きまぐれな日々

前回のエントリ「共産党と国民新党の経済政策の類似性と「城内実」の問題」に、ぽむさんから下記のコメントをいただいた。

マイカーからバスへの利用転換を図る「バス利用等総合対策事業」(国交省、13億円)も廃止、路線バスの維持に取り組む自治体を支援する「地域公共交通活性化・再生総合事業」(国交省、41億円)は「自治体や民間などに移管」と判断だそうです。
どう考えても小泉改革の延長にしか見えないのですが。

2009.11.24 23:09  ぽむ


公共交通機関の衰退は、地方に住む人の多くが痛感していることだろう。私は、旅行先で路線バスを利用することが多いが、徳島県で、時刻表に記載されていたバスが路線廃止になって他の会社に変わってしまったために、バスのダイヤが変更になってあてが外れたことがあった。それでも、この時はバス路線が廃止になっていなくて幸運だった。

バス停は存在するものの、路線が廃止になってもはやバスが走っていない例も何度も目にした。1999年に全通したしまなみ海道(広島県尾道と愛媛県今治を結ぶ本四架橋のルート)では、同海道の開通を当て込んで新設された愛媛?広島県間の島をつなぐ路線バスは、あっという間に不採算で運行が休止された。それを目にしたのは1999年12月初めのことだから、もう10年にもなる。訪れるたびにバスの路線が減っている中国地方の都市もある。四国のある市でコミュニティ・バスに乗ってみて、運賃100円のこのバスが、地元のお年寄りに重宝されていることを理解したが、そこでは民営の路線バスが壊滅状態になり、コミュニティ・バスに「発展的解消」をとげたのだった。だが、コミュニティ・バスが運行されている町は、まだ恵まれている部類だ。地方における公共交通網の衰退は、本当に深刻である。

誰だったか忘れたが、民主党の政治家が、車を使わずに鉄道を使おうという主旨の本を書いていたのを本屋で立ち読みしたおぼろげな記憶もある(鉄道オタクで有名な前原誠司ではなかったと思う)。しかし、そのような意見は民主党では決して主流ではなさそうだ。マイカーからバスへの利用転換を図る動きは凍結され、不採算の路線バスは休止なり廃止してしまえ、というのが民主党政権の「事業仕分け」なのだから。この件を論じるのに、宇沢弘文の『社会的共通資本』でも持ち出してみようかとも思ったが、そんな気持ちも萎えてしまった。

そこで趣向を変えて、オーケストラの話でも書こうかと考えた。「事業仕分け」に日本オーケストラ連盟から批判が出ているが、ずっと前からオーケストラは貧乏で団員は悲鳴を上げていたはずだ。書いていたのは故岩城宏之あたりだったか、それは忘れたけれど。オーケストラへの予算配分の削減というと思い出されるのが大阪府知事の橋下徹であり、ちょっとネット検索をかけてみると、2008年の府知事就任早々、橋下府政が大阪の4つのオーケストラの予算をいずれも大幅に削減していたことを報じる産経新聞記事(リンク切れ)を引用したブログ記事が見つかった。ここに引用されている昨年4月9日の産経新聞記事に、「在阪4楽団をめぐっては一昨年、財界トップが「4つを1つにしては」と発言して物議を醸した」と書かれていたようだが、いまや民主党支持のブログが橋下を支持する関西の財界人と同じ発想に基づくブログを書いているらしいことが、『生きてるしるし』の記事からわかる。

だが、これについて熱く語る気持ちも盛り上がらなかった。毎日新聞調査で74%、産経新聞調査では実に9割にものぼる「事業仕分け」を支持する世論の前では、何を言っても無駄という気になってしまうからだ。

私は何も「事業仕分け」のすべてを否定するものではない。しかし、もっとも気になるのは、事業仕分けでスケープゴートを仕立て上げ、国民がそれに拍手喝采している間も、本当に削減すべき対象からは全然削減が進んでいないのに、「小さな政府」を目指す志向性が感じられることだ。「効率的な政府」が、何も「(サービスの)大きな政府」であってならないはずがないし、現実は「サービスの大きな政府」でなければやっていけないはずの状況なのに、庶民性を標榜するブログが「良い小さな政府」を目指すと公言する植草一秀を信奉し、新自由主義志向のブログはもちろん池田信夫を信奉している現状では、ブログで何を書いても空しいなあと思うばかりなのである。

何も、植草、池田両氏がともに経済学のアカデミーにおいては本流から外れているから軽視するわけではない。しかし、たとえば地球温暖化に関して、植草氏池田氏は、ともに専門外であるこの分野に首を突っ込んで、地球温暖化懐疑論を唱えるだけならともかく、そこから陰謀論的に議論を進めようとする。ともに東京大学経済学部を卒業しているこの2人は、他にもいろいろ共通点があるのだが、ネットでもてはやされるエコノミストというのはこの手の人たちである。池田氏はまだ旗幟鮮明な新自由主義者だから立ち位置が明らかだが、植草氏は自著に明記している通りマネタリズムと「規制改革=小さな政府論」を経済学研究の起点にしており、昨年にも「良い小さな政府」論を唱えている。そして、政治思想的にも、故中川昭一の「もうろう会見」や急死に関して陰謀説を示唆したり、小泉純一郎は厳しく批判しても、安倍晋三をほとんど批判しないばかりか、安倍が森内閣及び小泉内閣の官房副長官を務めていた頃に、「安倍晋三氏を囲む5人の会」のメンバーだったのではないかと推測される人物である(植草氏の著書の記述より推測した。『kojitakenの日記』参照)。一時、鳩山政権の緊縮財政思考批判に回る兆しが見られて注目していたが、記事が信奉者に支持されなかったためか、再び民主党政権マンセーの論調に戻った。

ブログで尊大な姿勢を崩さない池田信夫とは対照的に、植草一秀には読者に取り入ろうとする傾向があり、それが陰謀論やトンデモへの志向につながる。そしてそれは、当ブログが2007年12月23日付エントリ「ネットに横行する「トンデモ」や「陰謀論」を批判する」で批判した対象との親和性が強いのである。

この壁を突き崩さない限り、ブログで何を書いても先に進めない。そんな思いにとらわれて、『きまぐれな日々』はなかなか更新できないし、更新しても書き手として満足のいく記事にならないことが増えている。


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>私は何も「事業仕分け」のすべてを否定するものではない。

そうですか、残念です。
私はすべての「事業仕分け」に否定的です。
今、政府が検討しなければならないのは予算規模の増大です。
それも20兆円から30兆円規模の恒久的な拡大。
事業仕分けが無駄な事業と決め付けた予算をカットしてもたかが数兆円に過ぎず、毎年の予算消化の誤差の範囲です。
仕分け作業が100%予算案に反映されたとしても財政のメガトレンドに全く影響しません。
単に世間を騒がせているだけで何の意味もありません。

むしろ、事業仕分けの影に隠れている会計検査院の努力を評価すべきでしょう。
特別会計の積み立て金、基金の残高、すなわち政府の黒字・莫大な余剰金こそ最大の問題です。
これを再評価し、無駄な積み立てをやめさせてしっかり事業予算として消化すること。すなわち国民のためにばら撒くことが、真の財政改革です。

本当に財政をよくしたいならば、行政を効率的なものに改革したいならば、仕分け委員会は解散して、会計検査院の報告に耳を貸せばよいのです。

2009.11.27 09:05 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

せっちー
「しかしまあこの世論は小泉に騙された時と何が違うのか。
毛唐の仕分け人が離島を老人ホーム呼ばわりしたようだが、
こんな妄言も小泉以降とくに噴出したものじゃないか。
少しは世論も学習したと思ったけどな。
『今まで隠されたものが出てきた』なんて褒める向きもあるが甘ちゃんな物言いだな。
出て当然の数字を出さなかった怠慢をこそ責めろっての」

2009.11.27 12:25 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

 本来は、財務省が、政治家の介入を許さずに、無駄な予算を出さず、会計検査院が、無駄を指摘してこられれば、仕分けなど不要だったわけです。
 だが、財務官僚は自民党の政治屋となれ合い、土建利権をたっぷり含んだ無駄な飛行場に予算をつけたり、古くは、国鉄の政治路線などを生み出したわけです。

 そのつけが、今巨額の負債になっているわけで、今の国民に痛みを強いるのは筋違いです。
 「仕分け」も、最初のころは、朝日新聞のスクープだった、高給の「嘱託」への天下りに呼応して、天下り分の人件費を削るなどやって見せて、国民の人気を取りましたが、後半に入って、いたずらに削るのみ、の本性を暴露した感じです。

 財務省の折衝も、今回の事業仕分けも、行為が悪なのでは無く、その中身が、単なるカット、カットという、昔の自民党政治のつけを、今の国民に押し付ける点が問題です。

 やはり、政府紙幣や、地域通貨による、景気の底上げを図らないと、財務省一元の予算管理では限界かと思います。
 よそさまの受け売りですが。

2009.11.27 14:50 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]

 私自身、民主党にはもともとさほどの期待を寄せていたわけではありませんが、やっぱり弱肉強食な了見の党であることを認識し愕然としました。
 自民党にせよ民主党にせよ、公共の交通機関をこれほど冷遇するところを見るに、過疎地は自然に帰し野獣の楽園とし、都市部に集中して人間が住む非常なまでに合理的な日本が理想と考えているに違いないと思いました。下放してやりたいくらいです(笑)。
 また文化事業や学問にかける予算の削減振りを見るにつけ、仕分け人は日本は銭儲けさえできればそれでいい、文化事業なんて腹の足しにならぬものは三文の役にも立たない、と考えているに違いないとも思いました。
 意地でもその犠牲になった面々が生き残るためには冗談ぬきで漫画「究極超人あ~る」の「土木研究会」みたいにアルバイトして稼ぐしかなくなるのではないかと暗い気持ちになります。

2009.11.27 17:40 URL | 谷本篤史 #gKumvUXs [ 編集 ]

このままでは文化の享受という点でもますます格差社会になっていくでしょうね。
音楽を志す若者の減少や、優秀な演奏者の海外流出、
また、地方のオケには存続が難しくなっていくところもさらに増えてくるでしょう。
他国に比べて高いチケット代、
公共交通の衰退、文化施設の偏在などがあいまって、
良質な演奏や芸術作品に触れる機会が、
都会の中流以上の階層に今まで以上に極端に偏り、
低所得層や地方在住者の文化的環境はますます貧困になっていくかもしれないと
思うと暗澹たる気持ちにさせられますね。

2009.11.27 19:53 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

ん~、この手の文化芸能の話題になると「保護すべき文化」の基準が難しいんですよね。

能狂言、歌舞伎、文楽の日本の伝統芸能は、国の多大な補助が無ければ確実に滅びています。それぞれ国立劇場があり、養成事業も国が行っている手厚い状態です。
他方で、伝統芸能でないが、子供から大人まで楽しめて、言葉や習慣に関係無く世界中で広く評価されるサッカーのようなオーケストラ・楽団への補助が手薄なのは悲しいもんです。

もちろん伝統芸能も大事ですよ!それは分かります。
でも、若く実力もあり才能もあるけど「ノーベル賞学者」や「伝統芸能遺産」というオプションの無い「声小さき天才達」のいる分野にも、もう少し吟味して仕分け作業をして欲しいですね。
事業仕分けについての批判によくある通り、短時間で決めるので無く、ゆっくり査定して日本に確実に存在する才能と世界的実績がある方々を見て補助する基準に入れて欲しいもんです。


2009.11.27 23:08 URL | 与志 #- [ 編集 ]

今日の朝日新聞に、米軍基地日本人従業者の給与が事業仕分けの対象になった記事が出ていました。

私は事業仕分けの試みそのものは賛成ですが、今回の中味には(人選を含めて)かなり問題があると考えています。

記事にも指摘がありましたが、思いやり予算そのもののあり方には手をつけず、従業者の給与だけを槍玉に上げる重箱の隅をつつく様なやり方はいただけないのではないかと思います。

事業仕分けのあり方については、今年は準備不足や試行錯誤もあったとは思いますが、来年以降の改善に期待したいと思います。

当ブログで、本当に削減すべきものが削減できていないという指摘がありましたが、それはまさにその通りだと思います。

これから様々な方法で民主党政権は無駄の削減を推し進めていくべきだと思いますし、それこそが国民が民主党に期待した大きな理由の一つだと思います。

私は「効率的な政府」の信奉者ですが、「効率的な政府」と「(サービスの)大きな政府」は両立するはずだという当ブログの意見には賛成です。

今までの自民党政権は無駄が多すぎて本当に必要なところにお金が回らない「(国民サービスの)小さな政府」になってしまっていたと考えるからです。

民主党政権には小泉・竹中改革のような「(国民サービスの)小さな政府」ではなく、「(無駄の)小さな(少ない?)政府」かつ「(国民サービスの)大きな政府」を目指してもらいたいと思います。

2009.11.28 00:19 URL | nohohonn68 #- [ 編集 ]

事業仕分けというものは、国民に政治の意味の一端をみせつけるという点では効果はあったのでしょう。
しかし残念ながらその中身を検証するだけの力がこの国の国民にはないのですね。
あの仕分け人には小泉改革を推進してきた人間が多数紛れ込んでいます。
そして財務省の力を借りないと何も出来ない仕分け作業は、当然の様に財務省の意図に沿った作業が進むことになります。
古寺多見さんが無力感を感じるのはわかります。
いまや自民党から民主党に対象が移り、そこに有象無象共の思惑が入り込み、複雑に暗闘が繰り広げられているわけですからね。
敵の敵は味方かと思えば、別の部分で天敵だったりする。
すべてを「最大多数の国民の幸福」という物差しで図りながら、一つ一つについて価値判断を繰り広げないと騙されて踊らされる恐れもある。
加えて私には小沢さんに続いて今度は鳩山総理が攻撃の対象にされているのも気になります。
民主党を国民の手から自分達の意のままに出来る政党に作り変えようととする連中は、小沢さん鳩山さんでは都合が悪いのかもしれません。
それでこの二人の力を削ぎ落としたら、結局最後は元の木阿弥では最悪ですよね。

2009.11.28 06:11 URL | 風太 #uX39/i0I [ 編集 ]

お久しぶりです。

私も効率的で行政サービスの大きい政府を目指すべきだと思います。
事業仕分けもやってみたからこそ良い点、悪い点が出てきたと思います。
悪い点である公共交通、科学技術、高等教育や文化の切捨ては、永年これらを営利事業とみなしたり予算配分を軽視してきた近現代の日本政府の悪癖であり、伝統です。一朝一夕に改まらないでしょう。なぜ、そうなったのかをこれから根本的に考えて行くべきでしょう。
公共交通を運営する企業が永年自民党を支持し(自民党の資金団体、国民政治協会の役員・評議員にも多い)、オーナー一族が自民党の大物政治家として政策を牛耳ってきたのも事実です。田中角栄・真紀子親子、西武の堤康次郎・義明親子、富士急行の堀内一族(光雄がこの前の総選挙で落選、政界引退。)など枚挙に暇がありません。小泉や石原は在京の大手私鉄が支援しています。石原慎太郎・伸晃親子は運輸族です。
やはり、「税金を使ってでも維持する公共サービス」として政府が関わるべきでしょう。

植草一秀氏の意見には当然批判があってしかるべきですが、ライバルとされた竹中平蔵よりは断然マシであり、竹中が私の勤め先であるパソナの会長に就任したことに怒りを覚えます。南部靖之は何様のつもり?
南部は神戸出身と言うことで関西のエスタブリッシュメントにもコネがありますし、橋下徹を支持しています。在阪準キー局では一般職や秘書が・・・。

2009.11.28 06:40 URL | ゴルゴ十三 #DTxGwd9Y [ 編集 ]

>無駄の削減

「無駄の削減」ではなく、「投資的支出における乗数効果の小さな事業への歳出を大きな事業に移転する」と言うのが民主党が本来行わなければならないことです。つまり「予算の組み替え」
「無駄」と言う言葉を短期的な費用対効果だと曲解している仕分け人たちは「科学・教育・国土保全・雇用促進・記録・統計」といった必然的な支出にまで手を伸ばそうとしています。
日本国の国力を根こそぎ奪ってしまおうという悪意に満ちています。

はっきりさせなければならないのは、「日本は財政危機ではない」ということです。
国の会計は一般会計と特別会計を連結して捉えなければならず、毎年数十兆円の余剰金を積み立てていることを忘れてはなりません。
この余剰金の積み立てが妥当なものかどうかを再検討し、不用なものは一般会計に組み入れて国民にばら撒くべきなのです。
仕分け人たちがやっているような一般会計の歳出削減をする必要は、現在の日本国には全くないのです。

それどころか、予算規模を恒久的に拡大して、名目GDPの増加をはからなければならない局面です。

民主党政府が今やろうとしていることは、経済状況への真逆の対応なのです。
これは民主党の公約ではありませんでした。

だから選挙前に民主党内の粛清をするべきだったのだ。

・・・・

しかし、時すでに遅し。
このままでは来年度のデフレはさらに悪化し、首を吊る国民も増えます。

新自由主義者は血も涙もない残忍なレプタリアンです。
自民党政権は人殺し政権でしたが、民主党政権も同じでは、やりきれませんね。

2009.11.28 12:47 URL | 田舎から #GCA3nAmE [ 編集 ]

>日本は財政危機ではない
そんな悠長なことを言っていていいのかどうか

まあ、それはそれとして自分だったら国連に払っている金や発展途上国に対する支援をカットします
なぜかーー自国を犠牲にしてまで支援する必要はないからです

国連にしても常任理事でありながら全く払っていない悪徳が少なくとも3匹居座っています

外国に対する援助をカットして医療費無料や公共交通支援をした方がいいです

どうせ外国は金目的で近づいてきているだけです

2009.11.28 19:54 URL | #- [ 編集 ]

>そんな悠長なことを言っていていいのかどうか

事実だ。
財務省のサイトにいって毎年の決算を見よ。

財務省も総債務が無意味であることが知られるようになって、慌てて純債務でも破綻だと言い訳している。ところが2006年以降、毎日の為替介入を停止してから純債務での累積債務はほとんど増加していない。

政府の莫大な累積債務のほとんどが金融資産なのだ。
我が国の真の累積債務は毎年のGDPより少ないのである。

一般債務における国債費の調達を新規の公債発行で行うのではなく、政府通貨の増造で埋めよう。つぎに借換債の引き受けを日本銀行にやらせよう。
我が国の債務問題は年度内に消滅する。その程度のことなのだ。
それをしないのは、企業が内部留保を増大させて国民の過剰貯蓄の流動性を停滞させているからだ。
政府の国債増発は財政難のためではなく、死蔵された通貨の流動性を守るための意図的なもので、市中に流通する日本円の相当な割合が国債を発行しているから手に入っていると言う状態なのだ。つまり限定的な国債本位制と言ってもよい。
もちろんこれは異常な状態だ。

政府の債務の増加を止めたければ、企業の内部留保を切り崩させて資金不足の状態に追い込み、銀行からの借り入れを復活させなければならない。「銀行-企業ー銀行ー企業」の相互借り入れが復活すると信用創造で通貨が膨らみ始めるので、投資先がうまれた金融機関は国債を回避するようになり、やっと長期金利が上昇し始める。そうしたら政府は新規国債の発行を少なくしても良い。市中銀行が保有する国債は日本銀行が買いオペし、永久国債化すれば事実上債務問題は消滅する。
買いオペによってもし日本円が供給過剰になった場合は支払い準備率を操作すれば良い。それだけ。

2009.11.28 23:17 URL | 田舎から #GCA3nAmE [ 編集 ]

結局はツケ回しじゃないかと

それに某超大国に骨抜きされて、変な楽観論(神風信仰というのか)が加わってここまで来てしまった
ましてやこの国はデフレ不況が進んで消えていきますし

アメリカは頼りにはできません
グローバル化から遠ざかりカナダや中南米諸国と経済を回して、日本はスルーされます

まあ、楽観論を並べてのん気なことを言っているのは日本だけですから

ましてや某超大国及びその親国は地球温暖化に関する排出権取引(原因はともかく)や北朝鮮の脅威など様々な形でカモってきますので

2009.11.29 02:25 URL | #- [ 編集 ]

ちなみに情報収集に熱心な人や楽観論を言う人は日本を支配しているのは何者なのか、そこからわかっていません(U草さん、なんとか学会、在日×××、陰謀などの類いではありません

その何者から独立しない限りは本質は変わりません
もっとも北朝鮮、中国怖い怖い詐欺で独立できないようにさせられているのですが

2009.11.29 02:37 URL | #- [ 編集 ]

あー、いいから決算を見といてください。一般会計と特別会計を連結しなくちゃダメですよ。
この30年、政府の財政危機は全くのデタラメだったことが誰でも分かります。

>楽観論

楽観論ではなく事実主義とか現実主義とか呼んで欲しいな。
少なくとも楽観論では有りません。
なぜなら、日本経済は実際には非常に強大であるにも関わらず、新自由主義者らによって国民はとても苦しんでいるからです。
これだけ日本を壊して平然としていられる新自由主義者の厚顔ぶりに、彼らの底なしの悪意を感じます。

我々の敵は新自由主義者です。
彼らを同じ人間と思ってはいけません。
あなたの心に忍び寄り、知らぬ間にあなたをブレインウォッシュして、あなたに間違った選択をさせ、この国を滅ぼそうとする爬虫人類、それが新自由主義者です。

>kojitakenさん
あのー、やたら禁止ワードを理由に書き込みを拒否されるんですが・・・

2009.11.29 13:14 URL | 田舎から #GCA3nAmE [ 編集 ]

「田舎から」さん、

当ブログの禁止ワードはずいぶん絞って少なくしたのですが、無記名氏の投稿に反論する時に、私自身禁止ワードに抵触することがあります(笑)。このことから、禁止ワードをご推測ください。他に、一部のブログ名を禁止ワードにしていますが、まさかそれに抵触されているとは思えませんので。

2009.11.29 13:24 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

>無記名氏に反論
それは別の人ではないですか
日本人は国連や発展途上国、アメリカのカモではありません
>新自由主義
>国民が苦しい
だから言っているのです
外国から少し距離を置けと
グローバル化だの国際社会だのを隠れ蓑にしてなんでもかんでも持ち込んでくる人がいます
それから、自公政権を甘やかしてきたのは国民じゃないですか
まあ、タレントだからとかなにかやってくれそうなんて理由で投票しているようでは

>反論するときに
>禁止ワード
言葉遣いがひどいだけです
自民党議員と変わりません

それから、地方の衰退を見てください
どうも、数字や資料だけ見て楽観論を話しているようです

2009.11.29 17:25 URL | #- [ 編集 ]

それから安易にグローバル化と言いますが、そういうものの背後には中国人研修生がいて、その人たちがひどい待遇のもとで長時間労働をさせられていること、国際競争にどうしても勝てない地方の現状を知るべきです

2009.11.29 17:30 URL | #- [ 編集 ]

携帯からアクセスされている無記名さんへ

誰に対する反論なのか、どの論点に対する反論なのか、さっぱりわからないので、もう少し読み手を意識して、理解できるように書いていただけませんか。それと、名前を名乗ってください。無記名を続けた場合、次回からコメントを削除しますので、ご承知おき願います。

2009.11.29 17:41 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

ここの管理者、見ている人全てに言っているのです

そのうえで、グローバル化や新自由主義が本来はどういうものか、各自で考えてもらいたいのです

ちなみにU草さんを信仰している人たちのような仲良し集団に落ちたらそれこそ最悪ですよ

ここはまともだと思っているから言っています

2009.11.29 17:51 URL | 無記名氏→フスキー #- [ 編集 ]

>外国から少し距離を置け

ん? 
わたしゃ外国との関係なんて話してましたっけか??

>それから、地方の衰退を見てください
どうも、数字や資料だけ見て楽観論を話しているようです

あれ??
まるで私自身の言葉のような???
数字や資料だけ見て楽観論って、名前無しさんは何か勘違いいるようですが…はて?

2009.11.29 17:54 URL | 田舎から #GCA3nAmE [ 編集 ]

名前無し改めフスキーさん
>グローバル化や新自由主義が本来はどういうものか、各自で考えてもらいたいのです

どうやら同じ問題意識をお持ちのようですね。
でも、何か勘違いされているようで、すれ違いが生じているようです。

2009.11.29 18:02 URL | 田舎から #GCA3nAmE [ 編集 ]

江戸時代を参考にして、食糧やエネルギーを自給出来るような社会(たとえばバイオマス)にしたうえで半鎖国状態にし、外国とは新潟や沖縄を出島にしてやりとりしていくというものです
多くの日本人には新自由主義もグローバル化も合わないのです

ちなみに愛国心は全くありませんし、君が代なんかはあんなジメジメとした曲のどこがいいのかさっぱり分かりません

もちろん、海外旅行は自由です

事業仕分けについては、なんでもかんでも「これ、赤字です、はい中止」なんてやり方は絶対に認めません

それをすれば、芸術はまだしも、公共交通、医療、教育、福祉、そして上に出したような食糧やエネルギー自給のための研究費用まで削られてしまいます

2009.11.29 19:04 URL | フスキー #- [ 編集 ]

ブログ主様質問答えていただきありがとうございました。
ブログ主様も国民新党の政策には賛成のみたいですね。
私もこの不況では藤井さんより亀井さんの考えの方がいいと思います。
ただモラトリアム法案とか見ていると、亀井さんはあんまり金融方面には強くなさそうですね。
亀井さんには国交大臣や経産大臣になってほしかった。

事業仕分けについては政権が代わったんだから、事業の方向性の見直しがあるのは当然だと思いますが。
やり方が稚拙すぎますね。
仕分け状況を公表することで透明性を高めているように見せてますが、仕分け人・仕分け対象事業の選別をどのように行ったかを公表しなければ、ただのサーカスにしかなりません。
後、時間も短すぎますね。
素人同然の仕分け人もいるのに、専門性の高い事業内容を1時間で見直すのは不可能です。
実際仕分けのネット放送を見ましたが、専門家でさえ満足な意見を言えてるように見えませんでした。
ちゃんとするなら来年度の予算に関しては諦めて、再来年度の予算見直しのために来年いっぱいじっくり時間をかけて事業内容を精査すべきでした。
政権交代によるこれまでの政権に対する見直しは絶対必要なことですが、それがこんなおざなりな形でされてしまうのは残念です。

後議論の流れに自分も乗っからせてもらいますが、今現在鎖国できる国なんて1国もないでしょうね。(北朝鮮すら中国の助けがないと崩壊してしまう)
食糧とエネルギーをこの島国ですべて賄うなんて夢の中でも不可能でしょうし、たぶん国内の資源をフルに使えば先進国で一番自給率が高そうなアメリカでも不可能でしょう。
ただ安易なグローバリズムや新自由主義は私も反対ですね。
1000万人移民とかキチガイとしか思えません。
下層労働者を全て移民に頼った結果の欧米を見ると、とても同じ轍を踏みたいとは思いません。
というかああ言った惨状を踏まえ、どうすれば日本に負担の少ない形で移民を行えるかという議論が出ないのが不思議なんですよね。
移民に対してもですが、イエスかノーしか出て来ないのは問題です。
外国人参政権ついても同じです。
「外国人の権利の尊重が最重要」か「日本が乗っ取られる」の二極端な意見しか聞きませんが、本来ならば如何に日本の負担にならずに優秀な外国人を誘致できる環境を整えるかを考えるべきなのにそれに関して追及している意見を国会で聞いたことがありません。
イエスかノーばかりで本質的な話が全然されてないのが、今の国会の問題な気がします。
国連やODAを止めるのも問題でしょうね。
国連は今でもいろいろな交渉の場になっていますし、ODAに関しても先進国は発展途上国の富を吸い上げて繁栄しているんですから、そこに利益の還元を止めるわけにはいかないでしょう。(ただ日本の外交は費用対効果が悪いようなので、外務省には頑張ってほしいところです)
しかし私もCO2排出権みたいな詐欺や鳩山の大規模な海外ばら撒きには反対ですが。

2009.11.30 02:23 URL | 午前 #buI3a3AE [ 編集 ]













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