今朝、各紙は小泉首相がようやく加藤紘一代議士の実家が放火された事件に言及したことを取り上げた。以下は朝日新聞が報じた例。
「首相、暴力での言論封殺を批判 加藤氏の事件で初言及」 (asahi.com 2006年8月28日 11時41分)
以下引用する。
この部分だけを切り取ってみれば、小泉純一郎の意見は正論だ。だが、この事件が起きてからいったい何日経っているというのか。もう二週間にもなろうとしているのだ。
加藤の実家が放火されたのは8月15日だ。この時、ネットウヨは言論封殺を憤るどころか、むしろこれを歓迎するような意見をネット上に撒き散らした。当ブログより一日あたりのアクセス数が2桁多い人気右翼ブログが、このテロを肯定したことがネットで話題になったのは、記憶に新しい。
小泉の靖国参拝が、こうしたネットウヨの跳ね上がりに火に油を注ぎ、テロリストに加藤邸を放火せしめたことは、疑う余地がない。加藤邸の放火は、小泉が靖国に参拝した、まさにその日に起きたテロである。
ところが、先週及び今週日曜日のテレビの政治番組で、普段小泉マンセーをしている田原総一朗その他が、珍しく「これは言論の自由への挑戦だ」と声を荒らげ、コメンテーターや小泉?安倍系列以外の自民党の政治家も、「小泉さんが強くなり過ぎて、自由にものを言えない雰囲気になった。それがこうした事件につながった」と批判するようになった。政界やマスコミ界でどういう力学が働いているのかはよくわからないが、このところ少しずつ、マスコミは小泉が思うようにはコントロールできなくなり始めているようなのだ。いろんな情報を吟味してみて一つだけわかることは、ナベツネはどうやら加藤側についているらしいということだ(やつのことだから、いつ寝返るかはわからないが)。小泉は、こういう状況を見て、やむを得ず加藤邸放火事件にコメントしたものだろう。もちろん、不承不承発言したものに違いあるまい。
「首相、暴力での言論封殺を批判 加藤氏の事件で初言及」 (asahi.com 2006年8月28日 11時41分)
以下引用する。
小泉首相は28日朝、首相の靖国神社参拝を批判した加藤紘一元自民党幹事長の実家が右翼団体幹部に放火された疑いが強まっていることに関し、「暴力で言論を封ずるのは決して許されることではない。こういう点については厳に我々も注意しなければならない。戒めていかなければならない問題だ」と語った。15日に起きた事件について首相が言及したのは初めてで、首相公邸前で記者団の質問に答えた。
(asahi.com 2006年8月28日 11時41分)
この部分だけを切り取ってみれば、小泉純一郎の意見は正論だ。だが、この事件が起きてからいったい何日経っているというのか。もう二週間にもなろうとしているのだ。
加藤の実家が放火されたのは8月15日だ。この時、ネットウヨは言論封殺を憤るどころか、むしろこれを歓迎するような意見をネット上に撒き散らした。当ブログより一日あたりのアクセス数が2桁多い人気右翼ブログが、このテロを肯定したことがネットで話題になったのは、記憶に新しい。
小泉の靖国参拝が、こうしたネットウヨの跳ね上がりに火に油を注ぎ、テロリストに加藤邸を放火せしめたことは、疑う余地がない。加藤邸の放火は、小泉が靖国に参拝した、まさにその日に起きたテロである。
ところが、先週及び今週日曜日のテレビの政治番組で、普段小泉マンセーをしている田原総一朗その他が、珍しく「これは言論の自由への挑戦だ」と声を荒らげ、コメンテーターや小泉?安倍系列以外の自民党の政治家も、「小泉さんが強くなり過ぎて、自由にものを言えない雰囲気になった。それがこうした事件につながった」と批判するようになった。政界やマスコミ界でどういう力学が働いているのかはよくわからないが、このところ少しずつ、マスコミは小泉が思うようにはコントロールできなくなり始めているようなのだ。いろんな情報を吟味してみて一つだけわかることは、ナベツネはどうやら加藤側についているらしいということだ(やつのことだから、いつ寝返るかはわからないが)。小泉は、こういう状況を見て、やむを得ず加藤邸放火事件にコメントしたものだろう。もちろん、不承不承発言したものに違いあるまい。
スポンサーサイト