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きまぐれな日々

今日で当ブログ開設からまる2周年になる。

1年前の今日、おざなりの記念記事でお茶を濁そうとしていたところ、「JanJan」に、">"一触即発 左右ブロガー?読売新聞「731部隊」報道で" という記事を書かれたので、急遽下記の記事に差し替えたことがある。

"JANJANに載った読売記事をめぐる「博士の独り言」批判の件"
(2007年4月16日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-315.html

この時当ブログは、いいかげんな記事を書いた「博士の独り言」という人気右翼ブログ(?)を批判したのだが、同ブログがその直後、伊藤一長・長崎前市長を射殺した犯人は「白正哲」なる在日朝鮮人だ、と書くに及んで、当ブログはそれをもデマだとして批判したので、騒ぎはさらに大きくなった。「白正哲」云々の件は、「博士」は地元テレビ局で報じられた、と主張していたが、今に至るもその証拠は明らかにされていない。「博士」が「nikaidou.com」からネタをパクったのではないかという当時からの私の推測は、今も変わっていない。

今ごろ、なぜこんなことを蒸し返すかというと、最近、右派ブログから下記のトラックバックをいただいたからだ。

「美しい国とは?」より
"「正論」クズホシュ軍団は天皇より偉いのか"
(2008年4月13日)

これは、右派の立場から最近の産経文化人やそれに尻尾を振る人たちのはね上がりぶりを批判した記事だ。中でも、ここで紹介されている稲田朋美の後援会「ともみ会」の会長・渡部昇一の主張にはぶっ飛んだ。

渡部昇一大センセイがいうには

「天皇制こそが日本文明を成り立たせているのであり(ここまではいい)、女帝(女系ではない)が認められれば『天皇制ではなくなり』日本文明は『シナ文明の一部になる』

そうである。

(「美しい国とは?」?"「正論」クズホシュ軍団は天皇より偉いのか"より)

この渡部昇一というのは「産経」文化人の代名詞のような御仁で、現在77歳。こういう年のとり方はしたくないものだと思うが、私の目を引いたのはこのブログのコメント欄である。

Commented by @隼人正 さん

阿比留記者へのコメントからやってきました。

私も昔は
http://radical-japan.seesaa.net/
というバカウヨブログを運営していましたが、
人気ブログの「博士の独り言」での長崎市長殺人犯の在日認定の真偽のやり取りや、チャンネル桜の水島社長が「朝生」に出演していた旧日本兵に対する罵詈雑言をみて「保守ってなんだろう」と思っていました。

貴方のブログはそんな私にとっては非常に参考となります。今後も参考にさせていただきます。

リンク先をたどってみて、「おおっ!」と思った。このブログは、かつて当ブログにもトラックバックをいただいたことのある「渡部昇一的ココロだー!!」というブログで、右翼の渡部昇一なんかを支持しているから、何だこりゃと思ったが、トラックバックされた記事を読むと、真面目なブログだと思われたので、トラックバックは削除せずそのまま掲載したことを覚えている。

そのブログの管理人が、「博士の独り言」での長崎市長殺人犯の在日認定の真偽のやり取りを見て、「保守とは何だろう」と疑問を持ち、ブログの更新も確かに「博士の独り言?闘魂編」に苦言を呈した昨年4月29日付のエントリで止まっており、自らのブログを「バカウヨブログ」と書くに至っている。

こういう例を見ていると、ブログの記事を書いて主張を展開するのもムダなことばかりではないと思えてくる今日この頃だ。当ブログは今日から3年生。


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こんにちは!
3年目突入とのこと、
おめでとうございます!

今年は、波瀾万丈の政治に(?)成るかと思います。
尚一層のご健筆を、と、思います!

2008.04.16 13:55 URL | とらちゃん #- [ 編集 ]

 渡部昇一を論ずるに、品性下劣、という言葉がもっともふさわしいでしょう。
 まだ冷戦時代、ソビエトのことを、多民族国家にも関わらず、ロシア人が属する「スラヴ民族」を、「スラヴはスレイブ(奴隷)の語源だ。奴らはその程度だ」などという、論拠不分明の誹謗を行っていました。
 一方で、自分が教授をしていた上智大学に、自分の息子が入学できなかったことについて、「私の貢献をもっと斟酌してくれたもよいのに」と、文藝春秋上で愚痴をこぼしました。
 馬鹿としか言いようがないですね。

2008.04.16 19:14 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]

当方のブログをご紹介いただき、ありがとうございます。
今日はやたらと、アクセスが多いな、別に新規投稿したわけでもないのに、と思っていたところでした。

僕が敬愛する人に野村秋介という方がいます。元新右翼の大物で、朝日新聞の社長室で自決した男です。
彼が最後に残した言葉に、「五つの敵-日本を切に愛する若き民族派諸君のために」というものがあり、その五番目は「わが内なる”敵”という敵」という言葉です。

最近、いろいろなブログに目を通すと、この言葉を「国内にいる反日分子」の意味に解釈している馬鹿が見受けられます。

しかし、これは違います。本人が以下のように言っています。

「いま、右翼にとっての真なる敵は右翼自身である。例えば、思想も信念ももたないゴロツキ右翼、詩心を持たないただの乞食右翼等、わが内なる敵は多岐にわたる。
が、絶望することはない。自ら学習し、自分が魂を磨くことによって、その内なる敵を凌駕し払拭することはまだ可能である。一日も早く『自由』『民権』『尊皇』の原点に回帰すること、そして己れ自身の命を大切にすること。道は必ず開ける」

私は、デンソーの会なる稲田一派やそれを支援する産経・正論派知識人などゴロツキ右翼だと思っていますし、ネットバカウヨなど乞食右翼だとしか思っていません。

かつて、櫻井よしこが、従軍慰安婦についての講演会をいわゆる左派の人たちの反対で潰されたことがありました。それに僕たちは反発していたわけですが、今回の、映画靖国の問題はそれと同じことをしている、ということがバカウヨにわからない。
批判がいつかブーメランのように自分に返ってくるということを知らないようです(無論、かつて講演会を潰した左派の一部は今回、報いが返ってきているともいえますが)

また、一部バカウヨは、
「反日プロパ映画が醸成されてしまってからでは手遅れだから、事前に国民の代表たる国会議員がチェックするのは当たり前だ」
とほざく輩がいます。

私は、あの映画は「反日映画」だとまったく思っていませんが、
しかし、よしんば反日映画だったとしても、その程度で揺らいでしまう愛国心など、いらねーよ、と思っています。

2008.04.17 00:36 URL | nippon-no-mirai #- [ 編集 ]













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「外国人嫌悪者の天国、日本。何を言っても許されます」に抗してあれこれ。そして春眠へ!。
2008.4.14.23:30ころ (2008.4.14.23:55ころ、移動を

2008.04.16 17:31 | 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」