おなじみの談合疑惑ではあるが、知事が談合疑惑で逮捕されたのは初めてとのことだ。
大事件には違いない。しかし、なぜこの日に逮捕だったのだろうか。
今朝のTBSテレビ「朝ズバッ!」を見ていると、このニュースの報道に長時間を割く一方、教育基本法「改正」案が衆院の教育基本法特別委員会で可決したニュースには、番組開始後25分経ってようやく触れた。テレビの画面を見ていると、毎日新聞も朝日新聞も一面トップは「教育基本法」であることがわかった。朝日新聞も、東京本社ではさすがにそうだったのだ。朝日の大阪本社は、和歌山県知事が関西のニュースであることを隠れ蓑にして、「教育基本法」を一面左上に持っていった。ただ単に漫然と新聞を読む読者は、このニュースは見出ししか読まなかったのではないだろうか。
それにしても、TBSに出ていたコメンテーターは、全然政権批判をせず、女性コメンテーター(なんて人だっけ、名前を忘れた)に至っては、「この改正案には何の問題もないではないか」などと、自らの無能さを露呈するコメントを発していた。呆れ返って、チャンネルをテレビ朝日に替えると、江川紹子氏らが、TBSのコメンテーターたちよりは厳しいコメントをしていた。新自由主義者の伊藤洋一までもが、「やってることは全然教育的じゃないじゃないか。議論の場でやらせをやって謝礼を払っても良いのか。単独で採決しても良いのか。これで子供たちに説明できるのか。とにかく、やっていることのすべてが教育的じゃない」と、苦笑しながら鋭く問題点を突いていた。そして、野党に対しても、「審議拒否をして法案が通って、断固闘うと言いながら、2日後には与党と握手するんだろう。これでまた選挙の投票率が下がるぞ」と苦言を呈していた。
断っておくが、私はこの伊藤洋一という男が大嫌いである。この男は、典型的な新自由主義者で、「小泉カイカク」を擁護する論陣を張っていた男だからだ。しかし、上記の批判を聞くと、伊藤洋一は経済右派ではあっても、政治思想上の右派ではないようだ。小泉支持者にはこういう人間が多い。朝日新聞や毎日新聞にもたぶん多いんだと思う。なぜって、特に2002年頃、小泉内閣の支持率が一時低下傾向にあった時、経済政策で小泉純一郎や竹中平蔵を擁護する論陣は、読売・産経より朝日・毎日の方がより顕著だったからだ。これは、当時の自民党にあっては、まだ小泉の言うところの「抵抗勢力」の方が主流だったことと無関係ではないだろう。
一方、安倍支持者には、経済右派より政治思想上の右派が圧倒的に多い。いわゆる安倍を支える「5人組」(中西輝政、八木秀次、島田洋一、伊藤哲夫、西岡力)をはじめとして、極右イデオローグがキラ星のように並んでいる。
小泉純一郎政権と安倍晋三政権は、一括りに論じられることが多いが、上記のように、明確な性格の違いがあることをよく認識しておく必要があると思う。
ついでに指摘しておきたいのだが、小泉の郵政法案に反対した議員には、結構政治思想上の極右議員が多い。平沼赳夫や城内実がその代表である。平沼のことを「反小泉・安倍」の仲間だと考えていると裏切られるぞ、と私は「kojitakenの日記」で以前警告したことがある。平沼は、安倍の目指している教育基本法改定の推進に大きく協力した人物だ。2004年に超党派の「英国教育」調査団の団長として、イギリスに赴き、同年12月に、サッチャーによる教育改革について自民党総務会に報告書を提出している。その内容について、安倍らが「正論」2005年1月号誌上で、「自虐史観教育、学力低下、不登校‥‥‥ 『左翼教育病』克服のために サッチャーカイカクに学べ! 教育再興の任は国家にあり」と題する座談会を行っているのだ。つまり、平沼はれっきとした安倍の盟友なのだ。
この平沼は、「日本会議国会議員懇談会会長」をつとめている。「日本会議」は、現在の日本における代表的な右翼の言論・政治団体である。下記Wikipediaの記述を参照していただきたいが、リンク先の記事にずらりと並んでいる名前が、概ね安倍晋三につながる人脈であると考えて良い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0
(上記をクリックすると「日本会議 - Wikipedia」に飛びます)
また、城内実は「日本会議」の理事・城内康光の息子であり、城内自身、安倍晋三の子分であるといっても良い人物だ。これも、下記Wikipediaの記事を参照いただきたい(但し、ここには「日本会議」との関連についての記述はない)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E5%86%85%E5%AE%9F
(上記をクリックすると「日本会議 - 城内実」に飛びます)
確か、「STOP THE KOIZUMI」では、城内から寄稿をもらっていたと記憶しているが、城内実は「AbEnd」の敵であることを、反安倍を標榜する人間ならよく認識しておく必要があると思う。「AbEnd」を掲げるブロガー全員に強制しようなどとは毛頭思わないが(そもそも「AbEnd」は「強制」を否定した運動であると私は考えている)、少なくとも私は、経済右派である新自由主義にも、政治思想上の右派である国家主義・民族主義にも反対である。従って、平沼赳夫も城内実も私にとっては「敵」である。亀井静香は必ずしも「敵」ではない。
さて、話を「郵政造反組」の「復党問題」へと進める。
これは、おそらく「郵政選挙」で小泉による刺客戦術を支持した層が、せっかく小泉が造反組を切ったのに、安倍が彼らを復党させようとしていることに腹を立てたのが最大の原因ではないかと私は見ている。
先に論じたように、小泉は経済右派(実は単なる人気取りでそういうスタンスをとったに過ぎないのだが)の支持、安倍は政治思想上の右派(というより極右)の支持の上に立った政権である。従って、安倍が郵政造反組を自民党に復党させようとしているのは、安倍にとって当然の行動なのである。
当然、「郵政民営化法案支持」を強く訴えて昨年の総選挙に当選した議員の多くは、そうした安倍より小泉を頼ろうとする。ところが、小泉は彼らを突き放すような発言をした。これは、今後の政局を揺るがす問題になるだろう。
これは、経済右派と政治思想上の右派の闘いという、私にとっては敵同士の闘いなので、共倒れしてくれることが一番好ましいのだが、なんたって自民党議員は政権への執着だけは誰よりも強い人たちだから、いざとなったら簡単に野合してしまう。
そう、マスメディアは「野党共闘」というと、すぐ「野合」と言い出すのだが、自民党の方がよっぽど「野合」なのだ。それが証拠に、かつてあれほど攻撃していた公明党と手を結んでいるではないか。これを野合といわずしてなんというのだろう。
ところで、今回、安倍晋三につながる人脈について説明するのに、先日の記事でも紹介した金曜日刊「安倍晋三の本性」(2006年)を参考にしている。おそらくこの記事を読んでいる方でもこの本を持っている方は多くないと思うので、ネットから安倍につながる人脈を知ることのできる記事を紹介する。
たんぽぽさんの「統一教会に祝電を送る安倍晋三(1)」「統一教会に祝電を送る安倍晋三(2)」と「安倍晋三内閣がスタートする」(下記URL)である。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/telegraph.html
(上記をクリックすると「統一教会に祝電を送る安倍晋三(1)」に飛びます)
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/telegraph2.html
(上記をクリックすると「統一教会に祝電を送る安倍晋三(2)」に飛びます)
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/abe-cabinet.html
(上記をクリックすると「安倍晋三内閣がスタートする」に飛びます)
この記事で面白いのは、例の安倍晋三の統一協会への祝電に絡めて、安倍につながる極右人脈を紹介していることである。
これを読むと、安倍と統一協会との関係を、やっきになって否定しようとしていた有田芳生の主張は誤りであり、安倍晋三と統一協会の結びつきが必然であることがよく理解できる。
せっかくの資料なのに、このサイトへのアクセス数があまり多いとはいえないことをいつも残念に思っているので、是非これらの記事や「たんぽぽのなみだ?運営日誌」にどしどしアクセスしてほしいと、ブログで祝電問題追及を始めた頃からの盟友である私は強く希望するしだいである(笑)。
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おはようございます。
経済右派と政治思想右派ですか…
確かに面白い発想ですね。
城内氏と平沼氏が何故に壷三に拘るのか、その理由が明確に理解できました。
されど、壷三は経済右派たる小泉政権の重職を担いました。(神輿ですが)
その罪の重さは計り知れない。
それを承知で平沼城内両氏が壷三を支持するのでは結果として同罪でしょう。
小泉政権後、従来保守と言われた人物組織、愛国者と自称していた人物組織その他が実は保守でも愛国でも何でもなく単なる「売国奴」だった事が露呈しました。
特に何処かの都知事なんか大嘘つきのコンコンチキでしょうね。
ネットウヨの力も衰え、その正体がカルト宗教だと言う事も判りつつある昨今、もうひとがんばりでしょうね。
あと一歩で経済右派もインチキ政治思想右派も根絶できます!
2006.11.16 10:40 URL | どーも #a2H6GHBU [ 編集 ]
私のほうへのTB、ありがとうございました。
今回の記事でいくつも新発見、再認識がありました。これまた大いに参考にさせていただきます。
「朝ズバ」に関しては、いまや私も不信感でいっぱいです。よく出ている岸井など、あの鼻ひげさえもが汚らしく見えてなりません。彼も、田原総一朗並みの電波芸者になってしまいましたね。
二三日前の「朝ズバ」ではみのもんたが安倍と面会したことを盛んにアピールしていましたが、なぜこの時期にみのが安倍に会わなくてはならないのか、よくわかりません。馬鹿同士がお互いをヨイショするための面会だったのでしょうが、私はこれを知って、みのもたの無節操さがよくわかりました。これまでもそうですが、今後ますます、彼の口から、安倍に対する直接的な批判を期待することはできないでしょう。みのごときタレントの発言に一喜一憂する自分さえ情けなく思ってはいますが……。
2006.11.16 12:23 URL | y.-Danura #- [ 編集 ]
新自由主義者はどうしようもない嘘つき野郎たちだと分かっていたつもりですが、アベシンゾーたちがサッチャーの教育改革を高く評価しているのは驚きでした。
私はよく若い英国人とよく仕事をともにします。
彼らのサッチャリズムへの憎しみは、新自由主義に批判的な私も眉を潜めるほど強烈なものです。
サッチャーの教育改革によってどれほどイギリス社会が破壊されたのかイギリスの若者は唾を飛ばして非難します。
これは政治的な右左は関係ありません。少なくとも私が仕事で関わった数十人の英国人は全員がサッチャリズムを憎んでいました。
サッチャーが倒れた時は、サッチャーの死を願ってパーティーを開いたほどです。
今や保守層からもサッチャーは「英国の伝統を破壊した」と評価され「保守ですらない」と言われているのです。これは息子のマーク・サッチャーが犯罪的な奴隷貿易と傭兵家業に手を染めていたことへの非難も含まれています。
日本の新自由主義者にかかるとブレアもサッチャリズムの後継者になってしまうようですが、彼らは大嘘つきです。
「英国はどうしてこんなことになってしまったのだろう?」
ブレアが英国首相に就任した時、国民に呼びかけたのはサッチャリズムの全面否定でした。
そして「新しい労働党の重要な政策はみっつある。教育、教育、そして教育だ」と述べて、サッチャーの教育制度を全面改革したのがブレアです。
アベシンゾーとブレアの教育改革で一致するところがあるとすれば、公立学校の選択制だけでしょう。
これもブレアが公立学校の地位向上を目的としているのに対して、アベシンゾーは教育を私物化するためとしか思えません。
新自由主義者がイギリスを引き合いに出す時は、嘘八百だと思った方が良いと思います。
2006.11.16 21:51 URL | 元道 #GCA3nAmE [ 編集 ]
どーもさん
コメントありがとうございます。
小泉は、本音では経済でも政治思想でも右派でさえないと思います。彼は、単なるポピュリストでしょう。
安倍は、政治思想では祖父・岸信介のエピゴーネン(追随者)たる売国右派(米国マンセーの右派)で、経済政策では本来無思想ですが、IT長者や官僚と癒着した上での新自由主義支持だと思います(沖縄で変死した野口英昭さんは「安晋会」の理事でした)。
つまり、安倍政権とは、経済右派と政治思想上の右派が結合した、史上最悪の内閣であるということです。これほど国民を不幸にする政権はありません。
石原慎太郎も、安倍同様経済右派と政治思想上の右派が結合した男です。こんなやつを三たび知事に選んだ東京人は堕落していると私は思います。
たぶん、日本でいちばん民度の低い都道府県は、東京都でしょう。
2006.11.16 22:15 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
y.-Danuraさん
コメントありがとうございます。
私は、田原総一朗、岸井成格、みのもんた、古舘伊知郎の四人を「四悪」と呼んでいますが、曲がりなりにも元々はまともなジャーナリストだった田原や岸井と違って、みのと古舘は視聴者に媚びるだけの、文字通りの「電波芸者」だと思います。
特にみのは、昨年夏の総選挙では思いっきり小泉人気を煽っておきながら、耐震強度偽装問題が持ち上がって「きっこの日記」の「元気玉作戦」を受けて、民主党の馬淵議員をスター扱いして問題の徹底追及を叫ぶ。かと思いきや、いつの間にか安倍のアプローチにころっとやられて、今回の教育基本法「改正」の件でも全面的に安倍を支援するなど、これほど無節操な人間を、私は他に知りません。
2006.11.16 22:45 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
元道さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
私の知人にもイギリス人がいて、彼はリベラルな人間なので、サッチャーのことはボロカスです(故ダイアナ元妃のこともめちゃくちゃに言っていますが)。
彼の話を聞くと、イギリスは日本などよりよほど福祉の充実した国であることがわかります。かつてサッチャリズムが猛威をふるったイギリスでさえそうなのだから、ヨーロッパはなおさらでしょう。
いまや日本は、世界でも有数の低福祉国家になったのだと思います。
それにしても、イギリスの「教育改革」でさえ、1944年制定の「教育法」を廃止したわけではなく、1988年に「教育改革法」を追加しただけなのに、今回、日本の与党は「教育基本法」の「改正」案を成立させようとしているわけで、安倍のデタラメぶりはサッチャーよりもひどいと言えそうです。
2006.11.16 23:11 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
こんにちは。
わたしのサイト、ご紹介してくださって、どうもありがとうです。
もったいないくらいの評価で、とてもうれしいです。
(わたしが、アクセスが少ないって、
何回も言っちゃってるので、気を遣ってくださったのかな...)
いえね、アクセスが、普段の2倍以上になっているので、
なにが起きたのかと、思ってしまったのだよ。(笑)
いちおう、安倍晋三は、統一教会と深いかかわりがあるって、
読んでいて自然と納得できるように、考えて書いているけれど、ね...
でも、くだんのコンテンツ、まだ書きかけなので、
紹介されると、気恥ずかしかったりもする...
なので、紹介されても、恥ずかしくならないよう、
かんばって続きを書きたいと思います。
(きょうも、すこし書き加えたけれど。)
http://taraxacum.seesaa.net/article/27634219.html
わたしに言わせれば、安倍晋三が、統一教会と縁がないとしたら、
選挙に当選するのも、むずかしくなるだろうと思います。
統一教会との関係を、真正面から否定しないことも、
説明がつかないし、有田芳生氏の安倍弁護は、
相当に無理があると、わたしも思います。
(安倍本人が、「私は会わないですよ」と言ったのが
本当だったとしても、関係を表ざたにしたくないがために、
避けているだけじゃないかな...?)
2006.11.17 00:17 URL | たんぽぽ #ZiqE0vWU [ 編集 ]
たんぽぽさん
コメントありがとうございます。
今、たんぽぽさんのブログを訪ねたら、たくさん30000アクセス達成おめでとうのコメントがついていました。
11月16日の弊ブログのアクセス数は2168件で過去3番目の多さでした。私の経験則では、リンク先に飛んでくれる人は15分の1から10分の1程度ですが、アクセス数の増加はそのくらいですか?
「More」のあとの記事の終わりの方だったから、そこまで行かなかったかもしれませんが...
安倍と統一協会の関係については、弊ブログでもまだまだしつこく追いかけたいと思っています。
今後ともどうぞよろしく。
2006.11.17 07:12 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
TBありがとうございました。
脱税商社→安倍首相に200万献金。
安倍事務所→今日返還手続き。
同事務所→プライバシー理由に説明拒否。
これが31面最下段ベタ記事(毎日)です。
後ろ暗いところがなければ返さず堂々と説明すればいいのに。 それ以上追求しないのが最近のマスコミなんですかね。
2006.11.17 09:12 URL | ましま #- [ 編集 ]
レスありがとうございます。
参考資料ですが…(既知かと存じますが…)
[AML 10493] 安倍総理と『統一教会』との深い関係
http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-November/010083.html
<転載歓迎だそうです。>
>田原総一朗、岸井成格、みのもんた、古舘伊知郎の四人を「四悪」…
これに「辛坊」「黒岩」「渡辺宣嗣」を加えてほしいです。
御用害毒学者は「草野厚」「松原聡」ですね。
2006.11.17 10:19 URL | どーも #a2H6GHBU [ 編集 ]
こんばんわ!
しかし、あれだねぇ、田原総一朗とヤンキー先生の変節ぶりには開いた口が塞がらないわ。
最近のマスゴミには気骨のあるジャーナリストがいない。
↓中でも、私、この人大嫌い。
みのもんた
2006.11.17 19:11 URL | とらちゃん #- [ 編集 ]
ましまさん
コメントありがとうございます。
この記事ですね。
この程度のことは、安倍にとってはスキャンダルにはならないんでしょうね。何者かにがっちりガードされているから。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061117k0000m040140000c.html
安倍首相:山水物産の献金返還へ 200万円
安倍晋三首相が代表を務める自民党支部が昨年までの4年間に、東京地検に関税法違反(脱税)容疑で支店長が逮捕された山口県下関市の食品輸入会社「山水物産」から、計200万円の献金を受けていたことが分かった。安倍首相の事務所は、17日に返還の手続きを取るとしている。
政治資金収支報告書によると、自民党山口県第4選挙区支部(下関市)は02~05年に毎年50万円ずつ、山水物産から提供されていた。
安倍首相の事務所は「法令に従って適正に処理している。献金の経緯は寄付者のプライバシー保護や政治活動の自由の見地から回答しない」などと文書で回答した。【青島顕】
毎日新聞 2006年11月17日 3時00分
2006.11.17 21:43 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
どーもさん
辛坊、黒岩らは当然ですね。でも「七悪」ではすわりが悪いし、フジ系や日テレ系は最初から政権寄りだとみんな知ってます。
「四悪」は、TBSやテレビ朝日で小泉の宣伝をやったから効果的だったと思っています。
2006.11.17 21:51 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
とらちゃん
コメントありがとうございます。
週刊文春を立ち読みして知ったのですが、みのもんたって安倍と会って有頂天になってたらしいですね。それであんなひどい司会をやるわけだ。
去年、耐震偽装問題を追及していた熱血ぶりは、演技に過ぎなかったわけですね。
2006.11.17 21:56 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
>アクセス数の増加はそのくらいですか?
16日と17日は、おかげさまで、150アクセスくらい増えましたよ。
美爾依さまのところと、両方からリンクしていただけたので、
15分の1よりは、すくなかったかもしれないけど...
>たぶん、日本でいちばん民度の低い都道府県は、東京都でしょう。
それでも、05年7月の都議会選挙では、民主党を、
19議席から35議席、第3党から第2党に、躍進させていますよ。
(この結果に、民主党は自信を持って、
石原批判を強めて行く方針に、出たのでした。)
http://www.tokyo-np.co.jp/05togi/
http://www.fpcj.jp/j/mres/japanbrief/jb_547.html
第2党が30議席を超えたのは、じつに40年ぶりのことだし、
東京都民も、まんざらでもないと、わたしは思ったけど...
余談だけど、このころから、自民党は、
安倍人気を利用しようとして、失敗していたみたいね...
(というか、安倍の人気って影っていたのね...)
|今回は安倍晋三幹事長代理を前面に立てて臨んだが、
|安倍人気は小泉人気の代役にはなりえなかった」と指摘している。
2006.11.18 19:21 URL | たんぽぽ #ZiqE0vWU [ 編集 ]
たんぽぽさん
コメントありがとうございます。
ブログの記事がどういう読まれ方をしているかは、アクセス解析などを見ながらよく想像してるんですけど、15分の1から10分の1というのは、「きっこの日記」から美爾依さんの「カナダde日本語」にリンクが張られた翌日、「カナダde日本語」から「きまぐれな日々」にリンクが張られた時の、三者のアクセス数から推算したものです。あの時は、美爾依さんのところからたんぽぽさんのブログにもリンクが張られてましたよね。
でも、今気づいたんだけど、きっこさんには「日記」のほかに「ブログ」がありますね。それを見落としていました。だから、15分の1もいかないのかもしれません。
リンク先って意外と見てくれないものなんですね。
05年の都議選のことは、すっかり忘れましたけど、リンク先の記事を見て思い出しました。
あの選挙で、確かに民主党は党勢を拡大したんですが、前年の参院選で自民党を上回る議席数を獲得したのと比較すると、少々期待はずれだったんじゃなかったかな。
2か月後、それどころでない惨敗を喫するとは、その時は誰も予想だにしなかったんですが。
ちなみに、安倍は2004年の参院選で自民党が民主党に敗れた時の幹事長で、選挙に負けた責任をとらされて、幹事長代理に降格されたはずです。
あの時は、これで安倍が総理大臣になる目はなくなったと、当時から大の安倍ギライだった私はほくそ笑んだものだったのですが...
2006.11.19 22:25 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
リンクさきまでたどるかたって(紹介のしかたにも、
よるんでしょうけど)、案外いないものなんですよね...
たぶん、5%前後じゃないかと思います。
(10%以上のかたが、たどってくれたら、多いほうじゃないかな...?)
>05年の都議選のことは、すっかり忘れましたけど、
2ヶ月後の郵政選挙で、みなさん、記憶のかなたに、
すっとんでしまいましたね...(苦笑)
それで、その都議選だけど、もともと19議席しかなくて、
第2党でさえなかったですから、単独で第1党に追いつけるなんて、
だれも考えないと思いますよ。
04年の参議院選のときより、不利な状況ですし、
おなじに考えなくても、無理もないことと思います。
当時のマスコミも、例によって、ああでもない、
こうでもないと、民主党のこと、悪く書いているけれどね...
でも、「第1党になってみせます」なんて豪語して、
議席がぜんぜんたりなかったら、そっちのほうこそ、
ぼろくそに書くんじゃないのかな...?
2006.11.21 23:49 URL | たんぽぽ #ZiqE0vWU [ 編集 ]
>安倍は2004年の参院選で自民党が民主党に敗れた時の幹事長で、
04年の参議院選だけど、苦戦を予想した自民党は、
「民主党は第2の社会党だ。 彼らは男女共同参画と言いながら、
じつは、マルクス・レーニン主義にもとづいて、
家族破壊をたくらんでいるのだ。」なんて、
アジを流したりしたんですよ。
もちろん、こんなアジは、ぜんぜん効きめはなかったんだけど、
ここで「純潔家族思想」が、出てきちゃうあたり、
安倍晋三が幹事長だったことと、関係があるのかな...?
2006.11.21 23:50 URL | たんぽぽ #ZiqE0vWU [ 編集 ]
たんぽぽさん
05年の都議選時に民主党が19議席しかなかったのは、その前の選挙が01年で、例の小泉旋風に席巻されたせいですよね。
でも、調べてみたらその前の97年も自民党の圧勝で、共産党が26議席、民主党は12議席だったんですね。社民党はなんと1議席(2001年は0議席)。
民主党は、00年と03年の総選挙、04年の参院選で、それぞれ事前の予想を上回る得票ながら、出口調査結果よりは少ない議席で自民党を追いつめ切れず、イライラさせられたものでした。去年の総選挙の結果には絶句したけど。
それにしても、04年参院選で自民党が流したデマはめちゃくちゃですね。これには安倍やその仲間たちが関与してそうな気がします(笑)。
でも、なんであの時降格された無能な幹事長が総理大臣になれるのか、フシギでフシギでたまりません(笑)。
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第一セットは負け
教育基本法の委員会強行採決がおこなわれた。野党が今日から衆参両院の国会審を拒否
2006.11.16 12:39 | 反戦老年委員会