14年前、朝のニュースで、阪神高速道路神戸線が倒壊している映像を見た時、とんでもない災害だと悟った。高速道路が倒壊したあたりは、知っている場所だった。やがて、建物の倒壊や火災によって、多くの人が命を落としたり、住む家を失ったりした。被災者のために、炊き出しが行われた。炊き出しとは、大災害や大事故が発生したときに、避難民や被災者に対し、飯を炊いて供出する行為のことである。
この年末年始、職や住居を失って、食うに困っている人たちのために各地で「炊き出し」が行われてニュースになった。阪神大震災が天災プラス人災によって被害が拡大したといえるのに対し、ワーキングプアの問題は政治の失敗が招いた人災であるといえる。失業者や路上生活者たちは、一種の被災者である。
被災者を救援する行為は、それを行う主体の属性や動機に関わらず、賞賛すべきものである。阪神大震災の時は、暴力団が炊き出しを行った。彼らの普段の行ないは糾弾されるべきであるが、彼らが行った被災者のための炊き出しは賞賛に値する。
田中康夫は、阪神大震災の被災地に足を運び、被災者救援に奔走した。私はこの田中康夫の行為を高く買っている。一方、震災の起きた当日に、さっそく「この規模の震災がもし東京で起きたら、どの程度の被害になるか」などと言っていたテレビの報道番組に、激しい怒りを感じた。現に被災して苦しんでいる時に、なんということを言うのかと。その番組とは拡大された枠のTBS「NEWS23」であり、キャスターは筑紫哲也だった。この件に限らず、阪神大震災の報道に関しては、筑紫はかなりの批判を浴びた。代表的なものは、ヘリコプターから見る神戸を、「温泉に湯煙が上っているかのよう」と表現したことだ。私は筑紫哲也に対しては一定の評価を与えているけれども、阪神大震災に関する報道では、残念ながら筑紫哲也はジャーナリスト失格だったと考えている。田中康夫も、著書『神戸震災日記』(新潮文庫、1996年)で、筑紫哲也を厳しく批判した。
ところが、そんな田中康夫が年末年始の「派遣村」の救援活動を批判した。湯浅誠が思い描いたものとは違う方向に進んでいるというのがその批判で、要するに共産党や同党系の労組が運動を政治利用していると言いたいらしいのだが、14年前の阪神大震災で救援活動を実際に行った田中がどうしてそんなことを言うのだろうか。また、田中の尻馬に乗る形で、電波芸者・勝谷誠彦も派遣村の活動を批判した。勝谷の実家は阪神間の兵庫県尼崎市だったはずである。勝谷の呆れた言動については、ブログ『勝谷誠彦様の華麗なる脳みそ』が詳しいが、視聴者のニーズに従って、右に左に言動がぶれる勝谷の卑しい言動は、唾棄すべきの一語に尽きるものだ。しかし、そんな勝谷と田中康夫は仲が良い。
「派遣村」への協力は、他の政治勢力や労組が
自民党でも、大村秀章や片山さつきが派遣村の活動にかかわった。両議員とも、普段は私の支持しない政治家だが、この動きは評価できる。片山さつきにはできる限り対立候補の城内実の票を奪い取って、城内を落選に追い込んでほしい。それはともかく、派遣村の活動の援護に関する件では、大村や片山は、田中康夫なんかよりずっと良い仕事をしている。選挙を意識したパフォーマンスであろうがなかろうが関係ない。
最低なのは、以前からの新自由主義の主張を今なお改めようとしないばかりか、派遣村の活動を激しく誹謗中傷した池田信夫のような輩であり、ああいうのはどこがどう悪いという前に、その言論を問答無用で全否定しても構わないと思っている。まさに人間のクズである。
だが、こと派遣村についての論評に関しては、残念ながら田中康夫も池田信夫と五十歩百歩だと言わざるを得ない。歳をとって、田中康夫もダメになってしまったのだろうか? そうではないことを、今後の言動を通じて示してほしい。
[追記]
みどりさん(ブログ『労働組合って何するところ』管理人)さんから下記のコメントをいただきました。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-826.html#comment4753
細かいことですが一つ言わせてください。
派遣村への協力を「労組がやらなかった」ということだけは事実に反します。
そもそも、派遣村の事務局となった「全国ユニオン」は2002年結成の労働組合です。その他にも、連合、全労連、全労協というナショナルセンターの違いを超えて様々な労働組合が派遣村に初期段階から参加していました。そういった労働組合が表に出ることなく裏方として運営を行なったことと、初期段階では組織全体ではなく有志での参加であり、徐々に組織としての協力の意志が固まってきたという経過もあり、労働組合の協力は目立たず、今も「労働組合は何もしない」というような批判を浴びています。ですが、事実はそうではありません。
この派遣村の取り組みは、三大ナショナルセンターが垣根を超えて協力したということで活気的なものであり、むしろ日本の労働組合運動史に明記されるべき重大な出来事です。
2009.01.16 09:26 URL | みどり
ご指摘に従って、本記事の記述を一部改めました。コメントどうもありがとうございました。
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阪神淡路大震災の時の田中康夫の行動は賞賛に値すると思います。売名という人もいましたが、それでも救われた人がいたのならその行為は良かったと思います。
私の知人で、普段は変人扱いされている人物が、震災直後に1週間の休暇をとり、ボランティアに行ったという話を後で聞いて、私は、彼に人間性で負けた、と思いました。
その後の災害被災地ボランティアの先鞭である彼らの行動は良かった。
今の田中康夫は、やはり政治家なのだと思います。彼は中道左派的立ち位置であり、小政党として存在感を出すために今回の派遣村批判をしたのでしょう。それは間違っていると思いますが、政治家になってしまうと、人間、損得でものを考えるようになるのでしょうね。
2009.01.16 09:17 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]
細かいことですが一つ言わせてください。
派遣村への協力を「労組がやらなかった」ということだけは事実に反します。
そもそも、派遣村の事務局となった「全国ユニオン」は2002年結成の労働組合です。その他にも、連合、全労連、全労協というナショナルセンターの違いを超えて様々な労働組合が派遣村に初期段階から参加していました。そういった労働組合が表に出ることなく裏方として運営を行なったことと、初期段階では組織全体ではなく有志での参加であり、徐々に組織としての協力の意志が固まってきたという経過もあり、労働組合の協力は目立たず、今も「労働組合は何もしない」というような批判を浴びています。ですが、事実はそうではありません。
この派遣村の取り組みは、三大ナショナルセンターが垣根を超えて協力したということで活気的なものであり、むしろ日本の労働組合運動史に明記されるべき重大な出来事です。
2009.01.16 09:26 URL | みどり #wNd9qxDQ [ 編集 ]
目立たないと「何もしてない」と言われる。
かといって表向き労組の顔が見えると「政治勢力が利用している」「なんだかなぁという感じ」とか根拠も無く貶されてしまうわけですね。
政治的ポジショントークしか考えてない層から。
2009.01.16 11:10 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]
田中康夫を批判する人の多くは、いろんなブログやコメントの言葉の荒さを見ると本能的に拒絶しているように見える。もともと好感度の高い人ではないが、一応政治家なのだから好き嫌いであれこれ言うのはどうかと思う。
住基ネット反対では櫻井よしこと。
三位一体の改革には特に水と油の石原知事と「生活保護・義務教育・災害関連は国家が財源を確保するべき」と(他知事は国の方針に賛同)共闘。
勝谷誠彦とも親しい。
対中韓、憲法、国家観の違う人ともその時々において手を組む。それが分かりにくい、気に入らないと思う人もいるでしょう。でも自分の支持層の反応を計算して損得を考えて行動するより田中流を支持しますね。
kojitakenさんのように是々非々で判断する方は少ない気がします。特に田中については不愉快な存在としてしか見ない人が多いのでは。
共産党に対しては、調査能力の高さなど認めるべきものは以前からちゃんと評価していましたよ。
でもやっぱり、主義、主張が一貫していないと否定的に思われがちなのでしょう。
2009.01.16 12:25 URL | yuko-pon #- [ 編集 ]
「世に棲む日々」の管理人さんが「田中康夫代表への手紙 - TBSラジオでの派遣村発言について」http://critic5.exblog.jp/10187809/というエントリーを田中氏に送信したようですね。きわめて適切な内容で、Kojitakenさんも大方同感なさると思います。
この件に関して、私が田中氏に失望したのは政治信条以前の人間の器の小ささです。「湯浅さんが思い描いたものと違う形になっている」などと勝手に湯浅氏の名前を出し、一応氏を擁護したように見せて結局足をひっぱるような姑息なやり方にはがっくりです。
今週の「週刊文春」も「政治利用された派遣村」というスタンスの記事の中で「政治性の薄い湯浅氏を前面に立て裏で労組や政党があやつった」というような事を述べています。湯浅氏は確かに党派性はありませんが、彼の著作「反貧困」を読めばわかるように非政治的な慈善活動家などではありません。そもそも貧困問題に取り組めば政治にいきつくのは当たり前なのに、なぜ「困窮した人々を救いたい」という思いを共有する労組や政党が協力すると「純粋な貧民救済」から逸脱したケシカラン行動としてしまうのでしょう。
ところでこの文春の記事は「経済学者」池田信夫氏の以下のお言葉で締めくくられています。「湯浅さんの闘うべき相手は日本の労使関係を硬直化させている労働組合なのではないでしょうか。」だそうです。
>みどりさん
>この派遣村の取り組みは、三大ナショナルセンターが垣根を超えて協力したということで活気的なものであり、むしろ日本の労働組合運動史に明記されるべき重大な出来事です。
私もそう思います。野党の党首クラスが党派を越え顔をそろえた事も希望を感じさせるものでした。そして、心ない批判を浴びせている人も多いとはいえ、「困っている人を助けたい」という人間としてごく当たり前の気持ちを持っている人がこの国にたくさんいる事も。
2009.01.16 14:44 URL | ぽむ #- [ 編集 ]
TBSラジオ「アクセス」のポッドキャストを聞く限り、田中氏の言うこともわかるんですが。
というのは、それが事実かどうかはさておき、田中氏はテント設営までやっているわけで、それを「なんだか炊き出しがあって泊めてくれるんだって」という、いわゆる今回の問題、派遣であぶれたわけではない人たちが「早くテント作れよ」とせかして自分たちは何もしない という連中を見て言っている訳です。
kojitakenさんが実際に派遣村を見て回られたのかどうか知りませんが、ウソをついていない限り田中氏の言っていることは的を得ているでしょう。
ただ世の中のネットなんたらのような悪意のある連中のように「自己責任だ」なんて言う事を言っているわけではないですし、それは池田氏もBlogできちんと書いています。
yuko-ponさんのように政治家である以上、最適の「解」を求めていくのは必要だと思いますし、そんな完璧な人なんていないでしょうから(だから人間はすばらしいし面白い)。
この国を共産国家にするのが理想であれば、まったくもって自分の意見に反していますが、資本主義社会の中で国民の幸福度を上げていくのには、経済政策含めていろんな意見があり、その中で最適の「解」をみつけていくのが理想です。
2009.01.16 15:54 URL | ろーりんぐそばっと #ehuBx04E [ 編集 ]
ことさらな反共は国士気取りの多い一橋大OBの仕様では。
安全圏で吠えている池田某と違って康夫ちゃんは現場に関与したから
皮膚感覚でモノを言ったんでしょう。
ま、国政では長野のように思ったほどアピールできていないので
焦りがあったから今回にしろ、この前の国籍法改正にしろ、
暴走したんでしょう。
あまりにもケツの穴が小さい言動です。
2009.01.17 08:44 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]
>派遣であぶれたわけではない人たちが「早くテント作れよ」とせかして自分たちは何もしない という連中を見て言っている訳です。
生活保護者のごく一部に不正受給してる人達がいることをネタに、
まるで全ての生活保護者が悪いかのように生活保護者を攻撃する書き込みをよく見かけますが、それと同じレベルの稚拙な考え方です。
この程度の発言に振り回されるほど思考能力が低い人が多いことも悲しいことですが。
2009.01.17 08:56 URL | のと #- [ 編集 ]
私は長野県出身で、現在は県外に住む者です。
2000年の県知事選では、ガチガチの保守系副知事候補に敢然と立ち上がった田中康夫氏を応援しました。阪神大震災でのボランティア活動に売名行為的なものを感じることはありませんでしたが、それ以外の彼の経歴は県知事の職務をまっとうするのにふさわしいかどうか不安があったのは事実です。しかし、副知事経験者が知事になる、という慣行がずっと続いてきた長野県を変えて欲しい、という希望がその不安を上回ったのです。
ところが、就任数ヶ月後に出された『脱ダム宣言』が、民主的な手続きをまったく経ずに突然出された(知事選の公約で、公共事業の見直しを掲げていたが、「見直し」=「撤回」ではもちろんない。2001年1月、田中氏は初めて現場を視察し、住民集会に出席。賛否が分かれたため、「住民にもう一度意見を聴く場を設ける、と約束したにもかかわらず、約1ヶ月後に脱ダム宣言とともに下諏訪ダムの中止を発表したのです。参考URLhttp://www.avis.ne.jp/~cho/tako.html)ことから、彼の政治的手法に疑問を抱くようになりました。
県外の方々には、いわゆる改革派知事として好意的に報道するメディア(特に、サンデープロジェクトの田原総一朗氏は突出していました)を通じての彼の姿しか伝わっていないので、「守旧派と戦う」姿がずっとポジティブに受け入れられてきたものと想像します。
2002年7月県議会による不信任可決後の出直し選挙時は、県民の多くは彼の独善的な政治手法に疑問を持ちつつも理念は悪くはない、という判断をしたものと想像します。
そして再選された田中氏の主張には徐々に「県民のため」というものよりは「売名行為」という言葉がふさわしく感じられました。(2003年泰阜村への住民票移動、2004年住基ネット侵入実験、などいくつもあります)
2006年の県知事選で破れたとき、彼の政治生命は終わったものと安堵したのですが、あろうことか参議院選に立候補し、比例で当選。やはりメディアの力は大きいのだと痛感しました。驚いたのは、その選挙戦で「私は4年間で累積債務(借金)を547億円も減少させました。連続して減少させているのは、全国でも長野県だけです。」と堂々と述べていたことです。しかしその実態は、県の貯金を取り崩して債務を返済しただけなのです。
県知事時代からTBSラジオ「アクセス」には出演していましたが、この番組は言って見れば田中氏が放言する場です。厳しい質問をする記者はいません。相づちをうつアナウンサーがいるだけですから。これまでも事実でないことをたくさん述べてきています。
そして今回の問題発言。本人としては間違ったことを言ったをは思っていないでしょう。
こちらのblogを書く方、読む方は、日本の抱えるさまざまな問題について、何とかしようという意識が高い方が多いと思います。そういう方々こそ、田中氏が民主主義の世界において政治家としてふさわしいのかどうか、よく考えていただきたく、勝手ながらコメントさせていただきました。長文、失礼しました。
2009.01.17 09:39 URL | sweden1901 #djnh.SQU [ 編集 ]
sweden1901さんへ。
多くの方が目にする場なので、コメントさせていただきます。kojitakenさん、お許しください。
あなたの意見は猪瀬直樹や反田中の人たちが以前からよく主張しているものですね。
田中の手法は独裁的だ、拙速だとよく批判されいて、確かにその一面はありました。でも根回しをしていたら、身動きがとれなかったでしょう。なにしろ田中にとって、県議会は反田中の集まりでしたから。それに下諏訪ダムについては、国からの1億円の補助金の繰り延べ申請期限が迫っていたからあのタイミングだったという側面もありましたよね。唐突に思えたけれどそのあとでダム推進派の議員もいれて委員会をつくりましたよね。朝日をはじめメディアも田中に批判的で孤立無援状態でそしてその後の不信任決議への流れになりました。
借金を減らしたという件については、知事就任時は起債制限比率が全国でワースト2位という危機的な状況で、まさに財政再建団体に指定される寸前。利子の返済だけで1日あたり1,5億あったんですから。歳入確保だけでなくあらゆる手段をつかったでしょう。基金を崩したと批判されますがそれは長野だけではありません。05年には基金を増やすまでいったしプライマリーバランスも就任時からずっと黒字でした。私は借金が減ったことより、ひきしめた予算のなかでも教育、福祉関連を増やしたことの方を評価していますが。
田中のすることはパフォーマンスと揶揄されてばかりでした。なぜ宮崎や大阪の知事にはメディアをはじめとして、あんなに好意的なんでしょうね。
2009.01.17 13:56 URL | yuko-pon #- [ 編集 ]
片山さつきなんてのを少しでも評価するのは絶対反対です。
この人こそバリバリの新自由主義者でありその考えを変えるつもりは毛頭ないでしょう。
田中康夫を批判するのは結構ですがその一方で片山を評価するのは片山の選挙対策にはまってしまいます。
今、大切なのは新自由主義者たちを徹底的に批判してこの人達を完全に退場に追い込むことではないでしょうか?
新自由主義者たちはまだ全然死んではいないのです。
それどころか財界に後押しされてテレビ局をあげて渡辺喜美を担げあげて新自由主義者たちの責任問題の議論を抹殺しようとしてるじゃないですか。
2009.01.18 12:32 URL | dosiroto #joa7E.9Y [ 編集 ]
yuko-ponさん、コメントありがとうございます。
この場で「田中康夫論」を繰り広げることは慎みます。
kojitakenさん、新参者が大変失礼致しました。
私は、自民党支配がずっと続いてきてようやく政権交代が現実のものになろうとしている現在と、それまでの知事選でずっと「副知事が知事になる」ことが続いていた長野県知事選に、田中康夫氏が「旧来の政治の打破」を掲げて立候補した2000年10月の前夜とを、重ねて考えています。
現在、民主党の支持率はわずかに自民党を越えるかどうか程度ですし、その支持理由の多くについてもおそらく「民主党の政策が良いから」ではなく「自民党がダメだから」という、敵失の部分が大きいのではないかと想像します。
利権構造にまみれた自民党政治を終わらせるために政権交代は必須だと思いますが、交代すればすべてがうまくいくとは誰も思っていないはずであり、日本をどのように変えていくかを、我々有権者も真剣に考え、もし【新しい政権があらぬ方向へ進んでいくようであれば】、真摯に批判を加えなければならないと思っています。
その意味において、田中知事の政治について県民OBの立場で議論をしてきた者としては、田中康夫氏の政治的手法についての評価につき、すべての方々と共有できるとは思っていませんが、主に在京メディアを通して「改革派知事」の一人として長野県の田中政治を見てきた方々に対して、そうではない見方を提供したく、先のコメントを書き込ませていただきました。
こちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/6693/1232350096/
にyuko-ponさんへのご指摘についてのコメントを書いてみました。もしお時間があればのぞいみてみていただけますか。
2009.01.19 16:50 URL | sweden1901 #- [ 編集 ]
田中はんのことはもう少し、
観察するけど、
勝やなんかと交わらん方がええで、
こいつはゴキブリや。
2009.01.21 22:05 URL | 小浜のおっさん #- [ 編集 ]
田中康夫と言えば、つい最近ですけど「日本を根っこから変える保守の会」というのを、みんなの党とか安倍晋三に連なる面々と結成しているんですよね。
http://www.nippon-dream.com/?p=5191
現代ビジネスに田中へのインタビューが載っている http://bit.ly/q6nDAF のですけど、寧ろ自分から見ると(一見新しそうに見えながら)実のところ古く手垢のついた保守の柵がベッタリって印象で、安易に共同体信仰に乗って行き着くところは多様性フォビアじゃないのか?って感じです。
そもそも安倍晋三的なのって、本来の(ってのがあるのか議論が必要かも知れませんけど)田中康夫が批判していた筈なものなのに、それと反増税・公務員制度"改革"で共闘する様はグロチックに映ります。
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