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きまぐれな日々

昨日、裏ブログ 「kojitakenの日記」 に、検索語 「城尾哲弥」 によるアクセスが222件あった。Google検索でこの検索語を用いて検索すると、2位に同ブログの昨年4月25日付記事 "「城尾哲弥=白正哲」説のネタ元は、やはり「nikaidou.com」だったようだ" がひっかかるせいだ。

この記事だけ読んでも何のことかさっぱりわからないと思うが、昨年4月に起きた伊藤一長・長崎市長(当時)射殺事件の犯人である元暴力団幹部・城尾哲弥が、本名を「白正哲」であるという説がインターネット上でまことしやかに流されたことがあった。「2ちゃんねる」や人気ネット右翼ブログ「博士の独り言」(「イザ!」に開設された「闘魂編」のほう)が垂れ流したものだ。「博士の独り言・闘魂編」の記事は、http://grandbee.iza.ne.jp/blog/entry/154426/ に公開されていたが、現在では削除されている。「博士」にとっては、おそらく触れられたくない過去なのだろうが、削除された記事は下記のようなものだった。

伊藤一長・長崎市長が17日夕刻に銃撃を受け、18日未明に亡くなった事件で、報じられた犯人の指定暴力団山口組系水心会会長代行、城尾哲弥容疑者(59)の本名は「白正哲」であることが判明。読者より情報をいただき、通信社筋に確認したところ、確認が得られたので小稿に報告する。

一方、米国・バージニア工科大で、米犯罪史上最も多い32名(米時間17日現在)の犠牲者を出した銃撃事件が報じられたが、凶行に及び、現場で自殺した犯人は、韓国人で同大学の寮に住むチョ・スンフィ容疑者(23)であった。

まさに、悲惨な両事件は、朝鮮系による「日米同時銃撃事件」であった。「やはり」と思われる方もおられるに違いない。

無防備、無抵抗な者を銃撃する。後ろからフイ撃ちする。身体の中でもっとも無防備な顔面を狙う。これらは、朝鮮人の犯罪の特徴である。要注意のご参考まで!

日本の尊厳と名誉を守り、国民の手で日本を取り戻しましょう!

(「博士の独り言・闘魂編」に掲載されていたデマ記事)

こんなデマはどこが出所なのかと思って私が調べたところ、「nikaidou.com」が4月17日に書いていたのが最初だった。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20070421/1177154096

城尾哲彌こと白正哲が長崎市長銃撃<追記アリ>

2007/04/17(火) 20:42

 長崎市長銃撃事件。伊藤一長市長は搬送先の病院で死亡した。犯人は山口組系水心会の城尾哲彌こと白正哲。朝鮮人である。故伊藤元市長は、北朝鮮の核実験反対の発言がある事から「言論テロ」という見方もあるが、それは違う。

(「J-CIA」より)

その後、これより早くこの噂を流したソースは見つかっていない。

以上、読者の方々にネット右翼が流言蜚語を撒き散らした悪例を思い出していただこうと思って、前振りが長くなってしまったが、昨日(5月26日)長崎市長射殺事件の犯人・城尾哲弥の判決公判が長崎地裁であり、松尾嘉倫裁判長は、求刑通り死刑を言い渡した。これに対し、弁護側は判決を不服として即日控訴した。

今朝の朝日新聞は、「テロへの怒りを新たに」と題した社説でこの判決を取り上げており、
 暴力で言論や政治活動を封じようというのは、民主主義に対するテロである。裁判官はテロの社会的な影響の深刻さを重く見て、いまある刑罰の中で最も重い死刑を選んだということだろう。厳罰化の流れが背景にあるとはいえ、そうしたテロに対する厳しい姿勢は十分うなずけるものだ。
と書いている。

私は死刑廃止論者だが、城尾哲也の行った行為は、言論の自由に対する許されざる挑戦であり、こんな男に二度と娑婆の空気を吸わせてはならないと思う。死刑廃止は、終身刑創設とセットで行われなければならないというのが私の主張だ。ブログでは、眠り猫さんも昨日の記事で同様の主張をしている(下記URL)。
http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/98064432.html

眠り猫さんも書いているように、生涯出所を認めない真の「終身刑」に対して、「死刑より残酷」という声もあるが、私はむしろ城尾のような人間には、その「死刑より残酷」な刑を科すのが相応だと考える。城尾とつきあいのあった人物には、「日本会議」の関係者もいるし、城尾の所属していた暴力団とさる極右政治家の非公然後援会とのつながりが指摘されたこともあった。それらを思い起こすにつけても、城尾哲弥は断じて許すことができない。

さきに紹介した朝日新聞の社説は、「(昭和)天皇の戦争責任はある」と発言した本島等・長崎市長(当時)が1990年に銃撃されて重傷を負った事件を例に引き、テロや暴力を恐れて萎縮した例として、東京のホテル(プリンスホテル)が日教組の集会を断ったり、一部の映画館が「靖国」の上映を取り止めた例(その背後に稲田朋美や有村治子の妄動があったことも忘れてはならない)をあげ、
 民主主義に対するテロや暴力をいっそうはびこらせるのか。それともここで踏みとどまって、言論や政治活動の自由を広げていけるのか。そうした流れに影響を与えるという点でも、今回の判決は意味がある。
と書いている。

論旨は理解できるが、それでも当ブログとしては死刑には反対であり、その代わりこの城尾哲弥には一生涯出所を許さない真の意味での「終身刑」を科すべきだと思う。

5月15日に、死刑存置論者も加えて、自民党から共産党まで含む議連「量刑制度を考える超党派の会」が加藤紘一を会長にして結成され、終身刑創設を盛り込んだ刑法などの改正を今秋の臨時国会に提起する考えを示したと報じられた。
http://www.asahi.com/politics/update/0515/TKY200805150276.html

是非とも終身刑創設にこぎつけてもらいたいと思う。


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