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きまぐれな日々

今週は毎日ブログを更新していたし(いつもの早朝ではなく、深夜の公開が多かったが)、ちょっとブログ疲れもあるので、アメリカによる北朝鮮のテロ支援国家指定解除に関するおすすめのブログ記事を2つ紹介する。いずれも内容が詳しいし、納得できる記事なので、わざわざ当ブログが内容のない記事を書くよりは、それらを紹介したほうが良いと思った。

まず、『日本がアブナイ!』の6月27日付記事「テロ指定解除は、日本が米国離れをして自立した国家になるビッグ・チャンスかも!」(下記URL)。
http://mewrun7.exblog.jp/8203860/

管理人のmewさんは、必ずしも護憲派ではないとのことだが、その外交・安全保障についての考え方は典型的な「ハト派」だ。最近は、反貧困でリベラルと民族主義系右派が提携しようとする動きが盛んだが、これは、格差が拡大し、生活に苦しむ人の心に、排外主義を声高に叫ぶ民族主義系右派の訴えが浸透しつつあることのあらわれではないかと私は懸念している。政治思想面では国家主義、経済政策面では新自由主義をとった安倍政権の時代には、反新自由主義でリベラル・左派と民族主義系右派が提携する意味合いもあったが、比較的ハト派的な外交・安全保障政策の方向性を持つ福田政権に変わった現在、リベラル・左派が国家主義的な外交・安全保障政策を唱える民族主義系右派と提携する意味合いは失われていると当ブログは考えている。そんなブログ管理人にとって、外交・安全保障政策に関する『日本がアブナイ!』の主張には、共鳴するところが多い。

今回の同ブログの記事から一部を引用する。

 何だかウヨ保守系の政治家や識者、国民の中には、福田首相に批判の矛先を向けようとするような雰囲気もあるのだけど。
 それは、チョット違うのではないかという感じがする。(・・)

 じゃあ、安倍氏が首相なら、このテロ指定の解除を止めることができたのだろうか?
 おそらく、その答えは「NO」だろう。
 
<そんなに言うなら、安倍氏や麻生氏など、それなりの地位にあった超保守派の議員は、すぐにでも米国に飛んで、ブッシュか政府高官に直接会って、解除するなと迫ってみればよかったのに。(+_+)>

 そもそも、私は、以前から、何故、安倍氏ら拉致議連の人たちの多くが、米国の北朝鮮に対するテロ支援国家の指定と、日本人の拉致問題をリンクさせることができると考えているのか、すご?く不思議に思う&理解しかねる部分があった。(-"-)

(『日本がアブナイ!』 2008年6月27日付記事 「テロ指定解除は、日本が米国離れをして自立した国家になるビッグ・チャンスかも!」より)


まっとう至極な主張で、当ブログも、こんな当たり前のことがなぜ国民の共通認識にならないのか、経済紙である日経新聞が、なぜ産経新聞以上に過激にアメリカを批判するのか、朝日新聞までもが、なぜ社説から天声人語に至るまで保守派メディアと同様の方向性をとるのか、さっぱりわからない。

2つめのおすすめ記事は、『「猫の教室」 平和のために小さな声を集めよう』の6月28日付記事 「北朝鮮核申告は、評価すべき前進だと思うのだが。」 (下記URL)。
http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/101689259.html

眠り猫さんの政治的スタンスは、私とかなり近いが、小沢一郎に懐疑的な私に対して、もう少し小沢氏に容認的だ。だが、ともすれば政治思想的にも経済政策的にも「右」に傾きがちな民主党の方向を、少しでも脱保守のリベラル側に持っていくよう国民が働きかけるべきだという認識で一致している。それは、国会における議席数からいっても止むを得ないことだ。日本が焦土になってから、いくら「私たちは正しい主張をしていたのに」と言っても何の意味もない。

こちらからは、記事から拉致問題に触れた部分を引用する。

 拉致問題については、私は以前から、日本は北朝鮮ときちんと対話の場を設け、アメリカの背後からものを言うのではなく、独自外交で北朝鮮と交渉し、できれば日朝の窓口を開き、日本人が現地入りして拉致問題の調査にあたれるように、国交正常化に向けて交渉すべきと考えている。
 ただひたすら制裁だとか、非難を続けていても、何も出てこないのは、これまでの北朝鮮の対応からわかりきっていることだ。また、日本独自の外交を行えないあたり、日本の外交力のなさを如実に示している。

 この背景には、北朝鮮を敵視し続けることによって、弾道ミサイル防衛構想など、軍拡を進める口実にしたい、軍需利権を漁る安倍らの政治業者の思惑が絡んでいるのであろう。旧ソ連時代の北方領土問題と同様、問題の存在を言いたて、相手国に罵声を浴びせるだけで、実際の具体的解決行動を全くとらず、その問題を口実に軍拡を続けてきたのが日本の自民党政府である。

 はっきり言えば、拉致被害者の家族の方々は、威勢の良いことを言う与党政治家にだまされているのであって、自民党には、拉致問題解決の意図は無いのである。与党に必要なのは、軍拡の理由として使える仮想敵国にすぎない。

(『「猫の教室」 平和のために小さな声を集めよう』 2008年6月28日付記事 「北朝鮮核申告は、評価すべき前進だと思うのだが。」より)


要は、安倍晋三の極右的・反動的政策のほうが間違っていたのだ。6年前、コイズミ内閣の官房副長官だった安倍は、対北朝鮮強硬論を唱えて「コクミンテキニンキ」を獲得した一方、官房長官として拉致被害者家族に応対した福田康夫は、「冷酷な応対ぶり」を非難されて人気を落とした。このいきさつからなのか、安倍晋三と福田康夫はソリが合わない。

当時、人気急上昇で図に乗った安倍は、菅直人や土井たか子を「間抜け」呼ばわりし、とてもむかついたのを覚えている。あの当時は、安倍を批判することがはばかられるような、とてもいやな空気があった。しかし、ここにきて『世界』7月号に掲載された衛藤征士郎や平沢勝栄、それに安倍と口喧嘩した山崎拓などの発言を知るにつれ、自民党の政治家の意見も変わってきていることを感じる。相変わらず、ヒステリックに対北強硬論を唱え続けているのは安倍や平沼赳夫など、ごく一部の極右政治家たちだけだ。

田原総一朗も、『世界』7月号に、「水面下の交渉は始まっている」という文章を寄稿している。

田原は、横田めぐみさんの遺骨とされる骨について、北朝鮮は本物、日本は偽物だと主張しているが、英国の科学雑誌『Nature』のインタビューで、鑑定した当事者が結果は確定的でないと答えたことを紹介している。

この件は、一昨年の7月に、『カナダde日本語』 の記事 「安倍は総裁選のためにめぐみさんや北朝鮮まで利用している」 で知った(下記URL)。
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-185.html

この記事を読んだ私は管理人の美爾依さんに頼んで、『Nature』の記事のpdfファイルを送ってもらった。2年前の懐かしい思い出だ。

田原総一朗は書く。

 あえて記す。宋日昊(筆者注:日朝国交正常化交渉担当大使)の説明には不自然だと感じられるところはない。どちらかといえば、北朝鮮側が "死亡した" と発表した八人を "生きている" と主張している日本側の方に無理があるのではないか。それに、日本側が調査を依頼していない人々の中には生存者がいる、と、これは交渉に当たった外務省の当事者から直接聞いた。

 私は、いつまでも頑迷にフィクションの部分にこだわって圧力一辺倒を続けるのではなく、現実的な交渉をすすめるべきだと思うが、最近得た情報では、どうやら日朝間の非公式の交渉ははじまっているようである。

(『世界』 2008年7月号掲載 田原総一朗「水面下の交渉は始まっている」より)


安倍晋三の欺瞞が誰の目にも明らかになる日は、もう遠くない。


[追記] (2008.6.29)

『世界』7月号発売後の6月11、12両日に北京で日朝外務省による非公式実務者協議が行われたが、田原総一朗は、6月29日放送のテレビ朝日「サンデープロジェクト」で、水面下では昨年末から交渉が行われていたと発言した。

同番組において田原と高村外相が対談したが、アメリカによる北朝鮮のテロ国家指定が解除される8月11日までに拉致問題の交渉が進展することは間違いなさそうだ。

なお、横田めぐみさんの遺骨とされる骨のDNA鑑定の件については、田原は番組では発言しなかった。


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