きまぐれな日々

今回の統一地方選後半戦および参院補選の中で、私が最も注目していたのは、東京の国立(くにたち)市長選だった。

結果は下記の通り。

国立市長選

有権者 57,936人 投票率 57.77% 開票終了

 関口  博  無新 14,707票 (45.0%)
 嶋津 隆文  無新 13,701票 (41.9%)
 山下 容子  無新  4,268票 (13.1%)


国立市民は、上原公子市政の継承を求め、石原慎太郎的地方行政に「NO」の意思表示をしたということだと思う。

関口博さんの当選を祝したい。


[当ブログの関連記事]
『注目! 国立(くにたち)市長選』 (2007年3月26日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-293.html

『注目! 国立(くにたち)市長選(2)』 (2006年4月14日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-312.html


なお、統一地方選全般および参院補選については、稿を改めたい。


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東京都知事選の投票から明日で1週間になるが、統一地方選にはまだ後半戦がある。特に、3月26日の記事で取り上げた国立市長選のことはずっと気になっていた。

そうしたら、「今日、東京・国立市の平和運動のネットワーク」と銘打たれたブログ 『くにたち PEACE WEB』 から記事 『都知事選の結果から国立市長選を展望する』 のトラックバックをいただいた。

短い記事なので、以下に全文を紹介する。

都知事選の結果から国立市長選を展望する  2007年04月13日

<国立市民は石原都政を拒否した>

 8日に投開票された東京都知事選挙は、現職の石原慎太郎が三選を果たした。石原は281万票を獲得し、2位の浅野史郎に100万票以上の大差をつけて「圧勝」したと報じられている。しかし、選挙結果をよく見てみると、決して石原の圧勝といえるものではない。浅野は170万票に留まったが、3位の吉田万三の63万票と合わせれば233万票になり、石原との差は約48万票である。前回03年の知事選では、石原が308万票を獲得し、2位と3位の候補の票の合計に200万票近い差をつけたことを考えると、今回の選挙は反石原票が大幅に増えていることがわかる。

 さらに注目すべきは、国立市での各候補の得票である。国立では、
石原 15568
浅野 12237
吉田  4150
と、浅野と吉田の票の合計(16387)が石原の票を上回った。つまり、国立市民は石原都政を拒否した、といえる(都内の他の自治体で浅野票と吉田票の合計が石原票を上回ったのは、武蔵野市、三鷹市、小金井市、国分寺市、清瀬市、多摩市、西東京市)。

<嶋津市長が誕生すれば国立市政は「ミニ石原都政」に?>

 知事選に続いて、国立でも市長選挙が行われる。市長選挙には、石原都政の下で都庁の幹部職員を務めた嶋津隆文が立候補を表明している。嶋津は、チラシやポスターでも石原とのツーショット写真を大きく掲載するなど、「石原都政との連携」を強調している。選挙戦は上原公子市長の後継候補である関口ひろしとの事実上の一騎打ちである。

嶋津は1947年7月13日生まれで、72年に都庁に就職し、教育庁生涯学習部長(2000?2002)、生活文化局総務部長(2002?2004)、収用委員会事務局長(2004?2006)などを務め、昨年7月15日に退職した。昨年11月の出馬記者会見では、「この街に移り住んで20年」(都政新報06年11月28日号)と語っていたが、実は嶋津が住んでいたのは国分寺市の高木町であり、国立に引っ越してきたのは昨年のことである。公職選挙法では、市議会議員と違って市長は市内に住んでいなくても立候補できるが、「よそ者」だと思われないために引っ越してきたのだろうか。

嶋津は教育庁生涯学習部長として、2001年に立川の都立多摩社会教育会館にあった市民活動サービスコーナーの廃止を推進した。同センターは1972年に設立されたNPOサポートセンターのさきがけで、長年多くの市民に利用されてきた。総務部長を務めた生活文化局は、石原の四男の重用が問題になっている東京ワンダーサイトを担当している局である。収用委員会事務局長のときには、貴重な自然の破壊を伴う圏央道建設のための高尾山の土地収用を推進した。

また、05年10月に、TAIMS(都庁の庁内HP)の職員研修所掲示板の自己啓発支援情報特別企画「局長お勧めの一冊!」というコーナーで、嶋津は扶桑社の「新しい歴史教科書」を挙げた。扶桑社の歴史教科書は、その右派的な偏った内容が問題にされ、全国でも東京都教育委員会などごく少数の教委しか採用していない。

市民の自主活動の敵視、親族重用による都政の私物化、大型開発による自然破壊、右翼的思想の都政への持ちこみなど、嶋津は石原都政の特徴を軒並み兼ね揃えた人物だということがいえる。もし嶋津が市長になれば、国立市政は「ミニ石原都政」となる可能性が高い。22日投票の市長選挙は、国立市民が知事選に続いてふたたび「石原的なもの」にNOをつきつけるのか、それとも石原都政と同じ流れに国立のまちづくりを委ねるのか、まちの将来にとって大きな分岐点となるだろう。

「くにたち PEACE WEB」の記事 『都知事選の結果から国立市長選を展望する』


ポピュリストで、もともと大衆的な人気があるうえ、今回の都知事選でマスコミの圧倒的な応援を受けた石原慎太郎には、リアルの運動をされている方やブログ言論を含む反対勢力の言論は確かに勝てなかったが、「石原的なるもの」との闘いはまだまだ続く。

今回、このトラックバックをいただいて、都知事選における主要3候補の得票を、自治体別に調べてみた(ご覧になりたい方は 、記事末尾の "More ..." をクリックして下さい)。正直言って、菅直人の地元・武蔵野市でさえ石原の得票が浅野氏を上回り、全自治体で石原が得票数トップだった(全自治体で浅野氏が2位、 吉田氏が3位だった)という結果を見て、改めて「石原はやっぱり強かった」ことを、無念さとともに思い知らされたが、その中にあって、国立市が他の多摩地区の数市とともに、浅野氏と吉田氏の得票数の和が石原の得票数を上回ったことに、辛うじて多摩地区の有権者の良識が保たれていることを感じた。国立市長選では関口ひろし候補に期待したいと思う。

国立市長選をはじめとする統一地方選後半戦は、明日、4月15日に告示される。


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#自治体(23区各区および市町村)別の都知事選主要3候補の得票データをご覧になりたい方は、下の "More ..." をクリックして下さい。
統一地方選の前半戦にあたる、4月8日投票の13都道県知事選および4政令指定都市の市長選、並びにそれぞれの議会議員選挙に続き、4月22日には政令市以外の市町村(東京都の特別区を含む)の首長・議会議員選挙が行われる。

今日は、その中から東京都知事選との絡みでも注目される、東京都の国立(くにたち)市長選の話題を取り上げたい。

今回の都知事選で、現職の石原慎太郎都知事が告示後の第一声をあげたのは立川市だった。立川は「三多摩」といわれる地区に属し、これらの地区、特に中央線沿線は伝統的に革新勢力が強く、選挙では自民党が常に苦戦を強いられる。だから、容易に想像がつくように、石原はそういう場所で票の掘り起こしを図ったのだろう。

そういえば、先般行われた「東京マラソン」についても、1999年の都知事選で石原が苦戦した区や、国政選挙で民主党の有力候補がいる区を優先的に通過するようにコースが設定されていたことを、「週刊現代」(3月3日号)が指摘していた。

今日の記事で取り上げる国立市は、石原が第一声をあげた立川市の東隣に位置する。国立市の東には国分寺市があり、「国立」とは「国分寺」の「国」と「立川」の「立」を一文字ずつとって合成した市の名称である。ここには、石原の母校である一橋大学があり、「文教都市」として知られているが、自民党の支持率が低く、都知事選の石原と同じ1999年に初当選した上原公子(ひろこ)市長は、東京・生活者ネットワーク代表を務めていた市民派の市長であり、住基ネットを切断したことでも知られている。

その上原市長が、三選を目指して出馬すれば当選確実といわれていたにもかかわらず、三選不出馬を表明した。

実は、上原市政の国立は、前記住基ネットの切断や日の丸・君が代の教育現場での問題で、石原都政のターゲットにされ、すさまじい弾圧を受けてきたのだった。

読者からいただいた情報によると、国立市は石原に「グロテスクな街」と呼ばれ、勢いづいた右翼がものものしい街宣車を60台以上も連ねて、人口7万人ほどの小さな市内を練り歩き「上原市長は腹を切れ?」「アカ教師は出て行け」などとがなって歩いていたそうだ。しかも、警察に先導されて。

この右翼のデモは、子どもが校長先生に「なぜ日の丸を揚げるのですか?」と質問したことを、産経新聞が連日書き立て、それを都議会の右翼が利用して、政治問題化したことに端を発する。
「子どもが自由に意思表明するなどということははあり得ない、問題教師の言いなりになっているのだ」というのが彼らの論理だった。

しかし、実は国立は混合名簿をクラス担任が独自でスタートさせた地域であり、それを許す実にリベラルな雰囲気に満ちていた土地柄なのだ。それが気に入らない都知事や右翼マスコミが、この街をターゲットにしたのである。

前回、2003年の国立市長選と同日に市議選の投票も行われたが、この市議選というのがまた問題含みで、無所属で選挙戦を戦って当選した候補者たちの多くが、当選後ただちに自民党と統一会派を組み、公明党ともども議会の多数野党となって、上原市長の施策を邪魔し続けた。上原市長が三選を断念したのは、多数野党の妨害にあって市政が思うように進められなかったからだと推測するむきもある。

国立市にお住まいの方の感想を以下に引用する。

『国立市で子育てをした世代としては現状は空恐ろしい限りです。制裁を振りかざしてのトップダウン政治には、こんなにもカンタンにやられてしまうんだ! 現場での、子どもを尊重した真摯な取り組みの積み重ねで作り上げる信頼関係には時間がかかるが、いやはや、壊すのは実に簡単なのだと暗たんたる思いがします。』


きたる国立市長選において、立候補を予定している保守系の嶋津隆文氏は、石原とがっちり握手している写真を市内に張りめぐらしているそうだ。
嶋津氏は、都庁官僚時代、職員向けのメール・マガジン上で「幹部職員のお勧めの一冊」に、『新しい歴史教科書』をあげたような人物とのことで、単なる保守系候補者というよりは、石原好みの極右と評すべき人物らしい。

国政では、安倍内閣に強い影響を与えている「日本会議」の影響か、内閣の中枢にいる人たちが、「夜郎自大」というべき国粋的・排外的な発言を繰り返し、日本は中国や韓国のみならず、いまやアメリカやヨーロッパからも批判を浴びるようになってきた。このままでは日本は国際社会で孤立してしまうのではないかと、心配でならない。

地方選挙においても、こういった非常識な極右政治家たちを増長させるような選択をなさらないよう、東京都や国立市にお住まいの方々には是非お願いしたいと思う今日この頃である。


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