きまぐれな日々

今日で4月は終わり。5月2日までは連休谷間の平日で、どことなくあわただしいが、揮発油税の暫定税率を復活させる税制改正法案は今日午後の衆院本会議で可決され、ガソリンは明日から再値上げとなる。どんな政策であっても、「値上げ」につながるものは政権の人気を落とすから、それでなくても急落している福田内閣の支持率はさらに低下するだろう。

今月は、月別アクセス数が今年最多を記録し、ブログ開設以来の通算でも、昨年7月、9月、6月に次いで4番目で、月間10万件を7か月ぶりに超えた。

アクセス数を押し上げたのは検索エンジン経由のアクセスで、その中でも、検索語 「稲田朋美」 および 「山本繁太郎」 によるアクセスは、合わせて検索エンジン経由アクセスの2割近くを占めた。「稲田朋美」はGoogle、「山本繁太郎」はYahoo!検索で当ブログを来訪された人が多かった。

さらに、「光市母子殺害事件」 を取り上げた記事もアクセスが多く、広島高裁が被告の元少年に死刑判決を下した翌日の4月23日には、今年最多のアクセスを記録した。この件に関しては、判決の是非をめぐって激しい議論が続いている。

1月に多くのアクセスを記録した 「水からの伝言」 騒動が再燃し、当ブログも4月19日付エントリで取り上げたが、騒動の再燃は今回は比較的短期で収束した。ただ、この件にかかわったブログの閉鎖が相次ぐことになった。私なら、ブログを休止したり、場合によっては「メモ代わりの裏ブログ」と称している 「kojitakenの日記」 を非公開にすることはあっても、当ブログを閉鎖したりはしないと思う。「稲田朋美」や「山本繁太郎」の例に見られるように、2年間ブログを続けてきて、特定の検索語にかかわった事柄が起きたらアクセスが増え、記事を読んでいただけるようになったのだから、ブログを閉じてしまったのでは元も子もないからだ。とはいえ、ブログを閉じるも休止するのもシャカリキに続けるのも管理人の自由。当ブログ管理人も、今月はかなり「ブログ疲れ」が生じてしまったので、連休には休ませていただくし、その後もしばらくは今月ほどの頻度ではブログの更新はできないかもしれない。読者を意識して書くブログの運営はそれなりにたいへんだが、われと思わん方々の積極的な参入を期待したいところだ。

4月の終わりを飾ったニュースは、衆院山口2区の補選だった。選挙区には、母子殺害事件があった光市も含まれ、自民党は、前首相安倍晋三が、光市母子殺害事件の被害者親族の方までも山本繁太郎の応援に駆り出して必死だったが、結果は惨敗。地元では、「安倍の人気と集票力は地に落ちた」、「地元でも用済みとなった」などと言われているそうだ。安倍は復権のことを考えるよりも、次の総選挙では自分の選挙区のことを心配したほうがよさそうだ(笑)。

その他にも、チベット騒乱と北京五輪聖火リレーについても議論が百出した。本当に話題の多い4月だったが、今日で終わり。明日から5月だが、今年の初夏はいつになく波乱含みになりそうだ。


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昨日(4月28日)のテレビ朝日「TVタックル」で、チベット騒動や北京五輪などについての議論がされていた。

自民党議員や民主党タカ派の長島昭久、それに評論家の金美齢らが中国批判一辺倒の論陣を張ることは十分予想できたが、驚いたのは大谷昭宏が彼らと一緒になって中国批判の大合唱に加わっていたことだ。

これに対し、張景子という名の元「北京放送キャスター」だという中国人女性が中国批判の矢面に立って、中国共産党を弁護する論陣を張っていた。私は普段は「TVタックル」などの平日の政治バラエティ番組はあまり見ないので知らなかったのだが、この種の番組によく出てくるらしい。本人はどういうつもりかわからないが、テレビ局は明らかに張氏を視聴者が怒りをぶつけるターゲットに設定している。昨日の「TVタックル」はそれがよくわかる露骨な番組作りだった。

中国政府の人権抑圧は、その張景子でさえ認めている。だが、私が面白いと思ったのは張景子と金美齢の言い争いにおいて、満州民族(女真族)出身の張が、中国共産党政府は旧満州地方の教育で女真語(という表記が妥当かは知らないが)を認めている、と言うのに対し、台湾の本省人(第2次大戦終戦時以前から台湾に住んでいた人)である金美齢が、外省人(終戦後に中国本土から渡ってきた人)である蒋介石が教育の場で台湾語を禁じ、中国語(北京語)を強制したことを非難しながら、そのアナロジーでチベット人を抑圧する中国政府を批判していたことだ。

もちろん、中国政府の女真族、台湾人、チベット人に対する抑圧の程度はそれぞれ異なり、女真族より台湾人、台湾人よりチベット人に対して苛烈であることはいうまでもない。だから、張景子の主張によってチベット騒乱に対する中国政府の行動を正当化することはできない。それはそうだ。だが、見ていてどうしてもフラストレーションがたまっていった。そして、私の気持ちを代弁してくれたのが森永卓郎だった。

森永は、「民主党から自民党まで右翼席(彼らや大谷昭宏の席は視聴者から見て右側にあった)が騒いでいるが、なぜアメリカがイラクでやったことや市場原理主義を世界に押し付けたことなどには何も言わずに中国ばかり批判するのか」と言い、自民・民主の議員や大谷昭宏らからブーイングを浴びた。だが、私も26日のエントリでも書いたように、中国で五輪をやるなと言うのなら、イラクやアフガンその他で悪逆非道の行ないをしてきた世界最大のテロ国家・アメリカで五輪を行うことを真っ先に否定しなければならないはずだと思う。アメリカを批判できない人間が中国にだけイチャモンをつけるなんてちゃんちゃらおかしい。当ブログはこのようにアメリカを批判しているからこそ、3月18日付エントリに書いたような中国批判を行う資格があると考えている。

先に書いた金美齢の発言で思い出したのだが、70年代には日本の右翼は蒋介石を熱烈に支持していたし、金大中事件を起こした韓国の朴正熙も支持していた。その蒋介石は、金も言っていたように、教育の場で台湾語の使用を禁じる人権抑圧の独裁政治を敷いたのである。朴正熙は、日本にいた金大中を、KCIAに拉致させ、田中角栄と密約を交わしてこの件を政治決着させた。右翼は、今に至るもこれらの人権抑圧を行った蒋介石や朴正熙を支持したことについて、何の総括も行っていない。そして、アメリカが起こしたイラク戦争も不問に付している。そんな右翼がチベット問題の人権問題で中国政府を批判するなど笑止千万。へそが茶を沸かすよ。

「TVタックル」のあとのニュース番組を見ていると、古賀誠が「山口2区の選挙結果は民意の反映ではない」という意味不明のたわごとを発したかと思うと、その補選で敗れたノーパンしゃぶしゃぶの顧客にして耐震偽装問題の真の責任者である山本繁太郎が、「補選で後期高齢者医療問題が争点になるとは思わなかった」と言っていた。これにはさすがの私も仰天した。

これを見て確信した。もはや、自民党に政権担当能力はない。このまま自公政権を継続させることは国民の利益を損ねる。一刻も早い政権交代が必要だ。


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衆議院山口2区補選は、民主党・平岡秀夫の圧勝だった。

各紙の記事は、いずれも後期高齢者医療制度の影響が大きかったと書いているが、例によって社説を読み比べてみると、朝日新聞"自民敗北―「再可決」への冷たい風" というタイトルで、ガソリンの暫定税率の影響ばかり書いていて、後期高齢者医療制度の話は刺身のツマみたいな扱いだ。一方、読売新聞"お年寄りの不安が響いた" というタイトルで、本文でも、
 敗因の一つに、後期高齢者医療制度をめぐる政府・与党の対応のまずさが挙げられる。不安を抱える高齢者に対し、十分な準備や説明を怠り、混乱を招いた。

 山口2区は、全国でも有権者に占める高齢者の割合が高い。読売新聞の出口調査で、有権者が最も重視すると答えた政策は「年金・医療」だった。自民党支持者の中でも、年金・医療がトップで、景気、道路財源、格差問題などを大きく上回った。

 ちょうど補選告示日の15日から始まった年金からの保険料天引きは、年金記録漏れ問題に続いて、お年寄りの不評を買った。逆風にあわてた与党は、選挙戦終盤になってようやく制度の利点などを訴えたが、泥縄式の対応では理解は得られまい。
と書いている。

これは、読売新聞がガソリンの暫定税率復活の再議決に積極的に賛成する一方、朝日新聞は社説のタイトルが端的に示すように懐疑的という社論の違いを反映したご都合主義と言えなくもないが、こと選挙の勝因・敗因の分析に関する限り、的を射ているのは読売新聞のほうだろう。

いや、朝日新聞だって、1面の見出しでは「高齢医療追い風」(大阪本社14版▲)と書き、社会面では65歳以上の有権者の声を取り上げ、後期高齢者医療制度への不信の声を報じている。

「4・15ショック」の直前には、自民党候補の山本繁太郎が優位に立ったとの見方もあった。選挙への影響がもっとも大きかったのは、間違いなく後期高齢者医療制度だった。

マスコミは、福田首相の求心力低下は必至などと書くが、後期高齢者医療制度はコイズミ内閣時代に自公が強行採決して成立させた制度で、コイズミ?竹中が推進した「構造カイカク」という名の新自由主義政策の最たるものだ。その元凶である小泉純一郎や竹中平蔵を追及する声を高めていかなければならない。「福田政権がカイカクを後退させたから支持率が下がった」などというデマはもう通用しない。敵の本丸は新自由主義そのものだ。

敗れた自民党候補・山本繁太郎は「タマが悪かった」ともいえる。ノーパンしゃぶしゃぶの話は、本エントリのタイトルにもしたが、武士の情けでこれ以上は書かないでおこう(笑)。ただ、耐震強度偽装事件でイーホームズ・藤田東吾社長に真の責任者として告発された人物であることは忘れてはならない。いずれ行われる解散・総選挙でまた立候補してくることが予想されるから、その時にはまた徹底的にこの男を叩きたいと思う。

衆院山口2区補選

 開票終了 
 有権者 308,017人  投票率 69.00% 

 平岡 秀夫   民前  116,348 (55.2%)
 山本繁太郎  自新    94,404 (44.8%)

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今日(27日)投開票が行われた衆議院山口2区補欠選挙は、事前のマスコミの予想通り、平岡秀夫(民主)が当選し、山本繁太郎(自民)は落選する見通しになった。NHKのサイトで、平岡氏の当確が報じられた。開票開始と同時の当確で、出口調査で圧倒的な差があったものと思われる。

平岡氏は比例区選出の衆議院議員だったが、あえて辞職して今回の補選に挑戦。絶対に負けられない選挙だったが、告示日(15日)の時点では山本氏の追い上げが急で、形勢が逆転したとの観測もあった。

だが、15日に施行された後期高齢者医療制度に対する国民の不満が爆発し、それが予想外の大差での平岡氏当選、山本氏落選につながった。

敗れた山本繁太郎は、ノーパンしゃぶしゃぶの顧客名簿に名前が掲載されており、しかも2005年に発覚して社会問題になった耐震偽装問題に関して、イーホームズ・藤田東吾社長から告発された人物だ(当ブログ2008年3月12日付エントリ参照)。いわば負けるべくして負けたようなものだが、後期高齢者医療制度の施行がなければこんな男が国会議員になっていたかもしれないと思うとぞっとする。

今回の補選結果によって、福田康夫内閣はますます窮地に追い込まれるとともに、同じ山口県に選挙区を持つ前首相・安倍晋三も多大なダメージを受けることになった。いよいよ、政界再編の動きが顕在化してくるだろう。


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長野での聖火リレーが終わった。

朝日新聞は、「騒然長野聖火リレー 投げ込み・乱入など6人逮捕」と伝えている(下記URL)。
http://www.asahi.com/national/update/0426/TKY200804260001.html

私はこの聖火リレーのニュースについて、映像を全然見ていないので、このリレーがどのように評価されているのかよくわからない。だが、今回の北京五輪をめぐる世論には、釈然としないものが残る。

思い出すのは、1980年のモスクワ五輪と1988年のソウル五輪だ。

モスクワ五輪は、前年の79年末に起きたソ連のアフガン侵攻をアメリカのカーター大統領が非難して五輪参加ボイコットを表明、これに日本の大平正芳首相も同調して日本も参加をボイコットした。

これに対して、朝日新聞を筆頭とするマスコミは、「五輪と政治とは別だ」として五輪ボイコットを批判した。毎日新聞は、朝日ほど立場を鮮明にはしなかったもののやはり五輪ボイコットには批判的だったが、その前年あたりから政府寄りの言論を展開するようになった読売新聞は、五輪ボイコットを支持した。

世論はというと、柔道の山下泰裕の涙の訴えに同情が集まり、五輪に参加すべきだという声が多かったように思う。個人的には、瀬古利彦のマラソンを見たかった。あの年の瀬古なら、きっと金メダルを獲得していたと思う。その後84年のロサンゼルス五輪と88年のソウル五輪で瀬古は惨敗し、五輪のメダルとは結局無縁だった。

28年前と今回を比較すると、今回はアメリカ政府も日本政府も北京五輪のボイコットなど露ほども考えていないのに、なぜか国際世論、さらにそれに引きずられて日本の国内世論も五輪に否定的な傾向が目立つようになった。

28年前のカーターと大平は、いずれもハト派の政治家だった。但し、カーター大統領も大平首相も、十分な成果を挙げた政治家とはいえなかった。一方、現在はアメリカがイラクやアフガンに理不尽な戦争を仕掛けたブッシュであり、日本は首相こそ比較的穏健な福田康夫だが、ちょっと前までのコイズミ?安倍と続いたエキセントリックな内閣の悪影響を受けた政権である。その日米両政府は北京五輪を無事終わらせたいのに、世論が五輪に否定的な雰囲気だということに、かなり強い違和感を覚える。

断っておくが当ブログは、3月18日付のエントリ "チベット騒乱の報道を受けて、中国について思うこと" で立場を明確にしたように、今回のチベット暴動の問題に関しては、中国政府に対して批判的だ。だが、その一方で、4月4日付エントリ "チベット問題に関する左右の浅薄な主張は国益を損ねる" では、「(左右の)イデオロギーより国益を優先せよ」と主張した。ブログ管理人は現実主義者なのである。

私の目から見ると、普段左派的主張を開陳している人まで、「そもそも中国で五輪が行われること自体が間違っていた」などと主張するのを見ていると、首を傾げてしまう。私の感覚からすれば、そんな論法が通用するなら、イラクやアフガンその他で悪逆非道の行ないをしてきた世界最大のテロ国家・アメリカで五輪を行うことを真っ先に否定しなければならないはずだと思うからだ。

まあこんな言い方だと話が紛糾するだけかもしれないから、ソウル五輪の例を持ち出すことにしよう。ソウル五輪の開催は、1981年に決まった。この時ソウルに敗れたのが名古屋である。この五輪選考の前年(1980年)には、「光州事件」があった。軍事クーデターで政権を握った全斗煥の政府が光州市民を大虐殺した事件だ。1989年6月4日に中国で起きた「天安門事件」に比すべき事件だったと思う。

「オーマイニュース」でも、韓国人記者が "ソウル五輪の亡霊が「チベット暴動」に蘇った"(3月20日)という記事で、20年前の韓国と今年の中国の類似性を指摘している(下記URL)。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20080318/22249

当時、「光州事件」にもかかわらず韓国は五輪開催権を得たし、日本もボイコットしなかった。ソウル五輪では男子柔道などで韓国人選手と日本人選手の対戦となると地元韓国のすさまじい応援が湧き上がって日本の選手が次々と雰囲気に呑まれて敗れ、唯一95キロ超級の斎藤仁だけが意地を見せて金メダルを獲得したのを覚えている。この頃から日本の保守も韓国を批判するようになったのかもしれない。しかし、当時はソウル五輪批判の声が高まることはなかった。むしろ、当時印象に残っているのはソウル五輪の時期に昭和天皇が重体になったことで、100m背泳ぎの鈴木大地が金メダルを取った日には昭和天皇の大量下血が報じられ、Xデーになって五輪放送が休止したりしないかとヒヤヒヤしたものだ。世間一般でも、昭和天皇の病状のニュースよりソウル五輪をしっかり放送しろ、という声の方が強かった。

その韓国と中国はどう違うのか。北京は、1993年の五輪選考で、シドニーに惜敗したが、それは人権問題を問われた影響だったとされている。おそらく1989年の天安門事件も影響していただろう。そして、天安門から12年を経た2001年の選考で、ようやく五輪開催権を獲得した。

「平和の祭典」などというのはまやかしだろうと私も思う。五輪はすっかり商業主義に染まっているし、何より中国自体が世界でももっとも過激な新自由主義国家だ。だが、五輪なんてどうせその程度のものなのだから、中国で五輪が行われて何が悪いのだろうか。ついつい私などはそう思ってしまう。

むしろ、前記「オーマイニュース」の記事も指摘するように、五輪閉幕後に中国がどう動くかを十分監視しなければならない。だが、たとえば右翼などは、中国が国威発揚を賭けた北京五輪を妨害することばかり考えていて、人権問題などそのダシに使っているだけだ。

五輪は五輪でやらせておけば良いじゃないか。それが日本の国益にもかなうはずだ。昔ほど熱心に五輪を見る気がなくなった私だが、それでも4年に1度の夏季五輪はテレビ放送で楽しみたいと思う。


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ゴールデンウィークを目前に控えたこの季節には、どういうわけか痛ましい事件が多く起きる。

記憶に新しい伊藤一長・長崎市長の銃撃事件は昨年の4月17日だった。1986年の4月26日にはチェルノブイリ原発の事故があった。ゴールデンウィーク真っ只中、1987年5月3日の「憲法記念日」には朝日新聞阪神支局の2人の記者が襲われた「赤報隊事件」が起きた。

今日4月25日は、JR西日本の福知山線脱線事故からまる3年にあたる。乗客106人が犠牲になった痛ましい事故だが、この事故を思い出す時常に私の脳裏をよぎるのは、脱線した電車を運転していた高見運転士のことだ。

この事故の真の原因は2つある。1つは、当時の報道で知られるようになったJR西日本の「日勤教育」 という名の「いじめ」体質であり、もう1つはJR西日本の採算性を重視するあまりに安全性よりダイヤの効率を重視した経営体質だ。古い体質の問題点と、現代日本の病理である新自由主義の問題点が重畳して、あのような悲惨な事故が起きてしまった。だから私には、高見運転士も亡くなった乗客106名と同様の犠牲者であると思えてならない。そして、武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」という歌が思い浮かぶのだ。

♪死んだ男の残したものは

死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残さなかった
着もの一枚残さなかった

死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった
思い出ひとつ残さなかった

死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった
平和ひとつ残せなかった

死んだかれらの残したものは
生きてるわたし生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない

死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来る明日
他には何も残っていない
他には何も残っていない

(谷川俊太郎作詞・武満徹作曲)

福知山線脱線事故は、奇しくもコイズミ自民党が「郵政総選挙」で圧勝した2005年に起きた。新自由主義の問題点を噴出させた事故だったのに、その年の残暑の厳しい季節に行われたあの総選挙で、国民はあろうことか新自由主義を推進するコイズミを熱狂的に支持してしまった。現在国民の不評を買っている「後期高齢者医療制度」の施行も、あの時「民意」がコイズミ自民党を選択したからこその必然的帰結なのだ。

当ブログとしては初めて、YouTubeの動画を紹介しよう。ジャズ・サックス奏者の坂田明が演奏する「死んだ男の残したものは」は、この曲をパッサカリア風に演奏したものだ。まずベースが主旋律を演奏し、主旋律が高音域のピアノに移ると、坂田が歌詞を歌うのではなく朗読する、というより叫ぶ。そして、低音の定旋律に支えられた坂田のサックスの即興演奏へと移っていく。まるでバッハのパッサカリア。実に面白い演奏だ。




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農林水産省は23日、吉野家向け米国産牛肉の中に、BSEの原因物質となる「特定危険部位」の脊柱がついた牛肉が含まれていたと発表した。

米国産牛肉の問題は、2年前、「4点セット」と呼ばれたうちの1つだ。それがここにきてまた炸裂した。

福田内閣の支持率は、調査機関によっては20%を切った。注目の衆議院山口2区補選も、一時リードしているともされていた自民党の山本繁太郎候補の苦戦が、ここにきてはっきりしてきた。

道路問題だとか光市母子殺害事件がらみの自民党側の悪質な宣伝などは、全く関係ない。この事態をもたらしたのは、どの媒体も「後期高齢者医療制度」の影響だと指摘している。

これはいうまでもなく、コイズミ内閣時代に強行採決され、この4月から実施された制度だ。医療費抑制を狙ったコイズミの新自由主義政策の典型例であり、福田政権はその尻拭いをさせられているだけだ。一部マスコミは、福田康夫首相の指導力のなさを責めて、コイズミ復活待望論を煽ろうとしてきたが、当の自民党内からコイズミカイカクに対する批判が噴きあがってきた。

先鋒は加藤紘一で、22日に衆院内で開かれた自民党総務会で、「医療費改革はコイズミ・竹中カイカクの施策の延長線上にある。小泉さんに説明してもらうべきだ」と主張。これに高市早苗や津島雄二が同調した。

平岡秀夫にリードされているとされる山本繁太郎陣営は、人気のあるコイズミに応援に来てもらえないかと期待をつないでいるそうだが、コイズミは応援に行くつもりはないらしい。それよりも小池百合子や民主党の前原誠司らとの連携に精を出したいようだ。トンでもない国賊だというほかない。

結局、7年前にコイズミ自身が言ったように、コイズミカイカクが「自民党をぶっ壊す」のだ。福田内閣は早晩退陣するだろうが、次の首相と噂されている麻生太郎にも、自民党を立て直す力などはない。


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予想通り、光市母子殺害事件の差し戻し控訴審(広島高裁)は死刑判決だった。

昨日のテレビのニュース番組はこの話題で持ち切りだった。当ブログはこの判決を歓迎しないが、今日は多くを語る気にはならない。ただ、被害者や親族の気持ちに思いをいたすことはもちろん大事だが、ジャーナリズムがそれに流されてはならないと思う。

朝日・毎日・読売3紙の社説を読んだ。厳罰化の流れに対しては、毎日がもっとも慎重だ。

 死刑は究極の刑罰で、執行されれば取り返しがつかない。「その適用は慎重に行われなければならない」という永山判決の指摘は重い。しかし、死刑判決は増えているのが実情だ。

 遺族は法廷の内外で、事件への憤り、無念さ、被害者・遺族の思いが直接、伝わらない理不尽さを訴えてきた。被害感情を和らげるためにも、国が総合的な視点に立った被害者対策を進めるのは当然だ。

 差し戻し裁判を扱ったテレビ番組について、NHKと民放で作る放送倫理・番組向上機構の放送倫理検証委員会が「一方的で、感情的に制作された。公平性、正確性を欠く」とする意見書を出した。真実を発見する法廷が報復の場になってはならない。バランスのとれた冷静な報道こそが国民の利益につながる。メディアは自戒が求められている。

 来年5月に裁判員制度が始まる。市民が感情に流されない環境作りが急務だ。死刑か無期かの判断を迫られる以上、市民は裁判員になったつもりで今回の事件を考えてみる必要があるのではないか。

 被告は上告した。最高裁には裁判員制度を控えて、国民が納得できる丁寧な審理を求めたい。

(毎日新聞 2008年4月23日付社説より)

上告は早晩棄却されるとの見方をとる人もいるが、毎日の社説は最高裁に丁寧な審理を求めている。

また、同社説はマスコミ報道の自戒を求めている。毎日は、今までも他紙や他の媒体と比較すると冷静な報道をしていたとされているが、それでも自社の報道はどうだったかを検証してほしいと思う。

朝日も同様の主張だが、毎日より腰が引けているような印象だ。
 見逃せないのは、被告や弁護団を一方的に非難するテレビ番組が相次いだことだ。最高裁の審理の途中で弁護団が代わり、殺意や強姦目的だったことを否定したのがきっかけだった。こんな裁判の仕組みを軽視した番組づくりは、今回限りにしてもらいたい。
と書くが、テレビ番組の中には朝日新聞の編集委員が出演している番組も含まれているのではないだろうか。

読売は、メディアの報道の問題には全く触れていない。読売自身が過熱報道に加担しているも同然というべきだろう。

ところで、今回、救いを感じたことが一つあった。それは、被害者親族の本村洋さんが、死刑判決について、
厳粛な気持ちで判決を受け止めている。遺族にとっては報われる思いがあるが、被告と妻と娘の3人の命が奪われることになった。これは社会にとって不利益なこと
と話したことだ(4月23日付朝日新聞より)。

厳罰論を主張する「きっこのブログ」(4月23日)も、
「死刑」と「無期懲役」との間に、一生、刑務所から出て来られない「終身刑」があれば、これほどまでに極刑を望む声は上がらないと思う。今回の事件のご遺族の本村さんは、今日の会見で、死刑の判決を「正しい判決」として納得した反面、「私の妻と子供、そして、加害者の3人の命を失うことになってしまった」と言っていた。だから、もしも「終身刑」があったのなら、本村さんも、「加害者の命をも奪うこと」よりも、「一生を刑務所の中で反省しながら暮らすこと」を望んだんじゃないかって思った。
と書いている。

当ブログも、この事件の犯人には、一生生きて罪を償わせる刑罰を科すべきではないかと思うのである。「拘置され、もはや社会に危害を与えない者を殺すのは、国家による殺人にほかならない」という国民新党・亀井静香氏の主張に、当ブログも賛成である。


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今日(4月22日)の午前10時から、山口県光市母子殺害事件の差し戻し控訴審判決が広島高裁で言い渡される。

今回、この件をブログで取り上げるかどうか、ちょっと迷った。この判決は、現在行われている衆議院山口2区の補欠選挙に影響を与えるだろうなどと言われているからだ。この裁判に関する野党候補の発言は、私にはおかしなものとは思われないのだが、なにしろ現在の日本では厳罰主義の世論が非常に強く、死刑存置論の支持率が8割に達している。特にこの事件に関しては、右派はもちろん被告人の死刑を強く求めているが、リベラル・左派系でもいくつかの有名ブログを初めとして厳罰を求める声が強い。そういう状況だから、この裁判に関するエントリを公開するだけで、野党候補に不利に働くのではないかと危惧した。

その考えが変わったのは、21日朝にブログのアクセス解析を見て、検索語「綿井健陽」による当ブログへの訪問が数十件あったことを知ったからだ。

綿井健陽(わたい・たけはる)氏は1971年生まれのビデオ・ジャーナリストで、イラク戦争を現地で取材した。昨年から、光市母子殺害事件を被告人側から取材している。

綿井氏は、下記2つのウェブサイトを運営している。

「綿井健陽 Web Journal」 (ホームページ)
http://www1.odn.ne.jp/watai/

「綿井健陽のチクチクPRESS」 (ブログ)
http://watai.blog.so-net.ne.jp/

これらのサイトを見て、検索語「綿井健陽」で当ブログへのアクセスがあった理由がわかった。TBSテレビで20日(日)の深夜、TBSテレビの 「報道の塊」 という番組で、「光市母子殺害事件?もうひとつの視点」が放送され、これに綿井氏が出演していたのだ。おそらく、この番組をご覧になった方がネット検索されて当ブログにたどり着いたものだろう。残念ながら、当ブログ管理人はこの放送があったことを知らなかったし、仮に知っていたところで、関東のみのオンエアだったそうだから、番組を見ることはできなかった。

検索語「綿井健陽」で引っかかる当ブログのエントリは下記である。

"言論が一方向に振れる時 ? 山口県光市母子殺人事件をめぐって"
(2007年8月22日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-430.html

このエントリで私は、雑誌「創」の2007年9・10月号に掲載された、光市母子殺害事件に関する綿井氏の記事を紹介した。これは、たいへん印象に残った記事だった。

その少し前の8月9日、私は裏ブログ 「kojitakenの日記」 に、"光市母子殺人事件に関する週刊ポストの勇気ある記事" と題したエントリを公開していた(下記URL)。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20070809/1186660531

これは、被告人への厳罰を求める主張ばかりが目立つこの事件の報道に一石を投じた「週刊ポスト」の記事を紹介したもので、盆休み直前の週末、しかも裏ブログだというのに、2日間で5千件近いアクセス数を記録した。

「創」に掲載された綿井氏の記事は、さらに詳細かつ説得力に富んだものだった。記事の要点については、前記当ブログの昨年8月22日付エントリに記したが、できれば原文をご参照いただきたいすぐれた記事だ。

私が見ることのできなかったTBSテレビの番組でも、綿井氏は、「少年犯罪を大人と同等の裁判にかけることの是非、裁判があだ討ちの場と化してゆくことの危険性、センセーショナルな報道がもたらす弊害」などについて問題提起をしていたようだ。

綿井氏は、
(被告人が)「被害者の女性を両手で首を絞めた」 「赤ちゃんを床に叩きつけた」という部分の「両手」 「叩きつけた」という検察の主張を裏付ける証拠はない(「創」 2007年9・10月号)
と指摘している。そして、ブログ「綿井健陽のチクチクPRESS」に掲載されている最新のエントリ "【本文さしかえ】20日(日)放送番組と掲載誌のお知らせ"(下記URL) には、まさしく「覚悟の言論」と言うべき文章が見られる。
http://watai.blog.so-net.ne.jp/2008-04-20

もし被害者遺族の男性の言うように、弁護側の主張が「荒唐無稽」であると裁判所が同じように認定した場合、なおかつ検察側の最終弁論で述べられている「当審における審理の結果によっても、被告人につき死刑を回避するに足りる特に酌量すべき事情は、これを一切見出すことができない」と裁判所が同じように判断した場合は、私はこれまでの取材などで書いたこと、発表してきたことなどの責任を取って、すべてのジャーナリスト活動から身を引くことにした。

(「綿井健陽のチクチクPRESS」 2008年4月20日付エントリより)

私は、この言葉が現実とならないことを願う者だが、正直言って、判決がそのようなものになるとはあまり思えない。広島高裁も、「空気を読んで」しまうのではないかという気がしてならないのだ。

そして、「民主党の平岡はあんなことを言っていたぞ」などという自民党の宣伝が功を奏して、平岡秀夫の優勢が予想されている衆院山口2区の補選が、これを機に形勢逆転などということになったら、それこそ目も当てられない。そこまで日本人が理性を失っているとは思いたくないのだが、あれだけコイズミカイカクの矛盾が噴出しているのにいまだにコイズミ再登板待望論が衰えないことなどを考えると、あまり大きな期待はできないような気もする。

なお、綿井氏は月刊「現代」 5月号に "山口・光市母子殺害事件 面会15回 「元少年」の素顔と肉声" と題した記事を発表しているほか、明日(4月23日)の地方紙各紙に "光市母子殺害事件?判決が問いかけるもの"(仮題)が掲載される予定だ(共同通信配信)。

[関連記事]
下記は、被告バッシングに対するリベラル系ブログの批判。

「カナダde日本語」より
"山口県・光市母子殺人事件: 世論が変わるとき"
(2007年9月5日)
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-598.html

下記は、死刑廃止議連による終身刑創設法案提出の動きについてのブログ記事。

「Because It's There」より
"終身刑創設法案を今国会提出へ?亀井静香・死刑廃止議連会長に真意を聞く(東京新聞平成20年3月18日付「こちら特報部」より)"
(2008年3月20日)
http://sokonisonnzaisuru.blog23.fc2.com/blog-entry-952.html

超党派による死刑廃止議連会長の亀井静香氏は、先日もTBSテレビ「NEWS23」で死刑廃止論を滔々(とうとう)とぶっていた。同氏が2002年3月31日に放送されたテレビ朝日「サンデープロジェクト」で情熱的に死刑廃止論を論じていたことは、今でも忘れられない。

[追記] (2008.4.22 12:38)
判決は、やはり死刑だった。


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またくだらない「水伝」騒動の一時再燃にかまけてしまった。

かたやブログ閉鎖、かたやエントリ非公開で、大きく燃え広がることはなさそうだし、何のことを書いているかわからない読者の方も多いと思うが、興味のある方は、「玄倉川の岸辺」の下記3つのエントリをご参照いただきたい。

1月に騒動が起きた時の資料集。
"左のほうの「水からの伝言」騒動を観察する" (1月19日)
http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/4fb1e9846b89e08efee584b28e02aa14

同時期の、本質を突いた批評。
"「水からの伝言」とカードの城" (1月23日)
http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/7957449b130ac5b9d28bf7afe3d80357

最近、一時再燃した騒ぎに関する論証は下記。
"幻の謝罪要求" (4月19日)
http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/90d7eb67f42721f0c34fbea8aa259509

この件についてはこれ以上の延焼もないだろうけれど、ひとこと言っておきたいのは、最初に騒動が起きた時に「同じ政権批判側のブログ間にこのような対立が起きるのは遺憾」などといって、仲介に立とうとした立場は大いに欺瞞的だったということだ。この程度の論争で思い切った主張を「自粛」してしまう姿勢は、それこそ「リベラル」の名が泣こうというものだ。

当ブログの4月7日付エントリ "映画「靖国」と稲田朋美、日本会議、そしてネット右翼" のコメント欄では、主に右派の人同士の論争が展開された。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-609.html#comment_head

当ブログ管理人は、コメント欄での論争には基本的に参加しない方針なので、論争が進むに任せておいたが、右派の人たちがガンガン主張をぶつけ合っているのに、リベラルや左派が「けんかをやめて?♪」なんて言って傷を舐め合っているようでは、右派との議論に勝てるはずがなかろう。

     ◆       ◆       ◆

さてさて、そうこう言っている間に、市民団体などが国に派遣差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が17日に名古屋高裁であり、判決は原告の請求を棄却して国の勝訴となったが、「航空自衛隊による多国籍軍の空輸活動は憲法9条に違反している」との判断を示して注目された(下記URLは毎日新聞記事)。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080417k0000e040072000c.html

記事によると、全国で行われている同種の訴訟で空自の活動の一部を違憲と認定したのは初めてとのことで、原告団は「控訴は棄却されたが、違憲の司法判断が示された」として上告しない方針で、勝訴した国は上告できないため判決が確定するそうだ。

なんとも皮肉な判決確定となったが、今朝のTBSテレビ「サンデーモーニング」で寺島実郎が言っていたように、こういう判決が地裁ではなく高裁で出たところに意外感がある。

寺島も触れていたが、昔は、「長沼ナイキ基地訴訟」などで自衛隊そのものを「違憲」とする判決が地裁で出て、それが高裁で覆されたりした。同訴訟の札幌高裁判決で示された「統治行為論」は、「国家統治の基本に関する高度な政治性を有する国家の行為については、法律上の争訟として裁判所による法律判断が可能であっても、高度の政治性を有するがゆえに司法審査の対象から除外すべきとする理論」(Wikipediaによる)であって、1977年にこの判決が出て以来、裁判所が自衛隊やその行為について踏み込んだ判断を下すことが極端に少なくなった。

読売新聞も、以前は裁判所の違憲立法審査権を重視し、「統治行為論」をとらない立場だったが、1979年に渡邉恒雄(ナベツネ)が論説委員長に就任してから社論を転換し、「統治行為論」をとるようになった(当ブログ2006年7月27日付エントリ "ナベツネと靖国と安倍晋三と(その5)" 参照)。

こうして、自民党政府の「なし崩し改憲」を黙認する空気が次第にできてきて、昔を知っている私などからしたら当たり前の判決が、地裁ではなく高裁で初めて出た、などと聞くと、日本の社会はそこまで事なかれ主義に侵されてしまっているのか、と改めて愕然とする。寺島実郎の言を待つまでもなく、昔だったら、地裁でもっと積極的な憲法判断が出ていたはずだ。

毎日新聞が、この判決をめぐる各紙の社説を比較した記事を掲載した(下記URL)。
http://mainichi.jp/select/opinion/watching/news/20080420ddm004070073000c.html

ここで毎日は、自社がもっとも積極的に判決を評価する論陣を張ったと言っているのだが、裏を返せば、本来この種の問題にもっとも積極的だった朝日新聞の姿勢が、このところ腰が引けてきた例がまた一つ増えたともいえる。30年前は、読売が今の毎日くらいのスタンスで、朝日はもっとずっと強硬だった。

後期高齢者医療制度を強行採決で成立させたのがコイズミ政権時代なら、イラクへの自衛隊派遣を強行したのもコイズミだ。2003年12月、コイズミはあろうことか日本国憲法の前文の一部を読み上げて、イラク派兵の根拠だと強弁した。だが、イラクには大量破壊兵器は見つからず、空自の空輸活動が憲法違反だとする判決が下っても、コイズミは何も語らない。

TBSの「サンデーモーニング」で江川紹子が言っていたように、コイズミには説明責任がある。後期高齢者医療制度に関しても説明責任がある。「なんとか風が吹き始めた」などと言って、小池百合子や前原誠司らと勉強会を開く前に、コイズミはイラクや医療制度について、国民に説明をしなければならないし、マスコミもそれをコイズミに強く要求しなければならない。そうであって初めてジャーナリズムの名に値するのではないのか。


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当ブログで2008年に入っていちばんアクセスの多かった記事は1月15日付の "「水からの伝言」をめぐるトラブルの総括" だ(もうすぐ "山本繁太郎とノーパンしゃぶしゃぶと耐震強度偽装と"(3月12日付)に抜かれそうだが)。

3か月前に「総括」したこの件だが、よりにもよって「総括」という言葉と関係の深い連合赤軍と関連して語られることで、騒動が再燃しかかった。

きっかけはその少し前、「週刊金曜日」 3月14日号のあとがきにこの件が取り上げられたことらしい。
http://www.kinyobi.co.jp/pages/vol694/kinnyobikara

▼新年早々、左翼系ブログ界を揺るがす騒動が巻き起こった。きっかけは、水に「ありがとう」、「馬鹿野郎」などの言葉をかけると、その言葉の善し悪しで、水が作る氷の結晶が奇麗になったり、汚くなったりすると説く、『水からの伝言』。通常、「ゲーム脳」などと同じ疑似科学とされているこの話を、あるブログが肯定的に紹介していたことを、別のブログが批判。批判された方がプライドのせいか、開き直りともとれる発言で応えたため、巻き起こった大騒動である。コミュニティとして機能しているブログが、閉鎖的な体質に陥り易いことがこの騒動の原因の一つだろうが、それ以上に論理や理性に対する立場の相違も大きかった。私はApemanさんの「共感のために反知性主義的な振舞いに目をつぶるような態度には、まったく同意でき」ないという立場に共感するのだが、こういうことをここに書くと、ネット上で「お前が言うな」とか言われちゃうんでしょうね(笑)。(原田成人)

(「週刊金曜日」 2008年3月14日号 「金曜日から」より)

この件の主役となった「たんぽぽのなみだ?運営日誌」「らんきーブログ」 は、いずれも私には左翼ブログとは思えないのだが、ともに自民党政権には批判的だから、広義の「左翼」にはなるんだろうか? それと、文中でApemanさんの発言とされているのは、実際にはgood2ndさんの発言だったりする。

しかし、「批判された方がプライドのせいか、開き直りともとれる発言で応えたため、巻き起こった大騒動である」というのはその通りで、かつて某所でたんぽぽさんに批判されて応酬した経験があり、その手強さを知っていた私としては、最初に「たんぽぽのなみだ?運営日誌」のコメント欄でそれを目にした時、「おいおい、そんな反応をしたらとんでもないことになるぞ」と思ったのだが、実際そうなってしまった。騒動そのものはそれだけの話だ。そこに至るには伏線があり、それには当ブログもかかわっているので、当時当ブログ管理人による陰謀説なども流布し、面白い見ものになっていた(笑)。

しかし繰り返すが、騒動そのものはつまらない話だ。ところが、この騒動を蒸し返して、「らんきーブログ」を批判した側が「連合赤軍」みたいだ、と言い出したブログがあって、そこから騒動が再燃しかかったのである。

私自身はその記事を知ったのはつい数日前で、当該ブログにも初めてコメントした。「連合赤軍」みたいだと言われたのではたまったものではないから、裏ブログに、"なんと! 「水伝」批判派は「連合赤軍」呼ばわりされていた" という記事も書いたが、私のコメントに対する管理人さんの返事を読む限り、話せばわかるタイプの方という印象を受けたので、さらなる返信のコメントを書こうと思っていたら、突如ブログを閉鎖されてしまった。まことに残念だ。

話は「連合赤軍」からさらに飛び火し、「水伝」批判派を、なんと「解同」(部落解放同盟)呼ばわりするブログが現れた。
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/6e7af0675cd9bbdd63920f1053dcbf3b

これは、"極左系に殴りこんだ解同系の仁義なき戦い『水からの伝言』" なるぶっ飛んだタイトルがついた、一種のお笑い記事なのだが、このブログをよく読んでみると、仲@ukiukiさんやBLOG BLUESさんらに対し、妄想に基づいたいわれのない因縁をつけている記事が見つかり、見ていて気分が悪くなった。下記2つのエントリを、コメント欄まで含めてご参照いただければ、このブログの正体がおわかりになると思うし、そこでしきりに管理人に肯定的なコメントを書いている人物についても認識を新たにされることだろう(笑)。

"インターネット上の印象操作と偽装工作"
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/a30d40427da2ea4bf9c4d90932926fa6

"続、インターネット上の印象操作、偽装工作"
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/185903bab9d5ff546fdc9c4d8479606e

これらの記事を読んで、なおこのブログの管理人と「良い関係」を保つブロガーは、私には知的誠実さが欠けるとしか思えない。ところが、世の中にはそんな人もいるのである。下記リンク先はその例だ。
http://nikemild.exblog.jp/7704563/

上記エントリのコメント欄は特にぶっ飛んでいて、私など腹を抱えて笑い転げてしまったが、「なごなぐ雑記」の宮城康博さんによると、
おそろしいものを読んでしまった。コメント欄のダイアローグは、ホラー映画で使えますね。
とのことである。

そこから、
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/df668d17637cd9ed205523af3d9902f9

なんてエントリも出てきて、もうしっちゃかめっちゃかなのだが、それはともかく、「解同」呼ばわりを得意とするブログの管理人と意気投合した人物こそ、「水からの伝言」騒動で火に油を注いで騒ぎを拡大させた張本人なのである。最初に「水伝」批判派を「連合赤軍」呼ばわりしたのも、昨日ブログを閉鎖された方ではなく、この人物だったようだ。

この騒動は、思慮の浅いブロガーが批判を受けたブログの管理人を焚きつけ、大騒ぎになっただけの話だ。実につまらない騒動であって、「左翼」うんぬんとは何の関係もない話だと私は思っている。

蛇足ながら書いておくと、私は連合赤軍の「あさま山荘」はリアルタイムで知ってはいるが、事件に思い入れのできるような年齢には達していなかった。このすぐあとに起きた「沖縄密約」をめぐる毎日新聞の西山太吉記者(当時)の逮捕が、私にジャーナリズムに対する関心を持たせた最初の事件だった。

[追記1]
トラックバックいただいた 「玄倉川の岸辺」 による検証記事 "幻の謝罪要求" はとても秀逸な検証記事だ。この件に関心のある方には必読のエントリとしておすすめする(下記URL)。
http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/90d7eb67f42721f0c34fbea8aa259509

[追記2]
「解同」「極左」のレッテル張り専門家氏のブログは、ますます壊れてきた(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/53fa387684fb44409edd88ec81480f54
恐れていた事態が起きている。

昨日トラックバックいただいた 「thethe」 の記事 「4.27の光」 によると、当初民主党・平岡秀夫候補の圧倒的有利と見られていた衆議院山口2区の補欠選挙は、自民党の山本繁太郎候補が有利な情勢なのだという。

井原勝彦前岩国市長が負けたショックが未だ尾を引いている。自民党サイドは、岩国と同じようにやるだけ、と地域活性化を前面に打ち出して選挙戦を進めている。一方の民主党の平岡候補も同じように地域活性化をテーマにして選挙に臨んでいる。ガソリン税の暫定税率問題(2人とも無視)や道路財源一般財源化(2 人とも賛成)ですら争点にならないのだから、盛り上がらないとなれば、組織票に勝る自民党と公明党が勝利する構図だ。しかも福田政権は、国土交通省や防衛省を使って露骨に地元を締め上げ始めている。国土交通省は、山口県の選挙区に対して予算の凍結などの措置をちらつかせ(同じことを小沢一郎氏の選挙区でも実施)、防衛省は、岩国基地の艦載機移転問題と合わせて、空港の軍民共用問題を進める肚で、予算の執行も補選勝利の前提となる。

(「thethe」 ? 「4.27の光」より)

今回の補選で、ガソリン税問題に審判が下るなどと気勢を上げる向きもあったが、あにはからんやこの問題では両候補の主張はさほど違わず争点にならないのだという。

国土交通省や防衛省を使った締め上げは、自民党の常套手段だから、これを民主党がイイワケにすることはできない。このところ福田内閣の支持率が急降下しているのだが、民主党の支持率も下がっている。これは、ガソリン税問題にばかりかまけて社会保障や年金問題を争点の中心に据えようとしないことに対する不満から、民主党離れを起こした人たちが少なからずいるからではないか。

昨日のエントリで私は、「民主党をはじめとする野党は、ガソリン税の問題なんかより、社会保障や年金の問題で自民党との違いを鮮明にすべきだろう」と書いたが、風太さんから、
民主のガソリン何とかは不発みたいですよ。
それよりも、この、後期高齢者医療制度を争点にした方がはるかに効果的。
今からでも遅くは無いので、この姥捨て保険制度を争点にすべきですね。
とのコメントをいただいた。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-617.html#comment3196

本当にその通りだ。民主党は今からでも「後期高齢者医療制度」を争点にして巻き返すべきだと思う。

なお、「thethe」にも書かれていたが、光市母子殺害事件の裁判の件も自民党に有利に働きそうだという。この裁判の件では、少なからぬリベラル・左派系ブログも厳罰論を唱えて被告弁護団を批判するスタンスをとっていたことが思い出される。


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コイズミの時限爆弾がまた一つ炸裂した。

「後期高齢者医療制度」は、世論の強い反発を受けている。テレビのニュース番組も連日トップで取り上げている。福田首相は、評判の悪いこの制度の通称を「長寿医療制度」に変更するよう舛添厚労相に指示し、その姑息さは世論やマスコミに総スカンを食った。

だが、この制度はコイズミ内閣末期の2006年6月16日に国会で強行採決されて成立したものだ。これは、コイズミ内閣時代最後の国会の閉会2日前のことである。奇しくも、この国会が閉会した2006年6月18日は、安倍晋三の総理大臣就任を阻止するための「AbEndキャンペーン」がスタートした日だ。コイズミの経済政策をそのまま引き継いだ上、憲法改定まで目指したトンでもない思想極右兼経済極右の安倍晋三の首相就任を阻止することはできなかったが、安倍は失政を重ねて就任わずか1年で政権の座を追われた。しかし、安倍退陣のあと首相に就任した福田康夫も、コイズミ「カイカク」の流れを止めることなど全然できやしない。今回の「後期高齢者医療制度」の件でも、コイズミが仕掛けた時限爆弾の炸裂に対し、何の手を打つこともできなかった。

ことここに至って、ようやくマスコミもコイズミをかばいきれなくなったのか、後期高齢者医療制度がコイズミ内閣時代の強行採決によってこの4月からの施行が決まったことを伝えるようになった。

3年前の郵政総選挙で、コイズミ率いる自民党にあそこまで圧勝させなければこんなことにはならなかったかもしれない。しかし、このところ後期高齢者医療制度への批判キャンペーンをずっと張っている「サンデー毎日」が先週号(4月20日号)の記事の副題にいみじくも "「ガソリン」に目を奪われるな!" と銘打ったように、昨年の参院選で「国民の生活が第一」と主張して圧勝した民主党もまた、社会保障の問題をおろそかにしてこなかったか。それを私は問いたい。

アメリカでは、大統領選の共和党候補が確定したマケイン氏が連邦ガソリン税を一時撤廃する案を発表した(下記は4月16日付朝日新聞記事)。
http://www.asahi.com/international/update/0416/TKY200804160044.html?ref=rss

一方、米民主党はこれを批判している。ガソリン減税はアメリカでは新自由主義色の強い共和党の政策だ。日本の民主党はガソリン減税にばかり熱心だが、鉄道やバスなどの公共交通の急速な衰退に対する危機感が薄すぎるのではないだろうか。「週刊東洋経済」の4月19日号は「鉄道革命 世界で大復権がはじまった!」という特集を組んでいるが、現在、ヨーロッパを中心に、モータリゼーションの本家本元・アメリカでさえ鉄道の見直しが進んでいる。ところが日本では、自民党も民主党もこの流れに逆行しているようにしか見えない。民主党は、自民党との違いを明確化することこそ政権奪取への道だと思うのだが、最近は再び新自由主義への接近が感じられるようになった。自民党と民主党が新自由主義の「カイカク」競争を再開したら、日本国民の絶望は深まるばかりだろう。

さすがに、後期高齢者医療制度の問題では、4野党は2月28日に廃止法案を衆院に提出しているし、自民党にさえ制度見直しの声があがって、平沢勝栄ら中堅議員が制度見直しの議連を今日(17日)にも発足させるというニュースが流れた。だが、自民党については、強行採決までしておきながら、いまさら何を、というのが正直な感想だ。民主党をはじめとする野党は、ガソリン税の問題なんかより、社会保障や年金の問題で自民党との違いを鮮明にすべきだろう。自民党は、コイズミ?安倍の新自由主義路線を総括して見直さない限り、これらの問題については国民への訴求力に関して野党に勝てないのだから。

テレビなどのマスコミは、医療制度では政府自民党の政策を批判しながら、一方では「福田首相がカイカクを後退させた」などといって、コイズミ復帰待望論を煽ったりしている。繰り返すが、後期高齢者医療制度を強行採決したのはコイズミ内閣時代の自民党だ。「サンデー毎日」が書くところの「史上最悪の国家犯罪」の主犯であるコイズミを持ち上げるなど言語道断。マスコミはどこまで面の皮が厚いのだろうかと呆れるばかりだ。


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今日で当ブログ開設からまる2周年になる。

1年前の今日、おざなりの記念記事でお茶を濁そうとしていたところ、「JanJan」に、">"一触即発 左右ブロガー?読売新聞「731部隊」報道で" という記事を書かれたので、急遽下記の記事に差し替えたことがある。

"JANJANに載った読売記事をめぐる「博士の独り言」批判の件"
(2007年4月16日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-315.html

この時当ブログは、いいかげんな記事を書いた「博士の独り言」という人気右翼ブログ(?)を批判したのだが、同ブログがその直後、伊藤一長・長崎前市長を射殺した犯人は「白正哲」なる在日朝鮮人だ、と書くに及んで、当ブログはそれをもデマだとして批判したので、騒ぎはさらに大きくなった。「白正哲」云々の件は、「博士」は地元テレビ局で報じられた、と主張していたが、今に至るもその証拠は明らかにされていない。「博士」が「nikaidou.com」からネタをパクったのではないかという当時からの私の推測は、今も変わっていない。

今ごろ、なぜこんなことを蒸し返すかというと、最近、右派ブログから下記のトラックバックをいただいたからだ。

「美しい国とは?」より
"「正論」クズホシュ軍団は天皇より偉いのか"
(2008年4月13日)

これは、右派の立場から最近の産経文化人やそれに尻尾を振る人たちのはね上がりぶりを批判した記事だ。中でも、ここで紹介されている稲田朋美の後援会「ともみ会」の会長・渡部昇一の主張にはぶっ飛んだ。

渡部昇一大センセイがいうには

「天皇制こそが日本文明を成り立たせているのであり(ここまではいい)、女帝(女系ではない)が認められれば『天皇制ではなくなり』日本文明は『シナ文明の一部になる』

そうである。

(「美しい国とは?」?"「正論」クズホシュ軍団は天皇より偉いのか"より)

この渡部昇一というのは「産経」文化人の代名詞のような御仁で、現在77歳。こういう年のとり方はしたくないものだと思うが、私の目を引いたのはこのブログのコメント欄である。

Commented by @隼人正 さん

阿比留記者へのコメントからやってきました。

私も昔は
http://radical-japan.seesaa.net/
というバカウヨブログを運営していましたが、
人気ブログの「博士の独り言」での長崎市長殺人犯の在日認定の真偽のやり取りや、チャンネル桜の水島社長が「朝生」に出演していた旧日本兵に対する罵詈雑言をみて「保守ってなんだろう」と思っていました。

貴方のブログはそんな私にとっては非常に参考となります。今後も参考にさせていただきます。

リンク先をたどってみて、「おおっ!」と思った。このブログは、かつて当ブログにもトラックバックをいただいたことのある「渡部昇一的ココロだー!!」というブログで、右翼の渡部昇一なんかを支持しているから、何だこりゃと思ったが、トラックバックされた記事を読むと、真面目なブログだと思われたので、トラックバックは削除せずそのまま掲載したことを覚えている。

そのブログの管理人が、「博士の独り言」での長崎市長殺人犯の在日認定の真偽のやり取りを見て、「保守とは何だろう」と疑問を持ち、ブログの更新も確かに「博士の独り言?闘魂編」に苦言を呈した昨年4月29日付のエントリで止まっており、自らのブログを「バカウヨブログ」と書くに至っている。

こういう例を見ていると、ブログの記事を書いて主張を展開するのもムダなことばかりではないと思えてくる今日この頃だ。当ブログは今日から3年生。


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ネットにおける政治的言説の特徴として、右翼、左翼を問わず極端な意見やとっぴな意見が常識的な意見と入り混じっていて区別がつきにくく、前者の声が大きいのでそれらばかり増幅されることがあげられる。

たとえば昨年の参院選では、ネットにおいては右では維新政党・新風、左では9条ネットの人気が高かったが、選挙ではいずれも惨敗だった。

当ブログは当時、明記はしなかったが、既成野党への投票を促す記事を書いていた。9条ネットを応援するブログの中には、「比例区は天木直人、選挙区では好きな政党を」などとトンチンカンなことを言うところもあったが、自公政権を倒すためには選挙区にこそ「戦略的投票」が求められるのは当然だ。あまりに政治的センスの欠如したブログがネットの政治的言説をあらぬ方向に引っ張っていってしまう危うさが、政治ブログの世界にはある。

ひところ騒動になった「水からの伝言」の件などは、騒動になったこと自体馬鹿げた話だが、あの時のバトルで擬似科学批判側に立ったブログを、「日共系」と認定した共産党嫌いの独善的なブロガーがいた。当ブログは当該ブロガーに対してコメント・トラックバック禁止措置をとっている。

かと思うと、先日は今ごろになって突然、あの騒動は「典型的な解同(部落解放同盟)の差別確認会(糾弾闘争)」だったなどと言い出し、擬似科学批判側に立ったブログを「解同系」と断定する頭のおかしなブログが現れた。どうやら、昔共産党から極左側に袂を分かった親中国系の小政党の関係者あるいはシンパではないかと想像されるのだが、同じブログが「日共」と言われたり「解同」と言われたりするのには笑ってしまう。共産党と部落解放同盟は「犬猿の仲」で有名なのだ。

右側では、世間一般にはほとんど支持者がなく、選挙になっても供託金を没収されるだけの極右が、「ネット右翼」としてネットでのみ勢力を誇っているが、左側もそれと同じで、極端な反共主義者だの毛沢東主義を信奉する極左だのの声がやたらと目立つ。

たまに、政治ブログの参入者や読者が増えないのは、「政治に詳しい人たちが内輪で議論をしているだけで、排他的で入り込めないからだ」と言う人がいるが、そうではなく、世間一般では歯牙にもかけられない極端な主張や、世間の悪はすべてユダヤの陰謀だとする「ユダヤ陰謀説」、新潟地震は地震兵器HAARPが引き起こしたなどと主張する擬似科学愛好家などが大手を振って歩いている「政治ブログ界」には近寄る気がしない、というのが世間一般の人たちの感覚なのだと思う。

「庶民的」を自称する「わかりやすいブログ」のアクセス数が全然伸びないのは、そういったブログの主張に普遍性が乏しく、説得力がないからだ。この種のブログは、前記の極端な主張をするブログや、陰謀論や擬似科学に傾きがちなブログに対しても、常識的な主張をするブログに対するのと同様な、友好的な態度をとることが多い。私は何も特定のブログを念頭に置いて書いているのではなく、そのようなスタンスのブログは少なからず存在する。これは、自然科学でいうならまともな学術書とUFOや超能力の本を同列に論じるようなものであって、そんなブログは政治に興味のある人には相手にされないし、政治に興味のない人はそもそも政治ブログなんて読もうと思わない。だから、そういったブログは全然マスにリーチしないのである。なぜ、だめなものはだめだと言えないのだろうかという気がするが、おそらく何がまともで何がトンデモかを判別する能力に欠けているのだろうと想像している。

保守にせよリベラルにせよ、オーソドックスな主張を展開するブログがもっと現れてほしいものだと思う今日この頃だ。


[参考記事]
「たんぽぽのなみだ?運営日誌」 より "極左対解同"
(2008年4月12日)
http://taraxacum.seesaa.net/article/93111588.html


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衆議院山口2区の補選は、15日告示、27日投開票の予定だ。

しばらく前まではこの選挙は民主党・平岡秀夫の圧勝で、この選挙結果によって福田康夫首相は責任を追及されるだろうなどと言われていたが、ここにきて自民党・山本しげたろう(山本繁太郎)が平岡を急追しているとの見方が出てきた。昨年の参院選でも山口選挙区では自民党候補の圧勝だったが、やはり山口県というのは他の都道府県とは異なる。

当ブログは3月12日に山本繁太郎を批判するエントリを公開した。

"山本繁太郎とノーパンしゃぶしゃぶと耐震強度偽装と"
(2008年3月12日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-590.html

この記事はYahoo!検索で5位、Google検索では18位で引っかかる。Google検索は最近挙動が怪しくて、この記事の表示順位も乱高下しており、一時など完全に姿を消して、その代わりに全文を当ブログからパクったブログの記事が高位に表示されていた。とんでもない話だ。

3月に記事を書いた時は、検索語「山本繁太郎」でGoogle検索をかけると、山本の名前が記載されたノーパンしゃぶしゃぶの顧客名簿が筆頭で引っかかったが、現在では、「安晋会につながる耐震偽造の闇は晴らせるか アパ物件・山本繁太郎住宅局長を馬渕議員追求」というサイトが筆頭で引っかかる。「追求」の表記は「追及」が正しいと思うが、サイトの表記がそうなっている。
http://k1fighter.hp.infoseek.co.jp/AnsinkaiYami/Shugin060607.htm

2007年1月27日の「きっこのブログ」は、「アパグループはアベグループ」と題して、「耐震偽装問題をインペイするために暗躍した元凶」の2人、佐藤信秋事務次官(当時)が参院選候補になり(昨年の選挙で比例区で当選した)、山本繁太郎住宅局長(当時)は国土交通省の審議官へと異例の大昇進をしたことを伝えている。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/01/post_fc52.html

それにとどまらず、山本は今度は衆議院議員になろうなどとたくらんでいるのだ。こんなやつの野望を許してはならない。

山口2区の有権者で当ブログをご覧になる方はほとんどいないかもしれないが、それでも言いたい。補選では、是非平岡秀夫を当選させてほしい。間違っても山本しげたろうなどを当選させてはならない。


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このエントリは、当ブログの600件目のエントリだ。記事番号は613番だが、未公開や一時公開で削除した記事がこれまでに13件あって、それらが欠番になっている。

当ブログは一昨年4月16日の開設だから、まもなく2年になる。それで600件だから、1か月平均25件のエントリを公開してきたことになる。われながら、よく続いたものだと思う。累積アクセス数は150万件を超えたが、これも開設直後は1日あたり1桁(ゼロの日もあった)、開設から1か月半は2桁だったことを思えば、信じられない数字だ。

先日、カンザスシティ・ロイヤルズの野茂英雄投手が1000日ぶりにメジャーリーグのマウンドに立ったというニュースが流れた。1000日というと3年弱前で、当時は私もMLB中継をしばしば見る野球ファンだったが、最近はMLBも日本のプロ野球もほとんど見ない。それは、野茂がデビルレイズ時代の最後のマウンドに立った2か月後の、あの悪夢のような「郵政総選挙」のせいだ。あれがなければ、私がブログを立ち上げることもなかった。あれ以前と以後で、私の個人史は大きく区切られた。あれ以前のことは、すべて遠い昔のことに思える。

本当は、ここまで政治の問題にばかりかまけなくても済む、きまぐれな日々を早く取り戻したい。その日を到来させるためにブログをやっているようなものだ。当ブログは、「政治ブログ」と位置づけられており、政治以外の問題を扱うとアクセス数が激減する。つまり、読者には政治記事を期待されているということなのだろう。

だから、その日がきて、今ほど政治のことを考えないで済むようになれば、公開するエントリの数は減り、ブログは縮小へと向かっていくのだろう。そうなるのも惜しいなという気も一方ではあり、でもやはりいつかは心の平安を取り戻したいと思う今日この頃である。


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四六時中ブログの記事を書いていて、そのストレスから過労死するブロガーがいるらしい。
http://www.chikawatanabe.com/blog/2008/04/post-2.html

私は「雇われブロガー」でもないし、ブログを書くことによる収入など一銭もないから、関係のない話ではあるが、昨年は3月、4月、7月の3回、一日も休まず記事を公開した月があって、そのうち3月から4月上旬にかけては石原慎太郎を落選させるため、7月は安倍晋三率いる自民党を参議院選挙で敗北させて安倍を総理大臣の座から引きずりおろすために毎日シャカリキになって記事を公開し続けたものだ。特に7月は月間累計アクセス数が13万5千件を超え、1日平均4千件以上のアクセスがあった。さすがに、その頃はかなり疲れがたまったものだ。

現在は、たまたま例の稲田朋美が馬鹿げた騒ぎを起こしたため、4月3日以来連日のエントリ公開を続けているが、ブロガーを疲れさせる政治家はこれ以上現れないでほしいものだ。稲田など次の総選挙では絶対に落選させなければなるまい。

最近では、有村治子なる議員の妄動が話題になっている。当ブログではこれまで有村議員については一度も取り上げたことがなく、今回話題になる前は名前も知らなかった。有村の妄動については、「一人でお茶を」の記事を下記にリンクしておくので、ご参照願いたい。有村が何をやろうとしたかについて、本エントリでくどくどと書き連ねる気にもならない。

"食い違う証言 李纓監督と有村治子参院議員"
(「一人でお茶を」 2008年4月10日)
http://d.hatena.ne.jp/nessko/20080410/p1

ネットで調べてみると、有村は2001年に30歳の若さで参院選に初当選し、昨年の選挙で比例代表区で再選された議員らしい。初当選の01年参院選というとコイズミ旋風で自民党が圧勝した選挙で、昨年は自民党に逆風が吹いたが生きのびた議員ということだ。ほぼ間違いなく新自由主義者にして新保守主義者なのだろう。格差社会における支配階級に属する人物だ。

自民党もすっかり変わってしまって、田中角栄のような叩き上げの「庶民宰相」はもう出てこないだろう。もちろん、田中は功罪相半ばする政治家で、その「罪」の部分から目をそむけてはならないけれど、三角大福中の5人に世襲政治家は一人もいなかったのに、最近の首相は二世や三世ばかりで、いずれもろくな政治をやっていない。福田康夫首相も、父の福田赳夫元首相(タカ派だったので私は嫌っていた)が見たら、さぞお嘆きだろうと思う力のなさだ。

問題の有村は、二世議員でこそないものの、父の有村國宏(元滋賀県議会議員)は学習院大学出身で島村宜伸と共に今上天皇(当時は皇太子)の学友とのことだ。島村は自民党でも有名な右翼議員である。最近の自民党の政治家はこんな人ばかりだ。

私は民主党に対しても強い警戒感を持つ人間なのだが、それでも、自民党はもうとっくに賞味期限が切れていることだけは間違いないと思う今日この頃だ。


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すっかり忘れていたのだが、瀬戸大橋開通から今日で20周年なのだそうだ。地元の四国新聞などは別刷りで特集を組んでいる。

私は瀬戸大橋開通当時は本州の住人だった。初めて瀬戸大橋を利用したのは、開通4年後の1992年だ。橋ができる前に四国を訪れたことは一度だけある。フェリーで高知から入って四国を西に回り、高松から小豆島を経由して本州に戻る旅をした時だった。

本州から四国に渡ってきた人間だから、移住後瀬戸大橋を使ったことは数知れず、仕事にプライベートにと、数え切れないほど利用した。しかし、瀬戸大橋を利用する車の数は、1997年をピークにして2004年まで7年連続で減少したし、JR瀬戸大橋線の利用客も、1993年をピークに2004年まで長期低落した。これは、バブルが崩壊してから日本経済が長期低落した時期と符合する。

よく指摘されるストロー現象は、高松から岡山よりも、徳島から大阪・神戸への流れが特に顕著で、今朝の朝日新聞も、徳島から神戸の百貨店や商店街に消費者が流れていて、四国各県と京阪神を結ぶ高速バスの輸送人員が急増していることを伝えている。

支店経済の街・高松でもオフィスが岡山市などに統合される例が相次いで、オフィス仲介会社シービー・リチャードエリスによると、高松市のオフィス空室率は1998年の3%から2003年には19.5%にまではね上がったそうだ(4月10日付朝日新聞による)。1998年というと小渕内閣発足の年。この頃の新自由主義化の圧力は強烈だった。国民を新自由主義に教化しようとする宣伝が行われ、98年以前は私もそれを吸収しようとしていた。98年はようやく反新自由主義の言論が台頭し始めていた頃で、私はそれらに接して小躍りしたものだが、それは人口に膾炙(かいしゃ)するには至らず、2001年のコイズミ政権発足時には、こんな政権を国民が熱狂的に支持するなんて、日本は一体どうなってしまうだろうかと心配したものだ。そして、その不安は不幸にも的中してしまった。

瀬戸大橋をはじめとする3本の橋が、四国経済を振興させたとはあまりいえない現状だが、国土の均衡発展をもたらすのは政治の力だ。道路問題に関しては、確かに無駄な道路はやたらと作るべきではないが、真に必要な道路は整備していく必要がある。先日国民新党の亀井静香氏は、高知県の宿毛(すくも)市を「陸の孤島」と呼んだが、本当にその通りで、香川県民から見ると、宿毛は東京よりはるかに遠い。

そして、道路を論じる時見落とされがちなのが、公共の交通機関の衰退である。中国地方および四国に住んだ経験から、地方ではものすごい勢いで公共の交通機関が衰退してきており、いまや実質的に車なしで生活するのは困難な状態であることを知っているが、私はこれも新自由主義政策のなせるわざだと思う。ガソリン値下げで民主党が浮かれるのは結構な話だが、私のようなへそ曲がりは、ガソリンが値下げされるとさらにマイカーへの依存度が高まり、今よりもっと公共交通機関が衰退するのを恐れるのである。私はむしろガソリン税を値上げして、税の増収分は公共交通機関への補助や、環境対策に回すべきだと考えている。人間は長生きすると運動神経や反射神経が衰えて、車の運転には適さなくなる。そうなった時、公共交通機関が衰えた街は不便だし危険だ。今の地方はお年寄りが安心して住める環境とはいえなくなってきている。欧州などでは日本と同じくらいの規模の地方都市ではもっと公共交通機関が充実していると聞くのだが。

そういったことを考え合わせると、今の民主党の方向性を支持することは、私にはできない。


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稲田朋美による映画「靖国」の検閲騒ぎは、ようやくピークを超えたようだ。このところ、この問題のほかにチベット騒乱の件を取り上げたこともあって、当ブログのコメント欄はいつになく活況を呈していたが、活況というより「2ちゃんねる」状態といった方が良かったかもしれない。その中で、テロを肯定するコメントをした人物、他のコメンテーターの方を誹謗中傷するコメントを連発した人物を、それぞれ1名ずつブログへのコメント及びトラックバック禁止の措置をとった。片方が極右で、もう片方が毛沢東主義者の極左だから、バランスはいちおうとれていると思う(笑)。

荒らしのコメントにも参るが、当ブログの記事を勝手にコピー&ペーストして、あたかも自分のブログの記事であるかのように書いたブログまで現れたのには、本当に呆れた。4月5日の 「kojitakenの日記」 にも書いたが、これは、15日告示、27日投票の衆議院・山口2区の補選に自民党から立候補する山本繁太郎に関する記事を全文コピペされたもので、オリジナルの「きまぐれな日々」の記事は下記である。

"山本繁太郎とノーパンしゃぶしゃぶと耐震強度偽装と"
(3月12日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-590.html

この記事を無断で借用したブログが、当ブログに代わって検索エンジンを用いた検索結果で上位に表示され、当ブログは全く表示されなかったのには目が点になった。現在は、再び「きまぐれな日々」が上位(5位)にきて、無断借用ブログの順位は下がったが、それでもなお22番目に表示される。

当ブログの記事の引用は、自由にしていただいて構わないが、その際にはできればコメント欄で、非公開でもかまわないから連絡していただくとありがたい。メールフォームもあるが、このフォームから届くアドレスのメールにアクセスする頻度はあまり高くないので、コメントを送っていただく方が助かる。

そして、絶対に守っていただきたいことがある。それは、記事を引用する際には、引用元を明記し、当ブログからの引用であれば、引用元の記事にリンクを張っていただくことだ。前記の無断借用ブログはこれを行わず、当ブログからの引用を、あたかも自分のブログの文章であるかのような体裁にしていた。人がない知恵を絞って書いた記事がそんな扱いをされたらどう思うか、そのくらいの想像力は持ち合わせていて欲しいものだ。

ところで、山本繁太郎が立候補を予定している衆議院の山口2区補選だが、まだ告示前とはいえ、情勢は山本にとって極めて厳しく、民主党の平岡秀夫に圧倒的に分があると見られている。そりゃそうだろう。ノーパンしゃぶしゃぶの顧客にして、「耐震偽装隠蔽事件」の責任者とイーホームズ・藤田社長に名指しされた山本繁太郎なんかが、いくら超保守王国の山口県だからって当選できるはずがない。

もしこの補選で、下馬評通り山本繁太郎が惨敗した場合、福田康夫も苦境に立つが、山口県の選挙なので安倍晋三もダメージを受ける。しかし、自民党内で福田政権をよく思わない新自由主義勢力は、補選敗北の責任を福田首相に取らせて、総理・総裁の座を麻生太郎にすげ替えようと攻勢に出るだろうという見方がある。自民党は、衆議院の圧倒的な議席をそうそう簡単に手放すはずもないから、野党はよほど巧妙な戦略で自民党を追い込むしかないが、このところの民主党の動きを見ていると、とてもでないが素直に応援する気にはなれない。それもあって当ブログは、民主党に対して是々非々の立場をとっている。そのせいもあってか最近は民主党支持者からも批判を受けるようになった(笑)。

ま、政治の話題を扱うブログだから批判は受けてナンボである。当ブログもよく他のブログを名指しで批判するが、たいていは相手の人格を否定しようとするものではない。遠慮気兼ねなく批判し合えるようでありたい。よく、批判を受けるとナーバスになり、ひどい例になるとエントリを全部読まなければ人のブログを批判する資格はないとまで言い出す人がいるが、そういう姿勢は自由闊達な議論を妨げると思う。


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このところ、映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止問題をめぐる記事ばかりになっているが、以前から稲田朋美を批判してきた当ブログは、今回の騒動で、昨年11月の「大連立」騒動の時以来のアクセス数を記録している。そして、それよりも何よりも、われわれ日本人が「戦後レジーム」を維持できるかどうかが問われる正念場だと思う。ここで踏ん張らなければ、われわれは「戦後民主主義」を失ってしまうだろう。

だから、今日もこの話題を続ける。これまでの経緯については、昨日(4月7日)の「カナダde日本語」がまとめてくれている(下記URL)。
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-855.html

同ブログもこの件を何度も取り上げていて、「しつこいと言われるかもしれないが」とのことだが、当ブログの方がよほどしつこいといえるだろう。「また稲田朋美の記事か」と思われる読者も多かろうが、ここで引き下がるわけにはいかない。

当ブログは、「言論の自由」とか「表現の自由」という問題になると、ついむきになってしまう。右からにせよ左からにせよ「表現の自由」に制限をかけようとする動きに対して反発を感じ、ヴォルテールの言葉とされる「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利には賛成だ」に共感を持つものなのだが、ネット検索してみると、この言葉はヴォルテールの言葉かどうか疑わしいらしい。昨今は、この言葉に対して留保をつける超有名ブログや、「公共の福祉」によって表現の自由に規制がかけられて然るべきだと主張する有名ブログがあったりもする。

もちろん、当ブログとて野放図な権利が認められるべきだとは考えておらず、人間の生存権を脅かすような主張には規制があっても止むを得ないと考える。たとえば、テロを肯定する言論などがその例である。

たとえば、4月4日付エントリでも批判した「良識の星」なるHNの人物は、昨日のエントリにも現れて、下記のような呆れたコメントを送りつけてきた。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-609.html#comment3102

加藤紘一氏の発言は問題ですよね。一個人の単なる抗議をネット右翼の悪影響と結び付けようとしたり、自身の実家が放火されたのまで結び付けようとしていましたしね。それに本当に稲田氏にテレビ出演の依頼をしたのでしょうかね。なんといっても政治家として一個人の言論を封鎖しようとしたことは極刑に値しますね。

いうまでもなく、死刑制度のある日本では、「極刑」とは「死刑」を意味する。つまり、「良識の星」なる非常識人は、加藤紘一代議士へのテロを教唆したも同然だ。このコメントを受けて、当ブログは「良識の星」に対して、コメントおよびトラックバック禁止措置をとった。当ブログは、これが言論封殺であるとは全く考えていない。基本的人権、なかんずく生存権を脅かす言動に対しては、制限がかけられて当然だ。

しかし、この種の規制は止むを得ない場合に限るべきだろう。特に権力に反対する側が規制に容認的だと、それこそ権力によって同じ論法で言論を規制されてしまう。「表現の自由」や「言論の自由」というのは、とても重いものだと思うのだが、私の認識は間違っているのだろうか?

ところで、例外中の例外ともいえる規制を適用されてもよい対象として直ちに思いつくのは、石原慎太郎である。石原は、2003年に、テロを肯定する発言をした。
「田中均という奴は爆弾を仕掛けられた。当ったり前の話だとわたしは思う」

当時、多くのマスコミがこれを批判したが、その中から、Google検索で筆頭で引っかかった「沖縄タイムズ」の2003年9月13日付社説を紹介する。
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20030913.html

石原発言
「テロ容認」は許されない

 「田中均という奴(やつ)は爆弾を仕掛けられた。当ったり前の話だとわたしは思う」

 外務省の田中均外務審議官宅に時限式発火物とみられる不審物が仕掛けられた事件で、対北朝鮮外交に不満を持つ石原慎太郎東京都知事が自民党総裁選の応援演説でこう述べた。

 その後、「テロは悪いに決まっている」と釈明したが、発言はテロを容認したものといえ認めるわけにはいかない。

 田中審議官は家族とともに避難した。いかなる暴力も許してはならず、早期の事件解決を求めたい。

 石原氏は共同通信社の世論調査で「首相にふさわしい政治家」として、小泉純一郎首相を上回る支持を集めている。

 脅迫や暴力行為を認めるような発言は、政治への信頼を裏切るものと自覚すべきだ。

 犯人は「建国義勇軍国賊征伐隊」と名乗っている。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関連施設への狙撃や爆発物設置、自民党の野中広務元幹事長に弾丸を送付するなど一連の事件との関連が疑われている。

 朝日新聞社には同名の犯行声明も届いており、同一グループによる犯行の可能性が強い。

 小泉首相は「(石原氏の)発言は極めて不適切だ」と批判。外務省も「一連の外交は政府一体で行っており、特定の個人が勝手に交渉を進めているという事実はない」として、厳重に抗議するとの川口順子外相のコメントを発表した。

 石原氏の発言には第三国人、支那人、朝鮮人などというように、国内におけるマイノリティー(少数者)への差別や排外的な主張が目立つ。

 今回の発言も北朝鮮への強い反発が背景にあり、田中審議官の対話路線を批判したものと考えられる。

 確かに、解決をみない拉致問題に加え、ミサイル実験や核開発問題など、北朝鮮のエスカレートする瀬戸際外交は批判されてしかるべきだ。

 しかし、一連の爆発物事件にみられるテロ行為が許されるはずがない。

 石原氏の発言に潜む問題は、外交を一外務官僚の責任に帰し、なおかつ爆弾が仕掛けられてもいいという姿勢である。

 発言を容認する空気が醸成されてはならない。

 異論を暴力で封じ込めようとする風潮は極めて危険である。

 犯行をエスカレートさせないためにも、一日も早い犯人逮捕を望みたい。石原知事は潔く発言を撤回すべきだ。

(「沖縄タイムス」 2003年9月13日付社説)

真に許してはならないのは、この時の石原のような言論だ。だが、こんな発言を平然とする石原を、東京都民は昨年の都知事選で3選させてしまった。だから、私は石原に投票した東京都民は「愚民」だと臆することなく書くのだ。みすみす自分から言論の自由や表現の自由を手放してもよいという選択を、東京都民はした。

これまでにも何度も書いたように、稲田朋美は、加藤紘一の実家が焼かれた件をシンポジウムで笑いながら紹介した。当ブログの2006年11月23日付記事で紹介したように、2006年9月5日付の「北海道新聞」は、下記のように稲田を批判している。

稲田氏は、地元福井の新聞で首相の靖国参拝を批判する加藤紘一元幹事長と対談したことを紹介。加藤氏の実家が右翼団体幹部に放火された事件について「対談記事が掲載された十五日に、先生の家が丸焼けになった」と軽い口調で話した。約三百五十人の会場は爆笑に包まれた。

(「北海道新聞」 2006年9月5日付1面記事より)

稲田もまた石原同様、「言論の自由」や「表現の自由」を侵す危険な人物だ。だが幸い、今回の映画「靖国」上映中止問題で、世論は稲田を全く支持しなかった。次回の総選挙で稲田を落選させることができれば、規制に頼ることなく危険な言論を葬ることができるといえるのではないか。

繰り返すが、規制は、あくまで止むを得ない場合に限られるし、規制を濫用してはならないと考える。


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映画「靖国」の上映中止の件は、「表現の自由」にかかわる本当に重大な問題で、昨日(6日)の政治番組では、普段その新自由主義マンセーぶりに閉口させられる岸井成格や田原総一朗まで、国会議員による試写会上映と上映中止騒ぎとの因果関係を指摘し、これを問題視していた。

リバタリアンであれば自由を制限されることに反発するのは当然といえなくもないが、それよりも、田原や岸井には、70年代以前から活躍しているジャーナリストが持っているリベラリズムというものがあって、それはマスコミ界で偉くなるにつれて失われてはきているけれど、表現の自由が脅かされる事態に直面した時には、昔の気概を取り戻すだけのものを持っているのではないかと思う。そういった気概が、ブログ管理人やその前後の世代にあるかというと、正直言ってまことに心許ない。

今回、テレビ朝日の「サンデー・プロジェクト」では、映画を検閲しようとした首謀者・稲田朋美を名指しで批判する番組作りをしたが、これは責任の所在を明確にするという意味で高く評価したい。他のテレビ番組や新聞報道では、稲田朋美の名前が出てくるケースは少なく、「政治家」というぼかした表現になっていることが多い。そんな中にあって、サンプロは正面切って稲田朋美を批判したため、番組がこの問題を取り上げていた昨日の午前10時台には、「稲田朋美」の検索語による検索エンジン経由の当ブログへの訪問客が殺到し、アクセス数はこの1時間だけで500件を大きく超えた。

それにしても、稲田朋美やその周辺をめぐっては、いろんなブログの記事で、これでもか、これでもかとろくでもない材料が出てくる。

たとえば、「日本がアブナイ!」は、毎日新聞の報道をもとに、一議員には帰属しないはずの「国政調査権」を稲田が行使しようとしていたことを指摘していたし、「日暮れて途遠し」が新聞記事及び関係者のブログ記事をもとに論証したところによると、名古屋での上映中止には、稲田朋美も所属している日本会議がかかわっていたようだ。稲田らは、組織的・計画的な言論弾圧を行おうとしていたと言われても仕方がないと当ブログは考える。

こういう動きに、どちらかというと体制側のジャーナリストと思われる田原や岸井でさえ反対の声をあげているのだが、それより下の世代の反応が鈍いように思えてならない。たとえば朝日新聞の記者たちは、昔の世代と比較して権力の暴走を糾すチェック機能が甘いように見受けられる。「朝日新聞の民主党化」を指摘するのは、元共同通信記者の魚住昭だが、確かにそんな印象は否めない。テレビによく出てくる朝日新聞記者たちは、政府批判はするのだが、民主党と同じでどこか追及が甘いのである。3年前の郵政総選挙の時には、「コイズミさんの夢をかなえてあげたい」などと口走った朝日新聞記者もいた。

一方、今回批判を受けた稲田朋美らも、「公開前に映画の試写を要求したことはない」などと言って、映画「靖国」の配給協力と宣伝にあたったアルゴ・ピクチャーズの岡田裕社長に、「本当のことを言っていないからテレビに出てこられないんだろう」と言われる始末だ。番組司会の田原によると、稲田のみならず、「伝統と創造の会」の幹部7人に出演を依頼したが、全員に断られたのだという。論戦に出てくる気概もない人間が、陰でこそこそ映画の上映を妨げるような言動をする。それでも右翼かと言いたくなるほどだ。「伝統と創造の会」とは、その程度の信念も何もない議員たちの集団なのだ。

その腰抜け集団の圧力で映画の上映が中止される、というのはいかにも情けない話だが、番組では岡田裕社長や加藤紘一がネット右翼の行動の影響を指摘していた。つまり、稲田朋美らの言動がネット右翼たちをあおり、彼らの嫌がらせ電話などに音を上げた映画館が上映を止めてしまったのではないかということだ。

番組で加藤らがネット右翼を批判した時の「2ちゃんねる」が面白くて、テレビでネット右翼が批判されたというので大騒ぎになっていた。だが、加藤紘一によるネット右翼批判は、以前から雑誌や著書に載っているし、テレビの早朝番組で加藤が、極右議員らの思想や行動を説明する際に、日本会議について述べていたのを見たことがある。日本最大の右翼団体である日本会議は、長らく新聞記事にもめったに載らなかったが、一昨年12月15日に改正教育基本法が成立した翌日の毎日新聞が、安倍内閣の中枢の人たちと日本会議の関係について記述していた(当ブログ2006年12月16日付エントリ参照)。しかし、その後も相変わらず日本会議の名が新聞の紙面を飾る頻度はそう多くない。その中にあって、自民党代議士である加藤紘一の積極的な言論は特筆に価する。しかしその加藤ももう68歳。自民党には若手に「リベラル」といえる政治家がいなくなってしまった。

1950年代から70年代に生まれた日本人は、高度成長(1955年?73年)またはそのあとの安定成長期に子供時代を送った世代だ。戦争経験がないから正念場に弱いのかもしれないが、それにしても、ここぞという場面で沈黙してしまいがちな傾向が強いと思う。われわれの世代がしっかりしなければ、日本は沈没してしまうという強い危機感を持つ。今回の「表現の自由」の危機にあたっては、断固として声をあげ続けなければならない。


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当ブログでは、ガソリン税率の問題はほとんど取り上げてこなかった。この問題をめぐっては、自民党はもちろん民主党の主張にも全く賛成できなかったからだが、最近になってようやく「ガソリン税率は、むしろ上げるべきではないか」という主張が見られるようになった。

今朝(4月6日)の朝日新聞経済面に小此木潔編集委員が書いた記事は、
ガソリンの税率は英64.2%、独62.5%、仏61.7%(07年11月国際エネルギー機関調べ)に対し、日本は値下げ前で約40%だ。資源浪費型の米国(13.1%)ではなく、環境重視の欧州を参考に今以上の税率を目指すことが民主党にはふさわしいのに、残念ながら「減税ありき」に陥っている。
と指摘している。

この記事によると、民主党の経済政策のブレーンである神野直彦東大教授も、ガソリン税を一般税率化するとともに、環境問題を考慮して税率の引き上げをすべきだとの主張のようだし、今放送中のTBSテレビ「サンデーモーニング」でも、司会の関口宏や金子勝が環境問題の観点からガソリン税引き下げに疑義を呈していた。特に金子は、この減税分を消費税率アップで補おうとしているのではないかと指摘し、関口もそれに同意していたが、かつて消費税率引き上げを唱えていた小沢一郎が、例の「大連立」構想の際、福田康夫と消費税引き上げの密約を交わしていたのではないかとの疑惑を私は持っている。

こんな記事を書くと、「地球温暖化論のまやかし」論の唱道者たちから猛反発を食うだろうが、温暖化論の真偽の決着がつく頃には、地球環境は取り返しのつかないことになってしまっているのではないだろうか。

何より気になるのは、民主党が一昨年に方向転換した福祉国家路線からどんどん離れていっているように見えることだ。小沢一郎は、舵を徐々に新自由主義寄りに切り替えていっているように見える。


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先月後半くらいから、チベット騒乱の件と映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止の件で、ブログへのアクセス数が増えているが、特に「稲田朋美」を検索語にした検索エンジン経由のアクセスだけで、4月に入って1300件を超えており、当ブログの稲田朋美批判は、右翼の反発を買っている。また、チベット騒乱をめぐっては、今なお中国を「社会主義国」とする幻想にとらわれた古い左翼も批判したので、彼らからの批判も受けている。

当ブログは、コメント欄は基本的に放任主義で運営し、ごくたまにしか管理人はコメントしないが、よほどひどい誹謗中傷や、不適切な内容および「名無し」「通りすがり」などのHNでなければそのまま掲載している。管理人がコメント欄で議論する気はないので、ご承知おき願いたい。

さて、土曜日でもあるし、気分転換の意味で、主に 「はてブニュース」 経由で知った面白い科学ネタにいくつかリンクを貼ってお茶を濁しておく。特に解説はしないので、興味のない方は無視していただいてかまわない。

「円偏光」を感知できる特殊生物、シャコ
(WIRED VISION, 2008年4月1日)
http://wiredvision.jp/news/200804/2008040123.html

円偏光なんてどんなふうに見えるのかと思うが、シャコの写真がすごいし、「はてなブックマーク」のコメントの、
面白い。でもなぜかシャコの旨さは語られてない。
(goldiasさんのコメント)
にはウケた。

ルービックキューブは25手で完成可能、米研究者が新解法の証明に成功
(technobahn, 2008年3月27日)
http://www.technobahn.com/news/2008/200803271347.html

このパズルを懐かしがると歳がバレるが、やはり「はてなブックマーク」の、
すごい。すごいけど、力技かぁ…。20億通りをエレファントに証明。
(seamlessbiasさんのコメント)
にウケた。エレガントならぬエレファント。

オマケは擬似科学ネタ。

使い捨てカイロは常温核融合によって発熱する?
(NATROMの日記, 2008年3月24日)
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080324#p1

これには頭痛。思わず、「kojitakenの日記」に、「民主党は候補者に自然科学の学科試験を課すべきではないか?」という記事を書いてしまった。これに対し、「寧ろ経済学の試験を!」 (「Love, Living, Thinking」 2008年3月25日)と仰る方もいる。責任政党を目指す民主党には、課題が山積だ(笑)。

気分転換しようと思ったが、最後は擬似科学批判になってしまった今日この頃だ。


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このところ、映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止問題の記事を続けていたのだが、その間の4月1日に朝日新聞が報じたところによると、外交青書から、「自由と繁栄の弧」の文言が影を潜め、代わって「アジア外交重視」が前面に出たとのことだ。
http://www.asahi.com/politics/update/0401/TKY200804010041.html

上記朝日新聞記事は、「安倍・麻生外交から福田・高村外交へのシフトが鮮明に打ち出された格好だ」と指摘している。大いに結構な話だと思う。

「1月に成立した補給支援特別措置法によって、インド洋での給油活動が再開されたことなどを自賛している」のはいただけないが、安倍晋三や麻生太郎の唱える「価値観外交」から、現実的なアジア外交へと舵を切ったことは評価すべきだ。記事によると、
 外務省関係者によると、08年版では「自由と繁栄の弧」という表現はわずか3カ所で使われただけで、代わってアジア外交に重点が置かれている。特に日中関係では、要人の往来を通じて「ハイレベル対話が強化」され、「『戦略的互恵関係』の更なる進展に向けた展望が広がった」と評価している。
とのことだが、こういうニュースを読むと、安倍晋三内閣が倒れて福田康夫内閣に代わって良かったと思う。しかし、これが麻生太郎内閣なんかに代わったら、元の木阿弥になってしまうだろう。何でもかんでも自民党に反対しさえすれば良いというものではない。首相が福田から麻生に代わったりしたら、政治は間違いなく今よりもっと悪くなる。

つねづね思うのだが、右にせよ左にせよ、イデオロギーをもって現実の外交に当たることほど馬鹿げたことはない。自由主義経済をとる同盟国が日本の国益を損ねることもあるし、共産党一党独裁の国と適度な距離を保ちながらつき合うことが日本の国益にかなうなら、そのように行動すべきだろう。

もちろん、先だってから議論が沸騰しているチベット騒乱において、中国政府による人権抑圧を非難するのは当然のことだ。だが、右翼がチベットの人権侵害に反対するという時、往々にしてそれは口だけであることが多い。彼らは単に共産党一党独裁の中国の体制を崩壊させたいだけなのだ。

彼らの正体は、たとえば右からの人権抑圧や表現の自由への容喙(ようかい)が起きた時に明らかになる。

「良識の星」なるHNの人物も、その一人だ。この人物は、3月20日付のエントリ "安倍晋三や稲田朋美にチベット騒乱に口出しする資格はない" に、下記のようなコメントを書いた。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-596.html#comment3013

以下一部引用する。

(前略)弾圧されているものが中共という漢民族に対して自由を求めて抵抗をするのは当然の行為なのでは。慰安婦のときにはあまりにも怪しげなもと慰安婦の証言をうらずけもないまま信用し、チベット問題では必死に抵抗を繰り返し、世界に訴えようとする人々を一部の狂信者扱いし、ろくに耳を貸そうとせず、中共の言うことを鵜呑みにする方々にはたして人権のことを語る資格があるのでしょうか。ましてやあきらかな虐殺行為、ジェノサイトまで見過ごしにして、暴動鎮圧なんぞと吠えるばか者は恥を知れといいたい。 (後略)

「うらずけ」や「ジェノサイト」などというtypoは、読み直して誤りに気づいたら訂正してほしいものだし、従軍慰安婦についての意見にも賛成できないが、それはともかく、中国政府によるチベット人民の人権抑圧を非難する真面目な意見に見えなくもない。

しかし、同じ人物は4月1日付のエントリ "稲田朋美の恫喝に屈して、映画「靖国」上映を全館が中止" には、同一人物の手になるとはおよそ信じがたいほどの、問題意識の希薄なコメントをつけている。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-603.html#comment3016

以下一部引用する。

(前略)事前上映は助成の妥当性を見るためであり、そののちなぜ、見たいと思わない映画をわざわざ見なくてはならないのでしょうか。映画というのは自身が見たいと思うときお金を払って観るもので人に強制されるものではないのですが。(後略)

異国の人権抑圧にはあんなにも敏感だったのに、自国での「表現の自由」の侵害にはかくも鈍感な態度には呆れるほかないが、この「良識の星」なる人物は、私が引用しなかった部分で、先にコメントしていた方を中傷する文章を書くという「荒らし」行為まで働いた。こんな人物が「人権」を語るとは笑止千万、それこそ「恥を知れ」といいたくなるが、これが「ネット右翼クォリティ」なのである。

ネット検索をかけると、この「良識の星」なる人物は、あちこちのリベラル・左派系ブログのコメント欄に出没し、稲田朋美を擁護するコメントなどを書き散らしているようだ。よく思うのだが、「良識」を自称する人間が良識的であったためしはない。「正論」と銘打った雑誌に正論が掲載されることがほとんどないのと同じことだ。

チベット情勢の問題については、3日の朝日日経の社説がとりあげ、ともに中国にダライ・ラマとの対話を呼びかけている。特に朝日の方は中国政府に批判的なスタンスを明確にしており、この問題について何も語ろうとしない福田首相をも批判している。バランスのとれた主張と評価したい。

新聞の社説はどうしても当たりさわりのない表現になりがちだと思われる向きには、「カトラー:katolerのマーケティング言論」に掲載された3本の記事がオススメだ。

"チベット暴動、胡錦涛の恐れとダライ・ラマのメッセージ"
(3月18日)
http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2008/03/post_ae2a.html

"日本政府は、ダライ・ラマの対話路線を支持すべきだ"
(3月23日)
http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2008/03/post_7e57.html

"ダライ・ラマと毛沢東 ?その光と闇?" (3月30日)
http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2008/03/post_a34b.html

ところで、当ブログのコメント欄は承認制だが、いただいたコメントは、かなり乱暴なものであっても原則として掲載する方針だ。昨日、管理人の放任主義によってコメント欄が「2ちゃんねる」みたいになっていると指摘されたほどだ。但し、前にも書いたように「名無し」や「通りすがり」のようなHNは認めないし、「○○代議士は死ねばよい」などの、テロの肯定につながりかねないコメントは削除している。

とはいえ、いただいたコメントには管理人として賛同しかねるものが多い。ネット右翼系の稲田朋美擁護などは論外だが、チベット騒乱問題で、一方的に中国に肩入れしてダライ・ラマの悪口雑言を書き連ねたコメントも、古い左翼のイデオロギー剥き出しとしか思えない。右翼も左翼もご都合主義の知的不誠実な人たちばかりだなあと呆れ返るばかりだ。

上記katolerさんの3つの記事のうち、最後に記事の末尾に、興味深い指摘がある。

国際社会は、チベット問題について、中国政府に対してダライ・ラマとの対話を促すことが、最も正しい態度である。日本の頭の弱い右翼や中国嫌いの連中は、中国政府を罵ることしか能がないが、こうした反応は、「毒入り餃子問題」での対応を見ればわかるように、既に先方にとっては織り込みずみの反応である。反中国の声に反日感情を対峙させ、国内の結束に利用するというのが、毛沢東以来の常套手段だったことを忘れてはならない。

(「カトラー:katolerのマーケティング言論」 2008年3月30日付 "ダライ・ラマと毛沢東 ?その光と闇?"より)

この指摘には、思わず手を叩いてしまった。ネット右翼たちは、要は中国共産党の回し者も同然なのだ。敵の手の内にまんまとはまるネット右翼の言論も、中国政府による人権抑圧に目をつぶろうとするネット左翼の言論も、私に言わせればともに日本の国益を損ねるものだ。ネットでキャンキャン騒いでいる分にはまだどうってことないが、これが安倍晋三や麻生太郎のように、イデオロギーで外交を行おうとする場合、それが国益に与えるダメージは計り知れない。そういう政治が、日本国民を貧困に陥れるのである。イデオロギーの化け物のような政治家たちには、早晩退場願わなければならない。


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4月12日公開予定の映画「靖国 YASUKUNI」が、当日からの上映を予定していた5つの映画館すべてによって上映を中止されたニュースが報じられて以来、当ブログへのアクセス数が急増した。その多くが検索語「稲田朋美」による検索エンジン経由のアクセスである。

この映画に関しては、衆議院議員・稲田朋美および「伝統と創造の会」が、公開前に試写会の開催を文化庁に要求したことが報道され、このニュースがTBSテレビの「NEWS23」で報道されると同時に当ブログへのアクセスが殺到したことは3月14日付の記事に書いた。この稲田らの動きと、今回の映画館の上映自粛との因果関係は明らかだ。

トラックバックいただいた 「反戦塾」 の記事で知ったのだが、昨日(4月2日)の日経を除く全国紙4紙と東京新聞(中日新聞)のすべてが今回の上映中止の件を取り上げた。3月30日付エントリで書いたように、稲田が原告団弁護士を務めた「沖縄ノート」判決の時にもこの5紙が揃い踏みしたが、朝日・毎日・東京と読売・産経で主張が分かれた「沖縄ノート」判決の時と違って、今回は表向きは5紙ともに「表現の自由」を擁護する社説を掲載していた。

しかし、よくよく中身を見ると、読売は、
公的助成が妥当か否かの問題と、映画の上映とは、全く別問題である。

(中略)

稲田議員も、「私たちの行動が表現の自由に対する制限でないことを明らかにするためにも、上映を中止していただきたくない」としている。
などと書いて、妙に稲田をかばっているような表現になっている。

産経にいたっては、
「伝統と創造の会」が試写会を要求したのは、あくまで助成金の適否を検討するためで、税金の使い道を監視しなければならない国会議員として当然の行為である。

(中略)

 試写会に参加した議連関係者によると、この映画の最後の部分で“旧日本軍の蛮行”として中国側が反日宣伝に使っている信憑(しんぴょう)性に乏しい写真などが使われ、政治的中立性が疑われるという。

 不確かな写真を使った記録映画に、国民の税金が使われているとすれば問題である。文化庁には、助成金支出の適否について再検証を求めたい。
などと、「論議あるからこそ見たい」というタイトルからいつの間にかかけ離れた文章で結ばれている。衣の下から鎧が見える、ひどい社説である。

読売は、稲田をかばう一方で、
かつて、ジャーナリストの櫻井よしこさんの講演が、「慰安婦」についての発言を問題視する団体の要求で中止になった。

こうした言論や表現の自由への封殺を繰り返してはならない。
と書き、右翼言論に反対する側による言論封殺を槍玉に挙げている。売り言葉に買い言葉、という言葉を思い出させる。

たとえ右翼の言論だろうが、言論の自由は保障されるべきだ。それは当然のことだ。だが、読売が櫻井よしこの講演中止の件を持ち出す時、それは稲田らの行為と映画の上映中止の因果関係という、絶対に目をそらせてはならない論点をすり替えてしまう効果がある。これは、右派の言論だろうが左派の言論だろうが、決してやってはならない論法だ。こういう文章を書く態度を、「知的不誠実」という。

今回、問題にされなければならないことは2つあって、1つは今書いた稲田朋美および「伝統と創造の会」の試写会上映要求が右翼を焚き付けた因果関係で、もう1つは右翼を恐れて上映をやめてしまった映画館の姿勢である。後者は、20年前に昭和天皇の病状が悪化した時の「自粛」を思い出させるものだ。

当時のそんな雰囲気の中で、「天皇に戦争責任はあると思う」と発言した本島等元市長のことは、2006年11月25日のエントリで取り上げた。この記事は、当時反響が大きくて、数々のコメントをいただき、何度かコメント特集を組んだほどだ。その本島元市長は、2年後テロの凶弾に狙われて重傷を負った。そして、後任の伊藤一長前市長も昨年の市長選のさなか、射殺された。この銃撃は、私怨によるものなどとされているが、犯人が、稲田も所属している日本会議の関係者と親しかったことが指摘され、犯人が所属した暴力団とさる大物極右政治家の非公然後援会との関係も取り沙汰された。当ブログは、伊藤前市長の射殺事件もまた、言論の自由に対する許されざる挑戦であり、この時犯人の行為への強い憤りの声を発することのできなかった前首相・安倍晋三は、政治家失格であると考えている。

読売・産経以外の3紙の主張は、どれも妥当な内容であるが、稲田朋美の固有名詞を挙げたのは朝日新聞だけだ。その朝日の社説は、
稲田氏は「私たちの行動が表現の自由に対する制限でないことを明らかにするためにも、上映を中止していただきたくない」との談話を出した。それが本気ならば、上映を広く呼びかけて支えるなど具体的な行動を起こしたらどうか。
と書いている。当然の主張だろう。

稲田らがこの映画の上映を働きかける行動を起こさない限り、実質的に稲田らが上映中止に追い込んだものだという非難から逃れることはできない。朝日新聞の社説も、私などから見るとまだまだ手ぬるいが、少なくともこの朝日の指摘に対し、稲田らは答える必要があると思う。このまま稲田らが動かなければ、稲田らによる「試写会要求」が映画上映中止を招いた、と言われても仕方がない。

また、稲田らとともに批判したいのは映画館側の対応であって、右翼の街宣車に恐れをなして上演を止めた映画館も情けないが、他の映画館が上映を取り止めたからといって「それならウチも」とばかり簡単に右にならえをした付和雷同の映画館関係者はもっと情けない。こういう「事なかれ主義」がファシズムを呼び込む。以前私も、安倍晋三を排斥する「AbEnd」キャンペーンをやっていた頃、キャンペーンにかかわっていた仲間のはずの人たちの間にまでこの「事なかれ主義」がはびこっていたのに愕然としたことがある。

平和と自由を愛する人間には、断固として声をあげなければならない時がある。今がその時だ。


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西日本では、「1月は往(い)ぬ、2月は逃げる、3月は去る」といい、あっという間に過ぎ去っていくことをたとえる。私はこの表現を小学校2年生の時に担任の先生に教えられて知ったが、その通り、あっという間の3か月だった。

今日から4月。新生活スタートの時だ。当ブログは一昨年4月の開設で、間もなく2周年を迎える。2年前の今頃は、耐震強度偽装問題やライブドア事件で盛り上がったコイズミ政権追及の機運が、民主党の偽メール事件でポシャってしまい、「コイズミの次は安倍か」というあきらめムードが漂っていた。

それが、安倍晋三政権が自滅ともいえるドタバタ劇を演じ、昨年7月の参院選における自民党の歴史的大敗を経て、政界再編必至という状況にまで至った。

だが、いまいち気が晴れないのは、次の総選挙のあと、民意を無視した合従連衡によってわけのわからない政権ができるのではないかという疑念がぬぐえないからだ。選挙の結果がどうなろうと、参議院での民主党の第一党という状態は、このままだと2013年までは変わらないから、どのみち政界再編は不可避なのだが、スジ論からいえば、政界再編の道筋を示した上で解散総選挙に進まなければならない。しかし、現実には、政界再編の道筋を示すどころか、支持率が急降下してレームダック化がいわれる福田政権が倒れても、解散総選挙さえ行われず、麻生太郎が後継首相になるなどと噂され、それどころかコイズミ復活待望論まで聞かれる始末だ。これでは浮かれた気分になれないのも当然で、福田内閣の支持率低下は、安倍内閣の支持率低下のようには手放しで喜ぶ気にはなれないのである。

さらにいやなニュースは、映画「靖国」をめぐり、公開日の4月12日からの上映を決めていた映画館5館すべてが、上映中止を決めたことだ。
http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY200803310328.html

「お客さんや近隣の店への迷惑もあり、自主的に判断した」、「お客様に万が一のことがあってはならない」、「他の映画館が中止すると、こちらに嫌がらせが来るのではないか」などというのが映画館側の言い分だが、結局スーパーウルトラ極右・稲田朋美らのもくろみ通りの事態になってしまった。

上でリンクを張った朝日新聞の記事には、30件の「はてなブックマーク」がついているが、以下コメントをいくつか紹介する。

2008年03月31日 kamo_negitoro 映画 こうやって圧力をかければ映画の公開がなくなるという前例はできていくのか.主張に賛成するか反対するかに関わらずこういった手法を取る余地を残しては行けないし,この手法が有効である社会であってはならない.

2008年04月01日 katamachi トンデモ, 社会, 歴史 日本の中心でアイを叫んだけものが吠えれば、無理も道理になると言うことか。他者への尊敬の念を持てない人たちが「愛国心」を説いても意味ないだろ。

2008年04月01日 mahalito 靖国, 表現の自由, ヘタれた民主主義 こっちにもコピペ。「街宣車がくるぞー」と言えば、集会は開けず、映画は上映できない国であることが証明された。街宣車が事実上の権力を握ったわけだ。これで右翼にますます資金が集まるようになるな。

表現の自由の敵・稲田朋美が高笑いしているのが目に浮かぶが、稲田は、次の総選挙で不利とされるコイズミチルドレンの中にあって存在感を高めるためにこんな極右パフォーマンスをやっているのだろうと私は想像する。そして、政界にはそんな稲田をもてはやす空気さえある。

いや、政界ばかりではない。毎日新聞の岩見隆夫などは、「サンデー毎日」のコラムで稲田を持ち上げている。

岩見のデタラメぶりは、下記記事で痛快に叩かれているが、その中に岩見が稲田を持ち上げている箇所も引用されている。
岩見隆夫「サンデー時評」のインチキ
(「Apes! Not Monkeys!」より)
http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C497052863/E20080320124705/index.html

岩見隆夫というと、毎日新聞低迷の象徴のようなイメージが私にはあり、昔からたいして買っていないジャーナリストなのだが、上記リンク先の記事などを見ていると、もともとたいしたことのなかった岩見がさらに衰え、もう竹村健一と同じように引退したほうが良いのではないかと思える。そして、こんな化石ジャーナリストが稲田を持ち上げるのである。岩見は、今回の「靖国」上映自粛騒ぎに稲田が演じた役割をどう評価するのだろうか。

いやなことばかりの新年度スタートとなったが、ここで切れてはいけないと自分に言い聞かせる今日この頃である。

[追記]
稲田は、「我々が問題にしたのは助成の妥当性であり、映画の上映の是非を問題にしたことは一度もない。いかなる内容の映画であれ、それを政治家が批判し、上映をやめさせるようなことが許されてはならない」などとする談話を出したそうだが、開いた口が塞がらない。自分で煽っておいて、あたしゃ知らんよ、なんて言い草が通用するでもと思っているのだろうか。


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