きまぐれな日々

11月も今日で終わり。今日は恒例の月間アクセス状況のまとめでお茶を濁す。
11月のアクセス数情報は下記の通り。

トータルアクセス数(FC2カウンタ) 44,886件(前月比35.9%増)
トータルアクセス数(FC2アクセス解析) 48,133件(前月比35.9%増)
ユニークアクセス数(FC2アクセス解析) 30,476件(前月比41.0%増)

10月16日以来、1日のトータルアクセス数が1000件を超える状態が続いている。重複を数えないユニークアクセス数で、1日平均ほぼ1000件のアクセスをいただいた。
今月は、アクセス数の多い今のうちに、ため込んだ情報を吐き出して、ちょっとでも「AbEnd」をアピールしようと、自分で書くのもなんだが、だいぶ頑張った。皆さまのおかげもあって、「安倍晋三?トラックバック・ピープル」の知名度も上がってきて、毎日のように新しいブログからTBをいただくようになった。それが、当ブログのアクセス数増加にもつながったのだと思う。

「安倍晋三?トラックバック・ピープル」は、何度も書くように、6月18日に「カナダde日本語」の管理人・美爾依さんによって開設されたが、11月終了時点で、3134件のトラックバック件数を数えている。
私は、開設当初からの協力者で、キリ番好きでもあるので、1000件ごとに「kojitakenの日記」に記録しているが、それをここに再掲する。

2006年6月18日:「安倍晋三?トラックバック・ピープル」開設
2006年9月12日:1000件(開設日から86日)
2006年10月27日:2000件(1000件達成から45日)
2006年11月27日:3000件(2000件達成から31日)

ご覧のように、TB件数は増加の一方であり、「カナダde日本語」の記事にも書かれているように、TBされる記事の質も上がってきているように思う。
安倍晋三首相は、昨年の総選挙における「郵政造反議員」の復党を急いで、内閣支持率を大幅に下げているようだ。なぜそんなものを急ぐのか全く理解できない、いわば「敵失」だが、これでさらに「AbEnd」(安倍晋三の異常終了)に弾みがつくものと期待している(笑)。

「AbEnd」の成長以外で、ブログへのアクセス数増加の要因をあげると、大きく二つあって、一つは、10月後半以来、「きっこの日記」を舞台に、イーホームズの藤田社長が発信している情報のうち、「転載可」と表記されたものを、私が運営しているもう一つのブログ「kojitakenの日記」に何回か転載したことが、当ブログの知名度アップにつながったことだ。当ブログの1日のアクセス数が安定して4桁に乗るようになった時期と一致している。

もっとも、実はこの分野には私はたいした寄与はしていない。この分野では、精力的に活動されているブログがいくつかあり、特に「らくちんランプ」(管理人:スパイラルドラゴンさん)の大活躍は目を見張る素晴らしさである。光栄にも、当ブログは「らくちんランプ」からリンクを張っていただいているので、ここ経由のアクセス数がたいへん多い。つまり、必ずしも自力でアクセス数を増やしたのではなく、スパイラルドラゴンさんをはじめとする多くの方々のおかげでアクセス数が増えたというべきだろう。

もう一つは、「はてな」系からのアクセスが増えたことで、いくつかの記事が「はてな」で「注目記事」扱いされたのをきっかけに、「はてな」ユーザーからのアクセスが増えた。

また11月度は、10月度に激減した検索エンジン経由のアクセスが、一転急増した。検索語は「工藤会」と「安倍晋三」が急増(笑)。これは、「現代」12月号に掲載された魚住昭さんと青木理さんの記事を当ブログで紹介したためだろうと考えている(「共同通信が安倍晋三のスキャンダルをもみ消した」=11月3日付)。魚住さんと青木さんが指摘する「もみ消された」スキャンダルに、工藤会系の暴力団がからんでいるとされるからである。
また、少々気味が悪いが、「きまぐれな日々」のブログ名での検索も急増した。

「Yahoo!」検索経由のアクセス数: 4,898件(前月比103.9%増)
「Google」検索経由のアクセス数: 2,028件(前月比55.4%増)

検索語ランキング ベスト5
 1位 「工藤会」 309件
 2位 「安倍晋三」 276件
 3位 「小泉純一郎 離婚」 224件
 4位 「きまぐれな日々」 132件
 5位 「勝谷誠彦」 122件

検索語ランキング5位の「勝谷誠彦」に対しては、以前は批判一辺倒だったが、イーホームズ藤田社長の件で、江川紹子さんらに次いで、各媒体で藤田社長擁護の主張をしていたこともあって、最近は少し株を上げている。
6位以下に「池田香代子」「中西輝政」「魚住昭」と、弊ブログで取り上げた方々の名前が並んでいる。池田さんと魚住さんについては肯定的に、また中西輝政(安倍晋三のブレーン)については否定的に取り上げた。

検索元URLは、集計が面倒なのではしょるが、いつも安定して多い「カナダde日本語」に加えて、10月度から、先ほども書いたように「らくちんランプ」経由のアクセスが多い。また、11月度は「成城トランスカレッジ!」から2度リンクを張られ、それだけでここ経由のアクセスが1000件を突破した。なんと、まともな政治記事と並んで、本来政治・経済の門外漢である私のブログにリンクが張られていたので、緊張してしまった。「kojitakenの日記」ではともかく、こちらのブログでは、うっかり記事を書き飛ばすわけにはいかなくなっている。その他、11月度は「AbEnd」仲間たちのブログ経由に加えて、「はてな」経由のアクセスが急増した。

アクセス回数に関する情報は、下記の通り。

初回訪問: 12,962件 (42.5%)
2回目訪問: 1,989件 (6.5%)
100回以上訪問: 2,034件 (6.7%)

訪問回数の構成比は、10月度とさほど大きく変わらず、パイ全体が大きくなっている格好だが、よく見ると、2回目の訪問客も100回以上の訪問客も比率がやや下がっており、上記の表で数字を示していない、3回目?99回目の訪問客の比率が増えている。比較的訪問歴の浅いリピーターの方が増えていることを意味すると思う。課題は、2回目の訪問客数対初回訪問客数の比率が、相変わらず高いとはいえないことだろう。

以上、弊ブログへのアクセスに関するデータを公開したが、アクセス数の増加を目的にしてブログをやるのが本末転倒であることはいうまでもない。「教育基本法」や「共謀罪」など、差し迫った問題は山積だが、私個人としては、そろそろ再び充電をしなければいけない時期にさしかかってきたと思う。今から12月度に予想されるアクセス数減少のイイワケをするわけではないが(笑)、記事にするネタのストックも減少傾向にあるし、今月並みのペースでいつもいつも記事を書いていたら、正直いって体が持たない。そこで、12月はちょっと新しい記事の公開をお休みする日を増やしたいと思う。もう少し勉強して、効果的に安倍晋三を撃つ記事が公開できれば、と考えている。あと、水面下の活動も増やしたいなどと、ブキミなことも書いてみて、今月の締めにしたいと思う(笑)。


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昨年(2005年)の総選挙報道はショッキングだった。選挙期間中、マスコミ、特に電波媒体が一斉に小泉を応援し、自民党を大勝に導いたからである。「朝日新聞」が、小泉の「刺客作戦」を社説で称賛したのにも驚いたが、それにもまして、それまで「反政府的」と見られていたTBSやテレビ朝日が、小泉の狙った、議論の「郵政民営化」への一本化を煽りに煽ったことが、選挙の帰趨を決定した。テレビ朝日の番組に出てくる田原総一朗と古舘伊知郎、それにTBSに出てくるみのもんたと岸井成格を、私は「四悪」と命名し、その時以来今にいたるまで蛇蝎のごとく嫌い続けている。自民党は現在、「郵政造反組」の議員たちの復党を狙っているが、これが実現すれば、議席の二重取りの詐欺行為というしかない。こんなものに協力したマスコミの罪は、限りなく重い。

こんなマスコミなんかに世論を誘導されてはたまったものではない、と思ったのが、私が政治ブログを開設するきっかけの一つになった。

ところで、私がもっとも信頼しているジャーナリストの一人が、魚住昭さんである。魚住さんについては、当ブログで何度も取り上げた。
私は読売新聞のナベツネこと渡邉恒雄会長が大嫌いである。それは、私が大のアンチジャイアンツであることに起因しているが、魚住さんは、「渡邉恒雄・メディアと権力」(講談社, 2000年)という本を書いた。この本は、ジャイアンツの金権補強がついに功を奏し、マスコミが待望していた「ON対決」の日本シリーズで、長島ジャイアンツが王ホークスを下した2000年に出版された。ナベツネの本性をあますところなく描いた名著である。この日本シリーズでジャイアンツが優勝を決めた日、私は魚住さんのこの本を最初から最後まで読み返し、「今に見ておれ、ナベツネめ」という思いを新たにしたものだ(笑)。今没落しているジャイアンツを見るにつけ、安倍自民党も同じ末路をたどるだろう、いやたどらせてみせるなどと思う今日この頃だ。

私が魚住さんにもっとも感心するのは、思考の柔軟さだ。自分が間違っていると思ったら、過去の自著を否定することも厭わない。たとえば、魚住さんには「特捜検察」(岩波新書、1997年)という、特捜検察を称揚した著書があるが、この本を出版した4年後には「特捜検察の闇」(文藝春秋、2001年)を出版し、一転して特捜検察の暗部を暴いた。中道左派といえるスタンスも私と近く、共感を持って著書を読むことができる。

少し古いソースだが、その魚住さんが、「サイゾー」2005年11月号で、元「噂の真相」編集長の岡留康則さんと対談している。これは、「サイゾー」2006年10月号別冊「噂の闘論外伝 岡留安則 vs 12人の論客」に収録されている。この対談は、『"クリーンなタカ派" 安倍晋三をめぐる「NHK番組改編事件」の闇』と題されており(本シリーズの「その2」でも書いたように、安倍は「クリーンなタカ派」どころか「真っ黒な極右」だと私は考えているが)、この本論についてもいずれ当ブログで取り上げるつもりだ。しかし、「言論の自由」シリーズの最終回の今回は、「大マスコミが小泉の新自由主義を支持する理由」について二人が語っている部分を取り上げる。なお、「小泉の」となっているのは、対談が小泉政権時におこなわれたものだからである。

以下に対談記事を引用するが、引用部分の直前で、二人は2004年に「週刊文春」に掲載された田中真紀子氏の長女のプライバシーに関する記事について、田中氏の長女から雑誌の販売停止を求める仮処分が申請された件(東京地裁は同処分を認めたが、東京高裁がこれを取り消した)について論争している。岡留さんは「言論の自由」の観点から文春を擁護し、魚住さんは販売停止処分の取り消しは肯定しながらも、プライバシーを侵害した文春を批判している。以下の引用部分は、その論争に続く部分である。

大マスコミが小泉の新自由主義を支持する理由

岡留 ただ、今回「言論の自由」を声高に強く主張せざるを得ないのは、プライバシー権というのが、権力者にとって、一番都合のいい言葉になりつつある時代だからです。公明党が名誉毀損損害賠償の高額化に力を入れたり、憲法にプライバシー条項を入れようと躍起になっているのは、究極的には池田大作を守るためでしょう。でも、巨大宗教のドンてすらプライバシーは現行法で十分守られているし、裁判を通じて名誉回復だってできる。今、日本がどんどん新自由主義化しているなかで、そういう権力者についてのプライバシーは書いてはいけないという規制が強まっているのは、強者が保護される階級社会の固定化を狙っているとしか思えない。しかも、プライバシー権の保護を個人情報保護法と絡めたら、官報の役回りを果たす新聞は生き残れても、週刊誌などは生き残れませんよ。エロ系とかの社会的認知度の低い出版社では、既に発禁処分を受けているところもありますが、今回はそれがとうとう大手出版社の発行する週刊誌にまで波及したか、というショックを受けました。
魚住 そういう意味では、あの件で高裁が販売停止の仮処分をひっくり返したことはよかったと思います。その点についての危惧は、岡留さんたちと一緒ですから。一方で、メディア側がプライバシーを扱う時は慎重になるだろうし、慎重になるべきですよ。そうでなければ、一般の人は承服しないですよ。だって今、メディアの立場と、いわゆる普通の生活をしている人たちの立場って、すごくかけ離れているでしょう?
岡留 それは、おっしゃる通りです。
魚住 収入にしたって、ステータスにしたって、すごくかけ離れているし、しかもその溝は永久に埋まらないんじゃないかとすら思われているんだから。そこを無視した「表現の自由を守れ」論というのは、なんの効果もないと思うんです。第一、今のメディアって、反権力でもなんでもないんですよ。むしろ、全体状況としては、権力と一体化して、都合の悪い時だけ「表現の自由を守れ」と主張する。普段は権力と一体化しながら、都合の悪い時だけ「表現の自由」を持ち出していると、その理念は、一般には受け入れられなくなってしまいますよ。
岡留 それは個人情報保護法反対運動の時に、典型的に出ましたよね。あれだけメディアが大反対して運動としても一部では盛り上がったけど、一般の人たちからは、「メディアの連中は騒いでいるけど、普段やりすぎている面があるから、規制されてちょうどいいぐらいだ」と冷ややかに見られていた。それほどまでに、メディアと市民との感覚がズレている。
魚住 そこが一番の問題ですよ。結局、メディアの特権階層化というのが、ここ20?30年の間に一気に進んだんでしょうね。戦前のメディアは、戦時体制で統廃合されるまでは、弾圧されて潰れたり、経営不振に見舞われたりして、要するに、エリート層が就くような安定した職業ではなかったわけです。ところが、1940年代の新聞の統廃合で大手メディア5紙と地方紙、ブロック紙ができることによって、メディアが我が世の存を謳歌した。それがすべて悪いことだとは思いませんが、その体制が戦後ずっと続いたがゆえに、メディアというのが、きわめて安定した、しかも高収入の産業になっちゃったわけです。それで、「メディアというのは、市民と共に権力に対峙する機関である」として共有されていた意識が、今や全く失われてしまった。
岡留 基本的に、新聞社全体としては反テロのイラク戦争も郵政民営化をはじめとする行革にも賛成の論理ですからね。要するに、自分たちは官僚同様に勝ち組だから、いい方針、改革だと思っている。僕も、結構年収が高かったから(笑)、税金でン千万頃位で持っていかれる時には「高いよ」と思ったし、それが高額所得者に有利な税制になって払う税金が少なくなると言われれば、政府案に与したくもなる(笑)。もっとも、そうなる前に、高額所得者の座を自ら捨てましたけど。僕は反自民で、政権交代派ですから(笑)。
魚住 「俺はこんなに一生懸命働いていて、能力もあって、エリートなのに、高い税金を取られるのはなぜだろう?」という意識が芽生えてきたところに、新自由主義の思想が入り込んでくるんです。「それはね、貧乏で能力のない奴らが遊んでいて、足を引っ張ってるからだよ」と。だから、大手メディアの本音は、新自由主義に則った小泉構造改革に賛成なんですよ。しかも、彼らは常に高級官僚を取材していますから、考え方も上からの目線になる。僕は会社を辞めて4?5年して、初めてそのことがわかりましたからね。
岡留 気がつくのが遅いとしても、若手の記者に聞かせたい、いい話だなぁ(笑)。しかし、かつて政・官・財の三大権力にメディアを加えて四大権力と言われたけど、その頃はまだメディアが三大権力そのものをチェックする社会的機能や役回りがあった。しかし、今や完全にメディアを含めた四大権力が社会を支配する時代に入ってきた。怖い傾向ですね。

(「サイゾー」 2005年11月号掲載 岡留安則 vs 魚住昭 『"クリーンなタカ派" 安倍晋三をめぐる「NHK番組改編事件」の闇』より)

マスメディアが小泉、竹中、安倍らの新自由主義を支持する理由は、魚住さんが指摘される通りだろう。
マスメディアが権力と一体になってしまった現在、私たち一人一人が声をあげていくしかないのだと思う。


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「鵺(ぬえ)のような全体主義」という言葉を知ったのは、魚住昭さんの「特捜検察の闇」(文藝春秋、2001年)のあとがきを読んだ時だった。
魚住さんは、次のように書かれている。

作家の辺見庸さんは、「今の日本は鵺のような全体主義に覆われ始めている」と喝破したが、法曹界の現状を取材してみて、私は辺見さんの指摘に深くうなずかざるを得なかった。
魚住昭「特捜検察の闇」=文藝春秋、2001年=あとがきより)

これを読んで以来、この「鵺のような全体主義」という言葉が、ずっと頭を離れなかった。
鵺とは何か。「鵺 - Wikipedia」 を見てみよう。

鵺(ぬえ)は日本の伝説の生物。鵼とも書く。『平家物語』に登場し、サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビで、「ヒョーヒョー」という鳥のトラツグミの声に似た大変に気味の悪い声で鳴いた、とされる。一説には雷獣であるともいわれる。元来、鵺とはトラツグミの呼び名であり、この怪物はあくまで「鵺の声でなく得体の知れないもの」で名前はついていなかった。しかし現在ではこの怪物の名前が鵺だと思われ、そちらの方が有名である。
(「鵺 - Wikipedia」より)

「鵺のような全体主義」とは、何から生じたのかも不明な、得体の知れない全体主義、という意味だ。

魚住さんも書かれているように、この言葉を初めて用いられたのは辺見庸さんである。以前、月刊「現代」10月号に辺見さんが寄稿された記事を当ブログで紹介したことがある。辺見さんは、2004年3月に新潟で講演中に脳出血で倒れ、右半身に後遺症があるが、今年春に復帰されて、精力的な執筆や講演を行っておられる。

この記事を書くために、辺見さんについてちょっと調べていたら、10月13日付の毎日新聞夕刊に掲載された、辺見さんが小泉純一郎安倍晋三の前職および現職の首相を論じた記事が見つかった。
この記事を「kojitakenの日記」にアップしておいた。下記リンク先を参照いただきたい。

「辺見庸の小泉純一郎・安倍晋三論(ちょっと古い毎日新聞の記事)」(「kojitakenの日記」より)

この記事から、辺見さんの略歴を引用する。

作家。1944年、宮城県生まれ。早大卒。70年、共同通信社入社。78年に中国報道で日本新聞協会賞。「自動起床装置」(91年)で芥川賞、「もの食う人びと」(94年)で講談社ノンフィクション賞を受賞。96年に退社し、現在は近刊「自分自身への審問」の続編と、病前から書き続けている小説を執筆中。

ちなみに、魚住昭さんは同じ共同通信社に勤めていて、辺見さんと同じ1996年に退社し、以後フリージャーナリストとして活躍しているが、魚住さんは1951年生まれで、1975年に共同通信に入社しているから、年齢で7年、記者歴では5年後輩ということになる。

白状すると、私が辺見庸さんの本を読むようになったのは最近のことなので、辺見さんがいつから「鵺のような全体主義」という言葉を使われていたかは知らない。ネットで検索すると、1998年に朝日新聞社から刊行された「眼の探索」には既に出ているようだ。以下引用する。

私がいま感じているのは、いわば、鵺のような全体主義化である。そこには凛呼たるものが何もない。右も左も凛然としないことをもって、主体が消え、責任の所在が隠れ、満目ひたすら模糊とした風景のままに「いつのまにかそう成る」何かだ。その好個の例が新しい日米防衛協力のための指針(新ガイドライン)だろう。ひと昔前ならば、この国挙げての大騒ぎに確実になったであろう新ガイドラインは、いま、鳴り物入りで「構築」されているのではなく、靄のようなものとして、人知れず「生成」されているようにも思われる。いつのまにかそうなり、巨大な輪郭が眼前にどーんと立ち上がるまで、われわれは生成しているものの貌の凄さに、過去にもそうだったように、はっきりと心づくことがないのかもしれない。

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マスメディアによるテーマの遠心分離が先かテーマの下克上が先か、あるいは両方があずかって主要テーマが見えない現在があるのか、わからない。ただ、蔓延する不安感やアパシーの主な発生源はその辺にあるのではないかという見当はつく。新ガイドラインや関連法案がほぼ無抵抗で登場できる空気にも、法体系を突き破り安保統帥権が屹立する無理無体を許している土壌にも、私たちの生活圏におけるテーマの拡散ないし転倒がありはしないか。マスメディアによる意味の蹂躪がありはしないか。はっきりしているのは、今日の危うい風景が、激しい議論の末に立ち現れたのではないこと。黙ってずるずると受け入れてしまったのだ。

辺見庸「眼の探索」=朝日新聞社、1998年=より)

8年前の辺見さんの予見は、日に日に現実のものになっていった。
前回、本島等・元長崎市長の受けたテロを紹介したが、今回は、今年8月に実家をテロリストに焼かれた自民党の加藤紘一代議士が、「創」2006年11月号掲載の「加藤紘一代議士が語った放火事件の背景」という記事でインタビューに答えているので、これを抜粋して紹介する。

放火事件は、小泉純一郎前首相が靖国神社を参拝した8月15日に起きた。加藤代議士の実家には、97歳になる母親が住んでいたが、散歩に出かけていたため無事だった。

事件の犯人は、堀米正広(65)という男で、右翼団体「忠孝塾愛国連盟」の常任参与と、その下部団体「大日本同胞社」の相談役を兼ねているが、この「忠孝塾愛国連盟」というのは、指定暴力団・住吉会総裁の西口茂男氏が最高顧問を務める「日本青年社」と同系列の団体だ。つまり、堀米は、住吉会系のヤクザだということだ。
堀米は、放火した現場で切腹自殺を図ったが、未遂に終わっている。

加藤代議士は、かつて故大平正芳元首相の側近だったこともあって、若い頃から何度もテロに遭遇してきた。加藤は、下記のように述懐している。

 「1978年暮れに大平正芳さんが総理になり、私は官房副長官でした。総理になった大平さんは、元旦の来客をどこで接遇するかで悩んでいましてね。自宅は厳戒体制ですから、そこで首相官邸の隣にある総理公邸を使えないか、見に行こうということになりました。記者団20人くらいを引き連れて大平さんは行ったのですが、そこに短刀を持った男がいて攻撃してきたのです。
 大平さんの傍には若い首相番の記者たちが取り巻いていたのですが、そこに男が突っ込んできた。ちょうど一番良い位置をキープしていた毎日新聞の記者が男に「冗談じゃない。ここはオレの場所だ、割り込むなよ」と押し返しため、大平さんの心臓を狙った短刀が、それた。
 翌日、大平さんと食事をとっていたら「加藤な、昨日、オレの脇の下を『死』が通っていった。でもな、人間っていうのは本来、死んでいる姿が常の姿、常態なのであって、生きているというのは、たまたま60年か70年の仮の姿を神様にもらっているだけなのだ。いつか、人間は元にもどっていくのだよ」と。かなり淋しげに言うんですね。諦観なのか、あれだけの事件があると、やはりこうなるんだな、と思いました。」

(「加藤紘一代議士が語った放火事件の背景」?「創」 2006年11月号掲載?より)

加藤自身へのテロもあとを絶たなかった。たとえば、拉致問題が話題になった頃について、こう語る。

 2003年の秋でしたかね。拉致被害者5人が一時帰国という形で日本に来た時、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は約束通り彼らを戻してほしいと言い、政府はもうこの人たちを帰さないと言ったんですが、私は自分のホームページに「安倍官房副長官が付き添って北朝鮮まで行けばいいじゃないか。そして『この人たちの安全が保障されない限り、私は日本に帰らない』と言えばよい」と書いたんですよ。さらに、「北朝鮮は何と言っても日本と比べれば小さい国。日本のように大きな国が小国との約束を守らなければ、国際的に信用を失う」と。そしたら鶴岡・酒田の事務所、それに私に近いと思われる人にまでピストルの実弾が送られてきました。ちょうど、辞職後の出直し選挙の間際だったんですが、県警の警備が入りました。
 我々は選挙最後の目に「桃太郎」というパレードをするんですね。これはオープンだし、何時何分に候補者が来ると事前に告知してやる。これが一番危ないと、さすがにあの時は緊張しましたね。

(前述の加藤紘一インタビューより)

これらの件のほかにも、何度もテロに遭遇してきた加藤は、今回のテロをどう思っているのだろうか。

 そんなふうにいくつかテロを経験した中で、今回の放火事件を見ると、全体として淋しい印象があります。確たる信念というより世間の風潮でやったのではないか、という気がします。でも風潮というのは怖い。そば屋の近くに男が乗ってきたレンタカーが残してあったというのですが、その助手席には『SAPIO』があった。『SAPIO』と言えば、小林よしのりの連載「ゴー宣・暫」が連載されていて、靖国問題を激しく論じています。そうした誌面が彼に、どう影響を与えたのか。詳しいことはまだわかりませんが、とにかく危ない状況だという気がします。つまり、火がつきやすい世の中になったということでしょうか。
(中略)
 みんなそれぞれ「何か」から「自由」になった。同時に、それぞれの人生パターンとか、付き合いのパターン、友人との関係とか、自分自身の価値観というのをもつことが、簡単ではなくなってしまったのかもしれません。
 みんな「糸の切れた小さな風船」のように、地上2メートルくらいのところを漂っている。だから、そこにちょっとしたナショナリズムの風が吹けば、わーっと、一挙に流されてしまう?それが闘争的なナショナリズムの要因なんじゃないでしょうか。

(前述の加藤紘一インタビューより)

加藤は、靖国神社に対して、下記のような見解を持っている。小泉純一郎安倍晋三のそれとはかけ離れており、加藤が右翼のターゲットになるのもうなずける。

 靖国神社は神道の神社ではないのですからね。神道の各宗派が入っている神社本庁にも加盟していないですし、明治時代に国家神道になったのが間違いなんでしょうね。

(前述の加藤紘一インタビューより)

これを突っ込んで言うと、私が常々主張しているように、国家神道は明治政府の作り上げたカルト宗教であり、靖国神社はその総本山だ、ということになる。

最後に、言論の自由を巡る現状について、加藤は以下のように述べている。

 私が今一番強く感じているのは、日本全体に、何となくものを言いづらい雰囲気が生まれていることです、自民党の中は安倍さん支持一色で、「何となく」しゃべりにくい。社会全般にも同じ雰囲気があるんではないでしょうか。
(中略)
 政府に批判的な文化人の間でもテレビの討論番組に出る人が減っていると聞きました。日本は今0.7%ぐらいの傾斜で傾いているのかもしれない。よくよく足下を見ないと気づかない傾斜だと思います。10度になれば、誰にでも分かる傾斜です。しかし、ちょっと分からないような傾斜に立っている時こそ、我々は注意しなければならない、そんなことを思いながら政治家として今まで通り、しっかりと自分の考えていることを発言し続けていきたいと思っています。

(「加藤紘一代議士が語った放火事件の背景」?「創」 2006年11月号掲載?より)

加藤紘一はよく「ダーティーなハト」と言われる。一部の評論家は小泉純一郎を「クリーンなタカ」と呼んで比較することがある。たとえば魚住昭さんなどは、「クリーンなタカ」より「ダーティーなハト」の方がよっぽど良い、という意見だ。
私も基本的に同意見だが、そもそも小泉が「クリーン」といえるかどうか自体疑問だと思っている。安倍晋三に至っては、毎週のようにスキャンダルを書き立てられるありさまで、「真っ黒な極右」と呼ぶにふさわしいだろう。いうまでもなく、最低最悪の政治家だ。

そんな安倍晋三が得意とするのは、マスコミへの恫喝などの言論封殺である。今後は、ネット言論の封殺も視野に入れているだろうことは、想像に難くない。

だから、今のうちネットでの「反安倍」の主張を、声を限りにあげていきたいと思うのだ。決してひるんではならない。


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 今回から数回、「言論の自由」シリーズを書きたいと思う。但し、例によって中断をはさむことになるだろう(これまでも、未完結のシリーズがいくつかある)。

 かなり前から、元長崎市長の本島等さんのことをどうしても取り上げたいと思っていた。
 本島さんは、昭和天皇が病に倒れ、昭和という時代が終わろうとしていた1988年(昭和63年)、「天皇の戦争責任はあると思う」との、勇気ある発言をした人だ。

 当時、日本中であらゆる催し物が自粛された。Wikipediaの「昭和天皇」に書かれているように、テレビのバラエティは自粛され、プロ野球セ・リーグ優勝の中日ドラゴンズは、ビールかけも優勝パレードも行わず、「日本歌謡大賞」は中止、五木ひろしの結婚披露宴までもが中止となり、あげくの果てには井上陽水が出演していた日産自動車のセフィーロのCMで、「皆さんお元気ですか?」の音声までがカットされたのだ。

 「天皇陛下のご病気の快癒を祈って」、何でもかんでも自粛しなければならないという、わけのわからない空気ができていた。
 昭和天皇が病気で倒れるまでは、天皇の戦争責任の問題は結構マスコミでも議論になっていた。それが、天皇が病気に倒れるや、天皇の戦争責任について触れることがタブーになってしまった。

 そんなさなかの昭和63年(1988年)12月7日、長崎市議会で共産党議員の質問を受けた保守系の長崎市長・本島等さんは、「天皇の戦争責任はあると思う」と答弁したのだ。
 この、ごく当たり前の発言が、新聞の一面を飾る大ニュースになった。なぜって、多くの人が思っていながら、公の場で堂々とこんなことを言う人は誰もいなかったからだ。
 この「本島発言」をきっかけに、昭和天皇の戦争責任問題は、一転して活発に議論されるようになった。本島さんは「タブー」を破ったのである。

 当然ながら、右翼は本島さんをつけ狙ったが、厳重な警備態勢が敷かれたこともあって、この時は本島さんの身には何も起こらなかった。しかし、昭和天皇の没後1年以上が経過し、警備態勢が緩められた1990年(平成2年)1月、本島さんは右翼に銃撃された。本島さんは重傷を負ったが、幸いにも一命はとり止めた。

 『論座』の2006年11月号に、本島さんが当時のことについて書いているので、ここに一部を抜粋、紹介する。

「天皇の戦争責任はあると思う」
 1988年12月、私は長崎市議会でこう答弁した。問われたから、誠実に答えた。それだけのことだった。常識に反するかなとか、抗議が殺到するかなとか、そんなことはまったく考えなかった。
 しかし、私の発言に市議会各会派は猛反発し、取り消しを求める要求が出された。右翼団体は数十台の街宣車を連ねて市内を抗議パレードしたり、市庁舎や地元新聞社に抗議ビラを張ったりした。実弾入りの脅迫状が送られてきたこともあった。長崎県内の医師の犯行だった。
 身辺警護は警察官による24時間態勢に強化され、トイレにも複数の警察官が立っていた。家族は半ば恐怖状態に陥った。しかし私は撤回も、修正もしなかった。「天皇の戦争責任はあると思う」、良心に従って述べたこの13文字を、1字たりとも削ったり変えたりしたくなかった。それは、私の政治的な死を意味すると思ったからだ。
(中略)
1990年1月、私は右翼団体の構成員に、市役所正面玄関前で、公用事に乗り込もうとしたところを銃撃された。発射された銃弾は左胸部を貫通、全治1カ月の重傷を負った。

本島等「私を銃撃した相手に会いたい」(『論座』 2006年11月号掲載)より

 さて、本島さんは、ご自身が右翼のテロに遭遇した時と、今年8月、自民党の加藤紘一代議士の実家が放火された時を比較して、次のように書いておられる。

(本島さんへの銃撃)事件への社会の関心は非常に高く、全国各地で抗議集会が開かれ、参議院は「言論、政治活動の自由を暴力により封殺することは民主主義に対する挑戦であって断じて容認できない」とする「暴力行為の排除に関する決議」を全会一致で可決した。
 それに比べて、今回の加藤紘一議員の実家放火に対して、世論の反応は鈍い。
(中略)人は「刺激」に慣れていくものだ。親の子殺し、子の親殺しが頻発する現在の殺伐とした時世では、特にそうだろう。
 私は、言論の自由は、人間道徳の根幹だと考えている。しかし日本には果たして、言論の自由はあるのだろうか。あるいは、日本にある言論の自由は果たして本物なのだろうか。義理人情に阻まれて、本物の言論の自由はついぞ発揮されてこなかったのではないだろうか。
 私の天皇の戦争責任発言に対しても、「陛下が病床にある時に発言したことが許せない」という反応が少なからずあった。発言の内容ではなく、時期を云々する。ここに、日本人の「言論の自由」を守り抜くことに対する脆弱な姿勢が見え隠れしているように思う。現代に目を転じれば、小泉純一郎首相が8月15日に靖国神社参拝を断行したら、それまで否定的だったはずの世論が、容認に振れる。このような「とりあえず勝ち馬に乗っておく」といった風潮が広まっているのも、非常に怖いことだと思う。

本島等「私を銃撃した相手に会いたい」(『論座』 2006年11月号掲載)より

 本島さんが、「『とりあえず勝ち馬に乗っておく』といった風潮が広まっているのも、非常に怖いことだと思う」と仰っているのは、本当にその通りだと思う。

 今年の自民党総裁選で、安倍へ安倍へとなびいた自民党の議員たちも、みな勝ち馬に乗ろうとした。
 その、狂気に近いともいえる極右的な政策(それは右翼組織「日本会議」の思想を反映したものだ)を快く思わない議員も大勢いると思うのだが、彼らも声をあげない。

 それどころか、自由な立場でものをいえるはずのマスコミも、安倍批判を自粛している。そして、マスコミよりもっと自由に発言できるはずの一般市民、一般ブロガーまでもが、「触らぬ神に祟りなし」と言わんばかりに安倍政権への批判を自粛する空気があるように、私には思える。

 安倍政権は、そんな腰が引けた態度にこそつけ込んでくる。小泉純一郎も安倍晋三も、加藤紘一の実家へのテロに対して、しばらくの間コメントを発さなかった。彼らには、テロを肯定するとまでは言わないが、少なくともテロを黙認する体質がある。
だが、現時点ではまだ日本には、少なくとも建前上は「言論の自由」があるはずだ。勇気を持って声を上げ続ければ、困るのは政権の方なのだ。そんなこともわからないのだろうか。人と違うことをやるのを恐れてはいけない。

 一時の安穏のために、本島さんが「人間道徳の根幹だと考えて」おられる「言論の自由」を失う事態を招いてはいけないと、強く訴えたい。
たまたま手元にあった「創」2006年11月号に、フェミニストの上野千鶴子さん(東京大学大学院教授)の『バックラッシュ派の本丸は「ジェンダー」だ』という談話記事があった。

私などよりたんぽぽさんあたりに書いてもらった方が良い題材だと思うが、例によって安倍晋三山谷えり子を笑いものにする材料が見つかったので、ここに紹介することにする(笑)。

1999年に男女共同参画社会基本法が成立したあと、これに対する「バックラッシュ」(逆流)の動きが起きた。この旗手が、われらが安倍晋三である。

99年に同法が成立した時は、全会派満場一致だったというから、安倍晋三も賛成票を投じたはずだ。しかし、直後の2000年あたりから、安倍は山谷えり子らとつるんで、バックラッシュの旗手となった。

ここらへんについては、詳しいサイトがいくらでもあると思うので、くどくどとは述べない。
私が取り上げたいのは、記事の最後に上野さんが述べている部分だ。以下引用する。

最近、安倍と山谷は「『ジェンダー・フリー』という用語の混乱を生む元凶になったのは『ジェンダー』という用語だ。したがって、『ジェンダー』も不使用が望ましい」などと言い始めました。「ジェンダー」不使用の政治介入については、学会関係者に危機感が深まっています。「ジェンダー」はすでに国際的に確立した学術用語です。これを使うなという政治介入が起きたら、日本は世界の笑い者になるだけでなく、学問の発展は著しく妨げられるでしょう。私は敵を過大評価していました。つまり、「ジェンダー・フリー」と「ジェンダー」を混同するほど、そこまでバカではなかろうと思っていました(笑)。本丸は「ジェンダー」だったんです。

上野千鶴子『バックラッシュ派の攻撃の本丸は「ジェンダー」だ』?「創」 2006年11月号掲載?より)

これを読んで、私はぶっ飛んだ(笑)。
正直言って、私はこの分野について語る資格はない。しかし、「ジェンダー」は学術用語どころか日常語になっているとばかり思っていた。もっとも、この言葉の用法に関しては、結構議論があるようだから、Wikipediaの記述にリンクを張っておく。

「ジェンダー - Wikipedia」
(クリックするとリンク先に飛びます)

だが、問題は言葉の用法に関する議論ではない。それ以前に、安倍らが「ジェンダー」という単語を「言葉狩り」しようとしていることだ。呆れてものもいえない。

さらに呆れ返るのは、下記URLだ。

http://www.jimin.jp/jimin/info/gender/jender.html
(クリックするとリンク先に飛びます)

これは、自民党の「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクト」のウェブページだ。一番下に、プロジェクトリーダー・安倍晋三座長の「サワヤカ」な画像が掲載されている。
その内容もさることながら、URLをよく見ていただきたい。末尾が「jender.html」となっている。

「jender」って一体なんなのだろう?(笑)

これが、自民党の「教育改革」のレベルなのだ。


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11月21日付「きっこの日記」の「アベ内閣の教育改革」と題された記事が、安倍晋三がシャカリキになって進めようとしている「教育改革」を批判している。

まず、「きっこの日記」からリンクを張られている政府の教育改革案に、当ブログからもリンクを張っておこう。

http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html

これは、正確に言うと、森政権時代の2000年(平成12年)7月に開かれた「教育改革国民会議第1分科会(第4回)」において、「一人一人が取り組む人間性教育の具体策」として挙げられたものだが、同じ森派に属し、派内でも最右翼に位置する安倍晋三を首班とする内閣の教育改革も、基本的にこれに沿ったものだと考えて良いだろう。
ここには確かに、『子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう』と明記されているのをはじめ、極右的なニオイがプンプンする施策が並んでいる。

また、『マスコミと協力したキャンペーンを行う』という、当時からの政府の方針に、既に朝日新聞などが協力していることは、先日公開した記事「ひっかかる新聞記事」で指摘した通りだ。

ただ、一つだけ良いことを言っているな、と思ったのは、『「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う』というくだりで、確かにAbEndを実現させ、安倍政権を葬り去らない限り、日本は滅びてしまうだろう。

ところで、安倍内閣で「教育再生担当・教育再生会議担当室事務局長兼任」の「内閣総理大臣補佐官」をつとめている山谷えり子という女が、どんなにひどいペテン師かということは、先日公開した記事「類は友を呼ぶ?山谷えり子と江島潔(安倍晋三の子分たち)」で指摘した通りだが、まず、この記事を最初に公開した時にはリンクを張っていなかった、たんぽぽさんの記事「成城トランスカレッジ!(3)」(下記URL)を参照いただき、山谷と安倍が共謀して大嘘をついていた実例を、よくご理解いただきたい。

http://taraxacum.seesaa.net/article/14492106.html
(クリックすると「成城トランスカレッジ!(3)」に飛びます)

どのような嘘であるかをここで要約すると、例によってリンク先の記事を読んでいただけないので、今回もまたまたイジワルして、ここでは要約はしない(笑)。リンク先を丹念に追っていただくと、安倍や山谷の正体に呆れ返ること必定である。

さて、毎回毎回山谷ばかりを叩いていても芸がないので、今回は、稲田朋美という人物を取り上げることにする。

稲田は、昨年の総選挙で初当選した「小泉チルドレン」の一人であり、チルドレンのうちの保守派で形成する「伝統と創造の会」会長を務めている。
さるルートから、防衛庁の「省」昇格法案についての池田香代子さんのメッセージが、「転送・転載歓迎」との但し書きつきで流れてきたので、以下に転載する。

******転送・転載歓迎*********

―このまま通していいの?「防衛庁を省に移行する法案」―
   
衆議院安全保障委員会で審議中の「防衛庁「省」昇格法案」。

あまり注目を集めていませんが、じつは改憲にストレートに結びつく、重大な内容の法案です。

この法案は、一口でいうと
「防衛庁を『省』に格上げ+自衛隊海外派遣を本来任務に格上げ」
するもの。

●防衛庁を「省」に格上げ
防衛庁が「省」になると、防衛庁に防衛主任の大臣がおかれることとなり、法令制定や自衛隊の活動に関する閣議の要請、予算の要求などを、防衛大臣が直接行えるようになります。

また、いままで外務省が受け持っていた日本の安全保障外交を「防衛省」がともに担当することが、公然のものとなります。

さらに、いままで自衛隊は内閣総理大臣の指揮監督を受けて防衛庁長官が統括していましたが、この法案では防衛大臣が直接統括するようになります。自衛隊の防衛出動への歯止めがひとつ、はずれるわけです。

●自衛隊海外派遣を本来任務に格上げ
自衛隊の本来任務は、いままではあくまで「本土防衛」と「国内の災害救援」「国内の治安維持」に限られていました。「専守防衛」を建前としていたからです。

この法案で、「周辺事態への対処」「国連などの要請にもとづくPKO活動」、そして、「他国の要請にもとづく、他国の軍事行動の支援」が、自衛隊の本来任務に格上げされます。

今後、自衛隊の任務の中心がしだいに海外での活動に移っていくことになるのではないか、と心配です。

ことに、「他国の要請にもとづく、他国の軍事行動の支援」には、地理的な限定も、国連の要請といった限定もいっさいありません。

これで、イラクに行ったときのように苦しい言い訳を考える必要もなく、堂々とアメリカの要請に応じて武器を持って海外に出かけていくことができるようになるのではないでしょうか。


★民主党議員にファックスを
この法案、民主党の多くの議員が賛成しているそうです。
ですから、審議再開しだい、あっという間に通ってしまうかもしれません。

でも、多くの人が、「おかしい」と思ってると知ったら、民主党の動きは変わるでしょう。

また、民主党議員の多くは、党是にも矛盾するこの法案のおそろしさに気づいていない節があるので、ぜひとも働きかけたいところです。

どうか、民主党議員中心にファクスやメールで意見を送ってください。

ご参考までに、20日夜、「りぼんぷろじぇくと」有志から衆議院の民主党議員全員に送ったメールとファックスを以下に添えておきます。

民主党議員のファックス番号を、最後に加えています。
ぜひ、多くの声を届けてくださいますようおねがいします。
====================

  民主党議員のみなさま

党是と真っ向から矛盾するような法案を
そのまま通過させてもいいのでしょうか?

11 月 9 日衆議院安全保障委員会で審議入りした「防衛庁を省に移行する法案」(防衛庁設置法等の一部を改正する法律案)の内容に民主党の委員は概ね賛成との声が聞こえてきます。

しかし、この法案が民主党の今までの主張と大きく矛盾する内容を含むことを、どのようにお考えなのでしょうか。


1.国連と無関係に他国の軍事行動に協力してもいいのですか?

この法案は、自衛隊の海外活動を本来任務として位置づけますが、その内容に、国連と無関係の他国の軍事行動に協力することが含まれています。以下に引用した「自衛隊法の一部改正」三条に追加される第二項に紛れ込んでいる「その他の国際協力」とはアメリカなどの他国の軍事行動に対する協力をさすのではないでしょうか。

国連と無関係に他国の軍事行動に協力することを許すような法案に、国連主義を標榜する民主党が賛成するのはおかしいと思いませんか。

民主党は今までずっと「国連決議にもとづく国際平和活動」に限って自衛隊は協力すべきだと主張してきたはずです。
この法案はそれを否定するものです。


2.内閣や国会によるシビリアンコントロールを弱めてもいいのですか?

「有事の際、首相の判断でなく、防衛大臣の指示によって迅速に対応できる」ことが防衛庁を「省」に昇格させる意義とされますが、「迅速」は「拙速」につながる心配もあり、民主党が重視してきたシビリアンコントロールを弱めることにならないか、慎重な吟味が必要ではないでしょうか。

昨今、不祥事にまみれた防衛庁は、省に昇格させてもよいほど信頼できるのでしょうか。

イラク戦争を拙速に支持したことで、日本人が6人亡くなっています。
拙速な判断一つで多数の人命が失われることもあり得ます。

 安全保障については、手続を簡素化するより、国会の関与を含め、シビリアンコントロールを強化する仕組みが必要なのではないでしょうか。

民主党の党是に背くことのないよう、そして、国民の命が危険に晒されることにならないよう、ぜひ厳しく法案を吟味してください。


【防衛庁設置法等の一部を改正する法律案】
(自衛隊法の一部改正)
三条第一項の次に次の一項を加える。

2 自衛隊は、前項に規定するもののほか、同項の主たる任務の遂行に支障を生じない限度において、かつ、武力による威嚇又は武力の行使に当たらない範囲において、次に掲げる活動であって、別に法律で定めるところにより自衛隊が実施することとされるものを行うことを任務とする。


我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態に対応して行う我が国の平和及び安全の確保に資する活動


国際連合を中心とした国際平和のための取組への寄与その他の国際協力の推進を通じて我が国を含む国際社会の平和及び安全の維持に資する活動

2006 年 11 月 20 日

「りぼんぷろじぇくと」有志
池田香代子、伊藤美好、今村和宏、室田元美、ほか

★「りぼん・ぷろじぇくと」は、特定の政治団体、政党、宗教、思想などとは関係のない独立した個人のネットワークです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・
民主党本部FAX:03-3595-9991
最高顧問   羽田 孜さん FAX:03-3502-5080
 同     渡部恒三さん FAX:03-3502-5029
代表代行   菅直人さん FAX:03-3595-0090
幹事長    鳩山由紀夫さん FAX:03-3502-5295
政策調査会長 松本剛明さんFAX:03-3508-3214
国対委員長  高木義明さん FAX:03-3503-5757

衆議院安全防衛委員会委員
理事 笹木竜三さん FAX:03-3508-3341
理事 前田雄吉さん FAX:03-3508-2832
委員 内山晃さん  FAX:03-3508-3297
委員 神風英男さん FAX:03-3508-3827
委員 津村啓介さん FAX:03-3508-3666
委員 長島昭久さん FAX:03-3508-3294

参議院外交防衛委員会委員
理事 柳田稔さん FAX:03-5512-2232
理事 浅尾慶一郎さん  FAX:03-5512-2711
委員 犬塚直史さん  FAX:03-5512-2318
委員 喜納昌吉さん  FAX:03-5512-2407
委員 佐藤道夫さん FAX:03-5512-2531
委員 榛葉賀津也さん  FAX:03-5512-2790
委員 白眞勲さん  FAX:03-5512-2329


参議院議員の党役員
副代表 北澤俊美さん 03-3503-3889
副代表 円よりこさん 03-5512-2738
参議院議員会長 輿石東さん03-3593-6710
参議院幹事長 今泉昭さん03-5512-2607
参議院国対委員長 郡司彰さん 03-5512-2626
広報委員長 千葉景子さん03-5512-2412
両院議員総会長 田名部匡省さん03-3593-0341


その他、自分の選挙区の議員や知っている議員がいたら、以下のサイトにあるリストで調べて、その人にもぜひお願いします!
http://www.jca.apc.org/silvernet/giin_all.html

*****転送・転載ここまで*********

なお、渡部恒三議員と鳩山由紀夫議員の名前に誤変換があったので、当ブログで訂正しておいた。

池田香代子さんについては、当ブログで『池田香代子さんの「やさしいことばで日本国憲法」』というタイトルの記事で紹介したことがある。ずっとノンポリだったのだが(ヨースタイン・ゴルデルの有名な「ソフィーの世界」を翻訳された頃もそうだったはず)、急激に進むわが国の右傾化に危機感を抱くようになり、数年前から政治的発言をされるようになった方だとうかがっている。


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「カナダde日本語」の美爾依さんの呼びかけに応じて、「AbEnd」キャンペーンがスタートしたのが今年6月18日。それから5か月が経過し、残念ながら安倍政権誕生を阻止することはできなかったが、「安倍晋三TBP(トラックバック・ピープル)」へのトラックバックは、これを書いている時点で2777件に達している。当ブログへのアクセス数も、キャンペーン開始当時と比較して4倍近くに増えた。

「AbEnd」は、先達の「STOP THE KOIZUMI」と違って、カリスマ的リーダーが先導する運動ではない。「勝手に記事を書いて、勝手にトラックバックすればOK」なのであって、最初美爾依さんからキャンペーンの呼びかけがあった時、これこそインターネットの特質に適合したやり方だ、と感激したものだ。

ブログを開設するのは、実は結構簡単だ。「ブログ入門」の出版物も多数あるが、それらに頼らなくたって、簡単に始めることができる。私はFC2と「はてな」しか知らないが、FC2は特によくブロガーに配慮した作りになっていると思う。

ちょっとの手間で開設したブログで、安倍政権のここがオカシイ、と思ったことを記事にして、トラックバックすれば、それだけでもう「AbEndブロガー」の仲間入りなのだ。

ブロガーが、リアルの政治活動に関係していくのも大事だとは、もちろん私も思う。だが、それによって「AbEnd」の垣根の低さを損ないたくはない。ブロガーが集結して、共同戦線を張るのも一つの作戦だが、それをやってうまくいかなかった先例もある。

また、リアルな活動を中心にされている方の中には、「ブログがリアルな政治活動に関わっていくのは、そんな生易しいことではない」といわれる方もある。これは、説得力ある意見だ。

一方で、ブログの記事を書くのだって、そんなに生易しいことではない。

「きまぐれな日々」では、ある時期から、過去に報道された雑誌の記事や、この間二回連続して取り上げたたんぽぽさんのサイトのように、貴重なサマリーなのに埋もれてしまっている記事を取り上げることで、安倍晋三やその仲間たちが過去に行ってきた行状や、ネットで取りざたされていながらマスコミが全然報じない疑惑を明らかにすることに力を入れてきた。
また、小泉支持層と安倍支持層の違いを指摘した記事のように、世間一般に意外と気づかれていないことを記事にしようという努力もしてきた。

これらの記事は、いずれもそうそう簡単に書き飛ばせるものではない。十分な調査が必要だし、記事中に出典を明記したり、リンクを張ったりする必要がある。本記事は、思ったことをそのまま文章にしているだけの記事だが、この方がむしろ例外だ(「kojitakenの日記」は逆に、書き飛ばした記事が大部分だ)。今のブログ活動を続けながら、リアルの政治活動にも積極的にかかわるのは、不可能に近い。なぜって、ブログに記事を書くのは、私にとって、決してヒマではない本業の仕事を抱えながら、趣味を犠牲にして、自由時間の大部分をつぎ込んでやっていることだからだ。

私としては、これからも「AbEnd」の垣根の低さは今のままずっと保っていきたいし、リアルな政治活動への関与は、ブログとは完全に切り離した形で行いたいと思っている。従って、たとえば「きまぐれな日々」や「AbEnd」のクレジットをブロガー連合のリストに連ねるのは、遠慮しておきたいと思う。そういうことをやると、「AbEnd」の垣根が高くなってしまって、どこかの運動の二の舞になるリスクが高まると思うからだ。

「AbEnd」は順調に成長してきている。現時点でキャンペーンが壁に当たっているとも思わないし(もともと高い高い壁があるのだ)、かといって「成功したキャンペーンである」とは、まだまだ言えないと思う。世論への影響力など、まだまだないに等しいだろう。今は、壁に当たるまで、今までのやり方を続けていくのが正解だと信じる。

但し、リアルな政治活動には、個人として、目に見えないところでの協力は惜しまない。その際には、「きまぐれな日々」や「AbEnd」の名前は出さない。そういうスタンスでいきたいと思うしだいである。


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やや旧聞に属するが、11月14日付の朝日新聞一面に、同紙が実施した世論調査の結果が出ていた。

それによると、安倍晋三内閣の支持率は53%で、前回(10月)の調査より10%減となっている。

061114_朝日世論調査_tiny

(↑クリックすると画像が拡大します)

「AbEnd」を推進している当ブログにとっては、安倍内閣の支持率低下は悪いニュースではない。しかし、これほどの暴政を行っている安倍内閣の支持率が今なお過半数もあるって本当だろうか?

それに、この世論調査の記事には、以下に示す見逃せない記述がある。

内閣が最重要法案とする教育基本法改正案について「賛成」が42%で、「反対」22%を上回った。
(「朝日新聞」 2006年11月14日付紙面より)

この世論調査結果を信じれば、教育基本法「改正」に賛成の人が、反対の人の倍近くいることになる。

だが本当だろうか。

内閣支持率の世論調査が、メディアによってまちまちであることはよく知られている。朝日新聞の調査は、主要紙の中ではもっとも低い数字を出しているが、インターネットでは安倍の支持率はきわめて低い。自民党総裁選の時も、右寄りの人は麻生太郎、比較的穏健派の人は谷垣禎一を支持する傾向にあり、安倍は人気薄だった。

まあ、インターネットで政治関係のアンケートに答える人というのは、左右を問わず、政治への意識が比較的高い層だろうから、安倍は政治への意識が低い層に人気があるのだろうと考えることができる。

しかし、マスメディアの調査で結果がばらつくというのは、設問のしかたやサンプルの抽出のしかたに問題があると考えなければならないだろう(それにとどまらないインチキ、捏造が行われているという指摘もあるが、検証できないので深入りしないことにする)。

教育基本法に関する調査も同様だ。
今年5月の読売新聞調査では、実に66%が「改正」に賛成という結果がたたき出されているが、その後、立花隆さんをはじめとする言論人が立ち上がったのが功を奏したか、ようやく、教育基本法「改正」への反対論が強まってきた。今回の朝日新聞調査で、「改正」に賛成する意見が42%に下がったことは、ある程度その反映といえるかもしれない。

しかし、それにしても、タウンミーティングでの「やらせ」や、それどころかサクラの質問者に謝礼を払っていた問題が発覚した割には、朝日の世論調査結果には「賛成」が多すぎないだろうか。

そのからくりは、朝日新聞調査の設問を見てみればすぐにわかる。
安倍晋三がいよいよ強権的・極右的な体質をむき出しにして教育基本法「改正」案を与党単独で衆院を通過させてしまった今日この頃、皆さんいかが、、、どころではない腹立たしさで、「きまぐれ」なんて看板はどこへやら、このところ安倍晋三絡みの記事ばかり書いている日々だ。

今日は、山谷えり子・内閣総理大臣補佐官のことから始める。
この人は、「教育再生担当」で、「教育再生会議担当室事務局長」を兼任しているそうだ。安倍内閣の「教育改革」の中心にいる人物だといって良いだろう。
まずは、この人物についての、Wikipediaの記述をお読みいただきたい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E8%B0%B7%E3%81%88%E3%82%8A%E5%AD%90
(上記をクリックすると「山谷えり子?Wikipedia」に飛びます)

この人は、カトリックでありながら、平和靖国議員連盟の幹事長として首相の靖国神社参拝を求める運動を推進しているそうだ。それだけでも「?」マークがつく。

そしてこの人は、2000年の総選挙で、民主党から比例区の東海ブロックの名簿第一位で出馬してミゴト当選した。ところが、2003年の総選挙では、なぜか自民党から立候補して落選し、翌04年の参院選では、再び自民党から、今度は「仏所護念会教団等幅広い保守層の支持を受け自民党より比例区に出馬し当選」したそうだ(Wikipediaより)。

ん?「仏所護念会教団」の支援だって? この人、いったいキリスト教、神道、仏教のいったいどれを信じているの? と言いたくなる。ちなみに、「仏所護念会教団」を仏教といったら、まともな仏教徒に怒られるだろう。統一協会をキリスト教といったらクリスチャンに怒られるのと同様である。

それはそうと、上記のように、民主党の比例一位で当選したこの人が、いつの間にか極右の安倍内閣で内閣総理大臣補佐官になってしまったのには、じつに呆れた経緯があるのだ。

まず、前記Wikipediaから引用する。

結婚後も旧姓を名乗り、2000年9月には夫婦別姓選択制導入などを盛り込んだ民法改正案の推進を求める申し入れに署名する等、夫婦別姓推進論者であったが、一転、2001年11月統一教会系の日刊紙世界日報における夫婦別姓反対インタビューでは2回にわたって夫婦別姓に慎重な姿勢を表明した。これにより一部から“言行不一致”“二枚舌”と批判されている。

さらに、一昨日も紹介したたんぽぽさんのサイトにある、「山谷えり子議員の反対声明」には、よりわかりやすく山谷のペテンが指摘されている。

http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/yamatani1.html
(上記をクリックすると、「山谷えり子議員の反対声明」に飛びます)

ここでたんぽぽさんの記事から引用したりすると、上記リンク先に飛んでくれない読者もいると思うので、あえてイジワルして引用はしない(笑)。リンク先に飛んでたんぽぽさんの記事をお読みいただきたいと思う。

要は山谷は民主党やその支持者をダマして民主党議員になったあと、裏切って本性を現したわけである。こんな人間が「教育再生担当・教育再生会議担当室事務局長兼任」の「内閣総理大臣補佐官」をつとめている安倍内閣が「教育基本法」の「改正」を強行しようとしていることは、どんなに強調しても強調しすぎることはないだろう。

なお、「たんぽぽのなみだ - 運営日誌」にある、「山谷えり子の経歴」および「成城トランスカレッジ!(3)」も必読の記事だ(クリックしてリンク先に飛んで下さい)。
今朝の朝日新聞(大阪本社発行統合版)の一面トップは「和歌山県知事逮捕」だった。
おなじみの談合疑惑ではあるが、知事が談合疑惑で逮捕されたのは初めてとのことだ。
大事件には違いない。しかし、なぜこの日に逮捕だったのだろうか。

今朝のTBSテレビ「朝ズバッ!」を見ていると、このニュースの報道に長時間を割く一方、教育基本法「改正」案が衆院の教育基本法特別委員会で可決したニュースには、番組開始後25分経ってようやく触れた。テレビの画面を見ていると、毎日新聞も朝日新聞も一面トップは「教育基本法」であることがわかった。朝日新聞も、東京本社ではさすがにそうだったのだ。朝日の大阪本社は、和歌山県知事が関西のニュースであることを隠れ蓑にして、「教育基本法」を一面左上に持っていった。ただ単に漫然と新聞を読む読者は、このニュースは見出ししか読まなかったのではないだろうか。

それにしても、TBSに出ていたコメンテーターは、全然政権批判をせず、女性コメンテーター(なんて人だっけ、名前を忘れた)に至っては、「この改正案には何の問題もないではないか」などと、自らの無能さを露呈するコメントを発していた。呆れ返って、チャンネルをテレビ朝日に替えると、江川紹子氏らが、TBSのコメンテーターたちよりは厳しいコメントをしていた。新自由主義者の伊藤洋一までもが、「やってることは全然教育的じゃないじゃないか。議論の場でやらせをやって謝礼を払っても良いのか。単独で採決しても良いのか。これで子供たちに説明できるのか。とにかく、やっていることのすべてが教育的じゃない」と、苦笑しながら鋭く問題点を突いていた。そして、野党に対しても、「審議拒否をして法案が通って、断固闘うと言いながら、2日後には与党と握手するんだろう。これでまた選挙の投票率が下がるぞ」と苦言を呈していた。

断っておくが、私はこの伊藤洋一という男が大嫌いである。この男は、典型的な新自由主義者で、「小泉カイカク」を擁護する論陣を張っていた男だからだ。しかし、上記の批判を聞くと、伊藤洋一は経済右派ではあっても、政治思想上の右派ではないようだ。小泉支持者にはこういう人間が多い。朝日新聞や毎日新聞にもたぶん多いんだと思う。なぜって、特に2002年頃、小泉内閣の支持率が一時低下傾向にあった時、経済政策で小泉純一郎や竹中平蔵を擁護する論陣は、読売・産経より朝日・毎日の方がより顕著だったからだ。これは、当時の自民党にあっては、まだ小泉の言うところの「抵抗勢力」の方が主流だったことと無関係ではないだろう。

一方、安倍支持者には、経済右派より政治思想上の右派が圧倒的に多い。いわゆる安倍を支える「5人組」(中西輝政、八木秀次、島田洋一、伊藤哲夫、西岡力)をはじめとして、極右イデオローグがキラ星のように並んでいる。

小泉純一郎政権と安倍晋三政権は、一括りに論じられることが多いが、上記のように、明確な性格の違いがあることをよく認識しておく必要があると思う。

ついでに指摘しておきたいのだが、小泉の郵政法案に反対した議員には、結構政治思想上の極右議員が多い。平沼赳夫や城内実がその代表である。平沼のことを「反小泉・安倍」の仲間だと考えていると裏切られるぞ、と私は「kojitakenの日記」で以前警告したことがある。平沼は、安倍の目指している教育基本法改定の推進に大きく協力した人物だ。2004年に超党派の「英国教育」調査団の団長として、イギリスに赴き、同年12月に、サッチャーによる教育改革について自民党総務会に報告書を提出している。その内容について、安倍らが「正論」2005年1月号誌上で、「自虐史観教育、学力低下、不登校‥‥‥ 『左翼教育病』克服のために サッチャーカイカクに学べ! 教育再興の任は国家にあり」と題する座談会を行っているのだ。つまり、平沼はれっきとした安倍の盟友なのだ。

この平沼は、「日本会議国会議員懇談会会長」をつとめている。「日本会議」は、現在の日本における代表的な右翼の言論・政治団体である。下記Wikipediaの記述を参照していただきたいが、リンク先の記事にずらりと並んでいる名前が、概ね安倍晋三につながる人脈であると考えて良い。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0
(上記をクリックすると「日本会議 - Wikipedia」に飛びます)

また、城内実は「日本会議」の理事・城内康光の息子であり、城内自身、安倍晋三の子分であるといっても良い人物だ。これも、下記Wikipediaの記事を参照いただきたい(但し、ここには「日本会議」との関連についての記述はない)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E5%86%85%E5%AE%9F
(上記をクリックすると「日本会議 - 城内実」に飛びます)

確か、「STOP THE KOIZUMI」では、城内から寄稿をもらっていたと記憶しているが、城内実は「AbEnd」の敵であることを、反安倍を標榜する人間ならよく認識しておく必要があると思う。「AbEnd」を掲げるブロガー全員に強制しようなどとは毛頭思わないが(そもそも「AbEnd」は「強制」を否定した運動であると私は考えている)、少なくとも私は、経済右派である新自由主義にも、政治思想上の右派である国家主義・民族主義にも反対である。従って、平沼赳夫も城内実も私にとっては「敵」である。亀井静香は必ずしも「敵」ではない。

さて、話を「郵政造反組」の「復党問題」へと進める。
いきなり昨日の記事から180度態度を豹変させて申し訳ないが、「勝谷誠彦の××な日々」で、コラムニスト・勝谷誠彦が胸のすくような指摘をしてくれている。以下紹介する。なお、勝谷の日記には読点が少ないし、改行もなくて読みにくいことこの上ないので、勝手に読点や改行を挿入した(笑)。

(前略)タウンミーティング(TM)の冒頭の質問者へ政府が金を払っていたというのは、政権の正統性を揺るがす重大な事実である。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061114i216.htm

内閣府幹部は<「質問内容を指定する『やらせ』とは違う」>と言っているそうだが、<「キックオフ的に、名前を明示し、代表質問として一番最初に発言をお願いしていた」>というのは、全体のトーンをある方向に誘導する意図があったと思われても仕方がない。「お願い」がないのなら他の一般質問者と同様にタダでやってもらえばいいではないか。

冒頭に指名した人間を仕込んでいるというだけでも、これがテレビの討論番組なら「やらせだ」とメディアは騒ぐだろう。小泉安倍の両内閣は、自民党の古い組織基盤ではなく、衆愚もとい(苦笑)人々の民意を追い風として求心力を維持してきた。

彼らが何よりも重視していたのは支持率だ。小泉内閣があれだけTMを乱発したのは、それが輿論を形成する場として極めて有効だったからにほかならない。そこで論議の行方を金で買っていたとすればひいては支持率をも札束で維持していたことになる。

更にふざけたことに、その原資は私たちの税金なのだ。政権に批判的な人々が支払った金をも権力の維持に使われているのである。冗談じゃない。輿論を買収するなら自民党の政治資金でやるがいい。(後略)

「勝谷誠彦の××な日々」(2006年11月15日)より


昨夜の「報道ステーション」で、質問者に「やらせ」を依頼していたどころか謝礼まで払っていたという、この呆れた件を知った時、私も頭に血が昇ったのだが、なぜか「報ステ」では当時内閣官房長官で現首相の安倍晋三の責任は問われなかった。

昨日は、疲れが出て比較的早く寝てしまったのだが、今朝起きてTBSの「朝ズバッ!」を見ていたら、みのもんたは「教育改革」について論じるばかりで、コメンテーターとして出演していた岸井成格ともども、事実上安倍を援護していた(但し岸井でさえ、教育基本法「改正」案の強行採決には反対していた)。

それで頭にきてチャンネルをテレビ朝日に切り替えたら、勝谷が歯切れの良い政権批判をしているコメントが聞けたのである。勝谷は、安倍晋三を名指しはしなかったのだが、隣に座っていた大谷昭宏は、勝谷発言に鼓舞されたか、安倍晋三を名指しで非難した。こうして、ようやくテレビでも安倍晋三批判の言論が聞けるようになった。

この記事で、私の言いたいことはほとんどすべて勝谷が言い尽くしてくれている。「勝谷GJ」と、当ブログとしてははじめて勝谷誠彦を絶賛したい。

なお、勝谷の日記にこの件が書いてあることを教えてくれたのは、当ブログによくコメントくださる非戦さんである。非戦さんにも感謝したい。


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最近は、ニュースが報じられるたび、「誰がどういう意図でこのニュースをリークしているのか」と考えるようになった。それくらい、情報の流れが妙に不自然なのだ。

それまで、北朝鮮、北朝鮮と連呼していたニュース番組から、ぱったりと北朝鮮の名前が途絶え、代わって、突如として高校の必修科目の未履修問題が声高に叫ばれるようになった。

私などは、あっ、これは安倍晋三が執念を燃やしている教育基本法改定のためのキャンペーンの幕開けだな、と最初からしらけた気持ちでニュースに接していたのだが、某有名コラムニスト氏はうれしそうにこのニュースに飛びつき、自身がネット上に持っている日記で、未履修を報じられた東北の名門公立高校の元教頭をあげつらうなど、連日この件を取り上げていた。

この話には面白いオチがある。その数日後、コラムニスト氏が卒業した高校でも未履修が発覚し、そればかりかその高校にはそもそも家庭科の教室がなく、数十年にわたって未履修がまかり通っていたことが明らかにされたのである。コラムニスト氏がいきなりおとなしくなってしまったことは、いうまでもない(笑)。

もっとも、自分が出た高校で未履修があったことなど、コラムニスト氏は百も承知ではなかったのかとも思うが、それを失念していたとしたら、コラムニスト氏自身がおそらくまともに高校の授業を受けていなかったのではないかと推測される。授業を受けていなければ、ある科目を未履修だったかどうかなど考えもしないだろうからだ。クラブの部室で、少女漫画でも読んでいたのであろうか(笑)。

まあ、「いちびり」というかお調子者のコラムニスト氏のことなどどうでも良いのだが、コラムニスト氏の出身高校は極端な例であるにしても、全国的にあちこちの学校でずっと前から行われていたに違いない「未履修」のニュースが、安倍内閣が「教育基本法」の改定を狙っているこの時期に限ってクローズアップされたことを奇異に思わないほうがどうかしていると私は思う。

フジテレビのような御用放送局は、ここぞとばかりこの件を「教育の荒廃」であるとして、「安倍内閣の唱える教育改革」の必要性へと論を進め、暗に「教育基本法改定」への道を開こうとしていた。

だが、教育基本法改定とは、いかなるものなのか。
この件に関して、どう書いたものか頭を悩ませていたのだが、星影里沙さんのブログ「憧れの風」経由で、東京新聞立花隆さんが優れた記事を書いていることを知った。ブログの記事「興味深いなwというか、自民公明のみなさん、絶対読めw」(下記URL)に全文が転載されているので、是非ご参照いただきたい。

http://yuirin25.seesaa.net/article/27431934.html

ここでは、立花さんのインタビューから、特に注目すべき部分をピックアップして再掲する。

 ――安倍政権が教育基本法改正案可決を急ぐ真意は。

 安倍首相は、日本の戦後レジーム(体制)を変えたいのだろう。根本は憲法を改正したい。戦後世代は皆、改憲を望んでいるかのように(彼は)いうが、実のところはそうではない。ただし彼は違う。岸信介(元首相)の孫だからね。岸氏は安保条約改定で、特別委で議論打ち切りの動議を出し、衆院本会議もあっという間に通した。警官を動員し、一度にやってしまった。自宅をデモ隊に囲まれた中で、祖父がいかに毅然(きぜん)としていたか、安倍首相は記憶している。安保はその後も役立っており、北朝鮮問題でも米国が日本を守っているとか、そういう発想しかない。

 ――教育基本法の改正は憲法改正のためなのか。

 大日本帝国憲法時代は、国体を根付かせるために教育勅語という当時の教育基本法を作った。親孝行をしろとか、天皇に忠義を尽くせとか、命令を並べていた。天皇のために命をささげる国家になったのは、国民にそういう教育を幼少から繰り返したたき込んだからだ。

 戦後新憲法ができたが、国民のマインドが一挙に変わるわけはない。制度を根付かせるために教育の力が必要と、新憲法とペアをなす形で作った法律が教育基本法だ。世界の普遍的な価値の下に憲法を作り、日本全体にしみ通らせるのが目的だった。前文で日本国憲法に触れ、「この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである」とした。

 憲法改正に必要な三分の二の議席を衆参両院で得るには、憲法を正しいとする教育基本法を変えなくてはならない。「将を射んと欲すれば、まず馬から」という発想であり、憲法改正の地ならしだ。教育基本法の改正もまた、自民党の悲願だった。

 しかし、教育基本法に書かれている普遍的価値とは、フランス革命などの歴史の積み重ねから、国家より上にある価値として人類が築いたものだ。憲法と並ぶような重要な法律なのに、中身のちゃんとした議論もされていない。長くて五年、短くて数カ月の時の政治政権が簡単に変えるようなものであってはならない。

(中略)

 ――政府は「いじめ」「必修漏れ問題」などを「今の教育は崩壊している」と教育基本法の改正に結びつけているように見えるが

 それは明らか。教育の問題のすべてが教育基本法が悪い、という空気を醸成しているのが見え見え。しかし教育基本法を変えれば、全部良くなるわけではないし、そうしていけない。教育基本法をそういうふうに使い、例えば「国を愛する心」に、点数を付けてどうのこうのという話になってしまう。

 ――来週にも採決と言われている。

 それが問題だ。なぜ、そんなにあっという間に決めるのか。昨年の総選挙で自民党が圧倒的な議席を得て、今ならかねて懸案の法律があっという間に通るからという理由でしかない。米国のアイゼンハワー大統領が来るまでに安保条約を通そうとスケジュールを組んだ岸氏と同じだ。この後の政治展開はますます心配。安倍首相はますます祖父に近づいていくのではないか。

(「東京新聞」 2006年11月10日より)

立花さんが明快に指摘している通り、安倍の真の狙いは日本国憲法の改定だ。教育基本法の改定は、そのためのきわめて重要なステップであり、安倍は、それをはっきり言わず、「教育改革」の美名に隠れて、国民を騙してやろうとしているのだ。
このところテレビで氾濫する「いじめ」や「必修漏れ問題」報道は、実は安倍の意図に沿ったものなのだ。立花さんが指摘するように、ミエミエの情報操作なのだが、そのことに気づかない国民が多すぎる。いい加減に目を覚ませ、と強く言いたい。

こんな重要な案件が、あっという間に可決されたのではたまったものではない。ましてや「強行採決」なんて言語道断だ。安倍の野望は、断固としてくじかなければならない。
「なんとなく」安倍を支持している人には、「安倍支持やめますか、それとも人間やめますか?」と言いたい。

最後に、立花さんへのインタビュー記事の末尾に掲載されている、教育基本法の改定案と現行法の「前文」を転載する。よくお読み比べいただきたい。

■改正案前文

 我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。

 我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。

 ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓(ひら)く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。

■現行法前文

 われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。

 われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。

 ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。

(「東京新聞」 2006年11月10日より)


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今日も簡単な記事でご勘弁願いたいと思う。

昨日も紹介した魚住昭さんの記事の中にも実例をあげて書かれているが、安倍晋三というのは平気で嘘をつき、同情を引こうとするタイプらしい。

金曜日刊「安倍晋三の本性」に収録されている魚住昭さんと佐高信さんの対談にも、同じ件について魚住さんが語っている部分があるので、以下に引用する。

平気で嘘をつくウルウルタイプ

魚住 僕はNHKの番組改編問題を結構取材したんですけど、そのなかでびっくりしたのは、安倍さんの問題発覚後の言動です。彼はテレビや雑誌に出まくって、ありもしないことを平気で言う。
 たとえば、『朝日新聞』の本田雅和記者が、夜遅くにいきなり安倍さんの家にやってきて、妻が「主人は風邪で寝込んでおります」と言ったのに「会ってもらえなければ取材拒否ということにしますよ」と言ったとか、インターホンを切っても延々と五分間もインターホンを押し続けたとかしゃべりまくっている。
 取材が「夜遅かった」というのは嘘です。実際には午後六時過ぎだということは朝日新聞社の取材用の車の運行記録にも残っています。安倍夫人が「主人は風邪で寝込んでいます」なんて言った事実もない。普通に「ちょっとお待ちください」と安倍氏に取り次いでいる。さらに五分間もの間、インターホンを鳴らし続けたというけれども、実際に取材したのは一五分間くらいインターホン越しに行われている。このインターホンは三分で、自動的に切れるようになっている。切れるとまた押して、向こう側が応ずればまた三分間話すという繰り返しです。五分間鳴らし続けたとか、相手が出てくるまで鳴らし続けたとか、向こうが拒否しているのに無理やり話させたとか、そういうのは事実と違います。大嘘なんです。
 しかし、嘘の言い方が、非常にうまい。私はこんなひどい目にあったんだと同情を引きながら訴えるやり方ですね。あれは一種の才能です。
佐高 いじめっ子なのにいじめられっ子。
魚住 子どもが叱られた時には、二種類の対応があるんじゃないでしょうか。一つの型は黙りこくって、聞いているんだか聞いてないんだかわからないような対応する子。それは小泉型の人間。安倍さんは、親や大人に怒られたら、目をウルウルさせて、訴えかけるような顔をして、相手の怒る気持ちを削いだり、同情を引くタイプの子どもですね。そういうマスコミ応対技術は、彼の最大の危機だったNHK問題の時に相当効果的だったし、これからも威力を発揮するでしょう。
 小泉さんの新自由主義政策で国民の大多数はかなり疲弊してきた。あれだけ、他人を蹴ちらかして金を儲けた奴がエラいんでしょという資本主義の論理がむき出しになると、国民を束ねようとしても束ねられない。
 ところが今回の安倍さんがソフトムードでやろうとしていることがもし成功したら、国民が束ねられて本当のファシズムになる危険があると思っているのです。安倍さんに対して、綿貫民輔さん(国民新党)が「小犬みたい」とからかっていたけど、あのちょっと毛筋のいい小犬みたいな人が、あと何年か政権を担って、慈父とか国父というイメージになってきたら、その時は本当に日本は終わりだな、危険極まりないことになるという感じがします。

金曜日刊「安倍晋三の本性」 (2006) 第6章「対談 安倍晋三の本性」(魚住 昭+佐高 信)より

私が付け加えるべき言葉は何もない。

安倍晋三を総理大臣にいただいているというのは、日本及び日本国民にとって「恥」以外の何物でもないとしか言いようがない。


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昨日の記事の補遺として、弊ブログ以外で、講談社発行の月刊「現代」の安倍晋三関連記事を紹介した記事をいくつか紹介する(要は孫引きをするということです)。
まず、月刊「現代」2005年9月号に掲載された魚住昭さんの記事『NHK vs. 朝日新聞「番組改変」論争「政治介入」の決定的証拠』。「News for the People in Japan」が、著者・魚住さんの了解をとって転載したもの。下記URLを参照。

http://www.news-pj.net/siryou/nhk-bangumikaihen200509.html

また、この記事に関する魚住さんのコラムは下記。以前にも紹介したことがあるし、いろんな方のブログのコメント欄で紹介しているが、改めて紹介する。

「安倍晋三の噴飯反論と朝日の弱腰」
(「ゲンダイネット」より『魚住昭の「魚眼複眼」』、2005年8月8日)
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=20916

月刊「現代」2006年11月号掲載の保阪正康「安倍晋三の無知と傲慢」については、眠り猫さんのブログ「平和のために小さな声を集めよう」に要約が掲載されている。

『「安倍晋三の無知と傲慢」、月刊現代11月号から』
(「平和のために小さな声を集めよう」、2006年11月6日)
http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/26853895.html

眠り猫さんによる安倍晋三の人物評は下記。とてもよく安倍の本質を突いていると思う。

『空虚であるがゆえに危険な安倍晋三』
(「平和のために小さな声を集めよう」、2006年11月6日)
http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/26915975.html

これらの記事を読むにつけ、安倍というのはとんでもない人間で、われわれ日本人は、なんでこんな男を総理大臣にしてしまったのかと、つくづく思う。


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週末なのでちょっと手抜きして、講談社発行の雑誌記事を紹介した弊ブログ記事のエントリ一覧を示すことにする。

安倍晋三は、講談社の取材を拒否するという、一国の総理にあるまじき挙に出たが、もちろん弊ブログは断然講談社を応援する。

『魚住昭氏の耐震偽装問題追及記事』 (2006年4月16日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-2.html
「現代」2006年5月号掲載の、魚住昭氏の記事の論評だが、ブログ2本目の未熟な記事で、元記事の要約をしていない。当時は読者がほとんどいなかったので、読者のことなど全く考慮していなかった。

『都市再生機構は姉歯以上のデタラメ』 (2006年4月22日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-3.html
ブログ3本目の記事。「週刊現代」2006年4月29日号掲載の、耐震偽装問題に関する記事を紹介した。

『都市再生機構のマンションはやはり「姉歯」よりひどかった』 (2006年6月2日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-43.html
上記記事の続報。

『書きたいことは山ほどあるけど...』 (2006年7月22日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-98.html
「FRIDAY」2006年8月4日号掲載の『安倍晋三「サギ企業の広告塔」に利用されていた醜聞』の紹介。この詐欺の被害にあったという方からコメントもいただいた。

『DNA政治主義者・安倍晋三の危うい知性』 (2006年8月4日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-111.html
『岸より物騒な安倍晋三』 (2006年8月17日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-117.html
以上2本では、「現代」2006年9月号掲載の吉田司『「岸信介」を受け継ぐ安倍晋三の危うい知性』を紹介した。

『安倍晋三は「安倍家の面汚し」』 (2006年9月8日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-132.html
上記吉田司氏の記事をもとに、sonicさんのコメントを得てさらに発展させた記事。安倍家の血脈シリーズは、一時期、弊ブログの最大のウリだった。「週刊現代」に連載されていた安倍の血脈関係の連載記事にも言及した。

『立花隆さんが安倍晋三に「宣戦布告」したぞ!』 (2006年9月10日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-134.html
『「現代」 2006年10月号の記事より(その1)』 (2006年9月12日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-135.html
『「現代」 2006年10月号の記事より(その2)』 (2006年9月13日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-136.html
『「現代」 2006年10月号の記事より(その3)』 (2006年9月14日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-137.html
上記4本は、「現代」2006年10月号掲載の立花隆『安倍晋三への宣戦布告』を紹介した記事。

『「現代」 2006年10月号の記事より(その4)』 (2006年9月20日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-139.html
同じ「現代」2006年10月号に掲載された辺見庸『無恥と忘却の国に生きるということ』を紹介した。

『沖縄の逮捕劇、安倍晋三の体質、それに腰抜けマスメディアのこと』 (2006年9月27日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-143.html
記事の終わりの方で、「週刊現代」2006年10月7日号の安倍血脈連載第7回の記事にちょっとだけ触れた。

『週刊現代の記事「安倍晋三は拉致問題を食いものにしている」』 (2006年10月13日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-155.html
表記の「週刊現代」2006年10月21日号の記事を取り上げたもの。この記事をもとに民主党の森ゆうこ議員が国会で安倍に質問したのに対して、安倍が怒り狂って審議が中断し、「懲罰動議」騒動になったが、この記事では安倍の説明責任を問うた。この記事には大きな反響があった。

『やはり安倍晋三は昨年も統一協会に祝電を送っていた』 (2006年10月14日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-156.html
今年5月に安倍が統一教会系団体の総会に祝電を送っていたことがバレて問題になったが、実は昨年にも安倍が同じ団体に祝電を送っていたことをスクープした「FRIDAY」2006年10月27日号の記事を紹介した。

『教育基本法改悪反対の論理』 (2006年10月30日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-164.html
再び月刊「現代」10月号の立花隆『安倍晋三への宣戦布告』に触れた。

『共同通信が安倍晋三事務所のスキャンダルをもみ消した』 (2006年11月3日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-167.html
月刊「現代」2006年12月号掲載の魚住昭・青木理『共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル』を紹介した。

『安倍晋三の正体』 (2006年11月5日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-169.html
記事の初めの方で、「週刊現代」2006年9月30日号に載った、安倍晋三の統一協会への祝電について書かれた記事に軽く触れた。

『安倍晋三が講談社に「取材拒否」』 (2006年11月7日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-170.html
安倍から「取材拒否」を通告されたことを伝える「週刊現代」2006年11月18日号の記事を紹介した。

以上、実に19本のエントリで講談社発行の雑誌記事に言及していた。こんなにあるとは自分でも思わなかった。
講談社には、今後も安倍晋三による言論封殺と正面から闘う記事の掲載を期待する。


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金曜日刊『安倍晋三の本性』を取り上げた弊ブログの記事「安倍晋三の正体」への反響が大きく、28件の「はてなブックマーク」をいただくなど、ブログへのアクセス数も増えた。

「安倍晋三の正体」というのは、「安倍晋三の本性」の第5章から拝借したタイトルであり、「週刊金曜日」連載時のタイトル「安倍晋三官房長官の正体」(「官房長官」は小文字)からとられたものでもある。

今回は、雑誌に掲載されながら「安倍晋三の本性」には収録されなかった、「安倍の代理」とも言われる江島潔・下関市長の呆れた行状を、「週刊金曜日」2006年9月22日号の囲み記事から引用、紹介する。

"安倍代理" 江島潔市長列伝

初当選後に寝返り

1995年4月の下関市長選では、現職市長になぜか右翼の街宣もかかり、反自民党の市民派の受け皿となった江島氏は当選。しかし、当選の夜、選対事務所には戻らず、安倍事務所に直行。弁護士を介して縁切り通告も支援者に送りつけ、地元民は腰を抜かした。

市長選の度に事件

2000年6月に工藤会系高野組組長らが安倍議員宅を放火未遂。地元ブローカーが99年の市長選で対抗馬潰しに協力したのに、見返りが少なかったからとされる。
江島市長は2005年5月24日にはパレード中に生卵をぶつけられた。これも2003年の「選挙の見返りが少なかった暴力団関係の仕業」(下関市民)という。

影の市長・疋田善丸氏の存在

江島氏を支えるのが疋田善丸氏。高層マンションに住むという疋田氏は利権あるところに必ずといってよいほど顔を出す。暴力団と疋田氏の協定書も流出。最近も市役所に出入りすることを地元紙が報道した。

(「週刊金曜日」 2006年9月22日号より)

この中でも、有権者を騙して「反自民」の市民派づらして市長選に当選しながら、当選したと同時に支援者を裏切って安倍事務所に直行し、支援者に絶縁状を叩きつけたというのには、少々のことでは驚かない私もビックル、、、いやビックリ仰天した。

安倍の手下といわれる下関市長というのは、かくも恥知らずの男であるらしい。安倍も安倍なら手下も手下というべきだろうか。

なお、江島に関しては、2005年1月に書かれたカマヤンの記事も必読だ。


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早ければ10日にも強行採決されるかとの観測もあった教育基本法改定の成否は、来週が山場になりそうだ。内閣府が、青森県八戸市で開かれた「教育改革タウンミーティング」で「やらせ質問」をしていたことが共産党に暴かれたこともあり、普通の神経の持ち主ならとてもでないが教育基本法改定の強行採決どころではないと思うのだが、安倍晋三は常識では推し量れない思考回路をお持ちのようだから、何をやり出しても不思議はない。どんなにスキャンダルが報道されてもなぜか厳しく追及されることのない安倍は、自分は何をやっても許されると勘違いしているのかもしれない。

そんなナルシストの安倍だが、それ以上にナルシスティックな人物といえば、誰しも前首相・小泉純一郎を思い浮かべるだろう。
小泉が安倍をエコヒイキしたからこそ安倍が首相になれたのだが、なぜ小泉が安倍を可愛がったかというと、安倍なら自分の思うがままにコントロールできると小泉が考えたからだろうと、私は想像している。

ところが、安倍の取り巻きは必ずしも小泉シンパではない。その代表格が、中西輝政である。中西は、リンクを張ったWikipediaでは、「親米保守」などと当たり障りのない記述で紹介されているが、実際のところは「核武装論」を唱える極右の産経文化人である。また、Wikipediaの記述にもあるように、カルト宗教とのかかわりが問題になったこともあり、安倍のブレーンにふさわしい人物と言える。

この中西は、東京新聞(中日新聞)や毎日新聞が報じている通り、安倍の「5人組」と言われているのだが(「5人組」には入っていないが、岡崎久彦も安倍のブレーンとして重要)、この「5人組」は、揃いも揃って極右思想の持ち主ばかりなのである。金曜日刊「安倍晋三の本性」(第1章第2項)にも、中西について記述がなされているので、興味のおありの方は参照願いたい。また、「週刊ポスト」11月10日号の記事『安倍首相が絆を結ぶ「本気の国家主義」人脈徹底研究』も、中西について簡単に触れている。

さて、その中西だが、実は「文藝春秋」2005年10月号に、火の出るような激しい小泉純一郎批判記事を寄稿していた。これは昨年9月の総選挙投票日直前に発売された号の、「9・11総選挙と日本の選択」という特集の筆頭を飾っている記事だ。

記事は、「宰相小泉が国民に与えた生贄・かつて全く同じ事をしたポピュリスト首相がいた」と銘打たれており、「郵政民営化是か非か」を問い、「刺客」を投じて解散・総選挙に踏み切った小泉純一郎前首相を、厳しく批判、糾弾しているのだ。

私はこの雑誌の現物を持っているが、この記事を要約するのはなかなか大変だ。しかし、ナベツネこと渡邉恒雄が著書「我が人生記」(中公新書ラクレ、2005年)の中でこの記事を紹介しているので、この本経由で中西の文章を抜粋することにする。

二〇〇五年八月、小泉純一郎首相による衆議院解散から総選挙によって、日本は「劇場型政治」というよりも、さらに一段と激しい、大群衆が「剣闘士の戦い」に興奮の声を挙げる「コロシアム型政治」へと突入した。飛び交う「刺客」という言葉が、いみじくもこの選挙のなかに潜む「血生臭いドラマ」を浮き上がらせている。
(以下大幅に中略)
日本政治が三文役者の小芝居となって久しいが、いまや舞台は暗闇の劇場から、炎天下の格闘場へと移った。皇帝の命ずるままライオンとも闘った古代ローマの剣闘士たちのごとく、「刺客」と相手候補者は、どちらかが死に倒れるまで闘わねばならない。この残酷な血の味がする「見せ物」に、観客席の国民は陶酔し、「(負け犬を)殺せ!殺せ!」と叫んでいる。
(中略)
今回(国民は)「刺客」が跋扈する「小泉クーポン選挙」で、"血の味"まで覚え、ひたすら、もっと強い刺激を求めるようになるだろう。
小泉という調教師がライオンとしての国民に差し出した「生け贄」に、まんまと喰らいついてしまったともいえる。
この酩酊状態から醒めるには、時間がかかるだろう。国民一人一人が、無益な格闘劇にはもう飽き飽きだと思うまで、夥しい血が流され、死体が山積みになるだろう。

中西輝政「宰相小泉が国民に与えた生贄・かつて同じ事をしたポピュリスト首相がいた」=「文藝春秋」2005年10月号掲載=より)

中西は、あのナベツネが「すさまじい」と評するほど過激な表現で、昨年の総選挙における小泉のやり口を激しく批判している。

ところで、この中西の記事には、以下の興味深い指摘がある。
「風に吹かれて」さんが既に紹介されているが、安倍晋三講談社に対して「取材拒否」の挙に出た。

当ブログでも、「週刊現代」11月18日号から『安倍首相の「通告書」に反論する』という囲み記事を引用しておく。

 10月28日、野間佐和子・弊社(筆者注:講談社)代表取締役の自宅に奇妙な手紙が届いた。差出人は「衆議院議員安倍晋三事務所。」開封すると、「通告書」と書かれたA4の紙2枚が入っていた。まさか一国の首相から個人宅にこのような非常識な手紙が届くとは思わないので、怪文書と疑っても当然だ。
週刊現代』では、10月21日号から3週にわたって、『危険な総理の"媚朝外交"』を特集してきた。それは、「拉致の安倍」と勇名を轟かせた安倍首相が、実は拉致問題など無きがごとく、水面下で北朝鮮と裏交渉を続けてきたこと、希代の詐欺師である韓国人を「外交顧問」に雇い、国家機密を韓国政府に筒抜けにさせていたことなどを含む内容だった。民主党議員が国会で取り上げて質問するなど、波紋は広がっている。
 そんな折に突然届いた首相からの通告書は、次の5項目からなっていた。第1は、なぜかお門違いの朝日新聞に関することだ。第2は、安倍首相が統一教会と深い関係にあることをスッパ抜いた本誌9月30日号の記事を、「一部のブログで取り上げられただけのこと」として逃げている。何人もの弁護士が立ち上がり被害者の会が結成され、社会問題化していることをご存知ないようだ。第3は、本誌の質問に回答しないことを、「メディアとしての資質そのものに疑念がある」からだとすり替えている。第4は、"媚朝外交"の追及を、「くれぐれも北の走狗などと揶揄されぬように」と、自分の"媚朝"ぶりは棚に上げて忠告している。第5は、「今後は貴社の取材は迷惑ですので差し控えさせていただきい」と逃げている。
 まさに、公人としてあるまじき態度である。本誌は引き続き安倍首相の"媚朝外交"を追及していく。

(「週刊現代」2006年11月18日号より)

文面から明らかなように、これは、安倍晋三講談社に対する「宣戦布告」である。
講談社は、このところ月刊「現代」、「週刊現代」、それに写真誌「FRIDAY」を駆使して、安倍晋三批判を展開してきた。特に、月刊「現代」10月号に掲載された立花隆氏の『安倍晋三「改憲政権」への宣戦布告』は、雑誌ジャーナリズムの良心がまだ残っていることを示す、勇気づけられる記事だった。

この記事に代表される一連の講談社の報道に切れた安倍は、ついに講談社に対して「取材拒否」の挙に出たのである。当ブログは、全面的に講談社を応援したい。

もっとも、講談社にも腰が引けていた時期があった。上記囲み記事で、「週刊現代」が安倍の統一協会への祝電をスッパ抜いたかのように書いているが、これはもちろん大ウソであり、スクープをなしたのは、カマヤンでありハムニダ薫さんである。そして、この情報を増幅したのが、6月6日の「きっこの日記」だ。このことはもう何度書いたかしれやしない。

微力ながら当ブログもこの情報をあと追いし、これが野口英昭さん怪死事件を追及されていた美爾依さんのブログ「カナダde日本語」による反安倍運動への呼びかけに呼応するきっかけとなって「AbEndキャンペーン」が始まったのだ。

それに至るまでの間、当ブログが安倍の祝電問題に夢中になっている頃、何度か講談社からのアクセスを受けた。同社は、安倍が統一協会に祝電を送った記事が載った「世界日報」(韓国語ネット版)と、記事が掲載された日付である「5月14日」をキーワードにして、ネット検索をかけていた。当然、同社は安倍の祝電事件を把握していたはずで、当時私は「週刊現代」に安倍の祝電の件が報じられるに違いないと大いに期待していたのだが、期待に反して「週刊現代」はダンマリを決め込んだのである(注)。

なんだ、講談社も結局安倍の言論封殺に屈するのか、と大いに落胆したものだが、その後同社は汚名返上とばかり、立花隆さんの記事を月刊「現代」に掲載したのを皮切りに、「週刊現代」で毎週安倍批判記事を掲載するなど、再び本領を発揮するようになった。

囲み記事でも宣言しているように、「週刊現代」は安倍の「媚朝外交」の追及を続ける、とのことだから、大いに期待したい。

(注) たんぽぽさん作成の「祝電事件リンクリスト」にあるように、この件は今年6月、「しんぶん赤旗」や「FLASH」誌を皮切りに(但しネットで「お祭り」になったよりはだいぶあと)、TBSテレビや大新聞、及びいくつかの雑誌が報じたのに、「週刊現代」をはじめ、「週刊ポスト」「週刊文春」「週刊新潮」などは軒並み取り上げなかった。安倍ベッタリの「文春」や「新潮」はともかく、どうして「現代」や「ポスト」が取り上げなかったのか、今でも不思議でならない。


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2006.11.06 22:30 | 安倍晋三 | トラックバック(-) | コメント(-) | このエントリーを含むはてなブックマーク
昨日も紹介した、金曜日刊『安倍晋三の本性』は、なかなか良い本だ。安倍晋三批判には欠かせない書籍だといえると思う。

たとえば、6月以来話題になり、「AbEnd」キャンペーン開始のきっかけにもなった、安倍の統一協会への祝電事件は、この本に詳しく書かれている(22ページから26ページ)。また、「反戦な家づくり」さんが指摘し、9月2日の「きっこの日記」で取り上げられたことで有名になった、勝共連合(統一協会の下部組織)の創始者・故久保木修己の遺稿集「美しい国 日本の使命」と、安倍の恥書「美しい国へ」との類似も、「週刊現代」2006年9月30日号の記述を引く形で取り上げている(「週刊現代」の記事には、ネットから得た情報だと明記されている)。
そして、

安倍は反社会的団体である統一協会・勝共連合と実際でも考え方でも深い関係にある「あぶない」極右政治家なのである。

と断定しているのだ。ここまで痛快に書いてくれる本は、そうそうない。

この本の第四章は「安倍内閣の教育政策と教基法「改正」の問題点」と題されていて、そこにも触れたいところだが、今日のところは一昨日、昨日と書いてきた地元・下関での安倍スキャンダルのシリーズを完結させたい。

この本には地元・下関での安倍の悪行もたっぷり書かれている。たとえば、安倍は小泉「カイカク」の後継者と称しているが、今年8月13日、地元で事実上の出馬宣言をした際、9342キロの「整備計画路線」にも含まれない「山陰自動車道」の建設を推進すると公約したのだ。また、下関沖合の「沖合人工島」建設や、既に橋が架かっているのにもう一本関門海峡に巨大な橋を架けようという「第二関門橋」(通称「安倍ブリッジ」)計画など、安倍の地元は無駄な公共事業やその計画のオンパレードだ。

さらに、「関門海峡を行き交う船舶を眺められる市民の憩いの場所に、大型商業施設「あるかぽーと」を建設しようとするウォーターフロント開発計画も進んでいる」(前記『安倍晋三の本性』より)とのことで、この事業主体の「下関みなとまち開発」には、安倍がかつて勤務していた神戸製鋼所などが出資し、安倍が選挙で応援した江島市長が推進しているが、市民や商店街はこの計画に反対しているそうだ。神戸製鋼所とその関連企業は「リサイクルプラザ」など下関市内のごみ処理関係の事業を次々と落札しているが、落札をめぐって、下関市議会で官製談合の疑惑が追及されたこともある。
ある地元住民は、「"政商"のような安倍官房長官(当時)が地元からいなくならない限り、下関は良くならない」と言ったとのことだ。

実は、安倍は自民党が圧勝した昨年の総選挙で、得票を減らしている。安倍と江島潔市長との癒着を嫌う地元住民が増えているようなのだ。

この本にはナント、先日「長周新聞」をはじめ地元の有力紙「山口新聞」などが報じ、10月28日の「きっこの日記」でも取り上げられた、安倍の実兄が絡んでいるという談合の情報も書かれている。この部分を以下に引用する。
昨日(11月3日)の記事を書いたあと、本屋に行って『安倍晋三の本性』(金曜日刊、2006年)という本を買った。これは、『週刊金曜日』に連載されていた記事をまとめたものだ。『週刊金曜日』に安倍の記事が連載されていたのは知っていたが、小さい本屋には置いていないことが多く、なかなか買えなかったので、書籍にしてもらって助かった。この本も、街中の本屋で、あまたある安倍マンセー本が山積みされている中、1冊だけ置いてあったものだ。

この本にはいろいろ面白い記述があるので、適宜ブログで紹介していきたいと思うが、今日は、前のエントリの記事に関連した下関市長選がらみの話を紹介する。以下引用する。

〇五年の(下関)市長選では、根強い反対がある大型商業施設「あるかぽーと」開発の見直しを掲げた中尾友昭・元県議が出馬。当初は、開発推進派の江島不利の情勢だったが、突然、三菱重工業の労組出身の松原守・元県議(民主党)が立候補。反江島票は割れて、江島市長は僅差で逆転勝利を収めた。ただし松原氏は反江島陣営にも相談しないまま出馬したため、「反江島票を割るための工作」と疑いの眼差しを向けられた。また自民党豊浦支部の市議たちに選挙運動の報酬が配られたことも発覚。公職選挙法違反となっても不思議ではなかったが、不起訴処分になった。高見俊幸・下関市議(無所属)が選挙審査会に不服申立をし、市民から「下関市は治外法権なのか」との声すら出たのはこのためだ。

「安倍晋三の本性」(俵義文/魚住昭+佐高信/横田一+週刊金曜日取材班=金曜日刊、2006年=より)

ナナナナナント、下関では民主党までもが八百長をやって安倍一派を助けているというのだ! これには、さすがの私もビックル、いやびっくりしてしまった。

でも、以前、「「松岡洋右」名指しの衝撃」という記事でも書いたように、2004年の参院選の時も、民主党の動きは安倍の弟・岸信夫を助けるものだった。それもそのはず、その年まで山口選挙区の議員を務めていた松岡満寿男の大叔父は松岡洋右であり、松岡元議員は岸・安倍・松岡一族の一員だったのだ。どうやら山口県、特に下関というのは、この腐った一族に支配された、治外法権の場所らしい。

安倍晋三やその一族による、ありとあらゆるデタラメやインチキに満ちた圧政に苦しめられている下関市民には、心からご同情申し上げる次第だ。


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毎度毎度書くように、安倍晋三ほどスキャンダルまみれの政治家は見たことがない。毎日のように安倍のスキャンダルを書き立てた雑誌が発売されている。安倍を異常終了させるための「AbEnd」キャンペーンの推進者の一人である私も、とてもでないが追いかけ切れない状況だ。

首都圏・関西・東海の三大都市圏では11月1日、当地でも昨日(2日)に発売された月刊「現代」2006年12月号にも、またまた安倍のスキャンダルに関する記事が掲載されている。
魚住昭青木理両氏による「共同通信がもみ消した安倍スキャンダル」という記事である。両氏とも、元共同通信のフリージャーナリストで、魚住氏の著書「渡邉恒雄・メディアと権力」(講談社、2000年)は、当ブログの記事でも取り上げたことがある。現在、もっとも信頼できるジャーナリストの一人といってよいと思う。また、青木氏が「週刊金曜日」6月23日号に書いた安倍の統一協会への祝電事件に関する記事のことも、ブログで軽く触れたことがある
この二人が、古巣・共同通信が、言論機関にあるまじき自殺行為を働いたことを告発する記事を書いた。

これは、2000年に安倍の地元・下関で起きた「火炎瓶事件」のスキャンダルを、共同通信がもみ消したという衝撃の記事だ。

火炎瓶事件というのは、AbEndな人々にとってはオナジミの事件の一つで、今年7月にも公判の記事が朝日新聞に掲載されたことがある。当時私も記事を書いて朝日の記事にリンクを張ったが、もうリンク先の記事は消えていた。しかし、「カマヤンの虚業日記」さんや「反戦な家づくり」さんは、さすがに一日の長があるというか、朝日の記事を転載してくれていたので、現在でも参照することができる。

ここでは、せっかく月刊「現代」の記事を紹介するのだから、「現代」から少し引用する。

事件は2000年6月から8月にかけて起きた。下関市中心部にある安倍の後援会事務所や自宅などに計5回にわたって火炎瓶が投げ込まれ、安倍の自宅では数台の乗用車が全半焼する被害も発生した。負傷者こそ出なかったが、近隣の結婚式場にも誤って火炎瓶が投げ込まれており、一歩間違えば惨事につながりかねない犯行だった。
事件が衆院選前後に起きたこともあって「安倍の対北朝鮮強硬姿勢に反発したテロではないか」といったさまざまな憶測が流れたが、2003年11月になって福岡県警と山口県警が下関の「ブローカー」小山佐市と、北九州市の指定暴力団・工藤会系高野組の組長ら6人を非現住建造物等放火未遂容疑などで逮捕した。
両県警の調べなどによると、事件の主犯格である小山は、安倍事務所や地元有力企業などに幅広い人脈を持ち、市内の再開発事業にからむ土地買い占めなどに暗躍していた。小山は1999年4月に行われた下関市長選で安倍直系の現市長・江島潔の陣営に"選挙協力"したにもかかわらず、安倍サイドから約束の報酬を得られなかったとして反発し、高野組に依頼して火炎瓶を投げさせたのだという。
どうやらこの事件は安倍サイドが一方的な被害者というわけではなく、下関市長選で安倍事務所側が小山というブローカーを利用したのが発端だったようだ。

(月刊「現代」2006年12月号「共同通信が握りつぶした安倍スキャンダル」=魚住昭青木理執筆=より)

この構図は、検察の調べでも一部明らかになり、2004年6月に福岡地裁で行われた小山らの初公判の冒頭陳述でも指摘され、報道もされたが、その詳細には不明な点が多くあったとのことだ。

そこで、共同通信社会部の取材チームは、9月下旬に下関入りし、この事件の全容を突き止めたのだという。取材陣によると、安倍晋三の秘書だった佐伯伸之(現下関市議)が、小山に下関市長選での対立候補を中傷する文書をまくことを指示し、佐伯はビラの元となった週刊誌の中傷記事を小山に見せたことと、小山に300万円を渡したことを認めたという。
さらに取材チームは福岡拘置所に勾留中の小山に接見し、佐伯から依頼を受けて中傷文書をまいたことを認める証言を得たばかりか、安倍地元事務所の筆頭秘書と小山の間で交わされた「念書」の存在も突き止めたそうだ。これは、下関市内の開発事業に特定業者を入れないことを約束する内容で、筆頭秘書は取材陣に念書にサインしたことを認めたとのことだ。

まことにあっぱれな取材と言えると思う。
昨日(11月1日)の夕方、「さるさる日記」から送られてくる「きっこの日記」の「更新お知らせ」で知ったのだが、朝日新聞がついにアパの物件「アップルガーデン若葉駅前」と「アパガーデンパレス成田」の構造計算書に数値の不整合が見つかり、マンションの建設が中断している問題について報じた。

「巨大マンション建設中断 構造計算の検証できず」(asahi.com 2006年11月1日)

新聞記事は、いずれリンクが切れるので、「kojitakenの日記」に記事を保存しておいた。

「ついに朝日新聞がアパ物件について報道」(「kojitakenの日記」 2006年11月1日)

この記事は、以前「週刊ポスト」9月29日号が掲載した同物件の耐震偽装疑惑の記事(弊ブログの記事『週刊ポストが取り上げていた「アパ壷三」の疑惑』などを参照)と符合するものだ。

但し、朝日新聞が取り上げたといっても、それは東京本社発行の11月1日付夕刊の話であって、当地に配達される大阪本社発行の統合版(11月2日付)には、どこをどう探してもアパ物件の記事は出ていない。もう読めないと思っていた93歳の音楽評論家・吉田秀和氏の「音楽展望」が掲載されていたのは嬉しい驚きだったが(今後年4回のペースで掲載されるそうだ。朝日新聞の購読を止めようと思っていたが、考え直さなければいけない)、アパの記事はどこにもない。

実は以前、朝日が安倍晋三の統一協会への祝電事件を報じた時にも、当地に配達される統合版の紙面には記事が掲載されていなかった。産経新聞が、大阪本社発行の15版にだけ記事を掲載したことが話題になったが、朝日新聞も、地方に配る版には安倍に都合の悪い記事はなるべく載せないようにしているのだろうか? おそらく、単なる紙面のスペースの都合上のことなのだろうが、地方在住者にとっては気分の良い話ではない。

それでも、読者数の多い東京本社発行の朝日新聞夕刊で、この件が報道されただけでも、大きな進展だ。今後他紙は追随するのか、資料を提供されているTBSをはじめとする電波媒体はどう報道するのかなど、注視していきたい。


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