きまぐれな日々

NY株式市場の平均株価が1万ドルを割った。また虚のマネーが実体経済に影響を与えて世界中の生身の人間を痛めつける時代が始まるのかと、暗い気持ちになる。今日の日経平均も1万円を割り込むのではないか。

ヨーロッパはアメリカ以上に混乱しているように見える。先月30日にアイルランドが全額の預金保護に踏み切ると、ドイツのメルケル首相はそれに不満の意を表明したが、そのドイツ政府も個人預金を保護する方針を表明することになった。ドイツの不動産金融大手ハイポ・エステートが、アイルランドにある事業部門で起こった資金繰り難によって経営難に陥ったのが主な要因の一つだという。

ユーロは、今年7月には対円で170円目前まで値を上げていたが、一転140円を切るユーロ安となった。EUは共同体なので、経済政策で協調して素早く対策を打つことが容易でなく、それがユーロ離れを招いているのだそうだ。実体経済は、アメリカよりヨーロッパの方がもっと悪いようである。

朝日新聞に榊原英資のインタビューが出ているが、榊原氏は戦後最大の金融危機だと見ており、しかもまだ2合目くらいだという。今後全世界で金融収縮(貸し渋り)が起き、実体経済に影響を与えて、先進国の同時不況に展開するとのことだ。

榊原氏は、「仮に米国が日本に対して公的資金による不良資産の買い取りへの協調を求めてきても、断固応じるべきではない」と言っているが、現在の日本政府だったら簡単に応じてしまうのではないかと思える。この記事を読んでいて、日本で総選挙をやって政権交代が起きると、榊原氏は民間から入閣すると予想されていることを思い出した。

早く榊原氏が入閣する新政権ができてもらいたいものだと思うが、解散のタイミングを逸しつつある麻生太郎首相は、今後どうするつもりなのだろうか。

J-CASTによると、昨日(10月6日)のテレビのワイドショーは、東国原英夫の衆院選出馬をめぐる話題で持ち切りで、テリー伊藤が「ものすごく不愉快」と言い、勝谷誠彦は激高し、拳で机を叩いたという。そういえば、勝谷誠彦という男は、テレビ朝日の「やじうまプラス」を追われたあとは、私が見る習慣のある番組ではほとんど見かけなくなったが、まだまだ頑張っているらしい。彼が「さるさる日記」に毎朝駄文をを書いていた頃、「ノーブレス・オブリージュ」がどうのこうのと書いていたのを見て呆れたことがある。

結局東国原は、宮崎県民や世論の大反対にひるんだか、衆院選には出馬しないことになってほっと一息といったところだが、新聞の紙面から伝わってくる金融危機に対する世界各国首脳の緊張感と、東国原の擁立騒ぎから感じる自民党の緊張感の欠如の落差はあまりに大きく、日本の政治に対する絶望感は深まるばかりだ。

先月は福田首相辞任、自民党総裁選のバカ騒ぎとその宣伝に努めたNHKなどのテレビ、コイズミ引退表明と、ブログで取り上げる題材に事欠かなかったし、ブログへのアクセス数も急増したのだが、そういう状態で平日はほぼ毎日記事をアップしてきたので、正直言ってかなり疲れがたまっている。緊張感のない自民党には何を言っても無駄なようだから、ちょっと公開のペースを落とそうかとも思っているのだが、そんなことを書いた途端、政治家たちがまたわけのわからないドタバタ劇を起こすかもしれないと思う今日この頃である。


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