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きまぐれな日々

全マスコミを挙げての、なりふり構わぬ「安倍晋三政権」の既成事実化が行われているように感じる。

とりわけひどいのがNHKニュースだ。NHKは、ニュース以外の報道番組では、新自由主義の矛盾を暴く番組を制作、放送しているとのことで、評価する向きもあるが、ことニュース番組に限ると、目を覆いたくなるほどひどい安倍ヨイショの報道をしている。それも、安倍の政策構想を無批判に垂れ流したり、自民党総裁選の大勢は安倍に決したと自民党議員が判断している、などと言って、寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろ的なぶざまな行動をとる自民党議員を批判するどころか、彼らの行動を後押しするようなニュースを平然とアナウンサーに読ませている。NHKのアナウンサー自体は、民放より好感が持てる人が多いのだが、読んでいるニュース自体が極端に小泉・安倍側に偏向しているから、見ていて頭に血が昇ることがしばしばだ。

朝日新聞も、『「安倍氏を首相に」53% 本社世論調査』などという記事を載せ、国民の過半数が安倍を支持しているかのような印象操作をしている。以下引用する。


麻生外相が自民党総裁選への立候補を正式に表明し、安倍官房長官、谷垣財務相の3人で争う構図が固まったことを受け、朝日新聞社は21日夜から22日にかけて緊急の全国世論調査(電話)を実施した。次の首相にふさわしい人は安倍氏が53%で、麻生氏14%、谷垣氏10%を引き離した。
(asahi.com 2006年8月23日 0時37分)


記事中には、次期首相の靖国参拝に対しては、賛成31%、反対47%と、反対の声の方が多いとも書かれているが、そんなものはマスコミの印象操作によって簡単に変えられてしまうことは、ほかならぬこの記事中で明らかにされている。


小泉首相の「8・15参拝」は「よかった」49%、「するべきではなかった」37%で肯定的な見方が多いが、次の首相の靖国参拝となると一転、反対が増える。
(asahi.com 2006年8月23日 0時37分)

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