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<title>きまぐれな日々</title>
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<title>民主党、平沼、ノビー、O.ヘンリー。みんなの「文化大革命」</title>
<description> 前々回のエントリで、その道の第一人者こそが、約束ごとにとらわれない自由な発想ができる。だからこそ第一人者なのであり、型にはまった考え方しかできないのは素人の方なのである。どんな政党でも、党のそれまでの方針に固執するのは、執行部ではなく支持者である。そして、どんな社会でも、古い差別意識がもっとも遅くまで残っているのが一般市民というか、庶民のレベルなのである。だから、庶民が読み、書き、考えると称するブ
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<![CDATA[ <a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1014.html" target="_blank" title="前々回のエントリ"><a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1014.html" target="_blank" title="前々回のエントリ"><strong>前々回のエントリ</strong></a></a>で、<blockquote><p>その道の第一人者こそが、約束ごとにとらわれない自由な発想ができる。だからこそ第一人者なのであり、型にはまった考え方しかできないのは素人の方なのである。<br /><br />どんな政党でも、党のそれまでの方針に固執するのは、執行部ではなく支持者である。そして、どんな社会でも、古い差別意識がもっとも遅くまで残っているのが一般市民というか、庶民のレベルなのである。だから、庶民が読み、書き、考えると称するブログには、旧弊の色が濃い。</p></blockquote>と書いた。<br /><br />これは、実は読者を挑発した表現であって、しばしば「上から目線」のブログと言われる当ブログが、思い切った「庶民批判」をしたものであるが、特にこれに対する批判のコメントはなく、逆にぽむさんから、<blockquote><p>この部分には、特に強く共感しました。「上から目線」なんてことを言い出す人が出てきそうですが、「暴君の臣民は暴君よりたちが悪い」と言われるように時代を超えた普遍的な現象だと思います。実際、仕事などでリアルに接する人たちの会話を聞いていると、時にいかなる反動的なテレビのコメンテーターなどより弱者・少数者への酷薄な見方や差別意識にぞっとさせられることがしばしばあります。<br />賢い「リベラル・左派を自認するブロガー及びその支持者」はそんな「どうしようもないB層」とは違うはずが、結局大した変わりがないようですね。 </p></blockquote>という賛同のコメントをいただき、さらにぽむさんのコメントに対して、フリスキーさんから、<blockquote><p>まったく同感です。<br />たとえば、<br />市民新聞JANJANのコメント欄などを拝見していると、<br />ステレオタイプな偏見、あからさまな差別意識、情けないほどの付和雷同ぶりに辟易とさせられることが多々あります。<br />そしてそららの言説は、ほとんどがネット上で言い古されたものばかりなのですね。<br />おそらく、ある論点についてあらたに本を読んで自分の頭で物事を考えるという習慣も希薄でしょうし、ネット検索という手法で安易に権力者に都合の良い論調に擦り寄って、自分を同調させることで脆弱な自己のかりそめの安寧を求めているのですかね。<br />私もいくつかのコメント欄で議論に参加したことがありますが、上記の観念に凝り固まっている様は絶望的なほどでした。</p></blockquote>という賛同のコメントをいただいた。<br /><br />私は最近、権力批判、政府批判も必要だけれど、国民や「庶民」を批判することも欠かせないと思うようになってきている。小泉純一郎の「劇場政治」を支持したのも国民だったし、先の戦争だって、国民の支持なしには遂行できなかった。そして、戦争に反対する人たちを弾圧し、「村八分」にしたのも庶民たちだったのである。<br /><br />ネットの政治的言論で何がいけないといって、「庶民」の立場に立つポーズさえ見せれば、すべてが免罪されるような風潮がまかり通ることだろう。「嫌中嫌韓」を臆面もなく掲げて、「在日」に対する悪態をつくのは、何もネット右翼だけではない。左翼の側にもいくらでもひどいレイシストはいる。たとえば、<a href="http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-698.html" target="_blank" title="ヘンリー・オーツ"><strong>ヘンリー・オーツ</strong></a>と称する、アメリカかぶれ丸出しの名前を名乗っているブロガーは、<blockquote><p>「平和の政党、庶民の味方」いつの時代かに掲げていた標語である。それが自公の連立となってからはアメリカのイラク攻撃に真っ先に賛意を示した小泉自民党に追随し、派遣法を成立させることで今日の格差社会を生み出すことに貢献して来たのが<span style="color:#FF0000"><strong>ソン・テジャクこと大作大先生</strong></span>率いる朝鮮カルト「創価学会」と見事に政教一致している国賊公明党なのだ。</p></blockquote>などという真っ赤な嘘を書いている。私は<a href="http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/" target="_blank" title="『kojitakenの日記』"><strong>『kojitakenの日記』</strong></a>に、<a href="http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20091116/1258325819" target="_blank" title="「池田大作の本名は池田大作」"><strong>「池田大作の本名は池田大作」</strong></a>という記事を書き、その中で、ヘンリー・オーツを指して「ネオナチ同然」と書いたが、裏ブログより読者数の多いこちらのブログでも、改めてヘンリー・オーツの虚言を指摘し、この男が「ネオナチ同然」であることを強調したいと思う。同様の指摘は、今年7月26日付の<a href="http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20090726" target="_blank" title="『vanacoralの日記』"><strong>『vanacoralの日記』</strong></a>によってもなされているが、こういうことは、大多数の人たちが納得するに至るまで、何回でも繰り返して書かなければならない。私とて公明党や創価学会に対する批判は持っているが、批判はあくまでも事実に基づいてなされねばならない。捏造に基づく批判は誹謗中傷にほかならず、ヘンリー・オーツが行っているのはまさにそれだ。この私の主張に反論するのであれば、「池田大作の本名がソン・テジャクである」ことを証明しなければならないが、そんなことが大嘘つきのヘンリー・オーツになどできようはずもない。そして、それができない限り、ヘンリー・オーツはネオナチ同然の人間として弾劾されなければならないのである。<br /><br />ところで、このヘンリー・オーツは、地球温暖化についても、<a href="http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-468.html" target="_blank" title="「地球温暖化詐欺キャンペーン」で得をする人VS損をする人は！？」"><strong>「地球温暖化詐欺キャンペーン」で得をする人VS損をする人は！？」</strong></a>と題する、呆れるほかない記事を書いている（昨年7月28日付）。以下引用する。<br /><br /><blockquote><p>今、手元に図書館から借りた「地球温暖化論のウソとワナ」と「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」があり、飛ばし読みした。私は科学者でもないので細かく検証しようとは思わない。温暖化の原因がCO2によるものかどうかにはあまり興味がない。そんな時間があればもっと別の勉強をしたいと思う。そもそも本を読むきっかけは「反戦な家づくり」さんや「らくちんランプ」さんなどの記事を読んで（全部はとても読んではいません）急に政府が温暖化のことを取り上げるようになったことには裏があると確信したのだ。全然、論理的ではありません。<br /><br /><i>（『BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」』 2008年7月28日付エントリより）</i></p></blockquote><br />「興味がない」という人間が、「地球温暖化詐欺」などと書く厚顔無恥さにも呆れるが、ここでオーツが言及している<a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%9C%B0%E7%90%83%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E8%AB%96%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%81%A8%E3%83%AF%E3%83%8A-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E6%AD%A3/dp/4584130701" target="_blank" title="『地球温暖化論のウソとワナ』"><strong>『地球温暖化論のウソとワナ』</strong></a>（ベストセラーズ、2008年）は、興味深いことにノビーこと池田信夫も絶賛している（<a href="http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo" target="_blank" title="『池田信夫blog（旧館）』"><strong>『池田信夫blog（旧館）』</strong></a> 2008年5月12日付エントリ<a href="http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/6fbd1d3a0759bd65df11dc4a2d11ea5e" target="_blank" title="「地球温暖化論のウソとワナ」"><strong>「地球温暖化論のウソとワナ」</strong></a>）。もちろん、ノビーはヘンリー・オーツのように「急に政府が温暖化のことを取り上げるようになったことには裏があると確信した」とか「全然、論理的ではありません」などとは言わないが、やっていることはヘンリー・オーツと何も変わらない。面白いのは、虚偽に基づいて誹謗中傷を行う札付きの陰謀論ブロガーと、酷薄な新自由主義的主張を振りかざしてネットで大人気の経済評論家のベクトルがぴったり合っていることだ。<br /><br />私が思うのは、真面目に気候学を研究している研究者から見たら、マイナーなヘンリー・オーツはともかく、ノビーなんかがネットで大人気を博している現状をやり切れなく思うんじゃないかということだ。だが、この手の「反知性」の跋扈が、民主党政権にまで及んでいるのではないかと思わせるのが、昨今話題の民主党政権の「事業仕分け」による基礎研究の圧迫である。<br /><br />基礎化学系のD1だという大学院生の方は、ブログに下記のように書いている。<br /><a href="http://www.chaoticshore.org/blog/2009/11/14-021318.html" target="_blank"><strong>http://www.chaoticshore.org/blog/2009/11/14-021318.html</strong></a><br /><br /><blockquote><p>「納税者がトップレベル研究者にお金を払った分、納税者個人にもリターンをもらえないと納得できません！」<br /><br />これは仕分け人の蓮舫議員の言。自分としては趣旨そのものを否定するつもりはない。リターンを金銭的なものに限らないという条件付だけど。<br /><br />研究、特に基礎研究は、すぐに目に見える形でのリターンは期待できない。10 年後、20 年後に何かのベースとして実用化されていれば儲けもの。<br />人類の知にひっそりと 1 ページを付け加えるだけ、というものが多いのも事実。だけど、これでもリターンとしては十二分だと思う。<br />もともとアカデミックでの基礎研究というのはそういうもので、応用を考えている人のためのライブラリの構築こそが本質と言えるだろう。<br /><br />しかし、短期的なリターンだけ、採算性だけを求められると、こういう土台となるべき基礎研究はほぼ確実に崩壊してしまう。<br />今回対象とされた理研のスパコンや SPring-8、バイオリソースなどは多くの研究者にとって欠かせないツールであるし、科研費、競争資金、若手育成、理系教育は、現役の研究者および次代の研究者の卵にとっては必要不可欠である。<br /><br />特に若手育成、理系教育は、世代の連続性を確保する上では欠かせないと考える。<br />いわゆる「理科離れ」の問題は理系領域への人の流入を弱めてしまうし、仮に高校での中等教育を無償化したとしても、その上にあるべき大学、大学院での教育、研究がボロボロになっていては、誰も科学技術の道へ進もうとはしないだろう。<br />資源のない日本にとっては、科学技術と人材こそが発展の鍵ではないだろうか。<br />今回の仕分けがそのまま通ってしまえば、その柱が崩れてしまう。<br /><br />博士課程に進んだのは自分の意思だし、いまさらそれを否定するつもりもないが、現状では後輩に同じ道を勧めることは到底出来そうにない。相談されたら否定的な態度をとるつもりだ。勧めるとしても日本ではなく海外。かく言う自分が博士修了後に海外へ行くことを考え始めているのだから。<br />日本という国は嫌いではないが、日本という国で研究を続けることはできなくなってしまうのか。それがなんともやりきれない。<br /><br /><i>（『徒然なる記録 - Chaotic Shore』　2009年11月14日付エントリ 「事業仕分けと科学技術立国という幻想」より）</i></p></blockquote><br />私はこの記事を読んで「またか」と思った。バブル崩壊後に日本経済が傾いた頃、あるいは新自由主義を高らかに謳い上げた小泉政権が発足した頃、自民党政府は同じように「役に立たない」基礎研究を圧迫し、それらにかける支出を、「金になる」研究に振り向けようとした。第1次小泉内閣で経済産業大臣を務めた平沼赳夫は、「大学発ベンチャー1000社構想」（別名・平沼プラン）を提唱したが、これは、「新市場・雇用創出に向けた重点プラン」の一環だった。もちろん、この政策が採られた時、同時に「金にならない研究」が圧迫されたことは言うまでもない。余談だが、平沼が経産相を務めていた時に、超党派の自然エネルギー促進議員連盟によって、ドイツのFIT（フィードインタリフ）法とほぼ同じ内容を持つ法案（「幻のFIT法案」と呼ばれる）が、議員立法として成立する一歩手前まで進んだことがあるが、経産省と電力業界の巻き返しによって潰された。つまり、平沼は経済産業省が自然エネルギー促進を後退させた時の最高責任者だった。その極右思想といい、百害あって一利なしの男である。<br /><br />以上見たように、金にならない基礎研究なんかにかける支出を削って「効率化」してしまえという発想は、「真正保守」を標榜する平沼赳夫にも及んでいる。日本の学問、文化、芸術といったものを損なってしまうことを私は危惧するのである。<br /><br />虚偽や思い込みに基づいてとんでもない誹謗中傷を行うヘンリー・オーツも、専門外の分野に首を突っ込んで妄言を撒き散らす池田信夫も、基礎研究にかける金を削って効率化一辺倒を志向した平沼赳夫も、同様のことをさらに過激に行おうとしている現政権や実質上現政権をコントロールしている財務省も、みんながみんな寄ってたかって、小泉純一郎がぶっ壊した日本に、さらにとどめを刺そうとしているようにしか見えない。<br /><br />仙谷由人行政刷新担当相は、「事業仕分け」について「これまで一切見えなかった予算編成プロセスのかなりの部分が見えることで、政治の<span style="color:#FF0000"><strong>文化大革命</strong></span>が始まった」と発言したが、中国の文革が学問や文化、芸術をぶっ壊すものだったことは論を待たない。いま日本で進行している事態は、まさしく「文化大革命」である。これぞ「無血革命」の成果。小沢一郎、鳩山由紀夫、植草一秀の「三種の神器」万歳！<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>文化大革命</dc:subject>
<dc:date>2009-11-20T08:22:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>kojitaken</dc:creator>
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<title>平沼赳夫が「保守再興へわが闘争は続く」と吼えた！</title>
<description> 右翼雑誌『正論』の12月号を買った。この雑誌を買ったのは、多分初めてである。ついに「自公工作員・古寺多見」が本性をあらわしたのかもしれない（笑）。なぜ買う気になったかというと、「鳩山総理よ、その「友愛」が日本を衰亡させる」と題した特集が組まれており、東京大学名誉教授・虫明功臣氏の「八ッ場ダムは本当に無駄なのか」およびアラスカ大学国際北極圏研究センター名誉教授・赤祖父俊一氏の「地球温暖化の原因は炭酸ガ
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<![CDATA[ 右翼雑誌『正論』の12月号を買った。この雑誌を買ったのは、多分初めてである。ついに「自公工作員・古寺多見」が本性をあらわしたのかもしれない（笑）。<br /><br />なぜ買う気になったかというと、「鳩山総理よ、その「友愛」が日本を衰亡させる」と題した特集が組まれており、東京大学名誉教授・虫明功臣氏の「八ッ場ダムは本当に無駄なのか」およびアラスカ大学国際北極圏研究センター名誉教授・赤祖父俊一氏の「地球温暖化の原因は炭酸ガスにあらず」という注目すべき2本の記事が出ていたからである。虫明氏は水文・水資源工学が専門。水文（すいもん）とは耳慣れない単語だが、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%96%87%E5%AD%A6" target="_blank" title="Wikipedia"><strong>Wikipedia</strong></a>によると、「地球上の水循環を対象とする地球科学の一分野であり、主として、陸地における水をその循環過程より、地域的な水のあり方・分布・移動・水収支等に主眼をおいて研究する科学」とのことである。従って、ダムの専門家ではない。また、赤祖父氏は長年アラスカ大学で地球物理学教授を務めた人だが、気候学の専門家ではない。<br /><br />いうまでもなく『正論』は民主党政権の脱ダム政策にも、温室効果ガス25%削減の政策にも反対であり、その理論的よりどころとして両氏の記事を掲載したものであろう。敵の論拠を知っておくのも良いかと思い、購入したしだいである。<br /><br />もちろん『正論』のことだから、アレな人たちの文章がたくさん載っている。安倍晋三による中川昭一への追悼文なども載っているが、なんといっても「巻頭言」として平沼赳夫が「保守再興へわが闘争は続く」と題した文章を寄稿しているのを見てぶっ飛んだ。平沼はついに<span style="color:#FF0000"><strong>「わが闘争」</strong></span>という言葉を堂々と使うに至ったのか、と感心したのである。<br /><br />いきなりのサブタイトルが「左翼的政策を隠した民主党」である。衆院選前に、平沼一派と民主党の連携を夢想していた人に見せたいサブタイトルであり、文章だ。以下引用する。<br /><br /><blockquote><p><strong>■左翼的政策を隠した民主党</strong><br /><br />　わが国の根幹をズタズタにする革命が静かに進行している。政権を奪取した民主党がこのまま四年間政権の座に居座りやりたい放題にやれば、わが国は日本という名のまったく別の国になり果ててしまうだろう。<br /><br /><i>（『正論』　2009年12月号掲載　平沼赳夫 「保守再興へわが闘争は続く」より）</i></p></blockquote><br />この書き出しに続いて、平沼は、まず八ッ場ダム建設中止を批判し、さらには民主党が永住外国人への地方参政権付与や選択的夫婦別姓の早期実現を図り、恒久平和調査局や靖国神社に代わる国立追悼施設の創設を企てているなどとして、「こうした政策が実現されれば、日本の根幹が完全に破壊されるのは火を見るより明らかである」といきり立っている。<br /><br />さらに平沼は、自民党も槍玉に挙げる。森喜朗や小泉純一郎だけではなく、「HANAの会」（別名「AHA～Nの会」＝故中川（酒）命名）の仲間であるはずの麻生太郎も「首相在任中は靖国神社参拝を避けて通った。いとも簡単に「村山談話」を踏襲した」、「懸賞論文に「村山談話」を否定する論文を応募した田母神俊雄航空幕僚長を、論文の内容をしっかり検証することなく、本人に申し開きの機会すら与えないまま解任した」とけちょんけちょんにけなしている。もし麻生太郎ではなく平沼が総理大臣だったら、どれほど中国や韓国ばかりではなく、アメリカとも摩擦を起こしただろうかと思うと、かつて総理大臣候補とも言われたことのある平沼が総理大臣をやらずに済んで本当に良かったと思う。麻生太郎もろくでもない総理大臣だったが、それでも平沼赳夫よりはよほどましだろう。<br /><br />平沼は、自民党総裁選についても、谷垣禎一、河野太郎、西村康稔の三氏が、誰一人として「自民党が結党以来掲げてきた党則である自主憲法制定を声高らかに唱えることなく、安全保障についても言及しなかった」とおかんむりだ。<br /><br />そして、ここからがお笑いなのだが、自民党総裁選前に自民党の衆参の議員が平沼の事務所を頻繁に訪れ、「自民党に復党してくれ、総裁選挙に出てくれ」と平沼を口説いたのだそうだ。しかし平沼は、自身の信念からこれを断り、たまたまその場に居合わせた城内実は、「平沼さんに頼むのならば、まず自民党本部にある小泉純一郎の額を外してから来い」と言い放ったとのことだ。これほどボスの平沼赳夫に忠実な城内実が、こともあろうに「9条護憲派」だなんて誰が言ったんだろう、と思い返すと、なんだか笑えてくる。<br /><br />そんな平沼にとって何よりショックだったのが、中川昭一の死だった。そして、また「内緒話」だとして、総選挙前に中川昭一が平沼の事務所を数回訪れて、「私は自民党にこだわっていません」と言ったと書いている。私はこれを読んで「死人に口なし」だよ、ひどいなあと思った。故人について軽々しくこんなことが書ける平沼って、実に軽薄な人間ではなかろうか。まるで最晩年に中川昭一が自民党を見限ろうとしてたみたいじゃん。死者を自派の宣伝に利用するのかよ、お前は、と思って呆れてしまった。そんな平沼が、中川の死亡のニュースでローマの「泥酔会見」ばかり流していたと憤る。「お前が言うな」としか思えない。<br /><br />平沼の文章の中でもっとも噴飯ものなのは、下記の部分だ。<br /><br /><blockquote><p>いま私が目指しているのは、自民党と民主党の一部の真正保守政治家と手を携えて第三の流れを作っていくことだ。平沼グループと中川氏が遺した真・保守政策研究会のメンバーを核に真正保守勢力を立ち上げて、来年の参議院選挙を戦いたいと考えている。<br /><br /><i>（『正論』　2009年12月号掲載　平沼赳夫 「保守再興へわが闘争は続く」より）</i></p></blockquote><br />平沼がこの手のことを言うのはもう見飽きた。平沼は何年も前から、新党を結成するぞ、結成するぞと言い続けてきたが、結局平沼一派は3人しか衆院選の当選者を出せず、政党の要件を満たしていないのが現実なのだ。<br /><br />平沼は、期待を寄せている政治家として、自民党では古屋圭司と稲田朋美、参院の衛藤晟一（安倍晋三が強引に自民党に復党させた）、西田昌司、藤井孝男、民主党では松原仁、長島昭久、野田佳彦、渡辺周、笠浩史の名前を挙げているが、彼らの中に平沼一派に参加する政治家などいるだろうか。<br /><br />平沼は、<blockquote><p>従来のやり方に加えてインターネットというツールを利用しながら、一人でもお送り会社を増やしていくつもりだ。</p></blockquote>と書いているが、弟子の城内実からやり方を教わると良い。そして、去年大評判をとった城内実の伝説のエントリ <a href="http://www.m-kiuchi.com/2008/11/11/bakawashinanakyanaoranai/" target="_blank" title="&quot;bakawashinanakyanaoranai&quot;"><span style="color:#FF0000"><strong>"bakawashinanakyanaoranai"</strong></span></a> を凌ぐ、ぶっ飛んだ主張を是非世に問うてもらいたいものである。<br /><br /><strong>[追記]</strong><br />国民新党と新党日本の合併構想があり、亀井静香は平沼赳夫にも合流を求めているらしい。亀井静香の悪いところが出た。やつらが与党入りするなら、私はもちろん連立政権不支持に回る。<br /><a href="http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY200911150333.html" target="_blank"><strong>http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY200911150333.html</strong></a><br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>平沼赳夫</dc:subject>
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<title>ブロガーを惑わす植草一秀氏は「ハーメルンの笛吹き男」だ</title>
<description> 世間一般では、専門家よりも素人の方が決まりごとにとらわれず、自由なものの考え方ができると素朴に思っている人が多いと思う。しかし、事実はそんな俗説とは真逆である。その道の第一人者こそが、約束ごとにとらわれない自由な発想ができる。だからこそ第一人者なのであり、型にはまった考え方しかできないのは素人の方なのである。どんな政党でも、党のそれまでの方針に固執するのは、執行部ではなく支持者である。そして、どん
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<![CDATA[ 世間一般では、専門家よりも素人の方が決まりごとにとらわれず、自由なものの考え方ができると素朴に思っている人が多いと思う。<br /><br />しかし、事実はそんな俗説とは真逆である。その道の第一人者こそが、約束ごとにとらわれない自由な発想ができる。だからこそ第一人者なのであり、型にはまった考え方しかできないのは素人の方なのである。<br /><br />どんな政党でも、党のそれまでの方針に固執するのは、執行部ではなく支持者である。そして、どんな社会でも、古い差別意識がもっとも遅くまで残っているのが一般市民というか、庶民のレベルなのである。だから、庶民が読み、書き、考えると称するブログには、旧弊の色が濃い。<br /><br />民主党支持のブロガーが、同じ民主党を支持する他のブロガーと意見が合わなかった時に、相手を「共産党支持」と決めつけたことは、親の世代の保守的あるいは反動的な考え方の影響が、無意識のうちに表れたものと思われるが、かつてテレビのコメンテーターを長く務めた植草一秀氏は、間違いなくそれが正当な考え方ではないことを了解していながら、謬論を煽動する挙に出た。私はそこに大衆を蔑視する植草氏の差別意識を感じ、強い反発を覚え、これを許せない。<br /><br />民主党というのは周知のように寄り合い世帯で、自民党より右から、旧社会党でももっとも左に位置する人たちまでを抱えている。しかし、民主党右派の政治家だって、党内で意見の合わない人に対して「共産党」呼ばわりなどしない。一方、民主党支持のブロガーは、上記のように「共産党」呼ばわりをするほか、植草一秀氏が菅直人や岡田克也らに対して好意的でない文章を書くと、それに右に倣えしてきた。しかし、政権交代がなったあとに植草氏が書く文章は、氏がかつて誹謗した岡田外相の発言とほとんど変わらない内容である。そんな植草氏が、自らが影響を及ぼし得るブロガーに「共産党攻撃」をけしかけるのは、唾棄すべき醜い行ないである。見たくもない。<br /><br />延々と植草一秀氏を批判し続けていても仕方がないから、今回のエントリでは、現在発売中の『世界』12月号に掲載されている、渡辺治・一橋大教授の論考「新自由主義転換期の日本と東京　変革の対抗的構造を探る」を紹介したい。この論考で、渡辺教授は先の総選挙における「民主党一人勝ち」を分析しており、民主党の勝利には、小泉構造改革によって疲弊した地方の「構造改革批判」が強まったことと、小沢一郎が民主党代表を退いて鳩山由紀夫が代表になったことに伴って、かつて自民党より過激な構造改革路線を掲げていた民主党を支持していながら、小沢の旧来自民党的な「利益誘導型政治」のイメージを嫌って民主党から離れていた都市部の人たちが民主党支持に戻ってきたという、相反する2つの要因があったとしている。論文には、2001年参院選から今年の衆院選までの6度の国政選挙におおける、宮崎県と東京都の自民党・民主党の得票率の推移を示すグラフが掲載されているが、宮崎県ではなんと2005年の「郵政総選挙」でも自民党は前年の参院選より得票率を減らしている。一方、東京都では2004年の参院選で得票率が26.50%と、民主党の38.87%に大きく水を開けられていた自民党が、「郵政選挙」では40.34%の得票率で民主党（29.62%）を逆転した。しかし、2007年の参院選と今年の衆院選では再び民主党が自民党を大きくリードした。<br /><br />一言で言えば、福祉国家志向の地方と、いまだに新自由主義志向の強い都市部の有権者がともに民主党を支持した結果が、衆院選の民主党圧勝だったという分析であり、妥当な分析だと思える。この分析だけなら、ブログで取り上げたりしようと思わなかっただろうが、面白かったのは、渡辺教授が民主党には3つの構成部分があり、3つの国家構想があると指摘している部分だ。<br /><br />まず、渡辺教授は民主党指導部を「無自覚の新自由主義派」だとしている。彼らは、民主党政権が構造改革の怒りに対する国民の怒りに支えられて成立したことを理解していて、できるだけマニフェストに掲げた福祉の政治を実現しようと思っているにもかかわらず、実際にとっている路線は、明らかに構造改革路線だと渡辺教授は指摘する。民主党は福祉国家構想に基づく財政支出の位置づけや大企業負担を柱とする財源構想を持たないため、社会保障費は小泉政権時にも例を見ないほど大きく削られることになった。地方が疲弊・衰退したのは、「官僚丸投げの政治」のせいなどではなく、小泉政権が活用した「経済財政諮問会議」が官僚を押さえつけて政治主導で決めた毎年2200億円の削減の結果だったのに、鳩山由紀夫は「脱官僚の政治」などと称して、結局小泉と同じことをやっているというわけである。<br /><br />これは納得できる考察であり、それにもかかわらず、植草一秀氏が積極財政を主張しながら鳩山首相や藤井裕久財務相を批判しないことは、摩訶不思議としかいいようがない。<br /><br />一方、民主党には新自由主義志向の指導部とは明らかに異なる国家構想を持った有力な勢力があり、それが小沢一郎に代表される「修正利益誘導型政治派」だと渡辺教授は分析する。そして、官僚主導の政治の打破ではなく、民主党による開発と官僚の「独占」が小沢の狙いだとしている。<br /><br />しかし、民主党には鳩山由紀夫らの指導部と小沢派のほかに、福祉国家志向の第3の勢力があり、それを渡辺教授は「個別的福祉政治派」と名づけている。このグループは、衆参両院にまたがる中堅議員集団からなっている「手足」であり、民主党の新しい政治の実働部隊はこのグループであると渡辺教授は指摘している。以下、『世界』の論文から引用する。<br /><br /><blockquote><p>この勢力は、構造改革の矛盾が顕在化するにつれ、社会保障・反貧困・教育・環境などの運動団体、社民党、共産党などとも連携をとりながら構造改革政治の矛盾を突き、またそれに代わる制度の追求も行なってきた。このグループは、〇七年に民主党の反構造改革への方向転換が始まると勢いを増し、自公政権の開発型政治、構造改革政治の矛盾を国会で追及し、民主党の看板的な政策を担いマニフェストの拡充を行なってきた。<br /><br /><i>（『世界』 2009年12月号掲載　渡辺治 「新自由主義転換期の日本と東京　変革の対抗的構造を探る」より）</i></p></blockquote><br />渡辺教授は、この勢力は独自の政治体制や国家構想を持っていないために新自由主義的な国家構想を持つ党執行部の裁量に任されてしまうと指摘し、彼らは財源などについて福祉国家型の国家構想を持つべきだ、と書いている。この分析は私にはよく納得できるもので、民主党にはこういう勢力があるからこそ、新自由主義的な鳩山執行部や、旧来自民党的な小沢一郎の存在にもかかわらず、民主党に対して大きな期待を持っている。<br /><br />ところが、積極財政を唱えながら新自由主義色の強い鳩山由紀夫を熱心に支持してきた植草一秀氏は、「反権力」をウリにしてきた市民ブロガーに共産党攻撃をけしかけ、ブロガーたちもそれに呼応しているのが現状なのであり、これは、民主党中堅の「個別的福祉政治派」が「共産党とも連携をとりながら」構造改革に代わる制度を追求してきた現実から大きく乖離している。空想的反権力市民ブロガーたちを導く植草一秀氏は、私には「ハーメルンの笛吹き男」にしか見えない。<br /><br />今も権力の実態は、「裏の権力」であるところの、CIA→電通→マスゴミ→東京地検→司法・警察の「悪徳ペンタゴン」だ、などという幼稚な戯言は、もういい加減やめてもらいたいし、彼らの主張がおかしいと思う人たちは、どんどんそう主張すべきだ。もういつまでも「自エンド」じゃないのだから、市民ブログも次の段階を目指さなければならないと思う。<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>植草一秀</dc:subject>
<dc:date>2009-11-13T08:00:00+09:00</dc:date>
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<title>植草一秀氏の共産党批判と普天間基地問題のトンデモ認識</title>
<description> 鳩山由紀夫内閣発足から50日以上経過し、来年度予算の概算要求が95兆円に達した件や普天間基地移設問題をめぐって内閣が批判を浴びるようになった。私は前者の批判は誤りだが、後者については批判されて当然だと思う。国会論戦では自民、公明、共産、みんなの党などが野党として政府・民社国連立政権を批判しているが、それに伴ってかどうか、ブログの世界でも「民主対共産」の対立構図が見られ始めた。しかし、呆れ返ったことに、
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<![CDATA[ 鳩山由紀夫内閣発足から50日以上経過し、来年度予算の概算要求が95兆円に達した件や普天間基地移設問題をめぐって内閣が批判を浴びるようになった。私は前者の批判は誤りだが、後者については批判されて当然だと思う。<br /><br />国会論戦では自民、公明、共産、みんなの党などが野党として政府・民社国連立政権を批判しているが、それに伴ってかどうか、ブログの世界でも「民主対共産」の対立構図が見られ始めた。<br /><br />しかし、呆れ返ったことに、その論戦たるやまことにお粗末なのだ。植草一秀元教授が、<a href="http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-dcb8.html" target="_blank" title="「企業団体献金全面禁止後の政治資金のあり方」"><strong>「企業団体献金全面禁止後の政治資金のあり方」</strong></a>と題したブログのエントリで、<blockquote><p>　共産党は政党交付金を受領していないが、その分、共産党の支持者がその意志に反して重い負担を強いられているという現実も存在するのではないか。</p></blockquote>などと書いたものだから、これが植草氏を信奉する民主党支持者の共産党攻撃を煽った形となった。<br /><br />植草氏のブログにおける主張は、積極財政を主張する点が支持できるため、このところ私は植草氏批判を控えめにしてきたが、上記の主張はいくらなんでも滅茶苦茶である。支持者からお金を集める共産党のやり方は、今後民主党が倣って目指すべきものであって、民主党が掲げる「企業団体献金全面禁止」のあるべき姿ではないかと私は考えている。ところが、植草氏は「共産党の支持者がその意志に反して重い負担を強いられている」などと書いて、せっかくの良い流れに水を差している。植草氏の主張に煽られた民主党支持者のブログの中には、お粗末極まりない主張をする者までいて、<a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-2fe3.html" target="_blank" title="「はてなブックマーク」"><strong>「はてなブックマーク」</strong></a>で、ふだん共産党に批判的な方からも、<blockquote><p>あちこちで無知な人がいっぱしの口を利き、自己の支持政党に後ろ弾を撃ってるのに気づいてないのは喜劇</p></blockquote>と論評される始末である。この問題に関しては、「はてブ」で別の方が指摘されている、<blockquote><p>共産党の主張は「政治に金をかけるな」ではなく「政治には金がかかるを理由にして企業と癒着したり国の税金を使ったりするのをやめろ」だろ？陰謀論に走るより前に個人献金してくれる支持者を増やせよ</p></blockquote>というのが正論だ。植草氏の陰謀論は、民主党がまともな方向に向かうのを阻害するものであり、植草氏の支持者も、氏が書くことを金科玉条のごとくすべてありがたく受け入れるのはいい加減にやめたほうが良い。氏は、まともなことも書くけれどもトンデモなことも書く、ワンオブゼムのブロガーに過ぎない。妄信してはならない。<br /><br />普天間基地移設問題についての植草氏の主張もいただけない。しばらく前に私が『kojitakenの日記』のエントリ<a href="http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20091028/1256678491" target="_blank" title="「「平成の無血革命」と普天間飛行場移設問題」"><strong>「「平成の無血革命」と普天間飛行場移設問題」</strong></a>で批判し、昨日も<a href="http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20091108" target="_blank" title="『vanacoralの日記』"><strong>『vanacoralの日記』</strong></a>が批判しているように、植草氏は<a href="http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-aa78.html" target="_blank" title="「平成の無血革命成功を期す鳩山首相演説」"><strong>「平成の無血革命成功を期す鳩山首相演説」</strong></a>と題したエントリで、<blockquote><p>普天間飛行場の返還を確実にするためには、県外への移設を確定する時間的余裕はないと考えられる。嘉手納基地への統合かキャンプシュワブへの移設を軸に着地点を見出す必要があると考えられる。</p></blockquote>と書いている。ところが、民主党が野党だった時代に沖縄の米軍基地問題について熱心だったはずの、植草一秀氏のフォロワーたちは、これを批判せずに沈黙を守っているのである。熱心な民主党支持者であるvanacoral氏が書くように、「キャンプシュワブへの移設一つ取って見ても自民党案の踏襲」である。植草氏はこんなトンデモなことを書きながら、同時に「平成の無血革命」などと書くのだが、私には信じられない感覚である。<br /><br />この件に関して、『琉球新報』が「普天間県民大会　確かな「総意」を示そう／「県外・国外」は新政権の義務」と題した<a href="http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152487-storytopic-11.html" target="_blank" title="11月8日付社説"><strong>11月8日付社説</strong></a>で、下記のように書いている。<br /><br /><blockquote><p>　突き詰めると沖縄の米軍基地を廃止すれば自主防衛・核武装という「高コストで危険な安保」を背負わねばならないという「究極の選択」に怯（おび）え続けてきた戦後日本政治の限界が透けてくる。<br /><br />　<span style="color:#FF0000"><strong>戦後政治の大半を支配した自民党政権が怯えた究極の選択を前に、鳩山新政権も萎縮（いしゅく）し判断停止に陥っている。</strong></span><br /><br />　<span style="color:#FF0000"><strong>だからこそ普天間の「県外・国外移転」を公約に掲げながら嘉手納統合案や辺野古沖という対米追従の自民路線の継承に傾いている。</strong></span><br /><br />　<span style="color:#FF0000"><strong>鳩山新政権の背信行為は、自民党政権ですら挑んだ北海道や岩国、厚木、横田、グアムなど県外・国外移転の調査・検討もなく「県内移設」を打ち出していることだ。</strong></span><br /><br />　戦後６４年間、沖縄県民は絶えることのない米兵犯罪の犠牲、演習・爆音被害に耐え、救いを求めながら、十分すぎるほどに基地の重圧を背負い続けてきた。そんな沖縄の過重負担を軽減すると鳩山首相は約束したはずだ。<br /><br />　普天間を県外に移設しても、在日米軍の専用施設の７０％以上が沖縄には依然として残る。<br /><br />　県内移設の強行は、県民の反軍・反基地感情を高め、日米安保の安定的運用すら困難を極める。<br /><br />　県民は、安保の沖縄への過重依存や「米軍基地問題の沖縄封じ込め」という“差別”政策の転換を政権交代に期待した。鳩山首相に県民が求めているのは、首相自らが約束した普天間の県外・国外移設の実現という誠意だ。<br /><br /><i>（『琉球新報』  2009年11月8日付社説より）</i></p></blockquote><br />これが沖縄の声なのである。<br /><br />一方で中央のマスコミはどうかというと、昨日（11月8日）のテレビ朝日「サンデープロジェクト」で、司会の田原総一朗は、岡田克也外相に対して、「県外移設はありえないですよね」などと、論外と言わんばかりに聞いていた。これは実にふざけた態度であり、田原がいまだ自民党政権時代の「御用ジャーナリスト」気分から抜け出ていない、つまり「与党ボケ」していることを象徴するものであるが、民主党支持ブログの筆頭格である植草一秀氏が、さりげなく「普天間飛行場の返還を確実にするためには、県外への移設を確定する時間的余裕はないと考えられる」の一語で片付けようとすることは、どう考えるべきなのか。<br /><br />この問題について、与党では社民党が沖縄の声に耳を傾け、民主党にブレーキをかける役割を求められているはずだが、社民党の福島瑞穂党首は、宜野湾市で8日に開催された「米軍普天間飛行場の県内移設に反対する県民大会」に、いったんは出席の意向を示しながら、これをキャンセルしてしまった。党内からも福島氏の出席に反対する声があったといい、そんなことを言いそうな有力議員の顔も思い浮かぶのだが、ここは福島氏が出席してこそ、社民党が連立与党入りした意義があったというものだ。何をやってるのかと言いたい。<br /><br />そして、内外からさまざな圧力を受ける政治家と違って、思ったことが書けるはずの市民ブログまでもが、リーダー格のブログがあっさり現状追認をしてしまうと、誰もそれを批判できないようでは、あまりにも情けない。もっと各自、誰かさんの顔色をうかがうことなく、自分の考えをブログに書いても良いのではないか、なぜそれができないのか、そんなに「村八分」が怖いのかと呆れる今日この頃である。<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>植草一秀</dc:subject>
<dc:date>2009-11-09T08:00:00+09:00</dc:date>
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<title>藤井財務相の緊縮財政路線を批判しない民主党支持ブログ</title>
<description> それにしてもまあ、ひどい時代になったものである。鳩山内閣のデフレ政策を批判しないのか批判できないのか、政権交代ってその程度のものだったのかと思ってしまう。そんな中にあって、民主党員のさとうしゅういちさんが、「藤井財務大臣を辞めさせ、亀井静香・金融担当大臣に財務大臣を兼務させるべき」と主張していることには、大いに共感できる。http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911032648/1.phpしかし、このように
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<![CDATA[ それにしてもまあ、ひどい時代になったものである。鳩山内閣のデフレ政策を批判しないのか批判できないのか、政権交代ってその程度のものだったのかと思ってしまう。<br /><br />そんな中にあって、民主党員のさとうしゅういちさんが、「藤井財務大臣を辞めさせ、亀井静香・金融担当大臣に財務大臣を兼務させるべき」と主張していることには、大いに共感できる。<br /><a href="http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911032648/1.php" target="_blank"><strong>http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911032648/1.php</strong></a><br /><br />しかし、このように藤井財務相の緊縮財政路線を正面から批判する意見は、この夏まで「政権交代」を訴えていた人たちの中ではごく少数派である。大部分のブログの間には、まるで鳩山由紀夫首相への批判がタブーであるかのような空気が流れており、藤井財務相の緊縮財政政策（新自由主義政策の特徴の一つである）を批判する者などほとんどいない。たとえば、民主党支持ブロガーの間で絶大な人気を誇る植草一秀氏は、藤井裕久氏を批判しない。植草氏を熱烈に支持するブロガーの中でも、政治思想右派の人たちの間には、少なからず藤井氏を批判する声があるが、植草氏は積極財政を主張するものの、文章がなぜかそこで止まってしまい、藤井財務相を批判の槍玉にあげるところまでいかない。実質的には藤井氏を批判しているのと同様とも読めるが、藤井財務相を名指ししなければ、フォロワーたちは動かないのである。<br /><br />また、「真正保守（笑）」の城内実は、経済政策では積極財政を支持しているように見えるが、なぜか民主党を「小泉政権と同じ新自由主義志向だ」と言うのではなく、安倍晋三に歩調を合わせて、「民主党は社会主義だ」という論法をとっている。安倍は、今でも首相就任時と同じ、極右にして過激な新自由主義の立場に立った主張をし続けている。<br /><br />群から離れたブログの中には、藤井財務相のネオリベ路線を批判している者が少なからずいるが、群を形成しているメダカたちの間にはほとんどいないのである。勇気の欠けた人間ばかりだ。<br /><br />中には、<a href="http://onsen-kabumasa.cocolog-nifty.com/okirakunikki/2009/10/kojitakenjunk-4.html" target="_blank" title="株式の売買で生計を立てていると称する者"><strong>株式の売買で生計を立てていると称する者</strong></a>もいて、以前<a href="http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20091012/1255355396" target="_blank" title="裏ブログ"><strong>裏ブログ</strong></a>の方で一度批判したら、「株式売買は頭脳労働だ」とか、「株式売買のみで生きている証券会社など全員働いていないのと同義」だとか、あげくの果てには「この薄ら馬鹿は資本主義そのものを否定している」などと私に悪態をついている。だが、裏ブログの<a href="http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20091020/1256045472" target="_blank" title="別エントリ"><strong>別エントリ</strong></a>で書いたように、株価にはその時点までの情報が反映されているはずで、平均株価が下落している局面では、時たまのラッキーはあっても、多くの株式売買を重ねて継続的に利益を上げることはできないはずなのだ。証券会社には手数料収入があるし、素人の投資家は逆に手数料を払う立場だから、両者を混同するのもおかしい。私が「資本主義そのものを否定している」という妄言にいたっては論外であって、同エントリで私は、株式売買に熱中する投機屋は批判しているが、余裕資金のある人に対しては、むしろ自らが育てたいと思う企業への投資を勧めている。私に悪態をついた人間が、本当に株式売買で生計を立てられているのか、私は疑っているのだが、こういう怪しげな人間までもが、「政権交代ブロガー」の主力選手の一人として通用していたのが実情だから、藤井財務相の緊縮財政路線を批判するどころではないのである。<br /><br />それにしても、よくある株関係の雑誌が、企業の良し悪しを評価するのに、借金を減らして内部留保を積み上げた企業をよしとする傾向はいつから始まったのだろうか。1998年以来9年連続で民間給与所得は減少し、2007年にようやく前年比で上昇したと思ったら、リーマン・ショックに襲われた。今にして思うと、株関係の雑誌なんかも、新自由主義の旗振り役を務めていた。株の売買で生計を立てようとする人間など、福祉国家を目指す人々の「敵」と言っても過言ではないと思う。第一それは、何の価値も産み出さない。<br /><br /><a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1011.html" target="_blank" title="前回のエントリ"><strong>前回のエントリ</strong></a>のコメント欄で、こんなやりとりがあった。<br /><br /><blockquote><p>インフレはよいことという議論が出ています。よくインフレターゲットなどの議論にみえるように適度なインフレはよいことという議論があります。確かにそれ自体はそうだと思いますが、問題はインフレが想定範囲内でのインフレで済むかということだと思います。私はそんなにうまく経済を持っていくことは難しいと思います。であるならば財政再建の問題は放置してよい問題であるとは思えません。<br /><br />経済がこの状態ですから今すぐにとはいきませんが、最悪期である今現在は難しいとしてもなるべく早く財政再建に着手するべきです。IMFに言われるまでもなく財政の問題は危機的です。確かに藤井財務相が言うとおり経済なくして財務なしはそのとおりです。ですが財政自体の問題が経済に大打撃を与える事態もあると思います。<br /><br />日本はこれだけの経済大国ですが小国のようにハイパーインフレのような大混乱も起こることはありえると思います。もちろん数年のうちに起こるようなことはありえませんが、長期的に見た場合それはありえると思います。財政再建は今のうちから手をつけなければならない問題だと思います。<br /><br />財政再建は好況時にするべきだという議論があります。それはそのとおりです。ですが日本は今後所謂好況になるでしょうか。バブルのようなものはきません。ここ何年かの好況は戦後最長といわれました。ですが果たして財政再建を出来るような状態でしたでしょうか。少子高齢化と国際競争の中で必要とされる国費は大幅に伸びる一方、バブルや高度成長のような好況はもう来ません。逆に言えばそれほど経済がよくないときでも財政再建は行っていかなければならないということだと思います。<br /><br /><span style="color:#0000FF"><span style="font-size:x-small;">2009.11.05 12:34　れんれん</span></span></p></blockquote><br /><br /><blockquote><p>＞ここ何年かの好況は戦後最長といわれました。ですが果たして財政再建を出来るような状態でしたでしょうか。<br /><br />それは東京のマスコミが勝手に言っていただけで、小泉時代の日本は一貫して経済は悪化していました。<br />つまり「戦後最長と言われたこの何年かの好況」自体が存在していません。駄法螺です。<br />小泉時代は緊縮・縮小財政を試みた結果、政府の累積債務は更に増大しました。だいたい倍になりましたよ。。<br />当たり前の話ですが、通貨は政府・中央銀行からやってきます。<br />政府が支出を抑えれば、それはそのまま民間の収入が減ることになります。翌年以降の税収が減るのです。<br />小さな政府は財政の悪化を加速するのです。<br /><br />ただし、日本はまだ財政難に陥ってはいません。<br />毎年、一般会計約３０兆円の歳入不足に対して特別会計で約４０兆円以上の余剰金を出しています。<br />積み立てや繰り越しで誤摩化した分を除いた純余剰でも毎年２兆円以上の金を余しています。<br /><br />広義の財政は黒字なのです。<br /><br />８００兆円を超える累積債務の大半は貸出しのためで、真の債務は３００兆円ほどです。<br /><br />日本の場合、財政危機は財政そのものが危機なのではなく、会計制度の歪さによって財政危機と見まがうような現象が起きているのです。<br />歳入不足だ財政なんだと言いながら、政府の金融資産は毎年兆単位で増加しているのです。<br /><br />あなたが心配している財政の再建は、一般会計の縮小均衡では達成されません。<br />特別会計の洗い出しと一般会計への統合、不良債権が疑われる貸出し先の処理、ドル資産の現物化あるいは他通貨化、特別会計の株会計である基金に死蔵された資金の回収。<br />これが最優先します、<br />これだけで、心配される債務問題の相当数が消滅します。解決ではなく消滅です。本来財政難ではないのですから。<br /><br />仮に財政難だとしても、債務のほとんど全てが国内にとどまっている日本の場合、様々な手段で処理することが可能です。<br /><br /><span style="color:#0000FF"><span style="font-size:x-small;">2009.11.05 22:19　sonic</span></span></p></blockquote><br />「いざなみ景気」（？）の頃、大手企業の業績は確かに好調だったが、前記のように民間給与所得は9年連続で減少した。さすがに大企業の業績が良かった間は、大企業の社員の給料は下がらなかっただろうが、下請け、孫請けなどを含む中小零細企業まで含めて平均をとると、給与所得は下がり続けていたのである。増えたのは経営陣への報酬、株主への配当金、それに内部留保である。これでは「好景気」を人々が実感できる度頃ではなく、実質的に景気は悪化していたと言っても間違いではないだろう。<br /><br />デフレが続く限り、景気は悪化する一方であり、デフレに「良いデフレ」などないと思うのだが、なぜデフレが進行している時にインフレの心配をする人が多いのか、デフレは金持ちにとってこそ有利なのに、なぜ貧乏人が金持ちを援助する逆再分配政策を支持するのか、それも私にはさっぱりわからない。民主党政権は、何度も書くように世論に影響されやすい政権である。世論がデフレの進行を望み、政府支出を減らし、財政赤字を減らす政策を支持するから、民主党政権も安心してそちらに進んでしまう。民主党支持のブログから、もっと藤井財務相の政策を批判し、積極財政を求める声が聞かれてしかるべきではないと思うのだが、なぜそうならないのか、私には不思議でならない。<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>民主党</dc:subject>
<dc:date>2009-11-06T08:40:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>kojitaken</dc:creator>
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<title>日本人はわざわざ自分から金持ち・大企業に奉仕するのか？</title>
<description> 前回のエントリ「谷垣禎一・安倍晋三・城内実「民主党は社会主義」の大合唱」に関連するが、このところ、私がよく見に行くブログで、「小さな政府、大きな政府」、あるいはデフレスパイラルについて論じたブログのエントリが注目を集めているようだ。ところが、それらについた「はてなブックマーク」を見ていると、驚くほど新自由主義的な考え方をする者が多い。これは、衆院選前にはさほど目立たなかった現象で、おそらく、「政権
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<![CDATA[ 前回のエントリ<a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1010.html" target="_blank" title="「谷垣禎一・安倍晋三・城内実「民主党は社会主義」の大合唱」"><strong>「谷垣禎一・安倍晋三・城内実「民主党は社会主義」の大合唱」</strong></a>に関連するが、このところ、私がよく見に行くブログで、「小さな政府、大きな政府」、あるいはデフレスパイラルについて論じたブログのエントリが注目を集めているようだ。<br /><br />ところが、それらについた「はてなブックマーク」を見ていると、驚くほど新自由主義的な考え方をする者が多い。これは、衆院選前にはさほど目立たなかった現象で、おそらく、「政権交代熱」の冷めた人たちがネットでの政治談議にあまりかかわらなくなり、根強く存在している小泉構造改革の支持者たちの意見が浮かび上がってきたのではないだろうか。下記URLのうちいくつかを眺めてみられるとわかると思う。<br /><a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091023/1256302802" target="_blank"><strong>http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091023/1256302802</strong></a><br /><a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091030/1256911673" target="_blank"><strong>http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091030/1256911673</strong></a><br /><a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kechack/20091028/p1" target="_blank"><strong>http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kechack/20091028/p1</strong></a><br /><br />上記リンク先の最後のものは、<a href="http://d.hatena.ne.jp/kechack/" target="_blank" title="『Munchener Brucke』"><strong>『Munchener Brucke』</strong></a>のエントリ<a href="http://d.hatena.ne.jp/kechack/20091028/p1" target="_blank" title="「低賃金を前提にした産業は日本から出て行け　産業の空洞化など恐れるに足りぬ」"><strong>「低賃金を前提にした産業は日本から出て行け　産業の空洞化など恐れるに足りぬ」</strong></a>についた「はてなブックマーク」だが、私もこのエントリをブクマしていて、「賛否両論あるエントリだろうけど、「『好況が好まれない国になってしまっているのである』という指摘は鋭い」とコメントをつけたところ、18個の「はてなスター」をいただいた。<br /><br />「好況が好まれない国」とは、新自由主義国と言い換えても良い。デフレは、富裕層や大企業にとってこそ好都合だ。デフレとは、物価が持続的に下落していく経済現象のことであり、物価の下落は同時に貨幣価値の上昇も意味するからである。金を持っている人たちにとってはインフレよりデフレの方が都合が良いに決まっている。<br /><br />また、デヴィッド・ハーヴェイは、新自由主義の「実践」を「富裕階級の権力回復のプロセス」ととらえ、新自由主義は、経済成長ではなく格差の拡大を真の目的としたプロジェクトであるとしている（2007年12月7日付当ブログエントリ<a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-520.html" target="_blank" title="「「痛みに耐えたカイカク」の先に現出した「階級社会」」"><strong>「「痛みに耐えたカイカク」の先に現出した「階級社会」」</strong></a>参照）。この理解が正しいとすると、新自由主義者はデフレを好み、デフレスパイラルによって、格差は際限なく拡大していくことになる。「はてブ」を見ると、ブログ主を新自由主義者と誤解する人が多いのに驚くが、新自由主義は人件費削減を目指すものなのである。「最低賃金が時給1000円になったくらいで潰れるような企業はもう潰すべき」と書いた、shigeto2006さんの態度が、新自由主義に反対する者のあるべき姿だと思う。<br /><br />Wikipediaは、右翼や新自由主義者によって編集されていることが多いのだが、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3#.E3.83.87.E3.83.95.E3.83.AC.E3.82.B9.E3.83.91.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.AB" target="_blank" title="デフレスパイラル"><strong>デフレスパイラル</strong></a>に関しては下記のように記述されている。<br /><br /><blockquote><p>経済全体で、供給過多、需要不足が起こって、物価が低下する。商品価格が低下すると、生産者の利益が減り、利益が減った分だけ従業員の賃金が低下する。また企業の利益が減ると雇用を保持する余力が低下するので失業者が増える。従業員と家族は減った賃金で生活をやりくりしようとするため、あまり商品を買えなくなる（購買力の低下）。その結果商品は売れなくなり、生産者は商品価格を引き下げなければならなくなる。<br /><br />物価が下がっても、名目金利は0%以下に下がらず、実質金利が高止まりし、実質的な債務負担が増す。債務負担を減らすために借金返済を優先する企業個人が増え、設備投資や住宅投資が縮小される。投資の縮小は総需要の減少へつながり物価の低下をもたらす。<br /><br />上記のような循環がとどまることなく進むことを「デフレスパイラル」と呼ぶ。政府による買い入れや物価統制など直接的な手段が有効であるが、現代の経済においては消費者物価の継続的な低下に対して金融緩和や量的規制緩和、為替介入などの金融政策で対処することが多い。所得税の累進性や社会保障はビルト・イン・スタビライザーの機能をもつため物価の安定に機能するとされている。<br /><br />一方で80年代のレーガノミックス、サッチャリズムによる小さな政府政策以降、ワシントン・コンセンサスに見られる新自由主義や市場原理主義が先進主要国の政策に導入されており、ビルト･イン・スタビライザーの中心でもあった累進課税と失業者救済制度が「自由競争を損ない、経済活動を萎縮させる」と批判の対象とされて機能しなくなつつあり、2007年金融危機発生後の現在では世界規模でのデフレスパイラル発生が懸念されている。</p></blockquote><br />Wikipediaにしてはまともな記述であるように思える。そして、現在、明らかな不況にあるにもかかわらず財政再建路線をとろうとしている鳩山内閣（特に藤井財務相）は、デフレ政策をとろうとしているとして批判されるべきだと私は思うが、そんな与党・民主党を谷垣禎一や安倍晋三や城内実は「社会主義」だと言って批判するのである（城内の主張は、本意としては民主党政府がデフレ政策をとろうとしていることを批判していると読解することが可能で、それなら正しいと思うが、城内は政治的配慮からか、わざわざ誤読を誘う文章にしてしまっている）。<br /><br />10月14日、鳩山首相はマニフェストを実行するための赤字国債の増発に含みを持たせていたが、これがマスコミの批判を受けると、翌15日には一転して、<br /><br /><blockquote><p>「マニフェストの実現よりも、やはり国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の意思としてそのようなことが伝えられたら、あるいはそういう方向もあると思う」<br /></p></blockquote><br />と語った（<a href="http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11961920091015" target="_blank" title="ロイター"><strong>ロイター</strong></a>の記事参照）。<br /><br />これは、マニフェストを実現できなくて国民生活が良くならなくても僕知らないよ、と言わんばかりの発言であり、全くいただけないのだが、高給取りの人たちが構成しているマスコミの報道に騙されて、緊縮財政を支持する国民も悪い。数年前、金子勝・慶応大教授が、緊縮財政を特徴の一つとする新自由主義政策は、デフレ時に行うものではなく、インフレ抑制策として実施されるのが普通であり、デフレ時にやることではないと言っていたそうだが、これが正論だと思う。ところが、小泉純一郎も竹中平蔵も鳩山由紀夫も藤井裕久も、そうは考えていないらしい。現実に、バブル期には税収が増えて財政赤字幅はずいぶん小さくなっていた。その頃にこそ財政再建の政策を行うべきではなかったかと思うが、自民党政府はそうはしなかった。<br /><br />「勝ち組」なんかであろうはずのない大多数の国民が、みんなで「お国の借金」を心配してあげて、お金持ちや大企業に奉仕しようというのは、とんでもない倒錯である。それこそ、<a href="http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090105/181859/" target="_blank" title="神野直彦"><strong>神野直彦</strong></a>・関西学院大学教授が言うように、「民主主義が機能していない」と思う。<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>新自由主義批判</dc:subject>
<dc:date>2009-11-02T08:26:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>kojitaken</dc:creator>
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<title>谷垣禎一・安倍晋三・城内実「民主党は社会主義」の大合唱</title>
<description> 気合いの入った記事がすっかり書けなくなってきた今日この頃だが、ようやく召集された臨時国会でも、自民党の谷垣禎一総裁や、総裁選で惨敗した西村康稔の代表質問がいっこうにパッとせず、野党・自民党も全然気合いが入っていないようだ。「全員野球」で再起をめざしているはずの谷垣総裁だが、国会開会前の今月中旬に「鳩山政権はかなり社会主義的だ」と発言し、鳩山由紀夫首相の所信表明演説の時に与党席から飛んだ声援を「まる
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<![CDATA[ 気合いの入った記事がすっかり書けなくなってきた今日この頃だが、ようやく召集された臨時国会でも、自民党の谷垣禎一総裁や、総裁選で惨敗した西村康稔の代表質問がいっこうにパッとせず、野党・自民党も全然気合いが入っていないようだ。<br /><br />「全員野球」で再起をめざしているはずの谷垣総裁だが、国会開会前の今月中旬に「鳩山政権はかなり社会主義的だ」と発言し、鳩山由紀夫首相の所信表明演説の時に与党席から飛んだ声援を「まるでヒトラー・ユーゲント」だと評するなど、選挙に負けてからも相変わらず民主党へのネガティブ・キャンペーンの続きをやるかのようで、全く意気が上がらない。<br /><br />思い出すと、小泉純一郎率いる自民党が「郵政総選挙」で圧勝したあと、自民党内では誰も小泉に逆らえなくなった。2006年1月の通常国会における小泉首相の施政方針演説の時、「小泉チルドレン」と呼ばれた83人の新人議員たちは、何者かの指示に従って、小泉の演説中に一斉に拍手を送ったのである。<br /><a href=" http://blog.livedoor.jp/djnmp610/archives/50346604.html" target="_blank"> <strong>http://blog.livedoor.jp/djnmp610/archives/50346604.html</strong></a><br /><br />以下、上記リンク先より引用する。<br /><br /><blockquote><p>　小泉チルドレンと呼ばれる新人議員の組織　「８３会」　が前日、こんな会報を各議員に送った。<br /><span style="color:#FF0000"><strong>「総理演説の要所要所で声援、拍手をお願いします。　終了後は、米国議会における大統領演説のように８３会全員が立ち上がって、３０秒ほどの間応援の拍手をしましょう」</strong></span></p></blockquote><br />4年前にこんなことをやっていた政党の党首が、衆議院の議席の6割を失って再起へのスタートを切る時に、民主党新人議員の応援をヒトラー・ユーゲントにたとえるなどという、「お前が言うな」と言われても仕方ないことを言っているようでは、自民党の再起などおぼつかないだろう。<br /><br />実際に、臨時国会の代表質問で、鳩山首相に挑んだ谷垣総裁は、「あなた方に言われたくないんです」（＝「お前が言うな」）と鳩山首相に切り返された。谷垣は顔を紅潮させて不快感をあらわにしていたそうだが、自業自得としか言いようがない。<br /><br />谷垣に限らず、自民党の政治家たちは民主党を「社会主義」呼ばわりばかりしているのだが、これには、政治思想的な右翼からの批判と、経済政策上の新自由主義側からの批判という2つの意味合いがある。麻生太郎が総裁として戦った衆院選では、もっぱら政治的右側からの民主党批判キャンペーンが中心だったが、ここにきて民主党の政策を「バラマキ」と批判し、来年度予算の概算要求が95兆円になるとこれを批判するという、新自由主義側からの批判も目立つようになった。谷垣も代表質問で概算要求95兆円の件を批判したが、一方で麻生内閣の補正予算執行を停止したことも批判していたから、何が何だかさっぱりわからず、単に民主党政府にいちゃもんをつけたいだけなのかと思ってしまう。<br /><br />現実には、藤井財務相を中心とした人たちが緊縮財政に走り、民主党政権発の不況悪化を招くことが懸念されているのに、谷垣のトンチンカンな質問は不況悪化を助長することこそあれ、景気回復につながることはない。<br /><br />民主党を「社会主義」として非難している今一人の大物が安倍晋三である。<br /><a href="http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000670910260001" target="_blank"><strong>http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000670910260001</strong></a><br /><br />上記リンク先の朝日新聞山口版の記事を引用する。<br /><br /><blockquote><p><strong>「本質は社会主義的」</strong><br /><br />◆自民議員ら内閣批判<br /><br />　　自民党県連の政治資金パーティー「政経セミナー」が２５日、山口市内で開かれ、党員ら約８００人が出席した。閣僚経験者がそろう県選出の国会議員や自民党員の二井関成知事らから、「本質は社会主義的」などと現政権を批判する発言が相次いだ。<br /><br />　　二井知事は２３日に岩国基地の民間空港再開問題で馬淵澄夫国交副大臣と面会した際に「要求額や再開時期について、これから行政刷新会議で決めるので一切言えないの一点張りだった」とやりとりを紹介。「情報公開の面でも大きく後退した。政治主導というのが秘密主義、統制主義になっているのではないか」と話し、政権交代後、従来よりも政府内の情報が得られなくなったことへの不満をあらわにした。そのうえで、「自民党がよみがえることが県政の安定につながる」と自民の復権に期待感を示した。<br /><br />　　続いて県選出の衆院議員が相次いで登壇。高村正彦元外相は「国際公約を全く無視してことを進めようとしている」と述べ、日米関係が悪化することへの懸念を示した。河村建夫前官房長官も、子ども手当など国民への直接給付にこだわる現政権に「日本の国はいつから社会主義国家になったのか」と皮肉たっぷり。<br /><br />　　さらに、<span style="color:#FF0000"><strong>安倍晋三元首相は「民主党政権の本質は社会主義的政権であると言ってもいいと思う。まず給付ありきだ。国から給付をもらおうという堕落した国家への道を踏み出そうとしている」と痛烈に批判した。</strong></span><br /><br /><i>（朝日新聞山口版　2009年10月26日付記事）</i></p></blockquote><br />この記事を読むと、安倍は自ら小泉政権の中枢を経て自らも総理大臣に就任したものの、国民生活の問題をそっちのけにして改憲の準備にばかり熱中したために一昨年の参院選で惨敗した過去を、全く反省していないことがよくわかる。安倍は、自らが格差拡大の責任者であることも、財政の役割も、何一つ理解していない。この記事に報じられた発言には、安倍の頭の悪さがにじみ出ている。<br /><br />鳩山首相の所信表明演説を評して、民主党を旧ソ連や中国の共産党、それに北朝鮮労働党、さらにはファシズムにたとえているのが城内実である。<br /><a href="http://www.m-kiuchi.com/2009/10/27/firstpolicyspeech/" target="_blank"><strong>http://www.m-kiuchi.com/2009/10/27/firstpolicyspeech/</strong></a><br /><br />以下、城内のブログ記事から引用する。<br /><br /><blockquote><p>　鳩山総理の下で民主党が推進する行き過ぎた脱官僚・政治主導路線は、本来あるべき政治（＝国民）主導ではなく、結果として（特定の）党主導路線に走りがちである。そのへんのところは、ファシズムやソ連共産党、中国共産党、北朝鮮労働党のようなたったひとにぎりの党エリートがすべてを牛耳るような全体主義路線の教訓を思い起こせば明らかである。立法府と行政府（＝官僚組織）との適度な権限配分あるいは緊張関係こそ、日本の国益擁護と国民・市民の幸福実現につながると確信している。<br /><br />　また、経済学的にも乗数効果が高く、わが国の景気浮揚にとって有効な社会資本整備（＝内需拡大）を、悪しき公共事業と決めつけ、これまで民主的なルールにのっとって決定された事項を革命的な手法で白紙に戻すようなやり方は、小泉竹中路線と軌を一にする。<br /><br />　結局、小泉竹中構造カイカク路線は、総理の靖国参拝を通じた似非右翼ポピュリズム、<span style="color:#FF0000"><strong>民主党の脱官僚政治主導路線は革命的な左翼ポピュリズム</strong></span>という側面がぬぐえない。<br /><br />　鳩山（小沢）民主党政権がお隣の韓国のノムヒョン政権のような結果にならないことを祈るばかりである。<br /><br /><i>（城内実の「とことん信念」ブログ　2009年10月27日付記事より）</i></p></blockquote><br />左翼だったら、<a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1009.html" target="_blank" title="前回のエントリ"><strong>前回のエントリ</strong></a>で紹介した<a href="http://labaq.com/archives/51268855.html" target="_blank" title="アラル海を干上がらせてしまったソ連"><strong>アラル海を干上がらせてしまったソ連</strong></a>のように、行き過ぎた計画経済で国土を破壊する方向性を持つはずであり、城内の批判の論理は、むしろ現在民主党政権が止めようとしている、不必要または有害なダム建設を推進してきたこれまでの自民党政権について当てはまる。そして、過度の公共事業叩きに走りがちな民主党に対する批判は、小泉政権に対するのと同じ方向性で批判すればよい。この論法だと、行き過ぎた計画経済と、行き過ぎた市場原理主義をともに批判する私の論法と同じになるが、城内には、自民党、特に安倍晋三やその仲間たちへの未練がまだ強くあるように見受けられ、それが城内のブログ記事を支離滅裂なものにしている。<br /><br />谷垣禎一、安倍晋三、城内実と見ていくほどに惨憺たる野党勢力の言論であり、自民党（OBを含む）がこの体たらくでは、民主党政権の懸念される動きに歯止めをかけることはできず、せいぜい共産党に期待するしかないかと思う今日この頃である。<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>自民党</dc:subject>
<dc:date>2009-10-30T08:06:00+09:00</dc:date>
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<title>「脱ダム」と「グリーンニューディール」を両立させる意味合い</title>
<description> 順調に滑り出したかに見える鳩山由紀夫内閣だが、ここにきて壁に当たっているかのようだ。鳩山内閣に対する批判は、もっともだと思えるものと、批判の方がおかしいと思うものの両方がある。沖縄の米軍基地問題は前者だし、「バラマキ」や脱ダム政策への批判は後者である。そして、その中間にあるテーマがたくさんある。たとえば、環境・エネルギー政策に関しては、「温室効果ガス25%削減」の中期目標自体は評価できるが、そのため
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<![CDATA[ 順調に滑り出したかに見える鳩山由紀夫内閣だが、ここにきて壁に当たっているかのようだ。鳩山内閣に対する批判は、もっともだと思えるものと、批判の方がおかしいと思うものの両方がある。沖縄の米軍基地問題は前者だし、「バラマキ」や脱ダム政策への批判は後者である。そして、その中間にあるテーマがたくさんある。たとえば、環境・エネルギー政策に関しては、「温室効果ガス25%削減」の中期目標自体は評価できるが、そのために原発フル活用を明言した小沢鋭仁環境相（鳩山首相の側近）は全く評価できない。また、昨日テレビ朝日『サンデープロジェクト』で、小泉内閣で郵政民営化を推進してきた竹中平蔵と、その竹中を「ペーパードライバー」と批判し、郵政民営化に対しても「反対」を明言している榊原英資の間に挟まれて、郵政民営化自体への賛否をはっきりさせない大塚耕平内閣府副大臣は、竹中や田原総一朗、星浩、財部誠一ら郵政民営化推進派だけではなく、榊原英資からも「あなたは郵政民営化には賛成なのか反対なのか」と詰問されて答えに窮するていたらくだった。<br /><br />そして、なんといっても一番いけないのは、マスコミやそれに影響された世論の「財政再建」の声に押されて、というより意地の悪い言い方をするとそれを口実にして、鳩山首相が「赤字国債発行への批判が強まれば公約の見送りもあり得る」などと言い出していることだ。マスコミは、明らかに小泉内閣初期と同じ緊縮財政路線へと鳩山内閣を導こうとしており、これは小泉内閣初期の頃、「改革競争」を小泉に呼びかけた鳩山首相の本音とも合うので、鳩山首相にとっては実は願ってもない追い風なのであるが、国民生活にとってはとんでもない逆風なのである。<br /><br />この件については、<a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1008.html" target="_blank" title="前のエントリ"><strong>前のエントリ</strong></a>の内容と重複するので、今回はあまり深入りしない。新政権に対して同情できるのは、新政権は「計画経済」の矛盾と、OECD調査で世界ワースト4位（下にはアメリカ、トルコ、メキシコの3か国しかない）にまで悪化した貧困率という、互いに方向性の異なる2つの課題をともに解決しなければならない難題を抱えていることだ。<br /><br />前者を象徴するのがダム問題である。昨日の『サンデープロジェクト』後半でも、大滝ダム建設に伴う白屋地区の地滑りをはじめとした数件の問題が取り上げられていた。大滝ダムの白屋地区地滑り問題については、意外にも<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%BB%9D%E3%83%80%E3%83%A0#.E7.99.BD.E5.B1.8B.E5.9C.B0.E5.8C.BA.E5.9C.B0.E6.BB.91.E3.82.8A.E5.95.8F.E9.A1.8C" target="_blank" title="Wikipedia"><strong>Wikipedia</strong></a>の記述がよくまとまっており、番組では、Wikipediaが「地滑りの危険性は1974年頃には既に一部から問題提起されていたといわれる」と書いている原資料が映し出された。ネットにこの資料について指摘したサイトはないかと思って調べてみたら、元京都大学防災研究所の奥西一夫氏が作成した、下記URLのpdf資料が見つかった。奥西氏は、前記サンプロの映像にも登場していた。<br /><a href="http://hb4.seikyou.ne.jp/home/Kazuo.Okunishi/dam-test/opinion-02.pdf" target="_blank"><strong><strong>http://hb4.seikyou.ne.jp/home/Kazuo.Okunishi/dam-test/opinion-02.pdf</strong></strong></a><br /><br />以下、リンク先から引用する。<br /><br /><blockquote><p>住民からの依頼で学術調査を行った吉岡金市・和田一雄の両氏は「奈良県川上村大滝ダムに関する調査研究」（1974）と題する報告書で，これまでの斜面変状の経過に鑑み，白屋地区の斜面がダム湛水によって地すべりを起こすことを予告している。ただし，実際に起きた地すべりは当時最も懸念された30m 級深度のものではなく，70m 級深度のものであった。<br /><br /><i>（奥西一夫 「ダム建設をひとまず中止すべきいくつかの理由」 より）</i><br /></p></blockquote><br />さらに奥西氏は、予見できたはずの地滑りを「予見できなかった」と強弁する事業者側の言い分を批判し、下記のように書いている。<br /><br /><blockquote><p>事業者は蜂の巣のように高い密度でボーリングを掘削して地盤の状況を調査し，30m 級深度の地すべりを想定した地すべり対策工事を実施し，「万全の対策を講じている」とまで言明していたのである。地すべりを予見せずに地すべり対策工事をできないということは土木関係者の間では常識である。すなわち，上記事業者側の主張は二枚舌であると言わねばならない。<br /><br />地すべりが発生する前にも，地すべりが発生した後でも，このように不可解な言動がおこなわれたのはなぜであろうか。わたしはこれを，自らの過ちを認めれば失脚して再び回復できないという上級官僚の恐怖心が，過ちを糊塗して問題をごまかしつつ，前へ前へと物事を進行させて行く原動力になっているのではないかと考える。「公共事業は一旦決めたら後戻りできない」とよく言われるのも多くはこのような原因によっているのかも知れない。論語に「過則勿憚改」（過ちては改むるに憚ることなかれ）という警句があり，しばしば引用されるのであるが，これまでの日本社会が過ちを悔い改めた人に対して極めて非寛容であったこともこのような恐怖心をあおり立て，誤った政策や事業が止めどもなく継続されるという結果を生んでいるのかも知れない。しかし，これからの日本は，いつまでもそのような欠陥社会であり続けるとは思いたくない。ここから我々が学ぶべきことは，おかしいと思ったら引き返す勇気を持つことである。<br /><br /><i>（奥西一夫 「ダム建設をひとまず中止すべきいくつかの理由」 より）</i></p></blockquote><br />私は、財政出動による景気対策は絶対に必要だと考える人間であるが、それが住民に不利益を与えるばかりで、肥え太るのは土建業者をはじめとした「政官業癒着構造」の関係者だけであっては本末転倒である。つまり、民主党政権の「脱ダム」政策自体は正しいと考える。その代わりに「グリーンニューディール政策を行え」と言っているわけであり、これについても民主党は衆議院選挙の際にマニフェストで公約している。しかし、新自由主義志向の強い民主党右派は、自らの属する政党が掲げた公約自体を理解していないように見える。<br /><br />サンプロでは、日本では必要なダムは既に造られつくしており、不必要なダムだけが残っているとも指摘されていた。実は、同様の自然破壊を、日本よりはるかに大きな規模で実施してきたのが、共産党一党独裁時代のソ連だった。ソ連共産党は、「科学が自然を凌駕する」という、科学万能主義に基づいた政策によってアラル海を干上がらせてしまったのだが、下記ブログ記事で生々しい画像を見ることができる。<br /><a href="http://labaq.com/archives/51268855.html" target="_blank"><strong>http://labaq.com/archives/51268855.html</strong></a><br /><br />日本で今なお不必要なダムが造られようとしている誤りは、まさに旧ソ連がやったことと、規模こそ違え同質のものといえる。行き過ぎた計画経済を改めなければならないというのは、まさにこういうことであり、その意味からすると、これまで新自由主義政策を推進してきた自民党や、新自由主義を支持してきたマスコミが、民主党政権の「脱ダム」政策を批判するのは、摩訶不思議としか言いようがない。<br /><br />こういう矛盾を解決する一方で、グリーンニューディールなどによって新たな雇用を創出することや、格差や貧困問題の解決が民主党政権には求められているわけで、こちらの課題になると、「ムダを省く」だけの新自由主義的な発想では絶対に問題を解決できないのである。<br /><br />行き過ぎた計画経済も、行き過ぎた市場原理主義もともに批判するというのは、何のことはない、「修正資本主義」とか「社会民主主義」などと呼ばれる政策をとれ、という意味である。かつて日本経済が絶頂に至った過程においては、保守本流（間違っても「真正保守（笑）」と混同してはならない）が推進してきた修正資本主義政策がうまく機能していたと思うし（もちろん政官業癒着や公害などさまざまな問題を抱えてはいたけれど）、現在でもその路線に若干の修正を加えながら（たとえば、不要なダム建設の代わりに自然エネルギー開発を推進するなどして）進むべきだと思うのだが、なぜかマスコミにしても政治家にしてもネット言論にしても、極端な主張（特に新自由主義寄りの主張）に走りがちなのが残念なところである。政治思想と経済政策でともに極右に走った自民党政権が倒れ、とはいっても左翼政党でもない民主党を中心とした連立政権が生まれたわけだから、何より要求されるのが、かつて保守本流の政治家たちが持っていたようなバランス感覚を取り戻すことだと思うが、なかなかその要求に応えられずにいるのが今の政権の姿であるように、私には見える。<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>脱ダム</dc:subject>
<dc:date>2009-10-26T07:00:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>kojitaken</dc:creator>
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<title>再分配こそ財政の肝 ─ 消費税増税による財政再建は論外だ</title>
<description> すっかり更新間隔がまばらになってしまった当ブログだが、旧「政権交代ブログ」の興味の的は、日本郵政の社長人事らしい。しかし、この件には私はたいした興味を抱くことはできない。だって、郵政民営化の見直しだの反対だのって、あの平沼赳夫や城内実でさえ言っている、というか彼らは他にはたいしたことを言っていないのだが、彼らにさえ正論が吐ける議題でしかないからだ。もちろん、顔ではニヤけながら腸を煮え返らせている竹
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<![CDATA[ すっかり更新間隔がまばらになってしまった当ブログだが、旧「政権交代ブログ」の興味の的は、日本郵政の社長人事らしい。しかし、この件には私はたいした興味を抱くことはできない。だって、郵政民営化の見直しだの反対だのって、あの平沼赳夫や城内実でさえ言っている、というか彼らは他にはたいしたことを言っていないのだが、彼らにさえ正論が吐ける議題でしかないからだ。もちろん、顔ではニヤけながら腸を煮え返らせている竹中平蔵が吐く捨て台詞などは論外だけれども、この問題は連立与党が公約通り粛々と進めてくれれば良いだけの話だ。<br /><br />それより問題なのは、わが国の貧困率が15.7%に達し、自殺者が年3万人を超え始めた1998年以降をとっても最悪に達した（2007年）ことであり、それにもかかわらず、財務官僚の意を受けた鳩山内閣が、母子加算を復活するから、高校等就学費や学習支援費を廃止しようなどとしていることだ。<br /><br />小沢一郎や植草一秀とともに、鳩山由紀夫を「政権交代の三種の神器」として崇め奉っていた人たちの間では、鳩山由紀夫首相への批判はタブーらしく、明らかに小泉純一郎内閣発足当時を思わせるような緊縮財政政策を志向している鳩山内閣に対する批判は弱いし、数少ない批判者も、平野博文官房長官や藤井裕久財務相への批判はしても、鳩山由紀夫首相に対する批判は抑え気味だ。しかし、菅直人の就任が有力視されていた官房長官に平野博文を選んだのも、小沢一郎との緊迫したやりとりのあげく、小沢が極めて強く抵抗していた藤井裕久の財務相就任を強行したのも、いずれも鳩山首相だった。そして、なんといっても8年前の小泉純一郎内閣発足当時、小泉と「改革」の先鋭さを競う方針を打ち出したのは、当時も民主党代表を務めていた鳩山由紀夫なのだ。その時と今で、鳩山首相は何も変わっていないと私は思うし、このざまではマスコミの言うような「民主党発の不況」が本当に深刻化しかねないとも危惧する。<br /><br />政治家としての力量だけで言うなら、総理大臣は鳩山由紀夫より菅直人の方がよっぽど良かった。だが、もし菅直人が総理大臣であれば、マスコミの政府への集中砲火は現鳩山首相へのそれとは比較にならないほど熾烈なものになっただろうと思われる。それを考えると、どちらが良かったかは一概には言えないのだが、少なくとも鳩山政権の経済政策に大した期待ができないことは間違いなさそうだ。<br /><br />鳩山内閣以上にどうしようもないのがマスコミで、彼らの頭にあるのは財政再建と消費税増税だけと言っても過言ではない。マスコミの意向を気にするのは昔からの民主党の習性だが、ある意味藤井財務相が今のような方向性をとるのも、マスコミの後押しがあるからだといえる。特に、藤井氏を財務相に起用するかしないかで鳩山由紀夫と小沢一郎がもめていた時、テレビ朝日『サンデープロジェクト』司会者の田原総一朗が、藤井財務相を実現させるために渾身の力を振り絞っていたのを見て、なんだこいつ、と思ってしまった。<br /><br />ところで、しばらく前に、民主党政権と自民党町村派の政策の類似性を指摘して、今年1月に『日経ビジネス』のコラムに載った神野直彦東大教授（当時。現関西学院大学教授）のインタビュー（下記URL）にリンクを張った非公開コメントを送ってきた読者がいた。<br /><a href="http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090105/181859/" target="_blank"><strong>http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090105/181859/</strong></a><br /><br />当ブログの継続的な読者であれば、私がしばしば神野教授の論考をブログで紹介してきたことをご存じのはずで、今さら神野氏の論考をもって私を説得する必要などないことくらい了解していることと思う。なぜこのコメント主はコメントを公開にしなかったのかと訝る次第だが、実はこのコメント主はコメント中で消費税増税を否定しない、というよりブログ主の私に対して、暗に消費税増税肯定の立場に立てと促す立論をしていたのである。つまり、当該コメントが公開されれば、当ブログの読者から批判を浴びることは確実だった。それが嫌でコメントを非公開にしたのだろうと私は推測している。<br /><br />具体的には、コメント主は<blockquote><p>「雇用創出のための公共投資」なんて小さな話ではなく、しかるべき政府の役割を認めて、出すべきところには金を出し、その財源として応分の負担を求めるというのが正しい左派のありかたのはず。それが消費税であるかどうかは、本来小さな話にすぎない。</p></blockquote>などと書いていたのだが、実はこれは、神野教授の主張とはかけ離れているのである。<br /><br />神野教授は、著書<a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%B2%A1%E6%94%BF%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%A5%9E%E9%87%8E-%E7%9B%B4%E5%BD%A6/dp/4005005667" target="_blank" title="『財政のしくみがわかる本』"><strong>『財政のしくみがわかる本』</strong></a>（岩波ジュニア新書、2007年）の中で、次のように書いている。<br /><br /><blockquote><p>（前略）国民からとりたてた税金を、国債の借金返しに使えば、一般の国民から税金をとって豊かな人々にお金を配分してしまうという現象になるのです。<br /><br />　現在日本でおこなわれようとしている、財政再建のために消費税を増税しようという政策は、この典型です。なぜなら、消費税は負担が逆進的で、貧しい人に負担が大きく、豊かな人に負担が小さいからです。税金で貧しい人々に負担を求め、国債を持っている豊かな人々にお金を配分することになるわけです。<br /><br />　つまり、本来の財政は、国民のお金を右のポケット（豊かな人々）から左のポケット（貧しい人々）に移すのが役割なのですが、財政再建のための消費税増税では、左のポケットからお金をとって、右のポケットに押しこむという逆再分配が行われる危険があるということです。<br /><br /><i>（神野直彦 『財政のしくみがわかる本』 （岩波ジュニア新書、2007年） 137頁）</i></p></blockquote><br />つまり、神野教授は「応分の負担を求めるというのが正しい左派のありかたのはず。それが消費税であるかどうかは、本来小さな話にすぎない」というコメント主の主張とは真逆に、所得の再分配という財政のあるべき姿に反する消費税増税という手段によって財政再建を図ってはならないと主張しているのである。<br /><br />コメント主は、偉そうに「神野直彦氏の以下の言葉をかみしめるべきであろう。」などと書きながら、前記『日経ビジネス』のコラムから、次のような神野教授の発言を引用している。<br /><br /><blockquote><p>――　国と国民の信頼関係が失われている日本は悪循環に陥っていますね。<br /><br />　<strong>神野</strong>　正直なところ、今の国民が言っていることはよく分からない。メディアを含めて、「増税をするなら歳出を削減しろ」と言う。普通、公共サービスは国民の生活を支えるのに必要なものでしょう。そう考えると、多くの人は「必要な公共サービスを減らしてくれれば、負担増に応じる」と言っていることになる。<br /><br />――　…まあ、そういうことになりますね。<br /><br />　<strong>神野</strong>　それからさ、「財政再建のための増税に応じる」と言う人も多い。財政再建なんだから、サービスは増えませんよね。つまり、「サービスが減るか、同じだったら負担増に応じてもいいけど、サービスを増やすのは嫌だ」と言っていることになる。こういう考え方は普通あり得ない（笑）。どうなっているのか分からない。端的に言ってしまえば、民主主義が機能していない。<br /><br /><i>（『日経ビジネス』 2009年1月8日付 「この国のゆくえ　危機の今こそ考える」掲載 「手厚いセーフティーネットが強い国を作る」より）</i></p></blockquote><br />この神野教授の言葉をかみしめるべきだ、というコメント主の主張に私は大賛成である。昨今の、歳出を削減しろとばかり民主党政権に迫るマスコミ報道ほど私を苛立たせるものはない。マスコミは、鳩山民主党政権に「小泉改革路線に再帰せよ」と迫っているのであり、それに便乗して「小さな政府」路線を走ろうとしているのが財務官僚、平野官房長官、藤井財務相、そしてほかならぬ鳩山首相その人なのである。これでは、失われた27年（俗に「失われた10年」とか「失われた20年」などといわれるが、私は日本における新自由主義の創始者・中曽根康弘内閣の発足時を起点とすべきだと考えている）をさらに継続せよ、と言っているようなものだ。政府支出を悪、財政再建を善と決めつける神話自体が間違っているのだが、いったいこのことを何度言えば良いのだろうか。財政再建は好況時にこそやるべきものであって、不況時には積極財政が欠かせないのである。応急的な諸施策とともに、長期的には「グリーンニューディール」への注力が絶対に欠かせないが、新自由主義に反対しているはずのネット左翼が、「真正保守（笑）」と共闘して「地球温暖化陰謀論」などを唱えて、グリーンニューディールに水を差す愚行を演じる。そして、「左派は人々に応分の負担を求めよ」などと言いながら、当ブログ管理人に「消費税増税を主張せよ」と迫って、あつかましくもそれとは正反対の主張をしている神野直彦氏の発言を引用して当ブログにコメントしてくる人間もいる。冗談ではない。神野教授も指摘しているように、所得の再分配は財政の大きな任務なのである（前記『財政のしくみがわかる本』の第4章を参照）。まるで、わが国で「政治に関心のある」人々の多くは、寄ってたかって日本を没落させようとしているかのようだ。「応分の負担を求める」べき相手は富裕層である。新政権は「大きな政府」の方針を鮮明にして、現状応分の負担をしているとはとてもいえない富裕層に「応分の負担」をしてもらい、本来得べかりし所得を手にすることができていない貧困層に所得を再分配しなければならない。そうしない限り、日本経済が再び浮上することはない。<br /><br />まさにこのエントリを書き上げようとしている今、葉隠さんからタイムリーなコメントをいただいたので、これを紹介して今日のエントリの締めにしたいと思う。<br /><a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1006.html#comment7769" target="_blank"><strong>http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1006.html#comment7769</strong></a><br /><br /><blockquote><p>公共事業そのものは悪ではないと思いますよ。<br />問題は優先順位。<br />一律に公共事業を削減する大愚策により 地方経済は疲弊しました。<br /><br />老朽化したインフラが全国で沢山あります。もっと、生活に密着した分野に投資すれば内需拡大を図ることができます。<br /><br />田中角栄氏を批判する方もいますが、私は『政治の本質は利益誘導』だと考えています。<br /><br />70年代に求められたことと現代に求められることは違いますが、税金をいかに適正に再配分するかの本質は変わりません。<br /><br /><span style="color:#0000FF"><span style="font-size:x-small;">2009.10.22 23:46　葉隠</span></span></p></blockquote><br />そう、再分配こそ財政の肝なのである。それを、「バラマキ」などという言葉を用いて非難するのは、日本を滅ぼしたい国賊の新自由主義者である。<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>新自由主義批判</dc:subject>
<dc:date>2009-10-23T00:15:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>kojitaken</dc:creator>
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<title>予防原則を解さず「地球温暖化懐疑論」を振り回す池田信夫</title>
<description> 10月1日付エントリ「地球温暖化懐疑論者「武田邦彦」教授の呆れたトンデモぶり」に、りりさんと仰る方から下記のようなコメントをいただいた。http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1002.html#comment7736武田邦彦　教授の呆れたトンデモぶりとあるが、呆れるほどではないと思う。　理由は、将来の地球環境のことは誰にもわからない。わからないことを、さもわかったかのように一方的に言うのは馬鹿げているのであって、武田
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<![CDATA[ 10月1日付エントリ<a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1002.html" target="_blank" title="「地球温暖化懐疑論者「武田邦彦」教授の呆れたトンデモぶり」"><strong>「地球温暖化懐疑論者「武田邦彦」教授の呆れたトンデモぶり」</strong></a>に、りりさんと仰る方から下記のようなコメントをいただいた。<br /><a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1002.html#comment7736" target="_blank"><strong>http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1002.html#comment7736</strong></a><br /><br /><blockquote><p>武田邦彦　教授の呆れたトンデモぶりとあるが、呆れるほどではないと思う。<br />　理由は、将来の地球環境のことは誰にもわからない。わからないことを、さもわかったかのように一方的に言うのは馬鹿げているのであって、武田先生の独自の論も、その一つにすぎない。あらゆる見方があってしかるべきである。ただ、ＴＶ・新聞で報じられる内容だけで、信じきることはとても危険である。また、武田先生の論を唯一正しいと信じ込むことについても気をつけるべきである。<br />　だが、地球温暖化対策に力を入れる姿勢を見せているとあるが、世界にいい顔したいなら、鳩山個人の活動にしてもらいたい。国民の税金を使わないで欲しい。<br /><br /><span style="color:#0000FF"><span style="font-size:x-small;">2009.10.16 14:52　りり</span></span></p></blockquote><br />やや表現に乱れの見られるコメントだが、言わんとすることはわかる。マスメディアが報じている「地球温暖化仮説」など本当に正しいかどうかなどわかったものではない、管理人が一方的に武田邦彦教授を批判するのはフェアじゃない。また、鳩山由紀夫首相が国連で意欲的な目標をぶち上げるのも、単なる鳩山首相の「ええかっこしい」ないし人気取りである。そんなことのために血税が使われてはたまったものではない。<br /><br />おおよそ上記のようなことをコメント主は言おうとしたのではないかと思う。だがブログ管理人の私としては、率直に言って、いまだにこんなコメントを寄せてくる人がいるのかとうんざりした。私の言わんとしていることが全然通じていない。<br /><br />いや、これは何もコメント主のりりさんだけの問題ではない。「人気ブロガー」としてもてはやされている新自由主義者の池田信夫が「地球温暖化陰謀論」を力説していることは、かつて<a href="http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20080626/1214469992" target="_blank" title="『シートン俗物記』"><strong>『シートン俗物記』</strong></a>が辛らつに批評した通りである。<br /><br />鳩山由紀夫内閣が成立した翌日（9月17日）に公開された『日経エコロミー』のコラム「飯田哲也のエネルギー・フロネシスを求めて」のエントリ<a href="http://eco.nikkei.co.jp/column/iida/article.aspx?id=MMECcm000015092009" target="_blank" title="「25％削減は可能であり希望だ・新政権における環境エネルギー政策の行方と期待」"><strong>「25％削減は可能であり希望だ・新政権における環境エネルギー政策の行方と期待」</strong></a>の中に、その池田信夫への言及があるので、以下に引用する。<br /><br /><blockquote><p>「温暖化懐疑論」を論拠にしたエコノミストからの批判もあるが（例えば、<a href="http://newsweekjapan.jp/column/ikeda/2009/09/25.php" target="_blank" title="池田信夫「温室効果ガス『25％削減』というポピュリズム」"><strong>池田信夫「温室効果ガス『25％削減』というポピュリズム」</strong></a>）、<span style="color:#FF0000"><strong>これらは無視してよい</strong></span>。温暖化サイエンスの世界であれば、学問論争として、温暖化仮説に対する異論は当然認められるし、実際にそのような「亜流説」を唱える人は存在する。しかし、圧倒的に少数派である上に、政策論から見れば、「予防原則」に反するのだ。人類と地球の未来を、そんな危なっかしいギャンブルに賭けられるわけがない。温暖化サイエンスの専門家ではない知識人が政策論を展開するなら、温暖化サイエンスの領域に関しては圧倒的に「主流」の学説を前提に議論すべきであろう。最低限、そのバランスは必要だ。しかし、明らかに亜流の「温暖化懐疑論」だけを論拠に、また予防原則などお構いなしに、政策論を発言すること自体が、<span style="color:#FF0000"><strong>「知識人」として不適格</strong></span>といってよいだろう。<br /><br /><i>（飯田哲也 「25％削減は可能であり希望だ・新政権における環境エネルギー政策の行方と期待」 より）</i></p></blockquote><br />「予防原則」とは、一言で言うと、環境行政においては「何かあってからでは遅い」という考え方に基づいて政策を行うべし、とする考え方であり、最近では花王の食用油「エコナ」が特定保健用食品（特保）から外れた時に、<a href="http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009101702000055.html" target="_blank" title="東京新聞（中日新聞）の社説"><strong>東京新聞（中日新聞）の社説</strong></a>でもこの「予防原則」が言及された。<br /><br />当ブログ管理人も、「知識人」の範疇には入らないだろうが、「温暖化サイエンスの専門家ではない」人間であり、だからこそ学界で主流となっている温暖化仮説に配慮した考察をいつも行っているのである。私から見ると、明らかに私同様の素人であるブロガーたちが、自信満々に「これほどにも明らか」などと称して、温暖化仮説が誤っていると力説するのを見るたびに、なんて摩訶不思議な、と思う。なぜって、彼らがグラフを示しながら温暖化仮説の誤りが自明であると力説する記事をいくら読んでも、彼らの主張が明らかに正しいとは私にはどうしても了解できないからである。明らかに客観性を欠く主張を「自明」と断定して憚らない彼らには、冷静な判断力というものは持ち合わせがないのだろうと私は考えている。そして、このことは池田信夫にも当てはまる。「知識人」として不適格、と飯田哲也氏に断定される池田信夫のような人物が代表的なブロガーとされているところに、日本のブログ文化の未成熟さが現れている。<br /><br />余談だが、池田信夫の名前を思い出してこの記事を書くきっかけになったのは、今月に入って、当ブログの今年（2009年）1月8日付エントリ<a href="http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-820.html" target="_blank" title="「湯浅誠に対する池田信夫のみっともない嫉妬」"><strong>「湯浅誠に対する池田信夫のみっともない嫉妬」</strong></a>へのアクセスが急増したことである。これは、検索語「湯浅誠」によるネット検索で当ブログを来訪されたものと思われるが、当然ながら、湯浅誠が菅直人副総理大臣兼国家戦略担当大臣に要請されて、国家戦略室へ政策参与として参加することが影響している。この人事は、ますます池田信夫の嫉妬心を刺激し、それが最近の池田信夫ブログを一段とヒステリックなものにしているのではないかと邪推する次第である（笑）。<br /><br /><br />↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。<br /><a href="http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92631" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-17.fc2.com/c/a/p/caprice/c_02.gif" alt="FC2ブログランキング" border="0"></a><br clear="all"><br /></a> ]]>
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<dc:subject>環境・エネルギー問題</dc:subject>
<dc:date>2009-10-19T07:12:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>kojitaken</dc:creator>
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