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きまぐれな日々

東京都知事の石原慎太郎と並んで、大阪府知事の橋下徹は不愉快な話題ばかり提供してくれる。今度は、大阪府議会警察常任委員会で、警察の留置場を本来の拘置所の代わりに使う代用監獄制度について、「治安維持などの点から考えると、実務上の必要性もある」との考えを示した(asahi.comより=下記URL)。
http://www.asahi.com/politics/update/0324/OSK200803240055.html

この朝日新聞記事にもあるように、代用監獄制度は「冤罪の温床になっている」との批判が根強い。国際人権(自由権)規約委員会も、2度にわたって廃止勧告を行っているほか、1993年に国連自由権規約委員会が日本政府に代用監獄の廃止を勧告した。さらに、昨年5月には国連の拷問禁止委員会が日本政府に改善を求めた。

昨年4月30日および5月1日のライブドア・ニュースで、海渡雄一弁護士が、代用監獄の問題点について語っている。
「代用監獄問題とは何か(上)」
http://news.livedoor.com/article/detail/1903200/

「代用監獄問題とは何か(下)」
http://news.livedoor.com/article/detail/1904530/

代用監獄への拘留によって虚偽の自白や証言が引き出された例として、鳩山邦夫が「冤罪ではない」と発言して話題になった志布志事件や、先日被告の無罪が確定した引野口事件が挙げられる。

それにしても呆れるのが、弁護士だった橋下が代用監獄は必要だと発言したことだ。弁護士とは、被告人の弁護人として法廷で主張・弁護などを行う職業なのではなかったのか。

しかし、さらに呆れるのが大阪府民であって、朝日新聞は、「橋下徹知事に批判的な発言をすると、抗議が殺到する状況になっている」と報じている。
http://www.asahi.com/politics/update/0318/OSK200803180103.html

朝礼で橋下に直接意見を言った職員には1000通を超える抗議のメールが府に届き、府議会で橋下の著書の一節を批判しながら答弁を求めなかった民主党府議に、橋下が「答弁の形も与えないようなひきょうな大人にはなってほしくない」と反論したところ、それに呼応した府民が民主党府議の事務所に「知事をいじめるな」などという非難のメールを送ったり匿名の抗議電話をかけたりした。その過激さは、与党・自民党の府議さえ「怖い。自由な議論ができなくなる」と心配するほどだという。むき出しの強権政治家・橋下を熱狂的に支持するとは、大阪というのは「判官びいき」どころか「弱い者いじめ」を好むサディストたちや、橋下にいじめられたいマゾヒストたちが住む街なのだろう。

それにしてもこれは、7年前、コイズミが総理大臣になった頃を思い出させる話だ。当時、コイズミや田中真紀子外相を批判した人には日本中から抗議が殺到した。日本をぶっ壊した男・コイズミを国民は熱烈に支持したのだ。現在の「橋下フィーバー」はその大阪版だろう。これに対しては、「衆愚」以外の形容を私は思いつかない。

首都・東京でも、「新銀行東京」の失敗に対しては都知事・石原慎太郎に責任があるとの意見が大多数であるにもかかわらず、その石原への支持がなお5割前後を保つという矛盾した世論調査結果が出ており、このことは東京都民には論理的思考力を持たない人が多いことを示すが、東西の二大都市の民度の低下には匙を投げたくなる。東京都と大阪府は日本から切り離してそれぞれ独立させてはどうだろうか。もっともそんなことをしたら、東京国と大阪国が徴兵制を敷いて軍事同盟を結び、日本を侵略しそうだが。

冗談はともかくとしても、東の石原慎太郎、西の橋下徹は「日本の恥」としか言いようがあるまい。


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