きまぐれな日々

昨年末、『kojitakenの日記』に、「2008年にもっとも印象に残ったブログ記事3本+α」という記事を書いたが、今年は年間ベスト3を選ぶ気にもならない。小泉郵政選挙のあった2005年は、ブログの可能性に私がひきつけられた年で、翌2006年にブログを開設することにつながったが、政権交代選挙のあった今年は、ブログに失望させられた年だった。

ブログ関係で今年もっとも印象に残り、ブログのアクセス数にも反映したのは、城内実が眞鍋かをりさんをポスターに無断使用した件であるが、これは城内実が最初に遺憾の意を表明しさえすれば騒ぎになどならなかったものだ。初動を誤って大騒ぎになった例としては、ブログ内に限っても昨年の「水伝騒動」があった。「水伝騒動」関係のエントリは、昨年のベスト3には入れていない。個別エントリでの当ブログの年間アクセス数の2位は、昨年11月20日付エントリ「テロ行為と極右政治家・城内実だけは絶対に許せない」であり、今年1万5千件以上のアクセスがあったが、これは前記「ポスター事件」の直後にアクセスが集中したものだ。城内実を批判するのであれば、芸能プロダクション側にも怪しげなところのある「ポスター事件」よりも、城内のレイシズムがむき出しになった「国籍法改正反対」に関する城内のブログ記事に的を絞るべきだろう。

今年は3月に「西松事件」が起き、これが原因になって5月に民主党代表が小沢一郎から鳩山由紀夫に交代した。前回鳩山が民主党代表を務めた際、民主党の支持率を大きく下げ、その結果民主党代表が鳩山から菅直人に交代したことがあった。この例に示されるように、鳩山は必ずしも国民の間で人気の高い政治家ではないが、それでも民主党の代表交代が支持され、民主党が総選挙で圧勝したのは、小沢一郎のあくの強さを嫌う人が多かったのに加え、なんといっても長年の自民党政治がすっかり国民に不信感を持たれてしまったからだ。この間、一部のブログ及び植草一秀が先導(扇動?)した民主党マンセーキャンペーンがあり、それは4年前の郵政総選挙で小泉自民党をマンセーしたブログが林立したことを思い出させるものだった。鳩山政権が成立して共産党から批判を受けるようになると、教祖さまが示唆した共産党叩きに信者たちが呼応する馬鹿げた騒ぎが起きたが、これも思い出したくもない騒動だった。あげくの果てに、「事業仕分け」に絡んだ「漢方薬騒動」が起きた。この件は、ブログ『労働組合ってなにするところ』の12月8日付エントリ「漢方製剤の保険外しに反対する署名、期間延長」に書かれた下記の指摘に尽きる。

ネット上の議論では、「事業仕分け」では「市販品類似薬」と言っているのであって「漢方製剤」とは言っていないということで、漢方製剤の保険適用外しはマスコミが流した「デマ」だという説が出されたのですが、そもそも「市販品類似薬」の中に漢方製剤が含まれているのですから、そういった説は成り立ちません。

「事業仕分け」の結論については、反対の署名活動を立ち上げた方々も承知していて、下記の文書にきちんと説明されています。

(『労働組合ってなにするところ』 2009年12月8日付エントリ「漢方製剤の保険外しに反対する署名、期間延長」より)


騒動を起こした『きっこの日記』は、「63分間の音源を聞け」と繰り返すばかりで、反論の核心である「そもそも「市販品類似薬」の中に漢方製剤が含まれている」という指摘に対しては、知らないのか知っていながら黙殺しているのかは知らないが、何も書かない。そして、『きっこの日記』のエピゴーネンたちも、ひたすら先導者に追随するだけだ。そこには自由な精神など何もない。中には、あるブログのコメント欄で、前記『労働組合ってなにするところ』の管理人・みどりさんを誹謗中傷してコメント欄から締め出されて自滅した、私同様kで始まるブロガーもいた。もっとも、この男は「金融機関の人間を博多湾に浮かばせ」「『合法的かつ間接的に』人を死へと追い詰めた経験が何回もある」そうだから、警戒を怠ってはならないのかもしれないが(本当か?)。

なにしろこんな騒ぎばかりが繰り返されたものだから、ブログの可能性に対してもすっかり悲観的になってきた今日この頃なのだが、それでも3年8か月ブログを書いてきた人間として指摘しておきたいのは、毎度書くことだが、ブログには検索エンジンに引っかかりやすい特性があることだ。昨年の「NHKの『自民党のコマーシャル』事件」のように、ブログが連鎖することによって発信を増幅することもできる。参加者が限定されるSNSではそうはいかないし、例の「2ちゃんねる」に代表される掲示板も、その影響力を年々低下させている。「2ちゃんねる」は投稿数が1000件に達したり、一定期間投稿がなかったりすると、「過去ログ倉庫」に入ってしまって、専用ビューアを用いなければ参照できない。昨年の記事が再び見出されてアクセスが集中するなどということは起こりえないのである。ましてやメーリングリストなど、その影響力は無視できるほど小さい。

つまり、ブログにはまだまだ可能性があり、裏を返せばそれだけ権力に利用される余地も残っている。そのポテンシャルを思う時、低迷したとしか言いようのない今年のブログシーンを残念に思うものである。


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ネットは真実を伝えて、マスコミは真実を伝えてはいない、なんて言っているサイトがありましたがそういうサイトだってマスコミが提示した情報を元にああでもないこうでもないと書いているだけにすぎません
まさか、管理人自ら現場に行って、取材した上で記事を書いているサイトなんかないと思います

それから、見ているだけで頭が痛いような知識だけ書いて、これからどうしたいのかが書かれていないものもあります(もちろん、いろいろな考えや構想があっていい

こういうことに意味はあったりするでしょうか

自公政権やマスコミよりもネットが衰退してしまったような気がします

2009.12.21 10:43 URL | フスキー #- [ 編集 ]

ここが、まともだと前に書いたのは、環境破壊について考えていること
だって、まともな環境があってはじめて生きていくことができるからです

それから、管理人とは相反するコメントでも表示することが出来るからです(こんなところから言わないといけないのが情けない

2009.12.21 11:08 URL | フスキー #- [ 編集 ]

もう一つのブログの方にもコメントしましたが、フスキーさんのコメントに全面的に賛同します。

2009.12.21 23:44 URL | nohohonn68 #- [ 編集 ]

nohohonn68さん、他の読者にも
わかったようなことを書いている「フスキー」は、本当はおろかで感情を丸出しにしたりして、めちゃめちゃなんです
そして「フスキー」もまた、実際に会った人から聞いた話し(それにしても、どこまで本当なのか)や、ネットやマスコミの情報を元にいろいろ書いているだけにすぎません

なんだか、限界を感じてしまっています
この前も書かせてもらいましたが、どれだけネットって力があるのでしょうか
いい例として、橋下がどうした、森田がどうしたと言って散々ネットで批判されても、ああやってそれぞれ政界進出しているわけです
多少は人気があることも認めざるを得ません

それでも、少しでもやれることがあれば、やった方がいいのかーー

2009.12.22 03:02 URL | フスキー #- [ 編集 ]

フスキーさんへ

私はブログを見たりコメントをするようになったのはごく最近なので、あまり偉そうな事は言えない立場なのですが、kojitakenさんは最近のブログの風潮を危惧しながらもその可能性の大きさについて述べていますし、私もそう思います。

私は祖父が沖縄で戦死しているので、太平洋戦争や第二次世界大戦などに興味があり、レジスタンスに関する本を読んだり、ヨーロッパに旅行した時にレジスタンスに関する博物館に行ったこともあります。

レジスタンスでは地下の秘密の印刷所で命がけでガリ版刷りの新聞を製作し、市民に配布するという活動がかなり功を奏したそうです(死んだ人も多かったようですが)。

ネットってそれに近いのではないでしょうか(日本では命までは取られませんけど。)

オバマ大統領の誕生もネットなしでは考えられなかったでしょうし、マスコミが巨人ならネットは蟻かもしれませんが、蟻も集まれば大きなことができるのではないかという気がします。

2009.12.22 19:45 URL | nohohonn68 #- [ 編集 ]













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