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きまぐれな日々

参院選の公示は、来週木曜日、7月12日だ。この土日は、公示日前最後の週末であって、書きたいことを存分に書けるのも今のうちだから、思いっきり書いてみたい(笑)。

年金を争点にしたい勢力、左右から憲法を争点にしたい勢力、「具体的なことはわからないが、サワヤカなアベソーリのキャラクターを支持する層」をダマしたい勢力などが入り乱れた言論戦になっているが、年金も格差問題も自殺問題も憲法もすべて大事な争点だ。憲法にだけこだわりたい人たちは、年金なんて一、二年のスパンの問題だろうなどというが、そんな生易しい問題ではない。背後に財政投融資をめぐる闇がある。私は、財投の多くが不良債権化していて回収不能になっていると推測しており、これは、近い将来間違いなく大問題になる。『「民」の不良債権処理はずいぶん進んだが、「官」の不良債権処理は全然進んでおらず、より規模が大きく深刻なのはこちらの方だ』 とは、よく指摘されることだ。これを解決するために、税金の投入が図られるだろう。私は、安倍晋三が唐突に消費税率引き上げをほのめかしたのも、このことと関係しているのではないかと疑っている。

自民党は、年金問題を自治労の問題にすり替えようとしているが、こんなくだらないコミ戦の宣伝にダマされる人がいたら、「B層」 としかいいようがない。これまで年金を食い物をしていたのは 「政官業」 の癒着構造であり、自民党の政治家たちはたっぷりうまい汁を吸ってきたはずなのである。

さて、公示前というのに、共同通信による参院選の情勢分析記事が地方紙に載っているので、これをもとに当ブログ管理人の独断を交えて概観してみよう。

勝敗の鍵を握る一人区だが、自民党と民主党の一騎打ちになっているところが多い。このうち、はっきり自民党が優位に立っているとされるのは山口、石川、福井、和歌山などで、残念ながら安倍晋三の地元・山口は林芳正(自民)が「磐石」だそうだ。尊敬すべき先輩ブロガーである民主党の戸倉多香子さんに頑張ってほしいところだが、情勢は厳しいようだ。森喜朗の地元・石川も民主党の出遅れが響いている。世耕弘成が立候補している和歌山も、民主党が出遅れた。群馬の山本一太も優勢らしい。世耕や一太が落選の危機に見舞われれば面白いのだが、自民党への逆風もそこまでは強烈でないようだ。

これに対し、民主党が磐石なのは小沢一郎の地元・岩手だ。奈良や三重も民主党が優勢らしい。

このように、「絶対有利」の選挙区を多く持っているのは自民党の方だが、多くの選挙区で共同通信の記事は玉虫色の記述になっている。注目されるのは、これまで自民党が圧倒的に強かった四国で、四県とも玉虫色の記述になっていることであり、私の感触では香川は植松恵美子(民主)が優勢、他の三県は大接戦なのではないかと思う。愛媛などは、衆院の小選挙区制導入以降、自民党が衆参全議席を独占している「保守王国」なのだが、その愛媛でも激戦になっているということは、3年前の参院選以上に自民党が苦戦していることを意味すると思う。中国地方でも、注目の岡山で片山虎之助(自民)が優位であることを示す記述は見当たらない(劣勢とも書かれていない)ところを見ると、参院自民党の大物・片山でさえ安閑としていられない苦戦を強いられていることが推測される。東北でも民主党に勢いがある。上記の四国・中国・東北は、これまでの選挙では自民党の得票率が特に高かった地方であり、そこでも苦戦が伝えられる自民党の足腰は、相当に弱っているといえる。

二人区は、大半が自民党と民主党で議席を分け合いそうだが、自民党が議席を得られない選挙区が出てくる可能性がある。自民党の空白区となっていた新潟では、自民の1議席の確保は確実と見られていたが、雲行きが怪しくなってきたらしい。

三人区では民主党が2議席を確保しそうな選挙区がいくつかあるが、自民党が2議席を確保する選挙区はなさそうだ。自民党は、千葉で2議席を狙っているようだが、おそらく無理だろう。五人区の東京でも自民党はおそらく1議席にとどまり、丸川珠代は落選する可能性が高い。

選挙区では自民党の協力を得ている公明党も数議席を取るだろうが、どうしても自民・民主両党が大部分の議席をとってしまいそうだ。多くの方が指摘していることだが、自民党により大きなダメージを与えるために、二人区以上では、反自公の有権者には、あまり民主党にばかり票を集めず、他の野党や諸派に票を流して、自民党の議席を可能な限り減らす投票行動を求めたい。特に、二人区は自民党が2議席を確保する可能性のある選挙区は皆無だから、うまく票を配分して自民党の議席をゼロにする選挙区が出れば、自民党を惨敗に追い込む芽が出てくる。

比例区は、選挙区より民意を反映する比例代表制だから、好きな政党なり候補者に投票すればよいのだが、民主党に投票する場合は候補者名を書いてネオコン候補を落とすことが必要だ。共同通信の記事を見ると、共産党は紙智子、井上哲士の2人が有力で山下芳生、春名眞章、谷川智行らがそれに続き、社民党は参院幹事長の又市征治が有力で山内徳信、上原公子がそれに続くようだ。個人的には社民党の上原公子氏の健闘に期待したい。民主党を信用し切れない有権者は、たとえば新党日本なんかに入れるくらいなら、社民党か共産党に入れた方がずっと良いと思う。両党の旧態依然とした体質には、私も強い不満を持っているが、今回に限ってはそれを我慢してほしい。国会には、まともな批判勢力がもっと必要なのだ。

ところで、共同通信の分析によると新党日本の田中康夫が1議席を獲得する可能性が高いようだ。これには釈然としないが、有田芳生(ヨシフ)が当選圏にはるか及びそうもないのは、当然とはいえ喜ばしい。それに、共同通信の分析後に新党日本の内紛が起き、正体を現したことによって、田中康夫にも落選の可能性が出てきたのではないか。自民党に戻りたいがために「解党宣言」をした二人は論外だが、新党日本の候補者として「護憲」を訴えている田中康夫や有田ヨシフも、これまで権力側を助けてきた。このことについては、当ブログの記事 『反 「新党日本」 宣言 ? 「田中康夫」 「有田芳生」 を落選させよう!』 をご参照いただきたいが、「新党日本への投票は、実質的に与党への投票と同じことだ」 と、再度強調したい。

なお、国民新党の自見庄三郎と小林興起も有力らしいが、残念ながら、9条ネットに関しては一行の記述もなく、当選圏には遠そうだ。右翼会派 「維新政党・新風」 についても何も書かれていないが、こちらは当然だろう。

以上は、共同通信の分析を下敷きにしながらも、好き勝手に書いたものだが、改めて概観すると、自民党には複数区で2人を当選させる力もなく、改選議席の確保はもともと無理だ。この状況下で、もし自民党が与野党逆転を阻止するなら、実質的には自民党の圧勝と言ってよいと思う。民主党の小沢代表は、与野党逆転がならなかったら辞任すると言っているが、当然のことだ。もしそんなことになったら、民意無視の安倍政治が延々と続き、冗談抜きで日本が 『the End!』 になってしまう。権力者の横暴が続くうち、国民はいつしかそれに慣れてしまって、異常を異常と思わなくなり(現在既にかなりの程度そうなっていると思うが)、日本は破滅への道を一直線に歩むことになってしまう。

それを阻止するためには、選挙権を行使して、安倍内閣に「NO!」の意思表示をしなければならない。


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