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きまぐれな日々


 きたる参院選は、「安倍晋三審判選挙」だ。

 コイズミが「郵政総選挙」で国民をダマして獲得した与党の圧倒的な議席をバックに、一度も国政選挙の洗礼を受けていないコイズミの後継首相・安倍晋三が強行採決を連発して国会や国政を私物化し、日本はめちゃくちゃな国になろうとしている。

 その安倍晋三にストップをかけるため、反安倍陣営はできるだけ団結して、安倍に対抗しなければならない。

 ところが現実には、なかなか反安倍陣営は共同歩調をとれない。民主党と社民党の選挙協力でさえ、大分では崩れた。ましてや、共産党や諸派なども含めた「野党共闘」など、夢のまた夢だ。

 そんな中、3日、田中康夫が「新党日本」から比例区で出馬すると知って、正直言ってうんざりした。これ以上、「反安倍」勢力を乱立させるのかと思ったのだ。

 ところが、4日になって、「新党日本」が田中の他に有田芳生(ヨシフ)を擁立するというニュースをネットで見て、私は目を疑った。

 たまたま、今日(6月6日)は、安倍晋三が統一協会系団体の大会に祝電を送ったことが「きっこの日記」で指摘されてからまる1年になる日だ。

 この件を実際にスクープしたのは、「カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記」「薫のハムニダ日記」 だったのだが、今では 「AbEnd」 系ブログへのリンクを積極的に張ってくれているきっこさんも、1年前にはなかなかニュースソースを示してくれなかった。それもあって、カマヤンやハムニダ薫さんのブログにたどり着いた人はそれほど多くなく、安倍の統一協会への祝電事件は、しばらくは、ネット検索からことの真相を知った一部ブロガーなどの間で騒がれるにとどまっていた。当時ネットでは、真相をつかんでいるに違いないのに沈黙を守っていたマスメディアへの怒りで満ちていた。

 しかし、カマヤンやハムニダ薫さんのスクープから約半月後、祝電の件はネットを通じて徐々に知られるようになり、ついにマスメディアも沈黙を守りきれず、「FLASH」を皮切りに、「週刊朝日」「サンデー毎日」「アサヒ芸能」の3誌が、安倍の統一協会祝電事件を取り上げた。この時、なぜか3誌の記事すべてに登場し、妙に安倍をかばうようなコメントを発したのが有田ヨシフだったのだ。

 このあたりの記録については、たんぽぽさん (ブログ 「たんぽぽのなみだ?運営日誌」 管理人) 作成の 「祝電事件リンクリスト」 が詳しいので、是非ご参照いただきたい。

 このリストにも記載されているように、有田はその後も安倍を弁護する記事をブログで書き続けた。そして、年が明けて東京都知事選が目前に迫る時期になると、今度は石原慎太郎を擁護し、対立候補の浅野史郎氏を批判する言論を展開したのだ。

 当ブログの3月5日付記事 『有田芳生は今度は石原慎太郎を助けるつもりか?』 でも紹介したように、有田は、誤ったデータに基づいた共産党の浅野氏批判を、検証もせずに鵜呑みしてそのまま転用するという、ジャーナリストにあるまじき醜態を演じた。

 また、当ブログの4月9日付記事 『口をつぐんだ「リベラル系」文化人たち』 では、有田や田中康夫らが、いかに東京都知事選で結果的に石原慎太郎に手を貸したかを指摘した。

 私は、田中康夫は、自らが歯が立たない石原慎太郎を、浅野史郎なんかに倒されてたまるかという下衆な根性から、傍観者的立場に立って、結果的に石原を援護することになるのを承知の上で、テレビで櫻井よしこと一緒に両候補を揶揄したのだろうと確信している。

 そもそも、新党日本が本当に「反安倍」や「反石原」であるといえるかは極めて疑問だ。昨年11月の福島県知事選で、新党日本は、ナント自民・公明と一緒に森雅子候補を推薦して敗れたほか、昨年秋の首班指名では同党の荒井広幸参院議員が安倍晋三に投票したのだ。

 そして、今回、新党日本が有田ヨシフを擁立したことで、同党が完全に反動側に立ったことが明らかになった。

 そもそも、反政権的イメージが強く、人気が高い田中康夫が「新党日本」から立候補すること自体、反安倍の票が分散することで与党に有利に作用することは自明であり、これを田中が計算できないはずがない。おそらく、政権を助けるための確信犯的な行動だろう。

 安倍晋三に反対する者は、断じて参院選で 「田中康夫」 「有田芳生」 「新党日本」 には投票してはならない。彼らへの投票は、安倍晋三を支持することにほかならないのだ。


[追記] (2007.6.6 19:50)
 「オーマイニュース」 に、有田の出馬に疑問を投げかける記事が掲載されている。

有田芳生氏「参院選出馬」の疑問
 「ジャーナリズム精神」はどこへ?
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070605/11803