きまぐれな日々

前々回前回のエントリで、鳩山政権を批判するスタンスを明確にした当ブログだが、これは、民主党の中でも最も反動的な勢力である旧民社党系の政治勢力が、現在鳩山政権において主導権を握っているためである。野党に転落した自民党や新自由主義政党である「みんなの党」など、民主党以下の政党であることはわかり切っているから、はなから相手にもしていない。

これまで、民主党政権をマンセーしてきた「政治ブログ」を指導してきた人たちも、プリズムを透過した光のようなスペクトル分布を見せるようになっている。たとえば、植草一秀はあくまでも鳩山由紀夫への忠誠を誓う姿勢を崩さないが、天木直人は鳩山由紀夫への「決別」を宣言した。『きっこのブログ』は「一応は支持している」とは書いているものの政権批判を強めている。『きっこのブログ』が非難する鳩山内閣の「自衛隊イラク派遣は合憲」との閣議決定には、閣僚である福島瑞穂も関与しているから(もちろん民主党中道左派の菅直人も関与しているが)、社民党だけが批判を免れるわけにもいかない。巷では社民党の辻元清美は遠くない未来に社民党を捨てて民主党入りするに違いないなどと噂されている(阿部知子は比例復活の当選だから党籍変更はできない)。

指導者たちがこうだから、彼らのフォロワーたちも右往左往しており、あくまで植草一秀に忠誠を誓う者、「三種の神器」(小沢一郎、鳩山由紀夫、植草一秀)のうち鳩山由紀夫だけを見捨てる者、ブログの更新を止めてしまった者や、更新はするものの政治に関する記事を書かなくなった者など、散り散りばらばらになりつつある。熱心に城内実を支持していた者は、現在彼が情熱を燃やしている政界再編を宣伝するのだろうか。

私の政治的立場は、1977年に故江田三郎を支持した頃から基本的に変わっておらず、漸進的に社民主義的な福祉国家を目指すというものであって、だから現在の民社国連立政権のうち左側を占める部分に親和的なのだが、現在の政権はそれら(民主党中道左派の菅グループや同左派の横路グループ及び社民党)と、歴史的経緯から鳩山由紀夫を支持してきた、民主党内最右派(極右)の旧民社系が手を組んだ形となっており、その間に位置する民主党内右派及び同中道右派には反執行部が多い。だから、左派の力が弱ると、いきなり旧民社系の影響力が強まって、政権が急に右旋回するのだ。もちろん、右旋回した鳩山政権など支持できない。ただ、党内力学のねじれで生じた混乱だから、何も衆院を解散する必要などはないと考えており、2002年末に鳩山由紀夫代表(当時)の拙劣な党運営が招いた民主党の支持率急落を、後任代表の菅直人が立て直したように、総理大臣を鳩山由紀夫から菅直人に交代するのが良いと思う。もちろん、その際には小沢一郎も民主党幹事長を辞任すべきだろう。

ひところは朝日・毎日を含む新聞が、民社国政権を「右」から批判する構図が広く見られたが、現在は旧民社系に引っ張られて急激に右旋回した鳩山政権に対し、マスコミの方はさほどぶれていないので(残念ながら、小泉政権時代以来、朝日も毎日も基本的には新自由主義志向の親米保守的な立場なのだが)、結果的に新聞の政権批判にも見るべき記事が出てきた。

前回のエントリで紹介した、「取り調べの全面可視化」に関する朝日新聞の記事もそうだが、同じ朝日新聞の21日付1面から2面にかけて掲載された「エコウォーズ」シリーズの記事でも、「地球温暖化対策基本法案」において明記された排出量取引制度の手法について、「総量規制を基本」としつつも「原単位の制度も今後検討する」という文言が、民主党政権の支持基盤である「連合」内の産別労組の働きかけが功を奏した形で導入されたことを指摘している。

この件に関しては、前々回のエントリで紹介した飯田哲也氏のコラムにも触れられているが、飯田氏は

単位当たりですから「作れば作るほどCO2を増やしてもよい」という歯止めを外す「欠陥制度」となるのです。

と指摘している。

この件に関して、内閣が揉めたことを朝日新聞は伝えている。以下引用する。

 法案づくりが山場を迎えた9日の副大臣級検討チームの議論は紛糾した。福山哲郎外務副大臣が「『原単位』にすると前政権と変わらない」と総量規制を唱えると、別の政府高官が「連合と2回協議を行った。連合は強い関心を示している」とクギを刺した。経済官庁の副大臣も「連合もパートナー。むげにはできない」と続けた。

 11日の閣僚委員会の議論も白熱した。ある閣僚が「総量規制にすると、生産量が制限されて売れないことになる」。これに岡田克也外相が「その場合は排出権を買えばいい」と反論。最後は鳩山由紀夫首相が引き取った。

 自民党政権下では、業界団体による負担軽減の働きかけが目立ったが、民主党政権下では鉄鋼業界の労組など「基幹労連」や電力業界の労組の「電力総連」の動きが活発だ。連合の中核的な存在だ。

(朝日新聞 2010年3月21日付紙面より)


記事はさらに、昨年11月中旬に電力総連が関係の深い国会議員でつくる「明日の環境とエネルギーを考える会」を開催し、それに33人が参加したが、この会の講演者は経団連のシンクタンク「21世紀政策研究所」の研究主幹であることや、日本鉄鋼連盟や電気事業連合会(電事連)など37の業界団体が今年2月26日付の日経新聞に出した意見広告に基幹労連の内藤純朗委員長が登場し、「温室効果ガス25%削減」の2020年中期目標への反対を訴えていることなどの「労使一体の働きかけ」を指摘している。

このように突っ込んだ記事を書く朝日新聞が、なぜ福山哲郎や岡田克也など、外務省側に立って主張する(つまり温室効果ガス削減を推進したい側の)政治家の実名は出すのに、産業界や御用労組の代弁者である政治家たちの実名を隠すのかは理解できないが、ネット検索をかけてみると、共同通信配信の記事は結構実名を出していることがわかる。経団連とつるんでいる御用労組労組を代弁している大臣は、もちろん旧民社系の直嶋正行経産相であり、環境相の小沢鋭仁(日本新党からさきがけを経由して民主党入りした鳩山首相の側近)も直嶋経産相に加担している。そして、福山哲郎と激論を交わした「経済官庁の副大臣」は増子輝彦という自民党から新進党を経て民主党入りした人物と思われる。さらに、「政府高官」とは政治記事用語で官房副長官を指すから、松野頼久または松井孝治ということになるが、両氏とも鳩山首相の側近である。つまり、旧民社系の直嶋正行経産相と鳩山首相側近の政治家たちが温暖化対策基本法を骨抜きにしてきたわけだ。共同通信配信の東奥日報記事によると、鳩山首相は、4日の参院予算委員会で、「基本法案がぼこぼこにされそうになっている」と表現したとのことだが、記事にもあるように、その背景には、一部産業界や支持母体の連合が強力に働き掛け、主要な対策が当初案から弱められつつある状況があったのであり、その働きかけに応じたのが旧民社系や鳩山首相側近の議員たちだった。

一部の小沢・鳩山信者たちに目の敵にされている岡田克也外相は、確かに普天間基地問題への対応などはひどいものだが、この件に関しては旧民社系や鳩山首相側近による法案の骨抜きに抵抗している。また、「温室効果ガス25%削減」は原発を増設するための陰謀だとする「地球温暖化陰謀論」も、やはり一部の小沢・鳩山信者らによってもまことしやかにささやかれているが、上記朝日新聞の記事からも明らかなように、原発増設で利益を得る電事連や電力総連は「温室効果ガス25%削減」に反対している。「地球温暖化陰謀論」は全くのナンセンスである。

鳩山政権の支持率急落は、民主党内の反執行部勢力が足を引っ張っているわけでも何でもなく、戦犯の最たるものは旧民社系と鳩山首相側近たちである。生方幸夫氏の副幹事長辞任に見られる執行部の過剰反応は、「仮想敵」を作ってそれへの敵対心を煽ることで結束を強めようとしているようにも見え、前述の植草一秀のブログ記事などはその要求に応える内容だが、そんなものに踊らされるほど有権者は愚かではない。

一昨日(21日)のテレビの政治番組では、大塚耕平内閣府副大臣が、法人税増税と消費税増税の大アピールをしていた。当ブログにも、ざまあみやがれ、やっぱり民主党政権は消費税増税路線まっしぐらではないかと勝ち誇ったコメントをしてくる人間もいる。そういう人たちには、2月24日に行われた第1回税制調査会専門家委員会議事録や、委員会のあとに行われた記者会見録を見よと言いたい。

私はむしろ、上記の資料とテレビにおける数々の大塚発言(それは、ほとんど放言といって良いものだった)の間に、あまりに大きなギャップがあることに唖然とするものだ。大塚耕平は民主党内では無派閥の人物のようだが、元日銀マンであり、社民的な政策を推進する人物であるとは思えない。そして、今回の大塚発言を聞いて、私はマスコミや財界に対して大塚が媚を売っていると感じた。

少し前に鳩山首相が「法人税減税が筋だ」と述べた時、「官僚の作文では『社会保険料の事業主拠出を合わせれば(日本は)突出していないとの指摘もある』が、やはり高い」とも言っていたことも同様で、この鳩山発言も「官僚批判」のポーズをとってマスコミや財界に迎合した発言だと思うが、鳩山由紀夫は、自らが代表を務める政党が「政治主導」で取りまとめたはずの税制改正大綱に「官僚の作文」というレッテルを貼って否定したも同然なのである。

こんな男に総理大臣を任せられないのは当然だ。鳩山由紀夫は直ちに首相を退任し、菅直人を後継の首相にすべきである。菅首相だとマスコミの政権攻撃はさらに激しさを増すだろうし、菅直人は6年前の「未納三兄弟」発言など、時に隙を見せる政治家でもあるだけに、鳩山由紀夫が「君臨すれども統治せず」のお飾りでいるなら、鳩山由紀夫を首相に据えた方がスムーズにいくかもしれないと思っていたのだが、鳩山の側近や鳩山自身が好き勝手をやり始めた現状は到底容認できない。鳩山由紀夫には一日も早い総理大臣辞任を求める。


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昨日BSイレブンで二木さん司会で生方さんの出演の番組がありました。要点を下記します。

1.副幹事長会議に欠席しているとの批判に対して、毎週開かれている昼食会は任意出席だし、2週間に一度の会議(これが唯一の正式会議と思うが)はせいぜい15分から30分くらいで上からの伝達だけで終わってしまう、意見をたたかわせる場では到底ない。

2.内部で言うべきことをいきなり外部に対して云うのはけしからん、これに対しては政策調査会の規定が党規約にあるにもかかわらずそれを無視して議員の声を封じている現状に抗議の声を上げ40名の議員が立ち上がりそれを支援してきた、しかし一向に改善されない。不満の声はますます高まり100名規模の集会に及ぼうとしている。このような背景があってのことだ。

3.勝手に録音して云々、については記録をきちんと残しておく必要があると言うことで高嶋さんも了承のうえテーブルの見えるところにICレコーダーを置いて堂々と録音したものだ。こっそりやった様いに言われるがとんでもない。

4.民主党新人議員は地元に帰ると選挙民に厳しい批判を受けている。党内民主主義が全く機能していない現状では、議員は板挟みとなりどうしようもない。何とかしなければ民主党自体がもたない。

リベラル派のオピニオンリーダーが民主党に対し厳しい批判の目を向け始めている。
今日のきっこのブログで的確な批判がなされているので必見です。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

2010.03.23 10:27 URL | itoyo #Fh5h6pbI [ 編集 ]

菅首相就任が悪いとは言いませんが、小沢は辞任すべき、生方解任は過剰反応、とおっしゃるのは全く解せませんね。
それじゃ、露骨で醜いマスコミ連合の政治介入をそのままお認めということになる。
特に、生方氏などは、それまで幹部会でほとんど発言をしてこなかった、筆頭副幹事長との会話をICレコーダーで隠し録音し、マスコミに流した、などほとんど同情余地のない行動であり、政党はもちろん、会社でも組合でも、実体のある集団としては解任は当然と思いますが、マスコミはすべて醜い部分をスルーして反小沢方向に世論誘導していく。
反小沢誘導の背景に何があるのかわかりませんが、何であれ、ほとんど全てのマスコミが一斉に、理不尽な同じ行動をとるところに、身の毛のよだつような恐怖と怒りを覚えますね。

2010.03.23 10:42 URL | cube #- [ 編集 ]

見かたは色々でしょうが、私の見るところ、政府与党(とくに政府)で強まっている法人税減税や消費税増税の議論と、神野税調の議論は、少なくとも民主党首脳の頭の中では矛盾していないように思えます。

菅大臣はこの政策のために税源を探してくださいというような要請はしないと言ってますが、要するにこれは具体的な負担の面は政治で責任をもってやりますということで、所得増税や法人増税で新たに基礎年金や子ども手当、高速道路他のための5兆円だの7兆円だのを確保出来るとは思っていないのでしょう。

神野教授に求めているのは、中長期的な税のありかたについてのビジョンなのだということなのでしょう。

確かに税の調達方法は様々な影響を及ぼしますし、私も消費税を巡る神野先生の議論をこここで教えていただき有益でしたが、たとえば菅大臣も言っていたように、消費税は必ずしも景気に悪影響を及ぼさないとか、あるいはEUのように法人減税と課税標準の拡大が税収増をもたらしたという議論もあります。

税の調達方法の前に、23年度以降の予算編成においてどの政策を最優先にし、どれだけの財源が必要と考えるかを明らかにしたうえで、税源をどう調達するかという話になるんで、前者を明らかにしないまま、後者について消費税や法人減税はいかんという話になってもあまり建設的ではない気がします。

かつて基礎年金国庫負担のために消費増税を、という議論になったとき、ブログでも防衛利権の無駄、思いやり予算をまわせば十分なんとかなる、と書かれていましたが、事業仕訳を経た現在、そうした議論が本当に通用するのか、また実現可能かといったことも見極めていく必要がある気がします。

たとえば子ども手当は満額支給すべきか、基礎年金はどうするか、高速道路無償化や農業所得補償はどこまで本格実施すべきか、という議論がまずは不可欠ではないでしょうか。(高速道路に関してはエントリやコメントでも色々議論があって、私も参加させていただきましたが。)

2010.03.23 10:55 URL | 梶田 #- [ 編集 ]

itoyoさんの紹介された生方発言ですが、いずれにせよ、産経で小沢批判を言う前に、小沢に直接要求するなり、文書を配るなり、幹部会で強く発言を求めるなりすべきだったでしょうね。そういった必要な行動抜きでのマスコミ発言は、「反党行為」と見なされても仕方ないでしょう。

 それから、電事連・電気総連が政権のCO2削減公約に反対していることは、たとえば電気自動車が増えればガソリン需要が電気需要に移行するわけだし、不思議だなと素人的には思えることですが、それと「地球温暖化陰謀論」とは関係のない話ですよね。
 また、「きっこのブログ」で以前書かれていたように、原発がそれほどCO2削減に効果無いとしたら、電力業界としては当然、「原発賛成・CO2削減反対」となるでしょう。
 問題は、世間が「原発はCO2削減に有効」と信じ込んでしまっていることで、実際以前の原発事故に世界が恐れおののいた時代に比べ、原発増設ニュースに世間の反応は如何でしょうか?
 CO2排出と地球温暖化を結びつけることに「英知」と「指導力」を結集した科学者や政治家が、原発の危険にかくも鈍感なのも、とても不思議です。

2010.03.23 15:03 URL | cube #- [ 編集 ]

普天間移設問題で従来は辺野古移設を容認してきた自民党県連も含めて沖縄県議会が全会一致で県外移設を求めて仲井間県知事の出席で10万人以上の県民大会開催を予定しています。
国政野党となった自民党が責任政党の看板を放棄して無責任に豹変するのは勝手ですが政権与党である社民党、民主党県連が野党時代と同じ無責任な主張を繰り返しては問題解決は不可能です。
普天間の県外移設、無条件返還を求めるならば海兵隊の全面撤退を求めるのが筋であり沖縄駐留の理由である基地施設区域の無期限自由使用に歯止めを掛ける日米安保条約、地位協定の包括的な見直しを米国と交渉し沖縄本島北部に集中する訓練施設の全面返還を求めるのが前提条件である。
この様な本質的な問題に踏み込んで実現可能な議論を提起している唯一の存在が国民新党の下地幹郎議員であるが問題の本質を理解出来ない沖縄県民の多くが短絡的に裏切り者と非難中傷している。
鳩山政権の模索する米国との合意と同時に沖縄県民の理解を得られる解決策は現実的に有り得ない。米国との合意を求めるにはSACO合意で辺野古移設を決めた際に米軍の求めた要件、ヘリ部隊と連動するKC-130空中給油機の運用可能な1300m滑走路と港湾施設が必要である。
それは上に挙げた訓練施設、北部訓練場、キャンプシュワーブ、キャンプハンセンへの兵員、物資機材の搬入に現在の那覇軍港、ホワイトビーチ、天願桟橋からの混雑する市街地経由を避ける為に必要な要件である。
現在、政府内で検討されている陸上案、勝連半島沖埋め立て案では米国との合意は望めない。
沖縄県民の理解を得るには近視眼的な目先の解決策では無く本質的な日米関係の包括的な見直しで在沖海兵隊及び陸軍グリーンベレー等の地上部隊を全面撤退させ、沖縄本島周辺の訓練施設を全面返還させる期限交渉を本気で米国と行うと沖縄県民に約束する事である。
下地幹郎議員が連立与党としての責任を果たす為に沖縄県民大多数の反感を買う危険を敢えて冒してまで現実的な解決策を提起している政治家としての覚悟を鳩山政権は共有すべきである。
鳩山政権が普天間問題を5月末までに解決不能な場合は辞職すると迫った下地議員の覚悟こそが政治家としての見事な見識であり迷走を繰り返す鳩山政権への地元沖縄を愛する血の叫びである。
しかし彼の政治家としての信念、見識、覚悟を米軍基地問題の本質を見誤った沖縄県民大多数が理解出来ない現実は悲劇である。

詳しくは私のブログを御参照下さい。
http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/

2010.03.23 16:00 URL | isao-pw大城 勲 #eyeH7ohU [ 編集 ]

菅直人が総理になるとして、民主党内右派民社系また財界寄りの政治家たちの勢いが削がれる根拠が、どこにあるんでしょうか?
そもそも、左派勢力との連繋がために民主党内右派に睨みを効かせているはずの小沢一郎が党内で求心力を低下させつつある、このことが右派民社系の台頭の一因でしょう。
鳩山由紀夫と共に小沢一郎を降ろすなら、民主党内右派民社系の勢いはますます止まらなくなるのでは?(降格のやり方にもよるのでしょうが)

また総理大臣を菅直人にリレーすることもどうでしょう。
そのことによって国民は前自民党末期リレー政権を喚起しますし、マスコミもおそらくその不安を増長する方向で動くでしょう。
その国民不安の増長を受けて民主党の政治家がますます浮き足立ち、今回の生方議員のような騒々しい割に何の事態改善もない、ガス抜きしたいがためのような稚拙な造反が結局 菅直人新政権の下で相次ぎ、その党内不安を民主党内右派民社系や財界寄りの政治家が利用して、結局彼らの勢力を増させることになるのではないかしら?と思います。

民主党内右派民社系の勢力を削ぐためにはやはり小沢一郎の睨みが不可欠で、そのためにはやはり彼の力を必要とせざるを得ない、大きな選挙が必要でしょう。

参議院選挙だけでは与党民主党にお灸をすえることが焦点にすえられ、これは民主党にとり苦しいだけの選挙になります。
けれど鳩山政権が解散し、政権選択を迫る衆参同一選挙となるならばどうでしょう。(多分に大博打ですが)
そしてそういう選挙で小沢一郎が求められ、その本領が発揮されかつ勝利したならば、鳩山由紀夫以下民主党の誰もが今度こそ小沢一郎に頭が上がらなくなり、結果的に(鳩山由紀夫が総理続行のままでも)右派民社系の影響を政権に反映しにくくなるのではないでしょうか。

結局そういう、毒に対して毒を当てるようなことでしか、民主党内右派民社系の勢力は抑えられないのではないかと思います。

2010.03.23 16:20 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]

「反小沢誘導の背景に何があるのかわかりませんが」
もちろん政治資金規正法違反の金の問題でしょう。小沢本人は法的にはセーフでも(灰色ですが)民主党倫理規則に照らせばアウトでしょう。しかし党内処分は何もない、処分をどうするかの検討すらされない。
一方生方議員が小沢を批判したら処分される。小沢問題で民主党が内輪でおかしなことアンフェアなことをやっているのを批判しただけなのに。
不祥事をやらかしたところがお咎めなしで、そこを批判した者が逆に糾弾されてしまう。理不尽の極みだと思いますが。こんな逆切れみたいなことは自民でさえやらないのでは。閣僚の不祥事が続出した安倍政権でもそこまで酷い対応はなかったような・・・?

「会社でも組合でも、実体のある集団としては解任は当然」
それなら、会社が違法行為をやっているのを内部告発した者は会社から報復的な処分を受けても当然ということになるのですか。

2010.03.23 17:02 URL | Black Joker #RtNpiJ3M [ 編集 ]

久しぶりに議論に参加させてもらいます。
その前にコメント欄を読んで、このブログのレベルの高さに敬服しました。今後も質の高い記事とコメントを期待します。
しかし、同時にここで述べられている主張は必ずしも賛成できるものばかりではありません。特に管氏をリベラル左派の位置づけで鳩山の次に期待されている雰囲気を感じますが、もはや彼にそこまでの期待はできないでしょう。せいぜい新自由主義経済の進行スピードを遅らせる程度しか無理でしょう。現に彼は消費税値上げについて一歩踏み込んだ発言をしました。
コメント欄にも消費税値上げは必ずしも景気後退の引き金にならないという所長がありましたが、橋本内閣の例からも確実に景気後退を加速させてしまうでしょう。
確かに将来的に消費税値上げは避けられない現実であると思います。しかしその前にダメージコントロールの政策をきちんと用意すべきでしょう。「格差・貧困問題、セイフティーネットの構築など、政府はこれだけの対策を打つから国民の皆様も協力お願いします」という強いメッセージと具体的な政策を実行しなければ、政府を信用することができません。国民は事業仕分けより、自分の明日の糧の心配の方が大きいのです。
正直、経済政策では民主党より麻生政権の方がましかもしれません。民主党の今の経済政策は緊縮路線を進んでいるようにしか思えません。それに加えて消費税増税などとんでもありません。このままではじり貧でしょう。思い切った財政出動を行う必要があると思います。できれば政府紙幣を発行し、それで国債の買い戻し(借金の返済)と大胆な投資を行うべきだと思います。この劇薬をつかうことで円は大幅に下がるので輸出企業が息を吹き返すでしょう。また日本が持つ米国債の価値も上がり、海外流失していた円資産も日本へ呼び戻すことができると思います。そうして各企業が一息つけば、労働者派遣についても規制を強め正規労働者を増やして初めて消費税値上げ論議が可能となると思います。このまま財政規律の改善だけの理屈で消費税値上げを実施されれば国民生活はさらに困窮するだけとなり、さらに景気悪化を招くだけになると思います。その観点からすれば管首相は問題です。

最後に普天間問題について一言、「普天間基地は撤去」、代替はまずアメリカで考えてくれ。その内容について日本政府が国民と一緒になって考える」と伝えるのが筋だと思います。この程度で日米同盟が壊れることなんかないと思います。横田基地や横須賀などアメリカは放棄するはずがなく、同盟破棄をアメリカが通告するなんてありません。それはフィリピンの例から見てもわかります。基本的には独立国家ととしての日本の姿勢を示せばいいだけのことだと思います。

2010.03.23 22:17 URL | バク #- [ 編集 ]

追記:
ブログ主さんは鳩山の取り巻きが悪く、鳩山が制御し切れてないというような主張をされておりますが、私はそれが鳩山の本音であり、自分だけはいい顔をしたいというような姿勢でいるように見ています。管や旧社会党系(大手労組推薦議員)のメンバーは音便にすませたいが本音で、県内移設良いと考えているように思えます。ただ、中には良心的な民主党議員もいると思います。彼らには期待したいと思います。
私的には社民党を核とした護憲新党が立ち上がってほしいと思っています。

2010.03.23 22:30 URL | バク #- [ 編集 ]

小泉のときの世論至上主義、そんなのはとっくの昔に終わっている。
「世論」だけが頼りの政治が行われ、本道の政治が見失われた。
その結果、国民生活はグチャグチャにされ、そこで国民は気付いた。 
民主党が政権交代を果たすことができたのは、「民主党らしさ」に期待を寄せたからではない。
国民の願いは、そんな幻想めいたところには全くない。
「小泉の世論至上主義政治を排する」、「生活第一」を選挙スローガンに掲げた事だ。
国民は「世論」の人気だけを得ようとして「生活」に目もくれなくなった小泉以来の自民党に「ノー」を突きつけたのである。
政権交代を果たした民主党の党首がそんなことも認識していないのか。
マスメディアのばかばかしい世論誘導に振り回されている民主党党首並びにその周辺の御用組合大好きの旧民社党系の議員ども、新政権の執行部からおりろ、さもなくば新政権から立ち去れ。
お前達には、国民の切実な願いである「生活第一」を汲み取ったリーダーとしての資質が欠けている。
「根本」を、何一つ追究していない。
学がないから根本の意味も解っていない。
「根本=ラディカル」だ!!!
よく勉強しておけ!!  執行部!!

2010.03.24 12:37 URL | 匿名 #sSHoJftA [ 編集 ]

 検察機構が国家権力から独立しているのは、民主国家としてけっこうなものなのでしょうが、警察・検察機構に足蹴にされるばかりの「政権」といのも類のないマヌケではないでしょうか。以下のように民主党にメールしました。


「先方さんが、小沢氏辞任を迫り、卑劣マスコミ連合と同じ主張しているのに、迎合したらさらに突っ込んできますよ。こんど彼が辞表など出しても、決して彼の主張を呑んだりなされないようにお願いします。

それから、かんぽの宿がとんでもない安値で転売され、業者にたらい回しにされていたことが明らかにされましたが、昨年、原口さんはじめ、告発されましたが、あれきり、検察は何をさぼっているんでしょうか?
検察は独立機関といっても、明らかに偏った行動しかしていないものを、そのまま放置していたら、どこが「政権担当者」なのかわかりません。
一般はまだ検察は不偏不党だと信じている方がほとんどです。もう少し党として、それを是正させる要求や、アピールを、世間に目立つようにやっていただきたい。
郵政疑惑を解明することは国民にとって非常に大切なことなのですから。」

2010.03.24 14:39 URL | cube #- [ 編集 ]

「処分撤回」で「梯子外された」人が結構いるようですね。「石川逮捕→小沢不起訴」の時と同じように。

2010.03.24 17:18 URL | Black Joker #RtNpiJ3M [ 編集 ]

日本政治再生を巡る権力闘争の謎=カレル・ヴァン・ウォルフレン
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100319-01-0501.html

今月号の雑誌中央公論に載っているウォルフレン教授の論文です。
かなり面白いので一読をお薦めですね。

2010.03.25 06:02 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

ブログとは多少違う話でしょうが…
民社系の国家公安委員長、写真付き週刊誌ネタ。
やってくれましたね~。

2010.03.25 20:20 URL | はら #e3zFFQpo [ 編集 ]













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