http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201201210008.html
維新の会、衆院200議席を目標 300人擁立を検討
大阪維新の会は、次期衆院選で200議席の確保をめざし、300人規模の候補者擁立に向けて準備を進める方針を固めた。大阪都構想の実現に必要な法改正が国会で成立しない場合に備えるもので、3月に立ち上げる「維新政治塾」などで候補者の養成を急ぐ。
維新の会関係者によると、公明党やみんなの党のほか、自民党の一部などと選挙で連携することを視野に入れているという。
同会代表の橋下徹大阪市長らは昨秋のダブル選後、近畿一円で衆院選の候補者擁立を検討すると表明。当初は各党に法改正への協力を求めて揺さぶりをかける狙いが強かったが、衆院で過半数を占める民主党の協力が得られる見通しが不透明なことを懸念。都構想実現には地方自治法改正に加え、様々な関連法の改正も必要なため、国政で独自の勢力を作る方向へかじを切り始めたとみられる。
(asahi.com 2012年1月21日)
ネットでは、大阪市長・橋下徹について「大阪の地方知事の話だからよそ者が口を出すべきではない」とわかったような口をきいて論評を避ける人たちもいるが、こうして「大阪維新の会」が公然と国政進出を口にし始めた以上、どこの地域の住民であろうが、橋下についてバンバン意見を発信していく必要があると思う。
橋下徹が注目されるようになったのは、毎回のように書くけれども府知事選に立候補する前年に出演したテレビ番組で山口県光市母子殺害事件の弁護団に対する懲戒請求を煽ったことだが、当時から橋下はテレビを利用する名人だった。だから、作家で元共同通信記者の辺見庸は2008年に橋下を「テレビがひり出した排泄物にしか見えない」と論評した。月刊『現代』2008年4月号の巻頭言「潜思録」に書いているし(のち単行本『美と破局』=毎日新聞社, 2009年=に収録)、2008年に大阪で行なわれた講演会でも辺見は同じ表現を用いていた。
当時、「リベラル」ないし「左派」のブログではどうだったかというと、光市母子殺害事件の弁護団懲戒請求の時には、いくつかの「人気ブログ」が犯人への死刑を煽り立てていた影響か、橋下への批判はさほど強くなかった。しかし、2008年の大阪府知事選の時には、のちに「小沢信者」に転じる人たちも合わせて、みな橋下を強く批判していたものだ。選挙はふたを開けてみると橋下の圧勝だったが、民主党・社民党・国民新党が推薦した対立候補・熊谷貞俊(現民主党衆院議員)の敗因を熊谷の「上から目線」のせいだとする珍論評が現れたことが印象に残っている。つまり、もっともっと熊谷は橋下に対抗して「ポピュリズム選挙をやれ」と言っていたのだった。
それから4年。「小沢信者」のブログも橋下に対する態度はさまざまだ。かつては橋下を強く批判していたのに、今では「橋下の方が平松邦夫を上回っていた」と評価する人間。それ以上に橋下を強く支持し、橋下と小沢一郎が組むことを待望する人間。また、橋下に対する態度を4年前と変えず、小沢は支持するけれども橋下を強く批判する人間。
しかし、4年前と態度を変えていない人間も、小沢一郎が橋下徹にすり寄っている現状について一言も触れない。小沢が橋下にすり寄っている事実を「なかったこと」にしてしまっているのである。それが単に「小沢信者」にとどまるのならまだ良いけれども、そうではなくせいぜい「小沢支持」に過ぎない人間にも同じことが言える。なぜ、せめて「小沢さんを私は支持しているけれども、橋下市長にはすり寄らないでほしい」くらいのことが言えないのかと不思議でならない。おそらく強い「同調圧力」があって、表現を「自己規制」してしまっているのだろう。
同様のことが橋下徹そのものに対する態度にまで拡張されているのが昨今だと思う。前記の辺見庸が今では休刊(廃刊)になっている月刊誌『現代』に書いたコラムで橋下を、
と論評しているが、ごく一般的な用語でいえば橋下は右翼にして新自由主義者である。そういう片づけ方をするなという意見がよく見られるが、それはおかしい。そのような「右翼で新自由主義者」の橋下がなぜ支持されるのかということを考えなければならない。日本のいちばん情けないところは単独で戦争ができないことだの、核武装肯定だの、ニートには拘留のうえ労役をかすだのと、まともな議論以前のいわば戯論の主である。
当然だが、右翼が支持されているのでも新自由主義が支持されているのでもなく、橋下徹が支持されている。「左」側の誰も橋下を突けないとよく論評されるが、そういう意見にも「したり顔の批判」だと思ってしまう。というのは、そういうことを言う人自身も橋下を突けていないからである(むろん、橋下を支持する側の人間が発する言葉であるなら話は別だ)。反対側の誰もが橋下を突けていないからこそ、橋下は多くの人々に支持されている。
そして、もっともおかしいと思うのは、「たとえ橋下徹でも認めるべき点は認めるべきだ」という意見だ。そんなのは当たり前のことであって、ことさらに強調するような話ではない。もちろん一部の「小沢信者」のように、小沢一郎自身が「脱原発派」でも何でもないことを棚に上げて「橋下は本当の『脱原発派』ではない」と言い募る者もいるが、それならなぜお前は自公による菅内閣の不信任案提出を煽り、民主党代表選で海江田万里を推した小沢一郎を支持するのだと言うだけの話だ。蛇足ながらさらに遡ると、2007年に民主党のエネルギー政策をそれまでの「慎重に推進」から「積極的に推進」に転換した当時の民主党代表も、さらに遡って1991年の青森県知事選で保守分裂選挙区になった時、現地入りして劣勢と見られていた原発推進派候補を応援して現地の企業など自民党支持層を締め上げ、推進派候補を逆転当選させた当時の自民党幹事長も、ともに小沢一郎である。
そんな小沢一郎が、たまたま5年前の参議院選挙当時の民主党代表であり、安倍晋三総裁の自民党に参議院選挙で圧勝した実績があるからといって崇拝するようになったのが、いわゆる「左」系の「小沢信者」であり、彼らは仲間うちで小沢信者に対する批判が一切許されない空気を作り上げた。最近、橋下を批判しているある「小沢信者」のブログを見ていたら、小沢に対して言いたいことはたくさんあるとかなんとか書いていて、私は暗に小沢が橋下にすり寄っていることなどを指しているのではないかと邪推したのだが、そのブログも具体的に小沢を批判はしていないのだった。
だが、上記のような「小沢信者」は、日本全体で見れば異端のごく少数派である。マスコミはむしろ小沢一郎批判が状態であるのは周知の通り。だから、「小沢信者」が仲間うちで批判を自粛し合っていても、それは連中の異常な体質を浮き彫りにするだけで実害はない。
私が危惧するのは、それと同じような空気が「橋下徹」をめぐって形成されたらどうなるのかということだ。
マスコミは橋下徹を批判しない。「みんなの党」や公明党を筆頭に、自民党や民主党も橋下徹にすり寄る。民主党の場合特に反執行部系の小沢派が橋下すり寄りにご執心だ。そんな状態で、数少ない橋下批判勢力である「左派」が、「たとえ橋下徹でも認めるべき点は認めるべきだ」などと言っていてどうすると思うのである。なんでそんなに「ものわかりが良い」ポーズをとりたがるのか。そこから生み出されるのは、橋下への批判が一切許されない「大政翼賛会」づくりではないのか。
私もかつて、現在の「小沢信者」たちが集っているブログ村、かつては「AbEnd(安倍晋三終了)」とか「自End(自民党終了)」などと言っていたが、そこの村民だった。その村では、城内実を持ち上げるムーブメントが起こり、私はそれを批判した。結局小沢一郎を批判したことで私は「村」を出たのだが、村内の城内実擁護派は、最後には2008年の国籍法改正をめぐる城内実の許されざる差別発言さえも擁護し、「城内実さんは『9条護憲派』だ」などと口走るに及んだ。
「橋下市長の『脱原発』を応援しよう」という左派のかけ声は、いずれ教育基本条例までも左派が「擁護」ないし「容認」することに転化させる推進力にしかならないのではないかと危惧する。
私はかつて「『わかりやすさ』の落とし穴」について繰り返し書いたが、今では「『ものわかりの良さ』の落とし穴」の方がもっと恐ろしいと思うに至っている。
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橋下氏を批判しない(できない)自称・左派というのは、実質上は「敗北主義」であり「日和見主義」です。
超左翼おじさんの挑戦
http://chousayoku.blog100.fc2.com/
私は主に(橋下徹批判のために・1)で批判を行ないましたが…
その為、管理人氏(松竹氏)も、一旦は橋下氏批判を始めたものの(橋下徹批判のために・2)、橋下批判を行なう為には、変革する対象として、それが左翼自身(彼自身)に及ぶとなると、その「不徹底」に対して批判が集中し、相変わらず左右双方から批判を浴びまくって、再び及び腰になるなど(橋下徹批判のために・3)動揺しています。
情けない左翼の鍛え直しの為には、徹底した批判が必要でしょう。
あたかもそういった「批判」自体が、左翼の退潮を齎したという意見は、完全に転倒しています。
むしろ、そうした「批判」が無かったからこそ、左翼は【成長】しなかったのでしょう。
私は、そう思っています。
2012.01.23 10:18 URL | 伊賀篤=勉強不足のJCP党員 #Xk9Ues7M [ 編集 ]
スカっとするからでしょうね。
イジメの構造と同じです。
いじめられる側になっていなければ、いじめている側に立ってスカっとしたい。それだけ。もちろんただ黙って見ている人も多し。で、自分がイジメられる側になった時に、この仕組みそのものがおかしいって思っても後の祭りなわけだ。ま、橋下が首相になったら天皇もどうなるかわからんよ。そういう意味では彼は右翼的だけど、右翼ではないから。
世界的にみるとアフマディーネジャード+サッチャーを小さくした感じでは?
2012.01.23 10:41 URL | 山階宮 #ehuBx04E [ 編集 ]
今までさんざん反橋下の旗手を気取っていたサヨク(あえて片仮名書きさせていただきます)連中のいくばくかが、脱原発を機に橋下になびきはじめたのは節目になるかもしれません。
このことで無党派層が目を覚まし、橋下に懐疑的になる展開を期待したいですね。
独裁だのファシストだのという声の大きい批判の影に隠れていた、他の本質的な問題点が一気に表にでるきっかけになればいいかと思います。
2012.01.23 10:58 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
数少ない批判勢力である「左派」って。。。
自民党所属の大阪市議・府議にも橋下批判勢力は数多くいるんだけどね。
批判の内容も極めてまっとうだ。
ただ彼らが自己主張すればするほど外野から既得権益保持者扱いを受けて、その声がかき消されがちなのが非常に残念だ。
そして的外れな中央の左派ブンカジンどもの「ハジズム」批判だけが市場に出回る。
最悪だ。
「脱原発」を機に風向きが変わって欲しいな。
2012.01.23 11:15 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
『世界』2月号に北野和希「橋下維新、躍進の理由」という大阪市長選のレポートが載っています。
http://www.iwanami.co.jp/sekai/
当初の世論調査では楽勝ではなく、橋下への疑問の声も多く、序盤ではビラ配りでも受け取りを拒否されなかなかビラがさばけなかったそうです。熱狂的なファンがいる一方で、はっきりと橋下嫌いだと言う人も増えていた。
それが、既成政党が平松、倉田両氏に相乗りしたことで、橋下氏がまた勢いづいた。「独裁」と批判されると「あちらは大政翼賛会」と切り返せるようになり、また国会議員は府連とはちがってどちらにつくかあいまいな態度しか取らなかったこともあって、だんだん橋下が優勢になっていった、とのこと。
そのレポートでは有権者の判断をポピュリズムのひとことで斬って捨てるのはいかがなものかとまとめられていますが、マスコミがこれまで橋下のことをちゃんと一般人に伝えているのかというとそうでもないし、テレビになると、橋下はすでに一種のスターとして扱い、小泉ブームのときに出来上がったフォーマットで人気者・橋下を取り上げているだけにしか見えません。
有権者の判断というけれども、その判断に大きく影響を与えている筈の側が無責任すぎるのではないかと思います。
2012.01.23 12:38 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]
『わかりやすさ』『物分かりのよさ』
これは郵政選挙や、もっと遡ると
『カイザー(ドイツ皇帝)をつるせ』
のワンフレーズで総選挙に勝った第一次大戦後のイギリスもあると思います。
有権者が考える時間があればまた違うと思うのですが、なかなかテレビも発信しないからなあ。
ネットでの情報は鍵になりますかね?(Wikiとか)
2012.01.23 14:12 URL | SPIRIT(スピリット) #Bcjh3QfU [ 編集 ]
今、日本の住民、国民が政治に求めているのは、命・暮らし・自由・権利、・・・の実現である。大阪維新の党橋下の言動は矛盾の坩堝のようなものであり、本質的には風前の灯の観がある。かの、住民の負の感情を扇動しポピュリズムの手法で虚構の票を集めるという選挙のやり口も、早晩メッキが剥げ、失墜するであろう。なんとなれば、彼のポピュリズムには住民・国民の「命・暮らし・自由・権利、・・・を守る」という真摯さがないからである。大阪維新の党自体が元自民党員に依拠して結成され、掲げる「道州制」は永年財界、自民党がその実現を悲願として来たものだ。隠れ自民党「みんなの党」との連携プレーも如実にそのことを証明している。
直近のニュースによると、橋下はいよいよ国政に打って出るそうである。大阪での政治は、大阪の住民のためではなく、国政進出への踏み台に過ぎないのか。自民党政治に「NO!」の審判を下し、公約破りの民主党国民騙しの悪政を断罪する主権者国民の厳しい眼を甘く見てはならない。
2012.01.23 19:33 URL | hamham #wMyNaENg [ 編集 ]
やはり橋下氏の問題というのは、こんな橋下氏を人びとが支持してしまうという問題なのではないでしょうか。
だから、巧妙な戦術を立てて橋下氏を打倒できたとしても、本当の問題は解決できないのではないでしょうか。
こう考えた時、やはり、教育とマスコミの問題が大きいと考えます。
教育については、維新の会の教育に対する姿勢は、(使い古された論法ですが…)人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果に逆行するものだと言わざるを得ません。
以前にも取り上げたことがあるのですが、橋下氏の「お友達」が公募で校長に採用されたと話題になったことがあります。その校長が次のようなコラムを残しているのです。
http://melma.com/backnumber_127865_5282971/
ここで述べられている
>言論統制のない現在の日本で平等選挙を通じて成立する議会の独裁を恐れる必要はない
という言葉は民主主義からの逆行としか言いようがありません。
この感覚を当然のこととされるなんて、とんでもありません。悪夢です。(まあ、でも、すでになっているから、維新の会の躍進なんですけど…。)
せめて、人類の成果を踏まえた教育をすることぐらい続けられないと大変だと思うのですが…。
それから、橋下氏はツイッターによる短い言葉と、テレビでの強い印象が得意ですが、そういうものでしか判断しない人が多いという状況も、やはり教育の問題ですよね。
次の記事何かを見ても、橋下氏よりもよっぽど香山リカ氏の方がまともなことを言っているんですけれども、これも、言い訳とか、屁理屈とか言われるんでしょうね。
http://www.rbbtoday.com/article/2012/01/23/85388.html
でも、敢えて言いますが、そういう人には、きちんと現国や社会の勉強をしましょうと言わざるをえないのではないでしょうか?
ちなみに、私がたまたま目にする香山氏の言動は、そんなに問題があるようには思えないんですよね。こちらには批判的な人が多いですけど。社会心理学的な視点として、割と標準で妥当じゃないかと。
マスコミについては、突っ込みどころ満載の橋下氏に、なぜ、マスコミは突っ込まないのでしょうか?
これ、謎であり、大問題ですね。
最後に、今、まさに橋下氏の政治により不利益を被る人のためには、橋下氏をできるだけ早く退場させなければならないことは分かります。
2012.01.23 21:54 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
教育のことをもう一つ言うと、今、ものを言う保護者に支持される教師って、自分の生徒のために、本当に熱心に、特別に面倒を見てくれる先生だと思うんですよね。
全国優勝を目指す部活動の監督みたいに。
特に勉強についてそうしてくれる先生が人気があるのではないでしょうか。
そして、そういう教師も、感謝されるやりがいと誇りをもって、情熱をかけてますます頑張る。美しいですね。目標大学に合格した時には、抱き合わんばかりに喜びあうのでしょうね。
で、その子が合格した代わりに、合格できなかった人がいる、自分が特別にした人がいい思いをした分、つらい思いをした人がいる、ということは、とりあえず、置いとかれる、と思います。
これは、すごく微妙で、デリケートな問題なんでしょうけど、社会全体の観点からいうと、どうなのかな?と思うことがあります。
それから、こんな目標達成重視で生活感のない教師ばかり(というわけでも、まあ、ないでしょうけど)が増えた時、それはバランスが悪くないのかな?と思うことがあります。
今の企業は喜びそうですよね。
2012.01.23 22:10 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
みんなの党や大阪維新の会の主張している道州制は、「地域主権型道州制」というもので、中央集権を強く否定するかなりえげつない制度です。
発案者はみんなの党所属、元PHP研究所の江口勝彦ですね。
こんなものを導入しようものなら中央政府からの地方へのコントロールがまともに効かなくなり、日本が国としての一体感を喪失してしまいますよ。
地域同士の競争が高じてつぶしあいが生じ、あげくの果てに内戦状態になるかもしれません。
2012.01.23 22:19 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
>無党派層が目を覚まし、橋下に懐疑的になる展開を期待したいですね
私はそんな甘い期待は抱いておりません。もちろん橋下の目論みなども成功するとは思っていません。彼は典型的な口だけ番長なので、挫折するのも早いでしょう。
しかしそれでも無党派層-あえてB層と呼びます-は目を覚まさないでしょう。次なるポピュリズムに騙されて熱狂するのがオチです。
B層はこれまで小泉、民主党、みんななど、その時々の風を読んで大衆に迎合する政治家に投票してきました。何度裏切られてもポピュリストに投票するのです。いい加減学習機能を働かせよと思うのですが、これまでの選挙の繰り返しを見るとB層が目を覚ます期待はできません。
マスコミも影響絶大であることは確かです。特にテレビ朝日はひどい。毎日、橋下の宣伝放送をしない日はないといってもいいくらいに取り上げています。4割の人は橋下に反対しているのに、ですよ。
表層的にしか政治を見ないB層にはテレビがすべてなのです。大宅壮一氏の予言した「一億総白痴化」は半世紀を経て、ものの見事に実現したと言えます(実際にはB層は1億もいないが、テレビの悪影響を予言したということでは的確だ)。
それとちょっと言いたいのですが、「平松は政策を訴えてこなかった」「相乗りしたことが既得権に映った」と選挙に負けた結果論から批判するのはどうかと思います。
ましてやこれまで橋下批判の知識人まで槍玉にあげるのは標的を誤っているとしか思えません。
選挙結果はもっと単純で、「橋下がテレビの人気者で、なんとなく改革してくれそうな気がしたから」という以上のものではないと思います。
2012.01.23 22:20 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
はっきりいって、教育や公務員に関する変な条例をつくっても、全国的に右へならえという現象は意外と起きづらいと思います。
変な決まりごとをつくった都道府県が、教員や公務員志望者から避けられて損するだけですから。
他府県からみたら人材の供給元になってくれるので、反対もせずに放置するのが賢明な姿勢というところでしょう。
過疎県なんかでこんな条例をつくったら、さらに過疎がすすむのが見えています。
だから「ブンカジン」以外からは、表だった批判も少ないのかと。
しかし地域主権型道州制はそうはいきません。
日本国全体が大きな影響を受けてしまいますから。
公務員改革の代償としてはあまりにも大きすぎます。
橋下の場合、物議をかもす政策の影に隠れて、より一層危険な政策が公約としてセットになっていることに注意しなければなりません。
橋下の脱原発に賛成する左翼層は、セットで地域主権型道州制を受け入れるつもりなんでしょうか?
まあ反中央反権力志向ならそれもオッケーなんでしょうねえ、きっと。
2012.01.23 22:43 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
連投ですみません。
橋下氏にマスコミの突っ込みが少ない理由をちょっとひらめいたんですが、橋下氏は、必ずしも突っ込まれていないわけではなくて、突っ込まれたら芸能人時代の芸風と人間関係に戻って許してもらえるという奥儀を持っているのではないでしょうか?
どうでしょうか?
2012.01.23 22:46 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
学齢期の子供へのバラマキが酷い、という批判がありましたけれど、そうだとするとこれまでの「女子高生を泣かせた」新自由主義的イメージとはちょっと違いますよね。むしろ本来の意味のポピュリズムに近いかもしれない。いや、きちんとした政策パッケージとして提出されるなら、好ましい政策ですらあります。たとえば私学無償化や給食義務化なんかは、どんな評価がなされているのか、気になるところです。
そこら辺の評価の難しさもあって、批判の焦点が、山口二郎氏のように、政治手法のほうにいってしまい、議論もすれ違いがちになるのかもしれません。
あと、大阪府や大阪市が橋下に熱狂しているとかいう類の言説も聞きますが、どうも2005年や2009年の総選挙のようなムードでもないと思うんですよね…。
2012.01.23 23:52 URL | カリャマン #- [ 編集 ]
彼は右でもなければ左でもなく、よく言えば、逆ギレしかできないお笑い芸人、悪く言えばチンピラヤクザに過ぎない。こういう人が首長となり政治の実権を握るのは、害悪以外の何物でもないといえる。仮に憲法を改正するのであれば、ドイツみたいに「戦う民主主義」条項を定めてお笑い芸人とそれに準ずる人間の政治への参加を規制すべきではないのかとも思ったりします。危険思想だと言われるかもしれませんが。
2012.01.24 09:34 URL | 脱忖度 #ooMe5kvo [ 編集 ]
しかし、大阪の問題をやっていればいいんだけど、どう考えても大阪の問題と言うより国政がやりたいということで大阪を踏み台にしているような気がするねえ。仮に大阪府と大阪市が合併できなくても、まず2重行政を直したり大阪府で実現したようなディスクローズ体制をやればいいじゃんって思うんだけど、いきなり政策と言うより政局話しでしかも国政なんて話を聞いただけで萎える。上記2項以外の政策は古臭い保守(本質的な伝統的右翼ではなく、懐古で狭量な保守)だからなあ・・。これこれをこう実現したいということを出して仕事を始めるんではなく、なんだかわからないけど敵を作って攻撃してっていうのは本来の日本人からすると野暮っていう世界なんだけどねえ。おいしい物食べていないとかそんな感じがするんだよね。そういう意味ではホントに東京の人は焦ると思うな。
2012.01.24 11:59 URL | 山階宮 #ehuBx04E [ 編集 ]
・「選挙で当選=有権者の意思」=民主主義
なんて子どもたちが受け取ってしまわないか心配です。
選挙はあくまで「入り口」であって、民主主義は主権者が権力を監視してこそ機能するものなのですが、これまで有権者の大半はそれを怠ってきた。
しかし小泉・橋下等マスコミの持ち上げる人間の「既得権」叩き見て、これまでの自分たちの不作為を棚に上げて「既得権」叩きに便乗する。倒錯しているとしか言いようがない・・・。
(マスコミも本来の機能を果たさず「ウンコにタカるハエ」だし・・・。)
そういう意味で「ハシズム」は“教育上”よくないですね。
2012.01.24 13:21 URL | ウサギの耳アカ #- [ 編集 ]
橋下といえば府知事になる前は、核武装論者、徴兵制肯定論者でした。
イデオロギー的には極右弁護士といったところでしょうか。
山口県光市事件は、どうみても傷害致死罪であり死刑が適用される事件ではありません。
まして、薄幸の生い立ちの18歳1ヶ月の少年が起こした事件ですから、本来ならさらに減刑の対象になる事件です。
にもかかわらず最高裁に不当に死刑を指示され、高裁に差し戻された薄幸の少年を、不当な死刑求刑から救おうとする弁護士に対して、懲戒請求を行うのですがら、ズバリ弁護士のクズです。
さらに自らは懲戒請求を行っていなかったのですから、これはもう人間のクズそのものです。
極右でありクズであるこういった人間が、府知事になり市長になり行政をつかさどるのですから、何を行うかは一目瞭然、彼の行っていることは偏見と独断による独裁府政、独裁市制そのものです。
ファシズム、ハシズムの嵐が吹き荒れいまや多くの人が橋下になびき、ご指摘のとおり左派といわれていた一部の人までが橋下になびいています。
そういうと戦前、当初は軍部に批判的だった左派系の人までが、しだいに軍部になびき、軍部が起こした戦争は聖戦である、軍部は無産階級の味方であると言い出し、日本を破滅への道へと導いてしまった戦前を彷彿させます。
「戦前のいつか来た道を再び」懸念を感じ得ません。
2012.01.24 18:24 URL | 風てん #- [ 編集 ]
日を改めてもトラックバックができないので、コメント欄で失礼します。
国民が閉塞感を打ち破ってくれる強いリーダーを求めるあまり、何かやってくれそうな橋下徹氏にやらせてみようと言って無批判、思考停止状態に陥らないか危惧しています。自分で考えることを放棄し人任せでは、本当の民主主義ではありません。
1月15日放送「Mr.サンデー」橋下大阪市長・石原都知事対談 メモ&感想
http://nikonikositaine.blog49.fc2.com/blog-entry-2110.html
NHKスペシャル「シリーズ日本新生 生み出せ!“危機の時代”のリーダー」 一部メモ&感想
http://nikonikositaine.blog49.fc2.com/blog-entry-2111.html
2012.01.24 20:27 URL | ニコ #- [ 編集 ]
学者否定発言もそうだけど、橋下はファシストと言うよりもポルポトに近い。
2012.01.25 01:09 URL | 脱忖度 #- [ 編集 ]
>橋下はファシストと言うよりもポルポト
やり口としては直接手を下すのではなく、サポーターというかファンというか支援者というか、要するに一般市民が手を下すという形になるだろうねえ。
本人は命令もしていないし、ってヤツ。
あとは学者に対しての口撃については、小林よしのりを思い出したよ。
ところで2点
・ラジオDigでの石破の話
http://www.tbsradio.jp/dig/2012/01/post-1561.html
なんだろうなあ、もう少し石破には期待したんだけど、具体的な話としては結局愛国心教育が重要だって どうも古いんだけどなあ。それ以外は言っていることが支離滅裂だし抽象的すぎるし。
やはり民主は終わっているけど自民はもっと終わっているっていうのが聴ける。
・本「対話の回路―小熊英二対談集」
小熊氏の「自衛隊もまた、アフガニスタンのムジャヒディンなどと同じように、冷戦体制の中でアメリカが自身の補完戦力として養成してきた軍事力だ」という指摘は重要。結局、こっちとしては「自衛隊とムジャヒディンなんて思想も違うし装備も規律も違う」なんて勝手にミクロで差異を述べても、アメリカの立場から見たら、アメリカから日本が軍事的に独立したらどうなるかということで分析しているし、その立場はまったく一緒。つまりこの指摘は慧眼なんだよなあ。で、橋下が首相になったらどうするのかねえ、と。
2012.01.25 16:06 URL | 山階宮 #ehuBx04E [ 編集 ]
橋下は議論をしません。自分の言いたいことだけ一方的にまくしたてるだけで、反論者の言うことはまともに聞かないしツッコミを入れられてもまともに答えないでごまかす。橋下の字引に説明責任の文字はない。そして橋下にとって好都合なことに、メディアが橋下に味方してくれています。橋下のヒーローごっこを中継する一方で、橋下が反論者にやりこめられる有様を「NGシーン」として衆目に曝すことのないように配慮する。
だから「反対側の誰もが橋下を突けていないからこそ、橋下は多くの人々に支持されている」というのは正確ではありません。メディアの脚本と編集で「NGシーン」をカットしているだけです。小泉劇場の二番煎じ。本質的には興行主であるメディアと茶番劇に興ずる観客の問題。
http://www.magazine9.jp/karin/090819/
いわゆる左派の迷走は、「小異を捨てて大同につけ、○○の大義のために他のことには目を瞑ってでも△△を支持せよ、□□は引っ込め」「△△を支持しないのは××を利する利敵行為だ」のような全体主義的な同調圧力になびくことの結果です。今の日本では文字通りの「右へ倣え」に他ならないのですが、ヒーローごっこに興じているとそれが「正しくてかっこいい」ことのように思えてしまって、結局オウンゴールを連発してしまうのでしょう。自らあれもこれも小異として目を瞑って捨ててしまう羽目に。
2012.01.25 18:49 URL | Black Joker #RtNpiJ3M [ 編集 ]
公明党に対しては、むしろ維新の会のほうがすり寄っていってる感じがします。
みんなの党→維新→公明という感じの関係かなあ、と。
蜜月のように見えて維新はみんなの党にはそっけなく、公明にはやたら気をつかっているというという声が、大阪からはちらほら出てきてます。
ああなるほどね、という気はします。
みんなの党って関東の一部の県の地域政党の域を出ないところがあるので、全国的にみるとどうでしょうか。
維新的には公明とは是非組みたいみたいで、前々から機会をうかがってた動きは確かにありましたが。
2012.01.25 22:48 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
>橋下はファシストと言うよりもポルポト
ヒトラーは、元ヘボ絵描きだったり、前衛絵画が理解できなかったことがクローズアップされるが、レニ・リーフェンシュタールを推したり、(当時は、まだ聴衆の理解が追いついてなかった)ブルックナーが好きで、それも5番とかが好みだったり、趣味が良い面も有るんだよな。ヒトラーに続けて言及するのは流石に可哀そうだが、石原も一時期は作家だったわけだし。
芸術が理解できないことを公言する橋下は、全く違ったタイプと思う。と言うか、彼自身も彼の熱狂的な支持者も、私にはその心情が内在的に理解できない。
2012.01.26 01:43 URL | debirarabode #pk1Oawbg [ 編集 ]
>debirarabodeさん
橋下を「庶民のふりをしているインテリ」と考えれば理解できるかと思います。
彼の支持層にも少なからずこのテの人はいるでしょう。
「貧乏人ぶっている金持ち」
「わざと下品に振る舞っているお坊っちゃま」
とか。
世間知らずだと思われないために、どこか無理をしている雰囲気を感じるのです。
その「保守」ぶりも何だか板についてませんし。
本人もその支持層も。
2012.01.26 02:35 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
>学齢期の子供へのバラマキが酷い
それは全国テストの結果が悪かったからでしょう。
彼の無茶なところは、一点だけを突出させて、そこだけを肥大化させれば他はなくてもいいという極端な主張をすることです。
これは日本人全員が陥っていることですけどね。
つまり公共事業はやめろ、議員なり公務員なりの人件費は削れ、だけど俺の社会保障は削るな、という身勝手な主張です。
人件費というのは組織を動かす燃料費のようなもので、これをケチれば車はすぐに停まってしまうか、粗悪な燃料(粗悪な人材)を使うしかなくなる。そういった繋がりにあることを気づいていない。社会保障を大きく行うには、それを執行する人件費もその分大きく必要だという、あたりまえのことに気づいていないのか、知っていても無理難題を言って無責任を決め込んでいるのか分かりませんが。
それとそれまで脱原発なんて微塵も唱えていなかったのに、急に脱原発を言い出した連中にはネオリベが多いです。これこそネオリベがポピュリズムの上に構築されている証左と思うのですが。
まあともかく「脱原発」というだけで橋下と共闘しようとする一部サヨクの気が知れません。
橋下をはじめ、武田邦彦、古賀茂明、早川由起夫、こうした連中とはいくら脱原発であっても組む気はまったくありません。
石橋克彦、安斎育郎、山本弘などの人達は、脱原発派なのに、先鋭的な主張をしないということで御用学者よばわりされています。
一部サヨクにとって脱原発って何なんでしょうね?
2012.01.26 22:06 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
>元大阪府民からの伝言さん
橋下は、弁護士として(少なくとも金銭的には)成功しているので、専門知識にテクニカルに通暁してるのは、間違いないでしょう。でも、教養や文化的な素養は感じないな。
もし、「庶民のふりをしているインテリ」だとしたら、余りの演技力に脱帽です。
私は、彼の教養の無さは、「天然」と思いますね。
2012.01.26 22:20 URL | deborarabode #pk1Oawbg [ 編集 ]
「ファシズムは民衆が作り出す」
を、まさに地で行っている橋下人気は私も非常に危険であると思います。
そして、その橋下に対する明確な「対抗馬」が組織的になされていない点も、不安要素でしょう。
先日の山口二郎氏の件でも顕著に表れていましたが、橋下は勝てる相手に勝てる状況でしか喧嘩をしません。そして、その後押しをしているのがマスコミであることも見えています。
このような状況で、孤軍奮闘で橋下に喧嘩を売っても返り討ちに遭い、世間の印象はますます橋下礼賛に傾くだけです。そしてピア・プレッシャーによりファシズムが形成されていく…
現在は右も左も、橋下に対する勢力はほぼ皆無。一部の反対者が細々と口を挟むのみ。このような状況では、着々に組織力をつけている相手に対抗することは難しくなる一方でしょう。この状況こそが、最も憂慮すべきことなのかも知れませんね。
2012.01.26 23:52 URL | 杏 #ynwzvk7I [ 編集 ]
>deborarabodeさん
>橋下は、(・・・)専門知識にテクニカルに通暁してるのは、間違いないでしょう。でも、教養や文化的な素養は感じないな。
>私は、彼の教養の無さは、「天然」と思いますね。
それなら、むしろスターリン似かもしれませんね
ソ連の「社会主義レアリズム」のように日本に「ハシズムレアリズム」なんてのも出てくるかもしれません(って半ば冗談で言ってても恐ろしく感じてしまいます・・・)。
2012.01.27 02:25 URL | ウサギの耳アカ #- [ 編集 ]
今のままでは、2年後には橋下の独裁体制と化す可能性が高いが、かすかな希望があった。
鈴木宗男代表率いる「新党大地・真民主党」。
・TTP反対
・消費税増税反対
・自民党・野中元幹事長の影響あり
・「新党きづな」と違い、中選挙区制寄り。
・「新党きづな」と違い、「反・小沢一郎」と言う報道がある。
「新党大地・真民主党」は、民主党では枝野幸男議員(前原G)と関係が深い。
(意外と見落としやすい)
特に支障が無ければ、応援した方がよいと思います。
2012.01.27 19:51 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]
飯田哲也が大阪市特別顧問になったそうだ。
脱原発というけれど大阪市で何かやるつもりなのか?
平地ばかりじゃ水力発電は無理だ。
太陽光発電を埋め立て地でやるぐらいしかないけど実用化できるほどの規模にはならんだろう。
大阪府と合同でやったところで土地は狭いし大したことはできないよ。
そんなので脱原発を大阪からやろうなんてのはおこがましい。
そう考えるのが普通だろうに。
自分たちは好き勝手に案だけだしておいて、実際は近畿他県にやらせるつもりでいるとしたら失礼な話だ。
2012.01.27 22:41 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
朝まで生テレビを少しみたのですが、例えば、大阪市という大都市の首長がすみずみまで目が届くわけがないなど、現在の政治機構の問題点をある程度的確に橋下氏がついていることも分かりました。
それこそ「既存政党」が放置してきた部分がありますね。
それで、こういうのを打破することを期待されるというのは分かりました。
いっぽう、飯田泰之氏などの税についての主張、~~とっていない部分からきちんととれば良い~~にも、理があると感じているのですが、これも既存政党にはできない。
このあたりが問題ですね。
問題の多い制度を変革できない既存政党しかないなかで、これを変革する期待をもたせる勢力が出てきた。ただし、その勢力には「君が代問題」のような問題がセットになっている。
でも、選択肢はこのどちらかしかないように見える。これが悲劇だと考えます。
(多分、変革+左翼だと、「おそろしい~」と思われるのでしょうね。これは、中曽根時代くらいからの刷り込みではないでしょうか? 印象論ですけど。)
やはり橋下氏を批判すべきは、政治姿勢だと考えます。政策はどっちにしてもろくでもないのだから。
2012.01.28 09:12 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
思ったのですが、野田首相と橋下氏がどちらがましなのかというと、まだ橋下氏なのでは?
なぜなら、橋下氏の悪い部分はすべて野田首相にもあるといえるから。特に民主主義の軽視は。
たんに野田首相は、不言実行なだけ。
それなら、原発とかで変革してくれる新しい方がまだましと。
でも私は橋下氏を支持しませんけど。
2012.01.28 11:24 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
自由報道協会が小沢に授賞。
元北海道新聞、高田昌幸さんのブログから。
高田さんは受賞を辞退。
http://newsnews.exblog.jp/17353600/
2012.01.28 21:16 URL | yellowkitty #- [ 編集 ]
遅れてきた私は、kojitakenさんが過去にこういう議論をしていたことに気づいていなかったのですが、
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100710/1278719632#c
飯田泰之氏は消費税推進で所得税反対ではあるのですが、資産課税は積極推進のようなんですよね。また、分離課税に反対のようでもあるのですよね。
ようするに、得意なものに得意なことをさせよう、無駄に費用のかかることはやめようということなんだと思います。
金融政策と財政政策についてもそうなのでしょう。
決して、貧困層や弱者を切り捨てるというつもりはないのではないかと。
だから、ベーシック・インカムなのでしょう。
また、合理主義、発展至上主義の面もみられるので、時代にあわなくなった産業に退場してもらっても不幸が小さくなるという意味で、ベーシック・インカムなのでしょう。
そして、こういう人たちが、「みんなの党」や橋下氏に近づくと言うのは、権力を握っても、決して自分たちの考えを実行してくれない――むしろ、それに対して最大限の抵抗をする――既存政党に見切りをつけたということなのでしょう。
と、私は考えました。
知りたいのは、彼らが、みんなの党や橋下氏を結局既存政党と同じ歪んだ利益のための集団に過ぎないと考えているのかどうかということです。
考えているのに近づくのなら、やはり彼らも問題があると考えます。
考えていないのなら、――みんなの党や橋下氏ってどうなのでしょう?
と、問題発言をしてみます。
でも、私はまだ、そっちに行くつもりはありませんよ。
2012.01.29 09:00 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
私は以前にも述べましたが、消費税増税に必ずしも反対ではありません。
しかし税というのは基本的に多く得た者が多く負担すべきものです。この大原則を崩すわけにはいきません。欧州福祉国家は消費税は高いですが、累進性も(消費税を含め)高く設定されています。
結果として傾斜税率負担がなされるなら、消費税増税も受けいれます。
ただdongfang氏が何度も述べておられるように、「増税する前に議員や公務員に身を切る努力を、と述べるのは全面的に間違った考えである」というのはその通りだと思います。
議員を減らせば国民の声の代表者が減ることになる。しかも民主党の議員削減案は、与党の偉いさんには何も影響は回ってこない。身を切るのは小政党だけというペテンもはなはだしいものです。
国家公務員給与を削減すれば言うまでもなく悪影響は地方公務員、さらに民間にまでひろがる。公務員だって増税の負担を負うのに、給与まで下げられるいわれはない、と主張するのは当然のことですね。
そもそも増税と行政規模を交換条件にすること自体がおかしいことです。
こんな精神論じみた阿呆な論理を、大マスコミまでが大真面目に主張していることがこの国の最大の不幸と言えます。
2012.01.29 22:31 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
成長戦略の欠落について指摘する人がいないのは何故。あと、増える高齢者医療の根本的な対策とか。ビジョンがないよね。
蓋し、ビジョン無き者政を語るべからず。
2012.01.30 03:23 URL | バルバロッサ #- [ 編集 ]
‘闇の声’ではハシゲはただの極道で、同じく極道でチンピラにして芸人だったシャクレと杯を交わした仲のような昵懇で奴のテレビ界復帰に前向きで、経済政策の考えもお粗末で、甲子園球場を潰して代わりに大開発した方がよっぽどいいと言いていた村上ファンドの人の方が次元違いに大阪経済のこと認識していると言い、とどのつまりはもともと同じ根であった極道と共に河原もの集団(by永六輔)から進化を遂げた吉本に現在のメディア支配からさらに大阪・日本支配に触手を伸ばして特亜極道の世にして市民・国民をその元に隷属させ、豆柄のように搾り取り切ろうとしてるんだと!!
2012.01.30 10:50 URL | 戦後体制極東探題・朝鮮人 #- [ 編集 ]
教養なんて必要ねーんだよ。
ということなんでしょう。
要するに。
そういう社会にしようとしているわけですよ。
だからこそ教養人を根こそぎにするんでしょうなあ。ある意味文革ですよ。
2012.01.30 18:58 URL | 山階宮 #ehuBx04E [ 編集 ]
朝生を1時間ばかりみて、その後ネットでその反響を見た感想。
・勝ち負け論が好きな人が多いね
・テレビのディベートにしては、バトル企画みたいなものにしては、田原氏司会にしては、問題点や合意点の相互確認が案外できていたのでは?
・でも、そう見えた人は少ないみたいね
・発送電分離とか、大都市の政治制度の改革とか、橋下氏の改革に理がある部分も多い
・「反橋下」もそれを批判しなかった(だから負け?)
・薬師院教授は、「万事が詐欺」と言いにきただけなのだから、話を逸らそうとすると、そりゃあ、話を逸らすなと食い下がるしかないでしょう(まあ、あの程度の詐欺、政治家みんなしているから、いっか?)
・代わりにビジョンを示せって、それができれば、それこそ待望の「リーダー」降臨
・反橋下の人は、橋下氏の改革は成功するかどうか見えないけど、やり方に問題があるのは確かと言っているようだ
・それはまっとうな意見では?
・ツイッターみたいに罵らないじゃん
・先生が起立して君が代を歌えば、犯罪は減るのですね?って、あの場面では、極論でも何でもなくて、極めてまともな質問では?
・戦争体験世代の君が代へのわだかまりなんかまったく無視してしまうネット世論を見ていると、石原安倍(多分中曽根も)教育政策はやはり恐ろしいのか?
・となると、やはり教育基本条例は恐ろしい
・今、リー・クワンユーを求めている人が実は多いのか?
・やはり橋下氏よりも橋下氏を支持する人たちの方が怖い
2012.01.30 23:07 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
>>山階宮さん
いや恐ろしいっすね。
事態がさらに進展するようなら、身を屈めて、バカの失脚と、「小平」の登場を待つことにしよう。
2012.02.01 19:19 URL | deborarabode #pk1Oawbg [ 編集 ]
橋下は、右翼からも批判されていますよ。
①TPP推進派
②「地域主権型道州制度」=アナーキズム
だそうです。
2012.02.01 22:27 URL | 大阪市民 #/dN1ulDc [ 編集 ]
最近コメント欄にお邪魔したところ2か所で知った次の論考をよく読んでみたら、朝生のときに、「路地裏まで知っている…」とかの橋下氏の論法に少し納得していたことが少し恥ずかしくなりました…(バランス良く見ることができる自分~って、なってたような?)。
やっぱりメディア・リテラシーやセンスがまだまだです…。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/11-1/murakami.pdf
2012.02.09 22:14 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
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ネットでの再会
★今日の仕事では、午前中には、すんなりと、H社の北米の物件の再見積を終らせる事が出来た。午後からは1件の雑用(元・見積グループに居た人が作製した予算書の保存と登録と連絡メール)をやった他は、やっと現●北京の予算書に取り掛かれた(今週中には仕上げたい)。週
2012.01.24 09:14 | 伊賀篤の日記