きまぐれな日々

前回のエントリ「谷垣禎一・安倍晋三・城内実「民主党は社会主義」の大合唱」に関連するが、このところ、私がよく見に行くブログで、「小さな政府、大きな政府」、あるいはデフレスパイラルについて論じたブログのエントリが注目を集めているようだ。

ところが、それらについた「はてなブックマーク」を見ていると、驚くほど新自由主義的な考え方をする者が多い。これは、衆院選前にはさほど目立たなかった現象で、おそらく、「政権交代熱」の冷めた人たちがネットでの政治談議にあまりかかわらなくなり、根強く存在している小泉構造改革の支持者たちの意見が浮かび上がってきたのではないだろうか。下記URLのうちいくつかを眺めてみられるとわかると思う。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091023/1256302802
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091030/1256911673
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kechack/20091028/p1

上記リンク先の最後のものは、『Munchener Brucke』のエントリ「低賃金を前提にした産業は日本から出て行け 産業の空洞化など恐れるに足りぬ」についた「はてなブックマーク」だが、私もこのエントリをブクマしていて、「賛否両論あるエントリだろうけど、「『好況が好まれない国になってしまっているのである』という指摘は鋭い」とコメントをつけたところ、18個の「はてなスター」をいただいた。

「好況が好まれない国」とは、新自由主義国と言い換えても良い。デフレは、富裕層や大企業にとってこそ好都合だ。デフレとは、物価が持続的に下落していく経済現象のことであり、物価の下落は同時に貨幣価値の上昇も意味するからである。金を持っている人たちにとってはインフレよりデフレの方が都合が良いに決まっている。

また、デヴィッド・ハーヴェイは、新自由主義の「実践」を「富裕階級の権力回復のプロセス」ととらえ、新自由主義は、経済成長ではなく格差の拡大を真の目的としたプロジェクトであるとしている(2007年12月7日付当ブログエントリ「「痛みに耐えたカイカク」の先に現出した「階級社会」」参照)。この理解が正しいとすると、新自由主義者はデフレを好み、デフレスパイラルによって、格差は際限なく拡大していくことになる。「はてブ」を見ると、ブログ主を新自由主義者と誤解する人が多いのに驚くが、新自由主義は人件費削減を目指すものなのである。「最低賃金が時給1000円になったくらいで潰れるような企業はもう潰すべき」と書いた、shigeto2006さんの態度が、新自由主義に反対する者のあるべき姿だと思う。

Wikipediaは、右翼や新自由主義者によって編集されていることが多いのだが、デフレスパイラルに関しては下記のように記述されている。

経済全体で、供給過多、需要不足が起こって、物価が低下する。商品価格が低下すると、生産者の利益が減り、利益が減った分だけ従業員の賃金が低下する。また企業の利益が減ると雇用を保持する余力が低下するので失業者が増える。従業員と家族は減った賃金で生活をやりくりしようとするため、あまり商品を買えなくなる(購買力の低下)。その結果商品は売れなくなり、生産者は商品価格を引き下げなければならなくなる。

物価が下がっても、名目金利は0%以下に下がらず、実質金利が高止まりし、実質的な債務負担が増す。債務負担を減らすために借金返済を優先する企業個人が増え、設備投資や住宅投資が縮小される。投資の縮小は総需要の減少へつながり物価の低下をもたらす。

上記のような循環がとどまることなく進むことを「デフレスパイラル」と呼ぶ。政府による買い入れや物価統制など直接的な手段が有効であるが、現代の経済においては消費者物価の継続的な低下に対して金融緩和や量的規制緩和、為替介入などの金融政策で対処することが多い。所得税の累進性や社会保障はビルト・イン・スタビライザーの機能をもつため物価の安定に機能するとされている。

一方で80年代のレーガノミックス、サッチャリズムによる小さな政府政策以降、ワシントン・コンセンサスに見られる新自由主義や市場原理主義が先進主要国の政策に導入されており、ビルト・イン・スタビライザーの中心でもあった累進課税と失業者救済制度が「自由競争を損ない、経済活動を萎縮させる」と批判の対象とされて機能しなくなつつあり、2007年金融危機発生後の現在では世界規模でのデフレスパイラル発生が懸念されている。


Wikipediaにしてはまともな記述であるように思える。そして、現在、明らかな不況にあるにもかかわらず財政再建路線をとろうとしている鳩山内閣(特に藤井財務相)は、デフレ政策をとろうとしているとして批判されるべきだと私は思うが、そんな与党・民主党を谷垣禎一や安倍晋三や城内実は「社会主義」だと言って批判するのである(城内の主張は、本意としては民主党政府がデフレ政策をとろうとしていることを批判していると読解することが可能で、それなら正しいと思うが、城内は政治的配慮からか、わざわざ誤読を誘う文章にしてしまっている)。

10月14日、鳩山首相はマニフェストを実行するための赤字国債の増発に含みを持たせていたが、これがマスコミの批判を受けると、翌15日には一転して、

「マニフェストの実現よりも、やはり国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の意思としてそのようなことが伝えられたら、あるいはそういう方向もあると思う」


と語った(ロイターの記事参照)。

これは、マニフェストを実現できなくて国民生活が良くならなくても僕知らないよ、と言わんばかりの発言であり、全くいただけないのだが、高給取りの人たちが構成しているマスコミの報道に騙されて、緊縮財政を支持する国民も悪い。数年前、金子勝・慶応大教授が、緊縮財政を特徴の一つとする新自由主義政策は、デフレ時に行うものではなく、インフレ抑制策として実施されるのが普通であり、デフレ時にやることではないと言っていたそうだが、これが正論だと思う。ところが、小泉純一郎も竹中平蔵も鳩山由紀夫も藤井裕久も、そうは考えていないらしい。現実に、バブル期には税収が増えて財政赤字幅はずいぶん小さくなっていた。その頃にこそ財政再建の政策を行うべきではなかったかと思うが、自民党政府はそうはしなかった。

「勝ち組」なんかであろうはずのない大多数の国民が、みんなで「お国の借金」を心配してあげて、お金持ちや大企業に奉仕しようというのは、とんでもない倒錯である。それこそ、神野直彦・関西学院大学教授が言うように、「民主主義が機能していない」と思う。


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http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51303955.html
左翼の堕落
だそうですが
右翼の堕落(してるかわかりませんが)
も読んでみたい。

2009.11.02 13:53 URL | たろう #ehuBx04E [ 編集 ]

>たろうさん

まぁ要点をかいつまんで話せば、「甘え」だということを言いたいようですね

2009.11.03 02:24 URL | 匿名 #- [ 編集 ]

国債が海外に流出していない場合

政府の債務=国民の債権

日本はこのケースにあたる。

2009.11.03 08:46 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

>「勝ち組」なんかであろうはずのない大多数の国民が、みんなで「お国の借金」を心配してあげて、お金持ちや大企業に奉仕しようというのは、とんでもない倒錯である。

ようするに国民一人ひとりが各自自作の価値尺度の物差し(判断力)をもっていないということです。
だから主体性を持てないからマスコミ報道などに簡単に左右されてしまう。
では今まで国民にとっての価値尺度の物差しとはなんだったのか?
それを決めて共通の規格品の物差しとして国民に供給していたのが他ならぬ霞が関ということです。
ところが今その供給元が霞が関から他へ変わろうとしている。
本来は国民一人ひとりが各自でオリジナルな物差しを自分で作るのが当然の民主主義の社会でのあるべき姿なのですが、せっかくのチャンスなのにこのままではそうはならないかもしれない。
今は霞が関の信用が崩壊した状態で、これこそが新しい物差しですよと、各勢力が国民にアピール合戦をし始めている時期です。
ここで今までのように自分の頭で考える事を放棄してしまうと、お仕着せの物差しを押し付けられてしまう事になる。
では国民が各自で物差しを所有している本当の民主主義社会になるにはどうしたらよいのか?
それはよく言われる教育などでは勿論なく、広く情報の共有化をすることです。
出来れば報道機関により選別された規格品ではない、お茶で言えば選別される前の荒茶を手に入れることですね。
それを国民各自が持ち寄って精査して自分に有用なものと無用なものを振り分けていく。
そして得た情報から世の中の状況を把握していくわけです。
元の情報が手に入り辛ければ、既存の情報をすり合わせて有用な情報を探し出していくしかないでしょう。
そうして自分自身の価値尺度の物差しを作り出していく。
物差しのベースとしては年月を得ても残り続けた古典などを参考に使うのもいいでしょう。
そして何よりも自分自身にとって自分本位の物差しを作り出していくべきで、他人の為に奉仕するものなど笑止千万です。
心配する事はありませんよ、いくら突出したエゴの塊の様な物差しを作っても、そんなものは社会で通用しませんので最初から変に遠慮する必要はありません。
国民一人ひとりが物差しを作り出していけば、精査が自然と行われていくものですから。
で、とにかくたとえ最初は稚拙なものでも自分の物差しを持つ事が第一歩になるわけです。
与えられた物差しをありがたがって使用しているうちは搾取される豚同様だと思わなくてはいけませんね。

2009.11.03 09:57 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

民主党の子供手当についてのyahoo掲示板に以下のような書き込みがたくさんあったそうです。

────────────────
生活保護+母子加算+子供手当て、これがどれだけの額になると思ってるんですか。
働く気が無くなります。働いたら負けの国にしないでください。

働いても働いても貧乏という人にこそ、税金は使われるべきであり、仕事したくないから生活保護という人を、増やしてはいけません。
────────────────

つい最近も母子加算復活を喜ぶ家族の姿(母&こども3人)がテレビで放映されたら、「生活保護をたくさんもらってる上に母子加算なんてぜいたくでうらやましい限り」「そのくせ携帯に随分金使ってるし、肉も食べてる」「勝手にたくさん子供生んで計画性がない」などの書き込みが2ch掲示板にあふれたようです。

弱者が弱者の足を引っ張り、より不幸な人がいるのだから我慢せよと弱者自らが再分配政策を拒絶しようとしているようにすら思えます。言うならば、日本社会は今や、精神的にもデフレスパイラルに陥っているようなものです。

公務員を非難する人たちがよく言う「定時に帰れて、そこそこ仕事をやれば安定した給与がもらえる。民間だったら通用しない」にしたって、それなら民間の勤務条件を公務員並みに引き上げようと考えればいいと思うのですが、そうはならないんですね。

民主党政権を国民生活重視の政府にできるかは国民次第と思いますが、上に書いたようなことを考えると、大方の国民の意識は小泉政権の頃となんら変わらず、結果現政府を再び新自由主義寄りにしてしまうのではと懸念せざるをえません。

現在の世界や日本の経済を困らせているのは、お金が不足しているのではなくてお金が余っていることなのに。

2009.11.03 13:35 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

このエントリの最初に、池田信夫ブログにリンクを張ったコメントがついていますが、池田信夫が大人気を博しているようではどうしようもなさそうです。人々がそんな意識ではね。

ちなみに、裏ブログで池田信夫をdisったら、Twitterで嫌味言われました。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20091103/1257209554
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20091103/1257220589

2009.11.03 13:51 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

社会心理学者E・フロムは名著「自由からの逃走」の中でナチズムを熱狂的に支持した下層中流階級のパーソナリティに顕著な特質として「強者への愛・弱者への憎悪」を述べていますが、最近の日本にはまさにこの風潮が蔓延しているように思えてなりません。先のコメントで書いたように弱者への罵倒がネットの掲示板などにあふれる一方、かっての小泉元首相や現在の橋下知事が絶大な人気を得ていることなどそのものに思えます。
社会が反動的なムードに傾くとこういう傾向が強くなるようです。1920年代のアメリカで起きた「サッコとヴァンゼッティ事件」はイタリア系労働者でアナーキストでもあったサッコとヴァンゼッティが無実の罪で処刑された有名な冤罪事件ですが、当時、彼らの階級に近い層ほど二人への憎悪が強かったと言われます。

池田センセイはいろいろ著書を出してらっしゃいますが、出版元はPHP・日経BP・東洋経済など実利的だけど「知的な権威」って感じじゃないですね。岩波・筑摩などを「滅びゆくサヨク」と罵倒してらして「頼まれても書かない」と言いたげですが、どちらにしてもお呼びがかかりそうにないですものね。

2009.11.03 16:38 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

故青木雄二先生(「ナニワ金融道」のあの人)が、漫画家引退後に出した著書でこんな意味の格言を紹介されていました。原典はマルクスだそうです。

「支配的な思想とは、支配者に都合のいい思想である」
「何故なら、支配者は生産手段を握っているからである」
「資本主義においては、資本家は労働者の精神さえ支配する」

慧眼と言わざるを得ません。

2009.11.04 01:46 URL | 元大阪府民 #mQop/nM. [ 編集 ]

ぽむさん、

> 池田センセイはいろいろ著書を出してらっしゃいますが、出版元はPHP・日経BP・東洋経済など実利的だけど「知的な権威」って感じじゃないですね。岩波・筑摩などを「滅びゆくサヨク」と罵倒してらして「頼まれても書かない」と言いたげですが、どちらにしてもお呼びがかかりそうにないですものね。

まあ、岩波も佐藤優にコロッと騙されたりして全くいただけませんけど、ノビーとは「芸風が合わない」ってとこでしょうかね。

2009.11.04 22:06 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

インフレはよいことという議論が出ています。よくインフレターゲットなどの議論にみえるように適度なインフレはよいことという議論があります。確かにそれ自体はそうだと思いますが、問題はインフレが想定範囲内でのインフレで済むかということだと思います。私はそんなにうまく経済を持っていくことは難しいと思います。であるならば財政再建の問題は放置してよい問題であるとは思えません。

経済がこの状態ですから今すぐにとはいきませんが、最悪期である今現在は難しいとしてもなるべく早く財政再建に着手するべきです。IMFに言われるまでもなく財政の問題は危機的です。確かに藤井財務相が言うとおり経済なくして財務なしはそのとおりです。ですが財政自体の問題が経済に大打撃を与える事態もあると思います。

日本はこれだけの経済大国ですが小国のようにハイパーインフレのような大混乱も起こることはありえると思います。もちろん数年のうちに起こるようなことはありえませんが、長期的に見た場合それはありえると思います。財政再建は今のうちから手をつけなければならない問題だと思います。

財政再建は好況時にするべきだという議論があります。それはそのとおりです。ですが日本は今後所謂好況になるでしょうか。バブルのようなものはきません。ここ何年かの好況は戦後最長といわれました。ですが果たして財政再建を出来るような状態でしたでしょうか。少子高齢化と国際競争の中で必要とされる国費は大幅に伸びる一方、バブルや高度成長のような好況はもう来ません。逆に言えばそれほど経済がよくないときでも財政再建は行っていかなければならないということだと思います。

2009.11.05 12:34 URL | れんれん #- [ 編集 ]

>ここ何年かの好況は戦後最長といわれました。ですが果たして財政再建を出来るような状態でしたでしょうか。

それは東京のマスコミが勝手に言っていただけで、小泉時代の日本は一貫して経済は悪化していました。
つまり「戦後最長と言われたこの何年かの好況」自体が存在していません。駄法螺です。
小泉時代は緊縮・縮小財政を試みた結果、政府の累積債務は更に増大しました。だいたい倍になりましたよ。。
当たり前の話ですが、通貨は政府・中央銀行からやってきます。
政府が支出を抑えれば、それはそのまま民間の収入が減ることになります。翌年以降の税収が減るのです。
小さな政府は財政の悪化を加速するのです。

ただし、日本はまだ財政難に陥ってはいません。
毎年、一般会計約30兆円の歳入不足に対して特別会計で約40兆円以上の余剰金を出しています。
積み立てや繰り越しで誤摩化した分を除いた純余剰でも毎年2兆円以上の金を余しています。

広義の財政は黒字なのです。

800兆円を超える累積債務の大半は貸出しのためで、真の債務は300兆円ほどです。

日本の場合、財政危機は財政そのものが危機なのではなく、会計制度の歪さによって財政危機と見まがうような現象が起きているのです。
歳入不足だ財政なんだと言いながら、政府の金融資産は毎年兆単位で増加しているのです。

あなたが心配している財政の再建は、一般会計の縮小均衡では達成されません。
特別会計の洗い出しと一般会計への統合、不良債権が疑われる貸出し先の処理、ドル資産の現物化あるいは他通貨化、特別会計の株会計である基金に死蔵された資金の回収。
これが最優先します、
これだけで、心配される債務問題の相当数が消滅します。解決ではなく消滅です。本来財政難ではないのですから。

仮に財政難だとしても、債務のほとんど全てが国内にとどまっている日本の場合、様々な手段で処理することが可能です。

2009.11.05 22:19 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

Kojitakenさん
>まあ、岩波も佐藤優にコロッと騙されたりして全くいただけませんけど、ノビーとは「芸風が合わない」ってとこでしょうかね。

岩波や金曜日こそが、「左翼の堕落」でしょう。

本当は大根なのに、はったりと観客をけむにまく怪演で名優に見せちゃう佐藤優に「高尚な演劇ファン」が難なくだまされたってところでしょうか。
ノビーは、どう見てもチープなんで鼻から馬鹿にして相手にしないんでしょうね。
それを考えると、佐藤優のほうがたちの悪さでも役者が数段上で、彼に対するノビーの嫉妬も相当なようです。

「アカデミズムから認められない存在」というと、例えば印象派あたりの先駆的な画家たちなどが思い浮かび、むしろ良いイメージがあるのですが、ノビーの場合はそれとは全然ベクトルが違いますね。

2009.11.06 02:09 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

デフレ誘導を支持しているのではなく、ただ積極財政が怖くてブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるのだと思います。

デフレが大企業や金持ちに優位というのはその通りなのですが、どうもそういう理解はされていないですよね。

価格破壊は庶民の味方といった喧伝は昔からマスコミを通じて為され、インフレこそ庶民を虐めるものだと思われてる。

それから「低賃金を前提にした産業は日本から出て行け」という私の主張は中小企業には酷な意見なのは確かです。
中小企業=弱者という認識を普通の人はなさいますから、私が弱者に厳しい主張をしているというイメージが出るのでしょう。

2009.11.06 15:59 URL | kechack #1/Y8RI0s [ 編集 ]

上のkechackさんのブクマでも、どなかたかがおっしゃってるように、賃上げを要求するとかならず「雇用の流出」という返事がかえってくるんですよね。ほとんど脊髄反射みたいですが…。そういった「私」の利益しか念頭にない企業の社会的意義はどうなるのでしょうか?
それと、たしか小泉時代に隆盛を極めた「リストラ」という名の労働者イジメの大義名分は『コスト高の日本企業の体質を改善し、もっとスリムで筋肉質な体質に変化させる」ではなかったのでしょうか?それとも、「リストラ」なるものの成果は米国発の不況やはたまた労働者側の賃上げ要求で消し飛ぶほどもろいものだったのでしょうか???

2009.11.06 20:05 URL | mash_plus #064L0iMs [ 編集 ]


リストラはいつの間にか従業員の解雇を意味するように変わってしまいました。
雇用を脅かすことは国民の所得を低下させ、国内需要の脚をひっぱり、企業の生産を抑制します。
リストラでその会社は一時的に生き残るかもしれませんが、それは癌患者が治療を放棄して痛み止めを飲んでいるのと同じて、結局、その会社も含めて国民経済の死期を早めます。

リストラで解雇を推奨したコンサルタントをリストアップしてみたいですね。
本当にただのコンサルタント会社でしょうかね?
出資母体や役員の顔ぶれを調べると、それはそれは面白いものが見えてくるでしょう。

一部に労働価値説はマルクス主義のアイデアだと誤解している人がいますけど、みなさんご存知のように、本当はアダム・スミスの古典派経済学が言い出したことです。
アダム・スミスが言っているように、自由主義経済は労働者の賃金上昇を歓迎します。
今こそ新自由主義を蹴っ飛ばして、アダム・スミスに帰りましょう。

2009.11.10 11:15 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

うちの家族にも決して裕福ではないのに、派遣社員や大学生の就職難を自己責任、BIやEITCなどの政策を金持ちいじめ、悪平等、社会主義(社会主義は誰も働かなくなって経済が破綻する)とののしっています。うつ病を患っている自分に対して努力が足りない、根性が足りない、根性出して運動すればうちなんて簡単に直ると豪語しています。
(家族に養ってもらっている手前、反論できません。それこそ出て行けといわれてしまうので・・・)

でも、本当にそうなんだろうか?なぜ困ってる人に援助するのが悪なのか良く分かりません。

ただ、民主党が税制の方向性として法人税減税を成長戦略として掲げていますが、何か違うのではないか?成長で外需をさらに強くするより内需を安定的に拡大するほうが先じゃないのかという疑問もあります。また、菅内閣の中から「弱者を救済するのは間違い」と言ってる人がいたり、消費税増税を口走ったりしているのがが気になります。
某民主党議員との語る会で貧困問題について何度か追及させていただきましたが、なしのつぶての有様ですし、消費税増税に関しても金持ちに増税しても300億くらいしか集まらないが、消費税増税で広く薄く掛ければ1兆2兆簡単に税収が増えると言い出す始末。今現在仕事を探しつつも絶望的な気分にいます。

2010.11.14 11:15 URL | 炬燵熊猫 #6sKKLMP2 [ 編集 ]













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デフレからの脱却には、内部留保還元→下請け企業への単価引き上げ→労働者への賃上げしか無いと思います
 政府が「デフレ」宣言 11月の月例経済報告、3年5カ月ぶり 2009.11.2

2009.11.24 17:56 | いくの ともうみ