記事を見ると、鳩山由紀夫首相の指導力や、小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題に関する説明責任について、世論が否定的であるという結果になっているが、藤井裕久氏から菅直人副総理への財務相交代が、政権運営にプラスの影響を与えると思う人は47%で、マイナスの影響を与えるとした人の33%を大きく上回った。とかくこれまでスピード感に欠けていた鳩山政権だが、緊縮財政論者の藤井前財務相に代わって、昨年末に政府が発表した成長戦略をとりまとめた菅副総理が財務相に就任したことが、人々に期待感を起こさせ、これが内閣支持率の下げ止まりにつながったものと考えられる。なお、共同通信の調査でも、内閣支持率微増、菅直人財務相に「期待する」59.0%、「期待しない」35.2%と、読売新聞と同じ傾向が出ている。「右」の読売も「左」の共同も同じ傾向を示していることは、両者の調査結果が民意を忠実に反映していることをうかがわせるものだ。
しかし、世論から歓迎されている菅氏の財務相就任を、ほかならぬマスコミは一斉の大ブーイングで迎えた。特にひどかったのは産経新聞で、就任早々為替レートが円安に振れてほしいと菅氏が願望を口にしたことをとらえて、「菅財務相の資質に「?」の声が続々 「軽率だ」「経済知らない」…」と題した記事を掲載した。
だが、ここ最近でこそあまり行われなくなっていたが、かつては財務大臣が為替市場に「口先介入」することなど当たり前だった。特に、私はあるいきさつから、小泉政権時代の2002年12月初めに、当時財務大臣だった塩川正十郎氏(愛称:塩爺)が露骨な円安誘導発言をしたことを覚えていたので、さっそくこの件を持ち出して産経新聞を批判する記事を8日の『kojitakenの日記』に書いたところ、これが裏ブログ今年初の人気エントリとなった(下記URL)。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100108/1262960519
リンク先を参照いただかない読者のためにエビデンスを挙げておくと、塩爺が「口先介入」をした事実は、下記URLのPDFドキュメントに記載されている。
http://www3.keizaireport.com/file/021207.pdf
以下引用する。
2002年12月1日に、塩川財務大臣は、購買力平価を念頭において、「世界の水準で計算したら1ドル=150?160円ぐらいがいいはず」と発言した。
この塩爺発言を、2002年当時の産経新聞が批判していたかどうかまで私は検証できなかったが、批判していたはずなどないことはわかり切っていた。当時私が購読していた日経新聞でも、塩爺の発言を批判する記事など見た記憶はなかったし、ましてや産経が批判していたはずなどあり得ないと思ったのだ。ありがたいことに、『Mちゃんの経世済民!』から当時の産経新聞の論調を検証したエントリを『kojitakenの日記』にTBいただき(下記URL)、想像していた通り、産経新聞は2002年当時、塩爺発言を批判するどころかむしろ歓迎していたことが明らかになった。なお、当時も菅直人が塩爺発言に同調して円安を待望する発言をしていたことが明らかにされた。
http://d.hatena.ne.jp/Mchan/20100109/1263022685
私などむしろ藤井裕久前財務相の円高容認発言の方が困ったものだと思っていた。いうまでもなく、急激な円高は、輸出産業にとってダメージが大きく、ただでさえ藤井氏の緊縮財政志向によって景気低迷が心配されているところに、円高容認発言をするとは、なんたるKYかと思った。小泉政権がやったような過度の輸出産業優遇も困るが、藤井前財務相のような財政再建原理主義者も困るのだ。菅財務相の発言によって為替市場が円安に振れたことを、経団連は当然ながら内心歓迎しているはずである。いくら頭の悪いことでは定評のある産経新聞の記者といえど、そんなことくらいは百も承知だと思うが、要するに産経新聞は、現民主党政権の悪口の材料になることであれば、どんなことでも書くということだ。
いや、産経だけではなく、この件では朝日、読売、毎日といった大新聞も菅財務相批判の記事を掲載した。『本石町日記』に掲載されたは「菅大臣の「口先介入」をめぐる報道について=「結果オーライ」だったので」のような冷静かつ的確な批評は、新聞では読めないのかと思う。いくら権力へのチェックがジャーナリズムの使命だといっても、こんなトンチンカンな批判は願い下げだ。菅直人や民主党政権を批判するのであれば、もっとまともな切り口がいくらでもあるだろう。だが産経新聞を初めとする堕落しきったマスコミはそれをしない。資質に疑問があり、軽率で経済を知らないのは新聞記者たちの方である。
ところで、こんな新聞などマスコミに事実上応援されているのが自民党だが、こちらは産経新聞に輪をかけてひどい。そもそも彼らは昨年夏の衆院選の敗因を理解していない。たとえば与謝野馨は今月末発売予定の新著『民主党が日本経済を破壊する』(文春新書)で、下記のように麻生太郎前首相を批判しているそうだ。日経新聞の記事(下記URL)から引用する。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20100110AT3S0900H10012010.html
麻生前首相「オレの後なんて誰もいない」 与謝野氏が新著で
自民党の与謝野馨元財務相が今月下旬、「民主党が日本経済を破壊する」(文春新書)と題した著書を出版する。この中で、昨年7月の衆院解散前に、当時、財務相だった同氏と石破茂農相が一緒に麻生太郎首相(当時)を訪ね、辞任を求めた際の内幕を明らかにしている。
麻生氏は辞任を迫られると、「オレの後なんて誰もいないじゃないか」と拒否。与謝野、石破両氏の閣僚としての辞表も受け取らなかったという。与謝野氏は著書で「首相がスパッと辞めていたら、民主党が一番嫌がる展開になった」と振り返った。
民主党については「マクロ政策がないままでは、あらゆる個別政策が漂流する」「議員を採決の頭数としか考えていない」と批判。その一方で、海外では「出直し(を目指す野党の)新党首は30?40歳代と大幅に若返りを断行している」として、自民党総裁にも思い切った若手の起用が必要との立場をにじませた。
(『NIKKEI NET』 2010年1月10日 21:34)
要するに与謝野は、麻生前首相を引きずり下ろして総理総裁の首をすげ替えれば総選挙に勝てたと考えているようだが、このような自民党議員のKYぶりが自民党を惨敗させたのである。「マクロ政策がないままでは、あらゆる個別政策が漂流する」「議員を採決の頭数としか考えていない」という与謝野の民主党批判にしても、自民党にブーメランで跳ね返ってくる話ばかりだ。安倍晋三が繰り返した強行採決はいったい何だったのか。そもそも、藤井裕久の向こうを張れる財政再建原理主義者・与謝野の政策では、景況感は今よりもっと悪くなった。民主党政権の成長戦略を好感したものかどうかはわからないが、今年の大発会では、いきなり昨年来の高値をつけた。だが、民主党政権発足直後に低迷した株価に大騒ぎしたマスコミは、このことに関してはだんまりを決め込んでいる。
マスコミに甘やかされた自民党の勘違いはさらに続く。これまた産経新聞の報じるところによると、24日に開かれる自民党大会で発表される予定の、「保守」を前面に打ち出した自民党運動方針案の全文が判明したそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100110/stt1001102310010-n1.htm
この件についても、裏ブログ『kojitakenの日記』に「自民党に明日はない」と題した論評を書いたし、産経新聞の記事についた「はてブ」コメントおよび前記『kojitakenの日記』についた「はてブ」コメントを読めば「はてな」界隈での反応もわかるが(「2ちゃんねる」の反応がどうかは私は知らない)、要は開いた口がふさがらないということだ。
当エントリでは、産経新聞に掲載されている「自民党運動方針案の骨子」だけ示しておく。
- 品格ある日本を目指す
- 靖国神社参拝を受け継ぐ
- 早期の憲法改正を実現
- 消費税の全額が社会保障給付と少子化対策に充てられることを明確化し、税率を引き上げ
- 日本の歴史と伝統を重んじる教育を目指す
- 自衛隊の憲法上の位置付けの明確化
- 北朝鮮に断固とした対応
- 領土問題の解決に努める
- 参院選で第一党を奪取
もはやくどくどと贅言を費やす必要もあるまい。『kojitakenの日記』の「はてブ」より下記コメントを引用すれば十分だろう。
peacemedia 自民党, お笑い自滅党 お笑い自滅党、「国民の生活は二の次(消費税率上げ)、オレ様の妄想が第一(世襲万歳・靖国参拝・改憲推進・対朝鮮強硬論・教育改悪など)。」…泉下の石橋湛山が泣いてるぜ。 2010/01/12
思うのだが、自民党にせよ産経新聞にせよ、もはや歴史的使命を終えたのではないだろうか。民主党に対抗する政治勢力や言論はもちろん必要だけれど、それが自民党や産経新聞のようなものであってはならないと思う。産経新聞は、派遣村に対しても「自己責任論」に立つ冷酷な記事を書き続けているが、ああいうのを見ていると、これは一度産経新聞の記者たちにも失職してもらう必要があるよなあ、と感じる。
産経新聞と自民党には潰れてもらった方が世のため、人のためではないかと思う今日この頃である。
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>領土問題の解決に努める
北方領土は「日ソ共同宣言」がチラッと出てきますが、あれは日本が歯舞諸島と色丹島を日本に渡せばそれでいいと言ったそうですが、アメリカが4島にしろと言ってきたようです
アメリカのトロイの木馬と化している自民党に任せてはいけません
アメリカは確かに日本には重要な国ですが、仕事だけの関係みたいなもので、友好関係にはないと見ています
北方領土に関しては(相互依存を強めない、大陸の深くまで進出しないことを条件に)出島みたいな感じで利用できないかなと思っています
>憲法改正
九条は堅持するべきでしょう
戦争ではないにしても「外に向かうことで国内問題を解決しよう」という危険な思想がありますので
>品格
>歴史
なんでも韓国が徴兵制度(実際には全員が徴兵制度に参加しているわけではない)でたくましく礼儀正しいから、日本でもーーみたいな思想を持っている人がいるようです(いつもは韓国を罵っているような人ですが)
軍隊生活でまとな人間にというのであれば、軍隊や自衛隊を巡って様々な事件が起きていますが、それは何なんでしょうか
いじめとか精神を病む人も多いようですし
そもそも、日本は島国で地形も山がちでそれをいかせば、徴兵制度など不要です
だいたい、もし大陸に位置していたとしても職業軍人でないとまともに動けません
まあ、自衛隊は決して人間の質はいいとは言えませんが
べつに中国や朝鮮やロシアが直ぐに侵攻してくるとかでもないんですから、そんなことよりも派遣労働をはじめとした待遇を巡る課題とかエネルギーや食糧を少しずつ自律しようとか水を巡る課題とか(別の記事でラムさんが書かれたようなマグネシウムのこととか)そういうことの方が明らかに先に取り組むべきです
九条改正して自衛隊を人道支援とか国際貢献と称して派遣するように変わっていけば日本は終わりです
同様に(今のところは)戦争ではないにしても対外進出して経済問題を解決しようという思想もやはり危険です
そうは言っても、世界で物を買う力があるのは中国の金持ちや上流階級ぐらいしかいませんが
普通の中国人は安い給与で動かされて、汚染された水や環境の下に置かれていたりします
まとまりがありませんが、それでは
2010.01.12 12:22 URL | マケイン #- [ 編集 ]
せっちー
「遅くなってしまったが謹賀新年。
公設派遣村については日刊スポーツ社会面の叩きもしつこく愚劣なことも指摘しておく。
叩く連中には『ほざくな銭ゲバ』といっておく」
2010.01.12 12:37 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]
平成22年度自民党の運動方針案をみました。産経だけしか報道していない様ですね。産経だけが特ダネと思い報道している処に悲哀を感じます。
自民党総裁である谷垣君の主張とみなされるものは消費税の部分だけで、あとは内容を見ると保守傍流の安倍君一派の主張が殆どですね。
保守本流の残滓である谷垣君ですが、小泉時代以降、保守本流と言うよりバカの一つ覚えで財政健全化路線だけを念仏の様に唱えていました。
加藤の乱で保守本流を体現してきた名門宏池会が事実上崩壊し、親分の加藤が力を失う中、谷垣が苦労に苦労を重ねたであろうことは想像に難くない。
その谷垣君が曲がりなりにも自民党総裁になったのは、彼が政治的、思想的に色のない財政健全化路線を唱えてきたからで、それが小泉・竹中の新自由主義路線と経済政策面で和合出来てきたからだと思っています。
私は彼が生き残る為にあえて色を消して来たものの、保守本流の中庸を重んじる思想の火を心の奥底では大事に灯してきたものと理解しておりました。彼が総裁選で主張した「みんなでやろうぜ」はその意思表示であり、総裁になったら、アホでヒステリックで馬鹿な安倍一派には判らない形で、徐々に本来の国民政党としての自民党路線(保守本流路線)にシフトしていくものと想像していました。私は少々谷垣君を買い被っていた様です。結局は谷垣君は見た目通りノンポリで弱腰の政治家でした。
私は民主党が新自由主義・構造改革派、修正資本主義、社会福祉重視などそれぞれ異なる方向の野合政権で、少々分裂気味なことを考えると、自民党に嘗ての保守本流路線、地方や組織と結託する方向性をとられるとやはり日本人のことだから旧来の支持者などが自民党に回帰していくのではないかと一抹の危惧を頂いておりましたが、それがなくなったということがわかり今は霧が晴れた様な思いでいっぱいです。
2010.01.12 13:45 URL | 無党派層 #- [ 編集 ]
産経と読売が、政権交代後、民主党バッシングをすることは、当然のごとく予測できましたが、まさか、ねつ造、虚報までもちいて、恥をまき散らしながら叫び狂っている様は、もはや常軌を逸しており、「社会の木鐸」、「公器」を名乗るマスコミとはとても言えない存在です。
そりゃ、サンケイの与太は、30年前にあった、日昇丸が、アメリカの原潜「ジョージ・ワシントン」に当て逃げされ、2名が死亡した事件の時、「アメリカは日本を守ってくれているのだから、2人程度死んだくらいで非難するのはおかしい」と社説で書いた、売国新聞は産経だから、それが販売部数が減り続ける中、より劣化していくのも無理からぬ話かもしれない。
そのレベルの屑どもが、「産経新聞下野なう」のツイッター騒動には笑ったが、保守にこびへつらっていれば、自分も支配者階級の一角と思いこんでいる、サンケイの三流記者たちは、早く失業するべきだと思う。
2010.01.12 19:36 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]
おおかたの予想通り、自民党は3分割に向かうようですね。
1、ウヨ原理主義カルト党(真性呆衆)
2、都市現実右派(みんなの党+河野G+小泉残党)
3、地方現実右派(国民新党+地方利権組)
自民党中央は借金で潰れそうですが、地方議員や地方組織という残余資産があるので、2と3の人たちも参議院選挙の帰趨が決するまでは様子見なのでしょう。
ところで、古寺多見様は加藤氏や谷垣氏に何がしかの期待をしておられるようですが、私は、加藤の乱が野中氏に脅されてポシャッて以降、所詮は世襲の老坊ちゃん方と、期待しなくなりました。
2010.01.12 20:17 URL | トホホ #/Amn5WiM [ 編集 ]
自民党がこのような方針案を出すに至ったストーリーとしては、(1)55年体制崩壊以降、自民党は「政権政党であること」だけを看板にしてきた→(2)今回の下野でそれを失った→(3)55年体制時代に意味を持っていた「保守」の看板を引っ張り出して強引に当てはめた、といったところなのでしょう。
しかし、今や冷戦もとっくに終結して社会党も崩壊して、左派といってもマルクス主義に傾倒している政治家なんてほとんどいません。そこに強引に昔の看板を引っ張り出してはめ込もうとするものだから、民主党との差別化ばかり考えてこんないびつなモノが出てくるのでしょう。
この方針案が決定的にダメなところは「右に寄り過ぎてる」こと以上に、国民のニーズと無関係にできあがった点かと思います。上のストーリーにしても自民党内部の都合に過ぎません。結局のところ、アイデンティティを失ったショックから、自民党が独り善がりに自分探しを始めて、おまけに筋の悪い結論を得ただけでしかありません。(「民主党政権が左に寄り過ぎてる」という反発が国民の間で大きくなってきた後なら少しは意味があったかもしれませんが。)
こんな馬鹿なことをやってる暇があるなら、国民の間で「自民党にはあったけど、今の民主党には足りないと思われている要素」や「今の民主党政権の不十分な点」を洗い出して、その調査結果をもとに当面の方針を立てたほうがよっぽどマシだったと思います。
2010.01.12 23:21 URL | 毛 #QMnOeBKU [ 編集 ]
本当に、ここにコメする人って自民党は、アメリカから操られているだけだ!とかおもっているの?
民主は中国から操られているって思わないの?
私は中国もアメリカも大嫌いなので、国民新党を応援しているのだけど、国民新党は、アメよりそれとも中華より?国民新党は、いったいだの国から操られているの?
おせーて・・
2010.01.13 02:41 URL | あれ? #- [ 編集 ]
>民主は中国から操られているって思わないの?
思わないよ。
小沢独裁なんでしょ?
民主は蝦夷に操られてんだよ。
小沢がアテルイの再来を自認しているのは知ってるかい?
2010.01.13 09:29 URL | sonic@田舎から #GCA3nAmE [ 編集 ]
自民党の強味としては、ついこの間まで与党だったというのはあるんじゃないですか。
与党経験があるからこそ、その経験がない共産党には見えないことが、自民党には見える、というのはあるかもしれない。そこを活かして、現政権への真面目な批判をして欲しい……
などとも思ったりしました。
でも、自民党がまずはイデオロギー路線で行きたい、というのなら、それはそれでかまわない。自民党員でもない者が自民党の方針にどうこういっても仕方がない。ダメだと思えば、投票しない。
2010.01.13 11:52 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]
維新政党新風や幸福実現党などの、経済政策を持たないイデオロギーだけの極右政党は泡沫中の泡沫でした。
国民はイデオロギーでメシは食えないことは百も承知です。
よって右翼型メンタリティで支持が集まると考えている自民党はもはや死を待つのみの哀れな存在です。
問題は自民党の中の「構造改革派」です。
みんな+小泉ガキ+河野+舛添(+世間知らずの川田龍平も入れてやろう)といったところです。彼らは結託してネオリベ自民党を作る可能性があります。
これは経済政策を前面に押し出してきますので右翼イデオロギーバカの反動自民党より強敵です。
悲しいことに日本人はいまだに「改革」と連呼されると、その実現性や将来的な危険を考えもせず支持してしまうところがあります。
こうした「シバキ主義」こそが次なる敵ではないでしょうか。
民主の中にも後ろから鉄砲撃ってくるような奴もいることですし。
2010.01.13 20:09 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
>あれ?
馬鹿かお前は。
まず、お前の主張の論拠を示せよ。おまえの脳内妄想以外にあるのか?
ここにきている人の多くは、反自民だが、親民主ではないよ。
そんなこともわからない、稚拙な脳の持ち主はそれこそ日本から出ていけ。
2010.01.14 05:30 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]
こんにちは。私は「自分探しのブログ 禁パチ禁スロ鬱病日記」のシンと申します。
境界性人格障害という病気と4年間他闘っております。
ブログを始めて人との繋がりというのがいかに大事かという事に気付きました。
まだ開始間もないブログで恐縮なのですが相互リンクのお願いをさせて頂けませんでしょうか?
http://blog.livedoor.jp/dreamcatchshin-zibunsagashi/
返信お待ち致しております。
応援ポチして帰らせて頂きます。
失礼致します。
シン
2010.01.14 10:01 URL | シン #- [ 編集 ]
以前より、きまぐれな日々+書籍を読み政治を勉強している者です。
勉強不足の身で大変恐縮ですが、「右と左」というイデオロギーで政党が対立した結果。
今後を背負っていく我々世代が、ネット上で互いに「売国奴」・「ネトウヨ」と叩き合うだけの稚拙な状態となりました。
海外の同世代の友人と話していると、日本の若者の政治思想は稚拙と批判を頂戴しました。
そして何よりも、イデオロギーで政党を玩具のように作ることで、満足するのは政治家&支援者で、有権者たちにとっては迷惑そのもの!と感じています。
今回参院選が終わり、数年も経てば上述のような体制が良い意味で終わりを告げるのでは無いか、と期待を示しています。
2010.01.14 11:40 URL | 政治勉強中の身 #- [ 編集 ]
イギリスの保守党は中道回帰してここまできたけどね。
自民党は次の参院選で解党かな。
2010.01.14 14:12 URL | あああ #9lpzSer6 [ 編集 ]
検察はなりふり構わずの体になってきましたね。
それに呼応するかのように、マスコミも連日のように小沢攻撃一色に染まっています。
鳩山代表が小沢幹事長を解任する考えがないと言うと、御用評論家が非難の大合唱です。
彼らは小沢幹事長さえいなくなれば、連立政権を思い通りに出来ると踏んでいるからでしょう。
小沢幹事長が存在し続ける事で連立政権にぶれなどが生じない限り、確かに明治以来つづく官僚制国家は終焉し、アメリカへの追従にも変化が出てくるでしょう。
それを危機と感じる勢力にとっては、小沢さえいなくなればという思いなのでしょうね。
でもそれでは日本はジリ貧で最後は米中に食われて終わりです。
彼らはどうしてこんな簡単な事もわからないのでしょうか。
彼らの中には、真面目に小沢独裁体制になったら一大事と思い込み、この企てに加担している人もいるはずです。
でもね、小沢幹事長は役割が終ればすぐに引退しますよ。
彼には独裁者になる気など微塵もないと思います。
しかも体に常に不安を抱える身です。
いつまでも政治家を続けられることですら危ないのですよ。
それよりも今のこの体制を続ける事の怖さを感じないのでしょうか。
戦前戦中に日本が誤った破滅への道を突き進んだ原因は軍務官僚たちの暴走でしょう。
そして内務官僚が国民をがんじがらめにして反発を押さえ込んでしまっていた。
また再びそうならないか、そっちの方が私には余程心配です。
そうならない為にも私は小沢幹事長の革命的変革運動に期待をしているのです。
選挙で国民の意思が通る国になったのは小沢幹事長の力によるところ大だと思います。
あれほど長く君臨し続けた自民党体制に終止符を打ったのも、小沢幹事長の力が大きいと思います。
いまここでこの変革を中途半端にしたら元の木阿弥になりかねません。
小沢幹事長叩きの本質を、マスコミに騙されること無く国民が気づいて欲しいです。
いまや報道管制が敷かれたかのような状常な状態のマスコミの現状ですが、たとえ小沢幹事長が逮捕されても、後に残された民主連立政権にはきっちりと変革を成し遂げてもらいたいです。
さてどうなることやら。
やはりむりかな、日本で民衆の力による革命的変革は。
2010.01.14 17:47 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]
タカリをする奴に革命的変革は無理でしょ。
ところで、ゼネコン各社から帳簿の類いが抑えられたけど、そこに小沢の名前があるなら、当然に自民党政治家の名前も並んでいるハズでしょ?
でも検察はそこを突く意志はあるのか?もちろん小沢の不正を裁いて欲しいけど、その辺も追求しないと国民もシラケるでしょ。
2010.01.14 20:58 URL | 与志 #- [ 編集 ]
仮に鳩山代表が家の金を政治に使っていたとしても、私はそれについて感謝こそすれ怒る気など微塵もおこりません。
小沢幹事長についても、もし万一検察の筋書き通りにゼネコンにタカっていたのだとしても、それで得た金で多くの政治家を育て上げて、またその金で政権交代にこぎつけたのだとしたら、私は感謝こそすれ怒る気など微塵もおきません。
政治でも何でも世の中で何かことを起こす時には綺麗ごとでなく金は必要なのですよ。
本来は国民がそれを自覚して少しずつでも持ち寄って使って下さいと渡すのが当たり前なのです。
それをしなければ、特に既得権益を握る現政権とそれにつながる者達の永久政権が続くでしょう。
日本では明治以来、実際の権力を掌握し続けてきた官僚達が、戦後も米のご威光を背にし、自民の政治家を操り人形にして政治を事実上動かし続けてきたわけです。
政治家と異なり、すでに税金を手中にする彼らには、自ら金を集める必要などはなからないのです。
だから自ら金を集める必要の無い彼らは、金に対して冷静客観的になれない日本の国民気質を利用して、金を集め無ければ政治にアクセスする事が出来ない政治家に対して常に優位に立ち続けてきたわけです。
だから政治には一般国民の意思など殆ど反映されずにきてしまい、それを当たり前のこととして受け入れてしまう国民性が定着し続けてきたわけです。
それを打ち壊して、真に国民の意思で政治が動く民主制を実現しようとしているのが小沢幹事長をはじめ民主連立政権に参集した人たちです。
タカりをもし小沢幹事長がしていたとしても、それをさせたのは金も出さないで期待ばかり寄せる我々国民です。
つまり金の問題とは、それで懐を肥やしている与党の政治家は別として、金なくしては政治は出来ないのに、金を政治の試金石として、そこから一歩も前に出られない国民の問題であるのです。
その為に本来の政治の果たすべき政策について、日本では殆ど語られないままにきているのですよ。
だから普天間の基地移転という問題が、鳩山総理の決断力の無さに摩り替えられているにも関らず、マスコミに誘導された国民は、わかっていながらもそれにのり、米軍基地の問題についての決断を放棄していることに目をつぶって平気でいられるのです。
究極的に言わせてもらえば、官僚にすべてを委ねている国民は、日本がアメリカの属国であることにも平気でいられるということなのです。
本来は自分達の国のことは自分達ですべての決定をおこなわなければならないはずです。
またそれがなければ真の民主主義国家といえないわけです。
でも日本では戦前は官僚支配の上意下達の封建制国家がつづき、戦後は形だけの民主国家で本当はアメリカの参政権のない51番目の州でありつづけてきたわけです。
いま小沢幹事長が異常なまでの攻撃を受け続けているのも、その体制からの脱却を彼が狙っているからでしょう。
それは国民が21世紀に世界で生きていくための避けては通れない道だと私も思います。
小沢幹事長を攻撃している人たちの中には、日本が変に?独立をしたら、小沢幹事長の下、昔のような軍事国家になるのではと危惧している人たちもいると思います。
しかしそうはならないと思います。
かつての日本には民主主義はありませんでした。
しかし目指そうとしている日本は本当の民主主義体制の日本なのです。
だから一握りの官僚と、それと組んだ政商たちにより引き起こされた戦争など起こりようもないのです。
いや、どんな国にして行こうとも民主主義の国家ではすべては国民の意思です。
もともとどんな体制でも結果は国民がすべて責任を負うのです。
あの太平洋戦争の責任も、結果責任は国民がすべて負わされたのですよ。
だからどうせ責任を取らされるのならば自分達の決めた未来に責任を負わされる方がはるかに良いではないですか。
小沢幹事長らが目指しているのはそういうことだと私は思っています。
2010.01.15 07:51 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]
自公政権は陥落しましたが、もう返り咲いて欲しくはありません
まあ、代わって政権を持つ力があったのは民主党ぐらいだったという程度です
民主が暴走しかかったときには国民新党や社民党に止めてもらいましょう
旧自公政権には、その役割も期待していませんし、橋下や石原とこのまま政界から落ちて欲しいです
民主をバンザイするあまりになんでも旧自公政権による陰謀を持ち出す人もアレですが
日本はエネルギーや食糧を多く輸入しています
海を通って、食糧や原油が運ばれてきますが、海洋覇権を持っているのはアメリカ、イギリス(まあ、フランスもかな)です
そういう意味では、アメリカをはじめとした欧米諸国との関係は無視できません
ただ、変な制度を押し付けてきたり、自律を阻むようなことをして来ることについては、話しは違います
2010.01.15 11:58 URL | マケイン #- [ 編集 ]
初めまして
いつも、ユーモアを隠し味に的確で論点をきちんと踏まえた記事を拝見しております。
さて、初心者的見当違いなことをお聞きして申し訳ないのですが、原靴総務大臣が禁止すると言い出している「クロスオーナーシップ」とはどういうことなのでしょうか?
新聞TVともに、困ることらしいのですが・・?
なぜこまるのでしょうか?
ネットで調べてみたのですが、いま一つ良くわかりません。
どうして、新聞社がTVの株券をたくさんもつことはいけないのでしょうか?
2010.01.17 22:08 URL | Y家の母妻 #- [ 編集 ]
TBが通りません
記事タイトルは以下の通りです。
「『投票したら勝てる巨大政党』の党大会と『投票しても勝てない少数政党』の党大会で明暗分かれる(笑)」
2010.01.21 01:10 URL | いくの ともうみ@ブログ記事リンク #- [ 編集 ]
このコメントは管理者の承認待ちです
2013.08.08 16:16 | # [ 編集 ]
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