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きまぐれな日々

 毎月中旬がやや忙しいのだが、上旬が連休だった今月は特にそうで、そのため月曜日にブログを更新できなかった。来週月曜日も更新が難しいので、変則的に木曜日の今日(19日)に更新し、次回は30日月曜日にしようと思っている。

 年々、坂野潤治の言う「崩壊の時代」の実感が強まり、もはや何を書いても空しいくらいの為政者(安倍晋三政権)のやりたい放題が続き、日本国民の抵抗も弱まる一方だ。坂野潤治は4年前の2012年の衆院選によって第2次安倍内閣が成立したのを機に「崩壊の時代」が始まったと発言した(2013年の毎日新聞インタビュー)。坂野潤治によると前回の「崩壊の時代」は1937年に始まったから、それで言うなら今は1941年に当たる。といっても、年末に日本が対英米戦争を始めるなどというナンセンスなことを私が予想しているわけではない。あり得るのはもっと先に、アメリカが主導する「テロとの戦争」に日本が参加することだ。

 このブログ及び「kojitakenの日記」の常連コメンテーターの中には、「戦争?意気地なしの極右に戦争などできるはずがないし、そこはブログ主さんに同意できない」と仰る方もおられるけれども、安倍晋三ら日本の極右の指導者が、ネトウヨの望んで止まない中国や韓国との戦争を起こすことなど現段階では想定できないとは私も思う。しかし、そんなのは非現実的な想定だ。但し、今年秋のアメリカの大統領選でヒラリー・クリントンではなくドナルド・トランプが勝った場合は何が起こるかわからない。同じ共和党でも既に撤退したクルーズやルビオが大統領になった場合、「ジャパン・ハンドラー」の異名をとる対中強硬派のリチャード・アーミテージらの影響力が強まり、日中間の緊張が高まることになっただろうが、トランプでは何がどうなるかわからない。今のところもっともありそうなクリントン当選の場合、ネトウヨの望む展開にはならないだろう。

 ただ、2020年に予定されている東京五輪招致をめぐる買収工作の調査の進展によって、東京が五輪開催権を召し上げられる(その場合、代替開催地を2012年と同じロンドンにするとの案も出ている)ような事態が起きた場合、日本国民にヨーロッパに対する妙な被害者意識、ひいては悪性のナショナリズムが昂じて、第2次世界大戦前のように日本が国際的に孤立する恐れもないとはいえない。戦前には同様に国際的に孤立した国としてはドイツがあったが、独仏関係がすっかり良好になった今ではその再現はあり得ない。あるとしたら北朝鮮と同盟を組むことくらいだが、これはもちろん冗談であって、21世紀の戦争は20世紀のような国家がかりの総力戦にはならないだろう。日本が今後国際的に孤立する道を歩んだとしても、その後さらに徐々に国力を衰退させる道が待っているだけであって、前の戦争のような劇的な崩壊とそこからの最盛のドラマなど到底「期待」(というと語弊があるが、あえてそう書く)できないというのが現在の私の意見だ。つまり、「グレート・リセット」なんてあり得ませんよ、ということだ。

 結局、安全保障問題でもっとも懸念すべきことは、日本の「テロとの戦争」であって、そんなのに深入りしたが最後、日本は2001年の9.11と同様のテロの標的になる国になる。だからこそ安保法は阻止しなければならなかったのである。安倍晋三ら意気地なしの日本の極右指導者たちは、アメリカに「テロとの戦争に日本も参加しろ」と言われて拒否することなどできっこないのである。

 さて政局だが、昨日(18日)発表された1-3月期のGDP1次速報値は、3か月前にマイナス成長に転落した時言われていたこととは違ってそこそこ良かったが、かといって手放しで景気回復をいえるほどでもないという玉虫色の数字(前期比プラス0.4%、年率換算プラス1.7%)だった。これはむしろ安倍晋三にとっては不本意な「良すぎる数字」ではなかったというのが私の見立てだ。というのは、当初安倍は経済の不調を口実にして四半期のGDP1次速報値発表後間を置かずして消費増税延期を言明し、来月1日の通常国会会期末に衆院を解散するというのが、多くの政界ウォッチャーの予想だったからだ。しかし、4月に起きた熊本地震が解散にブレーキをかける効果をもたらし、さらにGDPもそこそこ良かった。

 しかも、昨日(18日)の国会での党首討論で、民進党代表の岡田克也が消費増税延期を求める発言をして、安倍晋三の先手を打ってきた。これは民進党としては珍しいヒットだったと思う。昨日はこの岡田発言を公明党代表の山口那津男が記者会見で批判する映像もニュースで流された。この流れでは、仮にサミット後に安倍晋三が消費増税延期を言明しても、野党に押されてという形になると論評されてもいた。

 ただ、それでも安倍晋三の妄執は強くて、かつ今選挙をやれば自公与党の勝利が見込まれることから、衆参同日選挙に踏み切るとの見方も強い。私もその見方に傾いているが、こればっかりは安倍晋三の胸三寸(よく言われる「胸先三寸」は誤用とのこと)だから、あれこれ類推してもどうしようもない。近い将来どっちの目になるかはわかることだし、長々と予想を書いても意味がない。但し、仮に衆参同日選挙にならない場合は、安倍晋三は増税延期表明も延期するであろうとだけは断言できる。安倍晋三というモラルの低い読者にとっては、経済政策も自らの改憲への野望の手段でしかないからだ。そんな安倍晋三を支持する人間がこの国には約半分もいる。

 最後に先週の記事に書いた小林節の「国民怒りの声」だが、何よりも肝心の小林節本人の動きがああも鈍くてはどうしようもない。ああいうアクションを起こした場合、最初の発表から間を置かず二の矢、三の矢を放たなければ戦闘にならない。思い出したくない例だが、小泉純一郎は2005年に郵政解散を強行したあと、ただちに自民党内の郵政民営化法案反対者に「刺客」を送ることを発表し、血に飢えた有権者の心をつかむことに成功した。小林節も「国民怒りの声」を成功させたいのであれば、あの時の小泉と同じくらいのスピード感をもって動かなければならなかったが、小林節にはそれができなかった。現時点での私の予想は、小林節の撤退である。

 社民党について触れると、小林節が撤退してはそれに乗るわけにも行かず、民進党との合流の話も党首の吉田忠智が正式に断念を発表した。この件に関しては、リベラル(括弧のあるなしを問わない)の人たちがふだんあまり接さないであろう日経の一連の報道およびその流れを受けて分析する人たちの意見が参考になった。日経は、社民党の民進党への合流を後押ししていたのは連合だったと指摘する。ただ、合流には社民党の解体が前提条件だった。民進党の岡田執行部は、社民党が解党するのであれば合流を受け入れる方針だったらしい。そして、一部の人たちの分析によると、それを望まない人たちが朝日新聞などにリークして報じられた結果、当然ながら党内や支持者の強い反発を受け、民進党からも保守派の強い反発が出てお流れになったとのことだ。つまり、隠密に事を進めることができなかった吉田忠智の敗退だった。この一連の流れで、吉田忠智が議席を失うことはほぼ確実になった。一方、自身の議席確保の見込みが強く、社民党解党などもってのほかという福島瑞穂は社民党単独での戦いにこだわっているようだ。

 これも、記事の冒頭で触れたのとは別の、当ブログ及び「kojitakenの日記」の常連コメンテーターの方が仰るところの「社民路線が理解出来ていない政党(社民党)」にはいったん消滅してもらって、新たに社会民主主義政党を興してそれをかつての日本社会党のような国民政党に育てていくという、いつの日になるかわからない道を模索するしかないのではないかと思う。さしあたって参院選の東京選挙区に社民党公認で立候補を予定している増山麗奈のような候補者を私は支持できないし、そんな候補者を擁立する社民党を参院選の比例代表選の投票用紙に書くつもりはないことを明言しておく(もちろん民進党とも書かないけれども)。

 小沢一郎を長年忌み嫌ってきた私でさえ、参院選では生活の党と山本太郎となかまたちと統一名簿を作ることくらいはしなければ社民党は生き残れない、それどころか本当は社民党の方から小林節を強く説得して「国民怒りの声」と社民党と生活の党とその他の勢力の糾合をするくらいのアクションをしなければならないと思うのだが、社民党はどこまでも単独で戦うつもりらしい。それならそれで勝手に滅びて下さいと、かつては比例代表選で社民党の党名を書くことが多かった私も思う今日この頃なのである。
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社民というのか所謂ソシリベ(社会自由主義)・更には広義の“リベラル”にも該当するハナシだと思いますけど、最近のそうした面子の言動を見ていると“意識高い系”が“政策よりもスローガンで勝負するか、有権者のプロテスト心理にアピール”すれば有権者の支持者がついてくると思い込んでて、肝心の(彼らの支持者となり得る)有権者からは逆に肝心な問題が“疎外”されてると感じる“負け癖”がついているって思うんですよね。

ここでもはてなでも何度も引き合いに出してる(汗)松尾匡が最近出した共著『これからのマルクス経済学入門』 http://amzn.to/1WkN5pU の書評を濱口圭一郎がブログで取り上げてます http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-7390.html けど、彼ら“意識高い系”のスローガンやプロテスト心理で我鳴り立てることに対し以下の様に批判している訳です。

昔の政治家は、保守系なら地元の青年団から、革新系なら労組の書記から叩き上げて、地元民の世話を何くれとなく焼き、常に有権者の姿を思い浮かべながら、その暮らしに奉仕するために仕事をしていたものですが、今や与野党ともに、そうしたこととは縁がないのを良いことだと勘違いした政治家に占拠されてしまいました。そして、一人一人の生身の有権者の利害から遊離したところで、“安保”だの“財政再建”だのと、宙に浮いた天下国家論を振り回す、悪しき作法がまかり通るようになった・・・・・若者が身近な生活にかまけていることを見下しながら、『若者はもっと政治に関心を持て』と言うから、それを真に受けて政治に関心を持った若者がネトウヨになる

実際、青年団にしたって多くの若者にとっては敷居が高い“ムラ社会”的な息苦しいモノってのが多くの若者にとってのイメージだったりするし、労組に至っては企業内労組の「正社員クラブ」とか言われてて何鱈ユニオン(=労働組合!)が実際の労働案件で丁々発止している一方で何かと“既得権益”を持っている悪者扱いされてたりするのが常なんですよね。そういう形で以前に地元民あるいは現場の当事者の声を吸い上げて実際の政治へと活かす経路が社会の変化で閉塞状況を起こして、そこを“改革”とやらに突かれるとその経路が活性化する訳じゃなし逆に大文字の天下国家論やメディア受けの俗論で多くに左右されるという訳で、マトモに当事者の声が反映されることなく“疎外”されてしまうってのが松尾らの指摘なんですね。

で、その視点から昨今流行り(選挙権の年齢引き下げって“外的要因”があるのかも知れませんが)のSEALDsなどの若者の政治運動や何鱈運動っていうのも、「若者が身近な生活にかまけていることを見下しながら、『若者はもっと政治に関心を持て』と言うから、それを真に受けて政治に関心を持った若者」と言う点でネトウヨと対照を為しているんじゃないかと思います。確かに最低賃金とか震災とそれに伴う原発事故とかは「身近な生活」とは無縁なものではないとこもありますけど、しかしそこからの論の進め方・行動の仕方ってのを見ていると当事者(に自分たちは寄り添ったり代表したりしているつもりなんでしょうけど)自身の切実な課題や問題に向き合っていない・敢えて言うなら一種のネタ消費の面になっているのを否定できないんですよ。かの福島みずほが「SEALDsを尊敬しているのはニヒリズムと無縁だから」と賞賛 http://twitcasting.tv/mizuhofukushima/movie/270238621 してましたけど、自分から見れば「『憲法の理念』を唱道したいのならば、そっちの方がもっと人々の暮らしを楽に豊かにできることが、カラの胃袋や筋肉痛といった身体のレベルで納得できるような、そんな政治路線を打ち出す必要がある」べきなのに、それに殆どタッチしていないSEALDsも同様にニヒリズムを体現してる存在としか思えないんですよね。

2016.05.19 10:13 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

はてな日記の方で「日本でアンチ新自由主義が盛り上がれないのは社民路線が理解出来ていない政党(社民党)やしたくない政党(日本共産党など)の存在や、マスコミの宣伝ぶりなどでは」という質問に中野晃一が「新自由主義路線が親方日の丸的なものをやっつけてくれるものとして人口に膾炙しているからだ」と応え、『右傾化する日本政治』 http://amzn.to/1OaBKC7 で指摘した新右派転換の波とその揺り戻しに関しては「やっと左に振り戻せる機会になってはいる」と希望的観測的な回答をしていた http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160518/1463529182#c1463558514 ってことが紹介していたんですけど、そもそも“親方日の丸的なもの”ってイメージと中道左派のイメージが少なからず重なっているとこがありますよね。現在の「連合」「全労連」「全労協」になる以前の「総評」ってそれこそ官公庁労組中心の団体ってイメージで捉えられてましたし、そもそも中道左派が熱心に取り組んだ社会政策や社会福祉が“大きな政府”と“行革”華やかりし頃(第一の「新右派転換の波」!)に攻撃対象にされていた訳なんですから。しかも高度成長時代の人口ボーナスや生活水準の向上でパイが増えている御時世なら兎も角、その生活水準が成熟化し人口も停滞から減少へと向かう中では持続性も苦しくなり、以前にもここのコメント欄で出てきた「そんな時代に貴重な労働力のリソースを割いてまで労力を費やすことにあまり意味を見い出せません」「限られたリソースの中ではやはり重要度の選択をせざるを得ませんhttp://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1374.html ってネオリベの主張と見紛う発言が、そのネオリベに批判的な側からも出てくるという喜劇さえ起きる始末なのです。

その上、こうした“大きな政府”が無理だからってことで今度は市民運動とか協同組合運動とかNPOとか“新しい公共”論が登場し、時には町内会や自治会・更には農協や商工団体などと同様に権力側と“協働”するのも今や珍しくありません(そればかりか一部では癒着みたいな事態にまでなってますし)。坂野潤治言うところの昭和戦前の「崩壊の時代」も同じ様なもので、加藤陽子『それでも日本人は“戦争”を選んだ』 http://amzn.to/1EnT5C9 でも大正デモクラシーで生まれた各種の「革新運動」が政権側との協調や参加によって政治体制に組み込まれていくことを細かく叙述しているのです。

自分には、中道左派ばかりかリベラルに対するイメージが往々にして否定的に捉えられ、ともすれば旧来型のアイデンティティに依拠した団結が今こそオルタナティブ(最近の孫崎享や三橋貴明・藻谷浩介のブームとか見てるとそう思いますし)とかなって右傾化に対抗して更なる右傾化へと突き進む嫌な未来図しか想像できません。「国際的に孤立する道を歩んだとしても、その後さらに徐々に国力を衰退させる道が待っている」と言われてもだから何?ってのが関の山でしょう。それこそ貧困とは程遠い内田樹や安冨歩の如き富裕層がノブレス=オブリージュとやらで“恵んでやって”、「脱成長」とばかりに改装が永久的に固定化されるのが“素晴らしい新世界”なんでしょうかね?

2016.05.19 11:01 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

上のコメントを読んで、
有馬学『日本の近代4 「国際化」の中の帝国日本』中央公論新社
を思い出しました。読んでいて今と重なるところがあるなあと感じることが多かったので。
社民党が意識高い系のミドルクラス向け政党になってしまっていて、しかし入れるところが社民党くらいしかないという人も一定数いるとなると、仕方ないのでしょうかね。
土建屋を悪者みたいにいうのもいい加減止めて欲しい。
リベラルがやたらおばさんとかママさんとかを前面に立てて来るのを見ると、もうだめというか、既にだめになってるというか、立て直しに四半世紀はかかるんじゃないかとうつな気分になります。ママさんが前に出てきたらそこはもう終わりなんです。

2016.05.19 19:51 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]

nessko氏は『「国際化」の中の帝国日本』 http://amzn.to/1TK8lRa を既読で、はてな日記でも取り上げていたんですね。
http://d.hatena.ne.jp/nessko/20101124/p1

まぁ、「満蒙問題が日本人の間でどのように形成されていったか」ということに関しては加藤が前掲書 http://amzn.to/1EnT5C9 にて、人的・経済的犠牲を払いながらも賠償金は取れず折角獲得した満州の権益を譲れないものとして認識するとともに、これを契機として「大衆」が「社会」を意識せざるを得なくなり結果的に政治その他の関心事を高めていくって論じているんですよね。そのあたりが有馬の議論と(自分は未読だけど)重なっている面がありますね。

“意識高い系”の問題に関しては以前にも指摘したことがあるんだけど、民主主義的なシステムより寧ろクーデター的・開発独裁的なのに親和性が高いとこがあるんですよね。民主主義のシステムって善かれ悪しかれ政治的意識を問わない面もあったりして、(そこから“反知性主義”なる向きさえ出てくるんだけど)完全無欠とは言い切れない・それでも衆議を経ているだけマシってとこがある訳なんです。しかし“意識高い系”にとってはそれは満足し切れない訳で、こと多数派じゃない場合だと民度が低い・意識が低いと「大衆」に対するニヒリズム的な視座へと向かったりして(酷いと“陰謀論”へと走ったりしますし)チョットした切っ掛けで反権力ぶった格好から権力志向へと向かう危うさがあるんですよね。

nessko氏は(現時点では)自民党に期待をかけている面があるそうだけど、自民党・保守でなければ人でなしの様な風土で育った自分から見ると、ネオリベを支えるのも否定するのも同じ保守(ないしは右翼)だったりする現状ってのには嫌な未来図しか見えないんですよね。ましてや“街場のリベラル”ぶった保守や“意識高い系”が旧来型のアイデンティティだの脱成長だの持て囃すとなると、「日本が今後国際的に孤立する道を歩んだとしても、その後さらに徐々に国力を衰退させる道が待っているだけ」と警告したところで、望むところだ・素晴らしい!脱成長で我々の“身贔屓”に満ちた社会を目指そう!ってことにしかならないから・・・・・ orz

2016.05.20 12:06 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

杉山さんが言う新しい公共などネオリベと本当一緒です。リベラルや市民活動が藻谷さん、内田樹、孫﨑さんを持てはやして右でも左でもないという時点で終わっている気がします。

2016.05.30 09:04 URL | まささ #- [ 編集 ]













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