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きまぐれな日々

早いもので、今日で6月も終わりだ。今年も、半分が過ぎ去ろうとしている。そこで、今日は今年、2008年の上半期を回顧したい。

当ブログは政治ブログとして3年目を迎えたが、過去2年と違って今年はフラストレーションがたまる年だ。

昨年夏までは、安倍晋三にターゲットを絞って、政治思想的には国家主義、経済思想的には新自由主義をとる安倍政権への批判を続けてきた。安倍内閣の支持率は急低下し、昨年7月の参院選での自民党惨敗や昨年9月の安倍首相退陣をピークに、当ブログへのアクセス数も一本調子で増え続けた。一昨年4月のブログ開始以来、参院選のあった昨年7月までは、月間アクセス数で前月を下回ったことは2回しかなかった。

だが、安倍の退陣を境にアクセス数は落ちた。現在では、最盛時の3分の2程度のアクセス数になっている。今年前半の累計アクセス数は、昨日(6月29日)までで536,602件(FC2カウンタ計数のトータルアクセス数)だが、これは、昨年7月のアクセス数(135,546件)を6倍した数字の66%に当たる。私が参加しているSNSの仲間にたずねてみたところ、安倍退陣のあと政治ブログはあまり読まなくなったとの返事が返ってきた。

昨年まで安倍晋三を批判していたブログの中には、安倍退陣と同時に「水に落ちた犬は叩きたくない」などと言って、安倍の批判を止めてしまったところもある。あるいは、福田政権が発足すると、「なんだ、福田なんて安倍以下じゃん」と書いたブログもあった。当該ブログは、安倍が一昨年の総裁選を争っていた頃から安倍を批判していたにもかかわらずである(もっとも、あの総裁選では、福田康夫は早々と下りてしまったのだったが)。

私はそれを見て、この人たちは一体何を考えて「AbEndキャンペーン」に賛同していたのかと訝った。ただ単に政府批判をしてアクセス数を稼ぎたかったからではないのかとさえ思う。現在では、福田政権を倒すために、安倍に近い「右」側とも手を組もう、という人もいるが、私には賛成できない。

今年前半の当ブログのアクセスを押し上げたトピックとしては、年初の「水からの伝言」騒動と、4月から5月初めにかけての映画『靖国』への政治家の圧力問題、それに4月27日に投開票が行われて民主党の平岡秀夫氏が圧勝した衆院山口2区の補選などがあった。

このうち、「水からの伝言」騒動は、政治ブログの世界の未成熟さを露呈した。当ブログのアクセス数からいうと、1月に参戦した時にはアクセス数が増えたが、いったん騒ぎが沈静したあと4月以降に騒動が再燃してからは、この件を取り上げるとアクセス数はむしろ減る傾向がある。騒動は現在も続いているが、その大部分は実りをもたらすものではない。だが、この種の騒動は一度は経験しなければならなかったことだと思う。

私個人としては、この騒動のポイントを、以下のように考えている。すなわち、狭く閉鎖的な「政治ブロガー」の集団に対して、外部からの批判を許さない妙な同調圧力がいったんはかかったが、それはその外側から見たら、「何やってるんだ」としか思われず、同調圧力による言論封殺は成功しなかった。その結果、一部のコミュニティは分裂するなどしたが、それはお互い譲れないものがあるからそうなったのであって、「議論はすべきではない」とか「批判はすべきではない」などというヘンテコな方向に結論づけをするのは、的外れもいいところだ。右顧左眄してブログの言論の方向を決めるのは、同調圧力を強めて異分子を排除する全体主義的やり方だと知るべきだ。

4月の映画『靖国』をめぐる政治家の圧力問題では、機を見るに敏な田原総一朗が声高に稲田朋美を批判した(4月6日放送テレビ朝日「サンデープロジェクト」)。当ブログの主張は、世論に沿ったものとなったし、納得できる推移となった。私は、実際にこの映画を見て、映画評もブログで公開したが、騒動がなければ映画を見に行くこともなかっただろう。稲田朋美は、期せずして映画の宣伝をしてくれたようなものだった。

衆院山口2区補選では平岡秀夫が圧勝したが、当ブログは対立候補の山本繁太郎を批判する記事でアクセスを稼いだ。

だが、当ブログは平岡当選、山本落選に寄与したなどというつもりは全くない。影響力など皆無に等しい。両者の明暗を分けたのは、後期高齢者医療制度だ。コイズミカイカクの遺産であるこの制度が、山本繁太郎の首を絞めた。

今年前半の政治状況で一番イライラしたのは、「国民の生活が第一」をスローガンに昨年の参院選に圧勝した民主党が、なかなか国会での論戦で年金や社会保障に焦点を当てなかったことだ。暫定税率が中心だったが、そのことに対する民主党への違和感は再三表明した。

しかし、昨日(6月29日)のNHKテレビ「日曜討論」に出ていた額賀福志郎財務大臣は、消費税の引き上げと所得税および法人税の引き下げを主張していた。
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062901000217.html

一方、同じ番組に出演していた神野直彦教授は、社会保障の財源を消費税のみに限定するかのような政府自民党の主張を批判し、税制全体の見直しを求めていた。神野教授は民主党や社民党に影響力を持っている人だ。テレビを見ていて、やはり、自公政権よりは民主・社民・国民新の3党を軸とした政権に交代したほうが良いと思った。

このところの原油高は、ここ何十年か経験していなかった物価上昇を引き起こしている。一方、国民生活の窮乏化はどんどん進む。石油ショックが引き金になった73?74年の「狂乱物価」の時には賃金も上がったが、今回は賃金も上がらない。スタグフレーション(不況下の物価高)は、今でもぎりぎりの生活をしている人たちを直撃する。このまま新自由主義政策が続けば、日本社会全体がクラッシュしてしまう。もはや、悠長なことを言っていられない段階にきていると思うのだ。

年の後半にも明るい展望は持てず、混迷はますます深まりそうだ。


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