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きまぐれな日々

ブログ言論の何がいけないといって、それが全世界に向けて発信しているインターネットに乗っているものであるにもかかわらず、妙に閉鎖的で、「トンデモ」や「陰謀論」が横行することだ。これは、ネット右翼系、リベラル・平和系を問わない傾向だ。

本論はリベラル・平和系ブログに横行する陰謀論やトンデモへの批判だが、最初にネット右翼系のトンデモの例を挙げておくと、今夏の参院選にも出馬した某有名ブログの管理人が、「ナノ食品」なる怪しげな商売をやっているとの情報がある。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070906

「極右」を自称しながらこんなことをやっている者を叩くのは簡単だが、当ブログは、より性質が悪いのは、「筋の通らない味方」であると考える。

最近、「トラックバックピープル・自民党」や同種のTBPに、疑似科学の範疇に属するエントリが多くトラックバックされ、それが私を苛立たせる。代表的な例が「9・11自作自演説」で、最近はこの説を当然の前提とした議論を展開するブログが続出しているありさまだ。

当ブログにトラックバックいただいた 「たんぽぽのなみだ?運営日誌」 に紹介されている 「アルバイシンの丘」 で展開されている 「9・11自作自演説」 をめぐるコメントツリーはすさまじいものだ。これに当ブログが参戦するつもりはないが(エネルギーを消耗するだけなので)、代わりにいくつかの馬鹿げたトンデモを紹介しておこう。

一つは、ケムトレイルというやつ。いちいち説明するのもバカバカしいので、下記ブログ記事をご参照いただきたい。
http://cp.rdy.jp/2007/02/post_692.html

また、アメリカで行われている高周波活性オーロラ調査プログラム(HAARP)を気象兵器だとか地震兵器だとか騒いでいる人たちもいる。これも、鬱陶しいので 「HAARP 気象兵器」 を検索語にしてネット検索してみてください、というにとどめておく。こんな記事ばかり公開しているブログが「Google八分」に遭っていると騒いでいるが、単にあまりにバカバカしいので、そんなものを検索したり、トンデモ記事を読もうとする人などほとんどいないだけの話である。そんなサイトを相手にしていられるほど権力側もヒマじゃない。

こういう陰謀論大好きのブログを 「気づいて」 くださいとばかりに好意的に紹介していた軽率なブログがあった。管理人に悪意は全くないとは思うが、結果的に世間に害毒を垂れ流していると当ブログは考えるので、影響されかかっている方がおられるなら、再考を促したい。

そういえば、「水からの伝言」 というのも、中学生にも見抜ける程度のどうしようもないトンデモである。

これは、氷の結晶を作る際に「ありがとう」や「平和」など「よい言葉」をかけると美しい雪花状の結晶ができ、「ばかやろう」や「戦争」など「悪い言葉」をかけると汚い結晶ができると主張しする本が、写真つきで出版され、20万部のベストセラーになったというものである。言葉のかけ方は「紙に言葉を書いて、水を入れたビンに貼る(この際、水から「見える」ように文字の書かれた面を内側にして貼る)」あるいは「水のはいったビンに向かって声をかける」などである。また、水を入れたビンに「音楽を聴かせる」と音楽の種類によって結晶形が変わると主張されている。このトンデモを信じかけた方がおられるなら、下記の記事(たいへん良い記事だと思う)をよくお読みいただきたい。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/

なお、この件については、水の入ったビンに "Shine!" と書いた紙を貼ったらどうなるか、と指摘した人がいて、これには大笑いしてしまった。英語では「輝け!」という意味だし、2ちゃんねる用語だと「氏ね!」という意味になるからだ(笑)。

以上は主に疑似科学の話で、ことに最後のものは陰謀論とも関係ない単なる笑い話だが、人文・社会科学の領域に属する事項についても、陰謀論やトンデモは後を絶たない、というより自然科学に関係するもののように誰にでも分かるトンデモの否定を行うことが容易ではないので、陰謀論は百花繚乱の観を呈している。

たとえば、アメリカがグローバリズムを日本に押し付けようとしてきたことは紛れもない事実だと思うし、それがアメリカの国益にかなうという動機に発していることも議論の余地はないと思うが、何でもかんでも「アメリカの陰謀」に結びつけてしまうのは危険な傾向だと思う。この傾向は、関岡英之の著書を金科玉条のようにありがたがっている人たちに特に顕著で、「反郵政民営化原理主義」あるいは「反年次改革要望書原理主義」とでも称するべきものであると私は考えている。何度も書くように、そこでは関岡英之の立てた仮説が「ドグマ」(教義)と化してしまっている。関岡の指摘自体は評価に値すると思うのだが、それが教条主義化してしまっているのが残念なところである。竹中平蔵はアメリカのエージェントなんかではなく、単なるアメリカかぶれの四流経済学者であり、われわれはアメリカの脅威におびえるより、竹中ごときにダマされる日本人の民度の低さを、それこそどげんかせんといかんと思う。

いずれにせよ、当ブログは新自由主義とも闘うが、「トンデモ」や「陰謀論」とも闘わなければならないと思う。「トンデモ」や「陰謀論」はポピュリズムに乗りやすい俗論の代表的なものであり、ポピュリズムはファシズムへの道を開くものであると当ブログは考えるからである。

[追記] (2008.2.29)
当エントリにコメントされる方は、下記URLの記事をよくお読みください。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-575.html


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