今日は、山谷えり子・内閣総理大臣補佐官のことから始める。
この人は、「教育再生担当」で、「教育再生会議担当室事務局長」を兼任しているそうだ。安倍内閣の「教育改革」の中心にいる人物だといって良いだろう。
まずは、この人物についての、Wikipediaの記述をお読みいただきたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E8%B0%B7%E3%81%88%E3%82%8A%E5%AD%90
(上記をクリックすると「山谷えり子?Wikipedia」に飛びます)
この人は、カトリックでありながら、平和靖国議員連盟の幹事長として首相の靖国神社参拝を求める運動を推進しているそうだ。それだけでも「?」マークがつく。
そしてこの人は、2000年の総選挙で、民主党から比例区の東海ブロックの名簿第一位で出馬してミゴト当選した。ところが、2003年の総選挙では、なぜか自民党から立候補して落選し、翌04年の参院選では、再び自民党から、今度は「仏所護念会教団等幅広い保守層の支持を受け自民党より比例区に出馬し当選」したそうだ(Wikipediaより)。
ん?「仏所護念会教団」の支援だって? この人、いったいキリスト教、神道、仏教のいったいどれを信じているの? と言いたくなる。ちなみに、「仏所護念会教団」を仏教といったら、まともな仏教徒に怒られるだろう。統一協会をキリスト教といったらクリスチャンに怒られるのと同様である。
それはそうと、上記のように、民主党の比例一位で当選したこの人が、いつの間にか極右の安倍内閣で内閣総理大臣補佐官になってしまったのには、じつに呆れた経緯があるのだ。
まず、前記Wikipediaから引用する。
結婚後も旧姓を名乗り、2000年9月には夫婦別姓選択制導入などを盛り込んだ民法改正案の推進を求める申し入れに署名する等、夫婦別姓推進論者であったが、一転、2001年11月統一教会系の日刊紙世界日報における夫婦別姓反対インタビューでは2回にわたって夫婦別姓に慎重な姿勢を表明した。これにより一部から“言行不一致”“二枚舌”と批判されている。
さらに、一昨日も紹介したたんぽぽさんのサイトにある、「山谷えり子議員の反対声明」には、よりわかりやすく山谷のペテンが指摘されている。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/yamatani1.html
(上記をクリックすると、「山谷えり子議員の反対声明」に飛びます)
ここでたんぽぽさんの記事から引用したりすると、上記リンク先に飛んでくれない読者もいると思うので、あえてイジワルして引用はしない(笑)。リンク先に飛んでたんぽぽさんの記事をお読みいただきたいと思う。
要は山谷は民主党やその支持者をダマして民主党議員になったあと、裏切って本性を現したわけである。こんな人間が「教育再生担当・教育再生会議担当室事務局長兼任」の「内閣総理大臣補佐官」をつとめている安倍内閣が「教育基本法」の「改正」を強行しようとしていることは、どんなに強調しても強調しすぎることはないだろう。
なお、「たんぽぽのなみだ - 運営日誌」にある、「山谷えり子の経歴」および「成城トランスカレッジ!(3)」も必読の記事だ(クリックしてリンク先に飛んで下さい)。
この記事について、クラクラさんと仰る方からコメントをいただいたので、以下に紹介する。文面から、下関市民の方と拝察します。
市長の名前で検索したら、本人のホムペの次にこちらが出ているので笑っちゃいました。この人下関市長のくせして今は愛人の居る北九州から通っているらしいです。早いとここんな市長辞めさせたいです!下関の恥です!即刻追放したいです!合併後の選挙で三つ巴じゃなかったら絶対サヨナラしてたのに!
えー!っと驚いて、「江島潔」を検索語にして「Yahoo!」で検索してみると、確かに当ブログの記事が2番目と5番目にいる。そして、同じトップページに、地元の左翼紙『長周新聞』の詳しい記事があった。
「アメリカ基準の新型人間 江島市長の人物像 下関の精神荒廃を促進」(『長周新聞』 2005年2月26日付)
(上記をクリックするとリンク先に飛びます)
この記事も、ここに抜粋などはしない。是非とも全文を読んで、「安倍晋三首相の子分」といわれている江島潔・下関市長がいかなる人間であるか、よくご理解いただきたい。ビックルが何本あっても足りないこと請け合いだ(笑)。
類は友を呼ぶ、とは、山谷えり子や江島潔と安倍晋三のためにあるような言葉だろう。
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- ブログのリアルな政治運動へのかかわりについて (2006/11/21)
- 類は友を呼ぶ? 山谷えり子と江島潔(安倍晋三の子分たち) (2006/11/18)
- 安倍晋三につながる極右人脈 (2006/11/16)
もうもう開いた口がふさがりません。kojitakenさんご紹介のサイトの一つ、「長周新聞」の江島市長の最低品位の人物像には、暴力団、極右にしてアメリカのポチ、詐欺師、拝金主義者、カメレオンなどなど表現しようがない人物です。安倍とシンパは、形の見えるものしか見てないですね。大学の教育とか市民の考えや生活など、どうでもいいのです。今、日本の社会全体を覆っている暗雲。彼らを選挙で落とすこと、AbEndすること、これに全力をつくすkojitakenさんとその仲間にエールを送ります!
2006.11.18 11:44 URL | 非戦 #tRWV4pAU [ 編集 ]
非戦さん
コメントありがとうございます。実にひどいもんでしょう。
「長周新聞」では他にこんなのもありました。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/ejimajinneigagernnkinnkubaru.htm
ところで、去年の下関市長選って大接戦だったんですよ。バックに安倍晋三がいる下関市長が、薄氷を踏む思いでやっとこさ勝つくらい、安倍晋三の支持基盤というのは、実は地元でさえさほど強固じゃないってことです。
前のエントリのコメントで、たんぽぽさんが安倍は統一教会の票がなければ当選も危ういのではないか、と書いていたのは、決してオーバーな表現ではないと思います。
2006.11.18 13:34 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
こんばんわ!
またライブドァ・2度打ちしてるようになってます。「えらい時間がかかるなぁ」と思っていたら。ほんまに、もう、って感じです。
御手数おかけ致しますが1つ削除お願いします。すみませんでした!
「長周新聞」っていいよねぇ!!!!!
毎日チェックしてます。
打倒アベシで頑張りましょう。
2006.11.18 17:06 URL | とらちゃん #- [ 編集 ]
またまた、わたしの記事を紹介してくださって、ありがとうです。
(わざわざアクセスしたくなるような、演出までしてくださって...(笑))
お休みなので、閑散とするかなと思いきや、
10時くらいから、すごい増えかたをしましたよ。
山谷の公約違反は、あまり目立たない事件だったらしく、
いまでは、知る人の少ない、「盲点」かもしれないです。
(民主党にはすごい抗議が来て、党内を二分する議論となり、
新聞に書かれるくらいになったんだけど。)
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/rebel1.html
山谷えり子は、このあと、別姓反対派や、バックラッシュたちから、
英雄のように見られていきましたよ。
03年の衆議院選で、高市早苗が落選して、
そのすこしあとの、04年の参議院選で、山谷えり子が、
こんどは自民党から出馬して当選したんだけど、そのころからでした。
2006.11.18 19:26 URL | たんぽぽ #ZiqE0vWU [ 編集 ]
とらちゃん
TBとコメントありがとうございます。
TBの片一方は削除しておきました。
いよいよ安倍が本性を現してきましたね。
安倍が言論弾圧体制を整えてしまう前に、叩きに叩いて安倍をKOしてしまいたいものです。
みんなでがんばりましょう。
2006.11.19 07:48 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
たんぽぽさん
コメントありがとうございます。
山谷えり子とか、この間「とむ丸の夢」さんに教えていただいた稲田朋美(「伝統と創造の会」会長。安倍晋三のブレーン「5人衆」の一人である伊藤哲夫が主催したシンポジウムで、加藤紘一の実家へのテロを軽い口調で話し、場内が爆笑で包まれたという)みたいなとんでもない人間が、今の自民党で右派イデオローグになっているんでしょうね。
山谷のことをたんぽぽさんに教えてもらった時から、ずっと山谷を批判する記事を書くタイミングを計っていたのですが、今がその時期だと判断して、二連発で紹介させていただきました。
ああいう記事は埋もらせてしまってはイケマセン。もっともっとアピールしなきゃ。
2006.11.20 21:47 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
山谷の公約違反の記事、すごい興味を持ってくださって、
まことにありがとうございます。
くだんのお話は、民法改正、選択別姓という、
ごくローカルな興味しかないと、思っていたもので...
「山谷えり子のうそつき歴」という、べつの観点から
興味を持つかたが出てくるとは、ぜんぜん予想しなかったのでした。(苦笑)
山谷氏が、民主党を離れたのは、02年の暮れでした。
代表が、鳩山から管になって、いよいよ不満になったのでしょう...
(民法改正賛成の、党議拘束がはずされなかったことも、
きっとあったんだろうと思います。)
何人かの(4-5人だったかな...?)、
不満を持つ議員とともに、離党していきましたよ。
民主党を離れた山谷えり子は、保守新党に入りました。
03年の衆議院総選挙は、保守新党からの出馬で落選でした。
保守新党自体、議席をだいぶ減らして、存続の危機におちいったので、
そのあとすぐに、自民党に合流してしまいました。
あとは、前にお話したように、04年の参議院選で、
山谷も自民党からの出馬で当選して、現在にいたっています。
2006.11.22 23:14 URL | たんぽぽ #ZiqE0vWU [ 編集 ]
このコメントは管理者の承認待ちです
2011.08.01 15:10 | # [ 編集 ]
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