代の原動力だった小沢幹事長は、そのアメリカに対しても、国体派が目をむくような危険な発言を平気でしました。
それが「在日米軍は第7艦隊で充分だ」発言です。
国体派には、そんな小沢や、その盟友の鳩山が超危険人物に映ったはずです。
だからこの二者は執拗な攻撃を受け続けているのでしょう。

などと書き込むと、またかと言われそうですが、よく考えてください、おかしいと思いませんか?

例えばマスコミが頻繁に行なう世論調査、しかしそこで普天間の基地移転について、どこへ移らせたらいいのかを国民に問うた事は聞いたことがありません。
これだけ焦点になっている問題なのに、マスコミはこの問いかけを国民にしないのです。
もし世論調査をして、アメリカへ移ってもらうべきが大半という結果が出たとすれば、鳩山総理にとっては有力な交渉時の武器になるはずです。
しかししない、いやだからこそしないのかもしれませんね。
国体派が最重要視する国益がからむことであっても、鳩山・小沢ラインを利することは絶対にしないのです。
彼らにとってはアメリカの機嫌を損ねるような事はしてはいけないことなのです。
だから小沢幹事長はテレビの「カンブリア宮殿」に出演時に、この戦いを革命と言い切ったのでしょう。

左翼とか右翼とか、確かに主義主張は大事なことだと思います。
でもねえ、最近元気のいい平沼は、極右と言われるほどの国粋主義者であることは衆目の一致するところのようですが、
私に言わせれば普通に体制派の一人の政治家に過ぎません。
本当に右翼ならば民族主義者ならば占領軍がい続ける米軍基地の問題である普天間に対して一言も発しないのは実におかしい。
つまり彼はただ単にそういうポジションが空いていたからそこにおさまっているだけに過ぎないのです。
だから彼は小沢幹事長と異なり予定調和(苦笑)を崩すような発言はしません。

要するに日本の殆どの政治家は、予定調和の世界の中でそれぞれの役割を演じているに過ぎません。
でも日本はそんなくだらない三文芝居をしている余裕はないのです。
ガチンコで日本を変革し21世紀を生き抜いていかないとならないのです。
私の見るところそれをしようとしているのは小沢幹事長と、その盟友の鳩山総理位ですね。
あとは飾りです。

2010.04.14 17:48 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

>いちいち頭に血が上ってコメント
まあ三種の神器とかをもてはやしていたり人々や民主党盲信者のことは少し理解しがたいです
でもコメントを書く書かないは各自が決めることであって、他者がなんやかんや言う問題ではないですが


もともと自公政権を続けさせるわけにはいかない、ただ代わって政権を持つだけ力があるのは民主党しかなかったというだけな人々も少なくない気がします
自分自身が一番ましだと考えているのは国民新党ですが、この勢力は前にも書いたように、もう勢力拡大することはないみたいで
民主も公明(事実上は創価)をあてにするようなことがないようにしてほしいです
誰がなにを信仰しようが勝手ですが、公明や幸福実現みたいなのが政権にすり寄るというのはどう見ても異常です

2010.04.14 18:25 URL | マイケル #- [ 編集 ]

もうひとりまともな政治家と言える人物を忘れていました。
国民新党の亀さんです。
普天間の移転問題でも彼はきちんとしたコメントを出しました。
岡田外相あたりははじめから諦めているようですが、それでは外交は出来ませんよ。
それと偽黄門様にも困ったものです。
多分ご子息の入知恵でしょうが、亀さんとは真逆な発言をしています。
この人はどこまで政権の足を引っ張るつもりなのでしょうか。

2010.04.15 06:07 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

大連立をもし、平沼氏を狙っていても、 小沢幹事長は間違いなく乗らないでしょうね…(世論の動静や総選挙で対抗馬を立てたことを考えると…)

新党結成しても、無党派層はあまり動かない可能性があります。小泉改革の痛手を忘れている人がどれだけいるでしょうかね…(苦笑)

所詮は小泉改革の手先の連中です。(みんなの党も立ち上がれ日本も)選挙区で勝てない人間を集めた所で勝算があるとは思えません。

私には普天間の問題でダブル選挙に追い込まれないか心配です。

2010.04.15 22:19 URL | 葉隠 #CRmGiUQU [ 編集 ]

鳩山総理への風当たりが強くなってきています。
今度は鳩山総理とオバマ大統領のやり取りをめぐって、ワシントンポストが仕掛けてきました。
ワシントンポストは言わずと知れた小泉政権に近い米共和党につながるメディアです。
そして案の定、ワシントンポストの記事を受けて日本のマスコミとテレビコメンテーターが鳩山非難を強めています。
このままだと5月政変で民主党は大連立どころか分裂で引き裂かれる恐れも出てきました。
その場合民主と自民で多数派工作が行なわれて、親米新自由主義新党が出来上がり、政権が移ることになるのでしょう。
国民本位の政治実現を狙った変革は、その時点で息の根を止められます。
日本の金融資産は再び外資の思うようにされ、すでに工業技術は移転し、教育水準も低下し、研究現場も疲弊している日本はそれでジエンドです。

ちなみに今気が付いたのですが、このブログ自体も、アメリカのサーバーが使われているのですね。
これ以上余計なことはいえませんね。
クワバラクワバラ(苦笑)

2010.04.16 07:36 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

 せっかく社民党が北マリアナ諸島が歓迎しているという案を出し、民主党の一部議員も同調しているのに、どうも平野はじめ、幹部は積極的でないようですね。
 鳩山がどう考えているか。「全国の皆さんにも同調をいただきながら、5月末までに決着する」などと、真顔で答えているあたり、自身と鳩山家の面目をつぶすつもりでない限り、たぶん、国外移転を考えているのではないか、だから、参院選近くまでわざわざ待っているのだろうと私は予想ないし念願をしているのですが、どうなりますかね?

2010.04.16 11:11 URL | cube #- [ 編集 ]

アメリカは太平洋ーマラッカ海峡ーインド洋ー中東、このルートを守りたいていう考えもありそうです
理由はただ一つで原油を獲得するためです
尖閣諸島近海にもイラク並みに原油が埋蔵されているようですが、EPR(エネルギー利益率)や品質の問題があって資源としては利用価値がないようです

他の先進国はカナダはもともと資源を持っています
ヨーロッパはノルウェーやオランダ、アルジェリアをはじめとした地中海沿岸諸国からも天然資源は輸入しています
ただヨーロッパやカナダもまたある程度は中東に頼っているみたいですが

2010.04.16 12:46 URL | マイケル #- [ 編集 ]

 韓国軍艦沈没は、北朝鮮の魚雷による可能性が高まったと、今、ロイターなどが報じてますね
 最近、日本の軍事関連株が異様に高くなっていると昨日の日刊ゲンダイでも書いてありました。
 キルギスといい、ポーランド大統領機墜落といい、パレスチナ情勢といい、一気にきな臭くなってきました。
 ここで朝鮮半島が緊迫すると、参院選と普天間基地問題も大きく影響を受けるでしょう。クワバラクワバラ…

2010.04.16 15:24 URL | cube #- [ 編集 ]













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